システム・レイアウト (2004. 1.11更新) (このページは、昇順に掲載してあります。) |
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ストーンテクノの実験室で活躍しているメインシステムの構成 |
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| 私のオーディオ歴については他のページに書いたとおりですが、実験室の装置は、その性格上、たびたび変更するので、最新の装置は現在進行形です。こんな具合ですから、「今は何を使っているのですか?」という質問を受けますが、簡単に書くと下記の通りです。 |
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| (2003.10.26 写真追加掲載) プログラムソース系
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コントロール系 ![]() デジタル・ヴォイシング・イコライザー アキュフェーズ DG−38 デジタル・プリアンプ アキュフェーズ DC−330 |
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帯域分割系 ![]() アナログ・チャンネルディバイダー メジャグラン 特注品 デジタル・チャンネルディバイダー アキュフェーズ DF−35 |
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メインアンプ系
超低域用 ジェフローランド MODEL1×2 低域用 NEC M−1000×4 中低域用 NEC M−1000×2 中高域用 金田式 特注品 高域用 金田式 特注品 超高域用 デノン PMA−390W 低域用から高域用までのアンプは、壁の向こう側にセットしてあるので、容易に写真が撮れません。 |
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スピーカー系
超低域用 10〜17Hz TAD TL−1601a改造品×4 低域用 〜31.5Hz アルティック 416−8B×4 中低域用 250〜1,250Hz マッコーレ 25p×4 中高域用 1,250〜5,000Hz SME SUP−T11×2 高域用 5,000〜 TAD TD−2001×2 超高域用 20,000Hz〜 エクスクルーシブ ET−703×2 スピーカーは、全て壁バッフルにマウントしてありますが、この方法は、スピーカーを動かせないので 定在波対策が難しくなります。他の方にお奨めする訳ではありません。 |
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| (2003.3.5記入) マイ・システムについてのコメント |
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| 他の人のシステム構成を見ただけで、どんな音が聞こえるか判ったら、あなたはオーディオの達人です。私は、未だその域に達していません。オーディオは奥が深く、同じ機器を使用しても、リスナーによって違う音になるからです。 メーカー製の名の知れたスピーカーシステムでも、部屋の構造と使い方で驚くほど変わるのですから、私のようなマルチアンプ駆動のオリジナル・スピーカーシステムでは、見当が付きかねるかも知れません。 低域のクロスオーバー 一つだけ種明かしをしましょう。キャリアの有る方ならお気づきと思いますが、私のシステムは、低域のクロスオーバーに特徴があります。 1.超低域は、10Hz以下を−12db/octカットして、17Hz以上を−12db/octのカーブでカットするバンドパスフィルターを通してブーストしてあります。 2.低域は、下をノーカット、31.5Hz以上を−6db/octのカーブでカットしてブーストしています。 3.超低域と超高域は、メジャグラン製の特注ディバイダーで信号処理をしている訳ですが、31.5Hz以下は、40pウーファー8本で再生されます。 アキュフェーズのDF−35は、システムの中心を構成する4Wayを受け持ち、アナログのディバイダーが超低域と超高域を受け持つので、合わせて6Wayマルチアンプシステムになるわけです。 |
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| スピーカーシステム | ||||||
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| (2003.3.14加筆) 低域は大面積振動板が自然 |
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| 私は、低域や超低域は、大きな振動板を持つユニットに受け持たすことが良いと考えています。低音楽器は、コントラバスや大太鼓に見られるように、波長の長い音を発生するので、例外なく大型です。再生装置も、これに近い大きさを持つ方が自然で、理に適っています。 高域と違って、低域はたくさんの空気をゆっくり動かす必要があるので、小さな振動板では、粗密波を巧く発生さることができない筈です。それならばと、振幅を大きくして体積を増やしても、今度は、空気が周りに逃げて「空振り」になってしまいます。小口径のスピーカーが、遠くまで低音を響かせられない原因が此処にあります。 私の場合は箱の音を嫌って、壁バッフルに、超低域用40pウーファーを4本、低域用に左右それぞれ2本、合計8本も取り付けましたが、この方法では、ユニットの低域限界まで素直な音は聴けるものの、移動することができません。「フィロソフィー」のページで定在波対策について書きましたが、スピーカーは動かせるように作る方が良いと思います。 |
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低域を再生するための工夫 |
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| 大口径ユニットを使うには大きなエンクロージャーが必要で、空間の確保が容易でありません。そこで、登場したのが、バスレフシステムです。これは、位相反転用のポートを持つ箱を使って、低域を補強しようとする試みです。このタイプのシステムを測定してみると、ユニットの振動板から直接発生する音のレベルより、遙に高いレベルの低音が、ポートから出ている事が解ります。しかし、このタイプは、エンクロージャーは小型化できるものの、特定周波数の低音が強調されやすく、共振周波数以下は逆相の音を発生させレベルが低下します。そのうえ、過渡特性が悪化しやすいのが難点です。 この他に、小さいけれども重い振動系を共振させて、低音感を強調するシステムも作られています。このタイプは、更にエンクロージャーの小型化に成功していますが、代わりに過渡特性が犠牲になっています。重低音という言葉がありますが、このタイプのスピーカーの出す音を指すのではないでしょうか。生演奏で聴かれる低音は、余り重くないと思うのですが、皆さんには、どのように聞こえますか? もう一つの方法として、共鳴を積極的に活用して超低域を発生させるシステムも作られています。このタイプは、小型で効率が良く、巧く設計すると、大きさからは信じられないような低音を取り出せます。しかし、私の耳には、やはり、不自然な低音に聞こえてしまいます。ただし、過渡特性の良さが余り要求されない、超低域に限って用いるなら、なかなか有効な方法で存在価値があると思います。 |
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低域と中低域の繋ぎ方 |
