徒然

更新履歴を兼ねた日記です。つれづれなるままに硯に、いえキーボードに向かって書き連ねています。


2004/6/30:今日の更新はありません。

 最近はフリーセルにはまっているのですが、今日は初めて五連勝してご機嫌です。――マインスイーパに比べてレベルが低すぎますがね。まだ訓練の余地あり。勝率八割を超えている人とかはどうやってプレイしているのやら(ちなみに私の勝率は四割程度。下手だった時代の連敗があるので、今の時点ではもう少し高い勝率を出せるでしょうが)。
2004/6/29:20世紀の作家・書評ページにアルベール・カミュ登場、『異邦人』レヴュー。

 大抵の人は『ペスト』を高く評価しているようですから、そっちに期待しておきます(笑)。
 それより、メンドサ『奇蹟の都市』良いですね。良質の歴史ロマンを読むと旅行したくなります。バルセロナ。惹かれますな。

 藤原書店の続刊案内。また肩を落としました。『獣人』は九月までお預けの模様……いや、しかし、まさか十月以降になるなんてことはないですよね? 十月にはサンド・セレクションの方が始まるらしいですし。『初期作品集』が七月刊ですが、これは読まなくてもいいかなあと思ってます。それより三都市叢書のほうをセレクションに入れて欲しかったですね。今となっては愚痴ですけど。

 アクセス解析、面白いですねえ。「フリアとシナリオライター」で飛んでくる人とか(書評なくてごめんなさい)、「タハール ベン ジェルーン」で飛んでくる人とか(書評なくてごめんなさい)、なんと「ペトラルカ 凱旋」で飛んでくる人まで(書評なくてごめんなさい……そればっかりだな)。
 いるところにはいるんですね、読んでる人。
2004/6/28:現代の作家・書評ページにジャン=クリストフ・リュファン登場、『太陽王の使者』レヴュー。

 『太陽王の使者』、大学の授業の間に読み終わり、帰りの電車で何を読もうかと思いつつ生協書籍部をのぞく。カミュ『異邦人』を買おうと思っていたのだが、折悪しく品切れ。そこでもう一つ読みたいと思っていたボルヘス『伝奇集』を買ってみる。帰りの地下鉄で読み始めるも、いまいち集中できないので中断を決定(早!)。改めて名古屋駅の三省堂に寄り、カミュ『異邦人』『ペスト』を買い、『異邦人』から読み始める。ゲーテはいきなり『ヴィルヘルム・マイスター』から入ったヒネクレ読者の私だが、ここは王道から行ってみよう。あえて『シーシュポスの神話』から読んでみようかとも思ったけれど、活字のあまりの小ささに目が痛くなって取りやめ。

 さて。
 前々から「出版社はもっと本を売る努力をすべし」と主張してきた(んですよ)私。売れないと私が困るのである。例を挙げるなら、ドストエフスキーすら、その代表作の一つ『未成年』を絶版状態にされている。バルザックにしてからが、その膨大な作品のうち、文庫で読めるのはほんの数作だ。ディケンズ、ゾラ、モーパッサンなどに至っては言わずもがな。古典名著も、もっと売れてもらわねば困るのだ。
 んで。
 売れるためなら体裁など捨てろ、というのが私の主張だ。その方が売れるというならば、古典にアニメ絵の表紙をつけたって構わないと思うのだ(いや、私の趣味でそう言っているのではない……と、一応言ってみる)。どっかの出版社のように、作家の顔写真を載せてオシマイというのはあまりに怠惰ではなかろうか。
 と思っていたら。
 今日、三省堂へ寄ったおり、こんな本を見つけてしまった。
 コンスタン(1767〜1830)の恋愛小説『アドルフ』

 おお。アニメ調とまではいかないが、このデザインを見てカタい古典と思う人はいないだろう。ついに古典文庫にもこういう傾向のカバー・イラストが描かれるようになったか。
 古典の本のデザインも、人目につきやすく、またとっつきやすくなるなら、非常に結構なことである。

 カタいと思われているものこそ、ソフトな宣伝を。というわけで、次は『罪と罰』のカバーにソーニャの萌えイラストを(待て)。
2004/6/26:現代の作家・書評ページにウィリアム・バロウズ登場、『ソフトマシーン』レヴュー。

 そろそろ来月発売の注目書籍などを。
イタロ・カルヴィーノ『レ・コスミコミケ』(ハヤカワ文庫epi)
ジョルジュ・バタイユ『空の青み』(河出文庫)
ホメーロス『ホメーロスの諸神賛歌』(ちくま学芸文庫)

 何と言っても目玉はカルヴィーノですね。他の二冊は、どうしても欲しいとまでは思いません。
 昨年の秋ころから各出版社が猛烈な勢いで良作を文庫化してましたが、最近になってその勢いも衰えてきたかなと思えます……まだまだ頑張って欲しいものですが。ふむ、こんなときこそ積読本消化&既刊の名作読破ですか。フランスの20世紀文学(カミュ、ジッド、アナトール・フランス、セリーヌ……)、アメリカ文学(トウェイン、フォークナー、ナボコフ……)、日本文学(阿部、谷崎、三島、村上……)などを読もうかと思っているところです。
2004/6/25:今日の更新はありません。

