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ジョン・シルバー
「宝島」

’98年9月8日完成
 【宝島について】
 「宝島」はスチーブンスンの有名冒険小説を原作として1978年に日本テレビ系列で放送されたTVシリーズ。全26話。
 日本テレビ系列の名作路線は「家なき子」と「宝島」の2作で、東京ムービー新社製作であり、フジテレビ系列の名作劇場(日本アニメーション製作)とは趣が異なる。
 TVの「宝島」は悪く言う人を見たことが無いくらいの大変好評な作品で、演出の出崎統の手腕がパーフェクトに発揮された大傑作と言える。
 ワタシは原作小説はちゃんと読んだことはなく、子供向けのダイジェスト版を読んだくらいなのであまりエラソーなことは言えないが、このTVシリーズは原作にないキャラクター描写で高い評価を受けている。ゆえにTVでジルバーやグレイに惚れ込んで小説を読むとがっかりすることになるらしい(笑)
 最大の勝因は劇中の悪役「ジョン・シルバー」をなんとも魅力的に描き、その一言一句、一挙一動に視聴者の注目を集めつづけたことであろう。
 あらすじはよく知られているだけに、ストーリーをなぞるだけでは単なる動画の紙芝居であり、名作にはなり得ない。シルバー、グレイ、スモレット、リブシー、ジムの母・・・少年を囲む数々の魅力的な人物像がストーリー進行以外の楽しみを絶やさなかった。
 特にシルバー役声優の若山弦蔵の名演がもぉたまらん!ストーリーの進行よりもシルバーの長まわしをずっと聞いていたいと思えるほどにハマる名演だ(笑)
 ファンの期待は裏切られること無く、お宝発見後のラスト2話は「とにかくシルバーだ、シルバーで締める!」というノリのカッコよさであった。

 【フィギュア製作について】
 以前1/12スケールで作成したシルバーだが、アニメフィギュア造形10周年を記念して1/8スケールで再挑戦した。
 ところが製作にあまりに時間がかかりすぎて、結局のところ完成時には15周年記念になってしまった。
 フィギュア1体に4年以上かかるとはあきれた話であるが、ほとんど作業をせず、作業机の上に造りかけのシルバーが放置されている状態が長く続いたわけである。でもしまい込んだことはなく、「シルバー製作中」の状態を4年以上キープしたわけで、われながら気が長いというかなんというか(笑)
 主にファンドを使用し、髪の毛や上着の裾に初めてスカルピーを使用している。このとき使用したのはスカルピープロマット。あとポリパテやエポキシパテをわりと気まぐれに使用していたりする。肩のモールとかはポリパテを盛り付けてから削り出したので、バキバキ折れてえらい目にあった。