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| 低域のクロスオーバーに関するコメントを読んで、低域と中低域の間が離れているので、大きなブランクができるのではないか?と、疑問を持たれるでしょうが心配ご無用です。壁バッフルでは、バスレフのような共振系を加えたシステムと異なり、低域側がダラ下がりになります。従って、低域は、超低域でのカットとブーストによって中低域と巧く繋がるのです。このことは、「メジャグラン」の稲田氏が行った、周波数特性の測定で確認しています。それぞれのユニットの極性・フェーズについても、実験のうえで決めたことは言うまでもありません。 |
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| (2003.3.9記入) 中低域の扱いは以外に難しい |
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| 私が、中低域に使っているのは、マッコーレの25pミッドバス・ユニットですが、アメリカのマッコーレ社を知る人は殆どいないと思います。「オーディオ歴」のページにも書きましたが、このメーカーは、プロフェッショナルユースのユニットとシステムを手がけている会社で、JBLと同じ様なラインナップを構成しています。私は、このメーカの存在を「MJ」誌のグラビアページで知り、インターネットで資料を手に入れました。25pから38pまでの同軸2ウェイを、ウーファーコーン・バスケットと、ツィータ・磁気回路アッセンブリーとに分けて販売しているのが特徴です。 マッコーレ社のユニットは、ヘビーデューティーなタイプが多いのですが、私が使用しているのは、シングルダンパーのタイプです。ボイスコイルの直径が100oもあり、磁気回路アッセンブリーは、直径がコーンの大きさと同じくらいあるので、質量が10sあります。コーン紙は、カーボンを混入させたペーパー製と説明されています。 このユニットに、現在、250Hzから1,250Hzまで受け持たせているわけですが、以前は、下のクロスを125Hzまで下げて使ったこともあります。こうすると、スッキリした感じにはなるのですが、エネルギー感が少し弱まります。横列にパラレルでレイアウトしている416−8Bの高域側を、なるべく低いところでカットしてやりたいのですが、トータルバランスを考慮すると、この辺が適当なようです。 中低域は、再生音のボディーを決めるせいか、たいそうクリティカルで、クロスポンントを50Hz移動しても変化が解ります。 |
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ユニット選びのポイント |
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| 中低域用のユニットは、4Wayシステムを計画する人が少ないせいか、あまり種類が多くありません。特定の組み合わせ、システム用のユニットを採用しようとすると、いきおい、メーカー製システムのコピーになってしまいます。クラフトマンとしては、これでは面白くありません。自作するなら、低域とのクロスを下げて使いたくなりますが、こうなるとホーン型は大きくなり過ぎてうまくありません。一方、コーン型は、ほとんど200Hz程度までしか使えず、ユニット選びで困ります。 ここで、お奨めしたいのが、中口径のウーファーかフルレンジユニットです。ただし、低域を欲張った振動系の重いタイプは避けます。このタイプは、中低域のフットワークが良くありません。この点、フルレンジ用は、振動系が軽いので好適です。口径は、低域ユニットとのバランスを考慮して決めますが、25〜30pで、たいてい巧くいくはずです。 |
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| (2003.3.11記入) 中域はホーンタイプ |
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| 中域は、現在、SME(ソニー・ミュージック・エンターテイメント)の2吋ドライバーを使っているわけですが、ホーンは、木製の小さなタイプを繋いでいます。三階に実験室を設けてから、中音域は、これまで、PIONEERの13o、JBL,TAD,FOSTEXなどの1吋、ALTECの1.5吋、JBL,TADなどの2吋ドライバーを試しました。ホーンは、木製、樹脂製、アルミ合金製などのショートカット・タイプ、フルサイズ・タイプを問わず、殆どの製品を実験しましたが、これらの製品は、それぞれ特徴があり一長一短でした。 中域にコーン型やドーム型を使わずホーン型にしているのは、このタイプならではの変換効率の良さ、力強さを評価するからです。コーン型は、分割振動が低い周波数から始まり、高いところまで使えません。ドーム型は、指向性が良く、比較的高いところまで使えますが、なんとしても効率が低すぎます。そのうえ、金管楽器などのエネルギー感の表現に難点があるように聞こえます。この点、ホーン型は殆どのものが、コーンやドームタイプに較べて20dbも能率が高く、アンプの負担が遙に軽くて済みます。 |
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家庭用のホーンは短めに |
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| 現在、私は、大型のホーンを使わず短めのホーンを採用していますが、これは、コーン型のミッドバスを採用したことに関係があります。ホーン型で中低域まで受け持たせようとすると、一般的な部屋に納まらないほど大きくなり、実用的で無いばかりか巧くレイアウトできません。マニアに使用例の多いカットオフ250Hz程度のホーンは、500Hz以上でなければロードが掛かりません。これでは、クロスが下げられず、40pクラスのウーファーを高い方まで使うことになり、低域ユニットの負担が大きすぎます。ホーンを使った大型システム特有の「重い音」は、ここに原因があるのではないでしょうか。しかし、大口径ウーファーの中低域と、大きめのホーンを低域まで使った音、PAサウンドとも言うべき音を好む人は別です。 最近のコンサートでは、クラシックを除いて殆どPAを使っており、生音の中にも電気装置の音が含まれています。アコースティックな音に電気仕掛けの音が混じると、途端に濁った感じに聞こえます。中には、わざわざディストーションを掛ける場合さえありますが、私は、とても好きになれません。 中域と低域を巧く繋ぐには、ミッドバスを挿入するしかありません。こうすれば、中域は小型のホーンで済みます。しかし、ショートホーンは、開口が小さく、カットオフが高めになりますので、低い帯域まで使えません。一方、コーン型のミッドバスは、分割振動するので高い帯域まで使いたくありません。ここに、コーン型とホーン型を繋ぐ場合の一つの矛盾があります。そればかりか、ストーンテクノの場合、ミッドバスが横並びのパラレルなので、なおさら高いところまで使えません。ミッドバスとミッドとのクロスオーバー周波数を、2吋ドライバーを採用したにも関わらず、1,250Hzに決めたのは、この辺の兼ね合いを検討し、実験を重ねた結果です。 |
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| (2003.3.16記入) ホーン型にも欠点はある |
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| 中域以上にホーンを採用した私のシステムですが、ホーン型にも欠点はあると思います。自分が好きでないから、その様に感じるのかも知れませんが、ホーンロードをたっぷり掛けた長いホーンは、特有のメガホン臭い音に聞こえるのです。とりわけ、シアター用や、拡声器として設計された金属製ホーンの甲高い音、文字通り金属的な音には耐えられません。 この種のホーンスピーカーは、音の通りがよいので、大きなホールや屋外での使用には威力を発揮しますが、一般家庭の居間などで使うには向いていないと思います。それでも愛好者が少なくないのは、コンサートのPA装置に使われることが多く、これを使うと同じ傾向の音が聞けるからでしょう。 金属製ホーンの鳴きを抑えるためにデッドニングを試みる人がいますが、私も、コンクリートで強固に固めたことがあります。この結果、質量が100sにもなってしまいましたが、共振らしきものは確かに無くなりました。何処を叩いてもコチコチのホーンから出る音は、以前とは別物で、確かに静かになりました。しかし、メガホン臭い音は、やはり残りました。 「ホーン臭い音」の原因は、ホーンの共振だけでなく、高域になるほど奧に移動する音像、ホーンの中で起こる気柱共振や、ホーン壁に信号がぶつかる反射現象などのようです。 このように考えると、ホーン型は欠点が多く、構造が単純・シンプルなドーム型などダイレクト・ラジエーター・タイプの方が良さそうですが、こちらは、空気をしっかりグリップしていない印象で、エネルギー感が物足りません。私が、扱いの難しさを承知しながらホーン型を使っているのは、ひとえに生音のような力強さと効率の良さを求めるからです。 |
