徒然

更新履歴を兼ねた日記です。つれづれなるままに硯に、いえキーボードに向かって書き連ねています。


2003/12/31:今日の更新はありません。

 というわけで今年もあとわずかになりました。ならなくても良かったような気がしますがなってしまったものは仕方ありません。今年お世話になった皆様、どうもありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。
2003/12/28:15世紀以前の作家・書評ページにロンゴス登場、『ダフニスとクロエー』レヴュー。

 今年最後の更新かもしれないし、ひょっとするともう一回更新するかもしれませんが。
 久々の古典です。やっぱり現代文学より分かりやすいですな。ギリシア小説はさっくりと軽く読めるので頭が疲れたときにでもどうぞ。

 はい、頭が疲れていたのは私です。最近読書のペースが落ちてます。セリーヌとかベケットとか読んでみるんだけど、あまりはかどらず。
2003/12/25:20世紀の作家・書評ページに莫言登場、『赤い高粱』レヴュー。

 クリスマスより冬休みのほうが嬉しかったりして。
 二週間ほどしかない上に、しなければいけないことがいろいろたまってるのですが。
2003/12/22:20世紀の作家・書評ページにジョイス登場、『ユリシーズ』レヴュー。

 『ユリシーズ』の集英社文庫版には二つ不満があります。まず値段が高いこと。次に注が後ろについていることです。こういう小説だから、注は単行本同様、ページの下部につけてほしかった。
 一方で、大きめの活字を緩く組んであったのは評価に値するのではないでしょうか。最近はどこの文庫も活字を大きくする方向へ行ってる気がしますね。ページ数が増えるけれど、読みやすさには代えられないので、非常に結構なことだと思います。

 この大きな活字に慣れると古い文庫本が読みたくなくなるんですな(苦笑)。例えばジョイスなら、新潮文庫の『ダブリン市民』とか、活字が小さくて読む気にならないです。集英社、ついでに『ダブリンの市民』も文庫化してくれないかな、と希望してみる。
2003/12/21:今日の更新はありません。

 もうちょっとで『ユリシーズ』を読み終わります。多分明日には紹介できるんじゃないかと。
 で、次に読もうと思ってる本を挙げてみると、
ドストエフスキー『白痴』
茅盾『子夜』
セリーヌ『夜の果てへの旅』
莫言『赤い高粱』

 ……胃がもたれそう。なんか軽めの本を挟むか。

 ところで、徳間書店から出ていた『隋唐演義』({ネ者}人獲著、田中芳樹編訳)が来月中公文庫で出るらしいです。私、この編訳というのがあまり好きじゃないんですけど(子供向けじゃあるまいし、どうせなら完訳してほしいから)、他に選択肢も無いことだし、とりあえず文庫化を有難く思って購入しようと思ってます。
 中国古典小説、読みたいのに翻訳がない状況に歯噛みをしつつ。
2003/12/19:キリ番リクエストについての注意事項を記述。習作二つを「自錯自厭」にアップ。

 わーい、雪だあ♪
 ――なんてはしゃげる歳ではなくなってしまいました。寒いだけ。
 それにしても、最近はやたらと老いを感じます。ホントに。階段とエスカレータがある駅などで、迷わずエスカレータを使ったりした時とかに。
 ひょっとしてこのこと、前に書きましたっけ?物覚えも悪くなってるなぁ……。

 ま、老いは止められないから仕方無いとして。
 雪を見て、風流とかそういうものを感じられるくらいには心の余裕を持ちたいものです。

 あと、更新のついでに(多少)出来が良いと思われる習作二つをアップしてみました。他の人たちの優れた作品はもとより、自作「不可視の墓標」さえなかなか超えられないです。
 他人はともかく、せめて過去の自分に負けない自分でありたい。そのためには努力しないと。
2003/12/17:今日の更新はありません。

 『ユリシーズ V』『ユリシーズ W』を買ってきました。今はUを読み直しているところです。新たに気付いた箇所もあれば、相変わらずなにがなんやら分からない箇所も(そっちの方が圧倒的に多い)。
2003/12/14:20世紀の作家・書評ページにバルガス=リョサ登場、『緑の家』レヴュー。

