『BSマンガ夜話』公開録画で、スワッキイくんがオキナワTシャツ着てるのを発見。
『東京ラブストーリー』の回、「上京者のメンタリティがまだ生きてた時代の作品」「近代文学だよ」との発言、オモシロかったなぁ(笑)。
第7話「MHz」
脚本:水上清資 絵コンテ・演出:浜崎博嗣 作画監督:朝来昭子
月子が取調室で倒れた同じ時刻、またしても「少年バット事件」が起きる。襲われたのは、蛭川の娘、妙子だった。馬庭は一連の事件の被害者に、事件当時に追いつめられた精神的傾向を見いだす。猪狩は、「ホシはもう上がってる。捜査は終わってるんだ」と取り合わない。
双子の黄身に双子の老人…。「少年バットは、同時に違う場所に現れた。ひとりであってひとりでない! ヤツはまだどこかにいるンですッ!」。だんだん、馬庭がテンパってきたね。確信に近づいているのか、それとも馬庭の妄想なのか? 相変わらずどっちにも取れる思わせぶりな演出。興奮気味の馬庭に対して、もう冷め切ってる猪狩が印象的。現場の刑事として自分の信じてきた確固とした現実世界を、異常な訳のわからない事件によって浸食されたくないといった感じか? 一方の馬庭は、異常な事件の“謎解き”にハマっていく。
ラスト、馬庭と猪狩が狐塚のもとに駆けつけると……。いや〜、こんな展開になるなんて、ビックリ。少年バットは、何者なんだ!? すっかりハマってます!
みんなも『妄想代理人』観ろ!
第8話「明るい家族計画」
脚本:水上清資 絵コンテ・演出・作画監督:うつのみや理
駅前で待ち合わせをするミョーにアンバランスな3人組。上品な老人、冬蜂(川久保潔)、デカい若者ゼブラ(松本保典)、幼い女の子、カモメ(富永みーな)。ネットで知り合って、一緒に自殺するために集まった仲間。しかし、どの方法も邪魔が入り上手くいかない。
冒頭からいきなり背景動画で気合い入ってるね。その後も、ハデなアクションなんてないんだけど、芝居の濃度が濃い濃い。絵コンテから作画監督までやったのは、『御先祖様万々歳!』のうつのみや理さん(旧、うつのみやさとる)。原画陣も、井上俊之さん、西尾鉄也さん、松本憲生さん、沖浦啓之さん、黄瀬和哉さん、本田雄さんなどなど、劇場アニメでゴリゴリ作画やってる一流どころ(みなさん、うつのみやさんに影響を受けたと公言してる人たち)。見てるだけで楽しい作画。
ストーリーも、本筋とは関係ない番外編的内容なんだけど、これがオモシロかった。流行のネット自殺の話なんだけど、ミョーに明るいんだよね。ゼブラと冬蜂が、まだ幼いカモメを自殺させまいと気を回すんだけど、結局自分たちの方が振り回されて、ってあたりは悲しくもあり可笑しくもある。「いわゆるこういう話でしょ?」って思ってるところから、ビミョーにツボをずらして責めてくるあたりが、気持ちいいよ。
ラストのオチも、決して珍しいモノじゃないんだけど、「おおッ、チョット怖いやんけ!」と。地下鉄で自殺したサラリーマンも、後で思うと「そやったんか」ってなるね。
うつのみやさん、『ガドガード』の原画で見かけたりしてたんだけど、ここに来ていい仕事してくれました。演出的なモノにも興味あったのね。ぜひとも、劇場アニメの監督でもやってもらいたい(原画も見たいけど)。
最後のアレは、“生と死”ってことなんだろうね。あと“家族”も?
ああ、また『御先祖様万々歳!』観たくなってきた(笑)。
◆ 2004年6月27日
第13話「ドロロ 忘れられた戦士 であります」
「ドロロ&小雪 友情は美しき哉 であります」
脚本:横谷昌宏 絵コンテ・演出:山本裕介 作画監督:追崎史敏
小隊最後の隊員、ドロロ(草尾毅)登場。そして、小雪ちゃん(広橋涼)登場。体育の授業で、超絶アクロバットを見せる小雪。さすが、レイラさんに認められた真のカレイドスター! 追崎作監で、キャラもカワイイ。
サイコガンの左手を持つ宇宙人、ヴァイパー(飛田展男)。どうせなら、声も野沢那智さんにお願いしたかった(松崎しげるでも可 つーか、笑える度はそっちのが上)。
「左手は添えるだけ…」
第36話「我が内なる科人(トガビト)」
脚本:會川 昇 絵コンテ:安田賢司 演出:橋本昌和 作画監督:関口可奈味
賢者の石の謎を追い、護送中のイシュバール人たちと接するエド&アル(+ウィンリィちゃん)。師父さまから、ある老人に会ってみろと言われる。
虐げられたイシュバール人の中でさらにさげすまれている、“追放者”と呼ばれる人々。イシュバラの教えに背いた“汚れた異端者”ってことらしいけど、どうやら、教えによってタブーとなった錬金術を使っちゃった人のことみたい。
着実に賢者の石を中心に、ホムンクルス、イシュバール、マスタング大佐そしてウィンリィも含めて、個々のドラマが一つの方向に向かって収斂していってる感じ。
ラストのエドのセリフはなかなか良かった。「自分の感情が間違ってることもある、お前らの母親の言葉だっていつも正しいとはかぎらない」。なかなか、いいバランス。高値安定。
第11話「スシくって究極ってイエイイエイ - AND THERE WERE NO MORE SUSHI ! -」
脚本:江夏由結 絵コンテ:大地丙太郎 演出:小野勝巳 作画監督:Lee Jong Kyoung
大地監督絵コンテ回。
マツタニ家でスシパーティが開かれることになる。DWCの面々は、子供に化けパーティに潜り込み、直接タリスポッドを奪う作戦を思いつく。
日系人なのにマックよりスシを知らないシュウ。スシのウンチクを語り倒す“職人マック”が笑えるなぁ。前半は、いつものバカバカしいノリなんだけど、後半、家にまで乗り込んできたDWCに思わず本気で怒るシュウ。
やっぱり、シュウにとって家庭ってのは譲れない聖域なんだな。っていうか、大地監督がやりたかったことなんだろうけど、ちょっと唐突な気も。とことん玩具アニメのお約束をハズしていく路線かと思いきや、別の方向でマジ路線ッスか? 『レジェンズ』には、(オモチャ路線に徹するかは別として)最後までハチャメチャギャグ路線で行って欲しかったんだけど…。クラスメイトが唄いながらシュウんとこ行くのなんて大好きなんだけどなぁ。
第21話「衝撃デート! キリヤの真実」
脚本:川崎良 絵コンテ・演出:上田芳裕 作画監督:河野宏之
「美墨先輩に会えてよかった」(byキリヤ)。一天にわかにかき曇り、コンクリートの舗装を濡らす雨(←ここ、画のタイミング早すぎ)。ついにほのかはキリヤの秘密を知ってしまうのだった。
「友達とは戦えない」「運命は変えられるわ!」と、熱く語るふたり。光の園を取り返すため伝説の戦士としてキリヤと戦うのか、あくまで友達としてキリヤを傷つけないのか!? 「コリャ、盛り上げって来たぞ!」と思いきや…、エラくあっさりした幕引き。チョットがっかり。
やるならさ、もう1話分くらい使って悩むほのかとか、キリヤの苦悩とかやって欲しかったんだけどなぁ。キリヤくん、あっさりほのかたちにプリズムストーンを渡して、自ら闇へと戻っていくんだよ。「君たちなら運命を変えられるかも知れない」と。運命を託すなら託すで、もうチョットふたりに重い十字架を背負わせるラストにすべきでしょ。
◆ 2004年6月25日
「ハ〜リポ〜タ〜ハリポ〜タ…、チョ〜巨大なハ〜リポタっとぉ」。いえ、とくに意味はないッス。いっぺん言ってみたかったんで。
ところで、噂になってた『プラネテス』地上波放送決まったみたいッスね。
7/14水曜深夜24時25分からとのこと。う〜ん、せめて11時台にして欲しかったな。これじゃ、アニメファン以外の人は観ないじゃないか?
