since 2005.2.26
写真とは…≪忍耐≫と≪引き算≫の表現であ〜る。 by すとろんぼり
いよいよ始まりました、【すとろんぼりの写真術講座】。
“熱血”の言葉に恥じないよう、やる気満々で教えちゃいます。
…って言うほど上手なわけでもなく、ビミョーなσ(~_~;)ワラヒ…。
【講義内容 目次】
| 第一回 (2月) |
| 第二回 (3月) |
| 第三回 (4月) |
4/01
5/08
2/26
| 第四回 (5月) |
| 第五回 (6月) |
| 第六回 (9月) |
3/08
6/06
≪写真は“引き算”≫ を、心得 其の壱 として、ファインダーを覗いてみて下さい。
必ずや迫力ある写真が撮れる筈です。(^ー^)b キッパリ
(2) 時間帯(太陽の位置) については、別の講義で取り上げるとして、
その他、“ツアー客同士の写り込み” だけは避けたいものです。
↓
“熱血!写真塾”で掲載した写真・文章の著作権はすべて管理人(すとろんぼり)に帰属します。無断転載を禁止します。
Copyright (C)2003-2005 Stromboli. All rights reserved.
最後に、写真の使用目的を考えます。 つまり、額装して飾るのか、会報誌、雑誌投稿、新聞記事…と。
額装の場合は飾る壁面の広さに応じて、縦・横を考えます。
また、印刷物にしたい場合、掲載される本や新聞のページは縦長の長方形が多いです。
つまり、写真を大きく載せたい場合、“縦位置”で撮っておけば、紙面全面掲載!なんてコトも夢では
ないわけです。…と言うわけで、プロの世界では、最低でも 6:4の割合で縦を多く撮る…とか。
皆さんも、是非、お試し下さい。
SAMPLE 3 からは、遥か向こうから撮影者の足元まで…、
つまり、奥行きを感じます。
一方、SAMPLE 4 はいかがでしょう。
♪ 海は広いな、大きいな〜 と言った感じではないですか?
つまり、ここには広がりがあるんですね。
SAMPLE 3
3.表現媒体を意識する 【使用目的】
同じ海を題材にした写真です。
縦位置と横位置からうけるイメージの差を感じて下さい。
SAMPLE 1
SAMPLE 2
素直に、背の高いものは縦に、幅の広いものは横に…、
ファインダー枠どおりに撮ります。
こうする事で、画面いっぱいに被写体を写しこめ、
明快な写真を作る事が出来ます。
2.奥行きと広がりを考える 【表現手段】
縦位置で撮るか、横位置で撮るか…については、次の3つの観点から考慮しましょう。
1.被写体に合わせる 【物理的要因】
大変な命題ですが…、世の森羅万象は常に 「導入・クライマックス・収束」の3点を経過します。
どれか1つだけが突出しても、退屈であり、唐突であり、呆気ないものです。
写真は一瞬、一枚の表現世界ですが、それでもやはり前出の3点があり、それをバランスよく配す必要
があります。
この3点を写真表現的に言い換えれば、「時間、テーマ、空間処理」となるでしょう。
この写真的 “3点” を具象化する像、それが三角形であり、これが実に座りがイイ…。(笑)
あくまでも個人的な考えですが、長年の撮影経験から見出した、“こだわりの構図” です。
宜しければ、お試し下さい。
そこで、声を大にして言いたい、縦位置でもっと撮ろう!q<`0´>q と言う事で、話を始めます。
【SAMPLE 3】
画面の一辺を利用しない三角構図です。
SAMPLE 3
【では、なぜ三角形なのか?】
ツアーで旅をすると、時々ビックリする発言を耳にします。
滝の前で、高い塔の前で、「シャッターをお願いします」と声を掛けられ、“縦位置”にカメラを構えると、
「あ、横でお願いします」と言われるのです。 『なっ…』(~□~) ガーン!!!