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ホーン臭くないホーン型? |
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| 前述したように、私が、長いホーンを止めて短いホーンにしたのは、ホーン臭い音を嫌ったからですが、指向性の良い小さなホーンに換えると、高域側の自然さと引き替えに、今度は低域側が犠牲になります。しかし、この結果、ダイレクトラジエーターのようなスッキリした音、夾雑物の存在を感じさせない、爽やかな再生が可能になるのですから、そうせざるを得ません。オーディオには、どうも矛盾が付きまとうようです。 | ||||||
2吋ドライバーの上限は5KHz |
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| 2吋ドライバーの高域側は、一般に、8,000から10,000Hz程度まで使う方が多いようです。ソニーのドライバーの場合、高域共振が高く、F特性が23,000Hzまで伸びているから、ツィータを足さなくとも良いという意見もあるようですが、これは無理だと思います。PA用に使ったり、ジャズオンリーで聴くなら兎も角、クラシックを聴くと高域が寂しく聞こえます。その原因が、分割振動にあるのか、振動板の過渡応答にあるのか、はたまた、高域の波長に較べて大きなホーンのせいなのか、正確に解りませんが、高域のエネルギー感が聞き取れません。何れにしても、アルミ合金にせよ、ベリリュウムにせよ、直径100oの振動板に超高域まで持たせるのは疑問があります。 |
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| (2003.3.18記入) 5KHz以上は1吋ドライバー |
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| 5,000Hz以上の中高域は、TADの1吋ドライバーを使っています。ホーンは、協力工場に特注した真鍮削り出しショートホーンです。このホーンは、最初はもっと長かったのですが、何度も削り直して現在のサイズ、60oに決めたもので、短くなるに従って再生帯域が高域にシフトするのが聞き取れました。これとは別に25o程度の超ショートホーンも作り、試してみましたが、こちらは更に高域が伸びて、ツィータとして使えることが解りました。 これより以前は、ソニーの2吋ドライバーに10,000Hzまで受け持たせていましたが、高域用との間に中高域用を挿入したことで、金管楽器や打楽器の再生で力強さが増し、より正確な再生が可能になりました。やはり、低域と同様、再生周波数と振動板の大きさとの間には重要な関係があるといえます。 |
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1吋ドライバーの高域を補正 |
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| 5,000Hz以上を受け持たせた1吋ドライバーは、中高域用のホーンの働きで、高域限界まで使用していましたが、超高域の再生になると、やはり、エネルギー感が不足します。そこで、今度は、高域側をイコライジングしてみました。オーディオ歴のページに書いたとおり、CRを並列にした共振回路を挿入した訳です。この効果は大きく、定数を変えるたびに倍音領域の音色変化が聞き取れました。 CRによる高域補正は、2吋ドライバーを始め他のドライバーでも実験しましたが、1吋ドライバーと同じように効果が認められます。ツィーター無しで聴きたい方は、試してみられると良いでしょう。 |
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| (2003.3.20記入) 超高域は、プラス1ツィータ・システム |
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| 超高域は、エクスクルーシブのET−703を使っています。このユニットは、フロントプレッシャー・タイプではなく、ツィータとしては珍しいバックプレッシャー・タイプで、35oのベリリュームの振動板を持ち、やや寒色系の音色ですが、スーパーツィータとしての過渡特性の良さが窺われます。 このユニットを、ディバイダーとネットワークを併用して(20,000Hz以下をカット)使っているわけですが、「メジャグラン」の奨める、プラス1ツィータ・システム(超高域の聴感補正を加えたシステムアップ)については、「テストリポート」のページに詳細な説明がありますので、其方をご覧下さい。 |
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倍音再生の重要性 |
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| 倍音の領域が正確に再生されるようになると、高域だけでなく低域まで変化し、チェロやコントラバスなどの低弦、ティンパニー、大太鼓などの打楽器が本物らしく聞こえるようになります。楽音は、基音と倍音で構成されているわけですから、そもそも、低域と高域を分けて考えるのが間違いで、一つのものとして捉えることが必要です。実験室に導入されたDG−38のアナライザー機能を使って観察すると、コントラバスの再生でも、8KHzを超える倍音が盛大に発生していることが解ります。 プラス1ツィータ・システムによる超高域再生は、単に高域が伸びるだけでなく、全ての帯域に渉って、再生音の過渡特性が改善されたような効果をもたらします。一般的な方法で高域をブーストすると、声楽の再生で子音が不自然に強調されたり、弦楽器が金属的に聞こえたりすることがありますが、私が採用した方法は、生演奏に近い自然な感じが味わえますので、お奨めできます。 |
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| (2003.3.22記入 24加筆) メインアンプ 6Weyマルチアンプ・システムを採用しているために、メインアンプは11台使用しています。 私は、アンプに大きな拘りを持っていませんので、いわゆる高級品は使用していませんが、 それぞれを選択した理由はあります。アンプは、どれもスピーカーの至近距離に置いてあり、 スピーカーケーブルの長さは、50pから75p程度で済んでいます。このような使い方なら、 コードの影響を最小限に抑え、アンプからのエネルギーを効率よく伝えることが可能です。 |
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超低域用 |
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| 私が超低域用に使っているのは、ジェフローランド Model1 ですから、そうとう古いタイプです。これを使う前に、ブライストンの2B
