片仮名語尽くし二十韻「グラスハープの」の巻
夏椿久々に来しキャンパスに 実枝
グラスハープの涼やかな音 宏子
海沿いのサイクリングロード連なって 絢子
ミネラルウォーター自販機で買う 智
ウ
ガウディの塔にクレーンと赤い月 宏
南国育ちの君にゴーヤを 智
秋の街レインハットのペアルック 絢
メトロの陰で熱いささやき 仝
観戦に愛用ラケット脇にして 智
キーパー逸す一瞬の夢 宏
ナオ
グラタンのふつふつ焼けて古日記 実
月影凍てるゴーストタウン とまと
剥落のカッパドキアのマリア像 と
インパラ跳躍群れの崩れる 仝
コースターに携帯番号そっと書き 智
ギムレット手にウィンク乱発 絢
ナウ
同郷のシンガー声の澄みわたり 実
春の蚤とぶイングリッシュガーデン と
戸田堤オールの分ける花筏 実
霞の奥をトテ馬車の行く 宏
(絢子 捌)
2002年7月2日 満尾
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