2004年5月31日
・『キューティーハニー』

 行ってきました、庵野秀明監督最新作『キューティーハニー』。

・Synopsis
 如月ハニー(佐藤江梨子)は、友達もいないダメOL。しかし、彼女は亡き父から受け継いだIシステムにより、キューティーハニーに変身できるのだ! Iシステムを奪おうと四天王を送り込むシスター・ジル(篠井英介)。公安8課の秋夏子(市川実日子)、新聞記者の早見青児(村上淳)も巻き込んで、ハニーは愛のため悪のパンサークローと戦うのさ!

 いや〜、面白かった。『流星課長』のノリで、予算をそこそこちゃんとかけて娯楽大作にしたって感じ。もっと安っぽくなると思ってたんだけど、ちゃんと映画になってたよ。ちなみに、『流星課長』と同じく、カメオ出演チョー多数。山賀博之監督としりあがり寿と永井豪さんくらいはわかったけど…。

 最初の10分のつかみがスゴイ。敵が出てきて、主人公が変身して決めゼリフ言って、戦いを見せて、ラストは大爆発でそのままオープニングへなだれ込む。さすが庵野監督、お約束の魅せ方を知ってる。海ほたるを埋め尽くす十重二十重のパトカーとか、マンガみたいに吹っ飛ぶ下っ端とか、「こういうノリの映画ですよ」とちゃんと判るところがイイよね。

・ストーリー
 全体のストーリーも、アニメ版に劣らず単純明快。父の復讐劇というところが弱い気もするけど、あんまりやると『ハニー』らしい軽さがなくなっちゃうから、コレくらいがちょうどかもね。むりやり戦争だのテロだの詰め込みすぎたら『CASSHERN』みたく消化不良起こしちゃうからね。設定は簡単にしておいて、キャラの心情をキッチリ丁寧に描くってのが一番わかりやすい。とくに、ハニーと夏子の関係の描き方とか、なんか東映アニメチックで好きだな。まあ、大きいテーマで言うと“愛”なんだけどさ(笑)。でも、ちゃんと感動できる。少なくとも納得できるよ。なんだかんだ言っても、ツボをちゃんと押さえてもらうと、ベタでも気持ちいいんだよね。夏子が焼死しないで良かった(旧「ああ学園最期の日」だっけ?)。実写夏子いいなぁ〜。個人的には、ハニーより夏子だな。ラストの“正装”もナイス。

・歌はいいよね〜
 観ててなにがウレシイって、音楽に旧アニメ版のものを使ってるところ。「ハニーフラッシュ!」って変身するときに、「♪パッパッパヤッパ、パパッパ〜、ファ〜ン」ってジングル(?)が鳴るところなんて、ウレシくて笑っちゃったよ。オープニング曲はもちろんあの名曲だし、あと、途中でエンディング曲の「夜霧のハニー」がかかるのも泣ける! 戦うときも、オープニングのハミングバージョン(ルルルル〜、ルルルル〜♪)。

 この辺の曲をちゃんと許可とって使ってくれたのはさすがだよね。他にも、シスター・ジル登場の時に、「シスター・ジルのテーマ」(こっちは実写版オリジナル)をジル様お抱えの歌手(?)が劇中で歌ってたし。とにかく、歌がいいんだよ。ラスト近くでも、あの人が唄うぞ! 『ウテナ劇場版』以上のはまり役!(バラしてんじゃん)。登場シーンは笑える! 個人的に、映画の中で登場キャラが歌唄うシーン好きなんだよ。

・ハニメーション?
 まず、オープニングアニメは普通のセルアニメ。色使いが派手なところとかパラリでイヤ〜ンのシーンもちゃんと元のアニメ(旧)のイメージ。これまたウレシイね。平松さんのキャラデザインも、ちゃんと旧ハニーなのはさすが。

 もう一つの注目、“ハニメーション”なんだけど、ネットのトレイラーで見たときは、イマイチピンと来なかったんだけど、海ほたるでのハニメーションのシーンもそう来なかったんだよね。でも、後になるほど良くなった気がする。ちなみに、ハニメーションは、GAINAXの原画マン、今石洋之さんが原画を描いて、それに忠実にサトエリが演じた画を素材にして、コマ撮りアニメにする手法。

 実際見てみたら、やりたいことがわかったよ。海ほたるでのシーンは、金田作画だし、ミサイルは板野サーカス、ラスト近くのアレは荒木伸吾さんのあの作品のスゴイ作画。今石さんがやっただけあって、過去の名アニメーターの作画を実写で再現したかったんだろうね(ちなみに、今石さんは『アベノ橋☆魔法商店街』の第3話を担当。作画パロディ満載)。なんか3コマ撮りっぽい感じがしたし。そう思うと納得。まあ、うまくいってるかどうかはビミョー。でも、意図がわかると笑えるなぁ。

・カット割りの妙
 監督補で摩砂雪さんがはいってるんだけど、庵野監督はじめ数人が書いたコンテを清書したのが摩砂雪さん。だれだったかが、「『エヴァ』(劇場?)がスゴイのは、摩砂雪さんのカット割りの上手さによる」って言ってたけど、実写『ハニー』もちゃんと映画に見えるのはカット割りが上手いからろうね。どうしても比べちゃうけど、『CASSHERN』がダメだったのは、カット・シーンのつながりが映画になってないところだよね。

 パンフレットで解説書いてた藤津亮太さんも言ってるように、大ざっぱでも全体としてちゃんと映画になってるってのは、この辺キッチリ押さえてるからだよね。ちなみに、ずっとアニメやってた庵野監督は、最初に実写やったときは、役者とかが自分の思い通りにコントロールできないもどかしさから、「そこは20コマで振り向いて欲しいんだけどなぁ」とか言ってたらしい。

・総評、みたいなもの
 ちゃんとエンターテイメントしてて、それでいてちょっと(ちょっとでイイ)キャラに感情移入したりドラマに感動したりできる。娯楽映画の王道。庵野監督がインタビューで、「お金払ったひとが、少なくとも払った分は楽しめる作品にしたい」と言ってたとおり。見てるとき楽しくて、見た後スッキリなにも残らない。1時間半でキッチリ終わるところもナイス! 娯楽映画はこうでなくっちゃ。

 OVAアニメ版、『Re:キューティーハニー』も期待! 本文

【コロッケ五円之助】

2004年5月30日

 今週の土日のアニメは、どれもいい出来でどれ取り上げようか迷ったよ。

・『ケロロ軍曹』

第9話「夏美 恋の行く手に来るクルル であります」「日向秋 ダイナマイトな女 であります」
脚本:池田眞美子 絵コンテ:佐藤順一 演出:高木茂樹 作画監督:追崎史敏・岩岡優子


 ケロロたちは、隊の参謀を捜し日本中を探し回る。そのころ、夏美はあこがれのサブロー先輩(石田彰)に「君の家に行ってもいい?」と言われビックリ。サブローって、このアニメの中では“不良”なのね。

 サブロー先輩(声が石田彰ってとこ、ポイント)、地下の基地に侵入! しかも、バックはベトベンの第九! 「歌はいいね〜」、とは言わなかったけど。

 あと、いつものガンダムネタもひと味違う。「わっはっは、コレ声誰だろう?」って思ったら、ちゃんと小山茉美さん! さらにオマケで「パパレホパパレホ〜」、と(笑)。「チャイルドタッチで、冬樹にな〜れ〜」、とは言わなかったけど。なんか贅沢なパロディだな。

 作画もよかったし、繰り返しギャグもよかった。ラストの方で、桃華が「よっしゃ〜!」ってなるところにケロロが突っ込むところの(コンテの)タイミングは気持ち良かった。コレだよ、コレ。さすが、サトジュンコンテってところか? このくらいが普通レベルになって欲しいんだけどね。

 あ、あと忘れてたけど(笑)、新キャラクルル曹長(子安武人)登場ね。原作読んだときから思ってたんだけど、なんでケロロより階級上なんだ? ケロロって誰にでも敬語(〜であります!)なんで、隊での序列もイマイチ謎。

 来週も、さ〜びすさ〜びすっ!

【コロッケ五円之助】
・『レジェンズ 甦る竜王伝説』(2週遅れフォロー)

第7話「まいべびべびばらばら -The Name of My Rose-」
脚本:伊丹あき 絵コンテ:細谷秋夫 演出:小野勝巳 作画監督:Bang Seung Jin


 DWCの三人組に次に支給されたのは、火のレジェンズ。今度は強うそうと喜ぶ三人。しかし、火のサーガとして紹介されたのは…。

 ねずみ色スーツの冴えない営業、ミスター・エド(内藤怜)、笑った笑った。レジェンズがカッコいいと、サーガで落とすか! いぢわるな番組だな〜。

 あと、第4のレギュラーキャラ、ディーノ(南央美)が、マックと友達に。ディーノの語る、父親のおもちゃ会社の話、「父の会社のおもちゃは、みんなダーク・ウィズ・カンパニーのパクリさ。パクって安く売る、そんな金で買った空っぽの家さ」と。大地監督、よっぽど玩具アニメ嫌いなのかな?

 Aパートラストの、「マックが仏頂面のキザ太郎とロールスロイスでいっちゃったよ〜」ってシュウのセリフのあと、いつもの通り英語A太(沢城みゆき)が出てきてちゃんと英訳して見せてくれたのがミョーにハマった。この辺の緊張と緩和のハズし具合、好きだなぁ。

 火のレジェンズ、“ファイアジャイアント”(松本吉朗)登場。なんか、デザイン、『幻魔大戦』のベガみたい。

p.s.サブタイ、公式サイトと表記が違うぞ!(サイトでは、「真っ赤に燃えるバラだから」) どーなってんのッ!?