まあ、地上波でやってくれるだけありがたいってもんです。未見の方はぜひ、ぜひ、ドウゾ! 「You,COPY ?」
第11話「超人間・ケリーの最後」
脚本:北嶋博明・今川泰宏 絵コンテ:うえだひでひと 演出:山口美浩 作画監督:ふくだのりゆき
突如体に変調を来すケリーは、敷島博士をさらって逃亡。その体はすでに限界が近づいていた。無事戻ってきた敷島博士は、ロケット打ち上げを予定通り敢行すると宣言。
「ここでやめちゃったら、俺たち単なるバカじゃないかよう!」とは言わなかったけど…。
今回も、戦争によって生み出された悲劇の物語。父ではないけど、博士の研究のために自らを犠牲にしたケリー。しかし、目覚めたときにはギルバートというロボットが生み出されて、宇宙へ行くという博士の期待を、自分に代わって背負っていたという。
ロケットにしがみついて飛んでいくケリーは、なかなか感動。BGMは、デヴィッド・ボウイの「Space Oddity」。「こちらケリー、ジョンソンへ。ああ、スゴイよジョンソン! ぼくはここでなんだってできるんだ!」。え? デヴィッド・ボウイは、"Nothing I Can Do"って唄ってたって? それは気のせいです(笑)。
父と、その愛を自分に代わって受けたロボットの息子という、1話からたびたび描かれてきたモチーフ。正太郎くんだけは、「ケリーは幸せだったと思います」と。ここで再び、正太郎くんは鉄人とともに何をしたいのか、どこへ行くのか、ってことが問われてるわけだ。
その後の米ソ冷戦時代には、宇宙開発もまた戦争の代理でしかないってこを考えると、星空に平和を重ねたケリーの願いもむなしく聞こえちゃうと言う皮肉な面もあるんだけどね。こないだ終わった『プラネテス』が、「世界は確かに腐りきってるかもしれない。でも、それでもオレは宇宙を目指すし人を愛する」と終わったのと比べるとチョットセンチメンタルに過ぎる気もするけど、個人的には嫌いじゃないんだよ、こういうの。
第12話「ハッピーバースディ」
脚本:小原信治 絵コンテ:片渕須直 演出・作画監督:吉田徹
『アリーテ姫』の片渕さん絵コンテ回。
妖精捕獲に励むシーラ。魔族が仕掛けた罠にハマるが、胸騒ぎがすると駆けつけたアルスたちに助けられる。特殊戦のヤツらによると、魔族がそこら中に罠を仕掛けてるらしい。アルスは逃がした妖精に“運が悪くなる呪い”をかけられて、やることなすこと不幸続き。
アルスちゃんのシャワーシーン公開! 前回とはまた違う感じの顔の崩しがいいなぁ。萌えはないんだけど。
シーラママ、一応親らしくお説教。「あの子は、アンタを笑わせるためにわざとドジな姿を見せてんだよ」と。オトナぶってるシーラちゃんが一番周りに心配かけてるというか、ちゃんとみんなに見守られてるってところが、しんみりいいなぁ。魔法少女モノって、こうじゃなきゃね!
ラスト、みんなでシーラの誕生日を祝うドラゴンハウスを何者かが見張ってる! もしかして魔族? アレクサンドル・T・オヤジーデ!?
第35話「十分な材料もないのに」
脚本:米村正二 絵コンテ:しまず聡行 演出:小山田桂子・李學彬 作画監督:滝口禎一・金成莞
しっかし、毎回わかりやすいサブタイだなぁ。大陸へエクソダスだ!
大陸へ移住するため船の設計図を書くシンゴ。しかし、そのツメの甘さをポルト爺さんにこっぴどく叱られる。
ポルト爺さんとシンゴが親子のように親しくなっていく。頑固さ故にケンカしたまま息子と生き別れてしまった過去をシンゴに話すポルトさん。オトナの存在がない故にどうも甘ったるい印象だった『サヴァイヴ』なんだけど、今回はちゃんと感動。
と、褒めておいてなんなんだけど、(宇宙船じゃなくて海に浮かべる)船なんだけどさ、重力制御装置なんてなくても水密さえきちんとしてたらちゃんと浮かぶんじゃないの? やっぱ、エクソダス請負人雇った方がよさそうね。
ところでポルトさん、お約束通り死んじゃいそう。もしそうなら、『サヴァイヴ』で子供たちが初めて死と対面するんだけど、さ〜てどういう風に描かれますか。囚人たちの死が、“なかったかのよう”な扱いだったんで、今度こそその辺をキッチリ頼みますよ!
◆ 2004年6月24日
アルデンテです。今回はガイナックス作品「この醜くも美しい世界」です。 そういえばガイナックスさんも今年で20周年だそうで、おめでとうございます。 最初に見たのは・・・・やっぱりご多分に漏れず「DAICONオープニングアニメ」 だったでしょうか。大阪の桃谷でゼネプロがやってた喫茶店にも行ったっけ・・・。 岡山で作品上映会もやったりしてたっけ・・・・。奉還町に昔あったオタク向け ショップ「チャンネル・オープン」開店日に快傑のーてんき(本物)が来たことも あったっけ・・・そういや、その店しばらく地球防衛軍のそばで営業してたっけ ・・・・・え〜と、それからそれから・・・・・・・・・。
お〜い誰か止めろ〜!オタクじじいが語り始めると止まらねえぞ〜!
失礼しました。「この醜くも美しい世界」でした。
第1話「暁は光と闇のわかれめ」
脚本:大久保智康 絵コンテ・演出:佐伯昭志 作画監督:中村章子
監督:佐伯昭志 キャラデザイン・総作画監督:高村和宏 メカデザイン原案:すずきめい アニメ制作:GAINAXーSHAFT オープニング 絵コンテ・演出:錦織敦史 作画監督:中村章子
地方都市に住む平凡な高校生・竹本タケル(水島大宙)と親友、二ノ宮リョウ (瀧本富士子)は山道をバイクで走行中に不思議な発光体が飛来するのを目撃 する。二つに別れたその発光体の一つは木の上に停止、驚いて近寄るタケルの前で 光る美少女に変わった。(オールヌード!)なぜかそれはリョウがスケッチブック に描いたタケルの理想の少女にそっくりだった。少女を見て「ヒカリ・・・」と つぶやくタケル。そこへ突然襲ってくるムカデのような怪物!果たしてヒカリの 正体は?そして怪物との関係は・・・・?
もっとおちゃらけた作品かと思っていたら意外と緊迫感のある第1話でした。 言ってみればエヴァの匂いを残しつつデビルマンをやってるみたいな・・・・。 (なんやそれ)タケルの親友リョウって名前だし・・・。 一見、青春コメディのようでいて、その裏に見え隠れする醜い真実。それは神と 悪魔の戦いかそれとも・・・・・?タイトルの横の蝶の意味は? ヒカリには隠されたもうひとつの顔が?う〜む、さすがはガイナックス作品・・・ と思っていたら続く第2話「あなたがはじめて」(脚本・植竹須美男、絵コンテ 佐伯昭志、作画監督・西田美弥子、春日 香、演出・いたがきしん)では うってかわってタケルがヒカリを連れて帰った下宿で、あっさり従兄妹の西野マリ (真田アサミ)にばれてしまうわ、クラスメイトや下宿の夫妻に問い詰められるわ のドタバタ劇。それでも最後は「まっいいか。」ということで落ち着き(いいのか ?)後はヒカリにどんな服を着せるかでスッタモンダ。 「女の子にとっては宇宙の平和がどーのより、おしゃれの方が大事なのよ!」 というすごいセリフも・・・。あやしい外人科学者ジェニファー(高田由美)も 下宿人になり、なにやら新たな騒動の予感も。
てっきり「まほろまてぃっく」の二番せんじかと思ったら(声優が同じだもん なあ)どうも違う感じになりそうです。
この作品、BSーiに加入している知り合いにテープを貸してもらって見たのですが 毎回テロップで「最近インターネットでアニメの画像が勝手に流されています。 無断で画像を配信するのは・・・・・うんぬん」というのが流れます。 う〜ん、こういうのも2〜30年たつと懐かしくなるんでしょうかねえ・・・。
◆ 2004年6月23日
こないだ紹介した『カレイドスター』のネットラジオ、人気みたいッスね。
第3回の、池田プロデューサー(この人、イラストはロゼッタさん)の知り合いが電話で大原さやかさんに言ったというセリフが笑えた。みんな、レイラさん好きなんだなぁ。レイラさんって、エラくオトナっぽくてラストの方なんてほとんど老境の域に入ってたけど、設定ではたしか17、8歳なんだよね。
ところで、ラジオの終わりの方にウレシイ飛び入りゲストが。『カレイド』総監督の、佐藤順一さんだ〜!! 「ちゃんと全部聴いてますよ〜」。「OVAも楽しみにしててください」とも。
楽しみにしてます、ます、ます!!
