◎ 神のことばによって心を強くしよう!! ◎

 ― 心を強くするノート ―(1−2ページ)


 現代は、心の弱さを覚えている方がたくさんおられると思います。書店に行けば「心を強めるための本」というようなものが、溢れているかもしれません。しかし、本当に私たちの心を強めてくれるのは、神様のみことばです。ぜひこのノートを読むことにより、神のみことばによって心を強めてください。どのようなノートかを知っていただくために、1−4ページを掲載いたします。

● 最近牧会をしていて感じることは、教会の中に心の弱さを覚える人が増えてきているということです。恐らく、どこの教会にも、2、3人はいらっしゃるのではないでしょうか。信徒だけではありません。牧師でも心の弱さを覚えることがあります。

◎ 私は牧師になってから、すでに25年になりますが、牧会3年目にそのようなことを体験したことがあります。教会の中に、とても自分の手に負えないような試練が続き、考えることがいつも悲観的になってしまい、前に進むことが出来ないように感じてしまったのです。そのような時に、私たちはどうしたら良いのでしょうか?

○ そのような時に、私たちが思い出すべきことは、聖書は本当に神様のおことばであるということです。そして、聖書のことばが、私たちの心を強くしてくれるのです。
その時の私も、実は教会にお願いをして休みを頂き、山にお祈りに行ったのですが、そこで神様のみことばを与えられることによって、心が癒されたのです。

● 聖書は神のおことばであり、その中に書かれてある約束は必ず実現するのです。

 

 それでは、聖書の中に書かれてある、幾つかの励ましのことばを見てみましょう。

◎「どうか父が、その栄光の豊かさに従い、御霊により、力をもって、あなたがたの内なる人を強くしてくださいますように。」(エペソ 3:16) 

パウロはここで、父なる神様が私たちの内なる人を強くして下さるようにと、祈っていますね。私たちもパウロと同じように祈ることが出来るのです。

 

★「神様、どうかここに書かれてありますように、私の内なる人を強めて下さい。」

 

● 世の中が不況になり、経済的な面で心配をしている人が今は特に多いかも知れません。そのような時には、次のような、神様の約束を思い出しましょう。

「むしろ、私たちにすべての物を豊かに与えて楽しませてくださる神に望みを置くように。」(1テモテ 6:17) 「だから、神の国とその義とをまず第1に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。だからあすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。」(マタイ 6:33、34)

 

◇ 絶対に確かである神のことばを、心の中で何回も繰り返しましょう。パウロも「キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住まわせ」るようにと勧めています(コロサイ3:16)。 心が暗くなってしまった時に、神のことばを思い出すことによって、心を上に向けること、それが弱い心に打ち勝つ第1歩なのです。 

 

◎ 人生に於いて、(クリスチャンにとっても、)心というのはとても大切なものです。私たちはいつも、心の中で何かを考えています。私たちがいつも、心の中で何を考えているかによって、私たちの人生が決まってしまうと言っても言い過ぎではありません。

 

○ ある人々は、何が起こってきても、いつも積極的に物事を捕えようとします。ある人々はその逆に、いつも消極的に物事を捕えてしまい、いつも消極的、悲観的なことばかりを考えてしまうのです。

 

● 「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これがキリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。」(1テサロニケ 5章16−18節)

 

★ 上記のみことばは、多くの人々によって愛されているみことばです。このみことばはとても積極的な人生と、心のあり方を示しています。多くの人々が、「いつもこのみことばに従うことができたら、何と素晴らしいことだろう」と思っておられることでしょう。ところがいざ実行してみようとすると、なかなかむずかしいのです。特に、人生の試練がやってきた時に、祈ることは出来るかも知れませんが、喜んだり感謝したりすることはとてもむずかしく思えます。

 

◎ 私たちは子どもの時から、物事を悲観的に考えるように習慣づけられているのではないでしょうか。最近のテレビのレポートによるならば、日本人は世界の中で、自分に対する評価が非常に低い国だそうです。「自分がなぜ生きているのか、自分の存在には意味があり、価値があるのかどうか」等という大切な問題について、積極的に考えることが出来ない日本人が多いというのです。

 

◎ 日本人が、容易に悲観的な考え方に陥ってしまう1つの原因は、聖書の教えや、キリスト教的なものの考え方が、日本の社会に浸透していないことにあるのでしょう。聖書は人間を、とっても価値のあるものとしてみなしています。それは神様が人間を神のかたちに造って下さっており、しかも一人一人を愛して下さっているからです。

 

◎ 「神はこのように、人をご自身のかたちに創造された。神のかたちに彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。」(創世記 1章27節)

 

● この世には、「所詮、人生はむなしいもの」、と教える宗教が多いかも知れません。しかし、聖書の教えは全く異なります。聖書によるならば、人は皆、神のかたちに造られた尊い存在なのです。そして神様は、一人一人の人生に関心をお持ちであり、一人一人の祈りに(どんなに細かいことに関してでも)耳を傾けて下さるお方であり、また、その人の最善になるように、最も適切な答えを示して下さるお方なのです。私たちがこの世に生まれてきたのは、実は神様の素晴らしいご計画によることなのです。


