『緑野仙踪』読書日記


 中国古典通俗小説の世界はまことに広大であり、本邦に翻訳・紹介されているものはほんの一部にすぎない。私は中国の小説史を紐解くうちに、本邦に紹介されていないものも読みたい気持ちを抑えられなかったのである。
 そこで今回、中国語学習暦一年にして、無謀にも原書読破を志すことにした。

 『野叟曝言』『鏡花縁』『粉妝楼』『女仙外史』『済公全伝』など、読みたい小説はいろいろあるが、まずは李百川『緑野仙踪』を読もうと思う。中国の古典関係のサイトを閲覧しているうちに、「<<緑野仙踪>>是清代最重要的神魔小説」なる文章を見つけ(もうどこで見つけたか覚えていないが)、本書に興味を持ったのである。

 もっともこの小説は本邦未訳であり、私の感想のみを記しても閲覧者の便を成さないと思うので、あらすじだけでも紹介させていただくことにした。本当は翻訳したかったのであるが、それは私の語学力では不可能である。多少なりとも楽しんでいただければ草葉の陰の李百川ともども(?)幸いである。また読み間違い、勘違いも多々あると思われるが、発見した場合はご指摘願いたい。

 なお底本には華夏出版社の「中国古典小説名著百部」叢書収録の李百川『緑野仙踪』を用いる。

 第一回〜第三回(2/29)
 第四回〜第六回(3/1)
 第七回〜第九回(3/2)
 第十回〜第十二回(3/3)
 第十三回〜第十五回(3/7)
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