【コロッケ五円之助】
・『マシュマロ通信』

第9話「ライムの初恋」
JAPANESE STAFF 脚本:葉山陽一郎 絵コンテ・演出:森脇真琴 作画監督:安藤幹彦 KOREAN STAFF 絵コンテ:Seoung Hyun Ko 演出:Seung Il Lee 作画監督:Ji Woon Ha


先週のスネイルくんは、シュールだったな。マリファナ回しながら作ったに違いない!(笑)

 遊び人のライム(野島健児)が、街で見かけた涙の美女。その正体は、意外な人物だった!? 彼女にすっかり入れあげたライムは、人が変わったようにマジメになる。

 って、ミモザ先生(平松晶子)なんだけど、見てないッスか? ザーマス眼鏡を取ると美人だった、っていう、今どきパロディにしかならないシチュエーションを正面切ってやってるところが『マシュマロ』らしいなぁ。

 ラストはしっとりビターでオトナな仕上がり。ライムは、翌日からいつもの軽いノリに戻ったのでした。メデタシメデタシ。

【コロッケ五円之助】

2004年5月28日

 実写版の公開も間近の『キューティーハニー』だけど、OVAアニメ版『Re:キューティーハニー』のオープニングが公開されてます(ココ)。今石作画爆発! 平松キャラカワイイ! 吉成アクションも! 小さい画面で見てもスゴイ! 夏がこの『ハニー』で、秋に『トップ2!』。そろそろ本気のGAINAXが見られそう?

・『絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク』

第9話「ドキッ! 水着だらけの大銭湯」
脚本:野村祐一 絵コンテ・演出:宮地昌幸 作画監督:斎藤恒徳・川元利浩


 年に一度、監視衛星のスキが出来る日。それは海賊にとって海上で日光を浴びられる貴重な憩いの日。夜明けの船でも、その日だけは甲板で露天風呂大会と相成る。

 水着だけどね。エステル副長(折笠富美子)がイイ! 「着やせするタイプだったのね…」(byエノラ)。前回、ステキなドレス姿を見せてくれた船長も、バスタオル巻きでさ〜びすさ〜びすぅっ!(笑) エノラも、表情がコロコロ変わって、まるで祐巳さんの百面相ですわ。イルカのポイポイダー、スーツ脱ぐと言葉通じねえのな。

 そこにでっかい生物が襲ってくるんだけど、みんな水着姿で持ち場につくもんだから、なんかマヌケ。いいなぁ、こういうの。船長も、バスタオル巻きのまま指揮を執るぞ!(さ〜びす?) もちろん男連中も水着。

 なにげに新キャラ、東原恵(堀江由衣)登場。なんか声を受信しちゃう、不思議ちゃんキャラ。ほら、耳を澄ませばフランスの方から声が、「ヒガシバラ・メグ〜ミ〜…」(笑)。

 ラストは、意外とエエ話で終わってるところがニクいね。メグ〜ミ〜の花柄ワンピース水着で〆! もうおなかいっぱいッス。

 テレ東の夕方枠でも、頑張ればここまで魅せられるぞ!(なにを?)

【コロッケ五円之助】
・『魔法少女隊アルス』

第8話「迷いの森」
脚本:小原信治 絵コンテ・演出・作画監督:青木康浩


 妖精捕獲特殊部隊を、ピスキーが魔法で追っ払ってくれたはいいが、エバちゃんの未熟なホーキ操縦で、“迷いの森”に落ちてしまう(前回、ラストでこの特殊戦の奴らのうちのひとり、番傘で飛んでたような…、雨宮テイスト?)。

 あの、ホルスも迷ったという迷いの森! アルスちゃん、今度は妖精を捕まえることなくピスキーの牙を分けてもらう。幻覚魔法能力、ゲ〜ット! なんか、うまくいきすぎの気も…。シーラちゃんも、なんだかんだいって心配で、追いかけてきます。

 上着を裏返しに着ると迷いの森で迷わないらしい。パジャマを裏返しに着て寝ると、ってのは違うか。

 旅立ちの港は嵐の吹き荒れる、生きて人間界にたどり着けることもままならない、“魔女の墓場”だったのだ! 「ヨーコさんゴメン、アタシ帰れそうもないや」(byアルスちゃん)。

 1話あたり約9分なんで、大きな状況を見せられないってのはあるんだろうけど、そろそろこれまでの状況を整理する、総括のエピソードを用意して欲しいなぁ。

【コロッケ五円之助】

2004年5月27日
・『今日からマ王!』

第8話「月下の陰謀」
脚本:面出明美 絵コンテ・演出:下平律 作画監督:江森真理子


 久々に人間界に戻った、と思ったら、またしても眞魔国へ…。そこは、初代魔王の霊廟であり、そこの巫女ウルリーケ(ゆかな)と出会う。ウルリーケには、不吉な予感があった。

 今まで、割と適当に観てきたんだけど、まあ、内容もそこそこかな? 思ってたより、ストレートにやおいっぽかったんでビビったけど。主人公ユーリ(男)の婚約者ヴォルフラム(男)が、女に嫉妬したり、ベッドにネグリジェ姿で入ってたり、ああ、だんだんヴォルフラムがカワイく見えてきたじゃないか!(笑)

 今回は、Bパート前半の血盟城の廊下のシーンの作画が、「あっ、この芝居の感じはまさか!?」と思ったら、エンドロールでやっぱり和田高明さんがいたよ。ヴォルフラムが「ユーリ、怖いのか?」って聞く前後あたりから、アニシア(高山みなみ)が風のようにやって来て去っていくところまでか? 本筋とはあんまり関係ないやりとりなんだけど、やたら原画密度が高い作画。今回もカット袋はパンパンだ!(想像) アニシアもちゃんとカワイく描けてるし。和田原画は、よく動いて楽しいな。

 期待せずに観てただけに、なんかかなり得した気分(笑)。

【コロッケ五円之助】
・『鉄人28号』(一週遅れフォロー)

第7話「悪の手先鉄人暴れる」
脚本:今川泰宏 絵コンテ:奥脇雅晴 演出:山内東生雄 作画監督:櫻井邦彦


 アメリカのマフィア、スリルサスペンス(秋元羊介)に鉄人のリモコンを奪われた正太郎。暴れ回る鉄人とは対照的に、ひとり病院で落ち込む。

 正太郎を励まそうとしてるのか、それとも天然なのか、今回高見沢さんの魅力爆発! アイスを買ってきては、「溶けちゃったじゃない! って、や〜ん当たってる〜!」と。ああ、もう! カワイイなぁ!(笑)

 鉄人がリモコン次第で悪の手先にもなる、“単なる道具”ということがキッチリ描写される。村雨も、ボコボコにされ海に。「お前ら日本人は戦争に負けたんだ。つまり、負け犬ってことよ。これから先もずっとな!」(byスリルサスペンス)。

 GHQのロボット、バッカスとそれを操るスペンサー大佐(福田信昭)。鉄人を嫌う正太郎くんと、鉄人を「恐ろしくない」と断言する敷島博士。博士、ちょっとコワい…。


・補稿
 ちなみに、6話で出てきた列車転覆事件は、やっぱり三鷹事件だったみたい(thanks to スワッキイさん)。公式サイトのコラムには書かれてないけど、この事件の裏にはGHQによる労働組合運動潰しがあったとされてるのね。アメリカの占領政策は最初、財閥や旧勢力に対抗させるために労働組合を促進させてきたんだけど、冷戦が近づくにつれ一転赤狩りに転じたんだよね。この一連の列車転覆事件は、共産ゲリラの仕業として大々的に報道され、労働運動(と、その牙城の国鉄労組)は市民の支持を失い失速。保守の吉田茂の長期政権と相成るわけだ。ま、主題歌に掛けるなら「♪右も左もアメリカしだい」ってことかな?

 こういう戦後史的テーマの扱いについてはいろいろ考えさせられるけど、意欲ある作品をクレームや圧力から守ってこそ、第4の権力としてのメディアだと思う。先回りの“思いやりのある自主規制”こそが、メディア自体を規制主体たらしめているという現状は大いに問題。メディアにその自覚すらないことは、もっと由々しき問題。メディアと自主規制について、詳しく知りたいひとは、森達也さんの『放送禁止歌』を読んでください。

 しかし、1話300カット3000枚ってのはねぇ。逆に言えば、今川さんの演出の力を思い知ったよ。

【コロッケ五円之助】

2004年5月25日

熊「こんちは、ご隠居さん何見てんですか?」
ご隠居「やあ熊さん、冬のソナタだよ。」
熊「ああ韓国のドラマですね。ぺ・ヨンジュンがすげえ人気っていう。」
ご隠居「関西ではな、ぺ・ヨンジュンのファンのことを<マルぺ>といい 見分け方としては丸にぺの字を書いた半被を着ているんじゃ。」
熊「……ご隠居さん、そんな古いギャグ年配のSFファンにしか 理解できないですよう。」
※20年ほど前、ドイツのSF・ペリー・ローダンシリーズのファンのことを  「マルぺ」と言ってからかうのがSF界ではやったのです。

アルデンテです。え〜今回は「光と水のダフネ」です。

・『光と水のダフネ』

第1話「マイアのいちばん長い日(前編)」
脚本:水上清資 絵コンテ:池端隆史 作監:丸山隆

第2話「マイアのいちばん長い日(後編)」
脚本:水上清資 絵コンテ:池端隆史 作監:清水博幸


 とりあえずビデオの1巻だけ見ての感想書きます。原作はヤングキングアワーズに 連載だそうですが、そちらは読んでいません。 地球温暖化で多くの陸地が水没し、残った土地は国有化になっている世界。 海洋都市に暮らす水樹マイア(中原麻衣)15才は、成績優秀と言われていながら 海洋庁の受験に落第して大ショック。その上祖父が亡くなったことから借家からも 出なければならなくなり路頭に迷うハメに・・・・。 なんだかひたすら暗〜い展開に終始した第1話。おいおいと思いながら見ていると ひょんなことからオールラウンドサービス会社(なんでも屋)ネレイスの カムチャッカ支店(ここはカムチャッカだったのか!)のレナ(大原さやか)と 静香(植田佳奈)が悪党ウォン・チャン兄弟を追いかけてる場面に遭遇。それ以後 なんとなくネレイスに寝泊りすることになってしまいます。マイアの「はうう ・・・」な人生の始まりでありました・・・・。

 う〜ん・・・もっとお色気ムンムンのコメディかと思ってたら違ってました。 言ってみれば女探偵社もの(プレイガールみたいな)・・・ですか。 主人公のマイアが、あんまり可愛く見えないのが、なんといってもマイナス点です。 レナと静香の、あのこっ恥ずかしいコスチュームもサービスなんでしょうけど ちょっとやり過ぎの気も・・・・。(なんで平気で着ていられる?) 1話2話を見たかぎりでは海洋都市の設定を、まだ上手く生かしきれてないような 気がします。悪党もちょっとバカすぎ・・・・。ホントなら1話で人質交換の時 レナ達にだまされた時点でマイアは殺されてもおかしくないよねえ・・・。 まあ、この後もっとトンデモないメンバーが参加してきてにぎやかになっていく みたいですが、マイアちゃんますます影が薄くなっていくような気が・・・・。

