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よもやま話:その81「涙」 涙って不思議だ。 人間が排出する液体の中で唯一 美辞麗句を並べ立てられる物質。 「輝くようなツバ」「宝石のような鼻水」「星くずのようなオシッコ」 な〜んて聞いた事無いよなぁ(^^;)。 まぁ汗だけは比較的良さげな表現を使われるけど それも汗そのもの自体というよりも、その行動に関しての賛辞が殆どだし。 でも涙は違う。涙そのものが主役だ。 辞書を引いてみると、涙に関する語句や慣用表現は凄く多い。 他の液体では、やっぱここでも汗が少し有る程度で他は全くと言っていいほど無い。 何でこんなに涙ばかりがチヤホヤされる? 理由は簡単、無臭だからだろうな。 他の液体はみんな匂いがあるってかハッキリ言って臭いし 自分以外のは何かバッチィ〜って感じするもんね。 無臭なモノってのは美化しやすいし、キレイキレイに飾り立てやすい。 それに老若男女、誰が流しても平等に美しいってのもポイント高いかも。 これが汗だったりすると、若くて綺麗な男のなら良いけど 脂ギッシュなオヤジのなんか吐き気ものだしな(あくまで個人の好み)。 それと他のものは生理的や無意識に出るものだけど 涙は意識して出したり止めたりもできるせいか、一種独特のドラマ性っつうか 「私は女優【涙】よっ!」ってな感がある。 だから映画や小説や歌でも涙は大活躍。特に恋愛モノには不可欠なエッセンス。 男「そんなに泣くなよ・・」 女「だって・・」 男、そっと涙に口づける。 男「こんな苦い涙はもう流させないよ」と言って抱きしめる。 そのままベッドになだれ込み二人の熱い夜はふけるのであった。。。 ・・ってなパターンはクサすぎるとしても、まぁこれに似たような事は多い。 でもよーく考えてみて下さい。 涙が大量に出てる時ってのは鼻水もズルズル出てるんですよ。 涎なんかも出ちゃってるかもしれない。 小洒落た台詞で涙に口づけるよりも、鼻水を自分のハンカチで拭いてくれて 涎を舐めてくれる男のが私は好きだ(^^;)。 生臭いモノをいとわないってのが本物だと思うから。 だから涙だけの表現で 愛してるだなんだってのは ペラペラ〜〜と薄っぺたくて非常に嘘臭く感じてしまう。 そりゃ涙だけのが綺麗だけどさ、実際はもっと色んなもんが付随して出るもんね。 でも・・・・ ♪君の鼻水を僕のハンカチで拭いてぇ〜涎も舐めてあげよぉ〜♪ なんて歌は絶対にヒットしないだろうな(^^;)。
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