illusion:ix「RPGお試し版」
illusion:x「RPG海賊版」
脚本:廣川浩二 絵コンテ:水島努 演出:高橋渉 作画監督:釘宮洋
弟のアメと留守番をすることになったハレ。しかし、アメはグゥの口から出てきた謎の手によってグゥのインナーワールドにさらわれてしまう。
『ハレグゥ』本来の無意味なストーリーと安易なパロディと無駄に力の入った作画がやっと戻ってきたよ。グゥの微妙に説得力のあるアドバイスと、それに従ってヒドい目にあうハレという、いつもの構図も戻ってっきた。やっぱり、ハレがヒドい目にあわなきゃおもしろくないよね。
まあ、ネタ自体は典型的なRPGのメタパロディなんだけど、このテンポの速さとギャグの微妙なセンスとかタイミングとか、やっぱり他では味わえない水島努テイスト。ゲストキャラの、誠一(石田彰)、ともよ(氷上恭子)、山田(古山あゆみ)とか、結構声優陣も豪華。ぬいぐるみのチャッキー(小野坂昌也)とルーシー(清水香理)なんて、役に意味あるのか? ナレーションが、小杉十郎太。
作画も無駄な背景動画が笑える。もちろん、ダマばあさん(神代知衣)も追いかけてくるし。踊るリタ(高野直子)もカワイイ。
いや〜、ひさびさに『ハレグゥ』でおなかいっぱい。
◆ 2004年6月20日
第11話「魔女の伝統」
脚本:小原信治 絵コンテ・演出:久保正彦 作画監督:野村和也
魔女検を襲った妖精を無事調伏したアテリアたち、「これはほんの前触れに過ぎないのかも知れない…」(byグランドマスター)。
その来るべき敵とは、魔族(魔女の男版)だという。魔女界で役職に就いてない魔女は、魔族と結婚して子をなすという。なるほど、魔女もちゃんと生殖するのね。妖精を逃がしたことを市民に知られずに回収し、かつ魔族の侵略行為にも目を光らせる。あと、行方不明になった真の魔導書も。アテリア様、大ピンチ。
一方、シーラは町中でお母さんに出会う。シーラママことメノウさん、お調子者でダジャレ好き。「アタシとキャラかぶってない?」(byアルスちゃん)。シーラちゃんがアルスを疎ましく思うのは、ママに似てたからなのね。
今回、顔の崩しが面白かった。
だんだんとストーリーのポイントが見えてきたよ。それぞれに抱えてる問題が出てきたし、魔女界のこともだいぶわかってきた。アルスちゃんは、元の世界に帰るのと、魔導書とお父さんの秘密。シーラちゃんは、ママとの確執とその反動の上昇志向。そして、魔法界が抱える閉鎖的な伝統。アルスちゃんという異分子は、はたして閉鎖的な伝統を突き崩す新風となるのか!?
思ってたより普通の異世界トリップな話だったけど、ちゃんと面白くなってきた。話が方向性を持って動き出した感じ。なんだかんだ言って、好きです。
それはそうと、『魔法少女隊アルス』一挙放送決定!!NHK教育「天才ビットくん」が夏休みの間、「魔法少女隊アルス」が 4話ずつまとめて放送されます。アルスたちのドキドキワクワクの 冒険に心ゆくまでひたれるチャンス!お楽しみに!
*都合により予告なく変更になる場合があります
- 8月6日(金)18:20〜19:00
- 8月13日(金)18:20〜19:00
- 8月20日(金)18:20〜19:00
- 8月27日(金)18:20〜19:00
とのこと(公式ウェブサイトより)。未見の方、良かったらドウゾ。
第10話「話せば長〜い物語 -Long,Long Time Coming-」
脚本:山田由香 絵コンテ:たかばやしひさや 演出:小野勝巳 作画監督:Shin Ki Cheul
ディーノの家に遊びに来たマック。マックは、自分にとってシュウが特別な存在であることを語る。しかし、それはディーノにとっては、子供っぽいわがままにしか思えない。
今回は、マックとディーノの本音トークでしっとりと友情を確かめ合うってエピソード。しかし、ディーノじゃないけど、ここで語られるシュウって、ホントに単なるバカな子供だよね。世間体を繕ったりいい子を演じたりする子供より、バカでも元気で自分の気持ちに正直な子供の方が好きっていう、大地監督の子供観がよく出てるよ。シュウのわがままにつきあってあげるメグって、どっちかてーとお母さん的。女の子は子供っぽくなくていいのか? 『こどちゃ』の紗南ちゃんはそんなに物わかりよくなかったぞ(本質は同じかな?)。
DWCに入る前のJJ(手下ふたり組ね)、とかBBが出てきてたのはよかった。BB姐さん、騎馬警官だったのね。どこでどう間違って悪のおもちゃ屋の手先になったんだろう? そっちのが気になる。
第35話「愚者の再会」
脚本:井上敏樹 絵コンテ・演出:安藤真裕 作画監督:伊藤芳樹・小栗寛子
ラストさん(佐藤ゆうこ)の話。2年前にラストが関わった化石病のエピソードと現代のその村に向かうエドたちという2重構造。
化石病を流行らせたのはラストの仕業で、偽の賢者の石を与え希望を抱かせて、その石の効力が無くなって、その人間が本当の賢者の石を見つけたところでそれをいただくという、とてつもなく気の長い作戦だったのだ! ホムンクルスって長生きなのか?
やっぱり、ホムンクルスたちは、生前(人間のとき?)の記憶を断片的に持ってるらしいね。「私はいったいどこから来てどこへ行くのだろう?」。なんだか、急に自我に目覚めてますが。そういう年頃なのね。『10代しゃべり場』に投稿しよう!
◆ 2004年6月19日
八五郎「おい、おっ母。マリア様がみてるで一番好きなキャラは誰だい?」
おっ母「なんだいやぶから棒に。」
八五郎「おれぁやっぱりロサフェだな。」
おっ母「なんだよロサフェって?」
八五郎「島津由乃ちゃんだよ。わかんねえのか?」
おっ母「ちゃんとフルネームで言っとくれよ。」
八五郎「ロサ・フェティダ・アン・ブゥトン・プティ・スールなんて言うと舌をかんじゃうんだよ!ったく昔はおめえも制服が似合って可愛いかったのによお・・・うひひひひ。」
おっ母「なに朝っぱらからトンチキなこと言ってんだい!大体、古今亭志ん生の落語ネタやったってみんな全然面白くないってんだよ!八五郎「それではごきげんよう・・・お姉さま。」
ビューンと飛んでくる湯のみ。
このへんにしておきましょう、アルデンテです。さて今回はビデオ 「マリア様がみてる」第3巻です。
第4話「黄薔薇革命」
脚本:吉村元希 絵コンテ:斉藤哲人 演出:平向智子 作画監督:波風立流
今年度のベスト・スール(理想の姉妹)に選ばれた黄薔薇のつぼみ(支倉令)とスール(妹)の由乃。ところが由乃がスールの証しであるロザリオを令に返し姉妹関係を解消したため大騒ぎに!学園新聞リリアンかわら版は、この騒動を「黄薔薇革命」と命名した。
第5話「戦う乙女たち」
脚本:吉村元希 絵コンテ:ユキヒロマツシタ 演出:則座誠 作画監督:辻美也子
ロザリオを返された令は茫然自失。剣道の試合が近いというのに半分夢遊病者状態。病気のため入院した由乃は見舞いに来た祐巳に本心を打ち明ける。「令は私を守ろう、強くなろうと無理しすぎている。だから一度白紙に戻そうと考えたのだ。」・・・と。果たして二人の関係は修復できるのか?
