台風一過でもう秋の気配、というわけにはいかず、今日も蒸し暑かった。
WBSで「世界にはばたけ、アニメコンテンツ産業」みたいな特集をやってたね。経済産業省が言う“コンテンツ産業育成”って言ったって、具体的に何目指してんだかよく判んない。
GDH(GONZOの親会社)の新しい出資モデルの話とかも出てた。あ、あと『カレイドスター』は深夜アニメじゃないよ。
とりあえず、今のアニメ市場って、マンガ市場と同じく今のままじゃ先細りで、採算取るためにターゲット絞った小品を投入してる感じなんだけど、それが余計新規ファンの獲得を難しくしてるっていうスパイラスに陥ってる気がする。
あと、精神的にも金銭的にも報われない制作スタッフの問題も。思い切って海外の作画・仕上げの子会社とかから、才能ありそうなヤツを国内に引っ張ってくるとか、そんくらいのことしなきゃどないもならんような気がする。良い物作ってれば、ほっといてもそのうち売れるって時代は終わったんじゃない?
原作:広井王子 監督:ボブ白旗 シリーズ構成:山口亮太 キャラクター原案:NOCCHI キャラクターデザイン:千葉道徳 制作:スタジオ・ディーン
第1話「〜函館〜茜木温子 前篇」
第2話「〜函館〜茜木温子 後篇」
脚本:山口亮太 絵コンテ・演出:ボブ白旗 作画監督:千葉道徳・河南正昭
函館に母ひとり子ひとりの魚屋がある。娘の名は温子(石原絵里子)。明るく元気な看板娘だが、実は婚約者である地元の有力者の息子に結婚をせかされている。「まだ結婚なんて考えられない」と反発し、そして温子は次第にある男性に惹かれるようになる。
コレもゲームのアニメ化になるのかな? 「北へ。」ってな題名だから、南の米帝傀儡政権の圧政を逃れて、主体思想の理想に燃える北の新国家へ向かう話かと思った(笑 その昔、“北”の国は人民の楽園だと思われてた)。
雑誌でみたときはもっとギャルゲーっぽい話になるのかと思ったら、魚屋かよ! 1話冒頭、イカのトロ箱運んでてズッコケて、全身イカまみれ。「いや〜ん、イカ臭〜い」(とは言わなかったけど)。
魚屋でも八百屋でもいいんだけど、話の方は恐ろしいくらいベタな話だった。今日日、昼メロでもやらんろってーくらい。しかも、30分を2話分使うんだから。ゲームはどんなだか知らないけど、観てて新鮮味とか意外な面白さってのとは無縁の60分だった。
アニメーション的にも、出来が特に悪いわけでも良いわけでもない、コレといったところのないモノだったよ。公式サイト見て、元のキャラってこんな絵だったんだ、と。
この後の「白石果鈴」編も観たんだけど、こっちは病弱な少女と研修医の話。こっちも、もう想像の通りの内容。どっちも、<北=北海道>が縦糸になってるみたいなんだけど、いまだに北海道って特別な地なのか? 今日日、そんな陳腐なクリシェが有効だとは思えないけど。
主題歌は、なんかやけに耳の残る歌だった。「♪綺麗な空気吸おう〜、美味しいものを食べよ〜」。
◆ 2004年8月29日
また台風が来るそうで。気温はそうでもないんだけど、なんか蒸し暑くてタマラン。
今日は、『プリキュア』は休みか。TV東京は相変わらずアニメを律儀に流し続けてくれてる。NHK教育の『カードキャプターさくら』は、夏休みの宿題の話。おお、再放送なのにちゃんと季節が合ってる! 苺鈴ちゃん初登場回。ヤター。
『マルドゥック・スクランブル』読み始めてるんだけど、サスペンダーつけたネズミって…、○ッ○ーですか? 寺田克也さんのカバーイラストじゃあ、普通のネズミじゃんよ!
第45話「心を劣化させるもの」
脚本:會川昇 絵コンテ:ユキヒロ 演出:角田一樹 作画監督:菅野宏紀・稲留和美
聖堂の地下で対峙するダンテとホーエンハイム。ダンテもホーエンハイムも、賢者の石を使って何度も魂を別の体に移し替えることで生きながらえてきたのだった。「ダンテ、永遠の命などありはしない」(byホーエンハイム)。
魂の移し替えを繰り返してると、魂そのものがすり減って劣化していっちゃうそうな。比喩かと思った。要は“ゴーストダビング”と同じね。この世界では、魂は錬金術の理論体系で記述できるものなんだろうか?
ホムンクルスと、そいつらを操って賢者の石を見つけさせるダンテ。なるほど、回りくどい気もするけどそれぞれの関係が明らかになってきたね。ホムンクルスは、やっぱり「早く人間になりた〜い!」んだな。そう考えると、結構哀れな奴らだね。
最後の謎は、“門”の向こうってことになるんだろうか? それこそ人間には不可知な領域なんじゃないのか? ダンテがロゼを連れていたのも、門の鍵(赤ん坊)とスペアの義体(ロゼ自身)ってことだったのか。恐ろしい。
あと、どうしても良く判らないのが、アル自身が賢者の石になったってこと。イマイチどういうことなのかスッキリと理解できない。
第9話「ロザリオの滴」
脚本:真部千晶 絵コンテ:古橋一浩 演出:山名隆史 作画監督:服部憲知
祥子は志摩子に、山百合会のためにも早く乃梨子をスールにしろとせっつく。しかし、志摩子はどうしたものかと思い悩む。「志摩子にもきっかけが必要なのかしら…」(by祥子)。
祥子さまの気遣いという名の強制と、志摩子の思いやりという名の自己保身との対決が、見てて非常に鬱陶しいものになってる。乃梨子が、意外とサバサバした性格だったのが救い。それでキャストが清水香里だったのか。志摩子にもタメ口だし。
「今回はイマイチだな〜」って思ってたんだけど、Bパート後半の、祥子さまvs乃梨子のバトルがカタルシス。志摩子に後輩をしっかり躾ろという祥子さまに、どうして自分でなく志摩子を叱るのかと食ってかかる乃梨子。いいぞ乃梨子、旧体制の理屈の具現たる祥子さまなんてぶっ飛ばせ! 乃梨子ファンになりそう。
そもそも、〜様とかロサ・なんとかとか呼び合うより「志摩子さん」って呼ぶ方がよっぽど健全だと思うぞ。だいたい、このスール制度についてローマ教会はどういう見解を示してるんだ?
乃梨子ちゃんにはこれからもアグレッシブな役を期待。「仏教的無神論の奥深さを思い知るがいい、この偏狭な一神教の下僕どもめ!」。
第21話「ズッコケ結婚相談所」
脚本:西園悟 絵コンテ・演出:鈴木孝義 作画監督:小曽根孝夫
モーちゃん(鶴岡聡)は、お母さんから近々再婚するかも知れないと打ち明けられる。相手はいい人なんだけど、お父さんナシで育ったモーちゃんにはイマイチ実感がわかない。
モーちゃんのわだかまりを解くためいろいろ調べるハチベエとハカセ。実は、モーちゃんと姉の妙子の他に兄がいたのだ。その兄が交通事故で死んだため、お父さんはショックで酒に溺れ、結局離婚と相成ったのだった。
「モーちゃんは、父さんに会うべきだ。お母さんがいてお父さんがいたからこそ君がいる。君はそのことを自覚すべきだ! お母さんの再婚話が上がるたびに君はだんまりを決め込む気かい!?」(byハカセ)。ハカセちゃんの熱の入った演説がスバラシイ。まったく『ズッコケ』らしい、バランスのいい話。結論、「結婚は難しい…」(byモーちゃんのお父さん)。
「結婚は判断力の欠如、離婚は忍耐力の欠如、再婚は記憶力の欠如である」(byアルマン・サラクルー)
◆ 2004年8月28日
TSUTAYAで100円レンタル(新作も)やってたんで普段見なさそうな作品を、と思ったんだけど、貸し出し中が多いな。
とりあえず、『光の水のダフネ』でも。一応、これまでもチェックしてたのよ。
第9話「オレだけに明日はない」
脚本:砂山蔵澄 絵コンテ・演出:上原秀明 作画監督:コヤタマサヒサ・金田栄二
今日はネレイスの定期健康診断。グロリア(浅野真澄)は「バカバカしい」とバカにする。しかし、後日病院を訪れた花岡は、医者と看護婦の会話を立ち聞きしてしまう。「コリャ癌だよ。もって一週間だな」。
はいはい、初っぱなから勘違いって丸わかりなんだけど、まあ定番のエピソードだよね。今どきあんまりお目にかからないのも確かだけどさ。
自分の余命を知ったグロリアの願いが、「燃えるような恋をしたい!」だったってのは、意外とカワイくて良いな(笑)。今回ヒドい目に遭うのは、マイア(中原麻衣)じゃなくて、親友のつかさ(野川さくら)。
オチの内容はあまりにバカバカしすぎて予想できなかった(笑)。ここまでやってくれるともう拍手するしかないよね。
第10話「シベリア超特休」
脚本:砂山蔵澄 絵コンテ・演出:又野弘道 作画監督:小山知洋
前回グロリアが射的で当てた(?)チケットで、シベリア旅行に出かけるネレイス一同(除く所長)。静香と一緒に行動するマイアだったが…。
浮かれるグロリア、でも入国審査で(銃持ち込み)ブタ箱入り。「どうやって飛行機に持ち込んだんでしょう?」(byマイア)、「どっかに穴でも開いてるんじゃないの」(byレナ@大原さやか)。
観光地をバックに自分の写真を撮って満足げなゆう(甲斐田裕子)がカワイイ。とりあえず食ってばっかの静香、つきあうマイアはやっぱりゲロってるし。『水と光のダフネ』なんて綺麗なタイトルなのに、何かというとゲロ吐くんだよな。レナさんは何やってたんだろう?(笑)
静香を拉致した連中を追っていくうちに、シベリアの裏路地に引き寄せられるマイア。初めての地なのに、なぜだか道が全部判る! 「わたし、記憶喪失なんです。子供の頃の記憶がないんです!」(byマイア)。いきなりの告白。お祈りの言葉、お爺ちゃん、海洋庁試験、そしてシベリア…。一応、バックの大きいストーリーにも目配せ。
映像特典「全部見せます! ネレイスカムチャッカ支店のすべて」
脚本:水上清資 絵コンテ:しまづ聡行 演出:浅見松雄 作画監督:丸山隆
「地球温暖化による海面上昇で残された土地と海上都市からなるカムチャッカシティ。そこには海洋都市ならではのトラブルも…。そんなときは、ネレイスにおまかせください!」(byマイア)
DVD5巻に映像特典として収録されてたオマケ。でも、ちゃんと25分あって、オープニング・エンディングと1話分の扱い。放送予定だったのかな、コレ? 総集編じゃなくて、ちゃんと全部新作。でも、いつも通りちゃんと下らない内容(笑)。
マイアの解説で、プロモーション風(?)にネレイスの仕事内容とメンバー紹介がされる。オチもお約束。まったくもっていつもの『ダフネ』だなぁ。
「信頼と安心のネレイス・カムチャッカ支店に、おまかせくださ〜い!」(byマイア)
・短評
夏の感想率調査で堂々の3位に入賞した『光と水のダフネ』。
はっきり言って、作画は安っぽいし話もスチャラカだしコスチュームはほとんどハダカだしと、決して出来が良いわけじゃない。でも、その安っぽさを逆手にとことんアホらしさバカバカしさに徹してるのがかえって潔いよね。
ネレイスで唯一の常識人として、いつもヒドい目に遭うマイアがいい味。中原麻衣の「ええ〜っ!!」っていう非難めいた悲鳴が笑えるんだよね。あと、忘れちゃならないのが各話に散りばめられた(ぶちまけられた?)ゲロ吐きシーン。マニア必見! まあ、何も考えずに「アホくさ〜」と笑って見られるのが良いところか な。観てて、意外と嫌いじゃなかったりするんだけどね。
オープニング曲は、『セーラームーン』(実写)の主題歌も歌ってる小枝(さえ)って人。いい感じ。
感想率調査のコメント欄によると、ラストが意外と綺麗にまとまってるってな感じのコメントが多かったんで、その辺(一応)要チェック。ホントかな?
