2004年7月31日

 台風が結構スゴイ。

・BSアニメ

 昼の名作アニメは、月曜から出崎杉野コンビの『家なき子』。立体アニメだ! 「前へ進めじゃ!」(byビタリス)。

  • 8月2日(月)午後8:00〜「メトロポリス」(ステレオ放送)
  • 8月3日(火)午後8:00〜「王立宇宙軍 オネアミスの翼」(ステレオ放送)
  • 8月4日(水)午後8:00〜「サクラ大戦 活動写真」(ステレオ放送)

 『サクラ大戦』は未見なので、この機会に観てみよう。


 『今日からマ王!』は、ヴォルフラム役の斎賀みつきさんを招いて、インタビューを交えながらヴォルフラム総集編。最近観てなかったんで、復習にちょうど良かった。

 ちなみに、8/23(月)〜26(木)の深夜にBS2で一挙放送予定。オススメは、火曜の第8話。『カレイドスター』で活躍してた和田高明さんの原画が数カット見られるぞ。

・『蒼穹のファフナー』

第4話「逃航 ふなで」
脚本:山野辺一記 絵コンテ・演出:うえだしげる 作画監督:高橋晃


 新国連に発見されることを避けるため、島を一時移動させる決定を下す真壁指令。新国連の偵察機をフェストゥムのおとりにする作戦だったが、一騎は思わず国連機を助けてしまう。

 スゲー! 島が動いてる。わっはっは。こないだ読んだ、テリー・ビッスンの「英国航海中」を思い出しちゃった。

 「助けることは悪いことなのかッ!?」と青いことをいう一騎と、あくまで作戦を遂行することを優先させる総士と、親友ふたりの考えに溝が。この辺、今後の布石になっていくのかな? 元学校の先生だった女の人がガキどもに、「ここは学校ではない!」と怒鳴るところは良かった。

 今回、作画がしょぼくて萎えるなぁ。

【コロッケ五円之助】
・『ケロロ軍曹』

第18話「夏美 爆笑! オトナの海岸物語 であります」
脚本:横谷昌宏 絵コンテ:誌村宏明 演出:菜香ゆき 作画監督:古賀誠


 海へ行きたい軍曹と夏美。しかしママは、子供(と宇宙人)だけじゃダメ、という。そこでクルルが用意したのは、“オトナノカイダンノボル銃”。

 水着美女漫才コンテストの賞は、マニア垂涎のパチもんプラモ、ダンガル! オトナ夏美のオヤジギャグはホント寒い。関西弁はヘンだし。「相方、私にやらせてください」(by小雪ちゃん)。行け小雪、幻の大技を見せてやれ!

 って、オトナ夏美と小雪の漫才ってのはいいとしても、ラストのオチがぜんぜんちが〜う!! 「っていうか、歴史改変?」(能登麻美子声で) 恥ずかしいのはオヤジギャグじゃないデショ!?

【コロッケ五円之助】
・『鋼の錬金術師』(一週遅れフォロー)

第41話「聖母」
脚本:會川昇  絵コンテ・演出:中津環 作画監督:小栗寛子・伊藤秀樹


 リオールの町全体を錬成陣にして軍を誘い込み、軍人たちを材料にして賢者の石を生成しようとするスカー。一方、マスタングらに保護されたアルは、大総統の正体を知る。

 スカーとキンブリー、エドとラース&スロウスの対決。スロウスは、やっぱりエドが母親を人体錬成しようとしたときに生まれたホムンクルスだった。「エドワード、どうしてちゃんと作ってくれなかったの?」(byスロウス)。単行本8巻読んだら、スロウスは別のヒトだったよ。大総統も。結構混乱するね。

 エドのピンチに、ロゼがしゃべれるように。あと、アルが人間爆弾に! 「お父さんお母さんのいないところでひとりで死ぬなんてイヤだ〜!」 ついでに、ぼくんちのテレビがエドに錬成されてしまった!(笑)

【コロッケ五円之助】
・『鋼の錬金術師』(一週遅れフォロー)

第42話「彼の名を知らず」
脚本:會川昇 絵コンテ・演出:橋本昌和 作画監督:関口可奈味


 「エド、前へ進めじゃ!」(byロゼ)。

 シビレを切らしたアーチャーは、軍を町へと進める。キンブリーとの死闘で傷を負い、先が短いと悟ったスカーは、兄から引き継いだ右腕(かつ、賢者の石の生成先)をアルの鎧の体に移し替える。

 兄が、自分が愛していた者の姿をしているラストに、最後に本音を語るスカーが良かったな。「オレも兄さんに愛してると言いたかった…」。

 そして、ついに錬成の光が町を包み、町は多数の軍人とともに消滅。アルは、スカーの腕の錬成陣のおかげで助かる。ハラを開けると…。って、アルが賢者の石になっちゃった! ありえな〜い!?

 なんだか盛り上がってるんだけど、今後どうなるのかよくわかんないな。とりあえず、<大総統=ホムンクルス&軍>対<エド&アル>で、真ん中にマスタング隊ってところなのかな? 映画は、来年夏ってんだからまだ先だな。

 オープニング・エンディングがまた変わってたけど、もうすぐ番組終わりだよね。豪勢だな。

【コロッケ五円之助】

2004年7月29日

 中島らもさん死去。らしいといえばあまりにらしい最期。

 呪いの謎解きが良かった『ガダラの豚』、センチメンタルな『今夜すべてのバーで』、怖い『白いメリーさん』などなど。エッセイ集も面白かった。桂雀三郎さんがやってたらもさんの新作落語も。いま、『啓蒙かまぼこ新聞』を引っ張り出して読み直してみたり。

 大学に講演に来たときも、エッセイ集ですでに読んでた話ばっかりだったけど、あの口調でやられるとまた違った味わいがあったなぁ。ご冥福をお祈りします。


 『サヴァイヴ』、またしてもいいところで予約録画失敗。ムキー!

・『鉄人28号』(一週遅れフォロー)

第16話「京都燃ゆ」
脚本:今川泰宏 絵コンテ:なかむらたかし 演出:山内東生雄 作画監督:石川晋吾


 重要参考人として京都府警に連行された敷島博士。鉄人の自律システムとして人工知能を研究していたことを告白する。「ロビーは、正太郎くんと同じ10歳になっているはずだ」。

 京都編完結話。絵コンテがなかむらたかしさんだ。

 敷島博士が忘れようとしてきた戦前の京都の話。敷島の記憶から消されたもうひとりの妻と息子。「もはや戦後は終わった」との言葉通り、歴史を忘却することによって高度成長へ進もうとする昭和30年の日本の姿と、復員後敷島重工を興し社会的に成功した敷島博士の姿が重なる。その影で忘れられた者の想いは、決して薄れることもなく、しかし確実に育っていった。プラス、京都という町の変わらなさがポイント。

 自分の子を身ごもっていたと、綾子から告白されたときの敷島博士の表情がよかった。千人針の“京都”の糸を抜くと…、ってところは無理があるけどそれがまたいい味。ロビーが、ドカーンと登場するところも、「まさか、まさか…」って思ってたら、予想通りのところから出てきてくれたんで思わず笑ったよ。

 親と子の話を繰り返しやって来た『鉄人』なんだけど、足りなかったのが母親だった。今回は、母と子、妻と夫という視点が持ち込まれててナイス。話としては、チョット特殊だったけど。高見沢親子がいいコメディリリーフになってて救われたな。拘置所に親子して湯豆腐を差し入れるあたりは、なんか好きだな。

 京都編、今川監督の思い入れが出てて結構好き。戦後テーマと、キャラの個人的なドラマ部分がちょうどいいブレンド具合。こういう情緒のある話は上手いなぁ。ツッコミどころも結構あるけど、それも味にしちゃう演出手腕はお見事!

【コロッケ五円之助】
・『絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク』

第18話「船長に求婚!? ドクターと呼ばれた男」
脚本:清水恵 絵コンテ:須永司 演出:佐藤育郎 作画監督:倉島亜由美


 導きの箱の画像解析により、お宝が眠るのはオリンポス火山の麓と判明。夜明けの船は、補給をかねてある都市船に立ち寄る。

 エリザベス船長の若い頃の仲間で、今は都市船の支配人“ドクター”(飯塚昭三)登場。

 都市船支配人として現実主義者になったドクターと、いまだに海賊として宝(夢)を追い続けるベス船長との対比がイイ。ドクターも別に悪人じゃなくて、いい狸オヤジキャラとして描かれてるんだけどね。「ドクター、まだ引退する気はないよ。夢を追いかけてる途中なんでね」(byベス船長)。

 ラスト、軍のRBをズバズバ蹴散らす謎のRB登場! あの人ッスか!?

【コロッケ五円之助】

2004年7月27日

 今日、本屋で立ち読みしてたら、親子連れの女の子が聞き覚えのある歌を唄ってた、「♪プリキュア、プリキュア〜」。レジに並んでたら、前の運動部っぽい中学生が「♪BON VOYAGE〜!」(『ONE PIECE』ね)。東映アニメーション復活の兆しなのか? 東映アニメーション株、買うなら今ですぜ、旦那!(笑)

 そういえば、『ONE PIECE』細田守回見る。ギャグのタイミングとか、細田さんらしさが出てた。セル重ねや多段ブックの引きが濃かったな。


 スワッキイさん移転先)、「“鳥”ハ舞イ降リタ、“鳥”ハ舞イ降リタ」以上!

・『LOVE♡LOVE?』

監督:高橋丈夫 シリーズ構成:荒川稔久 キャラクターデザイン・総作画監督:大島美和 アニメ制作:IMAGIN・スタジオライブ

 『コス』3部作のラスト。例によってTV版のみ。

・Synopsis
 ヒーローものにあこがれ続け、オーディションを受けたりするものの落ちてばっかりの大泉直人(宮野真守)。ふと一般公募の企画に応募したところ、採用されたのが『超変身コス∞プレイヤー』だった。

・総評のみ
 原作者の高校生の男の子と、『コス』に出演してるキャストの女の子たちが繰り広げる、学園ラブコメ? っていうか、もろギャルゲーのフォーマット。1話から、律儀にひとりひとりパンツをご披露してくれるし。ちゃんと、主人公に気がありそな雰囲気で。

 前半部分は、ほとんど『コス』、『ヒット』の世界と関係なくて、普通のよくある“ギャルゲーっぽいアニメ”なんだよね。チョット見ててしんどいよ。いい加減「ぜんぜん『コス』と関係ないじゃんよ!」って思ってたら、後半はちゃんと3部作の一部としてリンクしてくるんだよね

 大泉は原作者ってことをキャストや他のスタッフに隠してるんだけど、キャストの女の子たちはそれを知ってて、取り入るために色気を使ってたっていう展開になるんだよ。モテモテのハーレム的展開にうんざりしてたんで、それを覆すような展開に「おおっ!?」ってなる。『コス』後半の、戦士たちがムチで打たれたりカレーの海を泳がされたり、そういうのは大泉の復讐だった、ってあたりは面白いね。でも、すぐご都合主義的に和解しちゃうんだけどさー。

 ラストも、打ち切りになった『コス』を、主人公たちが「愛してる番組をどうにかしてもう一度!」ってなる。若さや情熱だけで突っ走ってOKってんじゃんくて、裏でオトナの制作さんや久留米プロデューサーが動いていたってのを描いてたのはよかったけど。まあ、上手くまとまってるって言えばそうなんだけど、もうチョット突っ込んでやって欲しかったなぁってのが正直なところ。


・『コス』3部作を見終えて
 一つの特撮作品を中心に3部作を作るってのは、企画としてはなかなか面白いと思う。深夜枠なんかで、アニメ作品がたくさん作られるようになったからこそ、こういうのも出来るようになったんだろうね。

 でも、実際観てみたら、一つ一つの作品は結構フツーなんだよね。しかも、1+1+1が3以上になってなくって、2.5止まりくらいなのが残念。業界ものがテーマなんだから、もっとマンガの『編集王』みたく業界の抱える問題をぶち上げてみるとか、もっとテーマ的に攻めてもよかったのに。制作現場とスポンサーと視聴者・ファンとの軋轢とかさ。なんだかんだ言っても、コレってキャラ萌えアニメの域を出てないんだよね。そういう文脈で見るなら、コレで正解なのかな?

