よもやま話:その79「ニッポンの心」


小腹が空いたのでハンバーガー屋に寄ったら
私が座った隣のテーブルで女子高生3人が
何やら手紙らしき物をあーだこーだ(と言うよりキャーキャー)
言いながら書いていた。どうやら男宛らしい。

へぇ〜今時手紙かよ?メールはどうした?
とちょっと皮肉混じりの気分で耳をそばだててると、中の一人が

「一枚ってのはダメなんだよぉ。一枚で終わっても二枚にすんのっ」

と今時の女子高生にしては信じられない事をのたまう。
思わずちらりとその子の顔を見た。思いっきり今時の娘だった。
どうやら彼女は自分の婆様に聞いたらしい。
あとの二人は何言ってんだよって顔だ(当然かも)。

私もずっと爺婆と暮らして来たので
この手の事は良いことから「?」な事まで色々聞かされたし守らされた。
先の手紙の件も含めて 礼儀作法に関する物が多かったけど、
今はほっとんど守ってませんσ(^^;)。
日本人の細やかな心をスッカリ忘れてます。
爺さん婆さんは天国でさぞや嘆いている事でしょう。

◆敷居は踏むな(爺様の頭だから)
昔・・守ってましたよキッチリ。間違って踏んでしまった時なんか
   お爺ちゃんゴメンねと誤り 敷居をナデナデしましたさ(孫の鏡)。
今・・物理的に高い物はさすがにまたぐけど、後は踏みまくり。

◆テーブルに座るな(尻がひん曲がる)
昔・・これまたキッチリ守ってました。信じてたからね(ひん曲がり尻)
今・・座るどころか電球変える度に乗っかっては足で踏んでます。

◆ザルを被るな(脳味噌が少なくなる)
これってちょっと「?」な部類かも(^^;)。いくら何でも被る奴ぁいないだろ。

◆夜爪を切るな(悪魔が来る)
昔・・これまた信じてたんで切りませんでした(意外と小心者のガキだった)
今・・ほとんど夜切ってます。悪魔ぁ?見てやろうじゃねーかい の気分。
これは「口笛を吹くな」ってバージョンもありました。

◆よほど親しい人でない限りハンカチを贈るな(別れの意味)
昔・・実はこれ中学の時に逆利用した事あり(呪いのハンカチ^^;)
今・・バンバンあげてます。だって安いし手軽だもんね。

この他にも やれ畳の縁を踏むなとか、障子や襖は足で閉めるなとか
墓地で走って転んだら泥をなめろとか、何やらいっぱいありましたねぇ。
今はほとんど守ってないけど
でもたった一つだけ守ってる事があるんです。
守ってるというか条件反射みたくなってるもの・・・

◆霊柩車を見たら親指を隠せ
これって親を大事にしろって事らしいんだけど
何だか隠さないと今すぐ死んじゃうような気になってしまい、
つい隠してしまう(^^;)。それもかなりの早業で。
これだけはひたすら守ってる私は意外と親孝行かも(`▼´)。