◆ 2004年8月27日
夏コミもSF大会も終わり、ふと気がつけば秋の気配。オリンピックもそろそろ終盤、金メダルラッシュで日本中がお祭り状態。そういやテコンドーは、どうなったんだろう? えっ、これからなの? といろいろバタバタしているうちに、われらが阪神タイガースも、どうにか死のロードを五割で切り抜け甲子園に帰ってきました。いやあ忙しい8月でした。
第7話「キスへのプレリュード」
脚本・絵コンテ・演出・作画監督:板垣伸
一丁海の家でアルバイトをすることになったタケルとヒカリたち。委員長マリや同級生も水着姿で客引きしたので海の家は大繁盛!そのうち海に魚を捕りに行くことになったタケルとヒカリ。「ヒカリちゃんとキスしちゃいなよ!」と周りから、からかわれたため落ち着かないタケル。しかし、その時海を見ていたヒカリに異変が…?
『この醜』も、ここまで来てやっと話が動き出してきたようです。わりと平和な日常が続いていたのですが、またしても出現する怪物、襲われるヒカリ、タケルの変身、怪物の正体は? そしてヒカリの襲われる訳は? タケルの役割は? と、気になることだらけですが、どうもこの作品に関しては「謎解き」は、それほど重要な要素ではないのでは、と思えてきました。
いまのところはタイトルにもある「美しい世界」の方が描かれていますが、おそらくそのうち「その世界の裏側のある醜い部分」が描かれてヒカリが、この世界を滅ぼすかどうか、の決断を迫られるのでしょう(想像)。昔の『サイボーグ009』あたりだったらベトナム戦争の描写などを挿入し、「この世界は救う価値があるのか?」というような問いかけが入るところですが、『この醜』では、さてどうなるのでしょうか? タケルはヒカリを止める役なのか、それともヒカリの言うまま世界を滅ぼす役なのか?
全編にわたって板垣伸のパワーが爆発するこの第7話は、海の中での怪物とのアクションシーンや海の家のドタバタ、マリが二人のキスシーンを見てしまう決定的シーンなど色々と楽しめました。最後にゃみんな一緒に露天風呂、というサービスシーンもあったしね(笑)。
◆ 2004年8月26日
秋山瑞人さん『イリヤの空、UFOの夏』(1〜4)読了。カバーイラストは、『まぶらほ』の駒都えーじさん。
ライトノベルはサクサク読めて楽だな〜。基地のある地方都市である少女と出会った中学生男子の一夏の物語。設定とかセンス・オブ・ワンダーとか、目新しさはないんだけど、中学時代のバカでムダだけど、何かと楽しかったころの雰囲気がイイ。夏休みはこうでなくっちゃ。
キャラは、まんまアニメキャラみたい。鉄人定食が面白いね。あと、ホームレスのおじさんが良かったな(笑)。
ラストの方の雰囲気は、まるっきり『最終兵器彼女』。いわゆる“セカイ系”ってヤツですか?
次は、いよいよ冲方丁さんの『マルドゥック・スクランブル』を読む予定。
第20話「まだら岩の怪人」
脚本・絵コンテ:今川泰宏 演出:山内東生雄 作画監督:櫻井邦彦
まだら岩こと第三海堡、その水底にはバギュームが大量に沈んでいた。海から揚がってきた正太郎を待ち受けていたのは、世界中で暗躍する秘密結社PX団の面々だった。
なんか、この回ミョーにコミカルだな。PX団の覆面つけても村雨と高見沢さんの髪型はそのまま。「いや〜ん、これじゃあスタイル良すぎて女ってバレちゃう」(by高見沢さん)。
恐竜ロボ、ギャロンを使ってバギュームを吸引(バキューム)しようとするPX団のボス(内海賢二)。ギャロン、なんかカワイイ。目をやられたオックスが今回、アイパッチして出てきたのは笑えたな(笑)。
ラスト、バギュームを弾頭に詰めた高射砲をギャロンに水平射! バギュームは恐るべき太陽爆弾の材料だったのだ。なんかスゴいぞ。核融合反応か?
それはそうと、ニコポンスキーさん(声???)、声が素に戻ってきてないか? 正太郎くんもつられて敬語で答えてるし。
どうやら、金田博士は終戦間際にアメリカにバギュームの情報を流していたらしい。金田博士は本当に世界を滅ぼそうとしていたのか? 正太郎くんの父をめぐるエピソードはまだまだ続く(たぶん)。
第22話「発見! オリンポス秘宝伝説の聖地」
脚本:高山治郎 絵コンテ:須永司 演出:安川勝 作画監督:栗井重紀・山本道隆・井口忠一・スタジオ・ムーク
地球軍とキュベルネスを戦わせる隙に、グラムを秘宝の探索に出した夜明けの船。洞窟を抜け空気のある場所へ浮上するグラム。しかし、グラムに追っ手がかかっていた。
はい、なんだかんだでやっと宝の在処までたどり着きました。って言っても、まだ宝の正体は明らかにされてないんだけどさ。キュベルネスを雇ったのは、ベスのパパの会社、ローレンカンパニーだった。そろそろクライマックスに向けて収束してきたね。
今回は、作画がショボイ回だったんで、イマイチ乗れず。
第44話「ハワードが助けてくれた」
脚本:福島幸典 絵コンテ:しまづ聡之 演出:小山田桂子・梁柄吉 作画監督:滝口禎一・朴起徳
ハワードとシャアラが流砂に飲まれ落ち込むみんな。特に年若いシンゴは自分を責め、ひとり気丈なメノリに反発する。
『サヴァイヴ』のことだから、ハワードはすぐ戻ってくるんだと思ってたけど、今んところ死んじゃった的な扱いだ。でも、やっぱり戻ってきそうなんだけどな。「落ち込んだってふたりは戻ってこない」(byメノリ)。陰で泣くメノリ(安藤麻吹)…。
メインコンピュータ、“サヴァイヴ”がある街(の残骸)についたみんな、またあのボール型ロボが襲ってくる。シンゴはやけっぱちになって飛び出す。シンゴを連れて地下水道に逃げ込んだメノリ、シンゴをビンタでお説教。メノリ、今日はお姉ちゃんモード。逃げ場のない場所で絶体絶命! と、また例によって偶然によって助けられるんだけど、今回は一応ちゃんと納得できるエエ話だった。「ハワードが助けてくれた…」。
生きてるときは無能だったけど、死んでから仲間を助けるなんて泣けるね〜(笑)。
来週、なんか『カスミン』にでも出てきそうな変なキャラが…。「闇に潜み闇に咲く、ヘナモン見たもん変なもん。この土御門シンゴが正体暴いてみせる!」。
◆ 2004年8月25日
小野不由美さん『屍鬼』読了。
面白くて、後半一気読みしちゃった。ラストのどちらに正義があるかもあやふやになるあたりはナイス。もうチョット若御院の“動機”に説得力が欲しかったけど。神に見放されたものの絶望と癒しってテーマは良かった。あと、沙子が存外萌えた(笑)。
原作:マングローブ チーフライター:小原信治 キャラクターデザイン・チーフアニメーター:中澤一登 監督:渡辺信一郎
第1話「疾風怒濤」
脚本:小原信治 絵コンテ・演出:渡辺信一郎 作画監督:中澤一登
ときは江戸時代(かな?)、団子屋で世話になってたフウ(川澄綾子)。今日は客相が悪い。奥でイチャモンつけてる金髪のボンボンは代官の惣領息子だという。そこに散切り頭の男(中井和哉)が入ってくる、「団子50本でどうだ?」。
『カウボーイビバップ』の渡辺信一郎監督の、時代考証無視のインチキ時代劇。初っぱなから「この刀、おニュー」とか言ってるし。キャラの喋りも、まんま今日日の若者だったり。絵がなかったら時代劇じゃないかも。
話自体は、街に悪代官とその息子がのさばっててそれを流れ者の主人公たちが退治するっていう、お約束の型どおりだったりするんだけど、時系列の組み方やテンポが観てて非常に気持ちのイイ物になってる。正義だ仁義だーってんじゃなくて、とりあえず腹が減ったから小遣い稼ぎにって感じなところが、ナベシン流のクールさ。暑苦しくなくていいけどね。
殺陣もチャンプルーの名の通り型破りでカッコイイ。斬られたヤツがちゃんと血しぶきを上げるし、腕も吹っ飛ぶ。この辺の画面の格好良さは、中澤さんのこだわりがよく出てるね。っていうより、インタビューで「最近は『格好良く描かなきゃ』っていう力がいい感じで抜けてきた」って言ってた通り、テキトーだけどカッコイイって感じ。ムゲンの下駄に鉄板が仕込んであったのは笑ったけど。男キャラもカッコいいし、フウちゃんもカワイく描けてる(崩れたときの顔がナージャっぽいけど)。
思ったよりヒップホップって感じは受けなかったけど、このくらいのがちょうどいいかもね。昔、『リヴァイアス』で慣れないヒップホップ感を出そうとしてて寒いことになってたから(笑)。カット替わりのスクラッチ音(ズビズビ)もイイね。画面もズビズビなるし。
アクションはカッコいいし、ラストの花火もカタルシスあるし、かなり気持ち良く見せてもらったよ。ちなみに、このころの花火は赤色一色しかありません。
あと、本編よりもカッコイイオープニングは必見! 演出は橋本カツヨさん(細田守)、作画が小池健さん。いつもの影がBLのみ(黒)の絵なんだけど、絵柄はちゃんと中澤キャラ。チョット新鮮。ルイ・ヴィトンのフィルム作った細田さん、『キルビル』アニメパートの中澤さん、『アニマトリックス』の小池さんってメンツ見てると、海外でも受けそうな感じ。
とりあえず1話のみ。
◆ 2004年8月23日
『華氏911』を観る。さすがに知名度が上がってるとみえて、『ボウリング・フォー〜』のときよりかなり観客が多かったよ。メンズデーなんでオッサン率高し。アメリカでは、刺激的な映像を求める若者が並んでるとか。
製作・監督・脚本:マイケル・ムーア 主演:ジョージ・W・ブッシュ
「Shame on you,Bush !」(ブッシュ、恥を知れ!)。
マイケル・ムーアは、『ボウリング・フォー・コロンバイン』のアカデミー賞受賞の壇上でこう叫んだ。そしてこう付け加えた、「次は、ブッシュの映画だ」と。んで、ついにできあがったのがこの『華氏911』。