 でも、最大の敗因(?)は、キーとなる番組『超変身コス∞プレイヤー』を実際に作って視聴者に見せちゃったことじゃないのかな?

 大泉がマニアの情熱を賭けて往年の名作に負けないヒーローものとして書いた、そして駆け出しプロデューサーの生田が制作の楽しさ苦しさを知ることになるっていう大事な作品でしょ。『ヒット』とか『LOVE』の中で『コス』に言及されるたびに、実際見てるこっちとしては、「っていうか、『コス』ってアレだしなぁ〜」って醒めちゃう。『ガラスの仮面』でいえば「紅天女」みたいなもんでしょ? それを実際作っちゃダメでしょう。あえて断片しか見せずに、視聴者の頭の中で「作品としての完成度は決して高くないけど、どこか憎めない、情熱にあふれた愛すべき作品、『超変身コス∞プレイヤー』」を補完してもらうのが一番でしょ?

【コロッケ五円之助】

2004年7月26日

遅ればせながら「ハリー・ポッター、あずまんがの囚人」を見てきましたアルデンテです。え?違う?・・・あ、「アズカバンの囚人」でした。いやいや、こう暑いと字も打ち間違えてしまいますな。それで、その「デカパンの囚人」ですが(もうええっちゅうねん!)・・・。

・『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』

監督:アルフォンソ・キュアロン

 新学期が始まったホグワーツの魔法学校だが、実は今はアズカバンの牢獄から脱獄してきた危険な囚人シリウス・ブラックの噂が飛び交っていた。彼はハリーの両親を悪人ヴォルデモード卿に殺させた張本人だと言われていた。狙いはハリーの命?ダングルドア校長は、生徒の安全を守るためやむなくアズカバンの看守ディメンダー(ほとんど亡霊か死神)に学校の周囲を見張るように要請する。しかし、彼らは挙動不審の者は、たとえ生徒でも襲ってくるのだ。一応安全と思われた校内、が、壁に飾ってある「生きている絵画(死んでる?)」の太った女が「あの男が中に忍び込んでいるわ!」と叫んだ。ディメンダーの監視をかいくぐって一体どうやって・・・?今、ホグワーツに暗い影が忍び寄ろうとしていた・・・・。

 魔法学校の楽しさを描いた1作目、学校に隠された謎に迫る2作目に続く3作目は成長したハリーたちが事件の解決に挑むミステリー活劇になりました。この前テレビで1作目の放映があって、この3作目の予告編が流された時3人の成長の速さに驚いてしまいました。たしか3年くらいしか経ってないはずなのに・・・・ハーマイオニーちゃんも大っきくなっちゃたなあ。(しみじみ)今回目立った役者といえば、シリウス・ブラック役のゲイリー・オールドマン。写真が動く新聞では、いつも悪人ヅラで笑ってましたが実は・・・・という名演技を見せてくれました。新任教師ルーピン役のデイビッド・シューリスも、茶目っ気たっぷりの演技を披露し、ラストまでどうなるかハラハラ状態。1作で消えるには惜しいキャラでした。

 毎回いろんな小道具が面白いこのシリーズですが、今回もやはり「幽霊3階立てバス」とか「口があって動き回る本」とか「逆回転時計」とか「足が馬で、首が鷲で翼がある動物(これは道具じゃないか)」とか、にぎやかで楽しませてくれました。なんかドラえもんみたいな展開もありましたが・・・(おっと言えません。)今回笑ったのがドラコ・マルフォイの髪形。なんと前髪下ろしているのです。オールバックじゃないとドラコじゃねーよ!と思うのはワタシだけではないでしょう(笑)。

 気になったところといえば全体的に画面が暗い色調が多かったこと。まあ大変な事件だったし、映画に合ってるといえば合ってるんですが解決した時くらい明るい色にして欲しかったなあ。それともこれはホグワーツが将来大変な事態になっていくという暗示なのかな? まあ次の第4作「不死鳥の騎士団」もロンドンで撮影に入ったらしいし、今度も楽しみに待ちましょう(ハリーがもっと成長してたらどうしよう・・・・)。

【アルデンテ有森】

2004年7月25日

 テリー・ビッスン『ふたりジャネット』読了。

 こういうミョーな味わいのあるの好きだなぁ。“万能中国人ウィルスン・ウー”のシリーズが普通に面白い。「クマが火を発見する」も、クマがなんかカワイイし。「冥界飛行士」も、この中では毛色が違うけど良かった。ユーモアがあって、チョットエエ話ってのがツボだったな。

・『マリア様がみてる 〜春〜』

第4話「Will」
脚本:吉村元希 絵コンテ:古橋一浩 演出:則座誠 作画監督:服部憲知


 卒業式を明後日に控えたリリアン女学園。「もう、あさってなのね…」(by志摩子さん)。

 後ろからいつものように抱きつかれた祐巳。またロサ・ギガンティアと思いきや、実はロサ・キネンシス。当然、直属の姉に当たるロサ・キネンシスの話になるのかと思ったら、今回はロサ・ギガンティア話だったのね。

 “遺言”とかいう物言いが、なんだか違和感感じちゃってそれ以降あんまり感情移入できず。学校への愛情とか、姉と妹との絶対的な上下関係とか、アンシャン・レジーム的な権力維持の装置としてのスール制度ってものになんの疑問もなく従ってる生徒たちが時々気持ち悪く思う。生徒会メンバーなら、世界を革命せよ! 絶対運命黙示録!

 とかいいながら、“チュウ”のシーンはチョット見入っちゃった(笑)。でも今回、セリフばっかり。それはいつもかな? 普通の女の子の私を、スーパーなお姉様方がみんなして好いてくれる、ってのはコバルト的な定番なんだろうね。

 今回も次回予告が一番面白かったニャン。

【コロッケ五円之助】
・『ふたりはプリキュア』

第25話「いざ光の園へポポ! 私たちも!?」
脚本:清水東 演出・絵コンテ:山田徹 作画監督:高橋任治


 サブタイ、なんか変じゃない?

 ポルン(池澤春菜)に、光の園へ招かれたなぎさとほのか。出迎えてくれた長老(中博史)は、ちょっとボケ気味? そしてふたりは、クイーン(松谷彼哉)に会うことになる。

 ミップルとメップルが、“選ばれし勇者”だってことを今の今まですっかり忘れてた(笑)。光の園、一面のお花畑で住人はカワイイ姿の動物や野菜(?)たち。幼稚園児が考えたのかと思うレベルだな。

 それはそうと、クイーン、シュールすぎ! あまりに陳腐な光の園のイメージとギャップがありすぎだよ。何なんだ、コレは? クイーン、最後はやっぱり立ち上がって戦うのかな(笑)。

 めでたくおしまいと思いきや、倒したはずのイルクーボが復活、光の園に攻めてきた! ここからは、またいつもの『プリキュア』。以下続く。

【コロッケ五円之助】

2004年7月24日

 『カードキャプターさくら』、別荘に行く話。『コメットさん☆』、『エルフェンリート』の神戸守コンテ・演出回。さくらちゃんの私服が、3日とも違ってるのがナイス。「私は、虹が出せま〜す」(違う)。

 お爺さん役の、阪脩(さか・おさむ)さんも渋い。『パトレイバー』の榊班長、『攻殻』TV版の荒巻の人ッスね。ちなみに、『もっけ』(熊倉隆敏)読むときはお爺ちゃんの声はこの人の声で読んでます。「何でもかんでも、人間側(こっち)の都合で祓っちまえばイイってもんじゃねーんだ」(阪脩声で)。だからどーしたって話だけどね。

・『ヒットをねらえ!』

監督:高橋丈夫 シリーズ構成:荒川稔久 キャラクターデザイン・総作画監督:大島美和 アニメ制作:IMAGIN・スタジオライブ

 つーワケで、『コス』3部作の一つッス。これもDVD版が余分に4話あるそうな。でもやっぱりTV版のみ視聴。

・Synopsis
 生田美月(能登麻美子)、宝竹のテレビ事業部所属。おこちゃま体型とバカにされるが、今日からあこがれの刑事ドラマのプロデューサー補デビュー。しかし、大混乱の中、なぜか子供向け変身ヒロイン番組『超変身コス∞プレイヤー』のチーフ・プロデューサーを任されることに?

・総評のみ
 1話で、能登麻美子の声に背後から迫るローラーブレードの音…。「『妄想代理人』かよ!?」って突っ込んだのぼくだけ?

 『コス∞プレイヤー』の制作現場を舞台にしたお話。個人的には、変身ヒロインの『コス』よりは普通に楽しめるなぁ。まあ、『くろみちゃん』ッスけど。これも、思ったよりマトモにお約束通りの展開。冷徹上司の嫌み、大御所脚本家のプライド、制作の遅れ、急遽増えるアイドル俳優(テコ入れ)、などなど。ちゃんと、『コス∞プレイヤー』の各話と事件がリンクしてるあたりは面白いよ。ああ、こういう事情でこのキャラが増えたのかとか、裏話的なことが『ヒット』で描かれるワケ。

 パッと見お気楽そうな番組でも、裏側は毎週修羅場ってことか。どんなお子様番組でも、制作側の人たちはプライドと意地を賭けて作ってると。でもさ、それで出来たのが、実際観てもお世辞にも面白いとも思えない『コス』っていう救いのないところがミョーにリアルだな〜(笑)。

 確かに制作側からしたら、どの作品もそれぞれの事情の中で出来る限りのリソースをつぎ込んで作ったカワイイ子供みたいなもんなんだろうけど、観る側から言わせてもらえば、面白い面白くないってのはやっぱりあるよ。まあ、『ヒット』はそんなに深く考えるような作品じゃないけどさ。業界内部批判になってるわけでもないしさ。

 思ったんだけど、先に『コス』見せるんじゃなくて、『ヒット』見せてから『コス』観た方が「なるほど!」ってポイントがわかって面白いんじゃない? 『コス』って、やっぱり単体ではチョット…。『ヒット』は、まあまあ楽しめるかな? 短い尺にいろいろイベントを詰め込んであるんで、結構退屈せずに見られるよ。

 しかしこの作品、やたらパンツにこだわるよな(笑)。佐橋さんのオープニングは笑える。サビで主人公の名前を連呼するのが良いな。「♪いくたみつき〜、147センチ〜」。

【コロッケ五円之助】
・『鋼の錬金術師』(1週遅れフォロー)

第40話「傷痕」
脚本:會川昇 絵コンテ・演出:安田賢司 作画監督:中本尚子・中澤勇一・高橋久美子・伊藤嘉之


 リオールの街でスカーと出会うエド。エドは、スカーの過去を知る。そこにはやはり人体錬成と賢者の石が絡んでいた。一方マーテルは、キンブリーの姿を見るや斬りかかる。

 「ちょうどいい爆弾の材料だ」(byキンブリー)。ああ! 人間爆弾の恐怖! クライマックスが近いからか、みんな過去を語る語る。スカーの顔も傷もキンブリーが絡んでたのか。

 それはそうと、かの大総統が動き出したね。マーテルの超速の手業もなんのその。『私に速い動きは通用しないよ、最強の目があるのでね』(by大総統)。アルの鎧の中に入ったマーテルを総統の剣が…。イヤ〜ッ!! んなことされたら、トラウマになっちゃう〜! ロゼの強姦妊娠疑惑もほのめかされるし。ホントにひでーアニメだなぁ(笑)。必殺五刀流は未だ出ず。

 ところで、ダンテさんを開きにしたのって誰なの?(←いまだによくわかってない)