 今日のニュースといえば、やはりあれでしょう。
 集英社からジョイス『フィネガンズ・ウェイク』の抄訳発売!
 早速生協の書店にも置いてありましたよ。

 河出文庫版はあれですから、これと読み比べると結構理解しやすくなるのではないでしょうか。ただし値段は安くないです。あー、集英社のジョイス『ダブリンの市民』『ユリシーズ』と『フィネガンズ・ウェイク』を全巻揃えて並べてみたい。
 ヘリテージ文庫に入るのはいつですかねぇ……。

ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』
2004/6/23:20世紀の作家・書評ページにアンドレ・ブルトン登場、『ナジャ』レヴュー。

 なんというか、最近の世界情勢には、心が痛むのを通り越して頭が痛くなっていたのだが、今日は頭が痛むのすら通り越して胃が痛くなってきた。吐き気がする。

 ――んで、こう鬱なことを書いた後では、萌え話でもして軽いノリに戻したいところですが、今日は時間がなくて『太陽王の使者』も30ページばかりしか読んでないし、他に何か読んだわけでもないので、ネタがありません。出版社サイトを見回っても、これといった更新はないようなので、その話も書けません。あ〜あ。
2004/6/21:現代の作家・書評ページにジャネット・ウィンターソン登場、『さくらんぼの性は』レヴュー。

 噂に名高きジャネット・ウィンターソンの小説を読んでみました。予想とは違った形の小説でしたが、期待にたがわぬ作品ではありました。素晴らしい。
 ちなみに彼女の公式ファンサイトはこちら。当然ながら英語ですけど。

 いやはや台風にはひどい目に遭いましたよ。警報が出て休講にならんか、と思いつつジリジリして朝を過ごし、結局出なかったので大学へ出向いて講義を受け、一限が終わってようやく暴風警報発令。しかしそのときには既に風も雨も強く……。
 ま、帰ってからだいぶ休めたので良しとしましょう(不謹慎ですが)。

 『太陽王の使者』『奇蹟の都市』も無事に落手。買う買うと言っておいて、値段が高いせいで踏ん切りがつかず(いや、もっと高い本も買ってますけど)先へ先へ伸ばしていた『太陽王の使者』、ようやく読み始めます。む、しかしその前に『ナジャ』を読まねば。

 国書刊行会、ついに完訳版『金枝篇』を出したそうですよ! 当然ながら私に買えるようなブツではありませんから、岩波文庫版(簡約版からの翻訳)かちくま学芸文庫版(初版からの翻訳)を選ぶことになるんでしょうけど。
 あと、白水社からはニコルソン・ベイカー(”ミシン目! たたえよその名を!”のあの人です――というか、アメリカ・ミニマリズム小説の名手ですね)の新作が出されたようです。

 『奇蹟の都市』に挟まれていた国書の刊行案内で、「1945:もうひとつのフランス」なるシリーズが出ていたことを知りまして。んで、チェック本リストに次の一冊を追加。

ロジェ・ニミエ『青い軽騎兵』
2004/6/20:ディケンズ『骨董屋』レヴュー。このページにもアクセス解析を導入。

 蒸し暑い。台風が来るか。明日は休めるかな?
 一つ心配なのは、古書店に本の配送を頼んでしまったことです。配送中に事故に遭ったりしなければ良いのですが。
 ちなみに注文したのは、『奇蹟の都市』と『太陽王の使者』です。

 『骨董屋』、ネット上の書評を見回っても、総じて評価は低いようで。発表当時は大人気を博したそうですが、やはり時代と人々の価値観は変わったのでしょうね。
 次は短い小説、ブルトン『ナジャ』、バロウズ『ソフトマシーン』、ウィンターソン『さくらんぼの性は』あたりを読んでみます。
2004/6/17:今日の更新はありません。

 思ったよりも調子が悪い。講義とは眠るために受けるものではなかろうに。今週末も12時間は寝なければなるまい。
 ただ、ちょっと階段を上るだけで息が切れるのは、睡眠ではなく運動が足りないためだろう。嗚呼、不健康男児が夏を往く。
 あるいは食事の問題かもしれない。野菜不足。明日は学生食堂でゴーヤーチャンプルを食べよう(学食には「ゴーヤーはとても体に良く、夏ばての効果があります」と宣伝の文句が。甚だしく間違っている気がするのですが)。

 ディケンズ『骨董屋』、上巻はあと70ページくらいで読了。あー疲れる疲れる。もう少し頭のはっきりした状態で読むべきだったか(今日読んだ個所には、なかなか物凄い場面もあったのだが)。ディケンズすら駄目となれば、ほかの重い小説など読めはしないだろうなあ。やはり次は軽めに冒険小説でも読むべきだろうか。エドゥアルド・メンドサ『奇蹟の都市』、ウィリアム・ヴォルマン『ザ・ライフルズ』、ジャン・クリストフ・リュファン『太陽王の使者』、古龍『多情剣客無情剣』あたりが良かろうかと思いつつ。

メンドサ『奇蹟の都市』
ヴォルマン『ザ・ライフルズ』
リュファン『太陽王の使者』
古龍『多情剣客無情剣』
2004/6/14:現代の作家・書評ページにルイス・セプルベダ登場、『パタゴニア・エキスプレス』レヴュー。

 英語。頼むから、会話文をですます調で訳すのはやめてくれ。寒気がする。

 大学の生協で、名大出版会の新刊であるペトラルカ『凱旋』を立ち読み。ダンテとボッカチオは文庫で読めるのに、ペトラルカだけはこう高い本を買わなければならんのはなぜだろう。内容も挿絵も良さげであったが、4800円の価格に自重。欲しい本は他にもあるし。
 アリオスト、ペトラルカときたから、トルクァート・タッソ『解放されたエルサレム』の翻訳出版に期待。誰か訳してくれよ。

