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書き屋のための変換辞書 for ATOK


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 書き屋のゴタク

 編集者や記者といった「書き屋」などというものは、いつも取材先から大切にされすぎているせいか、往々にして自分が「お客様」であるかのような勘違いに陥ってしまいます (というより、「お客様」意識を持ってしまっていることにすら気付かない場合が多い)。 肝心な「書き屋」としての仕事についても、表記が統一されていなかったり、「書き屋」とは思えないような表現をしてみたりするわけですが、 根が「お客様」だけに「悪いのは自分のせいではない」ということになってしまいます。 「表記に問題があるのはパソコンのIMEのせい」「校正支援システムがあるから細かいことはどうでも良い」などと開き直ったりもするわけです。


 書き屋と日本語IME

 「書き屋」はある意味、職人といえます。 職人が自分の腕の悪いことを棚に上げ、「良い仕事にならないのは、道具が悪いから」などと言い出せば、世間の失笑を買うことは当然です。 しかし考えてみると、日本語IMEという「道具」ほど選択肢の少ないものはありません。 WindowsではJustsystemのATOK、MicrosoftのMS-IME、富士通のJapanistなど、 Macでは標準のことえり、JustsystemのATOK、エルゴソフトのEGBRIDGEなどにほぼ絞られるわけです。 たったこれだけの選択肢の中から最良の道具を選ぼうとすれば、その選択基準はマスコミ表記を前提としたチューニングのしやすさではないでしょうか。


 日本語IME遍歴

 パソコンビギナーの時代はMS-IMEを使い、次はJapanist(当時はOAK)に乗り換え、そして現在はATOKと、主な日本語IMEは使ってきました。 学年ごとの学習範囲で変換制限をかけられるMS-IME、常用漢字の範囲内のみに変換制限をかけられるJapanistはそれぞれ、それなりの便利さを持っています。 「入力屋」の世界では、Japanistと親指シフトキーボードの組み合わせが「史上最速のコンビ」であることも周知の事実です。
 しかし「書き屋」にとって重視すべきことは、「最速」かどうかではなく「最善」かどうかということ。 「書き屋」にとっての最善とは、たとえば「共同通信社の記者ハンドブックなどに沿った表記へと、いかにストレスなく変換できるか」であり、 そこがIMEを選択する上での重要なポイントになるわけです。 結局のところ、「その日本語IMEが基本的にどれくらいの能力を持っているのか」ということと、「追加辞書をはじめとする表記に関するユーザーのニーズを、その日本語IMEがどこまで反映できるのか」ということに落ち着きます。 その点でATOKは、「書き屋」にとって最善の道具ではないでしょうか。



 「共同通信社 記者ハンドブック辞書 for ATOK16」が発売されたものの…

 Justsystemから平成15年秋、「ATOK16 Professional」や「共同通信社 記者ハンドブック辞書 for ATOK16」が発売されました。 これらの製品には 不完全で不満な点 が多く、 また新バージョンの「共同通信社 記者ハンドブック辞書 for ATOK」では 多くの部分で満足のゆく内容 となったものの、まだまだ「十分」とは言えません。 それでも「書き屋」にとってATOKを上回る日本語IMEは考えられません。 日本語IMEという“道具”をいかに使いこなすのかは、「書き屋」つまり「もの書き職人」の“腕”しだいということでしょうか。


 とはいえ…

 「道具を使いこなせるかは腕しだい」とはいうものの、「書き屋」の本来の仕事はもっと別のところにあります。 本来の仕事に集中しようとすれば、表記や入力という二次的な仕事に必要以上の集中力を費やすのは避けたいところです。
 そこで必要となってくるのが、補助辞書の活用です。 「書き屋」としてこれまでに 「書き屋のためのATOK辞書」 「年号辞書」 「統一地名辞書」 など、ATOK用の補助辞書を作り、 自分の仕事に活用してきました。 当サイトでは、そうした記者・編集者向けの ATOK用新聞・出版系各種辞書 を公開しています。 おそらくは誤登録もあり、不要な語も登録されている思います。 いろいろな要望も含め、フィードバックしていただければ幸いです。


※当サイトへのリンクはご自由にどうぞ。



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