【コロッケ五円之助】

2004年7月23日

 アルデンテさんが、『まほろまてぃっく 〜もっと美しいもの〜』の原画集vol.3(定価税込み3,150円)を、500円という大特価で買ってきてくれる(どこで見つけてきたのやら、『フリクリ』の原画集を定価の3,000円で買った身としてはフクザツな気分)。

 ピンクの表紙が恥ずかしいよう(笑)。より“どうでも良さ”が増した『まほろ』の第2シーズンなんだけど、(作画的な)見所は1話と10話のアクションシーン。1話、井上俊之さんも原画で入ってるのね。ポストが吹っ飛ぶシーンがサイコーに気持ちいい。あと、10話の吉成アクション。この辺は原画で見てもスゴイ。

 一つ残念なのは、柴田由香さんのエンディングの原画が載ってなかったこと。第1シーズンのエンディングもこの柴田さんなんだけど、動きがカワイイんだよ。先に出た、『まほろ』原画集のvol.1かvol.2には載ってるんだろうか? 第1シーズン第4話のすしお(石崎寿夫)さん初作監回の原画も見たいな。

・『超変身コス∞プレイヤー』

監督:高橋丈夫 シリーズ構成:荒川稔久 キャラクターデザイン・総作画監督:大島美和 アニメ制作:IMAGIN・スタジオライブ

 3作品全部で一つの世界観というか設定を共有してる作品の一つってことらしい。なんだか、TV放送版の他にDVD版のエピソードもあるらしいんだけど(あこぎだなぁ)、さすがにそこまでの義理も恩もないからTV版のみ鑑賞。

・Synopsis
 おまじないのためにコスプレで出雲大社にやって来た星野古都(松来未祐)。しかし、ブレスレットを拾ったことから、異世界に引き込まれ、変身戦隊コスモポリタンプレイヤー(“祈る”のPray)、コス∞プレイヤーとして戦うことに…。

・総評のみ
 コス∞プレイヤーってのは、ISO(国際シャーマン連盟)ってとこに所属してて、“巫力”(みりょく)で変身(チャームアップ)して魔を祓う“祈闘師”なんだと(公式サイトより)。

 設定とか見たらギャグっぽいのに、本編見たら、みんな超マジメに戦隊モノやってる。いきなりで戦えない主人公、特訓、覚醒、そして次なる試練、友情、などなど、ホントにお約束に忠実。その分、1話が10分と短いのも相まって、なんだか番組1年分のダイジェストを見せられてる気分

 正しい見方としては、キャラのコスプレとかなんだろうけど、あんまり興味ないなぁ。金田朋子声の双子はちょっと良かったけど(笑)。主人公をゴミ呼ばわりするスカーレット(小林沙苗)も。大原さやかさんのプリシラもいいな。え? なんだかんだ言って楽しんでんじゃねーかって? わっはっは。でも、単品じゃあ他に楽しむポイントがイマイチわかんないよ。

 微妙にサビの盛り上がりを避けてる佐橋俊彦さんのオープニング曲がイイ。OPのウソテロップは、3部作のネタ振りだよね(?)。

【コロッケ五円之助】
・『無人惑星サヴァイヴ』

第39話「どうしてそんなものが」
脚本:福嶋幸典 絵コンテ:しまづ聡行 演出:辻泰永 作画監督:蘇武裕子


 なんだか、とってもわかりやすいサブタイ。毎週15秒くらいで考えてるとしか思えないよ。

 ルナが無人島から救出されてホッとするみんな。しかし、ルナの体は、普通では考えられないくらいの治癒能力を見せる。

 ペットロボのチャコが血液検査した結果、体内にナノマシンが多数いる(?)ことが判明。アダムとテレパシーで通じ合ったりするのも、このナノマシンのせいらしい。ルナはニュータイプではなかったのね。う〜ん、『サヴァイヴ』お得意のなんちゃってSF。

 今回は落ち込むルナを元気づけようと、寸劇を演じるって内容。安来節じゃないよ(笑)。女装したハワードが思った以上にカワイかった(笑)。男装のメノリもイイ!

【コロッケ五円之助】
・『蒼穹のファフナー』

第3話「迷宮 しんじつ」
脚本:山野辺一記 絵コンテ:鈴木吉男 演出:吉川浩司 作画監督:北郷通


 ファフナーパイロット不足を補うため、島の子供たちの中から適合者が徴兵される。我が子が徴兵され、嘆く親たち。「なんでうちの子なんだ?」。

 第1話からたびたびいってるとおり、イマイチ日常感が出ないんだよね。今回も、基地の通常業務と子供たちの訓練の日々という日常メインの話。小黒祐一郎さんがいってるとおり、平井久司さんの濃いキャラと日常描写が相性悪いのかも。個人的には、平井キャラが好みじゃないってのが結構ネックなんだけどね。

 もう基地の業務が日常になっちゃったんで、みんな普通に制服着てる。デザインは、やっぱり好みじゃない。本編で、“新国連軍”がどうとかっていってたんで、全世界が滅びたワケじゃなさそう。でも、ファフナーみたいなのを持ってるのは竜宮島の基地だけ?

【コロッケ五円之助】
・『魔法少女隊アルス』

第16話
脚本:小原信治 絵コンテ:芦野芳晴 演出:芦野芳晴 作画監督:関口英樹


 公式サイトの「各話のあらすじ」から、他の話数のサブタイも消えちゃった。これも魔族の陰謀!? 感想サイトでみんなサブタイ書いてるのにねぇ。

 ひとりシーラとアルスを助けるため、暗黒の山に解毒の花を採りに向かうエバ。それに気づいたシーラとアルス。「失ってみてやっと気づいたんだ、つまんない日常こそが大切だったんだって」(byアルスちゃん)。アルスの言葉でシーラは、エバが自分にとってかけがえのない存在だと気づく。

 シグマちんの真の目的は、“真の魔導書”だった! 「自分の欲望に素直になれ」とシグマちんは言ったけど、シーラはアルス、エバとの暮らしが自分の野望よりも大切になってた、っていうエピソード。それだけのこというのに回りくどかったけど、それだけの効果はあったよね。正面切って言わないところがイイよね。

 「真の魔導書と妖精を使って何をしようとしているのか、ウィザードキングダム(魔族の国)に来れば全部わかる」(byシグマちん)。

【コロッケ五円之助】

2004年7月22日

 昨日、iBookでテキストエディタの新規ファイルを開いたとたん、「再起動が必要です!」と警告が出てビビった。OS Xになってからシステムエラーなんてほとんどなかったんでチョット得した気分(昔は爆弾マークに何度泣かされたか)。たぶん、部屋が暑かったんで熱暴走かと…。今日もパームレストが熱いぜっ!

 スワッキィさん、リンクありがとうございます。『美鳥』待ってます。こっちも何か送るね。

・『Get Ride! アムドライバー』

第16話「ナイトメア」
脚本:並木さとし 絵コンテ:山本恵 演出:加藤敏幸 作画監督:南伸一郎


 かくまってくれたドライブインのニコラが、家捜しに来たディグラーズに奪われたサインボール。ジェナスたちは奪われたニコラの誇りを取り戻すため、奇襲をかける

 「Hello,people!」。一応一話から観てたんだけど、かなりいい加減な流し観状態だったんで、細かいストーリーはあやふや。キャラの変な喋りが耳について、イマイチ乗り切れなかった(Get Rideできなかった)んだよね。

 前回のキャッチボールがなかなか良かった(川崎逸朗コンテ回)。初めてちゃんと観ちゃった。今回、フクロウロボが死んだのがよかったな(そんだけ?)。

【コロッケ五円之助】
・『鉄人28号』(一週遅れフォロー)

第15話「不乱拳の弟子たち」
脚本:今川泰宏 絵コンテ:板垣伸 演出:関田修 作画監督:吉川真一・服部憲知


 京都で起きた国宝焼失事件。目撃証言から、犯人は人工知能を持ったロボットではないかという憶測が出る。しかし、敷島博士は、そんな人工知能など存在しないと取り合わない。

 はい、今回から京都編。さすがにロケハンもばっちりだったのか、背景美術も気合い入ってるよ。

 敷島博士と京都にやって来た正太郎くんたち、「高見沢さん、怒るだろうなぁ」。「またお越しやす〜」(by高見沢さん)。高見沢さん、実は老舗の茶屋、平田屋の娘だった!?(愛称はお高ちゃん) わっはっは! 「ええんか?」と思ってたら、ちゃんとロケ協力でクレジットされてました(ガイド)。 「美味しい〜、これ名物なんでしょ?」(by正太郎くん)「“しんこ”っていうのよ」(by高見沢さん)。タイアップ、タイアップ〜。

 意外な人の意外な出身地。サザエさんのマスオさんも大阪出身だったっけ?

 敷島博士と綾子(一条みゆき)の青春の思い出のシーンがなかなか感動。敷島博士の息子の名前は、鉄雄。「♪金田〜、鉄雄〜、甲斐、山形〜」。

 不乱拳の弟子としてかつて人工知能の開発にあたっていた敷島博士。人工知能のロボを“坊や”と呼ぶ綾子。京都の町が好きだった綾子、「私も京都が嫌いです。すべて燃えてしまえばいいのよ」(by綾子)。

 話は、次回に続く。叙情的でいい話。エンディングの、チェリッシュもハマりすぎ。

【コロッケ五円之助】
・『絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク』

第17話「叛乱! 宇宙最強の海賊」
脚本:高山治郎 絵コンテ・演出:村田和也 作画監督:逢坂浩司 メカ作監:杉浦幸次


 ヤガミは“導きの箱”の処遇をめぐって船長と激しく対立。一計を案じたヤガミは武力でもって船を乗っ取る。図書室にいたエステル(折笠富美子)とエノラ(村田秋乃)は、ヤガミの反乱を鎮圧すべく立ち向かう。

 「大銭湯」以来の出来! エステルエステルエステル! 宇宙最強のエステル祭り。叛乱軍にマジメぶった口調で正論を吐くエステル。ボールズ(従者ロボ)を使って逆に船内をモニターするエステル。服に仕込まれたモニタチップに気づき、服を脱いでシーツ一枚で走り回るエステル。「全部脱いだから当分大丈夫なはずだ」(byエステル)。シーツ一枚でハイキックをかますエステル。ボールズを使って船の動力炉を暴走させるエステル。

 冗談を解しない堅物を本気にさせたら大変っていう、よくある話なんだけど、面白いなぁ。ボコボコにされるポイポイダー、ヤガミ、アキがいい味。ポイポイダー(イルカ知類)がやっつけられるシーン、なんだか動物虐待見てるみたいで可哀想(笑)。情けない“死神”ヤガミがミョーに笑えた。エステルの歳もわかったし。「レディーの年齢を聞いて驚くなんて失礼です!」(byエステル)。逢坂作監でエステル作画もバッチリ。太ももも良かった。

 しかし、このアニメってば、なんでこういうどうでもいい話のときに逢坂さん作監に付けたり、ムダに気合い入れるかね? ま、そこが好きなんだけど。

【コロッケ五円之助】

2004年7月20日

・感想率調査の季節です

 光希桃さんところで感想率調査2004年夏特別版ウェブ告知。今回は、感想サイトじゃない人でも参加可。ぼくんところではやってないのばっかり。つくづく田舎。ギリギリまで待って補完予定。

・アニメ夜話始まる!?

