お気に入り着物コーディネート

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私の珍しい元禄袖のヴィンテイジ着物をご覧ください。

元禄袖とは袖の振りを丸くしているのですが、

これは華やかだった元禄時代の風俗を

日常に取り入れようと、日露戦争後、

流行したものだそうです。

お袖が丸く、可愛い子供の着物のような感じ。

ちょっとお茶目な雰囲気になれますよね。

やはり、ヴィンテイジ物の黒の帯で、締めてみました。

夏の着物といえば、絽か紗か明石。

どれも織り方に工夫がなされ、一見、涼しげなシースルーです。  

7月、8月の私のお気に入り着物コーディネート。ご覧下さい。

私の「お気に入り」の一番の基準は、まず「面白い」という印象にあります。

「どこか変わっている」「珍しい」。ですから、着物も、今のものでなく、

和服が当たり前だった時代の豊かな感性にあふれるヴィンテイジ物をよく探しにいきます。
たまたま見つけた、「明石」

思い切って、赤と金の帯でしめました。

黒ですが、シースルーで涼しげですよね。

実際は、そう涼しくはありません。

風にゆられて、風鈴が
チリンと鳴る・・

ああ、涼しいと思うのと同じことなのでしょうか。

でも、こういうイマジネーションって、楽しい。

絽は、織る時に隙間をいれて、

すかしが入っているのが特徴です。

この着物は、縦に大きな縞模様ですから、

絽の着物という感じがしません。

粋な感じが好きで気に入ったのですが、

「ヘアースタイルを工夫して、山高く結い上げると

もっと粋になるわよ」と早速アドバイスをいただきました。

今度ね・・・

この絽の訪問着。
 
どこがどうと、なかなか説明できないのですが、

色合いといい、図案といい、

今ではあまり見かけない作品だとおもいます。

一目で気に入ってしまいました。

自分が着るより、見ている方が楽しく退屈しません。

帯はあざやかなコバルトブルーです。

図案をよくみていただこうと、奴さんのようになってしまって、

それは、ちょっと、不本意。
私は、「晴れ女」と思っていました。

何か行事の時、雨に降られて困ったという経験がありませんでした。

この着物に出会うまでは・・・

所々、生地も薄くなりかけている程の年代物でしたが、

出会った時「瞬間買い」をしたのは、

この柔らかいけれどもしっかりとした輝きを放つ鈍色のせいです。

ところが、本当に不思議なんです。

まず、10月15日、ライブにこの着物を着て出た日、

雨など降り出すなんて、誰も予想しない空模様だったのに、

帰り道、突然の激しい雷雨。

肩や袖に、雨染みが残ってしまい、いつもの呉服屋さんに

染み抜きをお願いしました。

その時、どんな天候であろうと、雨コートを必ずお持ちなさいね

とアドバイスをいただきました。

でも、二回目、その日も晴天。

テレビの天気予報でも、降水確率0%というのに、まるで、狐の嫁入りみたいにパラパラと雨が、

この着物を着た私の行く手行く手に降りてくるのです。演奏後も、また、パラパラと・・・この着物のせい?

昔、この着物を着ていた人は、泣いて泣いて、雨まで降らしたの?いろいろ、想像力が働いてしまいます。

でも、雨を呼ぶ着物って縁起がいいんですって!「呼び込む」って言うのだそうです。

実際、農耕社会だった日本では、昔から雨乞いは大きな儀式。神通力を持つ巫女の仕事でしたものね。

(天智、天武の両天皇に愛された万葉の歌人、額田王もそうでしたっけ?)

こうして、いろいろ想像を掻き立てられロマンを追いかけられるのも、ヴィンテッジ着物を選ぶ楽しみの一つですね。
 

「まあ、派手な着物ね」と言われそうですが,

実は、私、この着物が大好きなのです。

もちろん、袖も少し長めのヴィンテージ物です。

最近、気が付いたのですが、どういう違いがあるのか

わかりませんが、
写真に写していただく時、

今の着物より、ヴィンテージ着物の方が染めが

落ち着いて綺麗に色が出るようです。

大好きな着物ですが、着こなすには、

随分、苦労しました。
まず、これだけはっきりとした賑やかな絵柄ですと、帯とのコーデイネートが本当にむずかしいのです。

色々と試行錯誤の後、
やっと納得のいく帯にめぐり合えたのは、この着物を購入してから2年後のつい最近のことです。

ゴールドの無地です。いかがでしょうか?


なまこ屋さんで、・・・若おかみ候補のヨーコちゃんと
平成14年12月ライブの後で
通常、単衣は6月から。

でも、5月のライブでは、自分勝手に

一足お先に衣替えをしてしまいました。

この写真のちょっと珍しい大胆な縦縞模様を、

早くきてみたかったのです。

最初にこの着物を作られた方は、

私より身長は小柄。

でも、体重はおありになったようです。

身幅がたっぷり。

ヴィンテッジなのに「どうしてかな」と思うほど、

袖丈が短いのも不思議な所です。

でも、お三味線の演奏には楽ですね。

最近の私のお気に入り着物、ナンバーワンです。

平成15年5月  記