ドラムを演奏する上で必要な要素はたくさんありますが、
シングルストロークが一番重要といっても過言ではないと思います。
きちんとした、ストロークを身につければ上達も早いです。
逆に、イマイチ上達しないなぁと思うときに、基礎を見つめなおすと、
それだけで解決の糸口をつかめたりしますので、普段からチェックするクセをつけておくことをオススメします。


メニュー
☆グリップ ・ジャーマングリップ ☆ストローク ・フルストローク
  ・フレンチグリップ   ・ダウンストローク
  ・アメリカングリップ   ・タップストローク
  ・左手のグリップ   ・アップストローク
☆ハイトコントロール
☆連続したストローク
☆ストーンキラー

☆グリップ

まず、一番初めにグリップから見ていきましょう。
大きく分けて、ジャーマン、フレンチ、アメリカンの3種類があります。

すべてのグリップに共通することですが、人差し指(第二関節あたり)と親指でしっかり支点をつくり、
他の指をそえていきます。 慣れるまでは、グリップに余計なアソビが出来ないようにしっかり握ると良いでしょう。

ジャーマングリップ

手の甲を上に向けるように構えます。

腕の延長上にスティックがあることを意識すると良いでしょう。
ジャーマングリップの利点は、手首でコントロールすることによる安定感、
弱いストロークのコントロールのしやすさ等があげられます。(動画準備中)

フレンチグリップ

親指、人差し指で支点をつくるところまでは一緒ですが、
フレンチグリップは親指を上に向けるように構えます。

親指を支点にしてその他の指でリバウンドを使い(コントロールして)ストロークします。
フレンチグリップの利点は、指を使ったストロークといえます。
指を使う(小さい筋肉を細かく使う)ことによってスピードアップが容易になります。(動画準備中)

アメリカングリップ

ジャーマングリップとフレンチグリップのちょうど中間くらいのグリップです。

アメリカングリップの利点は、ストロークが安定しやすく比較的スピードも上げやすい、
ジャーマンとフレンチの中間的なグリップといえます。(動画準備中)

左手のグリップ

マッチドグリップに関しては右手と同じなので割愛します。
トラディッショナルグリップ(レギュラーグリップとも呼ばれます) は、
まず、人差し指と親指の付け根に挟みます。このとき隙間が出来ないよう注意。
隙間ができると、グリップが弱くなり、ストロークが不安定になってしまいます。

そのまま、中指と薬指で挟みます。
薬指にスティックを乗っける感じです。人差し指をスティックにかけるとより安定感が増します。
マーチングプレイヤーは人差し指をかける方が多く、
ジャズプレイヤーは人差し指をかけない方が多いと思います。どちらが良いかは好みなので一概には言えません。

 

☆ストローク

基本的なグリップを学んだら、次はストロークの解説の移ります。
一般的に基本と呼ばれるフル、ダウン、タップ、アップの4種類のストロークを紹介します。

まずはじめに、レディポジションを設定します。
レディポジションとは、ストローク時の待機位置のことで、ここを基準にスティックを上げたり落としたりします。

待機位置が上(ハイポジション)の時のストローク

フルストローク(アクセントストローク)

ハイポジションからスティックを振り下ろし、打面に当たったリバウンドに逆らわず
そのまま元の位置まで戻します。(動画)

ダウンストローク(アクセントストローク)

ハイポジションからスティックを振り下ろし、打面に当たった瞬間に握りこみ、リバウンドを殺す。
ダウンストローク後の待機位置は一般的に打面から2〜3cm(1inch)と言われています。 (動画)

待機位置が下(ローポジション)の時のストローク

タップストローク(ノーアクセントストローク)

ローポジションからスティックを落とし、打面を触るように叩くタップストローク。
一般的に手首で行うものをリストタップ、指で行うものをフィンガータップと言います。(動画)

アップストローク(ノーアクセントストローク)

ローポジションからタップストロークの要領で打面を叩いた後、
手首を返してハイポジションまでもっていきます。
モーションに変なクセがつかないように、鏡などを見ながら練習すると良いでしょう。(動画)

 

☆ハイトコントロール

音の強弱にはスティッキングスピードを同じにした場合、打面からの高さが、強弱を決める重要な要素となります。
このように、叩く時に打面からの高さを変えることによって音の強弱をコントロールすることを、ハイトコントロールと言います。

 

☆連続したストローク

基本となる4種類のストロークを解説しましたが、これだけではフレーズは叩けません。
ストロークの連続性を学びましょう。

それぞれ4つのストロークには始点と終点が2種類ずつ(ハイポジション、ローポジション)あります。
フルストロークは、ハイポジションから始まりハイポジションで終わる。
ダウンストロークは、ハイポジションから始まりローポジションで終わる。
タップストロークは、ローポジションから始まりローポジションで終わる。
アップストロークは、ローポジションから始まりハイポジションで終わる。
つまり、ハイポジションで終わるストローク(フル、アップ)の次には、ローポジションで始まるストローク(タップ、アップ)は叩けないということです。
逆もまた然りです。(ローポジションで終わるストロークの次には、ハイポジションで始まるストロークは叩けない)

これらを踏まえて、以下の譜面をたたいてみましょう。(動画)
1フレーズを1拍(9〜12は2拍)として、1〜2小節単位で1番から順番にやっていきます。
譜面の下の記号は、H=フル、D=ダウン、T=タップ、U=アップです。

この練習でキモなのは、カッコ内に表記された記号です。
たとえば1番から2番に移るとき、本来なら1番の最後の左手はTですが、2番の最初の左手がDなため、
1番の最後をUに変えて、スティックをハイポジションまで持っていく必要があります。

普段何気なく出来ていることかも知れませんが、これをアタマで理解しているのとしていないのでは雲泥の差がありますので、
始めのうちはゆっくり考えながら練習することをオススメします。
また、速いフレーズが叩けないとか、フィルのリズムがぎこちなくなるとかいった場合も、このセオリーを思い出してみると、
思いのほか上手く出来たりすることがありますので、意識しても、無意識でも出来るようになると良いと思います。

 

同じ要領で3連符にもチャレンジしてみましょう。(動画)

注意すべき点は16分音符の時と同じですが、
音符の個数自体が少ないので、忙しい感じがすると思います。
始めはゆっくりとできるテンポで考えながらやりましょう。

 

☆ストーンキラー

ここまでのセオリーを使って、もっともっとスピードアップを図る練習法があります。
それがストーンキラーと呼ばれる練習法です。
練習というよりは筋トレに近いですが、安定したストロークを身につけるためには効果的かと思います。