【アルデンテ有森】

2004年5月24日
・『CASSHERN』

 『スクール・オブ・ロック』を楽しみにしてたのに、なぜかやってないんで、しょうがなしに『CASSHERN』を観ておくことに。 (*ネタバレあります

・Synopsis  亜細亜連邦共和国は、ヨーロッパ連合と50年にわたる戦争に明け暮れていた。そんななか、東博士(寺尾聰)は傷ついた人間の体を再生させる“新造細胞理論”を発表する。しかし、その奇抜すぎる理論は学会から黙殺される。が、軍部がその有用性に目をつけ、東博士に研究の資金と施設を提供する。

 初っぱなの青空をバックにしたナレーション、誰かと思ったら納谷悟朗さんだった。一瞬、別の映画の予告編かと思ってた。唐沢俊一さんも言ってたけど、声、老いたなぁ。

 さてさて、やたら批判ばっかり聞くこの映画なんだけど、最初の会議室の映像とかなかなか良かったんで、「お、結構やるじゃん」と。でも、ずっと観てると、最初から話がやたらと長いんだよね。ブライキングボス(唐沢寿明)が誕生するまでがかなりあるし、それから人間側に侵攻してくるのも長いんだよ。アニメだったら、ナレーションで10分で済ましてるところだよ。ブライキングボスが、ロボットじゃなくて新造細胞から生まれた新造人間ってのはアレンジとして許すとしても、やたらブラキンが迫害された恨み辛みとか生きることの意味だとか饒舌に話すの聞いてると、だんだん違和感が大きくなってくるんだよ。だいたい、たどり着いた屋敷に偶然アンドロ軍団のロボットが用意してあって、ブラキンたちがたどり着くやいなや発動するなんて都合良すぎ。しかも、ブラキン用の玉座やあの軍団のマークまで備え付け。ウィークリーマンション顔負け!

 あと、最初の方で東鉄也(伊勢谷友介)の葬式があるんだけど、なんでいち軍曹ごときに国葬なんだ? それに国葬のわりに寂しい葬列だったし。あ、あと、葬列を眺める鉄也がオバケだったってことにだいぶ経って気づいたぼくってバカなのかな?

 中盤のアンドロ軍団との戦闘シーン(樋口真嗣絵コンテパート?)は、まあまあ良かった。凄い凄いって聞いてたけど、それほどグッと来るモノもなかったな。でも、キャシャーンがくるくる回りながら飛んできたり、キックでツメロボの胴体を貫通したり、手や頭をもぎ取ったりするあたりは、ちゃんと『キャシャーン』だったよ(『CASSHERN』ではなく)。「♪キーック、アタック、電光パンチ!」。この辺はウレシイね。その前の、女幹部との戦いは、どこでどう戦ってんのかさっぱり判んなかった

 全体的に、各シーンの一番最初のカットはキレイだと思うんだけど、そのあとのカット割りとか構図とかが、イマイチビジュアルを生かす風に出来てない気がするんだよね。演出的にも、カット毎のつながりがよくわかんなかったりするし(さっきいった鉄也オバケも、もうちょっと上手く見せて欲しい)。基本的に、会話シーンでクローズアップが多すぎ。映像も、キレイといえばキレイなんだけど、なんか実写版『イノセンス』みたい。っていうか、やっぱり『ブレードランナー』なんだけどさ。あと、なんちゃって銀残し(ブリーチプロセスもどき)で、粒子感だしてるんだけど、ちょっとやりすぎかも。単に汚く見える。まあ、製作費が6億円ってことなんで頑張ってるとも言えるかな?(ちなみに、『イノセンス』が20億円)

 あんまり言いたくもないんだけど、ストーリー、ラストの方はもうダメダメ。途中寝ちゃったし(笑)。なんで、父と子の確執から始まってあのラストに行っちゃうかな? アレじゃ、『エヴァ』だよ(なにげにネタバレ)。テーマが、「生きること」って、中学生ッスか? こっ恥ずかしいよ。あと、戦争のこととかテーマ詰め込みすぎ。

 最後に一言、長すぎ! せめて2時間ジャストにしてくれ! 久々に映画観終わって頭ガンガンきた。

【コロッケ五円之助】

2004年5月22日
・『魔法少女隊アルス』

第7話「ピスキーの牙」
脚本:小原信治 絵コンテ・演出:芦野芳晴 作画監督:野村和也


 アルスとエバは、落ちこぼれ魔女が人間界に追放される時に旅立つ港、“旅立ちの港”に向かうことに。

 どうやら、魔法界で落ちこぼれた魔女は、バツとして人間界で人間のお嫁さんにされてしまうそうな。「ひえ〜ん、コワいよ〜」、「ってアタシ、そっから来たんだけど」(byアルスちゃん)。そう、たった一つ違っていたのは、奥様は魔女だったのです、ってか?(笑) ま、魔女ガエルにされるよりはマシかな? この辺の設定、オモロイね。

 この回も、やたらフラッシュバック、フラッシュフォーワードが多用されてて、観てていそがしいんだよ。でも、この一風変わった味わいは、他のアニメではない。

【コロッケ五円之助】
・『ケロロ軍曹』

第8話「ケロロ 侵略作戦絶好調! であります」「ケロロ 間違いだらけの基地作り であります」
脚本:西園悟 絵コンテ:畠山茂樹・佐藤順一 演出:畠山茂樹 作画監督:井上哲・柴田志朗


 う〜ん、『ケロロ軍曹』って、ぼくの中ではもうちょっと面白くなるはずなんだけどなぁ。モアちゃんの純な笑顔でタママが「ボクはなんて薄汚いんだ〜」っていうギャグはちょっと好きだけど。基地内装は、松本零士調。床も天井もメーターメーターメーター!

 サトジュン絵コンテ回(共同)も、あんまり笑えず。

 そういや、ギロロ伍長の声が、『戦闘妖精雪風』のブッカー少佐と同じ声だ(中田譲治さん)。同じ軍人キャラだけに、一方観てるともう一方のキャラが頭に浮かんできて気になる(笑)。

 今回は、あんまり画も動かず。予告編見た限りでは、来週は作画が期待出来そう。

【コロッケ五円之助】
・『鋼の錬金術師』(1週遅れフォロー)

第32話「深い森のダンテ」
脚本:會川昇・大和屋暁 絵コンテ:橘正紀 演出:岩崎太郎 作画監督:向田隆


 覚醒したラースを殺そうとするエドとアル。しかし、イズミはそんなエド&アルとラースの間に立ちふさがる。

 はいはい、だんだん錬金術の核心に近づいてきた感じがするね。イズミ師匠の口から、「等価交換の原則、お前はまだそれを信じてるのか?」と。疑問もなく信じていた価値観が、ある日突然揺らぐ。コレだよ、コレ! でも、原作マンガより先にそんな核心に迫っちゃっていいんだろうか? 原作者は、“現場にお任せ”状態なのかな?

 イズミ師匠の師匠、ダンテさん(杉山佳寿子)登場。オマケで懐かしのキャラも。「あのときは、ご迷惑をおかけしました〜」。

 あとアルが、「兄さん、ホムンクルスが人体錬成の失敗から生まれるとするなら…」。うんうん、それはぼくも気になってたんだ。わかるぞ、アル!


2004年5月20日

 『鉄人28号』の「戦後続発した列車転覆事件」って、三鷹事件とかの例のGHQが日本の共産化を阻止するためにやったって言われてる破壊工作だよね。<悪い鉄人=赤い眼>っての、判りやすくていいなぁ。

・『トップをねらえ2!(仮)』制作発表詳細

 「なんで、今さら『トップ』の続編なんだ?」って思ったけど、そんな思いはどうでも良くなったよ。なぜって? 「Newtype」6月号に載ってた小さい図版がどう見ても『フリクリ2』だからだッ!

スタッフは、原作・制作:GAINAX、原案&監督:鶴巻和哉、脚本:榎戸洋司、キャラクターデザイン:貞本義行、バスタ−マシンデザイン:いづなよしつね、メカニックデザイン:石垣純哉・コヤマシゲト、フューチャービジュアル:okama、音楽:田中公平、企画監修:庵野秀明。

また第1話スタッフは、絵コンテ:樋口真嗣、演出:大塚雅彦、作画監督:貞本義行&柴田由香をはじめ、第2話の絵コンテを幾原邦彦、第3話:平松禎史、第4話:庵野秀明が担当するなど、新旧スタッフが結集した、弊社20周年記念作品として現在鋭意製作中です。

とのこと。

 スタッフ見ても、やっぱり『フリクリ2』だ! ウレシイ! 『フリクリ』大好きだから、期待大ッス。第2話の絵コンテ、なに気に幾原さんだし。全6巻のOVAとして、秋に発売予定。楽しみにしてます、マッキー監督!

・森本晃司監督『永久家族』DVD化アニメスタイル内

 おおっ! やっとッスか。「アニメスタイル」の紙媒体版(2号)で見てからずっと見たいと思ってたんだよ。「スタジオ4℃オンラインショップで販売」ってなってるけど、一般では販売されないのかな? 『ノイズマン』も、ローソンのLoppiだけの扱いだったし。

 こっちも楽しみ。

・カレイドOVAの ものすごい 制作現場

 “GONZOのくろみちゃん”(笑)こと、『カレイド』制作進行の金子真枝さんの日記で「和田(高明)さんが倒れた!」と書かれてたんでビックリしたんだけど、次の日の日記で「和田さんが復帰!」と書いてあって一安心。イラストも復活で、良かった良かった。和田さん、無理なダイエットは禁物ですよ、すよ、すよ! 「WEBアニメスタイル」でのインタビューはファン必読。真枝さんも出てきます。

 ところで、「幻の大技BOX」とか「私の夢になってよBOX」とか、ふざけた名前がついてたBOXセットなんだけど、名前一般公募になってた最終巻の名前はなにになったんだろう?

