十二支行「ヌーの何万」の巻

                  
          消えやすき胸の火群(ほむら)よ花の雨     手留      
                       
                      はずれかけたる春のスカーフ       明子
                                                                    
                    雲雀舞う開化の香 身につけて         手

            大陸人の右往左往と           絢子

       
                    希望なきエルサレムまた自爆テロ       明
 
            クレーンの首に赤き喪章を        宏子

          月浩々 ヌーの何万わき出づる         敏江

            蜻蛉の遁走曲(フーガ) 君と二人で     智

          そぞろ寒 抱き合いたる道祖神         明

            泡盛に酔う格安の旅           絢

          青墨の描く山峡 清水影            宏

            大笑いして もより会しめ         敏

          
                      (手留 捌)
 

                  2002年4月2日 首尾    


            

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