辞書登録
名詞など活用のないものを辞書登録することは簡単ですが、やっかいなのは動詞などの「活用語」です。
しかしこれも、ちょっとした「ルール」さえ理解すれば、非常に簡単なことです。
動詞を辞書登録する場合のルールを、以下に示してみました。
動詞の構造
まず動詞の構造ですが、活用した場合に「変化しない基礎部分」と「変化する部分」とに分けることができます。
「変化しない基礎部分」とはどこかを見分けるには、否定語の「ない」を付けます。
たとえばgoogleなどで検索することについて、最近では「ググる」という表現が使われます。
「ググる」に否定語の「ない」を付けると「ググ・ら・ない」となります。
基本形(終止形)の「ググ・る」と否定形の「ググ・ら・ない」の共通部分、つまり「ググ」の部分が「変化しない基礎部分」となるわけです。
そしてATOKに辞書登録をする場合、この「ググ」の部分だけを登録するわけです。
ちょっと寄り道
ATOKのプロパティで単語登録のヘルプを見ると、動詞だけでも40近い種類があることが分かります。
しかし、このうちカ変動詞は「来る」一語のみ、サ変動詞は「〜する」というものなので、一目で区別ができます。
また、ザ変動詞、ワ行五段音便、ナ変動詞、ラ変動詞、○行上二段、○行下二段などがありますが、これらはいずれも文語のため、通常は考える必要がありません。
つまり動詞には40近い種類があるとはいうものの、ごく普通のユーザーが辞書登録する動詞というのは、サ変動詞を除けば「○行五段」か「一段動詞」のどちらかでしかないということです。
動詞の分類も「否定形」で判断
「○行五段」か「一段動詞」かについても、否定語の「ない」を付ければ見分けることができます。
「ない」の直前の部分が「アの段」の音であれば「五段」、そうでなければ「一段動詞」です。
たとえば「ググ・る」の否定形「ググ・ら・ない」で、否定語「ない」の直前の部分に注目します。
「ない」の直前にある「ら」は、「ラ行」の「アの段」です。これで「ググる」は「ラ行五段」だと判断できるわけです。
同様に「試みる」「付ける」は、「試み・ない」「付け・ない」となります。
「ない」の直前にある「み」や「け」は「アの段」の音ではないことから、「試み・る」「付け・る」は「一段動詞」だということになります。
ちなみに(ATOKの文法)
学問としての文法では「試み・る」「付け・る」という区切り方をせず、「試・みる」「付・ける」という区切り方をします。
仮に日本語IMEでこの文法を採用した場合、「○行上一段」「○行下一段」をすべて個別のものとして登録することになり、動詞の種類は膨大なものとなってしまいます。
「学問としての文法」と「日本語IMEの文法」は、根本的に考え方が異なるというわけです。
Tips 1(プロパティ関連付けツール)
Tips 2(辞書作り)
Tips 3(動詞のルール)
Tips 4(その他のノウハウ)
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