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 いぶしなどのテクスチャ−(表面処理)

 テクスチャ−(texture)とは貴金属への表面処理、または表面処理によって得られる貴金属の質感のことです。 光沢面もテクスチャ−の一つですが…、ジュエリ−の世界では光沢面以外の表面処理の意味で使っています。 以前は、ジュエリ−の仕上げと言えば表面をピカピカに磨いた【光沢仕上げ】(polish)が中心でした。 しかし現代では光沢仕上げ以外に表面を曇らせたり、ガサガサに荒らしたり、大小無数の半円状のくぼみにしたりする物理的な方法から、化学的に表面を着色する方法など様々な方法があります。


物理的な表面加工方法
 (1)鏡面仕上げ(光らせる)
 シルバ−はすべての金属のなかでもっとも可視光線の反射率が高く、研磨することによってプラチナよりも強い輝きを出すことができます。 このシルバ−の特徴を最大限生かした仕上げが鏡面仕上げです。 仕上げる方法は、ヘラをかけたり、バフ布を回転モ−タ−に取り付けモ−タ−の回転力で磨いたり、練り状研磨剤をセ−ム皮や布につけて表面を磨いて行きます。 曇りのないピカピカの光沢が特徴ですが、使っていくうちに小キズがついたり白っぽく曇ってきますが、それもシルバ−の持ち味です。 しかし、また丁寧に磨けば元の輝きを簡単にとり戻すことも出来ます。
 (2)マット仕上げ(光らせない)
 光らせない代表は、梨地(なしじ)仕上げです。 仕上げ面が果物の梨の皮に似ているのでこの名前で呼ばれています。 シルバ−の光り輝く光沢もいいですが、鈍く光る仕上げにも最近非常に人気があります。 仕上げにペ−パ−をあてたままの状態でのマット仕上げや、金属の表面に金剛
梨地仕上げ
(こんごうしゃ)と呼ばれるガ−ネットの粒で表面を荒らす方法(梨地)などがあります。 素朴な質感が人気です。


科学的な表面加工方法
 (1)いぶし仕上げ
 シルバ−の表面を黒色に仕上げることをいいます。  いぶし仕上げには、彫金などのショップで売られている『いぶし液』や薬局などでも売られている 『六一〇ハップ』(硫黄温泉入浴剤)などをハケにつけ、シルバ−に数回塗り自然乾燥
いぶし仕上げ
させると黒色になります。 自然の状態でいても表面に硫化銀の皮膜が出来て黒くなってきまが、自然に黒くいぶされたシルバ−は金属研磨剤で磨けば元通りに光輝いてきます。
 (2)金メッキ
 金メッキは、産出量の少ない金を最大限有効に活用する方法として、活用されてきました。 現代においてもアクセサリ−・喫煙具・眼鏡フレ−ム・時計・食器などに不可欠のメッキ法として広く使用されています。 電気メッキでは、24K金メッキ・18K金メッキのイエロ−・ゴ−ルドや最近
ピンク・ゴ−ルド・メッキ
ではピンク・ゴ−ルドの金合金メッキなど、カラ−・ゴ−ルドの仕上げも出来き人気があります。
 (3)ロジュ−ムメッキ
 ロジュ−ムメッキは化学的に安定した金属で、常温で変色することがなく、耐食性、耐摩耗性共にすぐれているため、シルバーの変色防止用によく使われています。 無色透明です。





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