◎2004年ときどき日記 1月〜5月
5月27日(木)〜 29日(土)

仕事を終え、北海道でしばしの休暇。
せっかくここまで来たのに、東京にすぐトンボ帰りしてしまうのも惜しいので、無理やりスケジュールをこじ開けて3日間のオフを確保。
札幌から、真駒内〜オコタンペ湖(写真左)〜支笏湖〜美笛峠と回って洞爺湖へ向かう。
 
今回のお目当ては、ザ・ウィンザーホテル洞爺という所。
洞爺湖を見下ろす山の上にあって、眺望も施設も最高。3日間ひたすらボ〜〜〜ッと景色を見たり読書をしたりお酒を飲んだりして過ごす。
ちなみに、右の写真は部屋の窓から見た洞爺湖の夜明け。絶景というほかない。

5月24日(月)〜 26日(水)

札幌へ行く。
24日は、舘野泉さんのリサイタルを聴きにKitaraホールへ。
2002年に脳溢血で倒れられてから右手が不自由となり、今回は2年半ぶりの復帰コンサート・シリーズ。
バッハ〜スクリャービン〜間宮芳生〜ノルドグレン〜ブリッジ、と全曲左手のための作品が並ぶが、
舘野さん独特の詩情と情熱があふれる音楽は健在。それにしても、シューベルトやブラームス
あるいはシベリウスあたりに〈左手のためのピアノ曲〉があったら…としみじみ思う。
と言うわけで、実は現在、舘野さんに献呈すべく左手のためのピアノ作品を作曲中。来春2月初演予定


26日は、同じくKitaraホールで、田部京子さんのリサイタル。
こちらはシューベルトづくしの一夜で、私が編曲を施した歌曲4曲の初披露ということもあって、解説&トークで出演。
舞台でのトークは、ちょっと冗談で笑わせるくらいが(お客さんが聴いてくれているかどうか分かるので)楽なのだが、
メインがシューベルト晩年のソナタではそういうわけにも行かず、真面目な顔で話す。ちょっとてこずる(笑)。
東京でも6月3日(水) 浜離宮朝日ホールの〈田部京子/シューベルト・チクルス第2回〉で披露の予定。

5月18日(火)

今月はなぜかCD&著書の当たり月。
18日:図解クラシック音楽大事典(学研)
19日:CD田部京子/ピアニシモ(Columbia:J room)
20日:CDチェロ協奏曲ほか(Chandos/東京エムプラス)
??日:楽譜集「ピアニシモ」(ヤマハ)
海外盤&国内盤CDに楽譜はいいとして、ついでにマンガ本だものなあ。
ちょっと図に乗りすぎてやしないか?(←って、おまえだ、おまえ!)
恥ずかしいので、しばらくCDショップと本屋さんには近付かないようにしよう(笑)

5月14日(金)

今月18日に学研より発売になる〈図解クラシック音楽大事典〉の最終版が届く。
〈図解〉というよりは 、これはどこからどう見ても〈落書き〉(というか〈マンガ〉・・・
でも、キャラクターが可愛く出来たので気に入っている(笑)
ちなみに、左が〈助教授センセ〉で、右が〈助手〉。


5月7日(金)

仕事場に山積みになっていた郵便物を整理する。
ほったらかしで数ケ月分たまっていて、開封しないままの昨年暮れ(!)の招待状とか、
とっくに期限が切れた督促状とかが、出てくる出てくる!(笑)
うわ〜〜〜!と踊って・・・仕方ないので埋めてしまった。 (←おいおい…)

4月30日(金)

旅先にはいつもノートブック型パソコンを持ってゆくのだが、
今回も大阪でのコンサートの前後にしばらく関西に滞在していて疑問がひとつ。

最近プロバイダが〈全国共通アクセスポイント〉を打ち出してきている。
東京からでも大阪からでも一律0035-XXX-XXXというような番号で繋がるというのだが、
旅先のホテルからかけて繋がったためしがない。

あんまり繋がらないので尋ねてみると
「00-で始まる番号は、ホテルの交換機では接続を拒否する設定になっている」とのこと。
で、プロバイダのHPをよく調べてみると、Q&Aの隅っこに小さくその旨が載っている。
「その場合は
0570-で始まるこちらの番号へ…」と書いてあるのだが、その番号も繋がらない。

