三河考古通信第551号
南山大学の長田さんから以下のシンポジウムの案内をいただきました。
○長野県考古学会50周年プレシンポジウム「縄文時代中期の植物利用を探る」
学会創立 50 周年記念シンポジウム「縄文時代中期文化の繁栄を探る」(2012
年11 月17・18 日予定)
に先立ちプレシンポジウムを行ないますのでご案内申し上げます。どなたでも参加できます。
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○主 催 長野県考古学会縄文時代(中期)部会
○共 催 岡谷市教育委員会・明治大学黒曜石研究センター
中部先史古代種子研究会
○日 時 2012 年6月23日(土)・24日(日)
○会 場 岡谷市イルフプラザ・カルチャーセンター
(〒394-0027 長野県岡谷市中央町一丁目11 番1 号
TEL:0266-24-8404 JR 岡谷駅から徒歩6分
○ 内容 司会:藤森英二ほか
【1日目】 (発表タイトルは仮題で、発表者と調整中です。)
午前 10:00〜主催者あいさつ、主旨説明
午前 10:10〜研究発表、山田武文・輿石甫・会田進・佐々木由香「岡谷市内縄文遺跡
出土マメ科種
子とレプリカ法によるマメ圧痕調査」
午前 10:40〜研究発表 水沢教子「長野県屋代遺跡出土の動植物遺存体から派生する
問題」
午前 11:10〜研究発表 佐野隆「山梨県梅ノ木遺跡の調査」
午前 11:40〜研究発表 中沢道彦「長野県における縄文時代中期の植物質食料利用について」
昼食
午後1:00〜研究発表 洞口正史「群馬県における縄文時代の植物質食料利用につい
て」
午後1:30〜講 演 小畑弘己「東アジアの新石器時代からみた縄文時代の植物利用」
午後 2:10〜研究発表 早坂広人「「縄文時代前期〜中期の年代と環境復元について」
午後 2:40〜研究発表 那須浩郎「栽培植物と野生植物」
午後 3:10〜研究発表中村耕作・國木田大
「クッキー状・パン状炭化物の炭素・窒素同位体分析とその出土状況」
休憩
午後 3:50〜研究発表 会田進「「長野県旧安曇村の救荒備蓄堅果類調査とドングリ食実験」
午後 4:30〜研究発表 山科哲「堅果類の生り年について」
午後 5:00〜総括 長沢宏昌
【2日目】
午前 9:00〜研究発表 佐々木由香「縄文時代のクリ・ウルシ利用」
午前 9:30〜研究発表 中沢道彦「長野県天龍村十久保におけるトチのアク抜き調査」
午前 9:40〜研究発表 上條信彦「使用痕・残存デンプンからみたトチ皮むき石」
午前 10:20〜研究発表 中山誠二「山梨県における縄文時代の植物質食料利用につい
て」
午前 10:40〜研究発表 輿石甫「土師の会のドングリ食料理実演・試食」
午前 11:00〜12:00 フリートーク
午前 12:00〜12:30 ドングリ料理試食
○申込方法 事前申込 メール(
mynakazawa@aol.com)もしくはハガキ(〒380-0921 長野市栗田130-14 中沢道彦)で中沢道彦あてに、氏名、住所、電話番号、懇親会参加有無を記入の上申し込み願います。(1
日目終了後に懇親会あり。会費5000 円程度。)
○その他 予稿集あり(有料)
○お問い合わせは
mynakazawa@aol.com で照会願います。
○宿泊情報は 信州岡谷観光サイト
http://www.kanko-okaya.jp/ を御覧下さい。
○滝山寺の本尊:薬師如来坐像御開帳
岡崎市内の天台宗の名刹滝山寺にて、重文である三門の落慶記念として25年ぶりに本
堂本尊の特別御開帳が行われます。滝山寺は、縁起によると686(朱鳥元)年役小角
の創建と伝え、保安年間(1120〜24)仏泉永救が中興した後は藤原氏系熱田大宮司家
や三河国守護足利氏などの中央権力と関わりを深め隆盛を誇りました。御本尊は、12
世紀前半の造立とみられる半丈六の薬師如来坐像です。秘仏とされ、本来50年に一度
しか開帳されず写真撮影は一切許されていませんので、この機会にぜひご覧くださ
い。寺には本堂はじめ木造聖観音立像(頼朝観音)や隣接する滝山東照宮(徳川家光
建立)など重文指定の物件が多くあります。
場所:滝山寺(岡崎市滝町字山籠107・0564-46-2296)
期間:平成24年5月4日(金)〜5月9日(水)
午前9時〜午後5時
拝観料:800円(写真撮影禁止です)
(三河考古通信第548号 岡崎市の小幡さんから以下の情報をいただきました。情報掲載が遅れ恐縮です。管理者)
○豊橋市・馬越長火塚古墳の出土品が、重要文化財に
国の文化審議会は、重要文化財の指定について、
4月20日(金曜日)に文部科学大臣に答申しました。
これにより馬越長火塚古墳(豊橋市石巻本町所在)の出土品が、
愛知県馬越長火塚古墳出土品 311点(附149点)