 ところで、9月からNHKで『BSアニメ夜話』なるものをやるそうな(詳細)。ラインナップも、第一回ってことで気合い十分。『あしたのジョー』は、最初のか『2』なのか? 個人的には、最初のTV版のが好み。『2』は、出崎杉野的には完成度高いんだけど、スタイリッシュすぎて『ジョー』っぽくない(と思う)。

 昔、『BS音盤夜話』ってのが始まったんだけど、第1弾だけで終わっちゃった。まあ、音楽はレビューや批評がいっぱいあるから、あんまりニーズがなかったのかも。マンガとかアニメって、消費の規模のわりに批評や分析みたいなのが少なかったからね。キャストが気になる。

 追記:岡田斗司夫さんが司会らしい(唐沢俊一さん裏モノ日記7/8より)。

・『スチームボーイ』

原案・脚本・監督:大友克洋 脚本:村井さだゆき 総作画監督:外丸達也 メカ・エフェクト作監:橋本敬史

 ついに、ついに、10年の沈黙を破ってかの大作が封切られた!! 昔、「デジタルと映画」みたいなテーマでBSでやってた特集で蒸気一輪車が機関車と追っかけっこする場面観たの、ホントに10年近く前だよ。


・Synopsis
 産業革命まっただ中の1866年のイギリス、マンチェスター。そこに機械が好きな少年工員、ジェームス・レイ・スチム(鈴木杏)がいた。ある日、レイの元にアメリカにいる祖父から小包が届く。その中には、バルブのついた鉄球が入っていた。その鉄球こそ、オハラ財団が狙う超高圧蒸気を閉じこめた“スチームボール”だったのだ!


 最初の主人公の日常描写から、事件の端緒となるスチームボール、そして一輪車での追っかけと、出だしはテンポもよくてワクワクさせるド直球冒険活劇(この説明だけ聞くと、『ナディア』の1話みたい)。一輪車のシーンも面白かった。この後も、ストーリーがポンポン進んで、しかも話が判りやすい。思ってた以上に、まっとうな娯楽作品になってたよ。

 テーマも、父と祖父の科学に対する見解の相違とか、大国のエゴとか、ちゃんと描いてるわりにクドくない。パワーポリティックスに目覚めちゃう父エディ(嘉津山正種)、そんな息子を間違ってるという祖父ロイド(中村嘉葎雄)と、結構ストレートなんだけど、ベタな主張とかセリフとかがギャグにしかなってない。父が科学の力の素晴らしさを説いてるときに、レイとスカーレットは「ほら、クリスタルパレス綺麗〜!」とか、微妙にハズしてるところがニクい。好み。

 作画は、美術とともにさすがにスバラシイの一言。『イノセンス』で、「なんか違うな」と思ったセルフェチなアニメファンには『スチームボーイ』の作画の方がオススメ。狙ってそうなったワケじゃないだろうけど、まさに“20世紀”の日本のセルアニメの技術を総動員するような作品になってるんだよね。最後の20世紀アニメと呼びたい。蒸気の描写もスゴイフェチはいってる。でも、正直すぐ目が慣れちゃうんだよね(笑)。

 この映画の魅力は、やっぱりスカーレット(小西真奈美)だよ。最初の登場シーンからもうすでにキャラが立ってる。スカーレットが全編にわたって大活躍。はっきり言って、主人公のレイはどうでもいい。あと、スカーレットがチワワ犬をかってるんだけど、その扱いがヒドい! ほとんど虐待。アイフルの宣伝見てムカついてる人は、溜飲を下げる思い。どんどんやれー、スカーレットお嬢様! ちなみに、チワワ犬は後頭部を強くたたくと、眼球が飛び出ちゃうそうな(唐沢俊一『トンデモ一行知識の世界』より)。

 あと、スチームパンクってことで、出てくるメカがどれもこれもイイ! 蒸気兵(蒸気版パワードスーツ!)、飛行兵(飛ぶぞ!)、水中兵(陸では弱い)などなど、どれもバカバカしさ爆発。スチームボールも、なんだかよくわかんない。アイルランドで見つかった液体によって超高密度の蒸気を封じ込めることができるらしい。シャルル・ボイルの法則ってのがあったと思うんだけど、ぼくもよく覚えてないからツッコミは避けますが…。まあ、蒸気版のシズマドライブみたいなもんッスわ(実際、3つで一組)。

 まあ難をいうなら、スチーム城が出てからがチョット長い。いつもの、パイプチューブグチャグチャニョロニョロはなりを潜めてたけど。面白かったところもあって、往年のファンには「あ! 『ロボットカーニバル』のオープニングだ!」ってシーンも(そのOPは大友さんが監督、作画は福島敦子さん)。

 あとさ、主人公のレイなんだけど、あんまり天才エンジニアっぽい活躍しないんだよ。確かに改造したりするシーンもあるんだけど、あんまり印象に残らない。総じて、みんなキャラは立ってるんだけど、あんまり深みがないんだよね。他にも、スチーム城が何をしたかったのは判んないとか、どうやって持ち込んだんだとかあるんだけど、まあ、アレはビジュアル重視だからいっか。あ、あと、ロイド役の中村さん、ちょっと滑舌悪かったぞ。ビクトリア女王にはもっと活躍して欲しかったな(いろいろ逸話の多い女王)。

 続けてもう一回観ようかと思ったけど、さすがに疲れたんで帰った。でも、大友さんの作品の中で一番ポピュラリティ持ってると思うし、マニア的にどうこうってのを置いといても、ちゃんと面白い。漫画映画的な、作画の楽しさといい意味での大ざっぱさがあって、かなり好み。蒸気好きの人は必見。もちろん、スカーレットも忘れずに!

【コロッケ五円之助】

2004年7月19日

 実写『セーラームーン』、ネフライトがカラオケボックスでバイトしてる。レイちゃんが“マーズれい子”としてアイドルデビュー? わっはっは!

 かなりフザケた感じなんだけど、なんでもありなのは『セーラームーン』って作品の幅の広さのなせる業か? あんまり本気で観ていない気楽さってのもあるかな?(笑) でも、美奈子ちゃんがアイドルをやめないってラストは、らしくまとまっててナイス。美奈子の歌をBGMにバトルするって演出も。

・『レジェンズ 甦る竜王伝説』(3週遅れフォロー、ってさすがにヒドくない?)

第13話「地球の悲鳴が聞こえてきた -THE GLOBE'S UNEARTHLY SHRIEKS-」
脚本:桑畑絹子 絵コンテ・演出:小野勝巳 作画監督:Lee Ju Hyun・Kim Jong Kun


 BBに下された命令、それはマックをさらってこいとの命令だった。「なんかおかしくないッスか?」「命令に従うまでよ」(byBB)

 DWCの真の支配者(?)、ランシーン(声優?)がついに本格的に登場。マックは土のサーガだという。「本当は気づいていたんだろう? この地球の叫び声が。人間は増えすぎた」(byランシーン)。地球の生態系を壊してしまった人類を滅ぼすために土のレジェンズ、グリフィン(土井美加)を目覚めさせるってことらしい。

 玩具アニメだと思ってたけど、『レジェンズ』って環境保護アニメだったのか!? これが大地さんの最新テーマなのか? 

 急激な展開に、メグがちょっと壊れ気味。って、だんだんいつもの大地アニメらしくシビアな展開になってきたね。大地さんってギャグが好きギャグが好きっていつもいってるけど、結局こういう辛い展開になっちゃうんだよね。んで、ラストはロジックじゃなく情で落とすもんだから、個人的には違和感が残る。

 とはいえ、バトルモノとしての話が動き出したんで要チェック。

【コロッケ五円之助】
・『鋼の錬金術師』(1週遅れフォロー)

第39話「東方内戦」
脚本:會川昇 絵コンテ・演出:角田一樹 作画監督:稲留和美・菅野宏紀


 グリードの部下だったキメラ、マーテル(笠原留美)さんとともにイシュバールを目指す。

 マーテルの口から語られるイシュバール内戦の真実。そして、スカーのいるという、リオールの街に潜入するためひとり旅立つ。そこには、“聖母様”とよばれる女が…。

 39話かけて、第1話の街に戻ってきました。よく考えてあるね。自らの行為が回り回ってどうなったかを、張本人のエドに見せるってことね。マンガ版の方がどこまで進んでるんだか知らないけど、アニメ版も順調に面白いよ。

【コロッケ五円之助】
・『マリア様がみてる 〜春〜』

第3話「いと忙し日日」
脚本:高橋ナツコ 絵コンテ:斉藤哲人 演出:吉田俊司 作画監督:森本浩文


 「ブゥトン(薔薇のつぼみ)としてあるまじき失態だわ」(by祥子様)。

 卒業生を送る会の準備の忙しさにかまけて、山百合会の薔薇様を送る会の準備をすっかり忘れてしまっていた祥子様たち。ロサ・ギガンティアによれば、プティ・スールーは隠し芸を披露することになってるらしい。

 ロサ・ギガンティア曰く、「令はリンゴを片手で潰し、祥子はひとりで唄いながら踊ってた」と(笑)。

 もちろんギャグなんだけど、みんなマジメなもんだから、笑っていいのか迷っちゃう。祐巳は“宴会芸”担当。そして宴会芸といえば…。そう、必殺スルメ固め〜!! じゃなくて、安来節。ベタだね。

 学校で倒れて、保健室でお弁当食べながら泣いちゃう祐巳は笑えた。だって、寝ずに遅くまで練習してたのが安来節だもんな。ラストはちゃんと見せてくれます。もっとマヌケにやって欲しかったけどさ。

【コロッケ五円之助】
・『ふたりはプリキュア』

第24話「対決! プリキュアvsイルクーボ」
脚本:川崎良 絵コンテ・演出:川田武範 作画監督:為我井克美


 先週からの続き。合宿が停電し、その日は早く寝て翌朝早くに山を下りることになった。しかし、朝なのにみんな寝たまま。ありえな〜い!?

 最強の刺客、イルクーボ(二又一成)。プリキュアに、未来の地球の変わり果てた姿を見せ、戦意を挫く。んで、実際強い。でも、作画はショボイ! バトルシーン、もうちょっとがんばって欲しいな。

 というわけで、最強だったイルクーボさん、あっさりご退場。はっきり言って、2話続けてやるほど盛り上がらなかったなぁ。山の木が枯れていく導入は割とよかったのに。

 入れ替わりに、新キャラ+新アイテム(グッズ展開)登場。おふたりさんを、光の園へご招待〜。「ただし、グッズを買ってくれなきゃ入れないポポ〜。資本主義だからね」。

【コロッケ五円之助】

2004年7月17日

 アルデンテです。ガイナックスの期待作「トップをねらえ2」の発売は11月に延期されたとH・Pに書いてありました。う〜ん残念・・・首を長くして待つことにしましょう。まっ他にもいろいろあるしね。さて、今回は・・・・

・『この醜くも美しい世界』

第5話「スクール・デイズ」
脚本:大久保友康 絵コンテ:中山勝一 演出:高柳滋仁 作画監督:石井久美


 タケルやリョウと同じ学校に通うことになったヒカリ。学校とは、どんな所かわくわくしながら登校するが、みんなあまり楽しそうにしていないことに気づき「皆さん楽しくないんですか?なんで学校に来てるんですか?」と不思議がる。「まあ、同じゲームを何度もやる様な感じかな。」と一人が答える。よく解からないヒカリ。「街に比べて学校は色が少ないですね・・・。」その時いきなり始まる避難訓練、そして・・・・・。

 なんだかこの作品そのものを象徴するような回でした。平和な、なにげない日常生活。しかし、それはちょっとしたことで崩れてしまう脆いものでもある。純真な少女としてタケルの前に現れたヒカリ。だが、時々不意に蘇りそうになる邪悪な心。それは彼女の恐るべき正体か・・・・・。(アイアンジャイアントみたいに頭がへこんで本来の使命を忘れてしまっている?)ヒカリが目覚めてしまった時それを誰が止めるのか?う〜ん、この作品まだどうなっていくのか油断がなりません。(放送はもう終わっちゃったけどね)変身したタケルの役割もまだ不明ですし、アカリの能力も、まだ未知数です。危機に陥った世界の中で彼らはどうするのか?本当に守るべき美しいものなど、この世に存在するのか?最後に「マーズ」のガイアーみたいに地球を消滅させてしまうのか・・・・。

 と、まあ先の展開が気になりますが今回は穏やかな学園生活が描かれます。ちなみにタケルの学校の女子の体操服はブルマーです。ブルマーってやっぱりこんなふうにアニメや漫画の中にだけ生き残っていくんでしょうねえ。現実と離れていきそうですが、虚構の中でだけは許されてもいいでしょう。「ウソでもブルマーはOK!」これは日本の法律で決められています。(よう言うわ!)なぜ、保護しようという討論が国会でなされないのか?(もうええっちゅうねん!)

