| (2006.10.13 「フィロソフィー18」の一部を独立させて掲載) ネットオークションについて |
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| フィロソフィー18に掲載した「ネットオークションについて考える」は、いったん終了しましたが、加筆して続編を書きたくなり項を改めて掲載することにしました。 |
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| コンピュータとインターネットの普及にともない、ネットオークションの市場が急速に拡大しています。その勢いはあらゆるジャンルに及んでおり、我が国の市場経済に少なからぬ影響を与えることになりそうです。実は私もネットオークションを利用して商品(ほとんどの場合スピーカーユニット)を購入している一人なのです。 インターネット利用者にとって大そう便利で役に立つネットオークションですが、問題点も多々あるようで、詐欺行為の舞台として利用されたり、眉をひそめるような事件が起きて社会問題になっています。 今回はネットオークションの功罪について、私なりの意見を書いてみたいと思います。しかし、私はオークションの初心者であり、このシステムを熟知しているわけではありませんから勘違いや間違いを書くかもしれません。そんなときは正していただければ素直に改めますので、ご意見をお寄せください。 |
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1.ネットオークションはゴミの山? |
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| このタイトルは些か不穏当だと思います。しかし、あながち的外れとはいえないでしょう。何故ならネットオークションに出品される「商品」のうち、かなりの商品が故障もしくは破損品であり、修理不能の「廃棄物、もしくは無価値な物」だからです。 他のジャンルについては知識がありませんからスピーカーだけを例に挙げると、エッジが劣化、欠落したコーン型ユニットは良いほうで、振動系の無いものや、イコライザー部分の無いドライバー、エンクロージャーの破損したものまで商品として出品されます。コーン型ユニットの振動系を交換すると中古品を買うより多額の費用が掛かりますし、古い製品はコーンの入手が極めて困難です。壊れたドライバーに至っては保守部品が手に入りませんから、まず修理不能です。チップボード製のエンクロージャーが湿気で膨れた場合は打つ手がなく、スピーカーシステムとしては殆ど無価値です。かくのごとく、出品者が何と言おうと「事実上のジャンク品」には厳しいチェックが必要です。これを怠り、この種の「商品」に手を出した落札者は、「正常な音が出ないスピーカーの保管者」にされて「安物買いの銭失い」を地で行く事になります。 続く |
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2.ノークレーム、ノーリターンの意味するもの |
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| ネットオークションの出品者の大部分は、「ノークレーム、ノーリターン」を謳っていますが、これは大いに問題があると思います。ネットオークションは、直接面談して取引する場合と異なり商品の状態を確認する方法が限られています。落札者は出品者の説明文と僅かな写真だけが頼りで、他になにも確認の手段がありません。ここにネットオークションの問題点、リスクが発生する原因があると思います。それなのに出品者の多くが落札後のノークレーム、ノーリターンを前提にするのは、売り手としての責任を回避しようとするものであり、好ましくない取引方法ではないでしょうか。 出品者の中には、商品に瑕(かし・傷や欠陥のこと)があった場合、返品・返金に応じることを明らかにしている誠実な人もいますが、このような例は少なく、殆どの出品者が代金を受け取った後は「何があろうと知らん顔」の態度、ノークレーム、ノーリターンの断り書きをしているのは不誠実だと思います。出品にあたって「ジャンク品」と謳い、前もって修理しなければ使えないと説明しているなら話は別ですが。 続く |
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3.無責任な出品者たち |
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| ネットオークションの出品者は様々です。オーディオ機器のカテゴリーだからといってマニアが出品しているとは限りません。ネットオークションの出品者の中には、「廃棄物」を商品に仕立て上げて金に換えようという不届きな御仁がいるようです。 愛用品を計画変更などのため放出する場合は、製品に対する知識があるので当然しっかりした説明がされますが、専らお金儲けを目的にする人は製品名も知らずに平気でオークションに出品しています。自分が出品している品物が何か解からず、「どんなものか」説明できないのに、他人に物を売って代金を欲しがる行為は無責任というものです。 スピーカーのカテゴリーには、エッジが破損・欠損しているのに「完動品です」とか、「正常に音が出ています」などと平気で書いている出品者がいますが、そんなはずはありません。これらの商品が「完動品」なら、スピーカーユニットにエッジは必要ないことになります。エッジが破損している場合はジャンク品ですから、正直に「ボイスコイルの導通はあるが使用するにはエッジ交換が必要」と説明すべきでしょう。 続く |
