合唱生活向上委員会
第3回 楽譜にはカバーを(00/1/3)
私たちアマチュアは曲の練習期間がとても長くなります。大曲ですとどうかすると丸々1年一つの曲に取り組んでいたりします。ステージを迎えるころには、楽譜がボロボロ、なんて経験は有りませんか?練習中、手に汗握ることは少なくないですし、紙は水分に弱いですし、楽譜が傷んでしまうのは避けられないと思います。
ピースではなくきれいな製本楽譜ですと、ステージ上の歌い手達がそろいの色の楽譜を持っているのはなかなかカッコ良いものです。しかし良く見ると表紙が擦り剥けて所々白いものが、なんてのは・・・・
カ○イや音○之友の楽譜はツヤツヤしたコーティング紙で丈夫だとは思いますが、それでも学生時代に使っっていた楽譜を引き出したら、背表紙の手の当たる部分はやはりダメでした。よくまあこんなに楽譜が傷むほど練習したものだ、と思う一方、それが気にならなかったのは、要するに暗譜でステージにて乗ることが多く、楽譜の見栄えを気にする必要が無かったからだと思い当たりました。今ではとてもとてもそんなことは^^;;
楽譜が痛むのは、基本的には手で持っているから。ならば手との接触が一番長い背表紙が一番危険。特にブ厚い楽譜の背表紙と表紙や裏表紙との角の部分なんてのは楽譜にしてみれば最大の弱点です。この背表紙を補強するだけで楽譜の持ちは随分違います。
テープをび〜〜っと長く引き出し、背表紙の上から下へ貼り付けてしまうのが一番簡単。少し余りを残して、後でハサミで整えてやれば良いでしょう。セロファンテープは材質的に丈夫なのですが、紙と異質なので外見に違和感がありますし、剥がれやすく、時間的変色が気になります。メンディングテープのほうが紙になじんでくれるので良いかと。
あと表紙・裏表紙の隅もだんだんカドが取れて丸くなってしまいます、ここをテープでカドを立ててやるのも一考でしょう。
「テープが一部分に貼ってあるのは、なんか応急処置みたいで安っぽい」と感じられる方もおられるかもしれません。実際使っているうちに剥がれてきたり、縁のところに黒い汚れが付着したりすることもあるかと思います。ならばいっそ一部ではなく全部に張ってしまったら?
品揃えの良い画材屋さんに行けば、大判のラミネートシートを置いてあります。これを楽譜の寸法に切り取って貼り付ければOK。表紙全面が保護補強されるわけで、とても念入りな方法です。
ただ注意深く作業しないと(そしてある程度慣れないと)紙とシートの間に気泡が入ってしまったり、シートがシワになってしまったり、ということもあるようです^^;。また周囲みんなが紙なのに、一人だけテラテラというのも、照明のあたり具合と楽譜の持ち方に依っては目立つかもしれません。
となると、結局は練習期間中はカバーをかけ、本番になったら外す、というのが一番簡単なのではないでしょうか?御役御免のカレンダーの紙でも使えば丈夫で安価、駄目になったら交換すれば良い(テープやシートだと二度目が無い)。特徴のある紙を使えば他人のものと間違えることもなくなるし、でっかく題名や氏名を書くことだってできる。問題は、その人のセンスや作業の几帳面さが一目瞭然だということでしょうか^^;
最初に楽譜を手にしたとき、それが本番でどうなっているかなんてこと、想像することは気分的にも難しいかもしれません。でもそのとき自分の手でカバーをかけてやれば、楽譜に対して「これからのお付き合いよろしく」という気持ちが自然とわいてくるでしょう。また本番直前にカバーを剥がせば「よし、本番!」と気合いも入ります。そんな心の持ちようも、楽譜にカバーをかける意義の一つでは?とも思っています。