北京は遠かった 北京首都空港との対決に敗れて(1998年11月21日〜22日)
36時間のドキュメント
11月21日
6時50分
7時30分
慌てて起きる。荷物をまとめて部屋を飛び出し、タクシーで、リムジンバスの乗り場に辿り着く。
8時15分
9時35分
成田空港第二ターミナルビル到着。
途中の高速はいつもの休日の渋滞といった感じ。JALの個人受け付けカウンターに向かう。
連休のせいか、見た事もないくらいに人が並んでいる。荷物のチェックインはないので、荷物無しのカウンターに並ぶ。
前の客が長引く、チェックインを終えたのが、9時50分頃。薬局によろうと思うが、出国検査への入り口は長蛇の列。たばこと酒を頼まれていたため、空港使用料チケットを買い、並ぶ。
10時15分
ようやく出国審査パス。たばこの銘柄の確認のため、北京へ電話する。
キャスターマイルド3カートン、日本酒1本、CDのリップスティックセット1、バランタイン17年1本、以上2万5百円をJCBカードにて購入。既に搭乗が始まっている旨のアナウンス。
アナウンスは流れているが、サテライトは本館のため、北京の他の友人に今から登場する旨を電話。
ほとんど最後に飛行機に乗り込む。ほぼ満席。上着のダウンジャケットと、免税品は収納ができた。手荷物は席の下に入るため問題無し。
10時50分
定刻から5分ほど遅れて、JL781便はターミナルを離れる。
11時00分

離陸。霞ケ浦、鹿島上空で旋回し、西を目指す。視界良好。
まもなく、箱根の山、富士山が奇麗にみえる。
南アルプス辺りの上空から、濃い雲が広がり、下が全く見えなくなる。
席の前のポケットに入国カードが入っているのに気づくが、パスポート、ボールペンとも上着に入れたまま、上の荷物棚。
いつもなら、取るところだが、何故か今回は、まあ北京についてからでいいや、という気分。その後の展開を暗示していたのかもしれない。
11時40分
12時30分
機長より挨拶。北京は雪、気温はマイナスである事が伝えられる。
続いて、チーフパーサーからも挨拶があり、機長の挨拶の補足として、北京空港が現在雪のため閉鎖されている事、着陸できる確立は五分五分である事が告げられる。
13時00分頃
韓国の上空を通過。地面は雪と霜で真っ白。渤海湾に入る。
13時15分頃
13時30分頃
13時40分頃
14時00分頃
再び海(日本海)に出る。途中細かい方向転回を繰り返すが、旋回するほどにはならない。
ほどなく、機長より、北京空港の閉鎖がいつまで続くか解らない、燃料等も考慮に入れると、成田に引き返すのが最善の策と決定、午後4時過ぎに成田に到着するとのアナウンス。
機内よりざわめきと、あきらめの声。ジュースやおつまみが配られる。
15時00分頃
チーフパーサーより免税品は日本への持ち込みができないため、保税処置が必要な旨のアナウンス。
16時00分
無事成田空港到着。到着と同時に、地上係員から、今後の対応について機内で説明。781便は本日は運行を終了。明日22日、午前9時45分に同一機材で、北京に向かう。搭乗券はこのまま有効。入国審査場にて出国の取り消しを行う。空港使用料については、明日払わなくても良い、証明書を発行。機内預けの荷物については、日本航空がこのまま預かる。免税品は日本に持ち込めないため、入国審査前に日本航空が預かり、引き換え券をを渡す。
キャンセルをする人、預けた荷物を出したい人は地上係員に連絡を。また、天候による欠航のため、ホテル等の手配は各自行う事、詳細は1階のJALカウンターまで、との説明。
すぐに北京の友人2人へ電話。2人とも信じられない様子。とにかく明日も北京を目指すと伝え、詫びる。電話の話だと、雪は未だに止んでいないとの事。
16時15分
出国取消手続完了。押されたばかりの出国のスタンプの上にVOID(取消)が押される。

16時30分
到着ロビーに出る。当然だが、到着のボードには何も書かれていない。
JALのカウンターでホテルの予約を頼もうかと思うが、人でごった返している。
ホテル案内所に行くとまだ人はそれほどでもなく、それほど待たずに受け付けてもらえる。が、全日空便もキャンセルのようで、日航、全日空ホテルとも満室とのこと。(多分、飛行機のキャンセル時点で、航空会社が乗客のために押さえたと思われる。)
せっかくなので、リーガロイヤルホテルに予約する。
17時00分
バス乗り場に行くが、ちょうどホテル行きのバスは出発してしまう。
17時10分
隣のバス停に同じ便に乗っていたと思われる外国人の一団がJALの係員に先導されやってくる。まとまってホテル行きのバスに乗っていく。
17時25分
17時40分
無事ホテルにチェックイン。部屋から飛行機が成田に引き返したことを電子メールで送る。
この晩はさすがに疲れ、12時ぐらいには寝てしまう。cnnの天気予報だと、明日からの北京は雪ではないよう。気温も上がるようで、天候は回復中の模様。
11月22日
7時00分
7時20分
朝食を食べに行く。珍しく日本食が食べたくなり、若干の追加料金を払い、朝食セットを食べる。
ホテルチェックアウト前にメールをチェック。昨夜深夜のメールからはさすがに新しいメールは来ていない。北京の友人は、日本からの出張者が帰られなくなったとの返事。
8時15分
8時30分
空港に到着。昨日に続き検問があり、不思議な感じ。
チェックインカウンターは昨日ほどでないが、やはり混んでいる。チェックインカウンター搭乗口を知らされ、再度のチェックインは不要、説明書の後ろに付いているのが、空港使用料の免除用紙との説明を受ける。
8時40分
地下のコンビニで頼まれていた品物で、買えていなかったお土産の「すし太郎」を買う
8時50分

