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  鉄筋の組み方
 
 
 前項において、基礎には、布基礎とべた基礎が主流であると説明しましたが、ここでは、べた基礎における鉄筋組のチェックの仕方を説明します。しかしながら、チェックのしかたは、どの基礎においても共通です。
鉄筋が組みあがったところ。
べた基礎です。→

 
鉄筋の太さと間隔
 木造基礎で通常使用される鉄筋の太さは、10mmか13mmです。その間隔は、200mmか250mm間隔にもち網に組んでいきます。これらの鉄筋ををシングル(一重)かダブル(二重)に地盤・荷重などの状況に合わせて設計します。
 
この鉄筋は、直径13mmです。D13と表示します。 テープを当てて、間隔をチェックしています。200mm間隔に組んでいます。
 
定着と継手
 定着と継手と言いますと聞きなれない用語なのですが、鉄筋組に関しては非常に重要です。鉄筋は、全て一本物で加工して組み立てる事ができれば、何も問題ないのですが、それは、不可能ですので、現場では切ったり、継いだりしなければなりません。その継ぎ方が問題なのです。
 
 上図がべた基礎の場合の鉄筋の組み方の要領図です。520(40d)と書いてあるのが、鉄筋の継いである部分(継手)、コンクリートへの埋め込みの鉄筋の長さ(定着)の長さを言います。40dのdは、鉄筋の直径の事を言います。これが、13mmならば、40×13=520mmというわけです。これが、最低寸法ですので、この長さ以上ですと、OKという事です。
 
スケールを当てている部分が鉄筋を継いであります。1500mmの長さがあります。 スケールを当てている部分が定着です。550mmの長さがあります。
 
補強筋について
 床下をもぐってみるとよくわかるのですが、一般的に換気や床下点検のために人がもぐって行けるような穴があいています。人道口とか換気口とか言うのですが、その穴のまわりには、鉄筋を組む際には、補強の意味で余分に鉄筋を入れなければいけません。 配管を通すための穴の場合も同様です。
人道口(換気口)まわりに補強筋を入れたところ。
赤いライン部分が補強筋です。
配管まわりに補強筋を入れたところ。赤い丸で囲んだ部分が補強筋です。
 
鉄筋のかぶりについて
 鉄筋がうまく組めた後、大事な事の一つにかぶりというのがあります。これは、どういう事かと言いますと、鉄筋にどれだけのコンクリートが被っているかという事です。鉄筋コンクリート構造計算基準(日本建築学会)において、その被りが決められています。
  • 土に接しない部分 30mm
  • 土に接する立上り部 40mm
  • ベース部 60mm
もし、この寸法が守られていないとしたら、鉄筋が錆びやすくなり、基礎の寿命が短くなります。
この被りを均等に確保するためにスペーサーを使用します。
 
鉄筋の下に敷いてあるサイコロのような石がスペーサーです。高さは、60mmあります。 立上りの鉄筋に取り付けてあるドーナツ型の金物がスペーサーです。直径が120mmあり、正確に60mmの被りを確保します。
 
 
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