ブッシュはウソで固められた大統領だ。軍歴から学歴、企業人としての手腕など、どれをとってもインチキだらけ。しかも、大統領選挙そのものだって相当怪しい手を使って辛くも手に入れた勝利だった。
そんなブッシュの人気は当初から低調続き。だが、911事件が彼には僥倖となる。この国民的悲劇を利用し、テロの恐怖と愛国心とを盾に権力への忠誠と服従をもぎ取ったのだ。戦争のお題目はコロコロ変わったが、異議を挟むものは非国民扱いされ、国家権力を監視するはずのメディアも翼賛体制を敷き、積極的に言論の封圧を図った。
こうして(特に低所得層の)アメリカ国民は、何も知らされないまま愛国心と忠誠心を踏み絵に息子や夫を戦場へと送りだしていたのだ。
マイケル・ムーアは、911以降メディアや公の場に起こった言論封圧の雰囲気を、レイ・ブラッドベリの小説『華氏451度』になぞらえる。近所の主婦や年寄りが作った「平和を考える」サークルには、連邦保安官が潜入し、ジムでブッシュ批判をしたおじさんは仲間に密告され自宅にFBIの訪問を受ける。
これだけ聞くと全くの管理社会なんだけど、実際のそれはなんだかマヌケに見えて仕方ない。さんざん国内テロの危険を煽っておきながら、500キロの海岸を警備するのはたったひとりの職員(しかもパートタイマー)。ムーアはそんなホワイトハウスの茶番っぷりを徹底的に暴く。
しかし、たとえホワイトハウスや国会議事堂で行われていることが茶番でも、戦場で死んだ兵士や無辜の市民たちの死は動かしがたい真実だ。進学する学費もなく職がない低所得者層の若者が最前線に送られる。若い兵士が、「戦闘中は気分が高揚するんだ。戦闘中は戦車から無線で(ヘルメットのヘッドフォンに)この音楽をかけるんだぜ」。この若い兵士は、まるで『フルメタル・ジャケット』みたいになってるんだろうな。
ラスト近く、イラクの復興の(分け前を)協議する企業間ミーティングで担当幹部たちはまったく悪びれた様子もなくこう答える。「戦争ってのは人民にとっては悪いことだが、金儲けにとってはいいことなんだ」。これも、まるでハリウッド映画にでも出てきそうな、典型的な“死の商人”役のみたいなセリフじゃないか? ここでも、フィルムに映った実物はエラく陳腐でベタに見えてしまう。本当にこんなこと言うヤツがいたのかって感じ。
マイケル・ムーア本人がこの映画を「ブッシュを大統領に再選させないために作った」と公言してる通り、端から政治的意図を伴った映画なんだよね。そして、その試みはおおむね成功していると見ていいんじゃないかな。ホワイトハウスの中枢にいるのが、巨大企業の代弁者でしかないことをこれでもかと暴き立てたからね。そのマヌケっぷりがしっかりと捕らえられてる。映画の冒頭とラストに映し出される、メイクアップする閣僚たちのショットがその象徴だろうね。映像の力は、権力者をより魅力的に見せることもあるが、権力者の権威をこき下ろすときにも有用であることがムーアによって証明された。メディアによって作られた虚像は、同じメディアによってそのマヌケっぷりを暴かれる運命にある! ……と、思わず信じたくなるような映画でした。
ちなみに、バランスを取るために、こういう意見もあることも知っておきましょう。
・「華氏911」とイスラエル/田中宇
◆ 2004年8月22日
アルデンテさんから教えてもらった情報に基づき、レンタル屋で『ダウンロード 南無阿弥陀仏は愛の詩』の中古ビデオ、500円にて購入。前借りたところで探したら無くなってたんで、どっか別の店で払い下げになってると思ってたんだけど、ここだったか。内容はチョーテキトーな(似非)サイバーパンク。作画も弾けてる(金田系)。音楽はムッシュかまやつだし。
『ケロロ軍曹』、エエ話度上昇中。パロディも幅が広がってるかな。いい出来だしちゃんと面白いんだけど、ツッコミどころがあんまりないんでレビュー書きにくい。書いてないけどちゃんと観てるし好きですよ、っつーことで。
第44話「光のホーエンハイム」
脚本:會川昇 絵コンテ:水島精二・ところともかず 演出:岩崎太郎 作画監督:向田隆・谷口淳一郎
セントラル旧市街の聖堂の地下に降りていくロゼとライラ。その階段の果てにある部屋には…。
ライラはダンテさんの魂の器にされちゃってたのね。ライラの魂はどこをさまよってるんだろう? ダンテさん、出ていきなり死んでライラがなにやら思わせぶりな再登場したのは全部前振りだったのか。やっと納得。おかっぱ&やぶにらみ目がステキ。かかずゆみ声も。こういうキャラ、結構好き。
その合間に、最新単行本読んだりして、アニメがまったくのオリジナルストーリーになってることを知ったり。キャラの役目なんかも全然違うのな。
エド父、なにげにクサいセリフで口説いてるし。「だって、紳士なんですもの。香水などおつけになって…」(byロス少尉)。この香水すら前振りになっているとは! マイッタ。
なんか怒濤の展開になってるけど、ホントにあと数話で終わるのか?
第8話「銀杏の中の桜」
脚本:吉田玲子 絵コンテ:斉藤哲人 演出:則座誠 作画監督:波風立流
志摩子さんの家がお寺だと、祐巳と由乃は祥子さまから伝えられる。祥子さまは、心の重荷を下ろさせるべく、志摩子の口からそれを告白させたいと思っている。そこに瞳子がやってくる、「駒ならありますわ、祥子お姉様」。
勝手に裏側でお節介焼いてくれる山百合会の、こういうところって個人的には嫌い。鬱陶しい。ほっといたれよと言いたい。
と断っておいて、いじわるな瞳子ちゃん(釘宮理恵)はイイキャラだな。もっといじわるキャラ出て欲しい。「題して、マリア祭の宗教裁判!」(by瞳子ちゃん)。じゃ〜ん!「まさかのときのスペイン異端宗教裁判! お前の罪状は3つ、思想・言葉・信念、そして行為…、えと、つまり4つ!(以下略)」。って、ホントにやっちゃうとは。
マリア祭の聖堂で数珠を持っていたことを追求された乃梨子さん。数珠を見た新入生たちはまるで忌み物を見たかのように凍り付く。しかし、いったん正義が我が側にありと見るや、群衆はあたかも一つの意志を持った生物のように一斉に同じ方向を向いて加熱する。乃梨子と志摩子は、新入生たちの手によって否応なしに祭壇の上に祭り上げられる。そう、祭りには供物が必要だとでもいうように…(笑)。
第29話「嵐の夏祭り! カミナリ様は超コワイ!?」
脚本:影山由美 絵コンテ・演出:矢部秋則 作画監督:東美帆
今日は夏祭り。ほのかの浴衣を借りてご機嫌のなぎさ。偶然藤P先輩たちと出会い肝試しをすることに。しかもペアは先輩と? ありえな〜い!?
定番の季節ネタ。浴衣に出店、神社での肝試し。
敵キャラ、これで全員なのか? 思ったより少ないな。ボスは、西村知道声のベルゼイ・ガートルードさん。っていうか、本編で名前名乗ってないし。あのインコ(飯田利信)はなんなんだ? その辺、来週ちゃんとお披露目してくれるのかな?
◆ 2004年8月20日
最近は朝夕すっかり涼しくなってきて、よく寝られる。おかげで、逆に寝坊するんだけど。
・アニメ立喰師列伝
ところで、押井守さんのウソ戦後史小説『立喰師列伝』がどうやらProduction I.Gでアニメ化されるらしい(詳細)。読んで、「アニメ化すればいいのに」って思ってたけど、ホントにするんだね。動く月見の銀二やケツネコロッケのお銀、哭きの犬丸、牛丼の牛太郎に会える! っていうか、もう他の押井作品で動いてるの見てるよ!(笑)
マジメな作画で思いっきりバカな話をやって欲しいなぁ。
企画・原作・監督・絵コンテ・プロデューサー:大地丙太郎 脚本:池田眞美子 キャラクター原案・ラインプロデューサー:宮崎なぎさ 演出:大塚雅彦 キャラクターデザイン・作画監督:柴田由香
湘南で何でも屋を営む海(東野佑美)・空(齋藤彩夏)・碧(名塚佳織)の三姉妹。学校にも行かず、自給自足の生活を送る。そんな“イルか屋”に、引きこもりの息子(清水香里)を学校に行かせて欲しいとの依頼を受ける。
大地丙太郎“的”自主制作作品(DVDパッケージより)。ここでいう“自主制作”ってのは、代理店・スタジオに依存しない、スタッフが自主的に制作進行をして作るアニメ作品のこと。DVDが売れて収益が上がればその分がスタッフに直接分配されるってーシステム。制作スタッフが報われない現行システムに対するささやかな抵抗。
昔、「アニメージュ」で連載されてたマンガ版をもとにしてるんだけど、キャラは一新。キャラ原案は、『レジェンズ』キャラデザインの宮崎なぎささん。作画監督がGAINAXの柴田由香さん。シンプルなキャラはカワイくて好み。作画も、ちょこまか動いてて気持ちイイ! 色も『レジェンズ』みたいな、ちょっと彩度の低い色を使っててスッキリした印象。内容にあった爽やかな雰囲気の作画になってるよ。
お話的には、「学校でやってる勉強なんて役に立たねー」って話なんだけど、ラストの空のセリフでバランスを取ってるところが好印象。原作から時間が空いた分、大地さんなりにいろいろ考えたってインタビューで言ってた。
この三姉妹は、何でも屋で生活するために“実学”として数学とか経済とか自分で習得してるのね。そういう処世術とか実学とかは、学校じゃあ教えてくれない、と。学校では、勉強のための勉強になってる、と。確かにその通りともいえるんだけど、人が学ぶのってそういう“何かのため”だけじゃない気もするのね。つまり、人の“知りたい”っていう欲求を満たすってのが根本にあると思うんだよね。今の学校の授業とかに欠けてるのは、そういう“知ることの面白さ”を伝えることじゃないのかな?