そもそも「日本全国どこからも一律同じ番号でネットに接続する」という必要があるのは、

ホテルなどの出先からアクセスするモバイラーくらいだと思うのだが、
その肝心のホテルの電話回線では繋がらない番号に(将来的にはすべて)統廃合するという。
何を考えているのか良く分からない。


というわけで、手持ちのパソコンをホテルの部屋の電話でネットに繋ごうとされる方は

普通の市外局番付きの旧アクセスポイントも必ず控えておくことをお忘れなきよう。


4月29日(木)

交響曲第3番の関西初演のためふたたび大阪へ。
関西フィルの定期演奏会で、指揮は藤岡幸夫氏。

前半に人気チェリスト古川展生氏によるドヴォルザークがあるとは言え
基本的には現代モノの何やら知らん交響曲(!)がメインのコンサート。
それなのに早々とチケット完売で、当日は補助席まで出る盛況ぶり。
舞台裏から客席をのぞいた関係者の一人は「連休初日で天気もいいのに、
なんでこないに来たんやろ?なんかの間違いでは?」と首をかしげる始末。
まあ、確かにそう言われればそうだけど・・・(笑)

でも、コンサートというのは本来こういうもの。
いくらゲーテやシェークスピアが素晴らしくても、本屋さんで「面白そう!」と
手に取るのは、書きたてほやほやの今月の新刊であり、最近話題の一冊のはず。
何はともあれ、お客さんが「どんなのだろ?」「聴いてみたいな!」と思う新しい演目を
供給し提供することこそが(どんな世界でも)モノを作る人間の務めじゃないかと思う。
聴いて(読んで)みて、「しまった。だまされた!」と思うにしろ何にしろ・・ね。
というわけで、大阪のみなさん、まいどおおきに!

4月15日(木)

コンサートのため大阪へ行く。
藤岡幸夫氏と飯森範親氏による「浪速の指揮バトル」というノリの妙な企画で、
二人で交互に「運命」のサワリや、「ハンガリー舞曲」や「火の鳥」を振り分けて、
指揮者で音楽がどう変わるか、を面白楽しく聴衆に聞いてもらう一夜。
ついでに、いつも振っている作曲家を入れ替えて、
私の作品(鳥は静かに)と西村朗氏の作品(東アジア幻想曲)を紹介するというコーナーも。

大阪で二人やるんだから当然ボケとツッコミで漫才か?と思ったのだが(おいおい・・・)
指揮者としてはさすがに〈ボケ〉はまずいようで・・・ちゃんと真面目な指揮ぶり。
短評としては、そうだなあ・・
フジオカ氏は、まっすぐ獲物に走って行って噛みつく「(意外と純情な)猟犬タイプ」で、
対するイイモリ氏は、獲物を追いつめて行って噛みつく「(意外とタフな)警察犬タイプ」
・・という感じかな。

29日(木)には、交響曲第3番の関西初演(関西フィル)でふたたび大阪へ行く予定。

4月11日(日)

面白いものを見つけた。「携帯ピアノ」である。
正式には〈ハンドロールピアノ〉という商品名らしいが、鍵盤部分がぺらぺらのラバー製で、右の写真のようにくるくると巻いて持ち運べる! なるほど!この手があったか!と思わずひざを叩いてしまった。

ペチャンコの鍵盤なのでピアノ風のタッチは望むべくもないが、スピーカー(&ヘッドホン端子)を内蔵していて簡易キイボード並に100種類ほどの音も出る。
これで、バッグひとつで全国を放浪する「旅の作曲家」も夢じゃない・・かも?(おいおい。それじゃ、「砂の器」だよ・・)

https://www.yamano-music.com/docs/hard/handroll_piano.html

4月9日(金)

着工から1年余をかけて、ようやく吉松家の別宅(お墓)完成。
写真だけ見ると巨大墳墓みたいだな(笑)
そもそもお寺もお墓も好きではない(好きな人がいるとも思えないが)のだが
父の一周忌を期に、ちゃんと建てる気になった次第。

お墓などという代物は、お金がかかる割りに生きてる人間には何の役にも立たないし、
財産になるわけでもないし、取り立ててありがたいとも思わないのだけれど・・
まあ、役に立たず財産にもならないと言うのは交響曲とおんなじか(笑)