なんでも、「アルバムにしまう時、縦位置は困るんで…」との事。
ヾ(〜_〜;)オイオイ、“アルバム最優先”かよ?! σ(・_・)ワラヒはこんな時、無性に悲しくなるのです。
SAMPLE 1
下図のように被写体を線で囲むと、
複数の三角形で画面構成されて
いるのが解ります。
【SAMPLE 2】 も同様に、複数の三角形で
画面が構成されています。
この作品の場合、奥の斜面に見える筋目を
極力水平に写す事が重要です。
SAMPLE 2
【SAMPLE1・2】は、画面の一辺を構図に取り入れて三角形を作り出す、四角い写真ならではの構図
と言えます。 三角形に区切った被写体は “明暗差” でメリハリをつけるのも大事な手法です。
また、「三角に切る」と言うコトは、結果的に余分な写り込みを防ぎます。〔“引き算”ですね。〕(^_-)-☆
第五回 講義
≪三角構図≫
長年、写真を撮り続けている方なら共感されるかもしれませんが、数ある自作の写真の中に、
好きな 撮影パターン(構図) を見つける事があります。
つまり、それが自身の“作風”という事になるのですが…、今回はσ(^_^)ワラヒの得意ショットでもあり、
その実、基本とも言える≪三角構図≫についてお話しましょう。
(C)2005 Stromboli.
被写界深度の効果 (ピントの及ぶ範囲) を意識しながら、
前景に何を配し、遠景はピントで何処まで見せるのか?
そんな事を意識しながらシャッターを切ってみて下さい。
オートカメラでも、デジカメでも、“絞り優先AEモード” や “絞り値” などを設定出来る機能があれば、
被写界深度を活かした作品作りが可能です。 今一度、ご自身のカメラ機能をご確認下さい。
【SAMPLE 1】
ぼかした背景が鬱陶しくならない ように注意。
≪深い≫被写界深度の作画例
≪浅い≫被写界深度の作画例
第六回 講義
≪縦位置と横位置≫
シャッター速度が遅くなるので手ブレ に注意
全画面明瞭な為、説明臭く ならないように!
全ピントで情景が分り易い/ 風景撮影に向く/
作品の印象がシャープになる etc.
【ピント=主題】で意図が伝わりやすい /
背景処理が簡単 / 画面に奥行きが出る etc.
SAMPLE 2
SAMPLE 1
一方、(2)の写真はどうでしょう?
前景のコスモスから、奥の民家まで全面に
ピントが合っています。(パンフォーカスと言います)
(1)の写真は手前の花のみピントが合い、
遠景はピントが合っていません。
このように、ピントの合う範囲が広い場合、
「被写界深度が深い」 と言います。
(レンズの絞り値 (f の値) は大きくなります。)
(レンズの絞り値 (f の値) は小さくなります。)
↓
↓
左の写真は 福島県 ブリティッシュヒルズ、右の写真は同県 大内宿 にて撮影したものです。
このように、ピントの合う範囲が少ない場合、
「被写界深度が浅い」 と言います。
構図とは、画面上に被写体をどのように配して、画面構成を組み立てるか…ということですが、
使用機材の特性、被写体、鑑賞媒体…といった、幾つかの側面から考えることが出来ます。
今回は使用機材−レンズ −の特性から画面構成を考えます。
今回から数回に渡り、「構図」について考えてみます。
第四回 講義
≪被写界深度≫
SAMPLE 2
[ SAMPLE 2 ]
家並みにこだわって、他のモノが極力
写り込まない ように撮ると…。
≪引き算の写真≫
↓
画面いっぱいに、所狭しとレンガ色の
屋根がひしめき合うベルガマの町。
写真の≪引き算≫、≪足し算≫と言われても…( ̄〜 ̄;)??という方は、
とにかく、≪“1歩前へ”≫出て撮ってみて下さい。これが、撮影の心得、其の三です。
散漫な写真に…
接写やズーミングなど、レンズの焦点距離 に頼る事とは違います。
また撮影後に不要部分をカットし、引き伸ばすトリミング とも違います。
SAMPLEの写真は、解説の便宜上、トリミングの手法を用いてますが、
撮影時にきちんと構図を考え、明確な主題を記録する姿勢を習得することが重要です。
さて、ご自身の作品はいかがでしたか?
もう少し、大きく撮っておきたかった…という作品はありませんか?
ココまで近寄れば 牛とチビッ子 が主役です。
人物写真の場合、近寄って初めて見えてくる、
可愛い仕草、表情などがありますね。
風景でも人物でも構いません。
シャッターを切るほんの一瞬、被写体に
1歩、近づいてみてください。
↓
【SAMPLE 2】
SAMPLE 2
↓
結果、余分な写り込みが画面から消え、
主題が明確になる筈です。(^ー^)b キッパリ
つまり…、≪引き算≫ですね。
最大の敗因は、1歩前へ出なかった事。
ボスラ という小さな古い町で撮った写真。
アラブの要塞に改造された円形劇場が
世界遺産に登録された、玄武岩の町です。
これは、少なくとも 3歩は前に出たい写真です。
ちなみに、使用レンズも24mmで大NG…。
近寄れないのなら望遠レンズでした…。トホホ…(/_^;)
今時、牛が居て、戯れるチビッ子二人…。
可愛いくて思わずシャッターを切りましたが
なんとも…小さい! (>_<)
さて、ご自身の作品はいかがでしたか?