・『絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク』

第8話「絢爛! 豪華舞踏祭」
脚本:高山治郎 絵コンテ:笹木信作 演出:安川勝 作画監督:逢坂浩司


 火星の政財界の大物が集うパーティーに連れて行かれるグラム。そこで出会ったのは、“夜明けの船”のパトロン、ナイアルポー(辻親八)だった。

 前回、グラムにほっぺつねられて「メッ!」された地球大統領の孫娘エノラが、「今日からあなたを兄ちゃんって呼ぶことにしたわ」と。また妹かよ! それまでは良いキャラだと思ってたのに、なんか急速に醒める(笑)。

 一応、グラムのペンダントが、“火星の宝”とやらの鍵になってるらしく、フリーの海賊(?)キュベルネス(藤原啓治)もグラムを狙ってつけ回すんだけど、フツーこういう鍵持ってるのは少女だよね(笑)。男が男のペンダントを狙って襲ってくる…、う〜ん。

 今回も、船長のドレス姿(ムキムキ!)が見られたり、火星政府代表のアンナのダンスとか、演出も作画もコミカル路線。このテイストで行くのね。夕方枠らしいおおらかさでいいんじゃない?

 来週の「ドキッ! 水着だらけのダイセントー」のが楽しみ(笑)。

【コロッケ五円之助】
・『無人惑星サヴァイヴ』

第30話「どうすればいいの」
脚本:福嶋幸典 絵コンテ:増田敏彦 演出:辻泰永 作画監督:馬場健


 幻影の森で迷う囚人たち。重力制御チップを修理するポルト爺さんとシンゴ。しかし、幻影の正体がばれるまでそう時間は保ちそうにない。

 囚人編に入ってからも、そうそう簡単には盛り上がらないのが『サヴァイヴ』(笑)。囚人たちもなんかマヌケだし、ルナたちもイマイチ緊張感に欠けるんだよね。先週、だれもアダムを褒めてやらなかったんで、アダム反抗期に入っちゃいました

 最終回、アダムがピカーって光って能力が発動して、みんな無事地球に帰れるってオチどう?


2004年5月18日

 本文日曜の朝はスーパーヒーロータイム!アルデンテです。たまには見てみるか・・・ と思い見てみました『特捜戦隊デカレンジャー』。面白かったです。 近未来、宇宙人と交流するようになった地球。しかし、それは異星人犯罪者 アリエナイザーの事件を生み出すことになった。宇宙警察中央本部より地球に派遣 された犬型エイリアン・ドギー・クルーガーは宇宙警察分署・地球署のボスとして 5人の若者を結集、特捜戦隊デカレンジャーを結成して今日も警察の手に負えない 事件を追って活躍しているのであった。

・『特捜戦隊デカレンジャー』

第14話「プリーズ、ボス」
脚本:荒川稔久


 前回で、なんと変身できることの判明したボス(声・稲田 徹)はデカレンジャーの 5人に稽古をつけていた。「エマージェンシー、デカマスター!」 形状記憶宇宙金属デカメタルが微粒子状になって全身を包みボスはデカマスターに 変身する。銀河一刀流を使い、地獄の番犬とも呼ばれるその力はデカレンジャー をも凌駕するのだ。「これからは、いざとなったらボスに出てきてもらえばいいぜ!」 と笑うバン=赤座伴番(載寧龍二)。そんな時、隕石ルナメタル(光吸収特性がある) を狙うクリスト星人ファーリーが活動を開始した。5人は出動するがピンチに追い 込まれる。しかしボスは助けに来ない。「なぜなんだーボスーッ!」

 この作品なんといってもボスのキャラが際立ってます。このキャラを創作した時は スタッフも「よし!」と思ったんじゃないでしょうか?造形もいいですし、サン グラスも意外と似合うし(笑)寝ているところも可愛いし、まさにデカレンジャー を象徴する名キャラです。犬がボスというだけでも目立つのに、変身できて、 さらにメッチャ強い。真剣に演技すればするほど笑いのとれる憎いやつ・・・。 最後のボケも決まってました。

「ところでボス、変身した時その鼻は一体どうなってんです?」 「それは・・・・・・・・・・聞くな!」

 いやあ最高です。それに、知らなかったけど最後に怪人を倒す時、一応宇宙最高 裁判所に判決のお伺いをたてて、それから止めを刺すってのもスゴイですねえ。 石野真子が出てるのも一緒に見てるお父さんには嬉しいだろうし(今の若いお父 さんは知らんかな?)・・・久しぶりに続けて見てみようかなあ・・・・。

 さて、一方の仮面ライダーブレードですが・・・・・・う〜ん・・・・こっちは・・ ますます複雑な展開になってきました。

 どうも主人公の影が薄いなあと思っていたら、どうやら今回のライダーは3人の ライダーが主役で話が展開してるみたいですねえ。仮面ライダーブレードに変身 する剣崎(椿 孝之)、ギャレンに変身する橘、カリスに変身する始。 最初は、「職業として仮面ライダーを選んだ主人公」という設定を聞いてオオッと 思ったんですが、人類基盤史研究所ボードはあっという間に壊滅してしまい やっぱり個人で戦うヒーローに逆戻り。ちょっとガッカリです。 3人が3人とも、それぞれ悩みを抱えていて続けて見ていると面白いんですが、 途中から見た人には、やっぱこれは分かりづらいですねえ・・・。誰が主人公なの かもよく分かんないんじゃあないんでしょうか・・・・・・・?(ワタシも特撮 ヒーローMAXの今までのあらすじ読んでやっと分かりました)

 1万年の過去より蘇り人間を襲い出したアンデッド。アンデッドを殺すことは 不可能で、カードに封印するしか手は無いのだ。 カテゴリーAと呼ばれる強力なアンデッド・スパイダーアンデッドを捕獲しよう とする謎の男・伊坂(本宮奉風)は自分の弱さに悩む橘(天野浩成)に接近し 捕獲に協力しろと囁く。伊坂の目的は最強のライダーを造り出すことで、 スパイダーアンデッドはその適合者を探し出す能力を持っているのだ。(この 作品では神経接続したライダーシステムを使うことによりA級のアンデッドと 適合者の人間が融合し、仮面ライダーとなるらしい)

 剣崎もライダーシステム研究のため一時捕獲されるが、からくも脱走、始 (カリス)はなんとアンデッドであることが判明、一時母娘の経営する喫茶店に 身を寄せるが伊坂の手が伸びてきたことを感じて家を出る。ギャレンとの戦闘で 負傷し剣崎に助けられ、いっとき奇妙な友達関係になるが・・・・・・。

 こうして書いててもややっこしい展開です。マニア向け雑誌やインターネットで 予備知識を仕入れないととても付いていけません。そういうものを読まない 普通の視聴者は、どのくらいわかってるんでしょうか?もうちょっとシンプルな ヒーロー物でいいんじゃないかとワタシなんかは思いますけどねえ・・・。 ここまでやるんなら無理に仮面ライダーってタイトルにせず、まったく新しい ヒーローにすりゃいいのにねえ。

 そして、いよいよ登場する最強の第4の仮面ライダー・レンゲルとは・・・・? って・・・おーい、まだ増えるんかーい!

【アルデンテ有森】

2004年5月17日

 ティム・バートン監督最新作、『ビッグ・フィッシュ』ッスよ。

・『ビッグ・フィッシュ』

・Synopsis
 ウィル・ブルーム(ビリー・クラダップ)の父、エドワード(アルバート・フィニー)は、昔からお話が大の得意で、あることないことを面白おかしくウィルに聞かせてくれた。しかし、いい加減大人になったウィルは自分の結婚式でも得意のホラ話で客席を沸かせる父に愛想を尽かす。「ぼくはいつもホラ話の添え物だ!」と、それ以来父とは絶縁状態になる。しかし、その父が病床に倒れ、3年ぶりに再会を果たす。ウィルは、本当の父の姿を知りたいのだが、父は相変わらずホラ話に終始する

 前の『猿の惑星』が「?」だったんで、今回の感動路線の宣伝に正直警戒感を抱いてたんだけど、結果からいうと、紛れもないティム・バートン映画でありながらちゃんと感動のストーリーになってる。それ自体はスバラシイと思いながらも、ちょっと寂しい感もないでもない。

 いわずと知れたティム・バートンといえば、『シザーハンズ』や『バットマン リターンズ』みたいな、人から決して理解されない怪物たちの孤独を暗くキッチュなセンスで、しかもある意味センチメンタルに描いてきた監督。でも、今回は、“父との和解”という凄くオトナなテーマなんだよね。しかも、息子の方が全くのマトモ人間。父の方も、ホラ話は好きだけど、人当たりの良いちゃんとした人間なんだよ。じゃあ、どの辺がティム・バートン映画なんだって? それは、父の話すホラ話が、まさにティム・バートンの世界なんだよ。

 映画は、若い日の父(ユアン・マクレガー)のホラ話を元にした過去の話を中心に進むんだけど、ここに出てくる魅力的なキャラたちはドレもコレも紛れもないバートンキャラ。町のはずれに住む片眼の魔女(ヘレナ=ボナム・カーター)は、ガラスの義眼の中に見た者の死に様が見える(笑)。腹減りのあまり羊や飼い犬を食っちゃった心優しき巨人カール(マシュー・マッグローリー)(『フランケンシュタイン対バラゴン』かよ)。あと、まんまペンギン(@『バットマンリターンズ』)みたいなサーカスの団長(ダニー・デヴィート)、朝鮮戦争で知り合ったシャム双生児の踊り子などなど。あと、我らがスティーブ・ブシェミも父と同郷の詩人として登場。心にしみる詩に涙せよ!

