たねをまいてみましょう VOL.2 直まき
直まきは、草花を最終的に植える場所に直にたねをまくことです。
花壇まきとプランターや鉢などへの直まきがあります。
さまざまなたねがミックスされたワイルドフラワのたねをまくには、
この直まきの方法を使います。
意図的に植えられたのと違って、
ランダムに咲く自然な風情が魅力です。
直まきにふさわしい草花のリストは、
たねまきの方法をご参照ください
花壇まきの場合
ワイルドフラワーの直まきを成功させるコツ
何より日当たりのよい場所にたねまきすることと、土作りです。
また、広い空間に全面にたねをまくと美しいですが、
それぞれの草花の管理がむずかしくなります。
広い空間にたねをまくときは、手入れがしやすいように、
たねをまかない小道などを確保しておきましょう。
一般的な庭では、奥行き1メートルくらいまでが扱いやすいです。
さらに、芽出し後の管理もポイントになりますので、
芽が出たからといって安心せずに、
美しいワイルドガーデンを実現しましょう。
| @たねをまく2週間程前までに、土をよく耕して、 元肥(有機質肥料や堆肥)や苦土石灰などをすきこんでおきます。 ただし、表土には、なるべく肥料分がないように、土の中に埋めるようにします。 Aすきこんだら土は平らにならしておきましょう。 B2週間したら、いよいよたねまき。 土に水をたっぷりと与えて、さらに土を平らにならします。 Cたねをまきます。 草花の種類によって、ばらまき、条まき、点まきを使い分けます。なるべくたねをまばらに全体的に散らばるようにまくのがコツです。時間をかけて丁寧にたねまきしましょう。 (ばらまき、条まき、点まきについては、たねまきの方法をご参照ください) D草花によって覆土します (覆土については、ここがポイント!覆土の方法をご参照ください)。 Eハンドスプレーや細かい目のジョウロ、散水ノズル付きのホースなどでなどで、そっと全体に水を与えます。 ジョウロを使う場合は、ハス口を植えに向けると水圧がよりソフトになります。 7 発芽までは表土をなるべく乾燥させない方がよく発芽しますが、土は水分を蓄えているので、そう水やりを多く必要としません。土の表面が白っぽく乾燥したら、水やりします。 8 ワイルドフラワーのたねの場合はとくに、さまざまな草花のたねがミックスされているため、芽がいっせいに出るとは限りません。たねまきから2週間くらいは様子を見て、発芽がそろったのを確認しましょう。 F芽が出てきたら、こんだところを順に間引きます。 |
芽出し後の管理
発芽後の水やり 芽が出た後は、乾燥気味に育てることを心がけます。
とくに乾燥したときだけ、じょうろなどで水やりしますが、
小さな芽は水圧で倒れて枯れてしまうこともありますので、
目の細かいハス口を上に向けてやさしく水を与えましょう。
間引き
出た芽を上手に育てるには、間引きを繰り返して、
丈夫な苗を育てることが大切です。
基本的には、葉と葉が触れ合わないように間引きを繰り返して、
最終的によい苗を残すようにします。
あまり密に植えすぎると、根の奪い合いで草花の生長を妨げるほか、
風通しが悪くなって、下葉が枯れ込み、見苦しくなってしまいます。
植え直し 発芽した芽がかたよってしまい、
空間が空いている場合もあります。
このときは、種類によっては小苗のうちに、
込んでいる部分の苗をそっと根を傷めないように掘って、
空いた部分に植え戻し、水やりしておくと、根づいてくれます。
後になって空きが目立つときは、
買ってきた苗などを植えてもいいでしょう。
花がらつみ
花期に美しいワイルドガーデンを維持するには、
花がら摘みが大切です。
これは株を弱らせず、長く花を楽しむためにとても重要です。
肥料やり
葉色が薄く、花つきが悪いときは、肥料分が足りない証拠。
化成肥料などを追肥するか、
水やり代わりに液体肥料を与えるといいでしょう。
コンテナやプランターに直まきする場合
花壇への直まきなら、雨風を上手にしのぐことができませんが、
コンテナへの直まきなら、適当な場所で管理することができます。
コンテナに直まきするのは、移植が苦手な草花が一般的。
ただし、移植の手間をはぶくために、移植に強い草花でも、直まきすることがあります。
直まきするときは、たねまき用土は使わず、一般的な培養土を用います。
たねまき用土では肥料分が足りず、水はけもよすぎるので、
苗の生育に適さないためです。
直まきする容器
プランター 鉢 ウォールポット つり鉢 大型タブ テラコッタなど
例) プランターに直まきする
| @プランターの底にゴロ土か発砲スチロールを砕いたものを敷きます。 →水はけをよくするため。 Aプランターに半分ほど、ふつうの培養土を入れます。 →それぞれの草花の性質に合わせて配合します。 直まきの場合は、たねまき用土は使いません。 B培養土にマグアンプKなどの緩効性肥料を適量入れて、よく混ぜ合わせます。 Cその上に培養土をさらに入れます。 土は、プランターの縁から2〜3センチ下まで入れるのが適量。 →その上は水を注ぎこんだときの、ウォータースペースになります。 Dじょうろでたっぷり水を与えて、土を湿らせます。 Eたねをまき、必要に応じて覆土します。 F上からもう一度静かに水を与えます。 細かいたねの場合は、ハンドスプレーでシリンジしたり、底面吸水させてもいいでしょう。 |
大型コンテナへの直まき
大型のコンテナで草花を育てるときには、水抜けをよくするための工夫が必要です。
というのは、大型のコンテナには土が深く入るので、
土が乾きにくくなり、根腐れを起こしやすくなるため。
水はけをよくするには、底にゴロ土を敷く量を、ふだんより多くするといいでしょう。
ゴロ土よりもさらに水はけのよいのが、発砲スチロール。
これを2〜3センチにちぎったものを、底から2/3くらい入れます。
また根腐れ防止剤を用土に10%くらい混ぜるとさらに効果的で、
雨の当たる場所に置く場合は安心できます。
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