生きていくだけなら、それこそ半径5メートルのことだけ気にしてれば、最低限バイトしてマクドとかで安いハンバーガーも買えるような飢えない世の中になってるんださ。そういう次元では、地動説だろうが天動説だろうが「どっちでもいいじゃーん」で済むんだろうし。実用主義的・功利主義的視点も確かに大事なんだけど、それだけじゃあ片手落ちってーもんでしょ。単純に、「ああ、これってそういう仕組みだったのか!」っていう知ることの喜びも大事にして欲しいと思います(チョットテーマとはずれたけど)。
あ、あと、碧ちゃんが聾唖で手話を使うんだけど、そのアニメーションがまたスバラシイ! 普通、アニメで喋るシーンって、3枚の口パクってのを使うんだけど、手話だとそうはいかない。全部アニメーションにしなきゃならないんで、手間はン十倍。また、この手話シーンが速い速い(笑)。ちゃんと、監修の人つけて、手話使う人が見ても自然な手話になってるらしい。映像特典に入ってる手話シーンの実写バージョン見たら、同じタイミングなのにアニメほど速く見えないのは不思議。やっぱり3コマ作画(2コマ?)だと、パッパッパって感じで絵が飛ぶからかな? この辺の、実写と3コマアニメの見え方の違いも面白いね。
んで、残念なのは、本編が24分と短いこと。内容も、なんだかTVシリーズの第1話みたいな、いかにもまだ続きそうな雰囲気(エピソード的にはちゃんと終わってるんだけど)。ぜひ、続編を観てみたい。インタビューでは大地さん、「思った以上に大変だった」「次も出来るかどうかは…」って言ってたけど(笑)。
湘南で子供たちだけで質素だけど楽しく生活していーなー、というフィクションとして楽しめる作品になってるんじゃないかと。小黒祐一郎さん曰く、「初々しい作品」と。上手いこと言うなぁ。大地さんも自分で、「リテイクとかアフレコとかで何度も観たんだけど、何度観ても飽きなかった」って言ってたし。単純に楽しいです。続いていったら、またシリアスなエピソードにぶち当たりそうな気もするけど(笑)。
ファンの人は、DVD買って収益に貢献して、続編を作ってもらえるように応援しましょう!
◆ 2004年8月19日
オリンピック、メダルラッシュみたいで。一階のTVが壊れてて映んないんだよね。しょうがないんで飯のときは、ラジカセから音だけ出して観戦(?)。
結論! 卓球は音だけ聞いてても良くワカラン!(当たり前) でも、愛ちゃんの試合は、「っしゃー!」でどっちが得点とったか判るね。
・ライトノベル完全読本
とりあえず、冲方丁×古橋秀之対談だけ読む。「新人作家をプロデュースしていくシステムがあれば」とか、「作家を企業化して複数人の意見をぶつけ合えるようなプロット作りみたいなことが出来ないかな」みたいな話が面白かった。
第19話「ニコポンスキーとの対決」
脚本:今川泰宏 絵コンテ:三原武憲・今川泰宏 演出:小林孝嗣 作画監督:片山貴仁
「父さん! ぼくはここにいます!」(by正太郎)。
ブラックオックスを駆る謎の覆面男、ニコポンスキー(声???)に、バギュームの在処を示す地図の半分を奪われる。正太郎は、村雨のアパートにかくまわれる。
村雨のアパートで、即席ラーメンをすする正太郎。素肌に大きめのシャツを羽織る気怠そうな正太郎くん…。シャツからのびる素足はあくまで陶器のように白い(笑)。
村雨は、正太郎が鉄人をどう使うか見極めたいという。「スリルサスペンスが言ったように、良いも悪いもリモコンしだいってことだ!」(by村雨)。正太郎くんは父が戦前に何をしていたか知りたい。父の暗部を知ることになるかも知れない、だが、それでも知らなければならない。闇市で情報を集める村雨と正太郎、「お姉さんがスんゴイまだら岩を教えてあ・げ・る」(byパンパンのネーチャン)。
そうそう! こういうのを待ってたんだよ。今まで、戦争と親子の悲劇っていうモチーフは連奏されていたんだけど、ここに来てやっと正太郎と金田博士の話になってきた。
戦後の混乱の記憶と決別し、高度成長期を謳歌したその後の日本。その後のジャパン・アズ・ナンバーワンのバブル期。そして、そうした戦後55年体制の歪みが臨界に達したのがバブル崩壊なわけ。つまり、こうして平成の御世になってもいまだ戦後的なモノをグズグズと精算できないでいるのが今の日本。大塚署長、敷島博士の庇護がなければ何も出来ない正太郎くんそのもの。日本はいまだ“戦後”を脱してはいない。
第43話「一緒にコロニーに帰るんだ」
脚本:山田由香 絵コンテ:飯島正勝 演出:辻泰永 作画監督:馬場健
砂漠を横切ってメインコンピュータを目指すオリオン号。しかし、砂の浸入でエンジンの調子は今ひとつ。しかも、水も食料も残り少なくなってきた。シャアラ(木下菜穂子)は、いらだつみんなをなだめようと務める。
また、ハワードがグダグダ言い出しました。シャアラが砂漠で拾ってきた、砂漠の花(結晶様の鉱石)を、床に投げつけ粉々に。みんなに非難され、ベッドでふてくされるハワード。ほっときゃいいのに、お人好しのシャアラ、「イライラさせてゴメンね」。なんでお前が謝ってんだよ!
砂嵐を抜けると、そこは流砂のまっただ中だった(笑)。船を捨てて脱出するんだけど、どんくさいシャアラが取り残された! ああ、眼鏡が! 眼鏡をとったシャアラ、なんかカワイイ(笑)。ハワードもそう思ったのか、シャアラを助けに飛び込む。ハワードとシャアラは、抱き合ったまま流砂の中に飲まれてしまう。
いつも事件の最初は面白そうな予感をさせてくれる『サヴァイヴ』。ハワードとシャアラ、まさか死んだとは思わないけど、どこ行ったんだ? 安部公房か?
◆ 2004年8月18日
もうずいぶん前に出た本になるけど(初版'97年)、小野不由美さん『屍鬼』、上巻読了。今さらなんけど、『屍鬼』って×××モノだったんだ!
山間の村の共同体の描き方がリアルっぽくてイイ。っていうか、こういう田舎に住んだことないんで判んないんだけどさ。描き方が、よくありがちなドロドロの陰湿な感じなんじゃなくて、割と日常の普通のこととして書かれてるのがなんか新鮮。住んでる者にとっては生活上の必要から生まれたシステムだから自然なんだよね。でも、その分、よそから来たものを排除しちゃう斥力が働いてしまう。村民それぞれの関係を丁寧に相互的に描写していくのが読んでてリアル。お寺と村長と医院との力関係とか、戦前からの住民と戦後の村民、さらに新しい住民との関係とか、村にいる子供たちのメンタリティとか。
上巻に入って、“村を取り巻く死”の正体が次第に明らかになってきた。引き続き面白い。
原作・シナリオ・監督:大地丙太郎 チーフディレクター:長濱博史 キャラクターデザイン:馬越嘉彦 キャラクター原案:むっちりむうにい アニメーション制作:マッドハウス
第1話「地球のどこかがとけていた」
脚本・絵コンテ:大地丙太郎 演出:宮下新平 作監:馬越嘉彦
あれから一年…、菜ノ花自由(堀江由衣)が二代目柳生十兵衛として刺客に狙われる日々は終わりを告げ、鯉之介も去った。そんな平和な日常を送るなか、学校にカワイイ女の子、柳生フリーシャ(中山恵理奈)が越してくる。時を同じくして、ラブリー眼帯を持ったハナ垂れ小僧、そしてシベリア柳生を名乗るグラサンのサムライが自由の前に現れる! 果たして自由は十兵衛として再び剣を振ることになるのか!?
関東でしか放送してなかったみたいなんけど、やっとやっとで観ることが出来ました。第1話なんだけど、これが思った以上にスバラシイ出来だった! しかも、ギャグもアクションもアリの、まぎれもない大地アニメ!
アバンタイトルの、初代十兵衛がシベリアに落ち延びた北柳生当主こと柳生喜多烈斎(竹内力)と決闘するシーンはスゴイの一言! あの辺はすしおさんの原画? 氷が砕ける感じが、『キングゲイナー』のドミネーターの回(14話)に似てる(もしかして、氷の色指定とか同じじゃない?)。スバラシイ。このシーン観られただけでも、ぼくは『十兵衛ちゃん2』を無条件に肯定するよ。とにかく観て欲しい。
キャラデザインが吉松孝博さんから馬越嘉彦さんに変わって、フリーシャなんてどっからどう見ても『おジャ魔女どれみ』にでも出てきそうなキャラ。男キャラは、『エアマスター』なみに濃い。馬越キャラもカワイイしカッコイイんだけど、『十兵衛ちゃん』はやっぱり吉松キャラがいいなぁ。吉松キャラは、馬越キャラほどデザイン化されてない分、どこか暖かみがあるというか親しみがあるというか、こないだ初代のDVDを見直して改めてそう思っちゃった。
あと、自由の声が小西寛子さんから堀江由衣さんに変更。こっちも、最初は、「おっ、結構似てるかも」って思ったんだけど、チョット観てるとどっからどう聞いても演技がやっぱり堀江由衣。いや、頑張ってるとは思うんだけど、やっぱり「小西さんなら…」って思っちゃう。
ま、この辺は、続編に不可避のジレンマとして織り込み済みのリスクでしょう。
増田俊郎さんのノリノリの音楽は健在。
結論。自分で思ってるより自分は初代の『十兵衛ちゃん』が、そして小西寛子が好きだったんだなぁと改めて発見しました(笑)。
とりあえず、今日は第1話のみっつーことで。
◆ 2004年8月17日
本来ならここはアニメや映画の感想を書くところなんですが今回は季節も夏ということで恒例の番外編「コミックマーケット66 3日目レポート」をお送りします。アルデンテです。場所を移して心機一転がんばっていきま〜す。『コミケ様がみてる』
2004年8月15日…、終戦記念日である。我々日本人は、この日がくるたびに過去の戦争に思いをはせ、犠牲者を悼み、胸に反戦の思いを抱き、かつ恒久平和の願いを……ということは、さておいてコミックマーケットです。(おいっ!)