LPを繋いでいたことは、オーディオ歴やスーパーウーファーのページに書きました。ブライストン2B LPは、小型ですが良くできたアンプで、バランス入力専用、電源スイッチもなく、明らかにプロユースです。このシリーズ中、最小のタイプですが、BTL接続で使うと、たいへん力強く、80pウーファーをドライブするのに不足はありませんでした。 これを、ジェフに換えたのは、ユニットを、80p1本から40p4本に交換したからです。ブライストンが2台あれば、そのままでも良かったのですが、手持ちが1台しか無く、ジェフが2台手元にあったので、チェンジしたわけです。ジェフの Model1 は、バランス、アンバランス、ともに正・逆相入力端子があり、このためBTL接続が可能ですから、私のように実験をする場合は好適です。現在は、2CHアンプ2台で、それぞれのCHにスピーカーを繋いでドライブしています。同社の新しいアンプは、ボディーをアルミのくり抜きにして使うなど、たいへん凝った造りですが、オリジナルの Model1 は、それ程ではありません。音は、力強く、深々としており、超低域用として使うのに十分な能力を持っていると思います。 |
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(2003.10.26 写真追加掲載)![]() |
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| この帯域は、「フライング・モール」のデジタルアンプも試しましたが、スイッチング電源を採用しているため、小型で効率が良く、この方式の可能性を窺わせるものでした。私は、デジタルアンプの将来性に期待を寄せている一人です。 | ||||||
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| (2003.3.24記入) 低域用 |
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| 低域用は、NECのM−1000(生産終了)プリメインアンプです。このアンプは、出力50W×2ですが、BTL接続が可能で、モノーラルアンプとして使うと200W/8Ω取り出せると発表されています。大切なのはカタログ上の出力より駆動力で、私は、それぞれのユニットに、1台づつ繋いでドライブしています。こうすると、見違える(聞き違える)ように力強くなります。M−1000は、普及価格帯の7万円のアンプですが、感度の良い416−8Bを働かせるに十分です。 | ||||||
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| BTL接続は、コーン型のスピーカーを駆動するのに効果的な方法で、その成果は実験してみれば直ぐに解ります。アンプの電源が強力であれば理論通り出力が4倍になり、スピーカー端子の両側からドライブするせいか、スピーカーユニットを制御する力が向上することを確認できます。 「フィロソフィー」のページにも書きましたが、今日、アンプは、技術者の努力で音質が著しく向上しており、低価格帯にも優れた物がたくさんあります。高額な製品でなくとも、使い方さえ上手ければ良い結果が出せる筈です。このことは、「志賀先生」のホームページにも同様の主旨が書かれています。お金のある方が、より高い製品を使われるのは自由です。そうしないと、良いアンプを作るために頑張っている人の励みになりません。 |
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| (2003.3.26記入) 中低域用 |
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| 中低域用は、NECのM−1000(BTL動作)です。ただし、こちらは低域用と違って、1台で2本のユニットを駆動しています。ユニットは通常のパラレル接続ではなく、片方の極性を逆にして、L・Rそれそれの出力端子に繋ぐ、反転ドライブ接続にしてあります。 本来は、低域と同じように2台使いたいところですが、今のところ手に入らないので、この方法を採用しているわけです。反転ドライブ方式は、BTL動作させた1台のアンプで、2本のユニットを駆動する場合に効果的な方法で、「MJ」誌の音質改善策からヒントを得ました。通常のBTL接続に較べてややゲインは下がりますが、準用できます(近く、M−1000が更に2台手に入りそうなので、中低域も低域と同様、1ユニットに1台ずつ繋いでドライブしたいと思います)。 |
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| (2003.3.28記入) 中域用と高域用 |
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| 中域用と高域用は、金田式の特注品です。このアンプは、かつて、オーディオスポット「カマニ」の特製アンプを手がけていた、新宿の「菅谷」さんという方が製作した物で、出力8W×2の2CHアンプを、左右1台ずつ帯域で分けて使っています。金田式アンプの音質は、谷川の水のように透き通った透明感が特徴で、他のアンプのように色づけを感じさせません。出力8Wは、ホーンドライバーやツィータの高能率に合わせたものですが、大音量再生でも全く不足がありません。 マルチアンプ方式の場合は、全ての帯域に同じアンプを使用した方がよいという意見があるようですが、これは、アンプの音色や個性に拘った一面的な考え方で、ユニットの特性に合わせた適材適所の選択が正解だと思います。 |
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ホーンスピーカの使用で注意すべきは、残留ノイズ |
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| ホーンスピーカーをマルチアンプ方式で使う際に注意しなければならないのは、メインアンプの残留ノイズです。ネットワークを使用したスピーカーシステムは、殆どの場合、効率の高いホーンスピーカにアッテネーターを介してアンプを繋ぎますが、マルチアンプの場合はストレートにアンプが繋がります。110db/1Wという高能率ユニットは、音楽信号だけでなくノイズにも敏感です。音楽信号が途絶えたときや、ピアノッシモの場面で「サーッ」という雑音だけが聞こえたのでは興ざめです。これを防ぐためには、残留ノイズの少ないアンプを選択しなければなりません。出力の大きいアンプの中には、ボリュウムを絞りきった時にノイズが残るものがあり、要注意です。この点で、金田式アンプは無音に近く安心して使えます。 | ||||||
メインアンプのモノーラル使用 |
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| 私は、この金田式アンプを製作依頼する際、チャンネルディバイダー(この当時は−6db/octの減衰カーブ)と共に、4CH分を、左右対称のモノーラルタイプで発注しました。こうしたのは、前述したようにメインアンプをスピーカーと一体の物として考えているからです。 モノーラル方式なら、アンプをスピーカーの至近距離にセットすることが可能になり、ステレオ再生にとって重要な左右のセパレーションの確保と、スピーカーケーブルの短縮化を併せて実現することができます。 私は、この方法による効果を確認してから、メインアンプは全て2台ずつ購入してL・R用にモノーラルで使うことにしています。 この後、アンプのモノーラル化は、更にエスカレートして、フォノイコライザー付のモノーラル・プリアンプまで特注して使いましたが、此処まですると操作性が犠牲になるので行き過ぎかも知れません。 特注した金田式アンプは何れも気に入って愛用していましたが、いまは、中、高域用を除いて貸し出してあります。何より、最近、製作者の近況が聞かれなくなったのは残念です。 |
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| (2003.3.30記入) 超高域用 |