 さらに、帰りがけに名駅近くのジュンク堂書店に寄ってみる。学術関係の書籍が豊富な本屋で。
 でもって、鄭義『神樹』が売れ残っているのを発見。購入(ペトラルカを買わなくて良かった……)。
 昨日日本の古本屋とかに探求書を出したばっかりだったりするのだが、まあ見つかったからよしとしよう。

 本当はジャネット・ウィンターソン『さくらんぼの性は』を買おうと思っていたのだけれど、店頭になかった(白水uブックスは少なめだったし)のと、注文すればいつでも買えるのとで、今回は取りやめ。

ペトラルカ『凱旋』
2004/6/13:リンク集拡大。

 午後十六時起床。これでここ二週間分の睡眠不足は改善したかも。そのあと、大相撲勝ち抜きトーナメントを見る。朝青龍はやっぱり強い。

 Amazon.comに欲しい古本が出品されると、いつも悔しい思いをする。クレジットカードを持ってなくて、購入できないから。鄭義『神樹』が欲しい!

 それはさておき、なんかこう、脳天と心臓に鉄槌の一撃をくれるような、そんな小説が読みたい気分。
 最近では『白檀の刑』がそうだったけど、これ読んだのも二ヶ月前だからなあ。そろそろ何か。

 ミシェル・リオはユゴー『海に働く人々』を世界文学の最高傑作に推しているらしい。ユゴーファンの私はこの本を持っているのだけれど、少し読んで挫折してしまった。ユゴーは他の本もそうだけれど、無駄と脱線が多すぎ、確実に退屈する。――確実に感動できる、それも最高の感動がもらえることも、分かっているのだけれど。
 でも、もう一度読み返してみるかな。
2004/6/12:現代の作家・書評ページにミシェル・リオ登場、『踏みはずし』レヴュー。ゲーテ『ファウスト』レヴュー。

 『ファウスト』、熱烈な賞賛も聞けば、わけが分からんという評も聞いていたので、どんなもんだろうかと読んでみたんですが、私には駄目でしたねえ。速読しすぎだったでしょうか。
 ファウストのボケとメフィストの突っ込みには笑わせてもらったんですが。

 さて、他の積読本の消化にかかるとしますか。
2004/6/10:現代の作家・書評ページにイスマイル・カダレ登場、『誰がドルンチナを連れ戻したか』レヴュー。

 忙しい、眠いと言いつつ毎日更新しているこの阿呆さ加減。

 カダレの処女長篇『死の軍隊の将軍』は三十ヶ国語に翻訳されたそうですが、その三十ヶ国語に日本語は含まれていないんですな。面白そうなんですが。邦訳のある『砕かれた四月』『草原の神々の黄昏』はそのうち読みますけどね。
 にしても『誰がドルンチナを連れ戻したか』、発刊から十年経っているのにまだ重版してないとは……そんなに売れてないのでしょうか? 面白いとは思うんですけどね。やはり知名度かなあ。

 来月の文庫発売一覧が公開されました。が、またしても期待外れなラインナップです。ハヤカワepi文庫のカルヴィーノ『レ・コスミコミケ』以外は、是非欲しいと思えるものがありません。金庸『射{周鳥}英雄伝』の文庫化中止にもガックリ。
2004/6/9:老舎『牛天賜物語』レヴュー。

 終末週末まであと二日! なんとか倒れずに乗り切れそうだ!

 老舎の二作品は、それぞれなりに面白さはあったけれど、どちらかと言えば期待外れだったかなあ。でも『駱駝祥子』並みの作品が他に一つもないってことはなかろう(『離婚』とか『火葬』は時々名前を聞くけど)というか、どっか『四世同堂』を復刊してください。

 河出文庫の近刊はバタイユなのか……。まあ河出らしいといえば河出らしいけど。うーむ。
2004/6/8:「SYUGO.COM」サイト改修中につきリンクを一時撤去。

 眠すぎ。ブラックコーヒーを飲んでも寝てしまうというのはどうかと思う。それも、多少なりとも効いているのは午前中だけで、午後はもうフラフラ。講義中、突然意識が途切れるというのはかなりヤバい気がする。果たして私は進級できるのか?

 論創社の紹介サイトがあったのでここにメモしておく。つまり、あのルーゴン・マッカール叢書の新訳を出しているところだけれども。
 がっくりきたことが一つ。
 >近刊予定、第2巻『獲物の分け前』、第10巻『ごった煮』。
 『ごった煮』は素晴らしいけれど、それにしても、ああ、『ボヌール・デ・ダーム百貨店』(既刊、藤原書店のゾラセレクションにもあり)に続き、『獲物の分け前』までが重複するとは! 『ウージェーヌ・ルーゴン閣下』『プラッサンの征服』『壊滅』『パスカル博士』はいつになったら。
 なんとも間が悪い……まして『獲物の分け前』は競合相手が文庫だからなァ……赤字を出して企画自体が途中でポシャるなんてことにならなければいいが。

 白水uブックス、七月に新刊三冊が出る模様。ん〜、でも、あんまり惹かれないな。ま、uブックスは既刊にも良さげなのが多いから、その中から適当に読んでいこう。
2004/6/7:老舎『猫の国』レヴュー。