11時50分ごろ有明ビッグサイト到着。雨のせいか涼しい東京。並ぶこともなく入場。う〜ん楽だ。さっそく買い物開始。え〜と、唐沢なをきの『パチモン大王』(フィギュア王連載のやつ)は…ゲッ! 完売? たしか2,000円くらいで売るって言ってたのに完売ですかあ?う〜む残念。しょっぱなから出鼻をくじかれてしまったが、次の目標に移動。やはりというか『ふたりはプリキュア』本や『マリア様がみてる』本が多いなあ。ウッ、『無人惑星サヴァイヴ』本もある。意外とファンが多いみたいだなあ。龍炎狼牙の『触』(プリキュア&魔法少女アイ本)、『ROSE SWEETS 』(マリア様がみてる本)、『DAM DAM A』(欠陥ダムダムアー・ガンダムシード本)などを買い込む。ついでに『漫画の手帖46』(いまだに150円)を買う。
おお、『産直あづまマガジン4号』が出てるじゃないか。ひでお日記が面白いもんなあ。吾妻センセイこの前本屋でH雑誌立ち読みしてたら若い人に「がんばれよ」と声をかけられたそうです(この7年くらい練馬区から外へ出ていないとか)。おっとっと、いつもの『と学会誌13』と『ぶらりオタク旅3』も買わなきゃな。『トリビアの歪2』も出てるな。相変わらずテレビで流せないネタばかりだなあ。「戦前の日本の球団で、最も性病患者の率が高かったのが巨人軍。ホームグラウンドが洲崎球場で、洲崎の遊郭のすぐ近くだったからである」、なるほどこりゃテレビじゃ流せんわ。
押井守ファンが出してる『犬からの手紙6号』も購入。今回はイノセンス特集だけど、ついでにクロマティ高校特集もあって楽しい。(I.G作品だからね)。その他買ったものといえば『虜囚と復讐準備号 魔法少女アルス本』、『TOON GUIDE 1』(トムとジェリーなどアメリカアニメの解説本)、『燃えよペン6 マンガ力指南編』、『GAGS! 15』(エル・ボンデージの縛り本。知っている人は知っている)、『トワイライト・ラスト・グリーミング』(あさりよしとお、こいでたく他が出してるホシノ・ルリ本)、『釘宮フェスティバル』(釘宮キャラ本)…、といったところですが、そろそろ引き上げようと思っていた時、1冊の本が目に留まりました。
『チャリス・イン・ハザード2 脅威の少女核爆弾』…うおっとこれは、あの「と学会」会長山本弘センセイの本じゃないですか。しかも中身は少女ターザン・チェリスが活躍する18禁の冒険活劇! さすがSF作家だけあって狂信的テロ集団「太陽の天使」がチェリスをピンチに追いやる方法が凝っていてナイス! 超純水に入れられたまま冷却されて氷詰めにされたり、生きたまま核爆弾にされるチェリスの運命は? いやあ面白い。今回これが一番の拾い物でした(笑)。でも実はこれ2作目。う〜ん、出来れば1作目も読んでみたいなあ(あっイラストも本人が描いてます)。
ああ、やっぱりコミケはいいなあ。
◆ 2004年8月15日
なんか知らないうちにオリンピックが開幕。開幕式の映像とか、まだ見てないことに気づいた。しかも、谷亮子が金メダルとったり。早え〜。でも、BSアニメで『走れメロス』は観たよ(関係ない)。
それはそうと、最近暑くなったり涼しくなったり、変な天気。体は丈夫なんで、体調は変わらないんだけど。
第7話「チェリーブロッサム」
脚本:吉田玲子 絵コンテ:小島正士 演出:吉田俊司 作画監督:森本浩文
新学期が始まって“マリア祭”の打ち合わせに余念がない山百合会の面々。しかし、ロサ・ギガンティアになった志摩子さんは心ここにあらず。毎日、満開の桜の下で過ごしている。
はい、新入生登場。祥子さまの親戚にして縦ロール女、松平瞳子(釘宮理恵)と、仏像好きのボーっとしたおかっぱ、二条乃梨子(清水香里)。
新入生のくせに、祥子さまに瞳子(とうこ)ちゃんなんて呼ばれてるし、スールでもないくせに「祥子お姉様〜」なんて呼んで。あまつさえ、祥子さまに抱きついたりしちゃって。んでもって、祥子さまも「しょうがないわねー」みたいな感じでまんざらでもなかったり。キー! 祐巳ちゃん大ピンチ。涙浮かべてるし(笑)。
ところで、自分のことを名前で呼ぶのはやめろ! マリアさまが許してもオレが許さん!
もひとりの二条さん、これといって特徴のないキャラ。でも、実は仏像マニア。お前はみうらじゅんか!? わざわざレアもの拝むために、バスで山のお寺に。んで、「弥勒像をお持ちしました」(by志摩子さん)。って、志摩子さん、田舎のお寺の子ォやったんか〜!? わっはっは! 似合わね〜、『ファンシィダンス』かよ。「銀杏の中に一本咲く桜」(by乃梨子)ってのはこのことだったのね。バス停の傍らの道祖神がヤラシイ。つーかBパート後半、すでにマリアさまでも女学園でもないよな。何アニメだ?
今度の“マリア祭”、この異教徒のふたりが磔の火刑にされるのがメインイベントで決まり! じゃ〜ん!「まさかのときにスペイン異端審問裁判! 我らの武器は2つ! 驚愕と恐怖、そして冷酷。あ〜、つまり、3っつ…(以下略)」。
第28話「レギーネ登場! ってもう来ないで!」
脚本:羽原大介 絵コンテ・演出:西尾大介 作画監督:はっとりますみ
暑い中ほのかの部屋で宿題をするふたり。そんなとき、街ではまたひとり邪悪な者が生まれようとしていた。
シリーズディレクターの西尾さんコンテ演出回。
タイトル前の、暑がるなぎさが面白かったな。「体の表面積を大きくして汗を蒸発させるのよ」(byほのか)、「こう?」って体を開くなぎさ。レイアウトもいつもと違う、チョット凝った感じ。
新たな敵の出現に不安になるふたりにお婆ちゃんが昔の話をしてくれる。忘れてたけど、敗戦の日に相応しいエピソード。若い頃のお婆ちゃんがカワイかった。声は、松岡由貴。お婆ちゃんが手を引いて行った子、ああ節子、節子やないか? どこ行ってたんや。兄ちゃん心配したやないか!(泣) 「希望を忘れちゃダメミポ」。
火山のパワーを吸い取って目覚めたレギーネ(深見梨加)。前出てきた顔の濃い角澤くん(松本保典)は、ジュナってゆーのね。風と火がそろった。後は?
なんか、ギャグのハズし具合とか、いつもと違う。新章に入って、チョット趣向を変えてきたのかな? エンディングも変えようよ。まだ前の敵が歩いてるし。
やっぱり、お婆ちゃんは元プリキュア? キュア・シルバー、期待していいんですね!?(笑)
◆ 2004年8月14日
お盆の墓参り行ったら腰が…。ああ、歳かなぁ。切ない。
高校野球で(うちの地元だけ)放映されなかった『プリキュア』、土曜の午後4時にしれっと放送。ありえな〜い!? こんなの誰も気づかないよ! とかいいながらキッチリチェック!
・日本のアニメとアニメーション
今月の『フィギュア王』の唐沢俊一さんのコラム、“日本のアニメ”と“アニメーション”の違いって話。つまり、アニメーションが、絵を動かすことを面白さにした表現手法なのに対して、日本のアニメでは(コストと時間の問題で)絵を動かさずに成立させた手法だって内容。ま、よく言われてる事ではあるけど。
それプラス、ヨーロッパやカナダなんかのアニメーション作品が、手法そのものが表現と直結してるのに対して、日本のアニメはディズニーの劇映画のコピーとして始まったこともあって、物語(ドラマ)を語る“手段”にすぎないって違いも大きいんだよね。
でも『未来少年コナン』なんかで育ったぼくなんかは、アニメの原点は絵が動く面白さだ、と言いたい。もちろんドラマやテーマも好きなんだけど。っていうより、動きも楽しもうよ、ってことかな? 日本のアニメって、作る方も観る方も、どっちかってーとストーリー重視だから。
第27話「新たな闇が迫る! 迷子のポルンを救え」
脚本:川崎良 絵コンテ:小村敏明 演出:座古明史 作画監督:河野宏之
ジャアクキング、やられる前に“種”を虹の園(地球ですな)に飛ばしていたことが発覚。虹の園が光の園のようにならないため、再びプリキュアに戦ってもらうことに。クイーンは、ポルン、ミップル、メップルを虹の園に送る。
“種”ですか…。これってやっぱり、もうすぐ復活する『ガンダムSEED』を暗に揶揄してるってことだよね? クイーンもご立腹だったんですね(笑)。
やり手会社員の角澤(松本保典)、力が目覚めて台風のパワーを吸い取って復活(?)。迷子になったポルンに襲いかかる。って、やってることは、いつもの『プリキュア』。一応、新しい技とかアイテムとか出るんだろうけど。
オープニングもエンディングもいつもと同じ。代わり映えせんなぁ。当の子供人気ってどうなんだろ?
第20話「冬樹 ミーツ・ア・ガァ〜ル であります」「冬樹 ノントルマの使者 であります」
脚本:西園悟 絵コンテ:片山一良 演出:福本潔 作画監督:石井ゆみこ
やっぱり海に行きたい夏美。海を侵略するケロロたちの潜水艦に便乗させてもらうことに。
浜で出会った不思議な女の子と冬樹の、チョット不思議な話。冬樹でも女の子をカワイイとか思うのね。っていうか、マーメイド・プリンセス? 「アンコールはいかが?」。ケロロの潜水艦、ちゃんと第三艦橋があるんだな(笑)。ブリッジの場面のレイアウトが、まんま『ナディア』だ。
全体的にエエ話に仕上がってるんだけど、やっぱりもう一歩足りない感が…。いや、『ドラえもん』目指してるなら、これでいいのかな?
