| 2009年10月11日 年間第28主日 |
マルコによる聖福音
そのとき、イエスが旅に出ようとされると、ある人が走り寄って、ひざまずいて尋ねた。 「善い先生、永遠の命を受け継ぐには、何をすればよいでしょうか。」 イエスは言われた。 「なぜ、わたしを『善い』と言うのか。 神おひとりのほかに、善い者はだれもいない。 『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証するな、奪い取るな、父母を敬え』という掟をあなたは知っているはずだ。」
すると彼は、「先生、そういうことはみな、子供の時から守ってきました」と言った。 イエスは彼を見つめ、慈しんで言われた。 「あなたに欠けているものが一つある。 行って持っている物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。 そうすれば、天に富を積むことになる。 それから、わたしに従いなさい。」
その人はこの言葉に気を落とし、悲しみながら立ち去った。 たくさんの財産を持っていたからである。 イエスは弟子たちを見回して言われた。 「財産のある者が神の国に入るのは、なんと難しいことか。」 弟子たちはこの言葉を聞いて驚いた。
イエスは更に言葉を続けられた。 「子たちよ、神の国に入るのは、なんと難しいことか。 金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」 弟子たちはますます驚いて、「それでは、だれが救われるのだろうか」と互いに言った。 イエスは彼らを見つめて言われた。 「人間にできることではないが、神にはできる。 神は何でもできるからだ。」 ペトロがイエスに、「このとおり、わたしたちは何もかも捨ててあなたに従って参りました」と言いだした。 イエスは言われた。 「はっきり言っておく。 わたしのためまた福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子供、畑を捨てた者はだれでも、今この世で、迫害も受けるが、家、兄弟、姉妹、母、子供、畑も百倍受け、後の世では永遠の命を受ける。
(マルコ 10:17-30)