 先週はぐっと冷え込みました。そしていよいよ今年も残り少なくなってきました。
 ――あかん、書くべきネタがない。
2003/12/10:20世紀の作家・書評ページにグギ・ワ・ジオンゴ登場、『一粒の麦』レヴュー。
2003/12/8:20世紀の作家・書評ページにトーマス・マン登場、『トニオ・クレエゲル』レヴュー。

 マンにせよヘッセにせよ、あるいはサリンジャーにせよ、いわゆる「青春小説」というものを読んで、一応感心しはするものの、別に衝撃を受けるわけでもない私は一体何なのだろうか。
 未だ青春は訪れていないのか。
 暗い中学時代と漠然と過ぎた高校時代に、早くも青春は去ってしまったのか。
 いずれにせよ、少し寂しい18歳の冬である。
2003/12/7:ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』レヴュー。「リンク集」修正。

 他の小説で登場した人物が名前だけでも出てくると、それだけで不思議とその小説世界にひきこまれてしまう。それはあるいは、良く知っている友人が小説に出てくるのと似たような感覚かもしれない。
 なんでこんなことを書いたかといえば、『予告された殺人の記録』に『百年の孤独』前半の主役の一人であるアウレリャノ・ブエンディア大佐の名前がちらっと出てきたからなんですね〜。人物再登場というのはけっこう有効な手法かもしれないです。

 12月6日、午後5時起床→12月7日、午前4時就寝→12月7日、午前11時起床。別に夜勤のバイトとかがあったわけではないです。連休とはいえ、これだけ乱れきった生活は矯正する必要があるな……。
2003/12/4:20世紀の作家・書評ページにサリンジャー登場、『ライ麦畑でつかまえて』レヴュー。

 今日の夕方、工事現場の警告の赤いランプを見てクリスマスのライトアップだと勘違いしたなんてことは君と僕だけの秘密だ。
 ……そんなことはどうでもいいのですが。

 なにやら最近白水Uブックスにはまっております。新書版で読みにくい上にけっこう高いけれど、ラインナップは充実してますからな。そんなわけで次はマンディアルグ短編集『狼の太陽』を読む予定です。
2003/12/2:20世紀の作家・書評ページにレム登場、『ソラリスの陽のもとに』レヴュー。

 あまりSFは読まないのですが、ポーランドの作家ということと(シェンキェーヴィチ、ミツキエヴィチ、アンジェイェフスキと、三者三様に優れた作品を生み出してましたから)、ブルガーコフを読んでからSFも面白いなあと思ったので、手を出してみました。
2003/12/1:20世紀の作家・書評ページにアンジェイェフスキ登場、『灰とダイヤモンド』レヴュー。

 12月ですよ。あと一月で今年も終わりですよ。受験やらなんやらあったけど、既に怠惰の泉にはまってますよ(苦笑)。だからどうしたと聞かれたら答えられませんが。

 『灰とダイヤモンド』ですが、久しぶりに「短いなあ」と感じました。登場人物の数のわりに、ってこともあります。話の展開も速かった。長すぎるのも退屈ですが、短いのも物足りない。面白かったからこそ、もっと読んでみたいわけではあるのですが。
 長さってのは巻数、ページ数の多寡ではなくて、密度の濃さと展開の速さのことだということを知った次第です。

 さて今月の新刊購入予定。
莫言『赤い高粱』岩波現代文庫
ロンゴス『ダフニスとクロエー』岩波文庫(復刊)
ジョイス『ユリシーズ 3』集英社文庫ヘリテージ
ジョイス『ユリシーズ 4』集英社文庫ヘリテージ
2003/11/30:今日の更新はありません。

 サークルで教えてもらった天満しげみ賞というのに応募してみることにしました。投稿したのは『不可視の墓標』。テーマ的に微妙ですが、新作が間に合いそうにないので。
 で、それにともなってペンネームを<穂永秋琴>に決めました。さすがに<居眠書生>じゃ、小説の作者としてはどうかなあと思ったので。「秋」は本名からの連想。「琴」は曲亭馬琴先生からいただきました。
 ついでに自己紹介ページを少し改変+本名撤去。さすがにこれ以上本名を載せとくのはまずかろうということで。
2003/11/29:ゾラ『ルーゴン家の誕生』レヴュー。