第16話「なんたることか父主役…?! -EVERYTHING YOU WANTED TO KNOW ABOUT DAD YOU NEVER ASK-」
脚本:伊丹あき 絵コンテ:宮下新平 演出:小野勝巳 作画監督:Bang Seung Jin
以前と違って、バラを育てたり友達を作ったり、息子の様子がチョット変。そんなディーノのことを知りたくて、友達にディーノのことを聞いて回るディーノ父(石井康嗣)。そして、いつしか話は父の若き日の思い出に…。
忙しさにかまけてろくに親らしいことをしてやれなかったことが負い目の父。父のせいで母が出て行ったと恨む息子。ああ、大地さんらしい家族テーマの話。母親役は、やっぱりの安原麗子。貧しくとも夢のあったあのころ。しかし、いつしか夢は金儲けへと変わってゆく。ボルトで作った婚約指輪。昔、そんなトレンディなドラマがあったような(笑)。ベタだけど、エエ話。
でも、こういう話になるときって、大地さん、必ず大人(親からの)視点なんだよな。『十兵衛ちゃん』でもそうだった。つまりは、負い目を負ってる親の癒し系なんだよ。こういうの、子供はどう見るんだろう?
◆ 2004年8月13日
アルスちゃん、高校野球もあったのか…。結局夏は、一挙放送8話までか? 最初の話とずいぶん違うじゃんよー! そういや先週、『プリキュア』も地元高校の放送でうちの地方だけつぶれたし。やっぱり、スポーツはアニメの敵だ!(笑)
と、もう、最終巻が出てだいぶ経っちゃったけど、『R.O.D -THE TV-』のラスト3話と総評です。
第24話「君が僕を知っている」
脚本:倉田英之 絵コンテ:福田道生 演出:山名隆史・秋田谷典昭 作画監督:相坂直樹・薮野浩司
ジョーカーから、三姉妹の出会いの記憶は大英図書館によって作られたものだと知らされたアニタ、ひとりあてもなく街をさまよう。しかし、足が自然に向かうのはねねねのマンション。誰もいないはずのマンション、しかし、そこにはミシェールがいた。
初めて感情を吐露するミシェールにチョットグッと来ちゃった。今までスチャラカのノー天気娘に徹してたのは、この泣きのためだったのかな? 気の長い舛成監督ならあり得る。「たとえあたしたちの思い出が嘘でも、ここでの毎日は本物の本当だったじゃない。あんたたちは本当の私の姿を知ってるでしょう?」(byミシェール)。この辺のくだりは、絵とかよりも声優さんの演技に賭けたんだろうね。上手くいってると思う。感動の仲直りの後、なにげにもう本読んでるミー姉が良かったけど(笑)。
「三姉妹〜会議〜!」。満場一致で大英図書館に“仕返し”することに決定! 三姉妹が向かったロンドンは、すでに別世界になっていた。ウェルズやコナン・ドイルのロンドンになっていた! また、『R.O.D』得意の大仰なホラ話(笑)。無事ねねね先生、ジュニアくんを助ける事は出来るのか!?
第25話「たいした問題じゃない」
脚本:倉田英之 絵コンテ:高田耕一 演出:高島大輔 作画監督:丸山宏一・杉本功・加藤洋人
とりあえず読子たちと合流する三姉妹。150年前のロンドンの基準であり得ないものを探し出すことで謎に迫ろうという。そのためには…、そう、この時代の本を漁って調べまくるのだ!
え、そんな作戦納得できないって? ぼくもそう思うけど、どうしても本を読ませる必然性を作りたかったんだろうね(笑)。ひとり本嫌いなアニタは、協力できない。
みんなヴィクトリア調にコスプレ。ドレイクが活動資金をミー姉に渡しながら「絶対返せよ」。OVA版と同じセリフ。ところで、この時代のロンドンでアメリカドルは使えんだろ?
ジェントルメン復活とともに行われる地球規模の洗脳。はっきり言って、よくワカラン。『マトリックス レボリューションズ』みたいなモンかな? っていうか、『オトナ帝国』の“イエスタデイ・ワンス・モア”か?
金(キム)さんに案内させて地下鉄から大英図書館地下に潜入した三姉妹&OVA組。作戦は、ねねね先生の救出、ジュニアくんの救出、ジョーカーさんの作戦の阻止。
第26話「それから」
脚本:倉田英之 絵コンテ・演出:舛成孝二 作画監督:石浜真史・橘秀樹・千葉崇洋・都築裕佳子・細田直人・高橋裕一・竹内哲也・下谷智之・中矢雅樹・矢上孝一・枡田邦彰・井嶋けい子・梅津泰臣・鉄羅紀明・薮野浩司・金子ひらく
ジョーカーを人質に計画の中止を迫る読子。しかし、読子はジョーカーの信念の前に膝をつく。逆に人質に取られた読子。「10分以内に投降しなさい」(byジョーカー)。
ジョーカーに投降する三姉妹とねねね。眼前で“ジェントルメン再発行計画”のシークエンスが実行される。「私たちの意志は暴力では屈しない。紙のごとく薄っぺらい意志ならば、引っ込んでなさい!」(byジョーカー)。
ジョーカーと三姉妹たちのやり取りが、館内放送で実況されるんだけど、それでスタッフの信念がチョット揺らぐってあたりは、まんま『オトナ帝国』だ! 「あたしはあたしの未来を生きてやる! あんたらの未来なんてクソッ食らえだ!」(byアニタちゃん)。
こっからはひたすらアクションアクション。このアクション作画が、思いのほか良かった! 久々に脳のアクション野の血流が増大したよ。気持ちいい! この辺、梅津泰臣さんの原画かな? このシーンラストの、アニタの式服(紙製)がハラハラとなるあたりも上手い。
チョット短いけど、後日談も良かったな。久々の学校のシーンも。アニタに表れた意外な変化も! エンディング(後期)の謎解きも。もー、こういうことされると泣いちゃうじゃないか!?
「紙は我らの天にあり、なべてこの世は事もなし」
・総評
なんだか、地上波版が20話で終わっちゃったり、放送版とDVD版とが尺が違ったり、後半なかなか話が進まなかったり、ラストの話がハチャメチャだったり、ジェントルメンっていったい何なんだとか、いろいろ言いたいことは山ほどあるんだけど、なんだかんだ言って好きなんです(笑)。惚れた弱みというか、あばたもえくぼというか、こういった欠点さえも魅力に見えちゃうという。だから、評価も冷静じゃないです。この作品ってさ、好きになるかそうじゃないかのどっちかじゃないかな?(←開き直り?)
1話のストーリー・作画の完成度でやられて、その後の三姉妹のダラダラ日常芝居でやられて、アニタの学校の描写でやられて、ファンのできあがり。こういうなんでもない日常をやらせたら、舛成監督上手いよね。リアルってわけじゃあ全然ないんだけど、ほんわか面白い。
その反面、大英帝国の話とか世界征服の話とかになると、急にリアリティなくなるんだよな。OVA版のときもそうだったんだけど、『R.O.D -THE TV-』の方になると尺が長い分、無理が出てきちゃうよね。その辺の迷走が後半の失速感に繋がったんじゃないかと。最終話あたりになると、あまりのスケールのデカさに笑ったけど。
舛成監督は、アクション苦手ってよく書かれてるけど、アクションじゃなくて壮大な話が苦手なんだよね、たぶん。アクションは、いい原画マンがいれば事足りるから。だから、魔法少女モノみたいな、町内10キロ四方くらいが舞台の日常話をやったらいいんじゃないかな?
あと、絶対褒めとかなきゃいけないのが、DVDに全話(!)オーディオコメンタリーを入れてくれたこと! これがあったおかげで、この作品が好きになっちゃったってのもあるよね。アニメのDVDって、あんまりコメンタリー入ってるパッケージってないんだけど、みんな『R.O.D』を見習え! スタッフも、もっと作品を売り出すことに意識的になるべきだよ。
というわけで、面白くも愛すべき作品でした。
◆ 2004年8月12日
今日、TSUTAYAに行ったら、アニメDVDレンタルがいろいろ増えてた。『フルーツバスケット』も『プリンセス・チュチュ』も。岡崎律子つながり? また見かえしてみようかな。
・アニメ夜話
『BSアニメ夜話』、出演者決まったみたい(詳細)。北久保弘之さん、大地丙太郎監督も出るんだね。大地さんは『カリ城』の回かな? 『マンガ夜話』みたいに、固定のレギュラーはまだ決まってないのかな?
・アルスちゃん
あと忘れないうちに、『アルス』一挙放送は、オリンピック中継が入ったため、#13〜#16は冬休みに。ま、この辺は録ってあるんでいっか。しかし、アニメは一番にしわ寄せが来るね。NHKのオリンピック公式ソング、もうすでに飽き飽きしてきた(笑)。
第18話「正太郎一人…」
脚本:今川泰宏 絵コンテ・演出:古川順康 作画監督:吉川真一
大塚署長が更迭され、敷島博士は自殺…。当然鉄人は取り上げられる。敷島博士の死の謎を探ろうにも、もはや少年探偵ではなくなった正太郎にはなすすべもなかった。そうするうち、正太郎の家に警察の強制捜査が…。
敷島博士の息子、鉄雄(根谷美智子)。博士と黒ずくめの男の会話を聞いていたという。「金田ァ、いつもお前が一番だったよなァ!!」(違う)。新署長のクロロホルム(西村知道)、フランス人なのか?
地下室で、精製中のバギュームが発見される。「それは世の中でもっとも危険なもの」(byビッグファイア博士)。警察が帰った後、金田博士の生前の声が録音されたワイアーレコーダー(米国製)が。バギュームをめぐって、金田、不乱拳、ドラグネットの3博士が謀議を!? そして、ラストにブラックオックスとともに現れた謎の覆面男、ニコポンスキー!(声優???) どっかで聞いたことある声だって? そういうことは気づかないふりするのがオトナってモンです(笑)。
第20話「果たし合い! グラムとベス」
脚本:浅川美也 絵コンテ・演出:宮地昌幸 作画監督:千羽由利子
グラムと決闘をするためRBで出て行くベス。言い出したらキュベルネスにも止められない。グラムはあくまで“話し合い”をするために出て行く。
ベスにヤキモチを焼くエノラがカワイイな。千羽作監回だったけど、作画は前の千羽回ほどじゃないなぁ。キャラの表情は良かった。あんまり似てない気もするけど。古い海賊船の中でのやりとりは、ベタだけど良かったよ。ま、ベスの告白もなんだか唐突な気もしないでもないけどさ。「あんたと一緒じゃなきゃ意味なんてない〜!」。ベス、髪切ってからなんかオバサンっぽくなったな。前の盛り塩みたいな髪型のが良かったよ。
ベス、自分の気持ちにけじめをつけるため、軍に投降する。この辺もなんだか唐突。あくまで爽やかさんなグラム。「私は悪い娘です、お父様」(byベス)。
第42話「不思議な力」
脚本:米村正二 絵コンテ:矢野雄一郎 演出:小山田桂子・李學彬 作画監督:滝口禎一・金成莞
テラフォーミングマシンの内部に入ったルナたち。その地下で、ルナはまた声を聞く。その声の主は、星のテラフォーミングマシンを統べるメインコンピュータ、“サヴァイヴ”(大木民人)だった。
おお! やっぱり、変成ナノマシンは、コンピュータの叛乱で作られた兵器だったんだ! シロートの予想が当たるほどベタな『サヴァイヴ』。環境を守るためには、人間を滅ぼすことが最善と気づいた“サヴァイヴ”、「増殖を繰り返し、人体を破壊するナノマシンは、この星に於ける人類と同じだ」と。ロボット三原則を考え出せなかった異星人の浅はかさよのう(笑)。大丈夫だ、ルナ! 地球人にはアシモフ先生がいる!