相変わらず出国ゲートは混んでいるので、ゲートへ向かう。空港使用料のチケットは買わず、証明書を渡すと、サインを求められる。サインし、中に入る。
出国審査場はものすごい混雑。20分ほどかかって、通過する。
9時10分
ゲートはサテライトになっていたため、シャトルに乗って移動。昨日の北京行きJL781便の方はB61へ、との表示がある。
9時20分
搭乗口に辿り着くと既に搭乗が始まっている。案内にはJL781Dというボードにも乗っていない飛行機。時刻表通りの今日の便もあるため、末尾にDが付いた模様。
昨日の引き換え券を渡し、預かってもらっていた免税品を受け取り、機内へ。地上係員に聞くと、現地の天気は曇り、気温は摂氏マイナス3度との事。
10時10分
定刻より遅れて離陸。今日は昨日と違って視界が悪く、あっという間に地上は雲の中に消えてしまう。
11時15分頃

機内食が配られる。昨日と同じ物が配られると思ったため、昨日とは違って魚を頼もうとしたところ、同じお客様、ということで全く違う機内食が配られる。最近「はやり」の和食をイメージしたものではなく、オーソドックスな洋食スタイル。なんとなく懐かしい気がする。
12時00分頃
13時20分頃
ふと目が覚めると、陸地の上空となっているが、太陽がまた反対側に移っている。時々旋回をするそぶりをするが、東へ向って飛んでいる。陸地はどう見ても昨日見た朝鮮半島の様子。
13時40分頃
再び海に出る。日本海だ。旋回する素振りは全くない。
下の写真は左が、日本海から朝鮮半島上空に進入したとき、右が朝鮮半島から日本海に差し掛かったとき。同じ席からなのに、方向が逆になってる。

13時50分頃
機長からいよいよアナウンスが入る。内容は、ソウルの管制空域から、中国・青島の管制空域に変わったところで、北京首都空港への着陸許可が取り消されたとのこと。。原因は昨日の空港閉鎖の影響で、北京へ向う飛行機が殺到。北京の完成制御が麻痺状態に陥り、着陸許可が取り消された。
燃料等を考慮すると、成田に引き返さざるをえない。成田到着は午後3時ごろ、その後については到着後、地上係員から説明があるとのこと。機内からは諦めの声。昨日と同じようにドリンクが配られる。
14時50分頃
房総半島上空で旋回、着陸体勢に入る。昨日の着陸時と地上の景色は全く同じ。自分が、どういう目的で、どこに向って着陸しようとしているのか、訳がわからなくなる。
15時5分
成田空港着陸。何故か同時に反対側からも着陸させている。4千メートル滑走路とはいえ、大丈夫なのか、と心配になる。
15時15分
第二ターミナル本館に到着。地上係員から説明が始まる。
先ほどの引き返した経緯に続き、本便は完全に欠航。明日は飛ばない。ただし、通常の781便の他に臨時便を飛ばすとの事。(JL1781便となった模様)。本日の781便も引き返し、成田に向かっているとの事。
まず、欠航となったため、搭乗券と引き換えで、航空券を返却、空港使用料のチケットの半券と引き換えで、空港使用料を戻す。
購入した免税品については、領収書と共に、日本航空が買い戻し手続きを行う。ついては、航空券の返還から行うため、しばし、自分の元の席へ着席の事、となる。
酔っ払った団体客から、時折大声が上がるが、機内は昨日の経験もあり、いたって平静。地上係員が航空券を持って、乗ってくるが、団体客は添乗員がまとめてチケットを持っているため、添乗員とのやり取りとなる。

航空券と引換えで回収され、幻となってしまった搭乗券。

戻ってきてしまった航空券。
15時50分頃
エコノミークラスも空港使用料の小銭の用意ができたようで、降機することに。
通路を渡ったところで、空港使用料の半券と引き換えで、袋に入った現金を渡される。
16時00分頃
入国取消手続き完了、地上係員、入国審査官からは、日本人かどうか確認される。(いつものこと?)

16時15分
免税品をレシート金額で買い取ってもらう。カウンターの前はごった返している。中国での生活の経験から領収書を取っておく習慣がついていたため、すぐにレシートが出てくる。
16時20分
近くのJAL地上係員に確認したところ、航空券の払い戻しについては、税関通過後の日本航空カウンターの方へとのこと。
16時25分
税関職員は北京からの戻り、というとパスポートのチェックも無しで、通してくれる。二日続けてだよ、というと苦笑いをされる。
16時35分
JALのカウンターで欠航証明書を貰う。

17時17分
以上が、11月21日から22日の出来事でした。二日も続けて出発した便が引き返すのは非常に珍しいようで、JALの職員も、団体旅行の係員たちも大慌てだったようです。
ちなみに、21日も夕方便は北京空港の再開で飛べたようで、22日も15時発の中国国際航空は出発していったようでした。
本格的冬になる前に北京へ、時間を有効に使えるように午前便で、というのが全て裏目に出た二日間でした。
北京の皆様には、多大なご迷惑をお掛け致しました。この場をお借りしてお詫びをさせていただきます。99年2月6日まで、ビザは有効ですので、懲りずに再度チャレンジをするつもりです。
一泊二日で行ける海外がアジアにはたくさんある事を実感できた、今回の旅(?)でした。
おまけ:今回未使用のビザ
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