 やっぱりゾラは面白いですねえ。他の自然主義作家と違って物語が壮大なのが好きです。もっと多くの作品が文庫で読めると良いのだけれど、現在入手可能な文庫は新潮の『居酒屋』『ナナ』と岩波の『制作』だけというのが残念。とりあえずこの三作をそのうちに読んでみようと思いつつ。
 『居酒屋』を読んでいないゾラファンの独り言です。
2003/11/28:シェイクスピア『アテネのタイモン』、シラー『群盗』、カルヴィーノ『見えない都市』レヴュー。

 3000Hit達成。って昨日すでに達成してましたが、忙しくて日記を書く時間が無かったのです。今日のレヴューのうちでもシェイクスピアとシラーは昨日読み終わってましたが、こんな手抜きの書評さえ書く時間は無くて。
 とかく忙しい一週間でした。ようやく連休って感じです。
2003/11/26:アントニオ・タブッキ『インド夜想曲』レヴュー。

 久しぶりに晴れたのはいいけれど、どうも最近は忙しくて、小説を書くまとまった時間をなかなか取れずにいます。大学が遠いせいで帰宅が遅くなるので。まあ、電車中だけでなく大学での空き時間にも読書できるので、読書時間は稼げているのですが。
 そういえば下の方の日記で『族長の秋』の絶版を悔しがってる私ですが、この前、古本屋で入手できました。昨日『族長の秋』を紹介できたのはそのためで。

 それにしても現代文学はやっぱり難しいですな……。
2003/11/25:ガルシア・マルケス『族長の秋』レヴュー。
2003/11/24:16・17世紀の作家・書評ページに陳忱登場、『水滸後伝』レヴュー。

 中国文学のうち、明清のころの俗文学はだいぶ読んだつもりですが、こうなると近代・現代文学が気になってきます。魯迅、茅盾、老舎、巴金。あるいは莫言、高行健。これらの作家はほとんど文庫化されてないのが痛いです。ただ、来月に岩波現代文庫で莫言『赤い高粱』が出るらしいので、これは楽しみ。岩波の総目録とか見ると茅盾も巴金もけっこう出てるのに、また例によって絶版なわけですな……。
 素晴らしい財産を持ってるんだから、腐らせとくのはやめようよ!と叫びたい。
2003/11/23:16・17世紀の作家・書評ページに笑笑生登場、『金瓶梅』レヴュー。

 お、終わった……かなり長かった。まさに奇書だとは思いますが冗漫さは否定できず、ちくま文庫の抄訳版の方が読みやすいかもしれませんね。
2003/11/21:今日の更新はありません。

 更新が停滞してますが、なんとか『金瓶梅』も第九巻にたどりついたので、近々のうちに感想アップできると思います。『水滸後伝』も半分くらい読みました。
 今週は忙しくてろくに相撲も見れなかった……残念。明日・明後日は幕下から見ようと決意してます。果たして賜杯の行方は!?
2003/11/15:16・17世紀の作家・書評ページに董若雨登場、『西遊補』レヴュー。

 中国文学強化月間といいますか。『金瓶梅』は半分くらい読了。ちょっと時間がかかってます。あと『水滸後伝』を古書店で見つけてゲットしてあるんで、これも読む予定。
2003/11/13:「自錯自厭」ページにエッセイ「本の捜し方、選び方」アップ。

 さて、明日岩波の新刊・復刊が発売になります。積読本がたまってるのに、また買ってしまうと。いつになったら積読本を消化しきれるのやら。

 そんなわけで今さら今月の新刊購入予定。
ウィリアム・サッカリー『虚栄の市(2)』岩波文庫
フリードリヒ・シラー『群盗』岩波文庫(復刊)
アナトール・フランス『シルヴェストル・ボナールの罪』岩波文庫(復刊)
ウラジミル・ナボコフ『青白い炎』ちくま文庫
ウンベルト・エーコ『前日島(上)』文春文庫
ウンベルト・エーコ『前日島(下)』文春文庫
 あと、岩波文庫の復刊の一つ、シンクレア・ルイス『本町通り』三巻にも興味あり。
2003/11/11:19世紀の作家・書評ページにミツキエヴィチ登場、『パン・タデウシュ』レヴュー。