 どうもいけません。失調気味です。例えば傘を講義室に置き忘れたりとか。――二週間ばかり前にやったばかりなんです。あー、駄目だこりゃ。思ったより心身ともおかしくなっているらしい。
 寝れば回復するでしょうが、本を読んだりゲームをしたり本を書いたり授業の予習をしたりしなきゃならないので、なかなか睡眠時間もとれず。カフェインでも使って誤魔化しながら、なんとかあと四日を乗り切らねば。
2004/6/6:今日の更新はありません。

 学祭終了。皆さんお疲れ様でした。
 打ち上げ飲み会では例によって例の如く馬鹿をやってましたが、酔っ払っていたということで許してください。
 ――いや、あのですね。あの場の空気に浸っていれば、アルコールなんかなくても酔っ払えるんですよ。
 あるいは居眠書生という男は生まれたときからずっと酔っ払っているという説もあります。
 そんなわけで、ひたすらウーロン茶ばかり十一杯飲んだ男の戯言でした。このページを見ている文芸サークル員の皆さん、馬鹿がまた馬鹿なことを書いていると思って笑ってやってください。

 これであと一週間乗り切れば、土日は昼まで寝ていられます。そしたら、本もちゃんと読めるようになるでしょう。なにしろ六月に入ってから、
ドストエフスキー『悪霊』→五百ページほど読んで中断。
プラトーノフ『土台穴』→曲がりなりにも読了。わずかな分量の作品なのに二日かかった。
アポロニオス『アルゴナウティカ』→全然集中できずに七十ページ読んで中断。ヘラクレスが島に置き去りにされたらしいけど、どうしてそうなったのか思い出せない。
老舎『猫の国』→本日読書開始。五十ページほど読む。
 とまあ、こういうありさまです。にもかかわらずカダレとかセプルベダとかバロウズとか買っちゃうんだもんなあ……。馬鹿としか言えない、本当に。

 それにしても、明日からの五日間は修羅場だ。
2004/6/4:20世紀の作家・書評ページにプラトーノフ登場、『土台穴』レヴュー。

 どうも集中力が沸きません。ドストエフスキーの『悪霊』は人物関係などが頭に入らないので一時中断し、短い『土台穴』を読んでみたのですが、やっぱりよく分からない。
 こんなときはいっそ紀元前の作品でも読んだほうが良かろうと思うので、次は『アルゴナウティカ』に行ってみます。
 睡眠不足か。しばらくは頭を使わなくても読める本を読もうかな。

 さー明日は大学祭だ。
2004/6/2:リンク集拡大。

 EasySeekで老舎の『猫の国 牛天賜物語』を発見した(いえい!)他、ブックサービスにイスマイル・カダレ『誰がドルンチナを連れ戻したか』とルイス・セプルベダ『パタゴニア・エキスプレス』を注文しました。到着が楽しみです。

 筑摩書房近刊案内が更新されてます。見たところ、七月は学芸文庫が凄いです。『ホメーロスの諸神讃歌』はオリンポス十二神への讃歌だったはず。まあ作者についてはどうせ仮託なのでしょうが、ギリシャ文明の華の一つではないでしょうか。また『八月の砲声』は第一次世界大戦を扱ったノンフィクションの名著だそうで、ピュリッツァー賞受賞作とのこと。

 藤原書店のサイトではジョルジュ・サンドセレクションのページが公開されてます。

 さて今月の新刊ですが、やはりこれといったものはありませんねえ。しいて言えばちくま文庫のハーディ『テス』と河出文庫のバロウズ『ソフトマシーン』くらいです。買うかどうかは未定。
 それよりも、国書刊行会の『世界×現代文学×作家ファイル』を読み、読んでみたい作家がやたらと増えました。しかもハードカバーしかない作家ばかり。呪われてるのか、私の趣味は……。

 とりあえず、マイナーっぽいところからいくつか名前をば(ミルハウザーとかアレナスとかはメジャーだから書きません。え? いや、メジャーでしょ?)。
ダヴィッド・シャハル『ブルーリア』
アナトーリイ・キム『リス』
タハール・ベン・ジェルーン『不在者の祈り』
エステルハージ・ペーテル『黄金のブダペスト』
スティーヴ・エリクソン『彷徨う日々』
ウラジーミル・ソローキン『ロマン』
ジャネット・ウィンターソン『さくらんぼの性は』
 なんか国書刊行会の本がやたら多いですな。
2004/5/31:19世紀の作家・書評ページにツルゲーネフ登場、『父と子』レヴュー。

 お役所的体質はいけませんね。規則や習慣より、現実の状況を見て物事を判断しましょうよ。
 まだ五月だから冷房を入れられないなんて……ねえ。
2004/5/30:19世紀の作家・書評頁にサッカリー登場、『虚栄の市』レヴュー。

 疲れました。長いんだもん。
 次はドストエフスキーの『悪霊』を読むつもりでしたが、続けざまに大長篇を読む気力はないので、ツルゲーネフを間に挟みます。『父と子』。最近はロシア文学(ソヴィエト文学、現代ロシア文学も含む)にちょっと興味が湧いてます。

 魅力的な悪役をどうやって描き出すか? なんとなくですが、軽薄さにすら通じる軽妙さというものが必要な気がします。トリックスター的な。レベッカ・シャープはその好例だと思います。曹操なんかもそんな感じでしょう。もちろん、軽さと同時に凄さも見せることをお忘れなく、ってところですか。