いやあなんかいいですね「マリア様がみてる」。あんまり事件とか起きないんで最初はどうなるかと思いましたが、だんだんと引き込まれてきちゃいました。第4話も「革命」なんていってるけど静かに収束しちゃったし・・・。みなさん欲望をあまり出さないもんですから対立や争いなんかも起こりようがありません。それなら退屈してしまいそうなもんですがそこが不思議なもんで、作品全体あくまで「優雅に、上品に、美しく」というスタイルで貫かれているので、「いまどきこんなのおるかーい!」とツッコミをいれつつ、だんだん「節度を持ち、あまり顔を崩さない女性キャラってのもいいかも・・・・。」とか思うようになりました。激しい女性キャラを見過ぎた反動かもしれません。
第5話ではサービスシーン(と言っていいのかな?)がけっこうあって楽しめました。髪をおろした祐巳とか、池波正太郎の「剣客商売」読んでる由乃とか、なにかというと祐巳に抱きつくロサ・ギガンティア(白薔薇さま・佐藤 聖)とか・・・・。あわてる二人に祥子の一言「お姉さま、お戯れが過ぎますことよ!」ああ・・・やっぱり祥子お嬢様(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン紅薔薇さまのつぼみ)はいいなあ。(笑)まだこれからも当分「マリア様」からは目を離せそうにありません。
・・・・ところで、主人公の祐巳が入ったクラスですが、いくらなんでも「1年桃組」はねーだろ! 幼稚園かよここは?
◆ 2004年6月18日
バカバカしいなぁ、とか思いながら、思わず『カレイドスター』のネットラジオ『そらとレイラの すごい ○○』を聴いてしまう。ラジオちゃんと聴いたのって、何年ぶりだろ?
まあ、特別面白いってわけでもないけど、『カレイド』関連ってことで。
第10話「謎の超人間ケリー」
脚本:北嶋博明 絵コンテ:横山彰利 演出:のがみかずお 作画監督:吉川真一
牧村博士の自宅へついた正太郎くんたち。しかし、またしても後れをとり、まんまと牧村博士の殺害を許す。床には、牧村博士が残したダイイング・メッセージが…。
前回に引き続きミステリ的展開。ダイイング・メッセージの謎を解くあたりは、往年の少年探偵モノっぽくてナイス。高見沢さんは、相変わらずお色気担当とボケ担当。「いや〜ん、ストッキングに伝線が〜」。
しかし、鉄人の自然言語解析機能はものすごい性能だ。正太郎くんの「鉄人、6度左だ」とか、「影の重なったところを掘れ!」とか、曖昧な命令を忠実にこなす。たぶん電子頭脳には、100万の精霊たちが宿ってるに違いない!
作画も、後半のバトルが良かった。ケリーに投げ飛ばされて、もんどり打って転がってく鉄人のおしりが妙にカワイかったり(笑)。
第12話「怪奇! 幽霊船漂流地帯」
脚本:佐藤大 絵コンテ:安川勝・京田知己・森邦宏 演出:浅見松雄 作画監督:金一培
う〜ん、キャラが似てないな。
前回がベスが出てくる、割と本筋のストーリーだったんだけど、あんまり面白くないんだよなぁ。同じ週にやってた『ナディア』がちょうど同じような、潜水艦で洞窟を潜る話だったんだけど、『ナディア』のが面白かったよ。あの機雷、“人の手で直接”取り除くんだと記憶してたけど、グラタンでやってたな。
今回も、そこそこ。
第34話「大陸へ行く?!」
脚本:福嶋幸典 絵コンテ:増田敏彦 演出:小山田桂子・嚴上鎔 作画監督:滝口禎一・崔宇植
囚人たちとともに墜落した輸送船は、運の悪いことに遺跡に直撃。帰る手段を永遠に失ってしまい、なにもやる気が起きないみんな。ルナは、遺跡で見た地図にあった大陸の存在を思い出す。
大陸へ行こうと提案するルナなんだけど、みんなあんまり乗り気じゃない。そんなときに、都合良くシャアラが重力制御装置を拾ってくるところは、『サヴァイヴ』らしいご都合主義。
それはそうと、「パグー(おとなしい大型草食獣)を殺さないで!」とか言ってたくせに、なぜか囚人たちを結果的にとはいえ、殺してしまったことについて誰もなにも言わないのはさすがにどうかと思うぞ。ペットが死んだら悲しいけど、仲間以外なら(人間でも)死んじゃってもヘーキってか? それじゃあ、今日日の若者と同じじゃないか!? NHK教育、大丈夫か?
◆ 2004年6月14日
第5話「聖戦士」
脚本:吉野智美 絵コンテ:島崎奈々子・佐々木守 演出:島崎奈々子 作画監督:佐々木守
ついに逮捕された、“少年バット”こと、狐塚誠(阪口大助)。取り調べは、狐塚のロールプレイングゲームもどきの妄想の中で進む。
第3話が、『パーフェクトブルー』の構造を拝借してたのに対して、この第5話は『千年女優』の構造。ただし今回、妄想につきあうのは馬庭刑事の方で、『千年〜』にも出てた飯塚昭三は置いてけぼりの役。
あくまで古い人間の猪狩は、動機なき犯罪なんて認めたくない。一方、若者世代の馬庭は狐塚のPRG的な文法を知ってるので、あっさり狐塚のいってることを翻訳してみせる。いつもながらキャラ対比が上手い。
狐塚によると、業魔(“ごうま”、字はこう?)にとりつかれた人間を救ってやってるのだという。いかにもRPGっぽい世界の中で、今までの犯行を判りやすく反復してくれる。ただし、本当なのか妄想かは判別不能。
『妄想代理人』に唯一足りないのはユーモアだと思ってたんだけど、今回は結構笑えた。作画も、ユーモアな芝居が『東京ゴッドファーザーズ』っぽい。原画で、『東京ゴッド』の作画監督やってた小西賢一さんがいるし。
第6話「直撃の不安」
脚本:水上清資 絵コンテ・演出:鶴岡耕次郎 作画監督:江口寿志
狐塚の供述から、最初の少年バット事件の目撃者の老婆(京田尚子)の居場所を突き止めた馬庭。老婆の口からは意外な事実が語られる。あと、蛭川の娘の妙子(水樹奈々)の家出の話と、2本立て。
どうやら、少年バット事件は、最初の被害者、鷺月子の狂言だった可能性が出てきたという。月子は、「この子が見てました」と、マロミのぬいぐるみを…。
またしても、ヘビーな路線に復帰。でも、だんだんと背後に隠されていたものが明らかになってきた感じ。というより、ますます少年バットという存在があやふやになってきたんだけどね。狂言であることを問いつめられた月子は、取調室でぶっ倒れる。まるで、バットで殴られたかのように。
一方の妙子の話も、ヘビー。大好きだったお父さん(第4話に出てきた汚職警官)。しかしある時、父のパソコンからとんでもない映像を発見してしまう。妙子の母親の幸薄そうな顔はショック。なんかリアルすぎ。あんあ思いして建てた家も、台風の土砂崩れでパー。そして、娘は…。
妙子は、このアニメの中では、唯一萌えられそうなんだけど、そう簡単に「萌え〜」なんて言わせないのが今敏。いや〜、キツい話だな〜。ラストの娘の笑顔もチョーいぢわる。
今敏監督は、共同幻想的なものに対して冷たい。そもそも、眼がコワい(笑) 。
『パーフェクトブルー』のアイドルという虚像にすがる人々、『千年女優』のノスタルジー、『東京ゴッドファーザーズ』の家族像…。『千年〜』『東京ゴッド』は、ポジティブな面を描いてた作品なんだけど、その裏には結構冷徹な思想が流れてる。『千年〜』だって、記憶とは最終的には個人的なもので、千代子は満足に旅立ってゆくんだけど、立花は結局置いてけぼりになった形。『東京ゴッド』だって、銀ちゃんやハナちゃんはあの後もたぶんホームレス人生なんだろう。劇中で、段ボールハウスで死んでゆく老人が、銀ちゃんの行く末だってことがそれとなく示唆されるし。“クリスマスの奇跡”も、しょせん一夜の夢にすぎない(その次の日も人生は続く)。
そんな中でも、顕著に見られる特徴が、家族像に対する今監督のチョー冷静な描写。いわゆる“普通の家族”ってものが、今作品には全然出てこない。現実がそうだから、と言われればそうかも知れないけど、やっぱり今監督の個人的な価値観が反映されてると考えるが自然。『東京ゴッド』にしてもそうなんだけど、“幸せな家族”が、街の看板広告の中にしか出てこないのはどう見てもわざとでしょ? 寒空の雪の中を歩くホームレスの上に暖かそうな家庭の看板が掛かってるんだよ。
この『妄想代理人』でも、第4話の蛭川の信じる「男道」っていう幻想に対して、今監督の描写は容赦なく冷たいんだよ。“家族のために家を建てるのが幸せ”という戦後核家族的共同幻想を、今監督はばっさりと斬って捨てる。今回観た第7話でも幸せ家族の象徴であるマイホームはあっさり(物理的に)崩れる。
この辺の、監督の価値観が漏れ出てるところにも注目して観ると面白いよね。個人的には、こういういぢわるな視点てのは結構好き。癒されるといってもいい。もっとやってくれ、今監督!