 なんだか、ティム・バートン版『フォレスト・ガンプ』みたいな感じっていうと判りやすいかな? でも、『フォレスト〜』みたいな歴史改変主義的な歪曲がない、っていうか、『ビッグ・フィッシュ』は端からホラ話なんだよ。『フォレスト〜』は、ニュース映像とかを織り交ぜてリアリティを醸し出してる分たちが悪いよね。だからぼくとしては、『ビッグ・フィッシュ』=『フォレスト・ガンプ』説より、『ビッグ・フィッシュ』=『千年女優』説を唱えたい。過去は、人間というフィルターを通すことによってノスタルジーという甘美な記憶へと変貌する。そして、それこそがその人間が生きてきた証となる。それは、他人が外から真偽判断を下せる類のものではない。死にゆく者は、ノスタルジーを胸に、「自分の人生はいろいろあったけど結構良かった」と旅立っていくのである。

 いや〜、いい映画だ〜。なんかこの映画観たら、「ティム・バートン幸せなんかな〜」って思うね。昔みたいに、画面が暗くないんだよね。もう、『シザーハンズ』のエドワードに会えないと思うと、少し寂しいなぁ、と思ったりもする。個人的には、「もう、ティム・バートンの映画は観なくてもいい」くらいの区切りになりそう(いや、どうせ観るんだろうけど)。いい映画です。

【コロッケ五円之助】

2004年5月16日

 『火の鳥』、冒頭の原画が濃いと思ったら、橋本晋治さんが入ってたね。杉井ギサブローさんのコンテもさすがによくまとまってる。

 『ケロロ軍曹』とか『プリキュア』とかいろいろ予約録画、チャンネル間違いでパー。モアちゃん初登場逃した〜(泣)。

・『鋼の錬金術師』(1週遅れフォロー)

第31話「罪」
脚本:會川昇 絵コンテ・演出:安藤賢司 作画監督:稲留和美


 キメラ(ホムンクルスでした、以下訂正)の男の子を救いに軍の施設に来たイズミ。エドは止めようとするのだが、そこに大総統も現れ、にっちもさっちも三つ巴のにらみ合い。

 ホムンクルスがいかにしてこの世に生まれてくるかの謎が明かされ、ホムンクルスの男の子も覚醒。原作、途中までしか読んでないんだけど、この辺微妙にオリジナル? アクション作画もよかった。イズミが人体錬成で生み出した“人ではない”赤ん坊、そしてエドの手と足を持つホムンクルスの少年。なんか、なんとなくだけど『どろろ』を連想しちゃうね

 『どろろ』と言やあ、こないだ遅ればせながら、『ベルセルク』が『どろろ』だと気づきました。特に、ガッツがコソ泥のガキ(名前は失念)と出会うあたり。「オレについてくると、寿命を縮めるぞ」みたいなこというガッツに、「オレはその剣を盗むためについて行ってるだけだい」みたいな返事をするところとか。

【コロッケ五円之助】
・『レジェンズ 甦る竜王伝説』(2週遅れフォロー)

第5話「鳥が恋してズッキュンバッキュン!〜The Bird's Love Potion〜」
脚本:江夏由結 絵コンテ:菱川直樹 演出:小野勝巳 作画監督:Shin Ki Cheul


 ダーク・ウィズ・カンパニー(DWC)が用意した次の刺客、ハーピー(千葉千恵巳)。自らアンナと名乗る生意気なトリ。シュウの学校に転校し、シュウを虜にせんと近づく。

 小学生に化けたアンナ、カワイイな。手とか、もろトリだけど。作ってきたお弁当は、ゆで卵に目玉焼き…、って、誰が生んだんだ?(笑) ジェラシーに燃えるメグ、げんなりのマックが笑える。ストーリーは、刺客のはずが情が移って、という定番の展開。ラスト、シュウが初めて(?)積極的に戦ったかも。

 DWCの女部長が、アンナのことをトリトリって呼んでるところがミョーにリアル。ずっとこのままで行くのかしら?

【コロッケ五円之助】
・『それいけ! ズッコケ三人組』

第7話「ズッコケ文化祭事件」
脚本:西園悟 絵コンテ・演出:楠葉宏三 作画監督:武内啓


 文化祭でやる劇の脚本を、近所の童話作家(成田剣)に依頼するハチベエたち。しかし、上がってきた脚本は面白くない。そこで、クラスのみんなで脚本を独自に脚色することにする。

 子供らしくということについて話し合う、作家先生と担任の先生とのやりとりがなかなかよかった。「あなたは子供に幻想を抱いている」。子供番組らしく、結構バランスの良いお話。2話の児童会選挙の話、5話のタイムスリップ話と続くヒット。

【コロッケ五円之助】

2004年5月14日
・『無人惑星サヴァイヴ』

第29話「ぼくにもやっと…」
脚本:米村正二 絵コンテ:友永和秀 演出:辻泰永 作画監督:野口寛明


 短針銃で撃たれながらも、なんとかハワードを奪還したみんな。短針銃の毒で過去の記憶の中をさまようハワード。

 ってBパート、『ガンダムSEED』でよくやってた“こっそり総集編”ってヤツッスか? 悪い前例だ。目の覚めたハワードが、涙ながらに「脱出シャトルの非常ボタンを押しちゃったのはボクなんだ」と告白。んな今さらな…。でも、ここでハワードを許しちゃうのが『サヴァイヴ』だよな。29話かけてやっと本当の仲間になったハワード。でも、来週からもハワードはハワードなんだろうなぁ

 前回のラストの流れと予告編見たら、みんなに守られてるだけのアダムが、「ぼくにもやっと…」役に立って仲間に、って流れだと…。誰かアダムを褒めてやれよ(笑)。

【コロッケ五円之助】
・『鉄人28号』

第5話「鉄人対ブラック・オックス」
脚本:今川泰宏 絵コンテ:福本潔・今川泰宏 演出:福本潔 作画監督:服部憲知


 不乱拳博士(鈴木泰明)により進められた、“もう一つの鉄人計画”。戦争のために、“父”により生み出された鬼子、鉄人とモンスター。「どうしてみんなこんなモノばかり作るんです!?」、正太郎は納得出来ない。

 またしても、戦争が生み出した父と子の悲劇。やっぱりこのテーマで行くんだな。今川さんはやっぱり本気だ。

 モンスターが憎き兵器と知るが、思わず同情する村雨。ブラックオックスを操り、鉄人と正太郎の前に立ちはだかる不乱拳博士。「金田の息子よ、お前にはなにも見えていない! あの戦争でなにがあったのか。お前には忠告したはずだ、そんなモノを操っていては“こっち”へ来ることになると!」。モンスターに博士が与えた指令の中身はショック。赤く血走ったような鉄人の眼(コワい!)。ラストの盛り上がりは、これぞ今川節! 芸だね、コリャ。

 このやりきれない幕切れは正太郎の行く末を暗示するのか? しかし、正太郎には、疑問をぶつけるべき父はもういない。自分と同じ名をもった鉄人と二人して取り残された、“金田の息子”。正太郎の行く道は暗く血塗られた道なのか? 不乱拳博士の研究を横取りしようとする悪者(?)も出てきて、目が離せないッス!!

【コロッケ五円之助】
・『魔法少女隊アルス』

第6話「グリフォンの羽」
脚本:小原信治 絵コンテ:青木康浩 演出:中山大輔 作画監督:山口賢一


 シーラは、魔法を使えない落ちこぼれたちの“暴走パイレーツ”をバカにする。が、アルスは暴走パイレーツたちと、「妖精の犠牲の上に成り立つ魔法なんておかしい」と、意気投合。

 自由を愛するホーキ乗り、ってやっぱ『イージーライダー』? 「羽さえ採れば殺しちゃっていいんだろ?」と言う妖精捕獲特殊部隊に思わず反抗するシーラちゃん。シーラちゃんも、口では優等生なこと言っといて、この辺は結構アルスとあんまり違わないんだよね。空中のシーン、作画イイね。イイだけに、ちゃんとした元のビスタの画面で見たい。グリフォンを助けたアルスは、グリフォンちゃんから羽ゲット! ホーキ能力を獲得した。「ヤッホーッ!!」。

 なんかこの辺、『カレイドスター』の“争いのないステージ”を彷彿させるかな? そのうちアルスちゃんのキレイゴトが覆される事態なんかが起きちゃったりするんだろうね。そのあたりの厳しさもキッチリ押さえて欲しいところ。

 ちなみに、オフ台詞とか口元の映らない不自然なカットが多いのは、セリフを先に録る“アクター・レコーディング”をやってるからだろうね。前にも言ったけど、セリフに作画をあわせるのは、コマ単位で口パク作画を制御しなきゃならんので、手間がかかるんだよね。押井監督も、「プレスコってのは百害あって一利なし」って言ってたけど、コレ観たらそう思うよね。どうせ、いつものアニメ声優使ってるし。なんか、いらんところに余力かけすぎ。画面も上下の黒いままのビスタでいいからさ。

【コロッケ五円之助】

2004年5月12日

 『フルーツバスケット』『シスター・プリンセス 〜リピュア〜』なんかで印象的な音楽を作曲してた岡崎律子さんが亡くなってしまいました『ストラトス4』のメロキュアも、岡崎さんのユニットだったンスね。岡崎さんが曲やってるアニメって、結構好きになってるのが多いんだよね。『プリンセス・チュチュ』も。

 もう岡崎さんの新曲が聴けなくなるのは残念です。ご冥福をお祈りします。

・『妄想代理人』

第3話「ダブルリップ」
脚本:水上清資 絵コンテ:高橋敦史 演出:遠藤卓司 作画監督:川堀重雄


 昼は純情そうな地味な大学の研究生、夜は売れっ子ホテトル嬢マリアの二重生活を送る、蝶野晴美(三石琴乃)。実は、人格も分裂している多重人格障害。結婚を申し込まれたことを機に、“マリア”との決別を図ろうとするが…。

 「私は、晴美? それとも、マリア? どっちが本当の私なの?」という、『パーフェクトブルー』と同じ構成だ。電話の留守録という小道具を使った、晴美とマリアとの対話が上手い。それとやっぱりスゴいと思ったのが、三石琴乃さん。さすがに演技が上手いよ。最近はどっちかっていうと、ケレン味のあるギャグキャラっぽい役が多かったけど、こういうシリアスな役だと上手さが冴える。三石さん、声色は多くないんだけど、マリアと晴美がちゃんと違う風に聞こえるよ。

 病院にいた爺さん(槐柳二)が廊下に描いてた絵が、鳥・カエル・魚・蝶と、少年バットに襲われた被害者の名前に関係する動物

 毎回そうだけど、キャラが追い込まれていく様がリアルだ。この回観て思ったんけど、『妄想代理人』って“大人も観られるアニメ”じゃなくて純粋に大人向けなのな。

【コロッケ五円之助】
・『妄想代理人』

第4話「男道」
脚本:水上清資 絵コンテ・演出:高橋敦史 作画監督:三原三千夫


 家族思いな交番勤務のマジメな警察官、蛭川雅美(中嶋聡彦)。ついに男の夢、一軒家を建てることに。しかし、裏では地元ヤクザに情報を流し、礼金をもらい女を抱く。そんな蛭川が今度は組上部の幹部、真壁俊介(藤原啓治)から逆に強請をかけられる。金に困った蛭川。ここで家あきらめると男がすたる。

 “男の生きる道”って幻想に陶酔し自己幻影する蛭川が、表の顔を取り繕うため、どんどんドツボにハマっていく様がイタい。真壁のネチネチした慇懃無礼さもなんかミョーにリアル。藤原啓治コワい。「あとコレ、景気づけ。弱気の虫も吹っ飛びますよ」って、カプセル錠を。ヤバい。1話からでてる刑事、猪狩と蛭川は元同期みたいなんだけど、刑事としてある意味無垢に正義に邁進する猪狩と、家族を守ることに執着し手を汚していく蛭川との対比がイイ。蛭川の信じる“男道”を体現しているらしい劇画マンガが挿入されるシーンも、面白いってより、やっぱりイタい。

 ラスト、いつもの通り少年バットが蛭川を襲うんだけど、カプセル錠の“景気づけ”で痛みを感じない蛭川。そして、怒りにまかせた反撃(この辺の作画、コミカルで面白い)。そして、前回のラストの引きの通り、少年バット逮捕!?