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| 超高域用のアンプは、DENONのインテグレーテッドアンプ PMA−390Wです。メインアンプを使うところに敢えてプリメインアンプを用いるのは、ディバイダーから出た信号電圧を上げるためで、これがプラス1ツィータ・システムの特徴です。詳細は、「ツィータのテストリポート」のページを見て下さい。 この帯域に用いるアンプは、金田式プリアンプとメインアンプ、金田式プリアンプとメリディアンの556メインアンプの組み合わせ、マランツのSA−14プリメインアンプなども試しました。結果は、金田式の組み合わせが、透明な感じ、メリディアンの場合は、柔らかな響き、マランツは、高域がスッキリと伸びた音に聞こえました。20,000Hz以上を受け持つスーパーツィータでも、意外に低い帯域の音を発生させているため、アンプの音色の差を鳴らし分けるのかも知れません。 「デノン」は、いわゆる3・9・8の普及品ですが、AUX入力に信号を入れてプリメインアンプとして使うと、力のある感じで、超高域用として十分な働きをしてくれます。 |
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| (2003.3.30記入) ディバイディング・ネットワーク |
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ネットワーク方式とマルチアンプ方式 |
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| マルチアンプ方式では、スピーカーシステムにネットワークを内蔵させる方式と違って、メインアンプの前で帯域ごとに信号を分割しますので、アンプが直接スピーカーをドライブすることになります。この方法は、ネットワーク方式のようにユニットのインピーダンス特性の影響を受けず、正確な減衰カーブが得られます。そのうえ、大きなコイルやコンデンサー、過渡特性を悪化させるアッテネーターも不用になります。 アンプは、帯域ごとの信号を扱うことになるので、大出力を必要としません。スピーカーの特性に合わせたアンプが選択できるので、最適なコンビネーションを築けます。このように、アンプの負担が軽くなるのもマルチアンプシステムの利点です。 ネットワーク方式でマルチアンプを超える音を出そうとすると、高価なコイルやコンデンサーを使うことになり、試行錯誤も含めて、結局、高い代償を払うことになります。ネットワーク方式の利点は、スピーカーを1台のメインアンプで駆動できる事だけではないでしょうか。 |
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| (2003.4.1記入) CHディバイダー |
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| エレクトリック・ディバイディング・ネットワーク、いわゆるチャンネル・ディバイダーは、マルチアンプシステムの要です。私が現在使用しているのは、アキュフェーズのデジタル式、DF−35と、「メジャグラン」特製のアナログタイプです。この機種に決めるまで、様々なディバイダーを試しました。30年以上前に遡りますが、ビクターの製品(型番は忘れました)に始まり、パイオニアのD−23、アキュフェーズのF−5、ソニーのTAD−900、アキュフェーズのF−25、金田式の特注品、テクニクスのデジタルディバイダー、ヤマハのプロユース・デジタルディバイダーと、遍歴を重ねて現在に至っています。 CHディバイダーの影響力は大きく、メインアンプを換えるよりも音質が変化します。その原因は、フィルター機能を持たせる際、減衰カーブによっては位相の回転が起こり、帯域分割後、元通りに波形合成が出来ないことにあるようです。シングルスピーカーに劣るマルチスピーカー特有の音は、ネットワーク方式、マルチアンプ方式を問わず、分割、再合成の際に発生するクロスオーバー歪みが元になっているのではないでしょうか。 |
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デジタルCHディバイダー |
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| 中心になる帯域の4Way部分に、デジタル式のディバイダーを採用しているのは、プリアンプにデジタルプリアンプのDC−330を使っているためです。DF−35は、アキュフェーズの推奨するHS−Linkで、SACDの信号をストレートに受け入れることが出来ますので、これを使わない手はありません。プリアンプの信号は、ディバイダーまでデジタル伝送されるため、現在のところDA変換はDF−35の内部で行われていますが、将来、メインアンプがデジタル化された場合は、スピーカーの直前で変換されることになるでしょう。私は、メインアンプのデジタル化を「フライングモール」で実験済みですが、これは、アナログ入力しか出来ませんでした。デジタル入力を持つタイプの発表を待っています。 高規格デジタル信号の扱いについては、コピーガードを徹底させて、著作権を保護しながら積極的に進めて欲しいと思います。 |
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| (2003.4.3記入) タイムディレイ機能の活用 |
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| DF−35は、デジタル方式なので極めて多機能です。クロスオーパー周波数の変更は勿論のこと、減衰カーブも−6db/octから−96db/octまで選択でき、それぞれの帯域にタイムディレイがかけられます。ホーンスピーカーは、コーン型やドーム型のユニットと違って音源位置が異なるため、クロスオーバー域の波形の合成が難しいのですが、ディレイ機能を使うと、これが容易になります。 DF−35の場合は、ディレイ調整を、時間ではなく距離に換算して行うので比較的簡単です。その方法は、それぞれのユニットの音源位置から、リスニングポイントまでの距離を測り、最も遠いユニットと同じ位置になるよう、他のユニットにマイナスの距離をセットします。 ここで問題になるのはユニットの音源位置です。私の場合、コーン型はセンタードームの付け根、ホーン型はダイアフラムの位置としていますが、音源位置については、ボイスコイルの中心とする説を始め様々です。コーン型は、聴感では、コーンの外周より少し奥まった位置から、高域になるに従って更に奧に聞こえます。ホーン型は、一般に高い音は奧に聞こえますが、ホーン壁に音波が反射して二次音源ができるためか、周波数によっては、聴感上の音源が前に聞こえることがあり複雑です。 ストーンテクノのシステムは、通常の装置のように、低域用エンクロージャーの上に中高域用のユニットが重ねてある訳ではなく、全てのユニットが、壁バッフルにマウントしてありますので動かせません。ですから、バッフルに凹凸を付けた上で、ショートホーンを採用してコーン型のユニットと聴感上の音像位置を合わせながら、更にデジタルディレイで波形の合成を図ろうとしている訳です。 何れにしても正確を期すためには、出力波形を観測して確認するべきですから、機会をみて実行してみたいと思います。 |
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| (2003.4.5記入) ディバイダーのフィルター特性 |
