沖縄の730車たち...
沖縄の730車たち...

那覇バスターミナルにて  東陽バスの日野RE(左)と那覇交通のいすゞBU04

 


 2002年の春に沖縄を旅行する機会に恵まれました。飛行機の撮影が目的でしたが、沖縄の
旧型バス(730車)を見てみたくて、那覇バスターミナルへと足を運んでみました。たった数枚の
カットですが、今ではなかなかお目にかかれないバスを紹介したいと思います。
(一部写真は那覇バスターミナル以外で撮影しています)

※ 730車(ナナサンマル車)とは....

 沖縄が日本に返還され、その後道路交通方式が右側通行から日本の方式である左側通行に
変更されたのが昭和53年7月30日。この7月30日に登場したバスが730車と呼ばれています。

 当然ですが、右側通行だった頃のバスの出入口は進行方向右側にありました。7月30日を境に
すべてのバスの出入口を進行方向左側にしなければなりません。当初、県外の中古バスを沖縄へ
もってきて交換する話もありましたが、実際にはほとんど新車が導入されています。沖縄には
4社のバス会社がありますが、その時に車種を会社別に統一し効率化をはかりました。
(那覇交通は「いすゞ」、東陽バスは「日野」、沖縄バスは「三菱」、琉球バスは「日産」)

 なにしろ1000台以上もある右ハンドルのバス(729車と呼ばれています)を一晩にして
左ハンドルのバスに変えなくてはなりません。7月29日に運転終了した729車は次々に米軍の
開放地等に運ばれ、運賃箱などを外して新型バス(730車)に乗せ換え営業所に戻すという
大変な作業を行い、無事に7月30日の道路交通方式変更に間に合わせたのです。

 そんな730車たちも登場から20年以上もたち、だいぶ数を減らしてきました。もう地方都市でも
なかなか見ることができない旧型バス、沖縄の730車は歴史を知る貴重な存在です。
 

 

那覇交通
いすゞ BU04
懐かしいリア! 方向幕があるリア
 那覇交通は「いすゞ」のバスを採用。
 他3社に比べて730車が多く残っているようで、よく見かけます。
 後日追加:2005年1月全車廃車。大方の予想とは違い、沖縄バス4社で一番早く730車が
 なくなってしまいました

 

東陽バス
日野のRE
 東陽バスは「日野」のバスを採用。
 2005年1月現在で沖縄で一番多く残っている730車。とはいえ台数は減ってきている。

 

沖縄バス
三菱
 沖縄バスは「三菱」のバスを採用。

 残念ながら動いている沖縄バスの730車
 には今回出会えませんでした。

 車庫にとまっていた730車です。
 (ナンバープレート無しなので
  廃車だと思います)

 2005年1月現在で残っているのは1台のみ
 動態保存の意味も込められているので安泰
 だろう
リア

 

琉球バス
富士重工3Eボディー
 沖縄バスは「日産」のバスを採用。富士重工の3Eボディーを使用。
 2005年1月現在、相当に少なくなっている模様