半濁音の変換ミス
ATOKでは「濁音が半濁音に(あるいは半濁音が濁音に)変換されてしまう」という現象が見られます(カナ入力のみ)。
これは「入力支援が働きすぎる」というところに原因があります。
この現象が見られるのは、入力支援(ATOKプロパティ>入力・変換>入力支援)が有効で、なおかつ『「゛」を「゜」に、「゜」を「゛」に修正する(カナ入力時)』にチェックが入っている場合です。
このケースでは、「入力状態に対応する変換対象単語」がシステム辞書にない場合、「システム辞書に登録されている単語」へと自動的に変換されてしまいます。
たとえば ばれっと_ と入力した場合、システム辞書は
バレット
という単語(濁音)を持っていないため、システム辞書に登録されている
パレット
という単語(半濁音)が自動的に変換候補となってしまうわけです。
「入力補助」や「変換補助」などATOKは多くの魅力を持っていますが、こと「入力支援」の設定については慎重さが求められます。
バージョンアップ時の注意
ATOKや一太郎をバージョンアップする際に、特に注意が必要なのは「環境の引き継ぎ」です。
バージョンアップ版をインストールして再起動させる際に、「ATOKスタートアップツール」が出てきます。
ここで「引き継ぐ方法」を誤ると、キー設定やローマ字変換、色など、旧バージョンでの設定を、新バージョンでも一から構築し直さなければならなくなります。
旧バージョンでの環境を新バージョンでも引き継ぐためには、再起動後に現れるスタートアップツールで「引き継ぐ方法」を「手動」とし、「引き継ぐ内容の設定」で「キー・ローマ字・色」のチェックボックスにチェックを入れる作業が必要になります。
たったそれだけのことで旧バージョンの環境を引き継げるのですが、この部分の環境引き継ぎはやはり、デフォルトとしておいて欲しいものです。
辞書の置き場所
たとえばCドライブをWindows2000、DドライブをWindows-XP、Eドライブをデータ用としている環境などでは、両方のOSからATOK辞書を共有する方法があります。
Eドライブに置いたATOK辞書を、CドライブのATOKと、DドライブのATOKの両方から利用するというもので、単語登録が1回で済むなど多くのメリットがあります。
(その反面、辞書が壊れてしまったら、どちらからも使えなくなるというデメリットはありますが…)
設定方法はいたって簡単で、次の通りです。
- 該当するATOKのデフォルトの場所にある辞書を、Eドライブの適当な場所にコピー。
- プロパティ→辞書・学習→辞書の追加 でEドライブにある辞書を指定(ATOK17までは「その他」で追加。ATOK2005の場合は「ファイルを指定して追加」)
- プロパティ→辞書・学習→学習の詳細設定 でEドライブにあるユーザー辞書を指定
※「デフォルトの場所」にある辞書フォルダーの一例:
C:\Program Files\Justsystem\ATOK17
C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\Justsystem\Atok17
ちなみに「マイドキュメント」や「お気に入り」も同様にして、複数のドライブから共有することができます。
(この場合は「コピー」ではなく「移動」です)
変換キーの設定
ATOKで変換効率を上げるために必要なのが、変換用のキー設定です。日本語IMEで入力をする場合、通常は「スペースキー」「変換キー」が利用されますが、「Fキー」の活用で変換効率を上げることができます。
「Fキー」を利用して変換する場合、「辞書セット」の設定が必要となります。「標準辞書セット」に入れておくものは必要最小限の辞書のみにとどめ、特定の辞書を「別の辞書セット」に設定することになります。ATOKに入っている「単漢字辞書」のほか、当サイトの「年齢辞書」「年号辞書」「フォネティックコード辞書」などを、それぞれ別の「辞書セット」に入れ、必要な場合のみ「Fキー」で変換するというスタイルです。(たとえば「単漢字辞書」をF1キー、「年齢辞書」をF2キー、「年号辞書」をF3キー、「フォネティックコード辞書」をF4キー、「広辞苑辞書」をF5キーに割り当てるといった具合です)
日本語IMEに、「どんな候補語でも出てくる」ことを望むユーザーもいれば、「必要最小限の候補語しか出てこない」ことを望むユーザーもいます。「効率的な変換」を前提に考えた場合、「アプリケーションごとのプロパティ設定」や「Fキー変換の設定」は欠かせない要素です。
Tips 1(プロパティ関連付けツール)
Tips 2(辞書作り)
Tips 3(動詞のルール)
Tips 4(その他のノウハウ)
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