花札の植物


7月 萩(ハギ)

花札の7月は萩(ハギ)です

10点札は 萩(ハギ)に猪(イノシシ)
5点札は 無地の赤短冊と萩(ハギ)
カス札は 萩(ハギ)の花絵のみ二枚

遊びでは4月の藤(フジ)”くろまめ”に対して、この萩(ハギ)は”あかまめ”ともいう
赤い部分が花を表しているのだが、フジもハギも「マメ科」であり、的を得ている?

”萩(ハギ)に猪(イノシシ)”の組合せは? これが全くわからない。
萩の配合パターンは”萩と鹿” ”萩と露” ”萩と雁” ”萩と小川” 
”萩と宮城野”という事になっている。 何故 ここで猪が出てくるんだ!

萩に鹿が出てくれれば ハギは秋の七草の一つとして知られ
”雄鹿が鳴く時期に開花するのでハギは別名「鹿鳴草」という” と
うまく説明が付くのだが・・・猪ではどうにもならない。

でも花札には、「猪・鹿・蝶」というのがあって この”萩に猪”と”紅葉に鹿”
それに”牡丹に蝶”の札を集めれば役が付き大儲けになるのだ。
つまり「猪・鹿・蝶」は一心同体ということです。
また、昔からケダモノは「しし」といい、いのしし(猪)、かのしし(鹿)
と言って 猪も鹿も同じことなんだ!
これに牡丹が重なって「ぼたん鍋」ができ上がっている。
・・・・・これで如何でしょう?!  許して貰いましょう。


萩(ハギ)は 廾(くさかんむり)に秋、秋の草という意味で日本で作られた国字。
もともとは、古い株から芽を出すので”生え芽”・芽子(ハギ)、芽(ハギ)、
または 前述の”鹿鳴草”ということだったらしい。

ハギは、マメ科ハギ属の落葉低木で草ではない? 
わが里で見られるのは、ヤマハギ、マルバハギ(ミヤギノハギ)、ツクシハギ
でもこれらがよく似ていて なかなか見分けがつかない。
いつものように・・・「ハギ」とわかれば、それで”よし”としている。

萩(ハギ)は、むかしから万葉集の中でも最も人気のある花であった。
日本人には最も身近な馴染み深い植物で、観賞花としても重要な位置を占めている。
また、ハギの良質の枝は筆の軸に利用し、樹皮で縄を作ったり
編んで細工物にしたり、 葉は茶の代用品とし、種子は粉に挽き飯や粥に
混ぜて食したそうである。 なかでもハギの根を乾かして
メマイやノボセの薬とし、その効果抜群だったというから楽しくなってくる。

今日では 痩せた土地によく育ち丈夫であるため 砂防用として
堤防や斜面保護、緑化に多く利用されているそうだが、
絵画・彫刻・図案などの工芸文化がもっと世に出て来てよさそうに思うのです。





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