 昨日と今日は物凄く暑かったです。熱射病と脱水症にならぬよう、水分をひたすらとってました。今日の昼食には「おーい、お茶」1リットルを添えましたよ。普通に飲みきれましたし。汗かきの体質なんです。
2004/5/23:今日の更新はありません。

 大相撲千秋楽、天皇賜杯は結局横綱が手にしたわけですが。
 それでもひょっとしたら、と思わせてくれた北勝力に拍手。
 逆転優勝した横綱朝青龍にももちろん拍手。なんだかんだ言って、今場所は面白かったですよ。来場所以降、さらに面白くなる予感もしますし。次は名古屋場所だし、たまには実際に見に行ってくる、かな。

 北朝鮮の件はまあ、ああいう結果になったわけですが。焦っても仕方がない気はします……これから何度でも交渉すればいいし、しなければならないわけですし。とはいえ、家族の方々にはやはり気の毒。「さんざん待った、だからまだ待てる」なんてふうにはなれないですよね。当然か。

 今日名古屋へ出かけて、一度も傘を使わずにすんだというのは幸運だったかも。行きも帰りも、清州とか一宮あたりではかなり強く雨が降っていたにも関わらず、ですから。

 最近SF小説にも触手を伸ばしている私ですが、そういえば現代中国(むこうでは「科幻小説」と呼ぶらしい)にはどんなSF作家がいるんだろうと思い、ぐぐってみました。
 で、現代中国主要SF関係者リストというのを発見。倪匡とか鄭文光とかいう作家がいるらしい。メモメモ。

 ようやくサッカリー『虚栄の市』の読書を開始。19世紀英文学は久しぶり。饒舌が過ぎるきらいはありますが、まあ面白いほうだと思います。評判通りシャープ嬢のキャラがイカしてますねえ。今月のうちに読めるのは、これとドストエフスキー『悪霊』くらいでしょうか。
 ま、来月はこれといって欲しい文庫は出ないようですし、既刊本の中から良さげなのを探すことになるでしょう。最近読みたいと思っている作家はアルバニアのイスマイル・カダレとチリのルイス・セプルベダです。河出文庫で出されているバロウズとかユイスマンスとかも気になります。

カダレ『誰がドルンチナを連れ戻したか』
セプルベダ『パタゴニア・エキスプレス』
2004/5/22:タブッキ『ダマセーノ・モンテイロの失われた首』レヴュー。
2004/5/21:20世紀の作家・書評ページにチャペック登場、『山椒魚戦争』レヴュー。

 日付は既に変わっていますが、一応21日分の日記ということで。

 さて幸か不幸か、台風は太平洋へと逸れて行き、晴れた空に適度な強さの風という、随分と爽やかな一日でした。昼頃は多少暑さを感じないではなかったですが。実はサボりたく、台風来襲を願っていたなんていうのは単なる噂。のはず。

 とりあえず睡眠不足の傾向が顕著なので、これから明日の午後まで寝ます。お休みなさい。
2004/5/19:「自錯自厭」ページに掌編「挑戦状」アップ。

 「短編小説」が書けません。
 原稿用紙十枚以下の本当に短いやつか、そうでなければ長篇しか書けないです。30〜50枚くらいの小説が上手くいかない。そんなわけで前から大学祭用に書いてた奴は没にして、こっちの掌編を出したわけですが。
 短編向きの材料、何か良い物はないだろうかなあ。

 そうそう、ついにリョサ『フリアとシナリオライター』が出ましたね。国書の「文学の冒険」シリーズ、この機会にいくつか買ってみようかな。
2004/5/18:ゾラ『獲物の分け前』レヴュー。

 ま・い・に・ち ま・い・に・ち 僕らは日本の♪
 上〜で 焼・か・れ・て 嫌になっちゃうよ♪

 つーかマジで暑いっす。梅雨ももうすぐそこに。焼かれてというか蒸されてかもしれませんが、額から噴き出す汗(と眠気)をどうにかできないものか。
 大学に入りたてのころ、米国人の英語講師から聞いた話。東海には季節は三つしかない、曰く「夏、冬、梅雨」と。けだし至言であろう。
2004/5/17:15世紀以前の作家・書評ページにニザーミー登場、『七王妃物語』レヴュー。

 書店で光文社文庫江戸川乱歩全集の新刊『緑衣の鬼』を見つけ、千円という値段に一瞬「安……」と思ってしまったのに気づいてやばいと感じてます。
 出版社の陰謀にかかって、金銭感覚が狂わされてるなあ……。

江戸川乱歩『緑衣の鬼』
2004/5/15:現代の作家・書評ページに賈平凹登場、『廃都』レヴュー。

 読み終わったのは一昨日ですが、書評を書いている時間がありませんでした。『土門』もいずれ読んでみたいです。莫言、高行健、賈平凹ときましたから、あと現代中国を代表する作家は鄭義、残雪あたりでしょうか。このへんもできれば近いうちに。

 大学祭向けに小説を執筆中。果たして間に合うや否や。
2004/5/12:今日の更新はありません。

 昨日、パソコンに向かう時間がなかったので、今日は昨日のことも一緒に書いてみよう。

 買い物。ついに出たゾラ『獲物の分け前』と、生協で売れ残っているのを発見した小杉天外『魔風恋風』二巻。特に魔風恋風は岩波のほうでもとっくに絶版になっている品で、おそらくこれを逃したら十年は復刊・入手ならなかっただろうという代物。少女漫画のようなタイトルだが気にしてはいけない。ゾラの小説の帯に「男たちの凄まじい闘いとインモラルな官能愛」なんて言葉が書かれてあっても気にしてはいけない。うん。