 『金瓶梅』と並行読書していたものです。ポーランド文学は良作が多いなあと思う今日この頃。
 あと、小説とかでアクションシーンを書くときは、散文よりも韻文でリズミカルに書いたほうがいいな、ということを発見。まあ文のリズムというのは読みやすさに結構影響を与えるし、良いリズムで書かなきゃいかんのはそれ以外の場面も同じですが。
2003/11/10:今日の更新はありません。

 トップページの引用文を『金瓶梅』から取るのは、なかなか勇気がいることでした(笑)。や、あの続きはとてもトップページには載せられませんよ。それにしてもこの岩波文庫版(平凡社版と内容は同じ)は一応、過激なシーンは切ってあるとか。原文はよっぽどすごいんだろうな。まあ……30年以上も前の訳だしね。ロレンスやらサドやらが裁判沙汰になったのはいつだったか覚えがないけど、もしそのころに完訳が出たなら、「金瓶梅裁判」なんてのもあったかもしれない。
2003/11/9:今日の更新はありません。

 ふむ、今回は現実に政権交代があり得そうなので、民主党の候補がけっこう頑張ってますな。まあ、選挙権を持ってない私には関係ない話ではあるのですが。

 そんなことより。
 積読本がたまってるのに、さらに古本屋に本を注文する私って一体。
 といっても、注文しないでいるうちに売り切れてしまったら一生後悔することが分かっているわけでもあるんだけどね。さらば夏目漱石。さらば新渡戸稲造。福沢諭吉なんざお別れしたくとも持ってないよ。
 ……さて。
 当たり前だけど、古本屋を使う理由ってのは二つあって、
@安く本を買う。
A絶版の本を買う。
 @なら次を待ってもいいけれど、Aだともう次はないかもしれないんだよな。だから高くても買う。買ってしまうわけ。
 それにしても何が悲しゅうてボロボロの本に新刊の倍の金を払わにゃアカンのや(微妙に関西弁モード)。だからそんな思いをして古本屋を使わなくてもいいように、出版社はもっと安く本を提供してほしいし、簡単に絶版にしないでほしい。本はやたら高いし(筑○書房、あんたのことだよ)。あと、出版社の中でも特に儲かってそうな会社の本に絶版が多い(新○社とか集○社とか)のも腹が立つね。
 誰でも何時でも何処でも、良質な本を手軽に手に入れることができるように、出版各社にはもっと頑張ってほしいもんです。以上、書生の愚痴でした。
2003/11/8:「自錯自厭」ページに新作ショートショート「不可視の墓標 幻影への追悼」アップ。「リンク集」拡大修正。
2003/11/5:クンデラ『存在の耐えられない軽さ』レヴュー。

 その名声に恐れをなして(笑)、去年の秋以来積読になっていた『金瓶梅』を読み始めました。いつになったら読み終わるやら。
2003/11/3:今日の更新はありません。

 以前から気になっていたクンデラを読書中。まあその感想は後ほど書くとして。
 ガルシア・マルケスの『族長の秋』(集英社文庫)を買おうと思ったら絶版だった。まあ愚痴はよすとして。

 そうすると特別に書くことも無かったりします。いや、あるだろうけれど見つけられないってことか。ジョイスみたいに、些末な日常事で数巻分の小説を書けるのは大したもんです。

 あと、日記のみの更新でもトップページで告知することにしました。
2003/11/1(二回目):「自錯自厭」ページに新作ショートショート「輸送監獄」アップ。
2003/11/1:20世紀の作家・書評ページにヘミングウェイ登場、『老人と海』レヴュー。

 ヘミングウェイです。実はヘミングウェイを読むのは今回が初めてです。まさしくこの人の本を今まで読んでなかったことこそおかしいですな。高校一・ニ年生のときに全く本を読んでなかったから、そのせいだったり。
 マイナーどころに手を出したがるわりに、メジャーな作家で読んでない人が他にもけっこういます。ツルゲーネフとか、カフカとか。まだまだ読書家を名乗れる所まで行ってないなあ。