・短評
 第4話にして、もう少年バット逮捕と相成ったワケなんだけど、コイツ本物なのか? 気になる引きだ〜。今回までは、少年バット誕生から、街の人たちに浸透して行き、果ては一人歩きし人々のストレス限界に呼応するように次々凶行を重ねていく様を描いてたんだけど、次回からは、新展開? 今までは、少年バットが、ストレス限界から救い出してくれるダークヒーロー的存在だったんだけど、癒しの装置を失った街の人がどう反応していくか、ってところがミソかな?(←勝手な予想です)

 次回は「聖戦士」。ぱらぱぱっぱぱ〜。

【コロッケ五円之助】

2004年5月11日

 本文実写版セーラームーン第26話、うさぎの前に魔の力により悪の戦士になったセーラーマーキュリー(変身前)が現れた!黒のロングヘアーの、その姿はまるでゴーゴー夕張だ。ああ・・・亜美ちゃんにゴーゴーボールを振り回して欲しかったなあ・・・(笑)。実際3月から4月にかけてのセーラームーンは、なかなか目の離せない展開でした。まさかマーキュリーが悪の戦士になった方が魅力が増すとは思わなかったもんねえ・・・。こうなったら悪のマーズやジュピターも見てみたいゾっと。・・・・・でも謎の戦士セーラールナは勘弁してほしいねえ・・・。誰が主人公なのか判らなくなりつつある「仮面ライダーブレード」よりこちらの方が気になっているアルデンテです。

・『キル・ビルvol.2』

 さて、今回の作品は「キル・ビルVOL2」待望の続編です。週刊誌などでは「1作目みたいなのを期待したのに今回は、ちょっとねえ・・・。」などと書かれていたので少々不安を感じつつ見に行ったのですが・・・・・・、いやどうしてどうしてちゃんと面白いじゃないですか。けれん味が爆発の1作め、ブレイドとビルの愛憎劇に決着をつけた2作め。ファンの評価は別れるだろうけど、やっぱ1作、2作の二つを合わせて1つの「キル・ビル」という作品なんでしょうねえ。「1作めの方が好き!」というファンのためカーテンコールにゃ、ちゃんと1作めの名場面が流れます。

 今回最高だったのが適役ブラックマンバ(ダリル・ハンナ)。二人の金髪美女の激突は「サンダ対ガイラ」のイメージだったようですがアイパッチのブラックマンバがハンゾウの刀を構えるところなどはもろに「影の軍団・服部半蔵」でした。その上なんとトリビア好きだったことも判明!瀕死の人間にウンチク語るなよ(笑)。ビル(デビッド・キャラダイン)の弟バド(マイケル・マドセン)との対決シーンも見ものの1つ。ショットガンで胸に岩塩のタマを、ぶち込まれダウンするブレイド。棺に入れられ地中に埋められてしまい絶対絶命。はたしてブレイド(ユマ・サーマン)に策はあるのか?一体どうなるんやと見ていたら・・・・・・あぜんとしてしまいました。(あんなんありか?)脳裏に浮かぶパイ・メイ師父との修行の日々・・・・・・。BGMで流れるのは・・・・おお!「荒野の用心棒」

 もうひとつ最高だったのがカンフーの達人パイ・メイ師父(ゴードン・リュウ)。偉そうにふんぞり返ってて最高でした。彼の教える秘伝「五点掌爆心拳」は体の五点を突くと五歩歩いたところで死んでしまう恐怖の技。ブレイドは必死に教えを乞います。やっぱり特訓!カンフーものはこれがなくっちゃねえ。ところで、パイ・メイ師父は何回白ヒゲに触ったでしょうか?(推定150才だってさ。)本当はタランティーノ監督自身が演りたがったそうですが衣装を着けるとサンタクロースにしか見えなかったとか・・・・・。

 最後にビルの家に向かうブレイド。そこで彼女を待ち受けていたものとは・・・・・・?う〜ん・・・「ラブストーリー」になるというのはウソじゃなかったんですねえ・・・。前代未聞の椅子に座ったままでのラストの対決の行方は?出るか五点掌爆心拳!今回もフルコーラスで流れるぞ梶芽衣子の「怨み節」。タランティーノ節全開のキル・ビルVOL2、トットト見チマイナ!

 ところで、1作めのゴーゴー夕張は最初は、なんとセーラー服の予定だったそうです。ううう・・・見たかったようなそうでないような・・・・・。

【アルデンテ有森】

2004年5月10日

 『キル・ビルvol.2』やっと観る。いやいや、良くできてるじゃない。良いラストだよ。タラはもう、『トゥルー・ロマンス』のラストをハッピーエンドに書きかえられて怒ってた坊やではないのだね。躁気味の『vol.1』より、こっちのがタランティーノらしいかも。見事な“元ざや”ってか?(←自分で言ってて気に入ってる 笑) 詳しいレビューは後日。

●「アニメージュ」6月号 アニメグランプリ

 いつも思うんだけど、こういう人気投票ってあんまり意味がないような。結果も、予想通り売れてる順・メディア露出高い順ってな感じ。ま、コレはコレでいいのかな?

 中程の3色ページの第2部がライター・評論家さんの評。やっぱ、こっちのが面白いな。五味洋子さんよく観てるなぁ。『おジャ魔女 どっか〜ん!』『ナージャ』の細田守回を褒めてたのが印象的。番外で『プリンセス・チュチュ』が入ってたのもウレシイ。あんまり褒めてる人いないんだよな。面白いと思うんだけど。あと、『冬の日』はとりあえず押さえでしょ。

 押井さんの『映像日記』。さらにいい加減さに磨きが! 今回は、5分しか観てない映画についてだ(笑)。しかも、ほとんどあらすじ紹介。やる気あんのか!? でも、面白い。

 『設定資料FILE』、『この人に話を聞きたい』は、『R.O.D』つながり。あと、湯浅政明さんの初監督作『MIND GAME』の記事もオイシイ。

●アニメ感想率調査第4回調査結果発表(@光希桃Anime Stationさん)

 アニメの感想系サイトの感想率をアンケート方式で調査、数値化するという試みッスね。こっちは、「アニメージュ」の人気投票と違って有意な結果が得られるよね。ちなみに、 

 (「アニメ感想系サイト」とは)基本的には日々放送されるテレビアニメの感想を書いていくというサイトなのですが、「Web上でアニメの感想を書くような人」というフィルタリングをかけた結果、ただ普通にアニメを見ている子どもたちや、子どもと一緒にアニメを見ているだけの主婦層などが除外され、少なからず「アニメ好き」の要素を持った集合体になっています。
 との趣旨。

 この調査については以前から知ってたんだけど、今回うちにもお呼びがかかりました。正直、ぼくの住んでるところはあんまりアニメ放送がなかったりするんで、この調査の対象である「放送しているアニメ番組中心」ってところからは外れるかなとも思ったんだけど、まあうちみたいなサイトも含めることでちょっとはデータの多様性の一部になればとご回答させて頂きました。サイト名は「元喫茶地球防衛軍内 立喰いレビュー(ネギ抜きで)」で、略号は「」。サイト名の長さは一番だ(笑)。

 最初は感想率。ちなみに、“感想率”ってのは、「放送してる一番組の全話数のうち、何話分感想を書いたか」という割合ね。うちの場合、あんまり毎週書いてる番組ってないんだけどね。まあ、その辺は結構適当。

 感想率トップは、『美鳥の日々』。紹介読んだときはバカバカしそうだったんだけど、結構面白いみたい。うちでは観られず。トップ10のうち、6番組が観られない時点で負けのような気が…『無人惑星サヴァイヴ』が15位と健闘。みんなツッコミたいんだな(笑)。

 継続率は、文字通り続けて観てる率。1位の『みらくる! ぱんぞう』、知らない…。光希桃さん言うとおり、そもそも観てない人が多い中、母数が極端に少ないのが上位3位に来ちゃった形。『さくら』『ナディア』の、NHK再放送が上位に入ってるのも注目。やっぱり民業圧迫だ(笑)。『魔法少女隊アルス』が7位と健闘。『修羅の刻』は知名度の割りに、切られ率高し。

 終了番組評価は、こないだ終わったクール分の番組評価。5段階評価でランキングしてあって判りやすい。実質上、アニメマニアと呼ばれる人たちに人気があったアニメの指数になってるんじゃないかな。結果は、やっぱり『カレイドスター』『プラネテス』。異議な〜し! なんだかんだいって、スタンダードな話を、いい演出といい作画で“普通”に見せてくれるってところが広く受けた理由だろうね。ま、この“普通”が一番難しかったりするんだけど。

 ラストのおまけは、評価きびしさランキング。上の最終番組評価からの計算とのこと。ちなみに、うちは146サイト中、62位。ビミョーに中途半端。『カレイドスター』『プラネテス』に最大評価あげたからかな?