 え〜と、なんの話でしたっけ・・・・あっ「この醜くも・・・」でしたね。なにかと「まほろまていっく」の二番煎じの様に言われますが果たしてそうなるのでしょうか?これまで見た限りでは、ちょっと違うものになりそうですが・・・。

 ヒカリのように素直な目で見れば、今の世の中でも見落としていたものが見つかる・・・・・のかもしれません。なんにしたって今は、あまりに大量の情報を毎日受け取っているため、一つ一つの情報について、あまり深く感じることが、なくなってきました。怖いことです。これからは、むしろ不要な情報を捨てる思い切りが必要になってくるかもしれません。あ〜だけど、わかっちゃいるけどやめられない。あソレ、スイスイス〜ダララッタ、スラスラスイスイスイ〜〜こりゃまた失礼いたしましたっと!

【アルデンテ有森】

2004年7月16日

 『攻殻機動隊SAC』、思考戦車のCG作画がイイ第2話「暴走の証明」。

 いかにもなCGじゃなくて、セル作画っぽく見える線画っぽい輪郭+べた塗りのセルシェーディング。たしか、『陸上防衛隊まおちゃん』の戦車もI.Gの仕事だったよね。

・『蒼穹のファフナー』

第2話「告知 いのち」
脚本:山野辺一記 絵コンテ・演出:榎本明広 作画監督:高橋晃


 「あなたはそこにいますか?」「答えるな、答えたら人類は滅びる」。

 苦戦しながらもフェストゥムを倒した一騎。総士によれば、日本はもう存在せず、残されたのはこの竜宮島だけだという

 いかにも思春期の妄想っぽい世界観がステキ〜。身の回りのリアリティだけが、全世界だと錯覚する例のアレね。普通のお父さんお母さんだと思ってたのに、実は島を守る職員(?)だった。っていうか、もう他の一般市民なんて残ってない。知らなかったのは子供たちだけ。

 戦いの後、それぞれの家に帰る子供たちなんだけど、もう以前のような平和な生活には戻れないってことが描写される。

 前回もいったんだけど、もうちょっと生活感を感じさせてくれるような演出にして欲しかったな。基地の制服のデザイン、やっぱり好きになれないなぁ。平井久司さんって、もっと地味なキャラデザインする印象があったんだけど、『SEED』以降急にメジャーになっちゃったね。『スクライド』あたりから、目の書き方(まつげの処理)にメジャー指向があったけどさ。個人的に、頬の斜線を多用するのは好きじゃないな。

 総士の父、皆城公蔵(中田譲治)は、ファフナーにレールガンを射出するために(いつの間にか)戦死。一騎の父が指令を代行。「僕なら(指揮を)もっと上手くやってのけた…」(by総士)。

 『SEED』と同じく、親友同士の関係を中心に話は進んでいくんだろうね。

【コロッケ五円之助】
・『魔法少女隊アルス』

第15話
脚本:小原信治 絵コンテ・演出:芦野芳晴 作画監督:野村和也


 妖精を助けるため、魔族のシグマちんと砂漠をわたるアルスたち。しかし、その先には魔族が待ちかまえていた。

 魔族をあっという間にやっつけるシグマちん。去り際に、魔族に信号を送る。シグマは、戦いに役に立たないエバを置いていけという。果たして味方なのかそれとも…。

 アルスとシーラは、報復に来た魔族にペールダウンという魔法をかけられる。「ふたりは24時間以内に死ぬ」(byシグマちん)。エバちゃんに、ふたりを助ける暗黒の洞窟に咲く花があると、そそのかすシグマちん。シグマちんの思い通りにバラバラになってしまう3人。

 それぞれの心の弱い部分につけ込んで迷わせる。ひとりひとりの葛藤がちゃんとストーリーに密接に絡んでるところがいいなぁ。シグマちん大活躍の回でした。

【コロッケ五円之助】

2004年7月15日

 『プラネテス』、地上波放送第1話再見。

 Aパート、覚えてるよりバタバタしたコメディタッチだった。一転、Bパートは、宇宙が夢の場所ではなく、大企業と大国の利権だってことが描かれる。いいバランスだなぁ。久々のタナベが元気いっぱいだったのが、なぜかとてもウレシイ(泣)。

・『それいけ! ズッコケ三人組』

第15話「ズッコケ妖怪大図鑑」
脚本:西園悟 絵コンテ・演出:楠葉宏三 作画監督:杉光登


 あるアパートで妖怪を見たという事件が相次ぐ。その真相を調べにハチベエたちは取材に出かける。

 新しいアパートの住人に嫌がらせするために、往年の大狸、権九郎を甦らせていた爺さんが犯人。こういうオカルト話をなんのヒネリもなしにやっちゃうところがかえって潔いよね。

 図書館で調べたり、先生に聞いたりして、故事通り犬をけしかけて権九郎を調伏するってのは、なかなか良い展開。こういうの結構好きだな。

【コロッケ五円之助】
・『鉄人28号』(一週遅れフォロー)

第14話「怪盗ブラックマスク」
脚本:面出明美 絵コンテ:こだま兼嗣 演出:福本潔 作画監督:服部憲知


 今度は帝銀事件がモデル。最初の事件以外まったく関係ないけど…。

 怪盗ブラックマスクは、神出鬼没。大胆に姿を見せるが、捕まえようとしても霧のように消えてしまう(本当は、『スタートレック』の転送装置のように消えてしまう)。

 「高見沢さんの煎れるお茶が一番美味しいです」「大塚署長の捜査手法を学びたいので」と、正太郎くん、子供のくせに口が達者。憎たらしい。結局主導権握ってるし。

 今回も声優のセレクトがナイス。ブラックマスクに平田広明さん、有本博士に滝口順平さん。テーマはおなじみ、父と息子の確執(そろそろ飽きてきた?)。

 正太郎くんが思いついた作戦は、ブラックマスクの言葉通り、「野蛮な作戦」。大塚署長、ブラックマスクと一緒に転送されて、グチャグチャドロドロの『生物都市』状態になって、これじゃあ『岸和田博士』(トニーたけざき)の大塚署長じゃないか!? って期待したんだけど、もちろんそんなことにはならない(笑)。

 ラストは「悪は必ず報いを受ける」を実践しててナイス。「みんな夢みたいに消えてしまいおった。そう、夢みたいにな…」(by大塚署長)。

【コロッケ五円之助】
・『絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク』

第16話「潜入! 博物都市船、叡智の城」
脚本:佐藤大 絵コンテ:安川勝 演出:笹木信作 作画監督:井口忠一


 “導きの箱”が投影した地図の地形を調べるため、動く図書館“叡智の城”に潜入することに。一方、ベスを死なせたと思っているグラムは立ち直れない。希望号(ロボット)も、修理できてるはずなのにぴくりとも動かない。

 なんか、ちゃんとした話になってるな。地球軍のドリトル大尉も引き続きカッコイイしさ。この回、作画はイマイチだったけど話は面白いよ。落ち込んだ主人公が、立ち直るっていう定番話。

 1話で復活ってのも早い気もするけど、うじうじするのもこのアニメらしくないしね。

 「ヤガミがベス船長に反旗を翻す」らしい来週が気になる。

【コロッケ五円之助】
・『無人惑星サヴァイヴ』

第38話「私、負けないよ」
脚本:米村正二 絵コンテ:矢野雄一郎 演出:辻泰永 作画監督:中路景子


 一週とばしてる間に、なぜかルナが嵐の海に落ちちゃった!?

 なんとか、小さな島に流れ着くルナ。しかし、火も起こせない水はない食べ物はないの、ないないづくし。

 もうろうとした中で父との記憶が甦る。って、ルナのお父さんって死んだんだっけ? 忘れた。植物実験コロニーでたき火をするルナ父とルナとチャコ。ちびルナ萌え。

 死にそうになってるところに雨が降ってきたり、相変わらずご都合主義なんだけど、ひとりの無力感が出ててよかった。そして、夕日の向こうからみんなの船(オリオン号)が…。

【コロッケ五円之助】

2004年7月13日

 クソ暑い中で『カレイドスター』のネットラジオ聴いてると、世の中のことがどうでもよくなってくる、くる、くる〜(笑)。

 『AKIRA』、TV放送で深夜やってたんで録画はしたんだけど、最初のバイクシーンだけ見て、「やっぱり良い出来だ」と確認して、安心して観るのをやめてしまう。しかし、今見てもリップシンクロ&なかむらたかしさんの芝居付けはクドい。むかし、よく真似してオーバーなリップシンクロしゃべり&ジェスチャーやったなぁ。「金田ァ〜、いつだってお前が一番だったよなァ〜!!」。

・『妄想代理人』

第9話「ETC」
脚本:水上清資 ほか


 団地の前で井戸端会議をする主婦のうわさ話をオムニバス風につないでいくという趣向。そう聞くと普通っぽいけど、それぞれにかなり個性的な絵柄・演出になってて、おなかいっぱい。いや〜、スゴイよコレは。

 受験ノイローゼの予備校生、姑のイジメに遭う若奥さん、減量に苦しむボクサー、土壇場に追い込まれたピッチャーなどなど(etc…)、どっかで聞いたことあるようなないような話。それぞれのエピソードを別のスタッフに割り振ってて、オムニバス集としても豪華(スタッフは別掲)。もちろん、それぞれの話は、少年バットに関する噂話。事件の謎解き的なストーリーは、あんまり進まず。

 オムニバス形式なんだけど、ちゃんと1話の話としてもオチが付いててかなり秀逸。前回の、「明るい家族計画」もスゴいと思ったけど、今回もかなり気合い入ってる。

 脚本家を夫に持つ新参の主婦が古参の主婦の輪に上手く入っていけないのが笑える。「んなヤツおるかいや〜!」みたいな。その脚本家ってのが次回の…。



第9話スタッフ一覧
“IQ”
絵コンテ:高橋敦史・今敏
演出:高橋敦史
作画監督:浜崎博嗣・井上俊之
美術監督:桐山成代
“LDK”
絵コンテ:高橋敦史・今敏
演出:高橋敦史
作画監督:板津匡覧
美術監督:岡田昌子
“EBM”
絵コンテ:今敏
演出:遠藤卓司
作画監督:川名久美子
美術監督:河野羚
“OH”
絵コンテ:今敏
演出・作画監督:鈴木美千代
美術監督:河野羚
“HR”
絵コンテ・作画監督:三原三千夫
演出:高橋敦史
美術監督:池信孝
“TKO”
絵コンテ:今敏
演出:遠藤卓司
作画監督:高橋敦史
作画監督:羽山淳一・濱州英喜
     井上俊之・鈴木美千代
美術監督:上原伸一
“UMA”
絵コンテ・演出:高橋敦史
作画監督:安藤雅司
美術監督:河野羚
“SOS”
絵コンテ・演出:高橋敦史
作画監督:三原三千夫
“HH”
絵コンテ:今敏
演出:遠藤卓司
作画監督:安藤雅司
美術監督:河野羚
“ETC”
絵コンテ:りんたろう
演出:遠藤卓司
作画監督:板津匡覧
美術監督:池信孝・猪田薫
【コロッケ五円之助】
・『妄想代理人』

第10話「マロミまどろみ」
脚本:吉野智美 絵コンテ:佐藤竜雄 演出:遠藤卓司 作画監督:安藤雅司・山田勝哉・阿部純子


 『ステルヴィア』監督の佐藤竜雄さんコンテ回。黒竜雄降臨?

