ティベットの旅
学生時代、一昼夜オンボロバスに揺られながら荒涼とした
高原地帯を越え、やっと、都・ラサに着いた時の驚きは今でも
忘れられない。初めて見るポタラ宮は予想以上に大きく輝いていた。
以降、いろんな外国を旅したが、初めてラサに着いたときの感動
には及ばなかった。その後、西川一三著「秘境西域八年の潜行」
など読み、想像力を膨らませながら、東チベットや東北地方の
遊牧区にも足を伸ばしたりした。 表面的には、こうした古い本に
書かれたチベットの姿は、既に失われてしまっているのだが、
少しチベット人と付き合ってみると、彼らの精神構造というか、
根本の部分は変わっていないとも思える。
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