所有者 豊橋市(豊橋市美術博物館保管)
として、国指定の重要文化財になることが決まりましたので、
みなさまにご報告します。
馬越長火塚古墳は、6世紀末葉に築造された全長70mの前方後円墳です。
後円部には県内最大の横穴式石室があり、
豊川下流域を治めた「穂国造」の奥津城と目される、
東海地方を代表する後期古墳のひとつです。
今回指定されたものは、
昭和43年に行われた在野の考古学者らによる石室清掃調査、
昭和55年の県が実施した重要遺跡指定促進調査、
そして市が平成16〜20年度から実施した確認調査の出土品で構成されます。
中でも棘葉形杏葉を中心とする金銅装馬具、
トンボ玉を中心とする玉類、
そして墓前祭祀に使用された100点を超える須恵器群が、
「東海地方を代表する、古墳時代後期に属する大型古墳の出土品一括として、
古墳時代の手工業生産の様相ならびに葬送祭祀の実体を考える上で極めて重要」
として、高いご評価をいただきました。
豊橋市としては、
なにより「市民の宝」が生まれたこと、
それが豊橋市美術博物館のコレクションの柱となること、
を素直に喜んでおります。
一方で、今後は適正な保管・管理体制を構築する責任を負うことになり、
まさに、豊橋市の「文化力」が問われるものと考えます。
新指定の記念展示公開が下記の内容で行われますので、
みなさまぜひご観覧下さい。
4月28日(土)〜5月13日(日):東京国立博物館 本館特別1・2室
6月26日(火)〜7月8日(日) :豊橋市美術博物館 2F第1展示室
※画像を添付しました。そちらもご参照下さい。
(画像
1須恵器 2杏葉 3玉 )
岩原 剛
○新刊の紹介 川添和暁著『先史社会考古学-骨角器・石器と遺跡形成からみた縄文時代晩期-』(六一書房 A4 335P)
序章 本稿の目的と研究の概観
第1節 縄文時代研究の現状と課題
第2節 本稿の目的と方向性、対象時期・地域について
第3節 東海地域における縄文時代研究の歩み 晩期を中心に
第1章 東海地域・縄文時代後期末から晩期前半の土器について
第2章 骨角器の分析
第1節 縄文時代骨角器研究の歩み
第2節 東海地域の縄文時代後晩期骨角器概説
第3節 骨角製利器の分析
1.ヤスなど点状刺突具類 2.根挟み 3.その他利器について
第4節 装身具類などの分析
1.貝輪 2.鹿角製装身具類 3.弭形製品・浮袋の口 4.その他の装身具類
第5節 製作状況からみた鹿角製品について
第3章 剥片石器類の分析
第1節 縄文時代剥片石器類研究の歩み
第2節 東海地域の縄文時代後晩期石器概説
第3節 各器種の分析
1.石鏃 2.部分磨製石鏃 3.石匙・スクレイパー 4.打製石斧
第4章 遺構・遺跡の分析
第1節 東海地域・縄文時代晩期における遺構・遺跡の特色
第2節 土器棺墓について
第3節 遺跡形成過程の検討
第5章 先史社会の解明 東海地域・縄文時代晩期社会の様相
第1節 生業関連の道具・遺物からみた社会集団
第2節 東海地域縄文時代晩期前半期の社会集団の様相
第3節 本分析の特徴と今後の展望
付 編 縄文時代の石錘類について 豊田市今朝平遺跡出土資料の分析を中心に
このたび、愛知県埋蔵文化財センターの川添和暁さんの著書が発刊されました。川添さんの学位請求論文をもとにされたものです。
内容は、縄文晩期の骨角器(ヤス・根挟み・貝輪・装身具)、石器(石鏃・部分磨製石鏃・石匙・スクレイパー・打斧)などの分析を通して晩期前半の社会に迫ろうという意欲的な著作で、土器と墓に集中傾向にあった当該期の研究に、画期的な成果をまとめられた思います。
ご承知のとおり川添さんの研究の取り組みと熱意は頭が下がる思いで、当たり前のことですが、資料を丹念にあたり、報告済みの資料も自ら図化しています。田原市にも何度足を運ばれているかわかりません。
縄文時代に興味あるかたはもちろんのこと、東海地方の考古学関係者に一読していただきたいと思います。
購入を希望される方は川添さんまで連絡をお願いします。
zoe@maibun.com
○『渥美半島の考古学−小野田勝一先生追悼論文集−』刊行のお知らせ
三河考古学談話会の皆様 田原市教育委員会 増山です 昨年度から、三河考古学談話会の皆さんにご相談をかけていた小野田勝一先生の追悼
論文集が、三河考古学談話会、知多古文化研究会、名古屋考古学会及び発起人のひと
り芳賀陽先生をはじめ多くの方々のご協力・ご指導を得て完成の運びとなりました。
どうもありがとうございました。本来ならば、総会等の公の場で報告とお礼を申し上げるのが筋ですが、報告だけは早急にと思い、三河考古通信を通じてお知らせした次
第です。お礼は、忘年会、来年度の総会等、皆さんがお集まりになったときにあらためて申し上げたいと思います。