 大ヒットしたキャラ、マロミを元にした新作アニメ『マロミまどろみ』。しかし、その制作は脚本家が入院、監督が逃亡と、第1話から線録り(未完成の絵でアフレコ)。「これじゃ、判んないよ。今回、新人多いし」(by音響監督)。スケジュール調整に余念がない制作デスクの織田。しかし、使えない制作進行の猿田のせいで現場はさらに混乱を極める。

 噂になってた、アニメ制作現場を舞台にした“リアルくろみちゃん”の回。題材からしてもっとユーモア入ったギャグっぽい話になるんだと思ってたら、チクリとイタイ話だった。「こう制作本数が多いと、どうにもこうにも」と、リアルなセリフが沁みるよ。庵野監督も、「今の現場の状況でTVシリーズをやろうとは思わない」って言ってたし。

 放送局に完成ビデオを届ける高速道路の車内の猿田。居眠りのフラッシュバックであれやこれの記憶が甦る。「オレが悪いんじゃない! 織田のヤローめ」。

 修羅場のアニメ製作現場でスタッフが次々に惨殺されてゆくっていう展開が、押井守監督の実写映画『Talking Head』を思い出させるよ。さすがにアニメ論を蕩々と語ったりはしないけど。

 ちなみに、局にビデオを届ける限界の時刻なんだけど、局がチェックする時間もとって放送2時間前が限界らしい。今は、放送も機械で時刻通りに流すんで、あんまり土壇場の融通が利かなくなってるらしいよ。去年だったかに、『ガドガード』が1話放送落として話題になったけど、現場はどこも『マロミまどろみ』状態なんじゃないかな? ほら、後ろから少年バットが…。

 「休みなよ、休みなよ、休みなよ……」(byマロミ)

【コロッケ五円之助】

2004年7月11日

 大平貴之さん、『プラネタリウムを作りました。 7畳間で生まれた410万の星』読了。

 素人の個人が、前代未聞の410万個の星を投影できるプラネタリウムを自作。いや〜、今でもこういう人がいるんだね〜。業務用の上位機種でも4万個ほどの星しか投影できないってんだから、まさに桁違い。実用を考えれば、肉眼で見える6等星以下は投影しても意味ないんだけど、この人はオーストラリアで見た天の川を再現したくて11等星まで投影するプラネタリウムを作ったんだって。スゲー。

 青色レーザーの照射装置を個人で買っていぶかしまれたとか。そりゃそうだろう(笑)。

 いっぺん実物見てみたいな。

・『ケロロ軍曹』

第15話「桃華 裏桃華 降臨 であります」「裏桃華 裏切りの裏側 であります」
脚本:西園悟 絵コンテ・演出:河本昇悟 作画監督:しんぼたくろう・高橋真一


 いつも二重人格な桃華(池澤春菜)。ある事故が原因で、おとなしい表桃華と、凶暴な裏桃華のふたりに分離してしまった!?

 やる気になってると思ったら、シンクロナイズド・スイミングに凝ってるケロロ。最近権利にうるさいオリンピック協会に気を遣ってか、“オリンピック”とは一言も言わないあたりが悲しい。ついでに、『NHKにようこそ!』もテレ東的にはアウトなのか? 「この軟弱者!」(by裏桃華)。

 裏桃華より人徳のないケロロ。「眠いんだ、パトラxXx(ピー!)」。ラストは、シンクロで解決!

 ラストは、エエ話になりそうでならない。ま、バランスいいけど。どうせなら桃華が七人になっちゃうとかさ。(七人でハモって)「私たち七人になっちゃった〜!」。

 「♪サクセス、サクセスその日まで〜」(またこのオチか!)。

【コロッケ五円之助】
・『マリア様がみてる 〜春〜』

第2話「黄薔薇まっしぐら」
脚本:真部千晶 絵コンテ:福田道生 演出:筑紫大介 作画監督:辻美也子


 薔薇様方のご卒業も間近なある日、新聞部の蔦子さんからある写真の処遇を一任される祐巳。その写真とは、複数の男性と夜な夜なデートをする黄薔薇様(ロサ・フェティダ)だった。

 「ご洋服ありがとう。似合う?」(by黄薔薇様)、「可愛いよ、うさぎちゃんみたいだ」(byデートの男)。

 またしても思わせぶりなネタ振り。どうせなんにもないんだろうけど、わかってても騙されて付き合うのがオトナってもんですわ。ひとりで悶々と悩む祐巳がこのアニメらしいよね。

 当のロサ・フェティダは、魂ここにあらずって感じ。「傘張り浪人の妻になりたい…」。そのうち学内新聞のリリアンかわら版にも記事が出てしまい、ロサ・フェティダはついに生徒指導室へ呼び出される! リリアン学園、カソリック系だから先生はちゃんとマザーなんだな。「この娘には悪魔がとりついています。悪魔払いを、カラス神父を呼びなさい!」。「ゲッヘッヘ、うるせえこのXX野郎! キリストとファXXしな!」(*注:こんなこと言いません)。

 オチはかなりバカバカしいんだけど、笑えたんで許す。「まっしぐら」も、そのまんまじゃ〜ん。健全だな〜。

 今回の次回予告は、あんまりはじけてないなぁ。残念。

【コロッケ五円之助】

2004年7月10日

・『ガンダムSEED DESTINY』

 あるあるとは聞いてた『ガンダムSEED』の続編、公式発表になりましたね。

 その名も『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』だと。続編の存在も運命づけられてたわけね。前作から2年後って設定らしい。ま、やることは前と変わんないんじゃないかと。2匹目のドジョウもデカそうだ。

 なんだかんだ言いながら、また観るんだろうけどさ。

・『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』地上波放送

 やっとやっとで地上波版オープニング見る。アニメーションは本編からの流用にCGを加えたもの。歌も悪くないんだけど、前の「Inner Universe」を都合1年以上聴いてきたんで、新しいのにはまだ馴染めないなぁ。エンディングは、元の方がよっぽどいい。地上波版はエラい簡易版。

 ところで、『攻殻』といえば、『イノセンス』のDVD、通常版とかは安いんだけど、コレクターズBOX¥52,290!! こんなに高いと、「鴉も突き申さず候」ってもんだよ。でも、レイアウト集のイノセンス版『METHODS』は見てみたいな(後日ダイジェスト版が別売りされるらしい)。『パト2』の『METHODS』は持ってるんだけど、(興味ある人には)オモシロいよ。

 スタンダード版にも、押井監督のコメンタリーが収録される模様。押井監督、ボソボソとよくしゃべるんだよ。そっちも楽しみ。

・『蒼穹のファフナー』新番組

原作:XEBEC 監督:羽原信義 キャラクターデザイン:平井久司 文芸統括:冲方丁 シリーズ構成:山野辺一記

第1話「楽園 はじまり」
脚本:山野辺一記 絵コンテ:羽原信義 演出:孫承希・羽原信義 作画監督:山岡信一


 キャラデザインが『SEED』の平井さんなんで、最初見分けがつかなかった。んで、実際観てみたら、過去のいろんな作品にことごとく似てる(笑)。

 南国(?)の小さな島、竜宮島。そんな平和な島に“フェストゥム”と呼ばれる敵が攻めてくる。島は第3種戦闘配備に! 空にはバリア、地上には防護壁、島民は“アルビス”と呼ばれる地下シェルターに避難させられる。

 子供たちが、平和な日常からいきなり異星体が襲ってきて非日常の戦闘状態に、ってところはちょっと『学園戦記ムリョウ』っぽいかな? 人間もサクサク死んじゃって、いやがおうにも戦いに入ったことが描写されてる。

 金色に輝く観音様みたいなフェストゥム。「美しいモノが人類の味方とは限らないものだ」(by皆城指令)。遠くから見たらキレイだけど、近くで見たらなんかペプシマンみたい(笑)。どこからともなく声が、「あなたはそこにいますか?」。

 パイロットの眼鏡っ子の女の子が登場して5秒で死んじゃって、急遽選ばれた真壁一騎(石井真)が、“ファフナー”と呼ばれるロボットで出撃するとこに。親友の皆城総士(喜安浩平)は、指揮システムの“ジークフリート”で一騎と神経シンクロしてバックアップする。

 第1話は、『ガンダム』とか『エヴァ』と同じく、主人公がワケわかんないうちにロボットに搭乗するまでを描くという超定番の出だし。文芸統括って役職で『マルドゥック・スクランブル』の冲方丁(うぶかた・とう)さん。って、読んでないけどね。『マルドゥック〜』はGONZOでアニメ化されるらしいから、そのうち読もう。

 さてさて、話は『ファフナー』に戻って、もうちょっと日常の延長を司令室とかに持ち込んで欲しかったな。戦闘に入っちゃうと、とたんによくある普通のロボットモノになっちゃうんだよね。将官がコンビニの制服着てたり八百屋のかっこしてたり、島の役場がロボットだったりとかさ(笑)。演出はそっちの指向があるのに、あんまり日常非日常の異化効果が出てない。

 あんまりピンと来るモノはないんだけど、とりあえず継続。

【コロッケ五円之助】
・『魔法少女隊アルス』

第14話
脚本:小原信治 絵コンテ・演出・作画監督:青木康浩


 公式サイト、サブタイトル出なくなっちゃったね。本編にも出ないし、調べようがない!

 妖精が逃げちゃったことが生徒たちにばれて、統制が効かなくなる。捕獲所で暴れていた生徒たちは残らずお縄にされ、捕獲所に幽閉されることに。シーラは、責任をとらされアテリア様からリーダーを解任される

 魔族のアウトロー少年、シグマちん、「権力なんて、所詮はかない泡のようなもんさ。オレと一緒に出てかないか?」。おお!? これって、告白ッスか?

 今まで、エリート魔女を目指すことで忘れようとしてきたことに直面することになったシーラちゃん。上を目指すという大義名分を失った今、シーラは目標を失っちゃうんだけど、そこは強いシーラちゃんだからしっかり目を見開いてる感じ。「オレは、自分しか信じていなかった。いつからオレは…」(byシーラちゃん)。アルスちゃんも、戦いに魔法を使いたくないんだけど、シーラがいないと何もできないと気づく。エバちゃんも、相変わらず優柔不断。

 ここに来て、3人の関係性のバランスが微妙に変わってきたね。権力に親を殺されたシグマちんの絡み方も気になるし、アテリア様との関係も気になる。

 演出が今回また変だった。手前の木の枝で顔切れとか、相変わらずあざといなぁ。この回は、もっとスタンダードでいいでしょ?

【コロッケ五円之助】

2004年7月9日

 アルデンテです。この前「おもいでぽろぽろ」を見ました。この作品、どう いうわけか、何の気なしにテレビをつけるといつも同じ場面を見てしまいます。 タエコが山形の紅花を摘みにいくとこです。別に意識してやってるわけじゃ ないんですが・・・。まっそれはともかく、この作品いつも同じところで 笑ってしまいます。例の「分数の割り算」のシーンです。 「だってえ・・・3分の2のりんごを4分の1で割るってどういうことよォ!」 ってやつです。確かにりんごで考えると「4分の1にする」ではなく「4分の1で 割るとは、どういうことか?」と考え出すと訳がわからなくなってきます。 タエコの疑問は、もっともなのですが家の人は誰も、まともに答えてくれ ません。誰かちゃんと答えてやれよ・・・・と毎回テレビに向かって突っ込む ワタシ。

 「あれはねえ・・・昔アタマのいい人が普通の割り算では物足りなくなって それなら分数で割ってみたらどうだろう?って考えたんだよ。分数の割り算 なんて結局、掛け算にしちゃうんなら最初から分数で割ったりなんかしなきゃ いいのにねえ・・・・。普通の生活では分数の割り算なんて、まず使わない。 りんごを4分の1で割る人なんかいないんだから、わからなくったって当たり前 なんだよ。ゲームをする時のルールだと思って、数字を引っくり返すんだ。 と覚えりゃいいのさ。」・・・とかね。

 え?答えになってない?・・・算数は2のアルデンテでした。

・『ごくせん』

最終回(第13話)「ヤンクミ最後の仁義!」
監督:佐藤雄三 総作画監督・キャラデザイン:兼森義則


 全然見ていなかった作品なので総評はパス。白金学院にやってきた新任の 女教師・山口久美子(早水リサ)はメガネに体操服の熱血教師。実家は なんと任侠団体大江戸一家!今日もヤンクミは2年4組の落ちこぼれ生徒達と 大騒動を巻き起こす!・・・という話らしいですが、今時なつかしの70年代 学園ドラマ(意地悪な教頭との確執とか)を見せられてもな〜。

 あのジャージを着て2本足で立ってる犬(声は加藤精三!)は何なんだ? あっ、でもエンディングテーマ「おのれ道」は良かったな〜。 歌ってるのは、なんと八代亜紀!