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4.誇大な表現が得意な出品者 |
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| ネットオークションで商売をするのは自由であり、そのこと自体を咎めるつもりはありませんが、この世界に「誇大であざとい」キャッチコピーが氾濫しているのには辟易しますね。 曰く、「巨大な」「強力型」「超重量級」「希少な珍品」「ビンテージ物」「激レア」「幻の・・・」「この機会を逃したら二度と手に入らない」「名器」「マニア垂涎の逸品」「ついに出ました」・・・・この類は他にもありますが、何れも過激かつオーバーな表現で呆れます。これらの中には稀に容易に手に入らない製品も含まれてはいますが、殆どの品物は処分に困った物か廃品回収のルートから手に入れた古物にすぎないようです。その証拠に、これらの出品者はキチンとした説明もできずに出品しています。 有り触れた過去の製品なのに恰も希少品であるかのように見せかけ、誇大なキャッチコピーで入札を煽る出品者は、金儲けを目的にするネットオークションの常連であり、狡猾な「ショーバイ人」です。これは、ゴミ同然の「出品者の他のオークション」リストを見れば判ります。 ネットオークションを徘徊する「似非商人」たちは、「お人よしで騙されやすい入札者」を何時も探しているので重々警戒したほうが良いと思います。 続く |
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5.ゴミの中からお宝を探す?オークションの楽しみ |
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| ゴミの山のようなオークション商品の中にも「お宝」はあります。需要が限られるため始めから少数しか作られなかった製品や、メーカーの思惑が外れて早期に生産終了になったモデルが出品されるからです。これらの製品は、優れた性能を持ちながら営業ベースに乗らないまま忽ち市場から消えてしまいます。私が探すのはこんな製品だけで、一般的な需要があり沢山作られたものには興味がありません。 ネットオークションのスピーカーのカテゴリーには、常時「その他」だけでも2,000件ちかい出品があります。これらの中で私が「ウォッチリスト」に加えるのは僅か10数件にすぎません。ですから、「本当のレア物」は出品例が少なく入札者が多いため容易に手に入りません。ですから「ゴミの山」から「お宝」を掘り出すのは簡単ではないといえます。 続く |
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6.「サクラ」に気をつけよう |
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| ネットオークションを覗いて、長い間探していた物を見つけると入札の誘惑に駆られます。しかし、この世界には「お頭の良い人?」がいて、「サクラ」を用意して入札価格の吊り上げを企むケースがあるようです。この手に掛かると予期せぬ競り合いを強いられ忽ち高額になってしまいます。私のオークション観察でも出品された「商品」の一般的価値に対して異常に高い価格で落札される例がありました。オークションに手を出す場合は、まず市場価格を良く調べたうえで、その製品を取得するために払っても良いと考える上限金額をはっきり決めて臨む必要があります。そうでないと「熱くなって」狡猾な出品者に「してやられる」ことがあります。欲しい品物が落札できなくてもガッカリすることはありません。「サクラ」を使って落札させた出品者は再出品せざるを得ないからです。 続く |
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7.オークションの社会的役割 |
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| オークションの問題点を強調して否定的なことを長々書きましたが、この仕組みには功績もあります。 私は、かつて廃品回収業の方と話をしたことがありますが、この人曰く、「粗大ゴミのストックヤードで拾った電気製品を業者に売ると何でも1個200円で買ってくれる」というのです。街のゴミ集積場には様々な廃品が集まりますが、これらの廃棄物のうち、かなりの物は未だ使えるにも関わらず「場所を取るから」と捨てられたものです。私の知人には、「大きくて邪魔になるから」と、息子さんの残したJBLのD130と075の2ウェイシステムを「塵」として捨てたお母さんがいます。某市のゴミ処理場の片隅でJBLの4343モニターシステムが転がっているのも見ました。オーディオという趣味はマイナーなものですから、興味の無い人にとっては「名器」もゴミにしか見えないということでしょう。これらのオーディオ機器が廃棄物として燃やされたり溶かされてしまうのは残念であり、省資源、省エネルギーの観点からも宜しくありません。 こう考えるとネットオークションは、リサイクルシステムの一環として好ましい一面を持つといえます。オーディオ機器だけでなく、子供の衣服や玩具など成長と共に不用になる品物は大いに使いまわすべきです。我が国は資源が乏しいのに使い捨てが日常化して街にゴミが溢れており、何処の自治体も廃棄物処理に多くの血税をつぎ込んでいます。「捨てればゴミ、生かして使えば資源」とは良く言ったものです。 続く |