◆ 2004年6月13日
『宇宙海賊 ミトの大冒険』第1シリーズ、見終わる。
昔、オンエアで最初の方だけ観たんだけど、今回観ても、最初の方って意外とおとなしいんだよね。でも、後半の方は期待通り動きまくってくれて、観てて気持ち良かったよ。CGは、さすがに今観るとショボイけどね。オープニングも、アニメーション、歌ともにハイテンション。近藤高光(石神零番地名義)キャラがカワイくていいな。
やっぱり、画が動いてるアニメはそれだけでウレシイ。
第20「どっちが本物? ふたりのほのか」
脚本:羽原大介 演出:小村敏明 作画監督:青山充 美術:行信三・いでともこ
学校の帰りに、たこ焼きを食べるなぎさとほのか。しかし、ほのかの様子がおかしいことに気づき、なぎさ、「あなた、誰?」。
敵が友人に化けて…、という定番のプロット。電車の中でなぎさを挟んで、「私が本物よ!」「いいえ、私こそ本物!」と。で、本物と気づくのは、だいぶ前に出てきた“なぎさの臭い靴下”。臭いフェチの人、用意はいいですか?(なにの?)
入れ替わりと後半の戦闘がもうチョットエピソード的に繋がれば良かったんだけどね。ポイズニーさん、ご退場。ポイズニーを倒したなぎさ、「なんで、こうまでしてプリズムストーンを…」。なんだか、思ったより重い話になってきたな、『プリキュア』。
姉を殺されたキリヤ。ほのかに傾いていた心も吹っ切れて、ドツクゾーンとして生きることを決意!
来週は、そのキリヤとほのかの愛憎入り交じった対決。なにげに盛り上がってる。
第11話「パパ、リストラの危機?」
JAPANESE STAFF 脚本:吉村清子 絵コンテ:原田浩 演出:金崎貴臣 作画監督:稲田真樹 KOREAN STAFF 絵コンテ:Jin Chul Yang 演出:Seung Il Lee 作画監督:Eun Suk Park
学校でいつものようにお弁当を開けるサンディ。しかし、そこに入っていたのは、リンゴリンゴリンゴ! しかもそのリンゴ、ナッツが育ててサンディのお母さんにあげたものだという。お母さん、「あは、うち今、お金ないの」。
サンディのパパ(飛田展男)にフィーチャーした回。家では、オモチャで遊んでばっかり。白目のない眼が怖いぞ!
パパは、オモチャの新製品の評価係だったという。「あの電車のオモチャは、もっと連結できたら面白いよ〜!」とかアドバイスするのね。『ビッグ』のトム・ハンクスみたいな。
ラストはいつも通り、エエ話。
ブラック・パパさんも見てみたいな(笑)。「えっへっへ、お人形さん、スカートの中身はどうなってるのかな〜?」(飛田展男声で)。
◆ 2004年6月12日
『トップをねらえ2!』の公式サイトオープン。
「なんで今頃『トップ』の続編なんだ?」とか言われてるけど、そうやって話題にしちゃう時点でGAINAXの思うつぼかも。この辺の戦略、上手いよな。
でも個人的には、かなり期待してるんだよね。監督の鶴巻和哉さんは、自分で「ガイナでも1、2番くらいのSF読み」って言ってるし、そもそもGAINAXに入ったのも『トップ』が好きだったかららしい。
『フリクリ』も、最初はかなり宇宙戦争的なSF的背景があったらしいんだけど、収まりきらないんでSFを背景に隠して思春期ドラマを前面にだしたらしいよ。「今度は、ちゃんとハードなSFやりたい」って言ってたし、今回の『トップ2』も前作の『トップ』みたいに、“おちゃらけパロディかと思いきや、実はハードSF!”って展開を狙ってるんじゃねーかと…。
ま、妄想だけどね(笑)。
第1話「X-1 RETURN TO BASE」
脚本・絵コンテ:もりたけし 演出:山田弘和 作画監督:藤沢俊幸
地球を救ったメテオ・スイーパー4人組。しかし、事件の詳細は機密扱いとされたため、誰ひとりその活躍を知るものはいない。今日も今日とて、広陳でバイトをしながら、訓練の日々を送っているのであります。
前回のTVシリーズと、ストーリーも雰囲気もまったく同じだ。「OVAでやる意味あんのかな?」とも思うけど、今日日オンエアでやるより手っ取り早いのかもね。OVAってことで特別ににパンチラやサービスシーンが増えてるってわけじゃなさそう。残念。
TVシリーズでまるまる残ってたスターシードとかの謎を今回のOVA版でちゃんと描ききるってことらしい。個人的には、香鈴(かりん)ちゃん(折笠富美子)がキッチリ助かったから、謎そのままでもヘーキだけどね。それよりも、TVで「?」だったのは別のところ。佐古さんが造った試験機“ストラトス0(ゼロ)”ってヒコーキ、絶対最終回はコイツで飛んで彗星をやっつけるんだと、そう確信してたんで「間違ってる!」って叫んださ。実際には、ロケットで軌道上の第7オービタル・ステーションに行って、そこからコメット・ブラスター機でやっつけちゃうんだよ。それじゃあ、まんまコメットブラスターじゃん! 地上から上がるのが燃えるんじゃないか! ボロい試験機をむりやり駆って迎撃してこそ男でしょ!?(主人公たちは女の子だけど)
今回は、元コメットブラスターの二人が下地島に来て、広陳の女店主リンさん(京田尚子)が、伝説のパイロット、ジェット・リンだったことが判明! わっはっは! このテキトーさ、イイなぁ。全部で何話やるんだか知らないけど、とりあえず第1話はさわりだけって感じ。前作好きだった人は、引き続きドウゾ。
オープニングは、TV版と同じメロキュア(岡崎律子、日向めぐみ)の歌。
第34話「強欲の理論
脚本:大和屋暁 絵コンテ:増井壮一 演出:福多潤 作画監督:宮前真一・窪敏
増井壮一さんコンテ回。原画陣も豪華。
なんだか正直、話が判んなくなってきた。ダンテさん、よくわかんないまま開きになっちゃってるし、かかずゆみのキャラは謎だし。テーブルの骨はダンテさんの、ってこと?
とはいえ、作画がよかった。Bパートのグリードとの格闘シーンは良かった。格闘の前半と後半、原画同じ人かな? 後半のエドが反撃し出すあたりがかなりいい。馬越(嘉彦)さんか中村豊さんか?
わかんないなりに、まとめてみると、ホムンクルスは人体錬成の副産物なんだよね。ここまでは判る。グリードとかラースとか、七つの大罪の名前が付いたホムンクルスを支配してる黒幕がいてそう(“あの人”って呼ばれてる?)。ホムンクルスは、錬成した錬金術師になんらかの情を抱いているのかな?
ま、でっかいところでは、エドの父親の謎と…。
第9話「ネコたらしいやつ、ムカつくニャン - Catty Professor -」
脚本:桑畑絹子 絵コンテ:奈須川充 演出:小野勝巳 作画監督:Kim Jong Kun
DWCの次なるレジェンズ、いままでなかった頭脳派タイプのケットシー(小林晃子)。前回本社に忍び込んだ賊(ハルカ先生)の正体を暴く良いアイデアがあるという。
レジェンズマニアのハルカ先生、大活躍。いや、活躍はしないな(笑)。前出てきた収集のビンに、「カニ」「トリ」って書いてあったのが印象的。
ケットシーが化けた(どう見てもネコな)コンラッド博士にツッコミたいシュウとあくまで「なに言ってんの!」と言い張るハルカ先生の関係が、まんまこのアニメのメタツッコミ構造に(笑)。ケットシーとシロン(小)の追っかけが、『トムとジェリー』だ! 子供の頃、毎年夏休みに見てた記憶が〜。
ラストはネコ耳で〆。「年頃の女の子がそんなものに触っちゃダメ〜!」(byハルハラ・ハル子)。
◆ 2004年6月11日
オタク教師A「♪キャーシャンが夜なべ〜をして、アン〜ドロ軍団倒してく〜れ〜た〜/…。」
オタク田「何ですか?その変な歌は…。」
オタク教師A「ただの替え歌だよ、オタク田くん。」
オタク田「ぼくの名前は宅田です!何度言ったらいいんですか。」
オタク教師A「似たようなもんじゃないか。スターウオーズとスタートレックみたいなもんさ。」
オタク田「それは全っ然違います!!(マジで激怒)」
アルデンテです。さて今回は「サブマリン707R」です。実はこの作品去年の作品なんですがDVDのみの発売だったのです。やっとレンタルビデオで出たので、やっと見られたという次第です。
第1話「MISSION:01」
海の上に浮かぶ超巨大空母アポロノーム。今まさに世界各国の潜水艦が集結し海の平和を守るための組織PKNの結成式が行われようとしていた。そこに突如出現する謎の潜水艦UX!最近頻発している海難事故の犯人でありその正体はレッド・テラカイゾ率いる海洋テロ結社USRだった。艦隊の油断をあざ笑うようにアポロノームに向かって魚雷を撃つUX。あわや命中か?と思われたその時、海中から現れたのは日本の潜水艦707号!通称「ドン亀」。果たして707号はアポロノームを救えるか?