【アルデンテ有森】
・『仮面ライダー剣』

第23話「お前は誰だ?」
監督:諸田敏 脚本:会川昇


 今回の話がどうのというわけではなく、4人目のライダー・レンゲルが登場 して、いっそうハードな展開になるかと思いきや、意外におだやか(?)な ストーリーが続くブレード。自分の能力を完全に使いきれず悩む睦月(レン ゲル)。それをほっておけずコーチすることになる橘(ギャレン)。 一方、始(カリス)は謎の2人組アンデッド・高原とゆかりに遭遇。カリスの 力を封印したカードを奪われてしまう。どうやら始は本当はカリスではなく 別のアンデッドで、カリスの姿は借りているだけらしい・・・?そして それぞれを見守りつつ戦う剣崎(いちおう主役のブレード)。・・・と なにやら青春ものっぽくなってきた最近のブレード。組織との戦いではなく 個人VS個人の戦いなので、ちょっと盛り上がりに欠けるなあ・・・と思って いたら来週は、なにやら国の秘密組織アンデッドハンターなる連中が登場との こと。うむむ、ちょっと話が動きそうな気配が・・・・?

【アルデンテ有森】
・『美少女戦士セーラームーン』

第38話
監督:高丸雅隆 脚本:小林靖子


 前世で星を滅ぼしたのは、エンディミオンの死によりプリンセスの力が発動 したからだった!という衝撃の事実を知り、うろたえる一同。幻の銀水晶が クイン・メタリアに影響を与えていたのか?衛(渋江譲二)に対して 星に災いを呼ぶプリンセスを倒せと迫るクイン・ベリル(杉本彩)。 あやうく殺されそうになったダークキングダム四天王はエンディミオンの もとに集い、彼を「マスター」と呼ぶことに・・・・。そのころ、うさぎ (沢井美優)は衛と出会った頃を思い出していた。

 と、最近はなんだか仮面ライダーよりも盛り上がっているセーラームーン。 アニメ版とは違うオリジナルな展開は評価が別れるかもしれませんが ワタシは面白いと思います。

 ところでセーラームーンの衣装って1着100万円くらいするって聞きました けど本当でしょうか。それじゃあ四天王の衣装はいったい・・・?

【アルデンテ有森】

2004年7月8日

 今日、夕方結構激しいスコールが降ってた。窓を開けっ放しにしてたんで、窓際のベッドがヒドいことになってんじゃねーかと思ったけど、大丈夫だった。昔、同じことやってウェットティッシュみたいなしっとりした布団で寝たときはさすがに腹こわした。

 今週、『サヴァイヴ』は録画ミスで見られず。みんなが船酔いして、ルナが元気づけて、みんなが立ち直って終わり、って予想で合ってると思う(笑)。

・『アガサ・クリスティの名探偵ポワロとマープル』

第1話「グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件」
脚本:下川博 絵コンテ:高橋ナオヒト 演出:鎌倉由美 作画監督:中村和久


 1930年代のイギリス、ブライトン。グランドメトロポリタンホテルである晩餐会が催されていた。その中でもひときわ大きな宝石をしたオパルセン婦人(草笛光子)。しかし、そのオパルセン婦人の自慢の真珠のネックレスが何者かによって盗み出される

 アガサ・クリスティの作品の世界初のアニメ化らしい、って、こんなになんでもアニメ化しちゃうのは日本くらいでしょ。監督は、日常芝居の描写が渋い高橋ナオヒトさん。アニメーション制作はOLM

 実際観てみたら、結構原作通りだった(たぶん、細かいところまでは忘れたけど)。『ポワロとマープル』なんて題名だから、ふたりの名探偵が対決したりするようなのかと思ってたんだけど、そうではないみたいね。ただ、アニメオリジナルキャラとして、ふたりの探偵の推理に立ち会う(であろう)少女、メイベル(折笠富美子)が登場。「私の未来は私が決めるわ!」(近代主義)。マスコットとして、アヒルのオリバー。オシいなぁ、オットセイのジョナサンだったら…(参照)。

 でも、どうしてもポワロというと同じくNHKでやってた海外ドラマ版の熊倉一雄さんの声が浮かんじゃうよね。ポワロの、自意識過剰で潔癖性的な神経質さという、ポワロのコミカルな感じが上手く出てた。2カ国語のオリジナル音声で聞いたら、役のデヴィッド・スーシェはかなり渋い声だったけど。ヘイスティングス大尉も、やっぱり富山敬さんじゃないと。あと、ジャップ警部が、アニメではなぜかシャープ警部に。アニメ版の里見浩太朗ポワロは、格好良すぎ。ヘンなフランス語訛りもないし。

 今のところ、無難ではあるけどこれっていう決め手に欠ける感じ。とりあえずは、メイベル中心に視聴かな。

【コロッケ五円之助】
・『鉄人28号』(一週遅れフォロー)

第13話「光る物体」
脚本・絵コンテ:今川泰宏 演出:小林孝嗣 作画監督:櫻井邦彦


 動物園園長の殺害の重要参考人として連行された八木(矢島正明)。しかし、八木は何もしゃべろうとしない。八木は思う、向こうからこちらを覗く眼眼眼…。「そう、あいつらもそんな眼をしていたっけ」。

 戦争中の動物園の可哀想な話(薬殺される象の話)+遊星からの物体Xみたいな話(?)。ちなみに、再放送の『CCさくら』も動物園の話だった。

 カーク船長もやってた矢島正明さんのモノローグが渋くてよかった。作画で魅せられない分、演出や脚本、声優の演技でカバーするあたりはさすが上手いね。ラストもなかなか感動。またしても、鉄人に対しての問いかけがなされる。「鉄人、お前はその眼で何を見ている?」。

 解説役の山岸博士役で麦人さんも出演。『ジェネレーションズ』の夢の共演、ここに再現! なぜかクワーク(稲葉実)もいるし(笑)。「忠告をしよう。決して船を降りるな。提督のイスなんて糞っくらえだ!」(by J.T.カーク)。

P.S.『ジェネレーションズ』のパンフレット引っ張り出して見てみたら、今川監督が寄稿してたよ。好きなんだな〜。「受験勉強のため夜更かしした中学生のある夜、なにげにTVのスイッチを入れるとそこには真っ黒な宇宙をバックにしたエンタープライズ号が…」、と。

 「♪スタートレックもお預けだ〜、サクセス、サクセスその日まで〜」(笑)。

【コロッケ五円之助】

2004年7月5日

 最初の方と、最後の方しか観てないんでエラそうなこと言えないんだけど、競艇アニメ『モンキーターン』、最終回オモシロかった

 洞口使う最強のペラ(スクリュー)、洞口スペシャルこと“スーパーキャビテーション型プロペラ”の弱点もちゃんと明らかになったし、それがちゃんと勝敗の鍵になってる。

 マニア的にどうこうってより、お話がちゃんとオモシロいのがいいよね。たぶん、原作マンガもオモシロいんだろうけど、そっちは未見。原作も読みたくなった。主人公波多野の新人時代から始まって、最後はダービー優勝。定番ならではの強みだね。脇役が渋いのもイイ。

 ボートをCGで描けるようになったのが勝因。向こうからこっちに回り込んでくるボート(+人間)、水しぶき航跡なんかのエフェクト、あと水面処理。毎回レース展開も違うから、バンク(使い回し)もできない。こんなの作画でやったら死ぬ。

・『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』

第7話「狂想は亡国の調べ Pu239」
脚本:藤咲淳一・神山健治 絵コンテ:西村純二 演出:川崎逸朗 作画監督:村田俊治


 第6話で明らかになった“新宿原発”。そこからの燃料棒搬送計画が漏洩。急遽9課が請け負うことに。しかも、現場にはまたしても内閣情報庁のゴーダが出しゃばって、タチコマは連れて行くなという。

 「オレたちゃ、いつから首相の使いっパシリに落ちぶれたんだ!?」とバトー。答えて少佐、「9課の最大の敵、それは数だ。今の状況が我々への攻撃だとしたら、どこかで何かが動き出してる可能性がある、って考えられない?」

 最初の予想とは違って、茅葺首相(榊原良子)にはあんまり指導力はなくて、官房長官(武藤与志則)はじめ、官房主導で動いてるみたいね。その裏で9課を牽制してるのがゴーダ率いる内閣情報庁。神山監督が言ってたとおり、9課の弱点が上手く設定に生かされてるね。

 ゴーダはいいキャラだな。ラストの大見得も決まってる。「お前らこそ、自分を何だと思ってるんだ!? 少数精鋭か? そんなもの、武装した難民どもが大挙して押し寄せてきたら手も足も出なかっただろう」(byゴーダ)。ついに、ゴーダが9課に正面切って宣戦布告。かといって、倒すべき敵でもない、ってところがミソ。

【コロッケ五円之助】
・『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』

第8話「素食の晩餐 FAKE FOOD」
脚本:佐藤大・神山健治 絵コンテ・演出:布施木一喜 作画監督:新野量太


 荒巻により招集されるミーティング。その中で荒巻は、内閣情報庁と一連のテロ事件“個別の11人”とが裏で繋がっている可能性に言及する。とりあえず、南陽新聞銃撃事件に関わっているカワシマ・ショーを追うこととなった。

 イシカワの検索で、ゴーダの卒論を発見。その内容は、電脳化による個の消失とそれに伴う無意識下での協調性願望を利用して、大衆を操作しようとする理論だという。「“笑い男事件”を構造解析したような論文ね」(by少佐)。やっぱり、“個別の11人”は集合的無意識のような大衆の感情的噴出として起こる(起こされる?)モノなのかな?

 そうしているうちに、TVの討論番組のパネリストのひとりが、“個別の11人”についての極秘情報であるマークについて話し出す。「こうした“感染例”もあるのだな」(byゴーダ)。

 そして、荒巻は1課もウォン・チューレンとしてカワシマを追っているとの情報を得る。が、すんでの所でカワシマは1課の捜査員に射殺されてしまう。「コイツは、ウォン・チューレンじゃねー。アンタら(1課)もハメられたってことだよ、俺たちと同じにな」(byバトー)。

 ひさびさにフリーハンドで捜査できた9課なんだけど、得意の情報戦で見えない敵(=内閣情報庁)に先手を打たれるという体たらく。今のところ、ゴーダの手のひらの上で遊ばれてる状態。こんな9課は初めて。

 そういや、ファーストシーズンでよくあった、センチメンタルな話がセカンドになってめっきり無くなったね。最初はあのおセンチさが違和感あったんだけど、アレはアレで神山さんなりの『攻殻』になってて吉と(最終的には)思ってたんだけどね。でも、セカンドもオモシロいよ。


・オマケ

 インタビューは、西尾鉄也さん。キャラデザインは、実在の人物を参考にすることが多いという。官房長官、まんま上岡龍太郎だもんな。あと、オープニングについても。オンエア前日納品だって。自分以外の他人が読むコンテを描いたのは、初めてだったらしい。そうだっけ? 意外。でも、セカンドのオープニング、カッコいいんだよな。好き。

【コロッケ五円之助】

2004年7月4日

 『マリみて』の合間のCMで、『マツケンサンバ』のCMやってた。コバルト文庫のCMとかの間に挟まってたそれは、異様に浮いてた(笑)。

・『鋼の錬金術師』(1週遅れフォロー)

第37話「焔の錬金術師」「戦う少尉さん」「第十三倉庫の怪」
脚本:高山カツヒコ 絵コンテ・演出:金子伸吾 作画監督:矢崎優子


 今回は、息抜きエピソード。単行本のオマケまんがをまとめたもの。最近、重い話が続いてたから、ちょうどいい息抜きかも。

 マスタング大佐率いる部署の面々の話なんだけど、アバンタイトルがちゃんとフォークアイ中尉(根谷美智子)。この辺、芸が細かいね。アームストロング少佐の妹の話がオモシロかったな。

【コロッケ五円之助】
・『レジェンズ 甦る竜王伝説』(2週遅れフォロー)

第12話「タコタコハマってさあ大変 - OCTOPUS STRIKES BACK -」
脚本:伊丹あき 絵コンテ:渡辺けんじ 演出:小野勝巳 作画監督:Bang Seung Jin


 マンホールから下水があふれるのを発見するシュウたち。原因を探ろうと下水道に入ると、そこには巨大なタコが詰まっていた!