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| (2006.10.16 掲載) 8.オークション評価に見るトラブル |
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| ネットオークションは便利なシステムですが、商品や出品者に関する情報が少ないためか落札後のトラブルが多発しています。これを現わすものの一つが「オークション評価」で、Yahooオークションいわゆる「ヤフオク」の場合、「非常に良い」、「良い」、「どちらでもない」、「悪い」、「非常に悪い」の5段階に分かれています。 評価の欄を覗くと落札者から書き込まれた出品者への悪評が多く、中には読むに耐えないほど酷いものがあります。逆に出品者が落札者に悪い評価を与えて喧嘩になっているケースもあります。 悪い評価のもとになっているのは、商品が説明と異なる場合が多いようですが、落札者が説明をよく読んでいないケースもあるようです。 オークション終了後の対応で揉めているケースには、「落札したのに出品者から連絡が来ない」、逆に「連絡したのに速やかに応答しない」というのもあります。」 中には、落札したのに買い取らずゴタゴタしている例もあります。この理由は色々有るようですが、オークションは商取引の一種であり落札で契約が成立わけですから、落札者が商品を買い取らないのはルール違反です。これと逆に出品者が落札者に商品を引き渡さず揉めている例もありますが、落札されたのに商品を渡さないのも契約違反です。出品後に瑕疵を発見した場合は、出品を取り消すか説明欄で事情を明らかにして謝罪すべきです。 梱包や発送に関するトラブルも多く、「好い加減な梱包で商品が壊れた」の類だけでなく、「出品者が依頼した輸送業者の扱いや対応が悪い」という場合もあり、此方は業者と三つ巴で揉めることになります。 オークション商品の代金支払いは「先払い」が原則のようですが、落札者が支払いを怠ったためにトラブルになるケースもあるようです。こうなると、出品者は、「落札者の都合でキャンセルした」として次点の入札者を繰り上げる仕組みになっていますが、これが上手くいかないとオークションシステムから「非常に悪い出品者」のレッテルを貼られてしまいます。繰上げが不調になり、出品者がオークションシステムから自動的に悪評を頂戴して怒っている例がありますが、これはある程度理解できる話です。 続く |
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| (2006.10.18 掲載) 9.私の失敗例−その1 |
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| 私は、これまで数十件のオークションしか経験していないので、ベテランから見ると初心者の部類に入るかもしれませんが幾つか失敗の経験を持っています。 暫く前にSONYの平面スピーカーシステム「APM−4」を落札したときのことです。出品者が写真と共に説明文を掲載し、「良い音で鳴っています」と書いていましたので、これを信用して故障品を高額で落札してしまったのです。故障の内容はツィータの断線で、片方のユニットから全く音が出ませんでした。落札者の私は当然このことを出品者に伝えました。ところが、この人は、メーカーに修理の依頼をしただけで最後まで責任を果たしませんでした。この商品は、製造から時間が経過しているためにメーカーのサービスが受けられなかったのです。私は、このため八方手を尽くして修理のプロを見つけて自費でレストアする羽目になりました。 ツィータは構造や動作がデリケートなので修理が難しく、レストアは落札者の大きな負担になります。「良い音で鳴っています」と説明して故障品を売った出品者は、返金するか修理に要した費用の全てを負担すべきだと思いますが、この人は此方の働きかけに無しの礫でした。出品者が近くの住人であれば、直接交渉して解決を迫るところですが、相手が遠方の場合、交渉は容易でありません。結局この事件は未解決のまま終わり不愉快な思い出になりました。 この出品者は、何時の間にか姿を隠してしまいましたが、「ハンドルネーム」を変えて、またしても「愚かな入札者」を漁っているのでしょうか。 続く |
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| (2006.10.20 掲載) 10.私の失敗例−その2 |