あの潜水艦マンガの傑作「サブマリン707」がやっと納得のいく形でアニメ化されてファンとしてはうれしい限りです。(何年か前「深海の艦隊」というタイトルでOVA化されたが平凡な出来で悲しかった)707号がザザーッと波をかき分けて潜航していくシーンなどは「そうそう、これこれこういう707号が見たかったのよ。」と膝を叩く思いでした。速水艦長(樋浦勉)と南郷副長(家中宏)は、大体原作のイメージ通り。賢次(小野賢章)五郎(石田彰)千太(阪口大助)の3人組がジャニーズ系のサワヤカ少年になっちゃったのは、まあご愛嬌。ちゃんと「潜水艦の台所の歌」を歌ってくれたのもうれしいサービス。(どうでもいいけど、はるか昔これのもと歌を歌っていたのは喜劇王・古川ロッパなのだ。)
ありゃりゃ速水艦長にあゆみちゃん(須藤祐美)という娘が…。おいおい707にもとうとうロリキャラかよ・・・と思っていたら、敵の首領レッド(石塚運昇)が北極基地に帰還した時、駆け寄ってくる人影は…。「パパーッ!」…それは3人の幼女達アイ、ケイ、レイだった。レッドの方は娘が3人かよ!!しかも美人の奥さんまで…まあいいんですけどね別に…。
う〜ん今回の707は、CGのおかげか海中の表現が良く出来ていてリアルな感じが増してますねえ。20年前だったらとてもここまでの描写は無理だったでしょう。「モンキーターン」なんかもそうですが、水の表現がCGで色々と可能になったので今だからこそ出来る作品、と言えるかもしれません。当時(昭和30年代)から人気のあった小型潜水艇ジュニアも縦横無尽に動き回ってくれます。
相手が見えないからこそ生まれる潜水艦同士の水中戦の緊迫感。手に汗握る攻防戦のスペクタクルは、まさに原作者の小澤さとるが独力で生み出したものでした。(鉄人28号の時も船舶関係は小澤さとるが任されて描いていたとか)
とにかく新しい姿で浮上してくれた707。アッという間に終わってしまったのが残念ですが、できれば今度はテレビシリーズでやってもらいたいところ。けっこうイケると思うんですけどねえ・・・・・。あっ庵野カントクの演出したOPも、セピア調の画面で707号が建造されていく過程を淡々と見せる傑作でした。渋〜い。
◆ 2004年6月10日
今月の『スタジオ・ボイス』、特集は「アニメを見る方法」。大塚ギチさんの巻頭言、「アニメ専門誌だけは買ってはいけない!」と。「評論はもちろん、紹介としてすら機能していない」。
じゃあ、だれかまともなアニメ誌作ってくれよ! つーか、紙媒体版「アニメスタイル」出してくれよ(年2冊でもイイから)。
確かに大塚ギチさんの言う通り。2大アニメ誌の『アニメージュ』『Newtype』だって、アニメ製作に深く関わってる徳間、角川だから、どうしてもお手盛り記事や、しがらみで書けないことが出てくるのは当然。マンガもそうだけど、市場規模に比べて、まともな作品評価の場や評論、各種公式記録なんかが全くない。それどころか、出資者への情報公開や責任だってちゃんとしてるかどうか怪しい。監督、アニメーターへの利益配分含めた著作権問題もあやふやなまま。その一方で、すべてマーケティング通りで利益至上の、ハリウッド的製作体制ばかりになっちゃうってのも、それはそれでつまらん気が…。
日本アニメ界のあしたはどっちだ!?
第9話「宇宙ロケット殺人事件」
脚本:北嶋博明 絵コンテ:鈴木利正 演出:山口美浩 作画監督:中澤勇一
時は宇宙時代の幕開け。そんな月で作業するために作られたというロボット、ギルバート。開発者のドラグネット博士(有本欽隆)は、金田博士の鉄人に嫉妬にも似た対抗心を抱く。「勝負だ! 早く鉄人を動かしたまえ。さあ、さあ、さあさあっ!!」。
ああ! その髪型は! あなたは、もしや…!? 別人らしいです。って、出てきていきなり死んじゃいます。早すぎっ!
ストーリーは、なんか正統派ミステリ仕立て。といっても、結構読めちゃうんだけどね。次の敵は、ロボットでも人間でもない存在だという…。爽やかさんのジョンソンさん、いかにも怪しいよな。
今回、作画的にチョット不安アリ。作画は、アニメアール回。キャラが似てないし、顔のアップが続くのもちょっと単調。あと、ギルバートとの格闘シーンで、正太郎くんの後ろに警官がヌッと立ってるカットがあったんだけど、意味ないんなら思わせぶりなところに立たせるなよ。
ラスト、雷の逆光の中、包帯の顔にみんなが「ああっ!?」っとオドロキながら終わるという引きは、『鉄人』らしくて吉。
第33話「浮上開始」
脚本:米村正二 絵コンテ:友永和秀 演出:夕澄慶英 作画監督:宮本佐和子
さすがに、『サヴァイヴ』といえども盛り上がってきたよ。
前回、囚人たちを遺跡の内部に閉じこめたんだけど、サイボーグの体当たりで脱出。宇宙人の宇宙船のハズなのに、なんかボロすぎ。
囚人船を浮上させたものの、囚人たちも乗り込んできて乱闘。ガキとジジイなんでマトモに相手にはならないんだけど、シャアラのパワードスーツで、形勢逆転。子供組は脱出するが、囚人を乗せた船は炎上しながら墜落。さすがに死んだだろう、コレは! やっと人死にが出て、ホッとした。今まで、観ながら「殺せ! 殺せ!」って叫んでた分、溜飲が下った(笑)。
やっぱ、無人島でのサヴァイヴなのに人死にが出ないのは、あまりにも甘すぎるでしょ。『サヴァイヴ』みたいな毒のないドラマ観てると、逆に心がすさむかも。
今回は、(『サヴァイヴ』にしては)作画が良。来週は、「大陸へ行く?」だって。「行く?」って、こっちが訊きたいよ!
◆ 2004年6月8日
本屋でエンドレスで流れてる『じゃらん』のCMが鬱陶しい。頭から離れない。本屋は本を読むところじゃ! あと、チェーン系の古本屋、「いらっしゃいませ〜!」とか、いちいちうるさい!