 エーコは一時中断です……。やはり奮発して『薔薇の名前』を先に買うべきだったか。創元推理文庫に入ってれば、間違いなく買ったのだろうけど。
 バルガス・リョサを読んでみようかと思案中。しかしどの作品から読めば良いのかねえ。どうも一番有名なのは『緑の家』らしいんだが。『世界終末戦争』はタイトルが素晴らしいので(笑)いつか読もうと思ってます。
2003/10/31:15世紀の作家・書評ページ、トルコの英雄物語集『デデ・コルクトの書』レヴュー。

 そんなわけで『デデ・コルクトの書』です。いや面白かったね、全く。次はキルギス叙事詩『マナス』を読んでみよう……いつかそのうちに。
 そういえば今月は割と現代文学をたくさん読みました(今まで読んでなかったのが変なのかも)。そんな中にも『屍鬼二十五話』とか『デデ・コルクトの書』とかが混じってるのが私らしいといえば私らしいかも。面白ければなんでも良いと思いますけどね。

 なにかと忙しい一週間でした。学部の専攻説明会とかあったし。
2003/10/30:今日の更新はありません。

 ウンベルト・エーコ『フーコーの振り子』と昨日買った『デデ・コルクトの書』を並行読書中。『フーコーの振り子』は、カルトというか、むしろオカルトな知識がぎっしりと詰め込まれていて濃いです、というかよく分からん。現代文学は分からん。
 正直なところ、『デデ・コルクトの書』のほうが素朴な感じで面白いっす。一度こういう語り物の文学とか民族伝承とか、物語の基本みたいなところに立ち戻ってみるのはかなり有益なことだと思います。素朴な、単純な物語の面白さを、小説書きは忘れてはいかんと思うのですよ。
2003/10/28:20世紀の作家・書評ページにブルガーコフ登場、『悪魔物語』『運命の卵』レヴュー。

 PROJECT GUTENBERGのページに、なんと『粉妝楼』の英訳が!あんまり有名な作品じゃないと思ってたのに、『三国演義』も『水滸伝』も『紅楼夢』もないグーテンベルグにこれがあるとは。ひょっとして欧米じゃ評価されてるんでしょうか。日本じゃ知られてないのに欧米の電子テキストサイトにある中国古典小説って一体。ちなみに亦凡公益図書館へ行けば原語で読めます。羅貫中の作なんだよね。気になるなあ。
2003/10/27:20世紀の作家・書評ページにタブッキ登場、『供述によるとペレイラは……』レヴュー。また、読書感想ページに国別作家インデックスを作成しました。

 これで今月の読了本のうち、☆マークをつけたのは三作品目です。今月はちょっと点の付け方が甘かったでしょうかね(ケイロースにはひどいことを書いたけど)。そうは言っても、面白かったので良しです。
2003/10/26:19世紀の作家・書評ページにモリス登場、『サンダリング・フラッド』レヴュー。さらにグラック『アルゴールの城にて』レヴュー。

 世間では現代文学=平易、古典=難解、というふうに認識されていると思うんですが、私にはとてもそうは思えんのですよ。例えば『ユリシーズ』が『オデュッセイア』より読みやすいなんてことを言ってる人は寝ぼけてると思う(笑)。『アルゴールの城にて』、難解でした。
 『サンダリング・フラッド』はトールキンにも影響を与えたそうな。『指輪物語』も一度読んでみたいのですが、9巻はちょっと長い。

 今日は紀伊国屋書店の名古屋店に行ってみました(初めて)。なんか随分微妙なところにあるなあ、道に迷いそうになったよ、とか思ったり。なんで繁華街ってのはこんなに道が複雑なんだろう。それとも私が方向音痴なだけか。
 文庫はたくさん置いてあったけど(筑摩のギボン『ローマ帝国衰亡史』や、中里介山『大菩薩峠』が全巻揃ってたのは驚きでした)単行本は少なめだったなあ、というのが感想です。
2003/10/24:「自錯自厭」ページに新作ショートショート「闇の中よりの帰還」アップ。