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| ディバイダーのフィルター特性は、マルチアンプシステムの音質に大きな影響を与えますが、それは、分割した信号を再合成するうえで重要なファクターだからです。 −6db/oct −6db/octのフィルターは、位相の回転が最も少なく、電気的な波形の合成という面で理想的とされています。しかし、減衰が緩やかなので不用帯域が殆どカットされません。このため交差部分が多くなり、ユニットの音源位置が合っていないと、結局クロスオーバー領域の位相がずれて合成波形が乱れます。ですから、−6db/octのフィルターを採用する場合は、「音源位置合わせ」が欠かせないと思います。「ユニウェーブ」理論を展開されている、高橋和正氏などの発表データを見ると、音源位置の移動による波形の変化は著しいものがあります。人の耳は位相の変化に鈍感であると言われていますが、それは同じ波形の場合であって、合成波形が変化すれば、元の信号と違う信号になるわけですから、十分感知できるはずです。私の聴感テスト(2Way)では、高域用ユニットの位置を変える度に違った音に聞こえました。既製のスピーカーシステムは、商品としての性格上、全てのユニットが一つのエンクロージャーにマウントされているため、動かすことができませんが、自作システムの場合は、帯域ごとに位置を変えられるように設計した方が良いと思います。 −6db/octのフィルターを使う場合、注意しなければならないのは、これだけではありません。過大振幅に弱いホーン型ツィータは、帯域に十分余裕を持たせて使用しないと、歪んだ音になるだけでなく、ハイレベル再生で破損する危険があります。ウーファーの場合は、壊れたりはしませんが、無理して高い方まで再生させると、確実に嫌な音を出します。 |
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| (2003.4.7記入) −12db/oct |
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| −12db/octのフィルターは、位相が180度回転するので、どちらかのユニットを、逆に繋ぐかクロスオーバー周波数の波長の1/2だけ離して使われています。 ユニットの位置をずらす方法は、波長の短い高域なら容易ですが、中域以下になると波長が長いため、距離が大きくなりセッティングが難しくなります。コーン型やドーム型は、音源と音像の位置がほぼ一致しますが、ホーン型は、音像が前に有るように聞こえるので問題が複雑になります。 コーン型とホーン型を組み合わせる場合は、音像の位置を合わせるためにドライバーを後ろに下げるので、音源の位置が後退しますが、殆どのシステムはこのスタイルのようです。しかし、ユニットの位置をずらした場合、信号の出発点が違うのですから、位相が合うように見えるのはクロスオーバーポイントだけで、上下の周波数では整合しなくなる筈です。 スピーカーの位相特性は、コーン、ホーンなどの型式を問わず、周波数に対して一定ではありません。発表された測定データを見ると、どのユニットも高域になるほど変化が激しく、単体で位相が逆転し、滅茶苦茶と言っても良いくらいです。結局、極性合わせは、測定と聴感テストを併用して決めるしかなさそうです。 |
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| (2003.4.9記入) −18db/oct |
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| −18db/octのフィルターは、−12db/octよりも急峻な肩特性を必要とする場合に使われています。このタイプはメーカー製のスピーカーシステムにも採用されていますが、位相の回転が270度に達し、正相でも逆相でもない半逆相になり、波形の合成が上手くゆかなくなる筈です。アマチュアには使い方が難しいフィルターと言えるでしょう。 私が嘗て使用していたFOSTEXの超低域用ディバイダーは、−18db/octタイプでしたが、これは、スーパーローの帯域をモノーラルで再生する際、定位感を損なわないための選択と思われます。ここまでするなら、位相回転が360度になる−24db/octのフィルターにして、正相接続した方が良いかも知れません。しかし、クロスオーバーポイントの位相を合わせたとしても、1波長ずれている訳ですから波形の合成が図れるとは思えません。 |
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−24db〜−96db/oct |
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| −24db/oct以上の急峻なフィルターを採用するディバイダーは、アナログ方式が少なくなり、デジタル方式の独壇場です。私は、−24db/octのフィルターを持つソニーのディバイダー、TAD−900も実験用として使いますが、シャープにカットされるフィルターになると、位相の回転だけでなく別の問題が発生すると思います。 マルチアンプシステムは、周波数帯域ごとに分割した信号をスピーカーに送り込んで、音波を発生させて再合成する訳ですが、前述したように、同じ信号を入れてもユニットによって反応が異なるため、刃物で切って貼り付けるような訳にはいきません。マルチスピーカーで自然な繋がりを得ようとするなら、クロスオーバー領域(二つのユニットの音が自然に混じり合う部分)の確保も重要になる筈です。 私は、デジタルディバイダーDF−35を導入してから、−6db/octから−96db/octまでのスロープを試してみましたが、減衰スロープの緩やかなタイプほど、厚みがあり、暖かく(否定的な表現をすると、太り気味で濁ったように)、聞こえ、急なスロープになるほど、静かでクールに(悪く言うと、細く痩せた感じに)聞こえました。 |
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| (2003.4.11記入) 聴感に頼るだけでなく測定を |
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| 「CHディバイダーはマルチアンプシステムの要」と書きましたが、クロスオーバーポイント、フィルター特性、フェーズ、帯域ごとのレベル設定など、何れもディバイダー単体で考える事はできない筈です。マルチスピーカシステムの目的は、シングルスピーカーで果たすことができない、正確な再生なのですから、スピーカーから出た音が、シングルスピーカーのような、と言うより更に優れた繋がりで聴けなければ意味がありません。フィルター特性については古くから議論が有るようですが、ディバイダーの全ての設定にあたっては、何よりユニットの特性を睨んで柔軟に対応し、適材適所で慎重に決定すべきではないでしょうか。 マルチアンプシステムで、より良い結果を得ようとするなら、測定を実行される事をお薦めします。聴感だけに頼ってお金と時間を浪費するより、こちらのほうが遙に合理的です。 |
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| (2003.4.13記入) コントロールアンプ |
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| コントロールアンプは、文字通りシステム操作をする上で重要な存在ですが、CDの出現後、アナログレコードを聴かない人は、セレクター機能とレベル調節ができれば良いとして、「プリアンプ不要論」を唱え使用していない方もあるようです。しかし、私のように頻繁に実験を繰り返す場合、セレクター付のアッテネーターは不便なのでコントロールアンプが必要です。 私が現在使っているのは、アキュフェーズのDC−330デジタルプリアンプです。これに決める前は、アルミ合金刳り抜きボディーが特徴の、ジェフローランド コヒレンス−Uを使っていましたが、SACDトランスポートやデジタルディバイダーの導入に合わせてデジタル化を図りました。コヒレンスの前は、チェロの1MΩ−Lで、その前は・・・・きりがないので止めますが、チェロは、「サッパリした植物的な印象」で、ジェフは、「引き締まった力強い音」に聞こえました。 |
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| (2003.4.15記入) デジタルプリアンプ |