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| 失敗例の二つ目は、実に嫌な事件です。人間、嫌なことは早く忘れたいものですが、少々不愉快な出来事なので未だに忘れられません。この文章は、いささか長くなりますが、皆さんのお役に立つかもしれませんので書いてみました。興味のある方は読んでください。 ちいさな事件の始まり これは、私が昨年(2005年)まで探していたパイオニア製の古いウーファーPW−38Fを落札したときの話です。 私は、このユニットを4本用いて、大きな1枚の振動板を持つサブウーファーを作る計画を練っています。そのため時間をかけて同じユニットを少しずつ集めていました。長いあいだ努力した甲斐あって、2005年の時点でPW−38Fのストックが5本になりました。しかし、このなかには16Ωタイプが2本混じっており8Ωタイプは3本しかありませんでした。(このユニットは、販売時期の関係で16Ωタイプと8Ωタイプがある)手に入れた8Ωタイプは3本ですから、もう1本手に入れなければ計画が成就しません。このため8ΩタイプのPW−38Fを探していたところ、折りよく「ヤフオク」に1本売りのユニットが出品されました。私は、当然このオークションに入札して「古いけれども正常な商品」を落札しました。 商品の実態−瑕疵ある商品 オークションに出品されたユニットは、商品説明に「インピーダンスは8Ω」と書いてありましたが、現物を測定してみると直流抵抗が24Ωもありました。ダイナミック型ユニットの場合、ボイスコイルの直流抵抗は公称インピーダンスの70〜80パーセント程度になるのが普通ですから、これは明らかに異常といえます。商品はジャンク品として出品されたわけではありませんから、落札者の私は出品者にメールを送り疑問の点を質問しました。この結果、出品者がユニットの異常(リードワイヤの腐食があった)に気付かずオークションに出したことが判りました。 オークション評価と出品者の対応 前項のような経過があったので、私は出品者の評価を「どちらでもない」にせざるを得ませんでした。これは私の自由であり致し方ないことです。しかし、この出品者は、商品の異常について認めたものの「チェックしていないので想定外」と主張し、謝るどころか「逆切れ」して下に掲載したようなコメントを書き込みました。この内容は下に掲載したコメントをご覧頂けば判るように、実に執拗で、うんざりするほどの物言いです。 当該取引の金額は僅かなものでした。私は、この取引で出品者を最初から酷評したわけではありません。この事は落札者のコメントを読んでいただければ解かると思います。 この出品者はオークションの実績が沢山あり、それぞれの落札者から良い評価を得ています。私との取引で悪意があったとは思えません。それなのに、私との取引では「どちらでもない」という評価を書き入れつつ、下に掲載したように悪罵の限りを投げつけています。これは何故なのでしょうか。 落札者の対応と出品者のコメント 下に掲載したような出品者のコメントを読むと、主張の中心は、「ノークレーム・ノーリターンと書いたのだから一切文句を言うな」ということのようです。しかし、私は、「落札者からのコメント」で書いているように、クレームを付けていませんし返金も求めていません。もちろん保証なども要求していません。私は、自費で修理した経過を伝えて、「出品する際は良く確認して下さい」とコメントを書いただけです。それにもかかわらず、出品者が何度も書き込んだ攻撃的なコメント(本当に一切人の主張を無視して、自分の好きなことだけを言う人だ。何度も言うが、最初からノークレーム・ノーリターンの品へ入札するな)は、的外れであり明らかにボタンの掛け違いではないでしょうか。 以下は、評価の欄に書き込まれたコメントのコピーです。
これは、出品者の最初のコメントです。
次は、出品者の二度目のコメントです。
オークション評価の遣り取りはこれで終わっていますが、私が出品者が書き込んだ「打撃的な主張」に反論しなかったのは、これ以上、この問題に関わりたくなかったからです。 「ヤフオク」の評価に関しては、オークションシステムから次のような注意事項が掲載されていますが、このシステムは仕組みや運営に不十分さがあり、幾つかの問題を含んでいると思います。
私の見解 このページの前の部分でも書きましたが、ネットオークションにおける「ノークレーム・ノーリターン」は、「出品者の逃げ口上」として用いられる場合が多く、トラブルのもとになるので安易に書き込むべきではないと思います。 人は悪意が無くても不注意から誤りをおかし相手に不利益を与えることがあります。ですから、出品者は、説明に反する商品を売ってしまった場合は、事実が明らかになった時点で誠意のある対応をすべきではないでしょうか。私は、自分の身に起きた不愉快な事件を教訓にして、以後、出品に際して、このことを明記してトラブルの発生を未然に防ぐことにしました。 出品者と落札者が、お互いに謙虚な態度で接すれば詰まらぬ諍いが減ると思うのですが・・・・・。 皆さんは、どう考えますか? 長い文章を読んでいただき有難うございました。「ネットオークションについて」は、自分の失敗を踏まえて、ネットオークションをスムーズに楽しむための提案を書く予定です。 |
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| (2006.10.27 掲載) 11.ネットオークションで失敗しないために・・・・入札に関して |