あんまり事前情報なしに見に行った韓国映画、『シルミド』ッス。
1968年(休戦中)、北朝鮮の潜入工作員による韓国大統領の暗殺未遂事件を受け、韓国内でも極秘裏に金日成暗殺のための部隊、684部隊が結成された。その部隊は、凶悪犯罪を犯して公式には“死刑になった”元囚人たちで構成されている。戸籍も人権もない囚人たちの願いはただ一つ、作戦を成功させ、晴れて国の英雄として錦を上げることだった。
いや〜、熱い! あまりに熱いよ。上の公式サイトからして熱い。ずっとBGMが鳴ってる。食ってる物の違いか、文化の違いか、すべての面において温度が高い。訓練地の実尾島(シルミド)に近づいた船の上の囚人たちに、チョ教官いきなり「海へ飛び込め!」。「寒いだろ、バカ野郎!」と囚人たち。間髪入れず機銃掃射! さらに、手榴弾が! 最初からこんなだから、訓練も凄まじい。『フルメタル・ジャケット』が人道的に見えるくらいの無茶苦茶さ。
訓練の末、ヤクザや半端物の集団だった684部隊は、みるみる精悍な一流の特殊部隊へと育った。そして、ときは来た。金日成の首を捕るその日が! ボートに分乗し嵐の中襲撃する。が、しかし、部隊にいきなりの作戦中止命令が下ったのだ! 「首を捕るまで帰らない!」と逆ギレする部隊を、チョ教官は(涙ながらに)むりやり帰投させるんだよね(どうやって? もちろん機銃掃射(笑))。
ここまで、<訓練→立派な軍人に→国のために一旗>という、ベタベタな立身出世愛国物語かと、ちょっと辟易しだしたときだったんで、意外な展開に「おおッ!?」と。
結果から言うと、国の都合よって殺人者に仕立てられた者たちが、またしても国の都合によって抹殺されようとする。そういう囚人兵たちが、最後の最後で誇りを守ろうとするという、いわば挽歌ものだったんだよね。さっきまで、韓国版ブラッカイマー映画みたいだと思ってたから、ビックリ。しかも、本当の愛国ってものを考えさせるテーマもナイス。
“愛国”って、文字通り読むと“国を愛する”なんだけど、この“国”を国家(ステイツ)だと思ってる人が多いんだよね。パトリオット(愛国者)のパトリってのは、郷土とかそういう意味。あと、寄る辺ない“私の誇り”の不在を、大いなるモノとしての“国の誇り”や“伝統”で補完しようとするのは、愛国とは言わない。ときには国家権力に抗ってでも守りたい物を守る。それが保守ってもんでしょ?(なんでぼくがこんなところで保守の心意気を説いてんだろ?)
えー、なにが言いたかったんだっけ? だから、彼ら684部隊の連中は、あるとき国家のエゴによって闇から闇へ抹殺される運命にあることを知ってしまうわけ。そこで、彼らがとった行動は、仲間意識が芽生えていた教官たち(囚人ひとりひとりに『ガンスリ』みたく担当官がつく)を殺し、バスを乗っ取りソウルの大統領官邸へ、自分たちの存在を明るみにさらすため直訴に行くというもの。
非人道的所業を知られたくない政府の情報操作によって、結局彼らは北の共産ゲリラとして射殺されてしまうのね。家族のため、故郷のため、そして韓国国家のために辛い訓練に耐えてきた684部隊が、政府のエゴによって最後は不名誉な北のゲリラとして死んでゆく。このアイロニーがわかりますか?
いや〜、やっぱり今も休戦ラインを挟んでいるという緊張感があると、映画もイイ物が出てくるね。もちろん、かなりフィクションも入ってるとは思うんだけど、こういう歴史の闇を扱う映画は、観る方もなんか気持ちが違うね。フィクションといえども、現実とどっか繋がってるっていう緊張感がある。とはいえ、史実ものにありがちな辛気くささはなくって、ちゃんとエンターテイメントに仕上がってるところは好感。ラストも男臭い感動が待ってるぞ!
あと、役者の顔がスバラシイ。ハンサムってんじゃなく、味のあるイイ顔。ちゃんと軍人に見えるし。セリフも暑苦しいんだけど、あんまり違和感ないのは字幕だからかしら?
p.s.劇中で唄われる『赤い旗』って歌、観てるときは確信がなかったんだけど、やっぱり北朝鮮の革命歌謡みたい(参考、midiでメロディも聴けます)。映画んなかで泣ける使い方されるんだよ、コレが。
◆ 2004年6月6日
『CASSHERN』について、ササキバラ・ゴウさんが面白いことを言ってたよ(雑記2004.6.3分)。書かれてることとは関係ないんだけど、『CASSHERN』、編集で1時間半に上手くまとめたら、結構普通に面白くなりそうなんだけどなぁ。そうなると、あのどこか憎めない青臭さの魅力(?)は無くなっちゃうかもね。
その上の(6.4)、「萌えという言葉のはじまり」も興味深い。ちなみに、『<美少女>の現代史 萌とキャラクター』は、もうすぐ読了。
『ハガレン』、ダンテさんせっかく登場したのに置いてけぼり。実写『セーラームーン』、『ふたりはプリキュア』も衣替え。夏服はいいよにゃ〜。『それいけ! ズッコケ三人組』、怪盗X登場。声は、原田大二郎。作監が、才田俊次さんだった。
第10話「決戦! 第三大臼歯」
脚本:西園悟 絵コンテ・演出:玉川達文 作画監督:石井ゆみこ
お菓子を食べていて、急激な歯痛を感じるケロロ。単なる虫歯かと思いきや、極小サイズの宇宙人の仕業だという。ギロロはをカリエス・ウォーを発令する。
またしてもガンダムネタてんこ盛り。前回に引き続きギャグのタイミングが、ポイント押さえてて良かったなぁ。看護婦姿のモアちゃんがカワイかったたし。夏美のバトルスーツも吉。クルルの冷酷マッドサイエンティストさがちゃんと描かれてて、ちゃんと笑えたのがナイス。子安武人さんの声も意外と合ってるね(最近ギャグキャラばっかだけど)。出崎的ハーモニー止めのギャグ、好きだなぁ(止めなのに微妙に動いてるし)。
欲を言えば、歯医者の生理的に受け入れられない痛さがもっとでれば良かったんだけど。
カエルに歯があるってのは…。まあ、ニック・パークの『チキンラン』じゃあ、ニワトリにも歯が生えてたから、あり得ないことではないか?(笑)
あと、サブタイ、『決戦、第3新東京市』のパロディだったのね。
第10話「クローブは音楽プロデューサー」
JAPANESE STAFF 脚本:笠原邦暁 絵コンテ:高柳哲司 演出:飯村正之 作画監督:山崎猛
KOREAN STAFF 絵コンテ:Chan Wung Lee 演出:Wang Yeb Kim 作画監督:Eun Hee Lee
幻のバンド、スモール・フェアリーズの特集を組もうと進言するクローブ。しかし幻だけあって、メンバーの姿どころか、音源も無いという有様。クローブは、単身バンドの取材を始める。一方、サンディたちは森林復活の募金活動に協力する。
またしても、シュールな展開。クローブがスモール・フェアリーに対面するあたりは、デヴィッド・リンチかと思った(暗闇で小さいバンドが演奏してる)。でも、ストーリー自体は結構ベタだったけど。
エプスタインさんって、やっぱあのブライアン・エプスタインだよね。
総評のみ (*ネタバレも)
やっと見終わりました、ビデオで。
正直、原作も読んでたけど、別に熱心なファンでもなかったし、どっちかって言うと冷静に読んでた方なんで、アニメ化に際しても特別感慨もなかったんだよね。
で、実際観てみると、画面の雰囲気もキャラもなかなか良くできてるんで、「ああ、いいんじゃない?」って思ったわけ。でも、何話か話を重ねていくたびに違和感を感じるようになってきたんだよね。というか、最初漠然と感じてた不安が確信に変わったと…。
まず言っとくと、個人的にはフィクションの設定や世界観、キャラの思想信条に、現実の道徳観や倫理観を当てはめて非難するのはあんまり意味がないと思ってるのね(この作品も、アニメ化に際して「ヒドい」といった反応があった)。ぼく自身は、四肢欠損の女の子を義体化して暗殺者に仕立てるって設定は、結構ストーリーやテーマのふくらませ甲斐のあるイイ設定だと思うんだよ(何度も言うけど、道徳的倫理的“好ましさ”とは無関係に、ね。見せ方のセンスってのはあるけど)。
作品のラストは、作戦の後で体が思うように動かなくなってしまった義体、アンジェリカが静に死を迎えるところで終わる。次第に失われる記憶の中で、自分が担当官や仲間と過ごした日々が幸せだったと確認するアンジェ。条件付けによってなされた“偽の親愛の情”についても、「私が幸せだから、それでいいんです」とあっさり免罪されるんだよ。まあ、キレイに終わってると言えばそうなんだけど、やっぱり物足りない。