というわけで、 フツーのお墓の常套パターンは無視させてもらって、
国内産(真鶴半島あたり)の自然石をなるべく加工しないで組んでもらい
仏教臭いのはイヤだし、「・・家」というのも、「・・の墓」もイヤ、
格式ばって偉そうなのもイヤだけど、いかにもデザインぽいオブジェのもイヤ
つるつるの光沢も直線もイヤ、ただローマ字でも名前を彫りたい・・・
などとワガママ言い放題で出来上がったのが、これ。

知り合いに「お墓できましたー!」と言ったら
「じゃあ、キミが死んだらお参りさせてもらうワ」とひとこと。
ま、いいや。死んだら追悼盤に載せてもらお。


・ちなみに、 心のきれいな人には写真に妖精やお茶の水博士が見えるかも・・。

4月8日(木)

朝日新聞でこの4月から始まる「ツウのひと声」というコラムの打ち合わせ。
金曜日の夕刊の文化面の連載で、音楽・映画・演劇・出版などに関わる筆者6人が
その業界の裏話やトピックスを語ると言う企画。私はクラシック音楽界の裏話担当らしい(笑)。
つまり、6週間に1回の連載と言うわけで、16日(金)がその第1回目。何を書こうかしらん?

同じ日に、田部京子さんのシューベルト・チクルスの件でも取材を受ける。
今回は、「アヴェ・マリア」や「子守唄」など歌曲4曲のピアノ・トランスクリプションを担当し、
そこから始まって「ピアニシモ」というCDも生まれたので、そのへんのいきさつなどについてお話。
6月3日(木)の本番(浜離宮朝日ホール。19:00〜)には、トークでゲスト出演する予定。

仕事場に戻ったら、イギリスから今回のCDのジャケット・デザインが届いていた。→
チェロ協奏曲に「ケンタウルス・ユニット」などという奇妙なタイトルを付けたので
ジャケットがどうなるか心配だったのだが、「鳥たちの時代」の方に焦点を当てて
赤い羽根募金みたいなデザインに!(笑)でも、なかなかシンプルで、悪くない。

4月1日(木)

浅草(墨田公園)へ花見に行く。
今年は天気と寒暖の変化が激しくて、晴れ間を見つけたら即出かけないと見逃してしまいそうで、あわてて出動(笑)。
それにしても、1年に1度だから地面に座っての酒盛りは許すとしても、
あの色彩感覚ゼロの「青い」ビニールシートだけは何とかして欲しい!

3月28日(日)

1年間にわたって放送された「鉄腕アトム」の最終回。
かつてのTVアニメ版アトムの最終回は、地球を救うため太陽に飛び込んでゆく話だったけれど、
今回の新アトムは、ロボットと人間が仲よくなって「ロボット法」が制定される感動的な幕切れ。

そう言えば、むかしは主人公の死(それも自己犠牲的な)で迎える最終回が多かったような気がするが、
最近は、そういう破滅型で悲劇的な終わり方は流行らないらしい(教育上の配慮か?)

まあ、確かに自己破滅&自己犠牲じゃあ自爆テロと同じになってしまうしなあ・・・


3月24日(水)

桜が咲いた。
今年の東京の桜の開花宣言は18日だったけれど、
あれは、靖国神社にある特定の桜の木を見て(その咲き具合で)決めるらしい。
私の場合は、仕事場のマンションの窓から見える一本の桜がその役目。(写真→)
ここ連日、花冷えの日々が続いていたが、今日、わずかな晴れ間で咲き出した。

花見の雑踏は好きではないが、それでも毎年、花見にはぶらりと出かける。
東京の桜は公園や土手や埋め立て地に人工的に並木として植えられていることが多いが、
あれは江戸時代に土木計画として意図的にしたものらしい。
なぜなら、桜を植えれば花見客が集まって、土を踏み固めてくれるから
(笑)
江戸っ子の桜好きを見越した見事な政策である。
いまだに、まんまと乗せられてるものなあ。
(でも、200年も踏み固める必要はないような気も・・?)