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| アキュフェーズのDC−330は、レコードの再生にフォノイコライザーユニットが必要なことを除けば、アナログ方式のプリアンプと同じように使えます。アナログ入力用のADコンバーターを内蔵したユニットが付属しているので、外付けのフォノイコライザーも繋ぐことが出来ます。このプリアンプの利点は、なんと言っても高規格のデジタル信号を直接入力して送り出せることです。アナログ出力も、バランスとアンバランスが、それぞれ2系統もうけられており、後段に何を繋ぐにも不足がありません。デジタルボリュームはアナログのプリアンプと同じ感覚で操作できますし、一昔前のデジタル式で聞かれた、小音量時の音質劣化が感じられません。 プリアンプは、システム全体の音色を支配するものですが、DC−330は特定の癖が無く、コントロールアンプとして十分な機能を備えていると思います。私は、このプリアンプにデジタル・ヴォイシング・イコライザーを挿入していますので、今ではシステム構成に欠かせない存在になっています。 |
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| (2003.4.17記入) 特製ディバイダーのこと |
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| 「メジャグラン」特製ディバイダーについて書き落としましたので、ここで説明します。このディバイダーは、最近、メジャグランが発表した「音創夢・OZOMU」という製品のスペシャルバージョンで、アナログタイプです。私は、これを、4Wayシステムに超低域と超高域を加えて6Wayにするために使っています。 スペックは、超低域側が10〜17Hzのバンドパスフィルターで、カーブは−12db/oct、ゲインは最大20dbブースト可能(80pウーファーでも20Hz付近は、この程度下降している)。超高域側は、8・10・12・14・16kHzのフィルターが選べます。−12db/octのフィルターが4段設けられており、直列にすると−48db/octまでのカーブが得られます。ゲインは、−20db〜+20dbの範囲までコントロールできます。 これと同じ様な機能を持つディバィダーは、他に全く見当たりませんので特注しましたが、低域、高域とも聴感補正を加えて、聴取位置で可聴帯域をフラットに再生することができます。使ってみると、その効果は大きく、聞き慣れたディスクから今まで聞き取れなかった音が聞こえてきます。 |
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| (2003.4.19記入) ヴォイシイング・イコライザー |
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| コントロールアンプのDC−330には、アキュフェーズのデジタル・ヴォイシング・イコライザー DG−38を挿入しています。これは、DG−28に代わる新製品で、1/6oct 68バンドのイコライザーの他に、マイクで測定した音場特性を自動的に補正する、「ヴォイシング機能」を持っていることが特徴です。画面をスペクトラム・アナライザーに切り替えると、16Hzから40KHzまで、1/3oct 35バンドに分けた信号をバーグラフで見ることが出来ます。 私は、現在のところヴォイシングを行なわず、前回の測定で決めた、DG−28のイコライジング・カーブを移し替えて使っていますが、いずれ試してみたいと思います。 |
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| (2003.4.21記入) スペアナで信号を見る |
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| DG−38のスペクトラム・アナライザー機能を使ってみると、音楽信号のエネルギーが集中しているのは、100Hzから2KHzを超えるあたりの、中低域から中域であることが解ります。グラフを見て、CDには、超低域の信号が高いレベルで記録されていることも発見しました。SACDでは、これに加えて超高域の信号が観察されますが、驚いたのは、どちらにも16〜20Hzもの超低域成分を大量に含むディスクがあることです。 オーケストラの楽器で超低音を発生するものは、それほど多くない筈ですから、大部分がノイズと考えられますが、大太鼓の一撃やオルガンの再生で見られるピークは楽音のようです。32Hz以上のピークは、コントラバスが鳴ると度々あらわれ、音楽の土台としてベースが活躍していることが解ります。 これまで、レベルの高い超低音が観測されたディスクは、JBLの製品を扱うハーマンインターナショナルが、デモ用としてオーディオショップに配ったCDで、これには、直径3.5bもの大太鼓や花火の爆発音が録音されており、建物全体を揺るがすような物凄い音が聞こえます。この他、超低域成分はテラークレーベルのCDに多く記録されていますが、マーラーの交響曲やバルトークの管弦楽を収録した、他社のディスクにもたくさん含まれています。 |
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| (2003.4.23記入) CDプレーヤー |
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SACD/CDプレーヤー DP−85 |
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| CDプレーヤーは、京セラ、テクニクスを経て、デンオンの一体型2機種、ワディア、デンオン、マークレビンソン、ソニー、エソテリックなどのセパレートタイプを試した後、アキュフェーズのSACD/CDトランスポート DP−100を導入しましたが、アクセスの早いDP−85が発売されたのを機会に、一体型プレーヤーに換えました。両者の違いや交換の経過については、「実験のページ」に書いたとおりですが、これほど多くの機種をテストできたのは、ショップのお陰ですから、「カマニ」さんには大いに感謝しています。皆さんも、テスト機種を貸してくれるお店と付き合いをされるようお奨めします。新製品が出るたびに買い換えを繰り返していたのでは財布が持ちませんから。 DP−85は、アキュフェーズが発表した最初の一体型SACD/CDプレーヤーで、2CH再生専用ですが、その後、各社が売り出したプレーヤーは、DVDを含めてマルチ・チャンネル再生にも対応するユニバーサルタイプが多いようです。 パッケージメディアの将来については、業界の思惑と戦略が絡んで不透明なところがあり、我々ユーザーは、自分の意見を持たないとメーカーに振り回されてしまいます。何れにしても、大量に普及しているCDの再生がキチンとできないものは避けた方が良さそうです。その点で、DP−85は十分合格点が与えられます。 |
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| (2003.4.25記入) CDプレーヤーのセッティング |
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| CDプレーヤーは、アナログレコードの再生のように、機械振動を利用して信号を拾うわけではなく、光学式の読みとりをするので、外からの振動に強いと考えられています。確かに、デジタル方式になってからは、アナログプレーヤーのように、針飛びやハウリング対策でアイソレーションに悩むことは無くなりました。しかし、実験してみると設置環境で音質が大きく変わることが解りました。 考えてみると、回転系のパッケージメディアに記録された信号の精度は、アナログレコードより遙に細かく、較べものにならない程です。モーターやピックアップの動きがサーボ回路で制御されているとはいえ、振動の影響は必ずあるはずです。 システム・アイソレーションの方法は、大きく分けてフローティングとリジッドな設置になりますが、ストーンテクノの実験では、CDプレーヤーの設置環境に関するテストで、「浮かすよりも重量のあるベースにしっかり据え付ける方がよい」という結論を得ました。このことは、「Q&Aのページ」にも書いてあります。 メーカーは、メカニズムやボディーを強化することで振動対策をしていますが、私は、現在、DP−85(20Kg)の天板の上に、20o厚の黒御影石(質量10Kg)を載せています。こうすると、低音楽器の形がハッキリして力強い音に変わることが解りましたので、今後、プレーヤーの前後を除く四面を同じ素材で包んで見ようと考えています。 |