「もう少し待っていれば、この人、写り込まなかったのに…」という写真はありませんか?
≪写真は“忍耐”≫を、心得 其の弍 として撮影ポイントに立ってみて下さい。
たった数分の忍耐で、ツアー写真がグッと芸術性を帯びること間違いなし! (^ー^)b キッパリ
【SAMPLE 1】
SAMPLE 1
多くを語る前に、とにかく写真で確認してみましょう。ニンマリ(^〜^)
三回目となる今回で写真撮影の精神性を説く “心得” は最後です。題して≪“1歩前へ”≫ 。
言い方はいろいろありますが、これも結局は≪引き算≫と関連しています。
≪“1歩 前へ”≫
第三回 講義
↓
学生の持つ旗がきれいに広がる瞬間を待つ。
さて、たった1〜2分の忍耐ですが、人に向けて
100秒以上は忍耐の他に結構勇気が必要です。
トラブルにならないよう気を付けて下さい。
≪ファインダーを覗く事… 1〜2分≫
この写真はアウシュビッツ強制収容所で撮りました。
ナチによるユダヤ人大量虐殺の地で、
イスラエル(ユダヤ)人の修学旅行生に遭遇…。
この写真の狙いはただ1つ、「ダビデの星」 です。
【 SAMPLE 2 】
余計なものを写し込まない…という事は、
つまり、≪引き算の写真≫なのです。
↓
チョット足を止めて振り返ったり、しばし佇む
ことで千載一遇の瞬間を呼び込むことが可能になります。
人っ子一人居ない瞬間が訪れました。
≪ファインダーを覗いた状態で待つ事…3分≫
古代の大通りに立つ「ヘラクレスの門」は、エフェスを訪れた
観光客なら必ず通る場所。
絶えず世界中からの観光客で賑わう往来です。
さて、ご自身の作品はいかがでしたか?
撮りたいと思った被写体が、一枚の写真の中に3つも、4つも入っていませんか?
解法は…ただ1つ。
ひたすらに「居なくなるまで待つ」 です。(ーoー)b”
がっかりしないで下さい。
どんな観光地でも、10分も自由時間があれば、大概の人は3〜5分でその場から居なくなります。
それまでジッと待つのです。
【SAMPLE 1】
トルコのエフェスというローマ遺跡です。
(1) ツアー客同士が写り込んでしまう。
(2) 時間帯(太陽の位置)が選べない⇒ 逆光、朝・夕などの光量不足【露出不足】
(3) 撮影時間が足りない
今回は、ツアーなど “大勢で限られた時間内”での撮影についてお話します。
このような条件付の環境下で撮る写真というのは何かと思い通りにいかないのが常です。
≪写真は“忍耐”≫
主題の明確化
ところで、SAMPLE 1はそんなにダメな写真でしょうか?むしろ好きだ…という方も居ると思います。
ガイドブックや旅のパンフレットなど、一枚で盛りだくさんに紹介せねばならない場合、≪足し算の写真≫
として撮る事があります。つまり、見慣れた(≒ありふれた) 写真と言う事で、“いい”と思ってしまうのです。
“アートとしての写真”では無い事を知っておきましょう。
SAMPLE 1
撮影地の歴史を知ると、ベルガマの密集
した家々の他に、野外劇場も入れて撮影
したくなります。
↓
古くは「ベルガモン」と呼ばれ、紀元前2世紀ごろ隆盛を極めた古代都市。
アクロポリスの丘の急斜面を利用した大劇場は15,000人の収容人数を誇る。
エジプトのアレキサンドリアが嫉妬するほど見事な都市だった…。
[ SAMPLE 1]
≪足し算の写真≫
↓
≪密集した家並 + 野外劇場 + 丘の斜面etc.≫
あれもこれも…と、写し込むと…
“いい写真”という言葉をよく耳にしますが、一体、何をもって “いい” と言うのでしょうか?
答えは単純です。
写真を見た人に「何が撮りたかったのか」伝わるか否か…、それに尽きるのです。
下の写真(SAMPLE 1、2) はベルガマというトルコの古都を撮影したものです。
9/01
【準備】 お手元に、ご自身の作品をご用意下さい。
≪写真は“引き算”≫
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