3月18日(木)

ホームページ開設2周年め。
カウンターも「8万」を超えました。ご愛顧に感謝。

03月13日(土)

渋谷BunkamuraにおけるアトムCONCERT、おかげさまで満員御礼の盛況のうちに無事終了。
演奏は、渡邊一正指揮東京フィル&といぼっくすのみなさん。
 
ファンファーレで始まる前半は、アトムとお茶の水博士(の声優さん)によるオーケストラの楽器紹介から
指揮者〜コンサートマスターの紹介を経て、アトムの映像付き(制作:手塚プロダクション)「ボレロ」。
後半は、ロボットQRIO が登場して「運命」を指揮。続いて、映像付きの新アトム組曲12曲(といぼっくすによる間奏曲付)
最後に、小学生80人のコーラス(写真上)とフルオケによる「アトム」大合唱・・・という盛りだくさんな内容。
作るのは大変だったけれど(構成、選曲、アレンジ、台本、絵コンテなどなど色々全部やらされました!)
子供たちがアトムの歌を歌うあたりは思わず目頭が熱くなったりして・・・。

いろいろなメッセージは、次の時代を担う子供たちに伝わったかしらん? 
わたしとしては、10年後20年後に「あのコンサートを聴いたおかげで音楽家になりました!」という
指揮者・作曲家・演奏家が1人でも2人でも出てくれれば「しめた!」なのですけどね。
(でも、なった当人は 「しまった!」かも知れないけど・・)
というわけで、写真右(→)はコンサート終了後、QRIOとの記念写真。(でも、これじゃ腹話術師だよ!)


終演後、今度は夜の横浜のコンサートのため渋谷からみなとみらいへ。
こちらは日本フィルの横浜定期(みなとみらいホール)で、
トロンボーン協奏曲「オリオン・マシーン」(独奏:箱山芳樹、指揮:藤岡幸夫)の演奏。
ご両人とも、もうこの曲については作曲者より詳しい(笑)ので、すべておまかせ。

ピアノやハープが中央に並ぶ妙な楽器配置に、知らない聴衆は「なに、これ?ゲンダイオンガク?」と
最初は不安そうな顔だったけれど、大笑いの必殺カデンツァも炸裂して力いっぱい大ウケ。
よかった。


03月09日(火)

初台のオペラシティで、アトムConcert のリハーサル。
渡邊一正氏の指揮東京フィルでアトムの組曲などを演奏した後、
ロボットQRIOが「運命」を指揮する一瞬(→)
世界初のロボット指揮者ということで数十人の取材陣とカメラの放列。
オーケストラの取材としては前代未聞の珍事だろうなあ(笑)

裏でいろいろ黒幕をやった身としては、子供のデビューみたいで素直に嬉しいけれど、
指揮者としては「商売敵」の登場で心中穏やかではないかも知れない(笑)
ちなみに、チケットは一ヶ月も前に完売なんだそうです。

03月05日(金)

4日・5日と、コロムビアのスタジオでCD「ピアニシモ」の編集。
田部京子さんとディレクター兼エンジニアの国崎さんは、丸二日のカンヅメ作業。

OKテイクを単純につなげた1st Edit から、例えて言えば宝石を磨くような作業で
ブリリアン・カットに仕上げてゆく。

編集と言ったら、むかしは磁気テープをハサミでカットして修正テープでつなげる、
指先と勘だけが勝負の手作業だったが、現在ではコンピュータのハードディスクに
デジタル信号として記録されたテイクをモニター上で波形を確かめながらつなげてゆく。

切り貼りという点では変わらないが、何度でもやり直せるのと、つなぎ方にさまざまな
裏テクを駆使できるのが現代風。まるで魔法のような仕掛けだ(笑)。

02月27日(金)

昨年秋にイギリスで録音したチェロ協奏曲の1st EDIT が届く。
今回は、
1.チェロ協奏曲「ケンタウルス・ユニット」(初録音)
2.鳥たちの時代
3.チカプ(オーケストラ版初録音)の3曲。


もちろん今回の最大の目玉は、ピートの七変化のソロが堪能できるチェロ協奏曲なのだが、
個人的には、20年以上前に作曲した「チカプ」がオーケストラ版で蘇ったのが嬉しくてたまらない。
小さかったころ別れた娘と、成人してきれいになってから再会したような感じか?(笑)
なんと書式はウェーベルンかシュトックハウゼンなのにサウンドはラヴェルかシベリウスという前衛作品だし(笑)
マエストロ・フジオカも多分「何が何だか分からず」指揮していたはずだが、ツボは外していないのはさすが。
いつ出るんだろ?(って、作曲者が自分で言うな!)