つまり、なにがダメだと言いたいかってーと、ハードな設定が結局“より効率的に萌えるた”めのスパイス的扱いにしかなってないところなんだよ。この作品で、描かれてるのは、弱者としての障害者から強者としての暗殺者への立場の逆転とか、愛情は果たして化学物質と条件付けで代用されうるモノなのか(それとも、かけがえのない至上のモノなのか)といったことではなく、あくまで担当官(視聴者が自らの立場を重ねる感情移入先)の、ナイーブな罪悪感とそれに伴う義体の少女への疑似恋愛感情なんだよね。
こういう一般人の通念に反する設定を持ち出した制作者になんらかの責任があるとするならば、それを元に作品を見た人に既存の価値観の転倒や新たな視点の糸口を提供することではないか? この作品には、そういう気概も決心も覚悟も、最後まで見受けられなかった。まあ、観てるアニメファン側もそういったモノを求めてはいないと言われればそうかも知れないけどさ。
と、マジメに書いてみる。
◆ 2004年6月5日
アルデンテです。今回は「マリア様がみてる」です。まずは第1話をいって みましょう。
第1話「波乱の姉妹宣言」
脚本:吉田玲子 絵コンテ・演出:ユキヒロマツシタ 作画監督:松島晃
私立リリアン女学園は、もともと華族の令嬢のために作られたカトリック系のお嬢さま学校である。明治時代に創設されて以来、ここではずっと清く正しい淑女としての躾け、教育が行われている。スカートのプリーツは乱さないように。白いセーラーカラーは翻らせないように。別れる時のあいさつは「ごきげんよう」。
ある朝、1年生・福沢祐巳(植田佳奈)は登校中、マリア様の像の前で、紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)小笠原祥子(伊藤美紀)と顔を会わせた。「タイが曲がってるわよ・・・・。」服装を直してもらうという思いがけない幸運に喜ぶ祐巳。実はこっそり写真を撮られているとも知らず・・・・。その後、突然「山百合会」(リリアン女学園の生徒会)に呼び出しを受ける祐巳。そこで彼女を待っていたのは「薔薇さま」と呼ばれるお姉さま方と、紅薔薇のつぼみ・祥子による「わたしと姉妹(スール)になるように」という申し出だった。果たして祐巳の決断は…。
「マリア様」がアニメ化されると聞いた時、最初に思ったのは「おにいさまへ・・・みたいな作品かな?」というものでした。見たら全然違う作品でしたが(笑)この第1話は最初にしては驚くほど淡々と話が進みます。主人公の祐巳が学園のいろんなお姉さまと出会い、そして姉妹(スール)宣言を受ける・・・。言ってみれば、ただそれだけの話なのですが、あえてドラマチックな要素を入れず、動きも少なくし、感情表現も押さえ気味にしてある分見ている方がつい余計な想像をしてしまいます。
最近やたらと派手さを売り物にする作品が多い中、まったく逆の見せ方をしている「マリア様」ですが、もしかしたらわざと情報を抑えて視聴者に「想像しながら見て楽しんでください」と言ってるのかもしれません。
最近、たまたま「おにいさまへ・・・」の第1話を見返す機会があったんですがこれとまったく正反対の演出で、冒頭バスから降りようとする奈々子をサンジュストさまが受け止めて、透過光をバックにクルクル3回転するわ、異様なまでに華麗で迫力のあるソロリティーのお姉さま方の登場とか、「やり過ぎちゃうか?」と思うほど派手でした。マリア様のファンで、この「おにいさまへ・・・」を見ていない人は、ぜひ一度どうぞ!(夜中に見てると固まるゾ!)
それにしてもこの作品、なかなか男には入っていきづらい作品です。出てくるの女性キャラばかりだし、バレンタインデーにも女性が女性にチョコ送ったりする世界だし…。「不自然でもOK!」と割り切ってみないと楽しめないのかもしれません。
ところで、ここまで純粋培養された箱入り娘さん達は、卒業後いったいどういう人生を歩むのか非常に興味があります。絶対あとから反動がきそうだもんねえ…。
◆ 2004年6月2日
『カレイドスター』の最後のBOXセットの名前が決まったみたいです(詳細)。その名も、『やってやれないことはない! BOX』。昔のアバンタイトルで、そらが毎回言ってた「やってやれないことはない! やらずにできたらチョーラッキー」ってヤツですね。
値段は、¥30,660! 買って買えないことはない!? ぼくには無理です。買えずにもらえたらチョーラッキーだけど。
その他の案は、『ロゼッタたんBOX』ってのもあったみたい。『ロゼッタたんBOX』なら買ったんだけどなぁ(笑)。まあ、次のOVAは『ロゼッタたんOVA』になること必至なので楽しみ。
『カレイド』といえば、今月の「フィギュア王」の原えりすんさんのコラムで、「カレイドステージをアニメ制作の現場に置き換えて見ると、また深読みできて面白いかも」みたいなことを書いてたけど、そのとーり! 最終回のレビューでも書いたけど(3/28記)、カレイドステージのお客様第一の精神は、佐藤順一監督の演出姿勢そのもの。その辺も踏まえてみた方が絶対感動できる! こういう見方こそ、オトナの見方ってもんでしょ。
一方、『プラネテス』はメタメタにけなしてた。ちなみに、ぼくも原作から入った原作ファンだけど、アニメ版もかなり好きだけどな。「原作で良かったエピソードが、ダメだった」ってのは、同意。でも、シリーズ全体の構成はスゴく良かったと思うよ。
第5話「動機ある者たち INDUCTANCE」
脚本:佐藤大・神山健治 絵コンテ:布施木一喜 演出:竹下健一 作画監督:後藤隆幸
茅葺首相の下に暗殺をほのめかす脅迫状が届く。9課には“捜査”ではなく、首相の“警護”の任務の命が下る。その脅迫状には、あるマークが入っていたのだが…。
ちょっとずつではあるんだけど、“個別の11人”の正体が明らかにされてきたね。というより、証拠が出てくるたびに、その実行犯同士の共通性が薄れていくといったところかな?
残されたマークから探るに、共産革命に関する50年前の本を元ネタにしてるらしい。トグサくんの指摘で、こないだのヘリ暴走事件のときにも同じマークを見たことを9課が知るんだけど、「え!? 今さら気づいたの?」って感じ。トグサくんだって、脳は電脳化されてるんだし、もうちょっと効率的にデータ共有&検索できてもよさそうなんだけど…。
共産革命の情熱。あと、暗殺実行犯人のクゼ(小山力也)が語る能楽の一回性に価値を見いだすウンチク、5.15事件の青年将校の言動に呼応する当時の民衆の熱狂的なナショナリズムの高まりなどが語られる。鈴木邦男先生云うところの、“情念の連鎖”ってヤツですか?(よくは知らんけど)
どうも、内閣情報庁のゴーダが裏で一枚噛んでそう。もしかしたら、首相もろとも自作自演の大芝居とか? 地味に面白いよ。
第6話「潜在熱源 EXCAVATION」
脚本:藤咲淳一・神山健治 絵コンテ:下司泰弘 演出:河野利幸 作画監督:浅野恭司
エネルギー省脅迫の犯人がトラックにひかれ死亡。義体は新品だが、不審な点が多い。課長はトグサを東京へ向かわせる。
東京、先の大戦でほとんど水没しちゃってたのね。新浜って確か関西だったよね。つーか、神戸?
東京で出会った犯人コタンの婚約者、アサギ役で林原めぐみ。相変わらず、そつない演技。
新しい義体がもらえるという怪しげな仕事に犯人の男は関わっていたらしいんだけど、フィルムが黒く感光しちゃう仕事場…。東京のど真ん中(ウチカンナナ!)で怖すぎ! 生身で現場に潜入したトグサくんピ〜ンチ! カメラが引いて、その建物を写す。って、誰もが知ってるあの建物だ〜。わっはっは。あの人、怒らないかな? 「オレの足下に、ンなもん作らすわけねーだろ、バカヤロ!」。
この話って、“個別の11人”とは関係ないのか? でも、徹底的に練り込まれたシナリオが、話の密度を濃くしてて相変わらず見応えあるよ。
ところで、トグサくんは東京まで新幹線で来てたけど、タチコマはどうやってきたんだろう?
・オマケ
今回のインタビューは、作品のキャラデザイン・作画監督で、I.Gの設立者の“G”の方でもある後藤隆幸さん(“I”はもちろん石川光久さん)。ぼそぼそしゃべる人だな。後藤さん、素(す)の絵はやっぱり、『ポポロクロイス物語』みたいな丸っこいカワイイキャラだそうで。5話のクゼは、金城武がモデルだったのか。似てる…、かな?
次回は、キャラデザイン(後藤さんとの共同)の、西尾鉄也さん。