しかし、あっさりアダムの悪性ナノマシンを除去できちゃうあたりは、やっぱり『サヴァイヴ』だよなぁ。
◆ 2004年8月11日
『カレイド』の池田Pは、『カレイドスター』本編の第3話を見直したら良いでしょう。
客席で子供にペンライトを配る役を与えられたそら、派手なパフォーマンスですべてのペンライトを配り終える。「やったー」と喜ぶそら。しかし、カロスに「お前はステージというものを判っていない!」と怒られる。実は、パフォーマンスにつられた子供たちが席に帰れなくなるトラブルが続出、ステージの開演が遅れてしまったのだった。
どうです? ちゃんと『カレイド』は教えてくれてるじゃない? この話、初期の『カレイド』の中では結構好きなんだ(笑)。
ところで、『くもとちゅうりっぷ』の政岡憲三さんの作品集DVDが出るそうな(詳細)。2枚組とはいえ、9,800円ってのはチョット高いなぁ。『くもとちゅうりっぷ』は、画像がかなり荒かったけど、その辺デジタルでどこまで修復出来るんだろう?(音も)
このDVDには入ってないけど、『桃太郎 海の神兵』の影絵パートも政岡さんだ。他のパートは、正直メロメロなんだけど、政岡さんのパートだけは観てて「おおっ!?」ってなったね。エンドロール観て納得。
第9話「絶望という名の希望 AMBIVALENCE」
脚本:佐藤大・神山健治・松家雄一郎 絵コンテ:岡村天斎 演出:竹下健一 作画監督:浅野恭司
新浜で連続して起こる自爆テロ事件。予告にある最後のテロを未然に防ぐため9課は出ずっぱり。そのころ、素子は内閣調査庁の巨大端末“デカトンケイル”にダイブする。そこには、仮想人格のゴーダの部屋があった。
脚本が3人もいるだけあって、素子とバーチャルゴーダとの問答は、押井節とは一線を画するものの、情報密度が高くてまさに『攻殻』的な快楽。欄外に注が欲しいね、コリャ。
「本来変質しないはずの情報の変質と、個性という名の幻想的オリジナリティが、今の社会システム内において、いとも簡単に並列化を起こしてしまうという欠陥だ。私はそれを、“消費という名のクリエイト行為”と名付けている」(byバーチャゴーダ)。「ネットに引きこもった子がたどり着きそうな結論ね」(by素子)。こういうセリフに思わずニヤリとなるよね。
バーチャゴーダによれば、民衆は無意識に求めているのは「第三者を消費することでのみ成立する桃源郷の再現だ。かつてこの国はそれを体現して見せた」と。バブルの夢よ、もう一度ってか? こういう現実世界との地続き感が味わえるフィクションってのはスリリングで面白いね。
少佐が、“デカトンケイル”にダイブするのに、物理的な手段で建物に侵入するあたりはリアルっぽい。『GHOST IN THE SHELL』では意図的に排除されてたネットダイブの描写も、3DCGのおかげでちゃんとカッコよく仕上がってるよ。この回観て、ギブソンの『ニューロマンサー』のラストはやっぱり映像で観たいと、そう思ったね。結構ぼくの頭にある通りの映像に仕上がってるよ。適度に陳腐でさ。
ゴーダの仕掛けた“憎しみの連鎖”を、9課は止めることが出来るのか!?
第10話「イカレルオトコ TRIAL」
脚本:櫻井圭記 絵コンテ・演出:河野利幸 作画監督:村田俊治
非番の日、帰り道で若い女性に助けを求められるトグサ。犯人の男は銃を持っていたため、トグサは発砲。しかし女性は男に殺される。正当防衛で堅いと思われていた事件は、義体専門のやり手弁護士ウエダ(上田祐司)によって法廷に持ち込まれる。
今回は、法廷アニメだ。
9課唯一の家族持ち、トグサくんの話。第1シーズンでも出てきたけど、家族には警備会社勤務って言ってあるんだよね。トグサくんはそういう意味でも、一番人間らしい人間。素子は、暗に法廷内で電脳通信をするようほのめかすんだけど、トグサくんの青臭い正義感はそれをさせないんだよね。
トグサくんの実直な正義感がよく出てて好きだなぁ。ねちねち追いつめるウエダもいい味。ラストは、トグサの青さをたしなめつつもそれを微笑ましく思ってる9課の面々の愛が感じられてイイ。その愛の結果は? しっかし、9課は怖いなぁ(笑)。
・オマケ
アニメの役職の中で、一番なにやってるんだか判らない役職、演出さんのインタビュー。受けるのは9話と10話の演出の、竹下健一さんと河野利幸さん。デジタルが、演出の意図したい画面の実現可能性を大幅に広げたって話。
特効にこだわる山内重保監督も言ってたけど、演出が技術的なことを知らないだけで、実は各現場とコミュニケーションしたらちゃんと演出の要望に応えてくれるものだ、って。各話の演出さんにも、その辺もっとどん欲にやってもらいたいね。
◆ 2004年8月9日
『レイラさんに謝れーッ!!』(byそら)。というわけで、池田プロデューサー謝ってます(業務連絡)。
一応説明すると、『カレイド』DVD無料配布を秋葉原でやったそうなんだけど、ファンが殺到、大混乱になったそうな。けが人も出たとかでないとかで、司直のお叱りも。
ゲリラ的な路上パフォーマンスは、アニメの中だけにしておきましょう。あと、善意に満ちた『カレイド』内の世界と違って、現実界はファンの止めどなき物欲と、容赦のない商業主義が支配してるんだからさ。あんまり現実を『カレイド』の世界に持ち込んでくれるない!
こんなことでケチがつかないように、OVA頑張ってください、さい、さい〜!
第11話「進入禁止」
脚本:水上清資 絵コンテ・演出:島崎奈々子 作画監督:佐々木守
警察を辞職した猪狩は、ガードマンの職に就いている。そのころ、猪狩の家では妻美佐江(小宮和子)が夫の帰りをいつまでもいつまでも待っていた。
メディアや口碑でますます広がりを見せる“少年バット”。みんなの妄想を吸い取って巨大化してるし。
美佐江の目の前に現れる少年バット、でも、美佐江は決して少年バットにつけいる心の隙を見せない。少年バットに対して、「あなたの与えている安らぎは偽りです」って喝破するんだけど、この美佐江もある意味、夫の寛容さや信頼を盲信しているだけだったりするところが今敏っぽいいぢわるさ。
一方の猪狩なんだけど、刑事として信じてきた現実観ってものを、少年バット事件によってガラガラと崩されてしまった。んで、昔捕まえたドロボーで今は警備の同僚と「もう、オレたちの時代じゃねーんだ」と。
飲み屋を出た猪狩がいたのは、猪狩が過ごした昭和30年代の“匂いのある街”(by『オトナ帝国』)だった。ただし、書き割りっぽいペラペラの世界。それでも猪狩にとっては“現実”よりよっぽど魅力的に見える。
第12話「レーダーマン」
脚本:水上清資 絵コンテ・演出:高橋敦史 作画監督:三原三千夫
アニメ化によってマロミグッズはますます人気。マロミ狩りまで出る始末。街はマロミで溢れかえる。変な眼鏡にアンテナ背負って、馬庭はひとり“少年バット”の謎解きに奔走する。もちろん、聖戦士として、である。
「どうやって少年バットを退けたんです?」(by馬庭)、「同じ…、あの眠そうな目をしたイヌと」(by美佐江)。
肥大化してまさに怪物化した少年バットと戦う馬庭が、結構格好良く見えちゃう。もちろん、馬庭主観だからなんだろうけど(笑)。オタクの部屋のフィギュアにヒントをもらったりしてるし。でも、確実に核心に迫りつつある。月のウサギ(バニーのフィギュア)から得た情報を元に、馬庭は月子の実家に。月子の父から、過去の事件の真相を聞かされる。
いよいよ、少年バットの正体の確信に。前の11話でもそうなんだけど、どこか正常でない人間だけが少年バットに真っ正面から対抗しうる、ってところがイイよね。まともな人間ほど、追いつめられ、少年バットを呼んでしまうという。
妄想に対抗できるのは狂気ってことか。
第13話「最終回。」
脚本:水上清資 絵コンテ:今敏 演出:遠藤卓司 作画監督:鈴木美千代
暖かく、人同士の顔がお互いよく見える昭和30年代の街。マロミの手引きによって月子もこの猪狩の世界に。優しい父が恋しかった月子と、娘が欲しかった猪狩、ふたりはこの街で完璧なバランスでもって存在する。その偽りの街に、死に瀕した妻という“現実”が紛れ込む。
子供を失ったとき妻に「現実を受け入れよう」、そう言った猪狩もまた、現実から逃げるように仕事に邁進しているだけだった。妻の最後の言葉を聞いた猪狩は…。
いや〜、猪狩、格好良すぎ。よくぞ言ってくれました! その後に続くカタストロフィもワケわかんないけどスゴイ。エフェクト作監は、井上俊之さん。すべてをぶち壊したい監督の衝動なのかな? でも、そこは超冷静な今敏だから、ラストは相変わらずシニカル。そこが好きだったりするんだけどね。
・総評
今敏監督初のTVシリーズってことで、多少の不安もあったんだけど、始まってみたら作画も話もかなりの高レベルを保ってたのはさすが。ともすると混乱しそうなモチーフだっただけに、全13話でキッチリまとめ上げたのはお見事。しかも、各話バラエティに富んでて飽きさせない。なんか、2クール以上観たくらいの満足感が味わえたよ。
マロミと少年バットという、光と影のキャラを使って、世にはびこる“癒し系”の正体をこれでもかってほど暴いちゃった。傷つかないために、対象のすべてを記号化(キャラ化)して無毒化することによって自己防衛を果たす。んで都合の悪いことは、幼児期の虐待のせい、マンガ・ゲームの暴力表現、化学物質がホルモンを攪乱、朝日新聞が悪い、戦後民主主義が悪い、などなど、他に責任転嫁する。でも、この手の癒しってのは、社会が複雑化しすぎた現代ではほとんど不可避。その辺が、ラストのシニカルさに現れてる。この社会で狂わないでいるためには、この手の癒しに多かれ少なかれ依存することになる。ま、あえて言えば、そのことに自覚的であるってことが大事かな?