02月15日(日)

雪の富山に行く。
(←写真は、市内を流れる松川)

JASRAC(日本音楽著作権協会)の主催公演による
地方のアマチュア・オーケストラで現代日本の作品を上演するコンサート第2回め。
今回は小泉和裕氏の指揮する富山シティフィルで、曲目は、
・芥川也寸志:交響管弦楽のための音楽、
・ガーシュウィン:ピアノ協奏曲へ調(p:熊本マリさん)

・吉松隆:交響曲第4番 ・・・という組み合わせ。

大きくてきれいなホール(オーバード・ホール)にほぼ満員の聴衆を集めて
オーケストラも熱演。山田美也子さん司会で、オケの団員へのインタビューや
作曲家はどうやって食べているのか?などという質問コーナーも含めて
「地方」で「現代物」のコンサート・・などという、ちょっと前だったら
信じられなかったようなプログラムでも、普通のお客さんに充分楽しんでもらえる
という時代になったのだなあ、と実感。

前日まで風邪で咳が止まらなかったのだが、ふとみつけた富山の「せきどめ」を飲んだら
なぜかコンサートの間はぴたりと咳が止まった。
さすが「富山の薬売り」!(って言っても、若い人は知らないか・・・)

02月10日(火)

QRIOくん、ただいま指揮の猛特訓中。
今日は指揮者(渡邊一正氏)にも見てもらって専門的な監修を受ける・・・
はずだったのだが、目の前でロボットがカラヤン風に「運命」振るのを見て笑いが止まらず。

これははっきり言って見ものです。なにしろ世界初の指揮するロボットなのだから!
というわけで音楽史に新たな1ページが生まれるこの記念すべきコンサートは、
現在チケット売り切れ寸前! 

02月05日(木)

当ホームページ開設2周年を前に、あちこちを改装。

図書館(コラムや台本など原稿関係の書庫) なんていうのも作ってみました。
HPの中なら建設費ゼロなので(笑)

02月02日(月)

昨年末より全編イラスト(というよりマンガ)によるクラシック音楽入門書(書き下ろし)執筆中。
本日、編集担当が「原稿、出来てますかあ〜?」と仕事場まで様子見にやって来たので、
「す、すみません。〆切延ばしてください〜」と漫画家のような返事をする(笑)。
→右のようなページを100ページ以上描かないとならないので、大変なのである。

実はこれ、Comic Studioという漫画専門ソフトで描いている。
下書き〜トレース〜完成原稿が同一画面で出来て、部分拡大しての修正が簡単なうえ、
コマ割り、ベタやトーン、絵の拡大縮小や変形、セリフの張り込みなどを軽々とこなすスグレ物。
とは言え、コンピュータが勝手にマンガ描いてくれるわけじゃないので、大変は大変なのだが・・


午前中は、これも出版社の方が、雅楽「鳥夢舞(とりゆめのまい)」の出版楽譜をもって来訪。
1997年に国立劇場の委嘱で作曲したれっきとした雅楽(全4章50分の大作!)である。
初演時の演奏が添付CDで付いていて、資料としても貴重。春秋社刊。¥6,000。

01月31日(土)

28-29-30-31日と、白寿ホールでCDの録音セッション。
今回は、田部京子さんのピアノによる「ピアニシモ」と銘打ったアルバムの作成。
シューベルト、カッチーニ、バッハ・グノーの〈アヴェ・マリア〉に始まり、
モーツァルト(フリース)、ブラームス、シューベルトから、チャイコフスキー、サティ、
グラナドス、ラヴェル、吉松隆までの〈子守唄〉を集めてすべてピアノソロで弾き切り、
究極の〈ピアノ美〉(楽器のピアノと、弱音のピアノの極限の美しさ!)を追究した1枚。


私がプロデュース&アレンジ(トランスクリプション)を担当し、
「究極の美音で、全編静かで、〈眠れる〉アルバムを!」というコンセプトで始動。
実際に、録音現場では音楽のあまりの心地よさに、エンジニアも弾いてるピアニストも(!)
眠くなってしまうという緊急事態が!(笑)  不眠症の方は必携! 乞うご期待!