 他にも、他のサイトさんの一言コメントが載ってたりして、参考になって面白いよ。ぼくんとこもコメント積極的に書いてます。


2004年5月9日

 『マシュマロ通信』、絵コンテ・演出・作監がJapanese Staff、Korean Staffと二組いるんだけど、どういう分担なんだろう? 作画は、日本のスタッフ(レイアウト)が、レイアウト・ラフ原をガーッと描いて韓国のスタッフ(原画)がクリンナップしてると思うんだけど。

・『トップランナー』ゲスト:庵野秀明

 『ナウシカ』の巨神兵ドロドロは、「中7(中割りの動画枚数)にしたかった。宮さんが中5にしろって言ったんだけど、ラッシュ見てあちゃ〜と。それ以来、宮さんの言うことは聞かなくなりました(笑)」と。DVDのコメンタリーでも言ってたよ。

 お客さんの質問で、「数年前に庵野さんが『クリエーターは結婚するとダメになる』とおっしゃってましたが、ご自身がご結婚された今どう思いますか?」との質問に、「まあ、芸風変えてなんとか(笑)」と。「もう『エヴァ』みたいのは撮れない。あれは、ひとり者が寂しくて寂しくて、それをフィルムにぶつけたような作品だから」。判りやすいな〜(笑)。

・『レジェンズ 甦る竜王伝説』(2週遅れフォロー)

第4話「ワニがワニしてワニとやら -Crocodile,Wait a While-」
脚本:池田眞美子 絵コンテ:たかばやしひさや 演出:小野勝巳 作画監督:Kang Sung Ho


 ワニのレジェンズ、ダンディー(石井康嗣)。意に反して、ダーク・ウィズ・カンパニーの手先としてシュウたちのもとに現れる。石井康嗣さんが出るとテンション上がるなぁ。「ワニ言うヤツがワニじゃ!」。

 シュウたちがテレビでVシネマを観てるんだけど、コレって竹内力哀川翔? クレジットは“アメリカンVシネのT”(山口祥行)と“アメリカンVシネのA(中野裕斗)だって。『十兵衛ちゃん2』に力さんが出演してた縁か。しかし、アメリカにVシネマなんてあんのかよ? “Vシネマ”って、たしか東映の商標だよね?(Vアニメも)

 今回もバトルはあるにはあるんだけど、まともな玩具アニメのそれじゃないのはご想像の通り。ラストのシロンのセリフ回しは、思わず笑った。いや、予想はついたんだけどね。バトル最後のオチが前回と同じだ。「マックさんにハンバーガーだ!」(byシロン)。

 ダーク・ウィズ・カンパニーは、戦争に勝つためにレジェンズ集めてんのね。今日日的テーマ? う〜ん、どうだろ?

【コロッケ五円之助】
・『ふたりはプリキュア』

第15話「メッチャ危ない家族旅行」
脚本:清水東 絵コンテ・演出:上田芳裕 作画監督:東美帆


 なぎさたち美墨一家で訪れた旅行先、実はほのかとおばあちゃんも同じ旅館に宿泊していた。湖の島にはある伝説があったのだが…。

 「またベタな展開」とおもいつつ観てみると、コレが結構良くできてる。お話も、なぎさの父親(子安武人)と昔の伝説の2本立てでなかなか立体的だし、作画も頑張ってる。青武者赤武者との決戦シーンがよく動いてたし、(ちょっとしかなかったけど)伝説シーンも雰囲気あった。

 やればできるじゃん、『プリキュア』。ほのかのばあちゃんが出てくると、なんか話がまとまるね。唯一減点なのが、旅館の話なのに、入浴シーンがなかったこと(笑)。普通、こういうのはなぎさの弟が覗こうとして「コラーッ!」ってのが定番だろ!

【コロッケ五円之助】

2004年5月7日

 『鉄人28号』面白い。第4話で、高見沢さんが「こらー」って怒るところで、ハンドバッグをグルグル回してたのが良かった(笑)。あんな怒り方する人、久々に見たよ(もちろん、マンガ・アニメでも)。正太郎くんが車にフツーに乗ってるのもウレシイ。交通巡査も、「ああ、少年探偵の金田正太郎くんでしたか」って。やっぱ、こうじゃなくっちゃ。

・『絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク』

第6話「嗚呼! 栄光と情熱の革命よ!?」
脚本:名田ユタカ、絵コンテ:村木靖、演出:和田和也、作画監督:岡辰也


 そうとは知らず、地球大統領の孫娘エノラ(村田秋乃)を誘拐しちゃった元革命闘志3人組。逃げる途中に、“夜明けの船”に傷を付けたことから、海賊たちに追われることに。

 だらだら麻雀しながら、革命についてマヌケに語り合ったりするところが時代だな〜。いしいひさいちの『バイトくん』みたいな(笑)。追われる3人が逃げ込む火星大学キャンパス跡、どう見ても東大安田講堂!(涙) そこには、幻とされていた伝説の司令基地。そして、秘密兵器のロボット“ゲバルト1号”が〜!(笑) わっはっは! しかも、なぜか操縦してるのが体制の親玉、地球大統領の孫娘。「海賊ごときが、革命家の魂をナメるんじゃないわよ!」(byエノラ)。

p.s.今気づいたけど、前の枠の『アクアキッズ』とコレで海洋枠になってるのね。だから、どうってこともないけど。

【コロッケ五円之助】
・『無人惑星サヴァイヴ』

第28話「これもみんなのため」
脚本:福嶋幸典、絵コンテ:冨沢信雄、演出:古谷渓一郎、作画監督:八崎健二


 不時着したのは、囚人護送船。脱出したメカニックのポルト爺さん(塚田正明)の話によると、やつらは凶悪犯でしかもレーザー銃を持っているという。ハワードは、姿勢制御ユニットを持ち出し、勝手に囚人たちと取引をしようとする。

 だから、言ったろう! ハワードはとっとと殺しとけって!(笑) ハワードは相変わらずアホなんですぐだまされて人質にされるんだけどね。しかも、持ち出したのはユニットじゃなかったってオチつき。カオルがなにやら策を思いついて、取引に応じようとする…。

 女囚さそりことジルバ(氷上恭子)は、なかなか(このアニメにしちゃ)色っぽいね。なんかヘンなヘルメットかぶったオッサンは、サイボーグだって。スミマセン、笑っちゃいます(笑)。メカニックの爺さんが、一番江口寿史っぽさが出てるってのは褒めてることになってないかな?

 仲間だけの中に、大人でしかも囚人という異分子の闖入でバランスが変わりそうな予感。ま、このアニメだけに、あっさり解決しちゃいそうな気もするけど…。

【コロッケ五円之助】
・『魔法少女隊アルス』

第5話「魔導書」
脚本:小原信治 絵コンテ・演出・作画監督:清水保行


 前回、シーラちゃんたちを助けるため、妖精に願いをかなえてもらったため、かわりにアルスが一番大事にしてた魔導書がどっかに行ってしまう。おお、ここでも等価交換の原則が!(笑) がっくり気落ちしたアルス、「もう帰る」と自らアテリア様の元へ赴く。そこでアルスはアテリア様から、アルスの持ってた魔導書は、魔法界で一番大事な“真の魔導書”だということを聞く。

 結局、アルスはアテリアの計らいで、人間の身分を隠して魔女見習いとしてひよこ組(笑)に編入することに。う〜ん、ホントにスタンダードな異世界トリップものになってるな〜。父は魔法界と関係があるのか? アテリア様はなにを知ってるのか? 割とまともなストーリーだよね。もっと暗くてキッチュな感じを期待してたんで、ちょっと肩すかし。今回は、あんまり画も動かず。

【コロッケ五円之助】

2004年5月5日

 今日の『ふしぎの海のナディア』演出が舛成孝二さんだったね(“ますなりこうじ”名義)。原画陣も超豪華。

 というわけで、舛成監督の『R.O.D -THE TV-』ッスよ。

・『R.O.D -THE TV-』

第15話「仄暗き地の底で」
脚本:倉田英之 絵コンテ:舛成孝二 演出:高島大輔 作画監督:都築裕佳子・友岡新平


 香港水没(!)の重要参考人として、晴れて逃亡者の身分となったねね姉と紙使い三姉妹。変装して帰国するも、日本の警察も読仙社&大英図書館のコントロール下にあった。変装したおかっぱアニタ、カワイイ。

 第5巻にしてやっとOVAから続く謎が明かされて、第6巻でやっとストーリーが本格的に動き出したね。長かった…。でも、前半のダラダラ日常系の話とかアニタの学校の話ってかなり好き。監督の舛成さんもそっちのが好きなんじゃないかな? 香港行ったと思ったら、いきなり水没だもんな。急に話のスケールがデカくなるんでクラクラ来たよ。この地に足のつかない感はなんだ? ま、そこがこのシリーズらしいといえばそうなんだけど。

 さてさて、ついにあの人登場。って、ビデオDVDのパッケージにでかでかと描いてあるんで、バレバレなんだけど。読子・リードマン(三浦理恵子)登場ッス。ずっと読子を探してたねね姉との再会シーンは笑える。あのシーンで、普通の感動シーンにしないのは舛成監督のテレだろうね。追っかけのシーンは、なんかヘン。ヘタとか上手いとかじゃなくて、タイミングとかのたのたしてて独特。舛成監督が、「ここのシーン、スピード感ない感じが好きなんだよ」って言ってたんで、ねらい通りなのかな? この回も、なんかキャラのおしりがデカい。オバはんくさい後ろ姿は注目。

 しかし、読子が何年間も暮らしてたのが、国立国会図書館ってのは笑ったな。日本で出版された本はすべて収納されてる、“日本一本がある場所”。最近はDVDなんかもあるらしいよ。う〜ん、住みたい……か? 日が当たらないし、天井低いし、頭おかしくなりそうな気が。ついでに、ナンシー・幕張(根谷美智子)も一緒に住んでます。って、OVA版でラストに病院にいた方ね。『ベルセルク』のキャスカ状態。実は子供もいたってところも。

【コロッケ五円之助】
・『R.O.D -THE TV-』

第16話「華氏四五一」
脚本:倉田英之 絵コンテ:吉本 毅 演出:吉本 毅  作画監督:枡田邦彰・矢上孝一


 国会図書館がワヤに。その後、神保町が火の海に。華氏451度ってのは、ブラッドベリの小説でご存じの通り、紙が自然発火する温度。しかし、ホントに燃やしちゃうんだもんな。OVAでドジッ娘だったウェンディがヒドい人になってる。っていうか、女になってる。燃える本の山は、本フェチじゃないぼくが見ても「ああ〜、本が〜」ってなるね(笑)。