 ついでに生協で藤原書店の出版目録を見つけたのでもらってきた。これによると、例のジョルジュ・サンドセレクションの構成は次のようになっている。
  1 モープラ
  2 スピリディオン
  3・4 コンシュエロ
  5 ジャンヌ
  6 魔の沼
  7〜11 わが生涯の歴史
  12 黒い町
  13 おばあ様のコント
  別巻 書簡集
 というわけで、ゾラ・セレクションと同じくメジャーな作品は外し、未訳作品を中心とする構成になる模様。それは非常に結構なことなんだが、『捨て子フランソワ』や『笛師のむれ』のような、入手が非常に困難になっている作品も併せて収めて欲しかったというのは我侭だろうか。このへん、ちょっと残念な気もする。
 今年の10月から発売らしいので、それまでに積読になっている『愛の妖精』を読んでおこう。

 朝、電車を一本早くするだけで、確実に座席を確保できることが判明した。15分の早起きが必要だが、快適な読書時間を入手するためには必要な犠牲だろうと思う。おかげで昨日・今日は『廃都』をじっくりと読むことができた。明日には読み終わるかな。
2004/5/10:20世紀の作家・書評ページにザミャーチン登場、『われら』レヴュー。

 ザミャーチン良いですね。ソビエト時代の作家とか現代ロシアの作家ももっと読んでみたいところ。

 ネット古書店に注文しておいた賈平凹『廃都』が届きました。げふっ、これがあったんだよなあ。積読本増加(少なく見積もっても四日分だな)。いつになったら『虚栄の市』に取り掛かれるんだろう。巨編だけに、読む読むと言うだけではいつまでたっても踏ん切りがつかない。
 大学の図書館に『重力の虹』が置いてあったので、数ページ読んでみましたが、わりと普通ですね。ちょっと読み進むとわけが分からなくなってくるんだろうか。しかし面白そうだ。古書店価格がとんでもないのが問題ですが。

 そういえば、今日は気になったことが一つあります。大学の英語の授業でギッシングの小説を訳しているのですが、他の学生の訳文で、母親が息子を、兄が妹を「あなた」と呼び、ですます調で会話しているのです。――私は、喋り方なんぞどうでも良いと思うし、女性が「僕」とか「俺」と自称していても何とも思いませんが、それでも今日の訳文にはぞっとしました。第一、登場人物はそんなキャラじゃないのに。
 中学・高校で英語を教える際、自然に訳することを教えるようにすべきと思いました。”you”は必ずしも「あなた」ではなく、「お前」にも「君」にも「貴様」にもなり得ることを理解すべきです。
 文体以前に正確な訳すら出来ない私がどうこう言えることではないかもしれませんが。
2004/5/9:ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』レヴュー。

 大相撲五月場所始まりましたね。期待の若手三人が加わった十両は特に楽しみです。はあ、しかし今場所はどれだけ観戦できるやら。

 やっとフィネガンから解放された――やっぱり放り出してしまうべきだったかなあ。実際、読んで何か得るものがあったかといえば、ノーなんですよね。
 さてあとわけの分からない作家といえば、現代のピンチョンでしょうな。『V.』『重力の虹』『ヴァインランド』……どれもなかなか面白そうです。いつか読んでみよう。
 意識の流れの作家だと、次はウルフかフォークナーに取り組むべきでしょうか。このへんも楽しそうです。
2004/5/8:今日の更新はありません。

 今日は百萬文庫という古本屋に行ってみました。地下鉄鶴舞線・川名駅から徒歩数分のところにある文庫専門店。ちと暑かった。
 それにしても、俺は馬鹿だ……と、今日こそははっきり思いましたよ。
 書籍代節約したい、とか言っておきながら、また無茶買いしてしまったから。だって絶版本がたくさん置いてあったんだもん。
 というわけで、ディケンズ『骨董屋』、ザミャーチン『われら』、カーリダーサ『シャクンタラー姫』、ドストエフスキー『悪霊』を購入(特に骨董屋とシャクンタラーにはプレミアがついてましたから……結構痛い出費でしたよ)。まあドストエフスキーは絶版ではなく、ついでに買ったまでですが。これだけで二週間は潰せそうな。

 もう今月は本を買うまい――ゾラ以外には。
2004/5/6:今日の更新はありません。

 『フィネガンズ・ウェイク』を超特急読書中。もう筋をつかむとか光景を想像するとかは諦めました。なんとなく面白い言い回しを探してるだけでして、多分日曜くらいまでには読破できるのではないかと。
 読破と呼べるかどうか分かりませんが。

 筑摩書房の近刊案内が更新されましたが、正直なところガックリです。だってハーディ『テス』なんか岩波にも新潮にも入ってるじゃん! わざわざ高い金を出してちくま文庫版を買う必要があるんかい(しかも上下巻だから、七月もテスだ。あ〜あ)。
 実のところ、勝手にゾラ『ウージェーヌ・ルーゴン閣下』を期待(妄想)したりしていました。そんなにうまい話があるか、と言われそうですけど。
2004/5/5:今日の更新はありません。

 多少ホラー風味が混じっている作とはいえ、自分の小説が怖くなるというのはなんとかならんものか。夜中に一人でこの小説の続きを考えていたりすると、不意に闇の中から何かが現れるかもしれない、という恐怖に襲われたり。子供か、私は。

