よもやま話:その54「似ている」

人間誰かに似ているものだ。いや人間だけでなく動物は全て。
遺伝子的に似る場合が最も多いだろうが、全く関係ない場合もあるし
長年連れ添った夫婦というのも似てくる事があるそうだ・・(ヤだな)。
環境が似ていると顔も段々似てくるのか。
そういえば日本にいる外人タレントも、
心なしか本物の外人(^^;)よりずっと日本的な顔に見える。


「お父さんに似てるね〜」
小さい頃から私はこう言われ続けてきた。
子供の頃は嬉しかったし、何となく誇らしかったりもした。

それというのも 兄は両親どちらにもあまり似ていず、悪さをするとよく
「お前は動物園の象の檻の前から拾って来たんだよっ」
と母から言われていて(何て母親だい^^;)、
私も“まんざら嘘じゃないかも”と思ってたりしたが(何て妹だい^^;)
イザ自分がそれを言われた時には
「嘘だもん!だってお父さんにソックリだもん」
と父親ソックリというのを伝家の宝刀のように持ち出せたからだ。

しかし年頃になるに連れ、今度は逆にこの「父親ソックリ」というのが
マイナス要因になってきた。ハッキリ言って凄く嫌だった。

もちろん父親が田村正和みたいなイイ男なら何の問題も無いのだが、
そんな事はあろうはずも無く 、
底意地の悪そうな鼻(`ι´)かったるそうな目(~。~)やる気のない口(−へ−)
と三拍子揃ったただのデブオヤジだった。
そして私はそんな親父にソックリなのだが(自爆)。

しかも私達父娘は顔だけじゃなく性格もよく似ていたせいか、
お互いの欠点が丸わかりなので、輪を掛けて敬遠するようになっていき
高校の頃などは、3年間で口をきいた回数が5回も無かったかも(^^;)。
だからその頃の私に「父親に似てる」というのは親戚中でも禁句だった。
丁度ピリピリした年頃だったのでみんな遠慮してくれてたのだろう。

親元を離れ、父とも全然違う環境で暮らし 全く違う物を食べ5年が過ぎ、
結婚する時になって久しぶりに親戚連中と対面した時のこと。。。。

ドレス姿の私を見るなり、
「まぁ!綺麗だこと〜」・・・(*`▼´*)v

しかし次に出た言葉は、

「お父さんソックリね」・・・(`_´メ)凸

大分丸くなった私(体型じゃないぞ^^;)を見て、つい本音が出たのだろう。
ひきつる娘をよそに 父親は崩れパンダのような形相でデレデレしていた。
ハァ〜・・やっぱり血は環境よりも濃い。


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