思い入れのある編成たち

↑ 小田原駅を通過する300系J1編成

 思い入れのある編成たち その3 〜 JR東海300系 J1編成 〜

 このコーナーでは、管理人が個人的に思い入れのある編成を紹介します。

思い入れのある編成たち。第1回は300系の
最終編成であるJ61編成でしたが、今回は
300系の第1編成であるJ1編成を紹介します。


 J1編成は東京〜新大阪2時間半を実現させる
ため、1990年に試作車として登場しました。
当時の編成名は「J0編成」。その後、長期間の
試運転が行われ、その成果をもとに量産車が
登場。1992年3月のダイヤ改正で最高速度
270km/hの「のぞみ」号がデビューしました。

 量産車はJ1編成に比べてスリムな顔つきに
なり、JR東海、西日本合わせて69本の300系
が作られました。
 
 「のぞみ」運転開始から1年後の93年3月、試作車J0編成は改造を受け編成名を「J1」に変更、
量産車から1年遅れて営業運転を開始して300系の一員として頑張る事になります。
 

300系試作車 J1編成
正面窓ガラスの形状や、ふっくらした顔が特徴です  

300系量産車 J2編成〜
キリリとスマートな顔です

 


 1999年12月、私は新幹線の撮影の為に
入場券を買って東京駅にいました。撮影をしてい
ると16番ホームにひかり号が進入してきます。

 「300系か・・・んっ?!いつもと顔が違うぞ!
            ・・・・おっ!J1編成だ!!」


 発車案内盤を見ると、新大阪行のひかり号
次の停車駅は新横浜です。コレは乗らねば!!
階段を降り、改札を抜け、新横浜までの乗車券を
購入。16番ホームに駆け上がりました。

↑J1編成 量産車よりも微妙に屋根が低い
 

↑製造プレートは平成2年
9000番台が試作車の証

 新横浜までは20分弱ですが、貴重な編成に乗っているだけあって早く感じました。出来る事なら
もっと長く乗車していたいのですが、さすがに次の停車駅は名古屋。そこまでは行かれません(涙)
新横浜で、発車してゆくJ1編成を名残惜しく見送ります。次に乗車できるのはいつの日かな?

 ところが、年を越えた2000年。J1編成の目撃情報がパタリと途絶えました。インターネットの
掲示板でも、姿を見せなくなったJ1編成が話題になっています。これはどうしたものか・・・・。

 後日、鉄道雑誌に情報が掲載されました。どうやらJ1編成はATC(信号システムの名称)の
更新のため、新ATCの試験車として新しい活躍の場を見つけたそうです。それから今に至るまで
1回も営業運転に入っていません。

 300系の第1編成として登場。のぞみ号誕生のために試験に明け暮れる毎日。そして量産車から
1年遅れの営業開始。ようやく乗客を乗せて走れると思ったら、またもや試験車への変更。

気が付けば、営業運転されている期間より、試験車として活躍している期間の方が長くなりました。
                                            (2004年11月現在)

 J1編成が、再び営業運転をする日はやってくるのか?

 現実的には東海道新幹線で一番古い編成(事業用車は除く)になってしまっただけに、難しい
かもしれませんが、もし営業運転に復帰したなら、是非乗りに行きたいと思います。  
  

 今回、300系J1編成の特集を組むにあたり、S田さまより画像の提供を頂きました。
せっかく大きい画像で頂いたので、ギャラリーページで大きく紹介させて頂きます。
 
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j1.jpg (12041 バイト)