また、11月28日、芳賀陽先生とともに小野田先生宅へ伺い、先生の霊前にささげて
参りましたことを報告いたします。
また、執筆いただいた先生方にも完成した本も送付し一段落をしたところです。
さて完成した本の内容は、
別添のとおりです。大部な内容にも関わらず、1冊2000円 で販売いたします。独特の文化を持つ渥美半島の考古資料の基礎文献となると思いま す。ぜひ、ご購入いただきたくご案内します。どうぞよろしくお願いします。
田原市教育委員会 増山禎之 0531−23−3635
masuyama-tadayuki@city.tahara.aichi.jp
販売先 吉胡貝塚資料館(0531-22-8060
http://www.yoshigo.gr.jp/
田原市博物館 (0531-22-1720)
http://www.taharamuseum.gr.jp/
(
三河考古通信462号より)
※三河考古について
三河考古第22号の原稿募集について 10月末日で執筆申し込みを終了しました。最終的に10本の論文の申し込みがあり、総頁数が140頁を超えました。予定頁数を超えていますので、原稿を提出いただいた方から、順番に内容を確認して、掲載の採否を決定します。先に提出した方を優先し、予定頁数に達した時点で締め切り、残りの方は次号に回します。 なお、申し込みを忘れた方は、贄までご連絡ください。
贄 元洋
○三河考古第22号の原稿募集について
9月末日で執筆申し込みを終了しました。9名の方から申し込みがあり、総頁数が130頁を超えています。予定頁数を超えていますが、申し込みを忘れていた方は、10月末までは待ちますので、贄までご連絡ください。
なお、原稿を提出いただいた方から、順番に内容を確認して、掲載の採否を決定します。先に提出した方を優先し、予定頁数に達した時点で締め切り、残りの方は次号に回します。
贄 元洋
○三河考古第22号の原稿募集について
雑誌『三河考古』も装いを変えてから3号目で22号を迎えることになりました。
今回も広く原稿を募集いたします。執筆者およびテーマの限定はしません。執筆を希望される方は、下記までメールでお申し込みください。今後の予定および執筆要綱は以下のとおりです。例年通り、5月の考古学協会で販売できるように刊行する予定です。
【刊行スケジュール】
1、掲載論文申込期限 2011年9月30日
2、原稿提出期限 2012年1月31日
3.刊行予定 2012年4月30日
【執筆要綱】(Word)
1、文字 42字×36行(ワードorテキストファイルで提出)
2、図版 14p×21p(キャプション込み)、イラストレーターのデータで提出する場合は、打ち出し原稿(解像度の判断ができるもの)を付けてください。
3、写真 表紙に使いますのでデジタルデータ(JPEG:1MG以上)で1枚以上提出してください。本文中に使うものは紙焼でもかまいません。
4、割付 図版を割り付けたコピーを提出(キャプション等指示済みのもの)
5、頁数 22号は最大128頁で、各論文は基本的に頁数制限なし(余りに多い場合は分割の可能性あり)。
6、抜き刷り 希望者には、執筆者の個人負担で、基本的に100部を印刷します。
7、採否 原稿の採否については、常識的に見て不適切と考えられるもの以外
は掲載される予定です。申込み段階で予定頁数を超えた場合は、申し込みは受け付けますが、原稿が提出された順に先着順で掲載し、残りは次号にまわします。なお、原稿は「完成原稿」しか受け取りません。校正の段階で変更があまりに多い場合は、掲載をやめて次号にまわします。また、割付が行われていない原稿も受け付けません。
三河考古は地方雑誌です。投稿する原稿は「練習」と考えているかもしれませんが、練習だから適当で良いと考えているのであれば、練習にはなりません。練習だからこそ、本番を想定して、真剣に社会人としての責任を自覚して対応してください。甘えた考え方は、自分自身を否定することになるだけです。
【申込方法】
執筆者名、論文題名、予定頁数を記載の上、贄までメールでお申し込みください。
○出版物のご案内
『埋蔵文化財調査報告書62 志段味古墳群』の頒布のご案内
平成17年度より発掘調査をおこなってきました名古屋市守山区所在の志段味古墳群(国史跡白鳥塚古墳・中社古墳・南社古墳・西大久手古墳・志段味大塚古墳など)の報告書(A4版・542ページ)を刊行しました。
購入方法:
名古屋市役所西庁舎1階市民情報センターで直接ご購入いただくか(価格4,590円)、郵送での購入を希望される方は刊行物の代金(現金)と郵送料(切手)と刊行物名・送り先・連絡先を書いたメモを現金書留で460-8508(住所不要)名古屋市役所市民経済局市政情報課までお送りください。郵送料は電話(052-972-3152)でお問い合わせください。