 藤原書店の続刊案内、ジョルジュ・サンドセレクションのプレ企画が出るのは良いけれど、ゾラ『獣人』はまたしてもお預けの模様。『獣人』が出る前に他の巻を揃えてしまおうかな。しかし金が……金が。バルザックセレクションも欲しいし。と言うか欲しいものだらけだな。
2004/5/3:タブッキ『レクイエム』レヴュー。

 大学祭用の小説原稿を書き始めている。舞台は現代だが、作者の怪奇趣味は健在で、ジャンルはミステリーだかサスペンスだかホラーだか、今のところどうなるやら分からない(大丈夫か)。
 ともあれ、またしても「いきなり型」で小説を始めてしまった。冒頭のインパクトを重視しすぎかもしれない。

 読むほうでは、まず積読本をなんとかしたい。とりあえずサッカリー『虚栄の市』とジョイス『フィネガンズ・ウェイク』を片付けようと思いつつ。この二作七冊と、新刊のゾラ『獲物の分け前』、ゲーテ『ファウスト』を五月のメインディッシュにしようかと思案。最近は古いものを読んでいないこともあるし、書籍代も抑えたいし。
 無論、サッカリーだのゲーテだのより、もっと古い作家も読みたいと思っている。ニザーミー『七王妃物語』とか、アポロニオス『アルゴナウティカ』とか、そういう代物を。現代文学に偏りがちな昨今だが、ネット書評界の珍物として、カビが生えかけた古典をもっと紹介していきたいなとも思うのである。
2004/5/2:書評ページの評価方法を一新。

 もともとは「衝撃性」という観点で評価していたのに、最近はどうも基準がはっきりしなくなったので、エクスクラメーションマークによる評価はやめました。代わりにgood、better、bestをつけることにします。こっちの方が目立つし。
2004/4/30:20世紀の作家・書評ページにサガン登場、『悲しみよ こんにちは』レヴュー。

 今までも何度か書いてきたような気がするけれど、私は物語のための読者だ。だから現代の大作家が脳髄を絞って書いた複雑な小説よりも、単純で素朴極まりない民間伝承のほうが好きだし、プルーストよりもバルザックを、ジョイスよりもディケンズを、高行健よりも莫言を高く評価しているわけで。
 そうなのだがしかし、現代の「筋書きのない作家」の中では唯一タブッキだけは、何か心惹かれるものがある。高行健やトゥーサンはどうも好きになれなかったのに、タブッキはなぜか。
 なぜか。これが分かると、読み手としても書き手としても一歩前進できそうな気がする。ううむ。

 今月もまた無茶な買い物をし続けてしまった。幸いと言うか、来月は是非とも買いたいという新刊はあまり出ない。来月こそは……節約したいもの。サッカリーとか、積読本を消化することに当てよう。
 来月の新刊購入予定は……。
ゾラ『獲物の分け前』(ちくま文庫)
ゲーテ『ファウスト』(集英社文庫ヘリテージ)
2004/4/28(二回目):20世紀の作家・書評ページにトゥーサン登場、『ためらい』レヴュー。

 そういえば、次に日本文学は何を読むべきか。なぜだか小杉天外『魔風恋風』が気になっているところ。『金色夜叉』とほぼ同時期の通俗小説だったか?近年では無視されているようだが(岩波文庫でも絶版だし)。あとは島崎藤村(『夜明け前』を20世紀の世界文学中十指に数えている人がいるそうな)、谷崎潤一郎、安部公房(この二人は薦められることが多いし)、埴谷雄高(先にドストエフスキーの『悪霊』を読むべきか)、大西巨人(ネット上では賞賛の声をよく見かける)、村上春樹(言うまでもなし)あたりかなあ。
 正直なところ、幸田露伴、泉鏡花、川端康成はいまいち気に入らなかったので、あまり日本の純文学って読む気がしないのだけれど。『金色夜叉』はまあそこそこ面白かったけど、あれは純文ではなさそうだし。だから『魔風恋風』みたいな明治期のエンタメ小説を読みたがっているわけですが(そんなもんを読むくらいならライトノベル読んだほうが良かろうに、と言われそうだ。明治のエンタメに独特の味があることは主張しておくが、密かにその意見には同意である。西尾維新は実際面白かったし)。
2004/4/28:20世紀の作家・書評ページに夢野久作登場、『ドグラ・マグラ』レヴュー。

 当然といえば当然な気もしますが、20世紀作家一覧の項が膨れ上がってきてます。「20世紀の作家」と「現代の作家」にでも分割すべきか。作業はめんどくさいですが。
2004/4/26:20世紀の作家・書評ページにブレヒト登場、『肝っ玉おっ母とその子どもたち』レヴュー。

 そういえば戯曲は久々な気がする。次に読む劇作家は――ゲーテかなあ、やっぱり。

 「すきよ」という言葉を変換して「好きよ」という字が出てこないことに驚愕。隙よ、鋤よ、数寄よ、漉きよ、犂よ、須木よ、透きよ……。おいおい。
2004/4/25:モーム『アシェンデン』レヴュー。

 岩波文庫の新刊であるブレヒトの『肝っ玉おっ母とその子どもたち』を読みかけてます。三十年戦争をタネにした反戦劇だそうですが、今のアメリカ・イラク関係と重なる部分も多くあって、実にタイムリー。内容自体もまあ、結構良さげです。ただ、本編180ページ、訳注16ページ、解説32ページ、年譜24ページ、これで700円はなかろうと言いたい。岩波、お前もか。