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| (2003.5.1記入) 「ガタつき」はオーディオの大敵 |
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| 私は、最近、ストーンテクノの製品を加工するため、大きなボール盤(丸い穴を開けるための機械)を導入しました。このボール盤は、フリーマシンと呼ばれるもので、質量が約1dある強固な鋳物の躯体を持っており、懐が広いので、かなり大きな材料を加工できます。 今回、この機械のセッティングで発見がありました。それは、機械の設置には僅かなガタも許されないという事です。仮に置いてテストのために回してみると、精度が高いはずなのに回転シャフトのセンターが振れるのです。「これは変だ」と思い、調べてみると原因はベースと床の間のガタつきで、足下をしっかり固定すると芯振れはピタリと止まりました。 工作機械を備える際に、正確にレベルを出しガタを無くすことは常識で、正確な加工をする第一の前提条件です。エンジニアは、このことを良く心得ています。 オーディオ機器の設置環境はどうでしょうか。スピーカーやアンプ、プレーヤーなど、余りにも無造作に置かれています。1dもある機械でさえ、ガタがあると正常に動作しないのですから、精密な動作を求められるオーディオ機器がフラついて良いはずがありません。 嘗て、「サエク」のダブル・ナイフアームを考案した田中氏は、ナイフエッジ部分やヘッドシェル周りの精度を追求して、ガタを最小にする事の重要性を強調していましたが、「ガタつき」は、デジタル時代になってもオーディオの大敵です。他のページにも書いたとおり、高価な機器の性能を最大限引き出すには、なんと言ってもリジッドな設置が不可欠なのです。 |
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| (2003.10.14記入) CDプレーヤーに石のジャケットを着せる!! |
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![]() ![]() 左は黒御影石刳り抜きケースの単体 右はプレーヤーにセットしたところ 質量15s 厚さ18o |
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| 2003.4.25付で、CDプレーヤー天板へのウェイト付加について触れ、「前後を除く四面を同じ素材で包んで見ようと考えている」と書きましたが、「言うは易く行うは難し」でなかなか実現しません。その訳(言い訳?)は、スマートにまとめることが難しいからなのですが、取りあえず、天板と側板を一体にしたケース(ジャケット)を作り、現用プレーヤー、アキュフェーズ
DP−85に着せてみました。DP−85プレーヤーが20sですから、全質量が35sになりました。(アキュフェーズさん重い物を載せてご免なさい)。ケースの質量を15sに抑えたのは、プレーヤーの過重負担による動作不良や故障の発生を恐れたからです。 このケースは、「製品開発のページ」に書いたとおり、黒御影石の刳り抜き加工で仕上げてありますので、無垢の素材から切り出してあります。いやはや物凄く難しかった。しかし、ここまで来ればしめたもので、この先は展望が見えてきました。この段階で暫く使用して、後日、音質の変化をリポートします。 |
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| (2003.10.16記入) DVD/CDプレーヤー |
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![]() ![]() 左はDVD−2800 右はDP−85の上に載せたところ DP−85より一回り小さく質量も軽い |
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DVD/CDプレーヤー DVD−2800 |
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| DVDプレーヤーの導入は、DVDオーディオソフトの発売が遅れているため様子を見てきましたが、DVDビデオディスクでオペラを観るために借り入れました。例によって「カマニ」の斉藤さんに依頼、店頭品のデノン DVD−2800(旧製品)を都合して貰いました。 このジャンルは一度も試したことがないので商品知識が無く、オペラ大好き人間の「カルロス」氏に相談したところ、「10万円台でかなり良い物が買える」とのこと。デノンはDVDプレーヤーに力を入れており、製品ラインナップの中で、DVD−2900Nあたりが狙い目のようですが、慎重を期するために取りあえず借り物で間に合わせることにしました。 |
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マルチプレーヤーのCD再生能力 |
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| DVDプレーヤーは、単機能型は少なく、殆どマルチプレーヤーとして開発されています。これは、ソフトの将来展望が流動的であることが原因だと思います。DVD−2800もマルチタイプですから、DVDビデオソフト(オペラを収録したディスクを発注)が手に入る前に、まず、CDを再生してみました。 比較試聴の相手が常用のアキュフェーズ DP−85ですから、価格的なランキングが異なり、少し可哀相ですが、「CDプレーヤーは価格差ほど音質が違わない」というのが私の評価ですから、かまわず聴いてみました。 |
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テストに用いたディスク
ゲオルギュー主演の「トスカ」 EMI盤 豪華なブックレットが付いている全曲盤
左 HDCDのサンブル盤と、右 「元 ちとせ」のノマド・ソウル HDCDは帯域、ダイナミックレンジ共に広大 ノマド・ソウルはDVD付きCD |
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| 試聴用ディスクは、プッチーニの傑作、「トスカ」を、アンジェラ・ゲオルギュー、ロベルト・アラーニャ(この二人は美男美女のご夫婦とのこと)他が演じたEMIレーベルの輸入盤ですが、このディスクは、録音状態が良く、低域から高域までレンジが広いうえに鮮明に採れています。 デノン製マルチプレーヤーの試聴結果は予想以上でした。DP−85に較べるとやや軟調で、力強さや鮮明さは及ばないものの十分楽しめる音でした。他のディスクも聴いてみましたが、何れも同じ傾向で、以前使用していたデノンのトップ機種(セパレートタイプのCDプレーヤー)に似た音調です。これなら新製品に期待が持てそうです。 |
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マルチアンプ・システムの奨め 種明かしの一部は以上の通りですが、私の方法をコピーしてみても上手くいかないと思います。何故なら、システムアップは、個々の装置に合わせて行う必要があるからです。だからこそ、面白く、やり甲斐が有るのがマルチアンプシステムで、原理・原則を正しく踏まえて取り組めば、必ず良い結果が得られます。 |
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| システムについてのコメントは、続編を書き続けたいと思います。私の失敗談を交えて綴りますので、ご覧下さい。 |