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| ネットオークションは、僅かな写真と簡単な説明でしか商品の状態を知ることができません。通常は入札前に商品を直接確認することができないのです。この「不確かな取引」で失敗しないためには、どうしたら良いでしょうか。私は、二つの失敗を教訓にして次のような提案をしたいと思います。 1.価格の安さに惹かれて中古品を買わない。・・・・価格が安いものには必ず何らかの理由がある。中古品は多くの場合、故障しても新品のような修理サービスや保証が受けられない。 2.原則として、「ノークレーム・ノーリターン」を謳った商品には入札しない。・・・・落札後に不具合や故障が発見された場合、解決が困難になる。 3.入札する前に商品の状態や数量などについて質問し確認する。質問は出品者の都合を考慮して時間的な余裕を持たせて書き込む。出品者が質問に答えられない場合や回答しない場合は、キチンとチェックしていないか瑕疵を隠している恐れがあるので入札を控える。・・・・スピーカーの場合、ステレオ再生するには2本必要ですが、なかには1本しか出品されておらず質問しなければ分らない例まであります。質問しないで入札すると、後で商品に瑕疵が発見されたり入札者に錯誤がある場合でも落札者の自己責任になってしまう。 4.発売時期が古いものは修理不可能な物が多いので安易に入札しない。キャリアのあるベテラン以外はジャンク品に手を出さない。・・・・故障を承知で買う場合は事前に専門業者に相談し、レストアに要する費用を確認してからにする。これを怠ると結果的に高い買い物になる。 上に挙げた4つの条件を満たすのは容易ではありません。出品者の中には、「不注意で見落とした瑕疵が発見されたり輸送に伴う故障が発生した場合、期間を設けて返品に応ずる」と説明している例もありますが、このケースは少ないので、全く安心して入札できるオークションは少ないと思います。 ネットオークションは、商品を落札するまで、「何処の誰か解からない相手と商品売買の約束をする取引」です。出品者が店舗を構えており、入札前に責任者の氏名や住所、連絡先が分っている(ショップの出品)ならともかく、「不明の相手」と取引をするネットオークションは、何かとリスクの多い行為といえます。 宅配業のドライバーは、「ネットオークション関係の荷物は個人売買が多いためか、発送者の梱包が雑でトラブルが発生しやすい」と言っています。 落札者は、商品の状態に注意するだけでなく出品者に梱包や輸送の方法について十分な配慮を求めることが大切だと思います。 続く |
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| (2006.10.30 掲載) 12.ネットオークション・・・・出品に関して |
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| 前回、ネットオークションの落札に関する提案を書きましたが、今回は出品に関する提案をしたいと思います。私の提案は、概ね入札のさいに注意すべき事項に沿ったものですが、商品を売る立場も考慮して他のことも書き加えることにしました。とはいえ、私は出品の経験が30件程度しかないので、不十分かもしれません。他に良い方法があれば提案して下さるようお願いします。 1.商品は瑕疵の無いものを出品する。・・・・故障のあるものは修理してから出品する。 2.商品について十分説明する。商品知識の無い商品は出品を控える。・・・・「代理出品なので良く判りません」は、責任の所在が不明確でトラブルの元になりやすい。 3.中古品は商品の状態について丁寧に説明する。写真が重要。・・・・お互いの行き違いを防ぐ。 4.原則として「ノークレーム・ノーリターン」を謳わない。・・・・落札者に不作為による不利益を与えない。 5.入札前に商品を確認できるよう工夫する。・・・・最も安心できる取引方法。しかし、近隣の人しか対象にならない。 6.質問には誠実に答える。・・・・出品者の当然の義務。回答しないと信用されない。 7.商品の梱包に十分配慮して輸送中のトラブルを防ぐ。・・・・商品を安全な方法で送るのは発送者の責任。 8.商品落札者への可能な限りのアフターフォロー。・・・・取引相手と良好な関係を築ける。 ざっと書くと、こんなところですが、落札するまで取引相手が分らず、商品の状態確認が難しいネットオークションの欠点を補うのは簡単ではありません。オークションは金銭が絡むので、出品に当たっては予期せぬトラブルが発生しないよう十分注意する必要があります。 続く |
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| (2006.11.1 掲載 11.2 加筆) 13.ネットオークションについて・・・・まとめ |