 小説を書いてるつもりが詩になってしまったのは気のせい?いや、たぶん小説なんだよ。うん。

 ところで、愚痴になってしまうのだけれど、Amazon.comの検索システムはもっとなんとかしてほしいと思う。どうも検索に使ったキーワードを勝手に分解して検索してくれちゃうようで、例えば「東洋文庫」と入力して検索すると、「東洋」文学を扱った「文庫」本は全部ヒットしてしまう。おかげで平凡社の東洋文庫を効率よく検索できん。

 午後七時四十分追記。さっきEasySeekで『三侠五義』を検索したところ、光栄版がヒットしたものの売り切れてました。十月十四日に登録されてもう売り切れか……悔しい。もっと早く気付いていれば。
 近場の図書館にあるんで、読もうと思えばいつでも読めるんですが、手元に置いておきたいんですよ。なんと言っても面白いから。『封神演義』もいいんですけど、こちらはもっと有名になってほしい作品です。
2003/10/23:20世紀の作家・書評ページにハシェク登場、『兵士シュヴェイクの冒険』レヴュー。

 漫画(狭義のコミックだけではなくて)というのは既に文化として確立した観がありますが、まだまだ新たな可能性を持ってるんじゃないかな、と、80年も前の小説の挿絵に爆笑しながら思った次第です。
2003/10/22:今日の更新はありません。

 河出文庫のジョイス『フィネガンズ・ウェイク』とカルヴィーノ『宿命の交わる城』の発売日が延期されてます。まあ、11月は本代がかさみそうなので(岩波の一括復刊とかあるし)かえって良かったかも。
 なんか今月、藤原書店の「ゾラ・セレクション」とは別に、ルーゴン・マッカール叢書第一巻『ルーゴン家の誕生』の翻訳も出ていましたよ。ちょっと前に『ボヌール・デ・ダーム百貨店』の翻訳を出していた論創社が出したんですが、もし藤原書店のセレクションから漏れていた作品が今後も続々出版されるなら、それはたいへんな朗報ですな。とりあえず『大地』『壊滅』の出版を希望。

 今はかつてRPGツクールにはまっていた時分に作ったゲームシナリオを、小説としてリライトしてみたりしてます。今のところ、「自錯自厭」ページは詩がメインですが(だって思いつきで書けるんだもん)、いずれ近いうちに小説か戯曲を載せたいところです。
河出文庫 海外モダン・クラシックス
2003/10/19:今日の更新はありません。

 さて岩波文庫の新刊を買うべく名古屋駅の三省堂書店へ赴いた私は、藤原書店の「ゾラ・セレクション」の新刊『ムーレ神父のあやまち』がいつの間にか発売されていたことを知ったのでした。
 この選集も買おう買おうと思いながら、バルザックの選集を上回る価格のために二の足を踏んでいるのですが、ついに三巻も出てしまいました。さらに藤原書店の続刊案内を見ると、『金』も近々のうちにでるよし。ああ、買う金がないのが呪わしい。
 まあ『獣人』だけは、SYUGO.COMでも「ジェルミナールと並ぶ双璧」と絶賛されてたことだし、是非とも買うつもりなのですが、他は無理かも。それともマイナー作品を読むより、『居酒屋』『ナナ』を読むのを先にすべきか。
ムーレ神父のあやまち
2003/10/17:15世紀以前の作家・書評ページにソーマデーヴァ登場、『屍鬼二十五話』レヴュー。さらに19世紀の作家・書評ページにケイロース登場、『縛り首の丘』レヴュー。

 え〜、近現代の有名作が続いていたので、久しぶりに古代アジア文学に手を出してみました。東洋文庫はホントに良いですね。良作が揃ってるし、独自の品揃えだし、一応携帯にも便利だし。……値段がぼったくりですけど。イブン・バットゥータの『大旅行記』なんて、全巻そろえたら二万円を超えてしまう。とても買えない。
 『縛り首の丘』は地雷です。表題作はまだマシですが、併録されている『大官を殺せ』は完璧に地雷です。読んで時間を損した、と思ったのは久しぶりですな。

