七不衰退法

  
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Satta aparihānīyā dhammā:(AN 7-21, DN 16)  


社会を衰退なく安定・繁栄させる方法


「7つのことを守っている社会は衰退することなく安定・繁栄します」とお釈迦様は教えられました。
(*社会とは・・・2人以上集まれば社会になります。会社、組織、家族、学校、サークル、ボランティアなど「自分の社会」を理解して、そこで実践すれば、そのグループは安定し繁栄します。サンガも一つの社会です)

1.会議を頻繁に開き、多くの人が参集する
 ものごとはどんどん変わっていきますので、頻繁に集会をおこなうことが大切。状況を知っている人と知らない人がいると安定しません。

2.和合をもって議論する
 会議で活発に意見(異論も含め)を出し合い、いったん和合して結論に至ったら、その後、決まったことにたいして反対してはなりません。

3.伝統や憲法を守る
 昔から定めてないことを新たに定めず、すでに定められていることは破ってはなりません

4.経験ある長老の話を聞く
 経験のある目上の人を尊敬して、耳を傾けて、教えてもらう。経験の浅い人の判断は間違えやすい。

5.女性を大切にする
 女性を奴隷的に扱わない。女性が安心して活発に仕事ができる社会は繁栄します。

6.信仰を大切にする
 お寺や仏像、教会を破壊してはならない。伝統的な信仰・宗教・文化は大切にし、お祭りや儀式も気持ちよく、仲良く、楽しくおこなう。ただ生贄や飲酒などの悪行為の伝統は、仏教は認めていません。

7.賢者が過ごしやすい社会にする
 真理を悟っている聖者たちと、これから来る聖者たちが楽に生活できるよう願い、環境を調える。

 7つのことを守っている限り、その社会は繁栄し、衰退はありません。


サンガの繁栄のために必要な7つ
 (AN 7.21)

1と2は「社会の繁栄」と同じです。

3.昔から定めてない戒律を新たに定めず、
  すでに定められている戒律
を守る
 

4.長老を尊敬して教えを学ぶ
  長老に嫌われないようにする。

5.心に渇愛が生じたとき、すぐに制御する
  感情が生まれたら、心をよく管理して、感情に負けない。

6.森の生活を好む
  必要最低限のもので満足するということです。

7.まじめな修行者が来てほしいと願う


目的を忘れてはならない

 組織やグループをつくるとき、始めに何らかの「目的」があります。この「何のために活動するのか」という目的を見失わないようにしてください。たとえば、福祉のボランティアグループなら、始めは「善いことをしよう」とか「苦しんでいる人を助けましょう」という目的で組織をつくったのに、だんだんそれを忘れて、いつのまにか「お金儲け」や別のことが目的になってしまうことがあります。そういう組織は、やがてつぶれます。

 グループのみんなが「目的」を忘れずにいるなら、会議などでも争いや衝突は起こりませんし、グループが衰退することもありません。在家者も出家者もそれぞれの目的を明確にすることで、社会やサンガが繁栄するのです。

 Sadhu! Sadhu! Sadhu!