 さてこの戯曲、グリンメルスハウゼンの『放浪の女ペテン師クラーシュ』に基づくところ大であるとか。うむう、この人の小説を読んでみたいんだけどなあ。古書店を探すしかないか。
2004/4/23:20世紀の作家・書評ページにマキリップ登場、『妖女サイベルの呼び声』レヴュー。
2004/4/21:莫言『白檀の刑』レヴュー。

 ついに二十一世紀の作品が登場。莫言はまだ五十歳にもなっていないし、次の作品にも非常に期待。邦訳されている彼の長編でまだ読んでないのは『豊乳肥臀』くらいだけど、ちょっとタイトルが……。で、読むかどうかは未定。

 慢性的に睡眠不足気味。四時間〜五時間くらいしか寝れんです。休み中と比べて半減というのは辛いっす(休み中はむしろ寝すぎだけど)。
2004/4/17:20世紀の作家・書評ページにル・グィン登場、『闇の左手』レヴュー。

 最近やたらとハードカバーの大長編を読みたくなる病気にかかってます。例えば今日、市の図書館で目にとまった趙廷來『太白雪原』10巻。韓国文学。「解放から朝鮮戦争に至る韓国現代史の光と闇を、壮大なスケールで描く本格的大河小説」って、そういうこと書かれると読みたくなりますがな(笑)。
 20世紀文学といえば、意識の流れやマジックリアリズムなどの前衛文学。しかしショーロホフ『静かなドン』(これは読んだ)、老舎『四世同堂』、大西巨人『神聖喜劇』、マルタン・デュ・ガール『チボー家の人々』など、なおも巨編大河小説の傑作が著されていて、強く興味をひかれる一方、読むの大変だよなあと逃げ腰になったりしてもいるわけです。

 さらにそういうのを書いてみたいなとか……無謀なことも思ったりして。

趙廷來『太白山脈』
2004/4/14:今日の更新はありません。

 今日は帰りにManaHouseに寄ってみました。栄の本屋の中ではあまり行ったことがない(いつもは丸善とか紀伊国屋に行っているので)ところなのですが、結構良い品揃えしてますなあ。お薦めかも。
 もうちょっとドイツ文学を読んでみようかなと思う昨今。シュティフター『晩夏』は途中で挫折しましたけれども;。ノーベル文学賞を取ったギュンター・グラスあたりどうだろうかなあ。例えばこれなんか面白そうだ。

 雨が降っていて、しかも微妙な時間帯だったにも関わらず、それなりに客が入ってたねえ。活字離れが叫ばれる今日この頃だけれど、出版屋とか本屋とかって実際のところどれくらい儲かっているのやら。
2004/4/13:20世紀の作家・書評ページに川端康成登場、『雪国』レヴュー。

 今日は空いた時間があったので大学図書館をぶらつきながら、ディケンズの『ニコラス・ニクルビー』(迷亭先生曰く、ギボンに忠告し『ローマ帝国衰亡史』をフランス語で書かせし人なり。漱石『猫』参照)の冒頭などを読んでみました。えーと、ディケンズ大先生よ、第一章「を読まなければ始まらない」ってのは無いでしょう。笑っちまいましたぜ。
 面白そうなのでチェック本リストに追加。とはいえ上下巻で一万円はなかろう。なんとか古書店で安く手に入らないものか。おーい筑摩、文庫化してくれえ。

 それはさておき、分厚くて固そうな本の並ぶ大学図書館の書棚の前で、一人笑っている私の姿はさぞ無気味であったろう。
2004/4/12:莫言『酒国』レヴュー。

 眠い――。

 授業開始から一週間。自分に言い聞かせてます。今年こそは、ゆめ堕落しまいぞ、とね。おお、憎むべきは眠りの神。やる気はあるんだ、聴講の邪魔をしないでくれっ!

 あ、下のほうで中公文庫で三国演義が出るとか言ってますが、光文社文庫の間違いでした。なにやってるのやら。――本屋でも光文社文庫の棚などは滅多にチェックしないのですが(持ってるのも乱歩全集一冊だけ)、どんなもんなのかねえ。大西巨人『神聖喜劇』ってのが凄く良いという噂は聞くのですが。

 ようやく川端康成『雪国』を購入。明日から読み始めます。海外文学は相当マイナーなところに手を出してるわりに、日本文学は全然な私。
2004/4/6:20世紀の作家・書評ページにディーノ・ブッツァーティ登場、『タタール人の砂漠』レヴュー。

 大学の授業開始。専門科目が加わる二年ということである意味ではこれからが本番。頑張ろう……かな。
2004/4/3:20世紀の作家・書評ページにアゴタ・クリストフ登場、『悪童日記』『ふたりの証拠』『第三の嘘』レヴュー。

 二百冊、読書も書評も、質より量。

 ――だめじゃん。川柳でごまかそうったって、そうはいかない。
2004/4/1:今日の更新はありません。

 早くも四月。春休みも残り一週間。忙しかったような閑だったような。用事が入ってない日なんか、徹夜した日でなければ朝食を食べたことが一度も無いような気がします。朝起きたら昼だった。最悪。

 今月注目の新刊。
シュティフター『晩夏 下』ちくま文庫
ブレヒト『肝っ玉おっ母とその子供たち』岩波文庫
ヴァレリー『ムッシュー・テスト』岩波文庫
 そういえば中公文庫でも三国演義が出るらしいです。岩波か、ちくまか、それともこの中公版を選ぶべきか(実は完訳を持ってないのです)。

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