◎ クリスチャンよ、神のことばによって心を強くしよう!! ◎

― 心を強くするノート その2―(3−4ページ)

〇 なぜ信仰を持っていても、人生において、前に進めなくなってしまうのでしょうか? それは、何でも悲観的に、悪い方へ悪い方へと考えてしまうからです。そのように考えてしまうのは、子供の頃からの様々な要因が影響しているのでしょうが、しかしいずれにしても、このままではこの世を生きていくことはできません。どうしても自分で、自分の心を良い方へと転換していかなければならないのです。

 

◎ そのためには、医者に通うことも必要でしょうし、薬も役に立つでしょう。良いカウンセラーに巡り合って、話を聞いてもらうことも必要でしょう。今は心を病んでいる人の多い時代です。私は教会の人々にも、心の弱さを覚える場合には、かぜをひいた時に医者に行くような気持ちで、恥ずかしがらずに気楽に精神科に行くようにお勧めしています。なぜならば放っておくと、どんどんと心の病が進んでしまい、やがては取り返しがつかなくなってしまうからです。

 

〇 問題は私たちの「心」です。試練の時にも、心の中で、明るく積極的に考えられるならば、明日に向かって踏み出す事が出来ます。過去のいやなことをくよくよ思い出していたり、未来にいやな事が起こるであろうなどと心配ばかりしているならば、明日に向かって踏み出すことはできず、人の中に出ていくこともできなくなってしまいます。

 

● しかし私たちは、何でもおできになる、全知全能の神様を信じているのです。そして永遠に変わることのない、神様のおことばである「聖書」が与えられているのです。この神のことばは絶対に確かなのですから、私たちは聖書の中から私たちの心を明るくしてくれる積極的なみことばを、心の中にしっかりと刻みつけることが必要です。ある人々は、いつも聖書の中の罪に関することや、厳しい言葉ばかりに目をとめて、くよくよしてしまうのですが、明らかに心の弱さを覚えている時にはそうしない方が良いでしょう。むしろ聖書の中の励ましとなる言葉に目を向けるべきです。

 

〇 全ての人にとって最も必要なものは「愛」です。「心の病」に陥るのも、1番大きな原因は、誰の愛をも確信できなくなった時です。親に愛されなかった人の受ける心の傷は本当に大きなものです。私たちは、自分が親になったならば、自分の子供に愛情を注ぎ、幼い時には十分なスキンシップをもって愛のことばを語り、「自分は親から愛されているのだ」ということを子供に確信させることが必要です。叱る時にも、「愛しているから叱るのだ」ということを理解させるように努力します。一般的に、親の愛を確信している人は、他の人をも愛しやすくなり、また情緒的にも安定します。もちろん、やがては親から自立していくように育てることを忘れてはなりません。

 

● では、親から愛されなかったり、誰の愛をも確信できない人は、もう終わりなのでしょうか。そんなことはありません。全能の父なる神様が、永遠に変わらない愛を持って私たち一人一人を愛していて下さるのであり、永遠の昔から私たちを愛のうちに選んで下さったのですから。

 

〇 次のようなみことばを、絶えず心の中で繰り返しましょう。

 

● 主は遠くから、私に現れた。「永遠の愛をもって、わたしはあなたを愛した。それゆえ、わたしはあなたに誠実を尽くし続けた。」 (エレミヤ書 31章3節)

 

〇 「すなわち、神は私たちを世界の基の置かれる前からキリストのうちに選び、御前で聖く、傷のない者にしようとされましたノノ. 神は、ただみこころのままに、私たちをイエス・キリストによってご自分の子にしようと、愛をもってあらかじめ定めておられたのです。」(エペソ人への手紙 1章4−5節)

 

◎ 私たちは、自分の力の有限さを覚え、弱さを覚えます。しかし私たちを愛していてくださる神様は、無限なるお方なのです。神様の私たちに対する恵みは、私たちがこの世に生まれる前から、しかも世界の基の置かれる前から始まっているというのです。全世界、全宇宙をお造りになられた神様の、私たちに対する恵みは無限です。この全宇宙がいかに広く、広大なものであり、この宇宙の中には神様の知恵と力と富とが満ちあふれていることを覚えて下さい。

 

〇 神様は私たちを、悲観的な人生を送らせるために、この世に生まれさせたのではありません。イエス・キリストは、「わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです」(ヨハネの福音書10章10節)とおっしゃいました。そして私たちを本当に愛して下さり、良き羊飼として、私たちの救いの為に本当に命を捨てて死んで下さり、よみがえって下さったのです(10章11節)。私たちは、神様が私たちを愛して与えてくださった聖書のおことばを有効に用いることによって、明るい、積極的な心を持つことが出来るようになるのです。 

(文責=聖書同盟総主事、小山田格)  


1. 「心を強くするノート」 = 現在までに、A4版16ページが出来ています。

2.未信者用のものもあります。(A4版、14ページ)

3.「中高生のための、心を強くもつための日々の祈り」もあります。(A4版、9ページ)

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