 そのタコ、実は前回BBたちが落っことした究極のレジェンズ、メイズオクトパス(松下鷹志)だった。このタコ、通称“ラッパーキング”ってことなんだけど、どっちかっていうとブルースっぽいよな。ずっと前出てきた開発部の博士となんとか名人再登場。

 ラッパーキング、いいキャラなのにイマイチ生かせてない感じ。ずっと詰まってるだけだし。

【コロッケ五円之助】
・『マリア様がみてる 〜春〜』新番組

第1話「長き夜の」
脚本:吉村元希 絵コンテ:斉藤哲人 演出:平向智子 作画監督:秋山由樹子


 オープニングテーマに歌詞が付いてる。作詞は、原作者の今野緒雪センセイだ〜!

 「お姉様、風がきついですね」、「春一番ね…」(by祥子様)。「春」とかいいながら、第1話はお正月の話だったりするんだけど。

 祐巳の家に白薔薇さま(ロサ・ギガンティア、本名は“サトウ”)からお電話が。「暇なら、お泊まりで合宿なんてどう?」とのお誘い。そして、訳のわからないまま連れて行かれた先は…。

 車を運転するロサ・ギガンティア。当然、“ゆかり車”状態(@『あずまんが大王』)。「ひえ〜!」(by祐巳ちゃん)。しかし、祥子様の家、デカすぎ! 日本じゃねーよ。山百合会の面々と、柏木先輩(檜山修之)となぜか祐巳の弟、祐麒(市来光弘)も招かれてお正月会。

 その夜、ひとりひとり何者かに殺されていく…、てな展開にはなるはずもなく、ババ抜きしたり七ならべしたり、チョー健全。今日も日本は平和だな〜。なんか「お姉様とお泊まりであんなことやこんなことや!」とか「祐麒が柏木先輩の魔の手に!?」とか、いろいろ妄想させるような前振りの割りには、絶対何も起きないんだよな〜。ま、そこがいいんだろうけど。

 ロサ・ギガンティアによれば、小笠原家(祥子様のうちね)の男どもは、外に囲ってる妾のところへ出かけていってるらしい。なんか、スケールデカい話だな。お爺さまとか、いっぺん見てみたいね。『カイジ』の帝愛グループの爺さんみたいな感じ?(笑)「くっくっく…」

 エンディング作画は、引き続き中嶋敦子さん。相変わらず華麗な画だなぁ。

 ところで、『マリみて』で一番好きなのって、次回予告だったりするんだけど、これって邪道ッスか? 「ヨ〜ロレイッヒ〜♪」


 「お姉様、涙が止まりません…」

【コロッケ五円之助】

2004年7月2日

 岡山でも『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』(第1シーズン)の地上波放送やるみたい。ビデオで見たのもだいぶん前になるし、もういっぺん観てみよ。もちろん、未見の人もこの機会にドウゾ。

 もう観たぞって人も、オープニングがスカパー・ビデオ・DVDバージョンとは違うらしいから、要チェック!

・『鉄人28号』(1週遅れフォロー)

第12話「ブラック博士の憂鬱」
脚本:荒木憲一 絵コンテ:古川順康 演出:福本潔 作画監督:服部憲知


 謎の熱病にうなされる佐良という青年を保護する正太郎くん。しかし、佐良は男たちにさらわれてしまう。そして調べるうち、ある村の赤死館という建物にたどり着く。

 正太郎くん、またしても囚われて縛られます! 南方での地獄を味わったブラック博士がとったのは、僻村そのものを実験台にしたワクチンの生成だった。しかし、無茶な話だよな。

 ブラック博士、角の生えた覆面付けてたから、件(くだん)みたいな顔になってんのかと思った。

【コロッケ五円之助】
・『絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク』

第14話「大脱獄! 愛と情熱の果てに」
脚本:野村祐一 絵コンテ:笹木信作 演出:宮地昌幸 作画監督:千羽由利子 メカ作画監督:中田栄治


 グラムと知り合いだったことが上層部にばれ、わざと逃がしたと疑われ、営倉に入れられたままのベス(桑島法子)。(ベスの乗っている)旗艦が夜明けの船を追っていると知り、営倉を脱走し出撃する。

 千羽由利子作監回。原画にも『プラネテス』班が多数。

 いつもやる気のないドリトル大尉(長嶝高士)が、初めて上官らしい格好良さを見せたよ。話自体も、ちゃんと本筋っぽい。キュベルネス(藤原啓治)も出てくるし、アクションもたっぷり。今回、キャラ・メカともに作画が及第点以上。戦闘シーンもなかなかの迫力。キャラは、いつもとチョット違ってたけど、顔にときおり千羽さんらしい立体感が出てたね。エステルがいつもよりやせてた?

 ラスト、グラムを体当たりで救ったベス、キュベルネスに回収されたっぽい。危うし、ベスの貞操!?

【コロッケ五円之助】
・『無人惑星サヴァイヴ』

第36話「とても大事な仲間です」
脚本:山田由香 絵コンテ:増田敏彦 演出:辻泰永 作画監督:をがわいちろを


 ポルト爺さん、今日はみんなをひとりひとり褒めて回る。気持ち悪がるみんな。そして、その夜…。

 予想通り、ポルトさんご退場。一番仲が良かったシンゴと語り合ったあと、眠るようにご臨終。組んでいた手がはらりとほどけ、空には流れ星が…。こんなストレートな演出、ひさびさに見たよ。

 でも、やっぱり思ってたよりあっさりテイスト。シンゴだけじゃなく、みんなもっと泣いたりすればいいのに。子供っぽくないぞ。

 あと、シャアラがポルトさんと話してたオリオンの神話、オリオンは愛するアルテミスの矢で命を落としたんじゃなかったっけ? 船にオリオンって名付けてたけど、ロマンチックというか縁起悪いかも

【コロッケ五円之助】
・『魔法少女隊アルス』

第13話
脚本:小原信治 絵コンテ・演出:古屋勝悟 作画監督:山口賢一


 稲妻魔法を覚え、メキメキ腕を上げるアルス。一方、魔族の攻勢は日に日に激しくなる。しかし、アルスは「戦う気はない」と言い張る。

 前回、ハッピーバースディでシーラちゃんと仲良くなったかと思いきや、またしても、魔法を戦いのために使いたくないアルスとシーラとの間に溝が深まる。シグマちんという魔族の男の子登場。魔女は黒い服で、魔族は白い服。魔族、白い服がなんかキャシャーンみたいだな。

 一方、妖精が逃げちゃったことが、生徒たちにもバレちゃう。「アタシたち、騙されてたんだ!」(by生徒たち)。

 アバンタイトルでも、チョット出てきたけど、魔族は妖精たちを集めて、サタンを呼び覚まそうとしてるらしいね。話が本格的に動いてきた。よしよし! ところで、“救世主”って誰?

【コロッケ五円之助】

2004年7月1日

本文オタク教師A「なろうなろう、あすなろう・・・。あすはイノキになろう。1、2、3・・・ダーッ! まんが道は読んだかいオタク田君。」
 オタク田「宅田です!朝っぱらからオヤジギャグはやめてくださいよ。」
オタク教師A「いいじゃないか。名作に敬意を表してだよ。」
 オタク田「そんなことばかり言ってるから未だに結婚できないんですよ!」
オタク教師A「ギニャアアアーーーッ!!」

・『BSマンガ夜話』

「まんが道」


 さて、バカは、ほっときましょう。アルデンテです。今回はBSマンガ夜話 「まんが道」です。藤子不二雄A先生の代表作ですが、残念ながら公開録画に なってしまいました。いつもどおりなら、まんが道に出てくるコワーイ編集者 さん達を10人くらい描いて「先生、原稿まだですか。ドーン!」っていうFAXを 送るつもりだったんですが・・・。

 それにしても、改めて振り返ってみると最初に少年チャンピオンで連載が始まった のって1970年だったんですねえ。かすかに記憶があるものの、なんだか妙な漫画 だなあという印象でした。なにしろ見開き2ページの連載でしたし(2ページ連載の 自伝っていうのも凄いですが)話の流れもよく解らず、結局あとで1冊の単行本に まとまったのを読んだ時初めて「あっこういう作品だったのか」と解ったくらい でした。満賀と才野のキャラが違うタッチで描かれているというのは言われるまで 気づきませんでした。

 やがて合作漫画を描き始める2人。番組内で、いしかわじゅんも言ってましたが 漫画を描く人が何十年もコンビを続けることは、はっきり言って非常に珍しいこと です。(なにせワガママな人が多いですから)奇跡といってもいいでしょう。 しかし不思議なのは、この2人の絵のタッチ。「ドラえもん」と「笑ウせえるす まん」・・・という風に、はっきりと違うのですが、どちらも藤子不二雄作品 と言われても違和感が全然ありません。これはワタシも昔から不思議でした。 「パーマン」と「怪物くん」・・・はっきりタッチが違う、別の人が描いている 作品なのに全然何とも思いませんでした。(小学生の時は1人が描いてるもんだと 思っていました)まあ何というか底に流れる作品テイストが同じだったのかも しれませんし、昔はオタクな視点で見たりなんかしなかったからかもしれません。

 そして、あこがれの手塚先生に会いに宝塚へ。初対面の時の興奮。(バックに 銀河系!)少年キング版では、ここからスタートするわけですが、やはり相当 感激の対面だったようです。番組内でも言ってた「白手塚」先生(爆笑)です。 「来るべき世界は本当は1000ページ描いた。そのうち600ページは没にした!」 これには当時ワタシもガーンときました。2人も衝撃を受けます。このときの 出会いは手塚治虫も印象に残ったようでした。というのもそのとき2人が持参した 原稿の中に「ベン・ハー」をマンガ化したものがあったようで、「ムムッ」と 思ったようです。(もちろん映画が出来る前です)

 この作品は確かに漫画家を目指した若者の青春記であり、戦後の漫画界の草創期 の記録でもあります。美しく描かれてはいますが、当時の編集者にもの凄く漫画に 情熱を燃やした人がいたというのは、どうやら本当のようです。特に手塚治虫 担当はツワモノが多かったとか・・・。

 漫画とは別に食べ物に関してのエピソードも楽しめます。あの頃は本当に、 ひたすら栄養価の高い物が喜ばれたんですねえ。メンチカツはさんだフランスパン とか、焼酎とサイダー混ぜたチューダーとか、松葉のラーメンとか、学童社の 天丼とか・・・やっぱり「まんが道」といえば「ンマーーイ!」です。(笑) 寺田ヒロオってホントにキャベツばかり食べてたらしいし・・・・・。

 現在も、まだ連載中の「まんが道」。まだ旅は続きます。できれば藤子・F先生の 「まんが道」も読んでみたかったですねえ。けっこうクールな感じになったかも しれません。

 ところで「愛、知りそめし頃に・・・」のラストには毎回、有名人の詩らしき ものが描かれていますが、あれ実は文章も作者もすべて藤子A先生が自分で 作ってるんだそうです。いやあ、すっかりだまされてしまいましたよニンニン。

【アルデンテ有森】