01月26日(月)

3月のアトム・コンサートの出演依頼(?)のため、QRIO
キュリオ) くんを訪ねる。
ソニーが開発した、身長60センチ体重7キロほどの自立歩行型ロボットで、
歩く・踊る・話す・・といった基本性能の上に、軽く走るとか、サッカーボールを蹴る、ボールを投げる、
転んでも自分で立ち上がる、人と会話する(3−4歳の子供の感じ)など、めざましい進化を遂げつつある
まさに「アトムのプロトタイプ(原型)」 。
とにかく可愛い!
あ〜、これがあと何年かしたらアトムになるんだ・・と思うと、私の世代としては感動で泣けてくる。

今回は、なんと第2部の冒頭で一瞬オーケストラの指揮にチャレンジしてもらおう!という企画。

ヘルベルト・ふォン・ロボやン(なんじゃ、それは?)なのである。
そのうち指揮者として第9の全曲を振る日も遠くないかも???

01月23日(金)

ひさしぶりに外を歩いたら、空にまるで「絵に描いたような」美しい夕焼け雲が・・・。 なのに、

どう目を凝らしてみてもマット・ペインティング(映画の背景)で描いた雲にしか見えない自分が悲しい。



01月20日(火)

20歳の1年は人生の20分の1だが、50歳の1年は50分の1という。理屈である。
だからだろうか、最近は1日の経つのが異様に早い。朝、仕事を始めたと思うと
びゅんっ・・という早さで夜になる。 (むかし見た「タイムマシン」という映画みたいだ)


そのくせ、時々、世界の始めから終わりまでみたいな長大な夢を見る。
(夜見る「夢」である。念のため)
むかしから「邯鄲の夢」などと言うけれど、まさにそれだ。

蝶になったのが夢なのか、今の私が蝶の見ている夢なのか・・・
今風に言うなら「マトリックス」の世界か。 壮大な3部作が全部「夢」。
ということは、交響曲を5つ書いたと思ったのも、夢だったりして・・・

01月17日(土)

朝夕、ちらほらと雪が舞っていた。
そう言えば、巷では今日から大学センター試験。
東京では、受験というと雪がつきもののようだ。

01月12日(月)

何年か前から、成人式は1月の第2月曜日になったのらしい。
私の頃は1月15日と決まっていたような気がするけれど、行った記憶はない。
学校の警備のアルバイトで丸一日、休日の人気のない学校にいたからだ。


・・・という記憶が蘇って来たのは、つい最近。
それまで、18歳から28歳くらいまでの10年間の記憶は 「思い出したくない時代」として
心のシャッターが閉まっていたからだ
(まさに「記憶喪失」のメカニズムである!)

人は、思い出したくないことを封印することで生き延びる。
30年経ってその封印が薄らいできたというのは、少しは癒されてきたということなのか・・・
しかし、今でもあの頃のことは思い出したくもないし、絶対戻りたくなどない。


記憶が戻ってみたら、実はその間に人を殺してたりして・・・

などと仲間にからかわれたこともあったけれど、
う〜ん、否定できないなあ。
30年目の成人式。・・・「人」に成ったのはいつのことだろう?

01月07日(水)

実家のネコ、恥ずかしい病気でイヌネコ病院へ。

「HPには絶対に書くにゃ〜 」と目を光らせているが、
書いちゃったにゃ〜。


01月03日(土)

元旦の昼から行方不明になっていた実家のネコ
ようやく帰宅。
正月なので故郷に帰省でもしたのか、
ご近所のネコに年始参りに行ったのか、
はたまたどこか路上で車に轢かれて潰れているのか、と心配したのだが、
なんのことはない、近くのアパートの屋根の上から降りられなくなっただけらしい。
初詣帰りの若者が救助してくれたのだとか。

写真は、「何?、どうかした?」としらばっくれるネコ氏。→

01月01日(木)

例年通り、最寄りの神社「明治神宮」へ夜中12時にお参り。
天気も良く、さほど寒くもないので、さすがに人が多い。
それにしてもどうして日本人は酔狂にもこんな夜中に神社に来るんだ?
しかも電車に乗って!(私は歩いて10分の地元だからいいけど...)

今年は、父親の喪中ということもあって静かなお正月。
年賀状も書かなくていいし(どうせ毎年書いてないけど...)
珍しく年越しの大仕事もなく(そんなことは何年ぶりだろう!)
奇跡のような(と言うのは大げさだけれど)寝正月である。
・・・そんな私に正月早々仕事を持ってくる輩に災いあれ!