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| ネットオークションについて長々と書きましたが、私は、7.で述べたように、このシステムを否定しているわけではありません。むしろ大いに活用すべきだと考えており、実際に入札、出品しています。 しかし、ネットオークションに出品される商品に瑕疵のあるものが多く、誠意のない出品者がいるのは事実で、これはネットオークションの信頼性を損なう原因の一つだと思います。 ネットオークションの商品に比べると中古品を扱うオーディオショップの商品は信頼性が高いといえます。基本性能の維持について保障期間を設けるなど、アフターフォローにも配慮したショップの商品は総じて程度が良く、あまり酷いものは売られていません。ショップの商品は購入前に品物の状態を確認できるので、買い手の「見込み違い」が発生しません。それだけでなく、「まともな店」では商品に瑕疵が発見された場合、返品や返金にも応じています。そうしなければ信用が得られず長い間、営業を続けられないからです。 世相を反映して益々巨大化するネットオークションですが、このシステムを利用して商品を売買する場合は、不可避的なリスクが伴うことを覚悟すべきです。ネットオークションで中古品を探す場合は、「安物買いの銭失い」にならないようオークションの商品と出品者を厳選するなど、慎重に検討する必要があります。程度の良い製品を手に入れたいユーザーがオークションに慣れていない場合は、少々価格が高くても信頼できるショップから購入することをお奨めします。 |
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| (2008.6.10 掲載) 14.詐欺が横行するネットオークション |
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| 随分前にネットオークションについての「まとめ」を書いたのに続編を書く必要が生じました。今回はオークション絡みの詐欺行為について書きます。 商品を買うのに便利で役に立つネットオークションですが、この世界には性質の悪い犯罪者が横行しています。オークションの市場が拡大するにつれて、悪賢い輩が善良な入札者からお金を騙し取るケースが増えているのです。これは、一種の「振り込め詐欺」といえるもので、入札したけれども落札できなかった次点入札者に、「最高額で落札した方が取引をキャンセルしたので、あなたを繰り上げ落札者にしますから商品代金を振り込んでください」という手口が多いようです。 詐欺の手口は他にもあり、「最高額で落札した人がキャンセルを申し込んできましたが、落札者の都合で削除するとオークションシステムから悪い評価が付くので、繰上げを行わず次点入札者のあなたに譲ることにしたい」と持ちかけるものです。 これらの犯罪者は、何れも入札者にメールを送りつけて商品代金を騙し取ろうとするものですが、この手口は入札者のメールアドレスが判らないと通用しません。しかし、入札者が何処かにメールアドレスを公開してしまうと、たちまち犯罪者が接近してきます。私が出品者になったオークションでも詐欺未遂事件が発生しました。犯罪者は、出品者に化けてメールを送ってきたのです。今回は、出品者の私が直ちに入札者に注意したため被害を未然に防ぐことが出来ましたが、オークションに馴れない善良な入札者が数多く被害に遭っているようです。 オークションシステムは、メールによる詐欺を防ぐため非公開の場で取引が行えるよう「取引ナビ」という仕組みを設けました。これは、取引の当事者でしか読めない画面で個人情報の遣り取りをするシステムです。 ネットオークションの公開された画面に、住所、氏名やメールアドレス、電話番号などの個人情報を書き込むのは危険です。犯罪者の餌食にならないよう自分を守る知恵を身につけましょう。 とは言え、電子メールが通信手段の中心にありつつある今日では、メールアドレスを公開しなければならない立場の人もあり、問題は複雑です。私は、「ストーンテクノ」というオーディオブランドを持っており、メールアドレスを公開しています。このため、怪しげな迷惑メールが毎日、大量に届きます。これらは、メールソフトを使って片っ端から削除しますが何とも厄介なことです。 |
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| (2008.6.11 掲載) 15.偽メールの実例を2つ掲載 |
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| 前回この欄に書いた犯罪者の偽メールの実例を2つ掲載しますので参考にして下さい。 |
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| 上に掲載したメールは、私の取引相手に送られてきた偽メールを転送してもらったものですが、取引相手のアドレスは削除してあります。 この偽メールを発信した容疑者のアドレスは「fbtiglnlk@yahoo.co.jp」になっていますので、これを最寄の警察に詐欺未遂事件として告発しました。 |
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| 上に掲載したメールは、同じ取引相手に送られてきた偽メールを転送してもらったものですが、取引相手のアドレスは削除してあります。 この偽メールを発信した容疑者のアドレスは「kiroro43@orion.ocn.ne.jp」になっています。これも最寄の警察に詐欺未遂事件として告発しました。 |
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