SPIW H&R案
写真ないっす(;_;)
性能:

全長      1016mm
銃身長     521mm
重量      6.92kg
使用弾薬  5.6mm×57
装弾数        20
連射速度   ???発/分
初速       1318m/s
 人間とは欲が深い。それは軍のエラい人も同様である。いつの時代の軍人も万能な兵器を求める。しかし万能とは無能と好一対だ。成功したためしはありゃしない。銃器ではこの銃が代表格と言える。
 SPIWプロジェクト(SPIWとはスペシャル・パーポス・インディビデュアル・ウェポンの略)はダーツ弾と呼ばれる弾を使用し(実際、弾はダーツを小型みたいな形をしている)100ヤートから300ヤードまでの距離で人的ミスを最小限にとどめ、3発バーストができる事が条件だった。さらに欲を張って、グレネードの搭載を求めた。SPIW計画には軍造兵廠や民間からも、レミントン社やハーリントン&リチャードソン社などが加わっていた。余談ながらこの計画はAR15(M16の事)潰しの政治的意味合いがあった。ハーリントン&リチャードソン社が試作した銃は3発バーストができて(これ用の弾薬には3発のダーツ弾が仕込まれている。だから、1回引き金を引けば3発バーストができる)銃下面にはグレネードランチャーも備えており3発装填できた。内容からすれば性能はいいように見える。確かに性能は良かった。が、致命的な欠点があった。重すぎたのである。完全武装させれば、ゆうに8キロは越えた。これじゃ重すぎる。当然、銃の保持は難しいし、照準もしかりでグレネードの発射も難しいと言われた。これはハーリントン&リチャードソン案だけでなく全ての試作・試案の共通の欠点であった。しかも、当時のアメリカは、ベトナム戦争の問題があり、こんなバカらしい計画には付き合ってられなくなったのだろうか。結果的にSPIW案は廃案となってしまう。
 技術に溺れた好例とも言える。


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