【コロッケ五円之助】
・『R.O.D -THE TV-』

第17話「スイートホーム」
脚本:倉田英之 絵コンテ:深井 蒼 演出:橘 秀樹 作画監督:杉本 功・金田英二


 ジョーカーさん曰く、「力による制圧は力によって覆される。知による支配、つまりその国の英知が結集した書店街の制圧こそ速やかな支配の鍵なのです」。まあ、この理論自体は突っ込まずにおくとしても、普通制圧するなら、版元を押さえるだろう版元を。なんで、零細個人経営の古本屋を制圧するんだよ(笑)。自分で突っ込んでおいてフォローするのもなんなんだけど、この『R.O.D』の世界では、本が一番エラいって価値観が支配する世界なのね。ここでいう“本”ってのは、書かれてる内容そのものってより、ブツとしての本。電子図書とかネットのアーカイブとかそういうのは“ないこと”になってる。だから、<本=英知の具象=世界をも支配する力>って構図になるんだよね。倉田さん曰く、“本本位制の世界”

 さてさて、だいぶゆっくりとしてはいるけど、物語の本質にちょっとずつ近づいていってる感じがしてきたね。読子と大英図書館の火事との関係。アニタのトラウマ、ジュニアの出自。引き続き楽しみ。前の巻で、アクションアクションで頑張ってたからか、この巻に入ってる話数、さすがに作画がちょっと落ち気味。DVD収録にあたってリテイク(キャラ修正、小道具のディテール)もやってるんだろうけど、動きがね。2原体制だとどうしてもカタいね。

 この巻前後から、話がハードになるにつれて、アニタがちゃんと子供として描かれてるところが注目。特に姉妹の関係が、変わってきた感じ。年の離れたアニタを上のふたりが守らなきゃってのがチラホラと。それが、マギーがふと頭を撫でるとか、アニタがミシェール姉の服の裾をそっと握ってるとか、そういうさり気ない描写でやるところが舛成さんらしい細やかさ。その辺も注意すると面白いかも。オーディオコメンタリー、倉田さんと舛成さん、慣れてきたのか、掛け合いがだんだん面白くなってきたよ。煎餅とか食ってるしさ(笑)。OVA版の時のやる気のなさとは大違い(話数が進む事にテンションが下がってくのが判る)。ゲストは、ナンシー役の根谷美智子さん。

 第17話ラストの引きは凄く気になる。続きが〜。って、コメンタリーで、ネタバレしてたけど(笑)

【コロッケ五円之助】

2004年5月3日

 実写『セーラームーン』。クンツァイトに操られてた亜美ちゃんが再び仲間に復帰。んで、またまた新キャラ登場。誰なんだ? オリジナルキャラ? なんだか、大ざっぱな造りの顔だな〜。でも、いじわるキャラって必要だよね。

 『ぴちぴちピッチ ピュア』。新シリーズになって、キャラ周りの作画レベル上がってない? お話はいつも通りの、色恋が絡む“発情系”(by藤津亮太)なんだけどさ(笑)。なに気に人気あるのかな? レンタル屋行っても、親と一緒に来てる子供が結構『ピッチ』手に取ってるんだよ。

・『ふたりはプリキュア』

第14話「ウソホント!? にせプリキュア大暴れ」
脚本:羽原大介 絵コンテ・演出:吉沢孝男 作画監督:青山充


 街はプリキュアの話題で持ちきり。「まさか正体がばれた!?」と思いきや、実はクラスメートの夏子(小清水亜美)と京子(名塚佳織)がニセプリキュアの正体だった。って、このふたりって、プリキュア見た事あったっけ? 最近流し見なんで忘れてる(笑)。前作『ナージャ』で、ニセものにヒドい目に遭わされた小清水亜美(ナージャ役)がニセを演じる、ってところが見所…、じゃないよね(笑)。

 敵のポイズニーに操られて、本物プリキュアと戦うんだけど、ニセの方がビルからフラフラ飛び降りようとしたりして、微妙にマジでハラハラしちゃう。こういうのこそもっと定番にギャグっぽくやりゃいいのに、なんでハンパに深刻っぽくやってるんだ? 見終わってもあんまりカタルシスなーし。んで作画は、青山充さんの“必殺ひとり原画”。

 思ったんだけどさ、『プリキュア』って、やっぱり主人公たちが戦う動機が弱いんだよね。ミップル&メップルたちの危機も、ほのかとかからしたらよその星の話だしさ。そもそも、こいつら携帯みたいな中にずっと入ってるから、あんまり助けたくなるような真剣な感情移入できないんだよね。ご飯とかも、カードをスラッシュするだけだし。こんなんだから、カブトムシが死んだときに「ママ〜、電池切れちゃった」とか言う子供が出てくるんだ!(笑) こうして、子供たちは生き物に対する感受性を鈍らせていくのです。

【コロッケ五円之助】
・『レジェンズ 甦る竜王伝説』(2週遅れフォロー)

第3話「大カニに襲われアワくった」
脚本:伊丹あき 絵コンテ:桜ノ辻のぞみ 演出:小野勝巳 作画監督:Lee Jong Kyoung


 ダーク・ウィズ・カンパニーの例の三人組が、今度はジャイアント・クラブ(巨大ガニ)の“レジェンズ”でシュウたちに襲いかかる。いや、襲わせようとするんだけど、いかんせんこいつが人ならぬカニなもんで、まったく言う事きかないんだよね(笑)。

 こういう玩具もののアニメってさ、もっとちゃんと次々と敵をやっつけてバトル消化して、おもちゃの魅力を伝えるのが使命だと思うんだけど、今んとこ大地監督にそのつもりはないみたい。合間のCMが可哀想になるくらい。だいたい、こういうバトルもののモンスターキャラって、たいてい擬人化されてるのに、ホントにカニなんだもんな。4大レジェンズ以外は、人格ないのかな?

 そんなんだから、今回もまったくまともなバトルにならないんだけど、見ててミョーに笑えるんだよ、コレが。意味ないカニ採り名人が出てきたり、変な博士が出てきたり、友達のマックが捕まったりすぐ逃げたり、いわゆるお約束ギャグではあるんだけど、ストーリーのハズし具合と相まって、なんか変に面白いんだよね。繰り返しのリズムが効果的。笑った笑った。ラストが意外に綺麗に落ちてるところも、なんか小馬鹿にされてるみたいで、いぢわるだな〜

 こないだ、主人公のシュウゾウ・マツタニ『今、そこにいる僕』と同じ名前って言ったけど、大地さんはこの『今僕』があんまり好きじゃないそうな。なんでも、ストーリーがヘヴィな戦争物なんで得意のギャグとか人情話ができなかったからだそうな。この『レジェンズ』って、(大地監督的に)浮かばれなかった同じ名前のキャラを使って玩具アニメという制約の中で思いっきり好きなことするっていう、“大地さんなりのリベンジ”だったりして。なんにしても、面白けりゃいいんだけどね。

 というわけで、このカニの話は結構好き。大地監督、もっと暴れてください

【コロッケ五円之助】

2004年5月1日

 夜の東京、突然響く重々しい足音、出現する黒い影・・・・。「行け!鉄人。国民年金加入をうっかり忘れてました・・・なんぞと寝言をほざくタワケた国会議員のいる所など叩き壊してやれ!」「バンギャオーッ!」金田正太郎の命令で、今、国会議事堂は鉄の巨人の手によって崩れ去るのであった。えっ?デタラメ言うな?・・・すんまへん。でも国会議事堂が一部、鉄人に破壊されたのはホントなんですよ〜。(第2話)・・・・ゴジラかよ・・・・。

 ども!実写セーラームーンをベータで見ている男・アルデンテです。今回はリクエストにお答えして「真月譚・月姫」です。どうやら元は同人パソコンゲームだったようですが、ワタシは、そっちは、まったく知りませんので、そのつもりでお読み下さい。

・『真月譚月姫』
監督:桜美かつし シリーズ構成・脚本:ときたひろこ キャラデザイン:小澤郁 オリジナルキャラデザイン:武内崇 音楽:大森俊之 アニメーション制作:J.C.STAFF

初見印象


 主人公・遠野志貴(鈴村健一)は子供の頃、大事故にあって以来不思議な能力が身についていた。彼の目には「物が壊れる線」が見えるのだ。直死の魔眼・・・・人でも物でも、彼がその線にそってナイフを入れると、どんな物でもバラバラになってしまう・・・・。父の死をきっかけに、志貴は8年ぶりに親戚の家から生まれた遠野の屋敷に帰ってきた。これからは妹の秋葉(伊藤 静)や双子のメイド、翡翠(かかずゆみ)琥珀(植田佳奈)と共に暮らすのだ。魔眼の能力は不思議な女性にもらった眼鏡をかけている間は封じられているのだが・・・。ある日、志貴の前に謎の女性アルクェイド(生天目仁美)が現れた。その途端、彼は意識がとび暴走、アルクェイドをバラバラに切断した。しかし、彼は何も覚えていないのだった・・・・・・。

 一応4話まで見たのですが、最初の感想は「エッチシーンの無いアダルトアニメ」・・・でした。中心にいる凄い能力を秘めた主人公、周りを取り巻く美少女集団、不自然な舞台設定・・・などアダルトアニメではよく見る設定です。(と、思ったら元はアダルトゲームだったみたい・・・・やっぱりねえ。)主人公は、なぜ親戚に預けられていたのか?妹の秋葉は、なんであんな年寄り臭い生活を送っているのか?志貴は何故アルクに襲い掛かったのか?・・・・などいろいろと、まだ謎の点は多いですが、キャラはもう少し動かしてほしいもんです。3話の吸血鬼ネロとの対決シーンなど肝心の、志貴がナイフで相手を切断するところをスッポリ抜かしてしまったりするので、一瞬何が起こったか解りませんでした。

 ストーリーの進み方が遅いのも気になりますし、なんといっても吸血鬼の神祖の姫君であるアルクェイドが、なんか平凡な印象なキャラに描かれているのが問題です。原作は知りませんが、このキャラはもっと主人公を惹きつける妖しい魅力を持つ様に描いたほうがいいんじゃないでしょうか?(原作ファンに不評なのも、そこらが原因かも?)電柱に立つ謎の美少女シエルも人気キャラの様ですが今後の活躍に期待しましょう。

 ところで、元は一体どんなゲームだったんでしょうか?4話まで見た限りではワタシさっぱり解らんのですけど・・・・・。

【アルデンテ有森】