 やっぱ、主人公に感情移入できないとダメですよ。『金色夜叉』のようにストーリーでひきつける作品ならまだしも、『大官を殺せ』のような、思想を表現した作品は面白くありません。
2003/10/14:20世紀の作家・書評ページにグラック登場、『シルトの岸辺』レヴュー。

 ちくま文庫の新刊ですが、良かったですよこれは。おすすめです。
 グラックの小説の邦訳としては、他に白水Uブックスに『アルゴールの城にて』があるようで。これもそのうち読むつもりです。
2003/10/12:20世紀の作家・書評ページにガルシア=マルケス登場、『百年の孤独』レヴュー。

 解説によるとガルシア=マルケスは『アマディス・デ・ガウラ』や『ドン・キホーテ』の愛読者であるよし。カルヴィーノも『狂えるオルランド』を愛好していたというし、古典を精読して自分のものとしていたようです。温故知新ってやつですな。
 『アマディス』はドン・キホーテが憧れていた騎士文学でもあって、興味は感じているのだけれど、未だ翻訳はない。誰か訳してくれないものかな・・。ラテンアメリカ文学が流行ってる事だし、スペイン語を訳せる人はきっとたくさんいると思うのだけれど。

 金曜日の文学の講義で、講師が『宇津保物語』について、『源氏物語』にも強い影響を与えた上、当時の作品としてはかなりの完成度を(『源氏』には遥かに及ばないものの)持っていると言ってました。『源氏物語』を読む前の肩ならしとして読んでみてもいいかも、なんて思ってます。岩波の旧・日本古典文学大系は絶版だけど、わりと入手は容易のようだし。
2003/10/9:20世紀の作家・書評ページにユルスナール登場、『黒の過程』レヴュー。

 今日は五時限目まで授業があったので、学校を出たのは午後六時でしたが、驚きました、もう真っ暗!秋だなぁ、と思いましたよ、平凡な感想ですが。
2003/10/6:「自錯自厭」ページに新作詩「燃えない炎」アップ。

 病巣は時々吐き出してしまわないとどんどん悪くなるんで、インスピレーションが降ってきたときには迷わずぶちまけてしまおうと。世界中の人に向かってぶちまけるのはそれなりに爽快ですよ。
2003/10/4:『三国志平話』レヴュー。書評ページの全てのページからトップページに戻れるようにしました。また、一冊の本に数種の作品が収録されている場合の表記を、「OO」××社、一巻というものから、「OO」××社、収録、と変更しました。

『三国志平話』は、自称<三国志マニア>として(^^;いつか読もうと思ってたものです。
2003/10/3:19世紀の作家・書評ページにエミリー・ブロンテ登場、『嵐が丘』レヴュー。

 世界の十大小説、ようやく全部読了〜。
 ブロンテ姉妹は続けて読んだわけですが、どちらも確かに面白かったですね。読んで損はしないはず。こうなると末妹のアン・ブロンテも読んでみたくなるのが人情ってもの。みすず書房のブロンテ全集『アグネス・グレイ』、いつか買って読もう。
2003/10/1:「リンク集」拡大。

 10月になりました。授業は来週から。しかし授業が始まる前にも、いろいろ用事で大学へは行かなきゃいけません。3分ですむ用事のために1時間半かけて大学へ行くことも。こんな時、自宅通学はつらいです。

 さて、今月の新刊で注目しているのは平凡社東洋文庫の『デデ・コルクトの書』。アナトリア地方に伝わる英雄伝説の集成だそうで、怪しげなタイトルがなんとも言えません。調べてみると東洋文庫にはモンゴル叙事詩『ゲセル・ハーン物語』『ジャンガル』、キルギス叙事詩『マナス』、フェルドゥーシーの『王書』など、その手の本がいくつかあるようです。でも結構高いんだよなぁ。
 私が英雄伝説の類が好きなことは、まあ見ての通りです。多分、若かりしころ傾倒していたRPGの影響でしょう。最近はコレというゲームがないので、あまりやってないのですが(と言うか、ゲームキューブもプレステ2も持ってない)。
 これまではヨーロッパの英雄伝説を読む事が多かったのですが、たまにはアジアものも読んでみたいな、と思う今日この頃でした。
デデ・コルクトの書

2003年3月〜2003年9月の更新履歴



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