材料と道具/(金繕い/金継ぎ)

材料と道具/(金繕い/金継ぎ)


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そりゃあ憧れはやっぱり、『本漆に金粉』を使った直し! でも。ワタシはせっかちなので、漆を何層も塗り重ねて補修する・・・というのは、性格的に無理。(笑) ということで、欠損部分を埋めるのには、充填材を選択。食器に『エポキシ樹脂系補修剤』を使うのは、なんとなくイヤな感じがしたけれど。ワタシが繕うのは、専ら縁にできた小さな欠け(ホツ)なので。まず食品が触れることはないし、上から漆と金粉でコーティングするわけだから・・・と納得して使ってます。

また『エポキシ樹脂系補修剤』はヤセが激しい・・・と聞くけれど、まだ、数年しか経ってないので、今のところ直した器での実感はないデス。見苦しいくらいやせたり、取れたりしたら、また直せばいいや(^^ゞ・・・そんな気持ちでやってます。

が、滅多に繕いをしないワタシは、残った補修剤の未使用部分を保管中に結構劣化させてしまいました。繕いをするたび、補修剤買わなきゃいけないのもなーと、別の充填材候補を試している・・・今はそんな状態デス。


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■充填材

・エポキシ樹脂系補修剤

硬化時間の長いものの方があせらずに作業できます。特に何個か1度に作業をするときはオススメです。下の例にあげたものは、硬化時間の長いものですが、それでも30分以内に作業を終えなければいけません。ホームセンター等で手に入ります。

(例)エポキシパテ水中用 60g 6時間硬化型 \560
セメダイン株式会社 0120-58-4929
これは2層になっていて、それを混ぜ合わせることによって硬化が始ります。


・麦漆+水で練ったとの粉(コクソもどきってことか?)

麦漆・・・『漆』と『水で練った小麦粉』を混ぜ合わせたモノ。配合比率は『7:3〜6:4』ぐらいらしいデス。今回の充填材はこれに水で練ったとの粉を加えました。

* コクソ・・・生漆と糊と木粉を混ぜたモノ。(生漆:糊:木粉=10:10:5くらいか?)
糊(米糊or小麦粉糊)を充分練って、木粉を混ぜて練る。さらに生漆を入れてまた練る・・・らしい。 漆工芸の木地の調整などに使う模様。

(『木地→木粉』なら『陶磁器→との粉?』ということか? それとも手に入りやすいから?)

テスト配合:糊10  漆15  砥の粉5  


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■漆

・新漆

かぶれの心配がほとんどない新漆。乾燥のための「ムロ」も必要ありません。大量に使うものではないので、小さなもので十分。釣具店で竿などの補修用に売られています。

(例)ふぐ印・新うるし 黒 ¥260  
桜井釣漁具株式会社 03-3252-0711


・本漆

かぶれの心配があるので、道具を洗い終わるまで手袋着用で使用。乾燥は、『温度20〜25℃前後 湿度70〜80%前後 』の環境で。



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■うすめ液 兼 洗い液

使用する漆にあったものを選びます。漆の粘度を調整したり、使用後の筆や小皿を洗浄します。

・新漆用

(例)N.T.製特製うるし専用うすめ液 40ml ¥280
東邦産業株式会社
(できれば新漆と同じメーカーのものが欲しかったのですが、お店で扱っていなかったので仕方なく。)


・本漆用

ガムテレピン油 



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■金粉

・絵画用の泥粉

絵画用の泥粉は日本画の画材を取り扱っているお店などでも手に入りますが、金箔屋さん等のお店(卸・小売りをしている)の方が安く手に入ります。

(例)純金泥 0.4g ¥3200(画材屋さん)
(例)純金泥 1g ¥5500(漆屋さん)
0.4gを2000円弱で手に入れている方もいらっしゃいます。

純金以外の泥粉を使っての繕いも素敵です。

  • 銀泥…銀は次第に硫化して、黒くなってきます。それを承知して使います。
  • 青金泥…金と銀の合金。色は白っぽい金色です。


・丸粉(2号)

わたし自身はまだ使ったことがないのです(泥粉がまだまだあるので 汗)が丸粉(2号)が良いという情報もいただきました! (感謝 ^_^)


*泥粉・・・ 金箔や銀箔などの箔を粉にしたもの。

*丸粉(情報提供:萩原さま)・・・ 金塊を削って粉にしたもので数字で号数がついています。 数字が大きくなるほど、粒が大きくなります。 私は、丸粉の2号(1g 3800円)を使用しています。 金泥を使用した金継ぎより、より金属的な重みのある仕上がりになります。



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■その他

  • との粉…充填材をつくったり、充填材を削るときに使います。
  • ヘラ…充填材を混ぜるときに使用。プリンなどについてくるプラスチックのスプーンでも、何でも。
  • 塗り筆…漆を塗るときに使います。細い筆が良いです。漆は粘りがあるので、水彩用よりは油絵用の方が良い気がします。
  • 蒔き筆…金粉を蒔くときに使います。うちにあった水彩の平筆を使ったのですが、なかなか良かったです。
  • 真綿…金粉を押さえるときに使います。これはなくてもさほど困りません。
  • 小皿・カッター


■参考図書

  • 「金繕い工房」原一菜 里文出版 (1998年) ¥2500
  • NHK「おしゃれ工房」1999年2月号 P77〜82 ¥480
  • 「やきもの修理法」本多郁雄 里文出版 ¥1400
  • 「別冊太陽 骨董を楽しむ−5 小皿豆皿1000」平凡社 (1995年) P162〜165 ¥2600 (情報提供:萩原さま)
    ・・・あは。最近は、本、チェックしてませーん。(^^ゞ よい本があったら教えてくださいませませ。



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