すべてをはっきりきっぱりさせすぎと言えばそうかも知んない。でも、テーマ的にも『エヴァ』なんかよりよっぽどオトナなアニメになってる。『エヴァ』も好きだけどね。謎を謎としてじらしつつ適度に情報を与え、気持ち良く予測を裏切って新鮮なオドロキを提供して、ラストには綺麗にオチをつける。お見事! 情で観るより理で観るアニメ。そんな理に気持ちいいアニメ。珍しいね。
◆ 2004年8月8日
光希桃さんとこの感想率調査2004年夏特別版結果発表。
ぼくも“殿堂入り”に推した『妄想代理人』が1位。観てる人(母数)が少ないんで、今敏ファン率が高いと予想されるとはいえ、1位になるとは思わなかったなぁ。『モンキーターン』も、観てる人は少ない方だけど、結構みんな褒めてるね。『A15&R15』(いわゆる『変身三部作』、解説)総合評価については、6位。褒めてる人でも、結構冷静なコメントしてるところが面白い。「感動した!」とか「涙が止まりません」とか無い。『まほろ』の二番煎じと見られて「なめるな!」的に見られたのか、『この醜』はかなり低評価。最初しか観てないけど、内容はどうだったんだろ?
光希桃さんがコメントしてるように、話題作・大ヒットのない時期だったってのが大きいかな。今敏らしさが濃く出てて今アニメファンの期待に応えた『妄想』、手堅い『攻殻』TV版(第1シーズン)、期待してなかったけど意外と面白かった『ダフネ』『モンキーターン』『美鳥』ってことかな?
各サイトさんのコメントも注目。
第6話「片手だけつないで」
脚本:真部千晶 絵コンテ:古橋一浩 演出:古橋一浩・山名隆史 作画監督:辻美也子
高等部に進学したての頃の志摩子(能登麻美子)。桜の下で出会ったのは、ロサ・ギガンティアにして後の姉になる佐藤聖さま(豊口めぐみ)だった。
アバンタイトルのラストカットのハーモニー止めは、出崎アニメっぽくて笑った。志摩子さんは、環境保護派にして動物愛護派。
Aパートは志摩子の主観、Bパートは聖さま(ロサ・ギガンティア)の主観。前回はキャラの顔の描写が濃かったけど、今回はロサ・ギガンティアの芝居が濃かった。ジェスチャーぶんぶんで『AKIRA』かと思ったよ(笑)。さすがアメリカ人。つられてロサ・キネンシスの芝居も。「今度はホントに叩かれちゃう」(ひっぱたくジェスチャーしながら)。
まだナイフのように尖ってたロサ・ギガンティア。ロサ・キネンシスのお節介で結局、志摩子をスールにしちゃうって話。でもまあ、桜の下でひと目出会ったときから両想いなんだけどさ。頑ななロサ・ギガンティアの心がほぐれてく様子を半パートずつ使って描写するあたりは、いかにも『マリみて』っぽくて好感。ロサ・ギガンティアに似てるっていう割りには志摩子さん、チョット素直すぎる気もするけど、この辺は原作通りの性格なんだろうか? 先代のロサ・ギガンティア(高山みなみ)が格好良くて良かったな。
今回の次回予告も面白い。コレって、速回しナシ? 『エクセルサーガ』の三石琴乃さんの次回予告を思い出すなぁ。
第19話「ライムの恋 PARTII」
JAPANESE STAFF
脚本:横谷昌宏 絵コンテ:高柳哲司 演出:森脇真琴 作画監督:大宅幸男
KOREAN STAFF
絵コンテ:Jin Chul Yang 演出:Seung Il Lee 作画監督:Eun Suk Park
「夏の山道なんて拷問だよ」「同じ流すなら涙じゃなく汗にしなさい」「あれ、私たち昨日と同じ会話してない?」。今度は、山に渓流釣りに来たサンディたち。クラウドが迷った先で見つけたのは…。
一瞬、アップが間に合わなくて先週と同じの放送してんのかと思ったよ(笑)。心臓に悪い。
ジュラシック・パーク! 学校のミモザ先生が倒れてる。残されたビデオカメラに残っていた映像は、先生の恋人ライオネルが恐竜に食べられる直前のシーンだった!?
一度失恋してるライムの恋心に再び火が灯る。「サンディたちが恐竜に!」ってクラウドの報告を聴いたライム、「ということは、この世界にはぼくとミモザ先生ふたりきり。アダムとイブみたいに…」。意外と計算高いヤツ(笑)。ひとりでドーナツ食っちゃうバジルも。
恐竜を狩るウサギイヌ。二足歩行で鎧を着てしゃべってる。ここのウサギイヌはホントに肉食だったのか!
ライオネル、声、飛田展男さんだよね。今の状況はどういうことだ、って話をしてるのに、いつの間にか恐竜の名前を考えてるサンディたちがほんのり面白い。ラストのオチもほんわか。
◆ 2004年8月7日
『ケロロ軍曹』、エンディングがちゃんと『地球侵略音頭』に。エライ!(笑) ラジオ聴くにもちゃんと正座してる小雪ちゃんがカワイかった。
第71話「癒しの歌」
脚本:高橋ナツコ 絵コンテ・演出:岡嶋国敏 作画監督:亀田義明
海で大王イカの紋章の入ったピルケースを見つけたるちあたち。そのピルケースは、大王イカの王様、染五郎からタキさん(山門久美)に届けられるはずのものだった。大王イカの国に何か異変が…!?
るちあたちがクスリの副作用でお婆ちゃんに!(笑) 口の横とかにシワが描かれただけなんだけどさ。なぜか言葉も年寄り言葉。お婆ちゃんなら、もっとおっぱい垂れるだろう!? って、『ピッチ』にマトモなこと言ってもしょうがないんだけど。
お婆ちゃんになってもちゃんと唄ってるし。「若さは奪えても、心は奪えなかったようだな」(byリナ)。“ぴちぴちボイス”じゃなくて“しわしわボイス”って言って欲しかったな。しかし、こんなババアにも負けるブラック・ビューティー・シスターズっていったい…。るちあたちを若返らせるため、命と引き替えにスミをはいた染五郎さんも簡単に歌で生き返るぞ!
『ピッチ』観てると、アニメってもっとバカでいいんだってとこを思い出させてくれるね(笑)。異常な暑さと相まって、やたら面白く笑いながら観ちゃった。コレって、人間の防衛機能ってヤツ?
第43話「野良犬は逃げ出した」
脚本:會川昇 絵コンテ・演出:安藤真裕 作画監督:斎藤英子・矢崎優子
大総統は、エド&アルをリオール事件の重要参考人としてとらえるようマスタングに命じる。「手に余るようなら、その場で裁断する許可を与える」(by大総統)。
はい、エドのお父さん(江原正士)初登場。マンガと違って普通に登場。
いやあ、1時間スペシャルの後だったから今回はレベル落ちると思ってたら、ちゃんと面白かった。どう終わるのか気になるけど。
エドにふれたアル、忘れていた“門”の記憶がフラッシュバックする。どうやら、賢者の石になった体が錬金術師であるエドに反応してしまうらしい。「オレに触れるな!」(byエド)。敏感なお年頃(笑)。
やっぱり、第2シーズンってあるのかな?
◆ 2004年8月6日
『十兵衛ちゃん2』、やっとレンタル出たのね。やっと馬越版十兵衛ちゃんが拝めるよ。近々レビューの予定。
それはそうと、『アルス』一挙放送第1弾、録画成功。放送時刻がまちまちなだけに、まとめて録れただけでウレシイ(笑)。合間に、B.LABEL(ビットランドの子供バンド)の演奏があったのはご愛敬。最初の方は何度も観てるんで、新たな発見はなし。
アルスが夢見てた魔法界が結局、個人の魔法能力差がある競争社会だったり権力者が既得権を守るよう行動したり、人間界のカーボンコピーでしかないってことが描かれる(人間界の学校で先生が言ってた「世の中は平等なんかじゃない」ってセリフに対応)。アルスちゃんは、魔法の力でなんとか自分の理想を押し通そうとするが、魔法界の伝統しきたりにことごとく衝突する。
お初にお目にかかるエンディングも、カワイく仕上がってたよ。唄もほのぼので、このED込みだと番組の印象もチョット違う感じ。原画のクレジットはでなかったけど、キャストがちゃんと出たのは歓迎。っていうか、出て普通なんだけどさ。
第5話「約束 ちかい」
脚本:山野辺一記 絵コンテ・演出:二瓶勇一 作画監督:高見明男
新国連の事務総長ギャロップ(藤田淑子)から協力要請が出される。「あなたに断れるかしら?」(byギャロップ)。そのころ、翔子(松来未祐)は一騎にお近づきになりたくて、アプローチをかける。
真壁指令がいったい何をしたいのかよくわかんないんだよね。真壁指令って、あんまり有能ではないってことなのか? 相変わらず無表情なまんまだし、演出からもその辺よく読み取れない。とりあえず、島の司令部も一枚岩ではなさそうってのはわかるけど…。
子供は子供でなんか淡い青春してるし。とりあえず、翔子は来週死ぬっぽい。コレでまた一騎が悩んだり総士と衝突したりするんだろうね。いじけてファフナーで脱走して、んでまた戻ってきて営倉に入れられたり。ま、お約束。
もうチョット面白くやれそうな気もするんだけどなぁ。
◆ 2004年8月5日
明日、金曜日18:20〜19:00、NHK教育で『魔法少女隊アルス』が第1話から一挙放送第1弾。未見の方は、チョット変わり種なんで一見のオススメ。見てる人も、エンディングが追加されるらしいから必見。ビデオチェックも忘れるな!
出来れば、ちゃんと元のビスタサイズでBS2あたりで放送して欲しいってのが本音だけどさ。
第17話「黒龍丸事件」
脚本:今川泰宏 絵コンテ:横山彰利 演出:福本潔 作画監督:丹重谷鉄人
冒頭、今までの流れをナレーションで整理。
ああ、鉄人が海に沈んでる! 最終回はオリンピック会場の地下かどっかに埋められて、「高度成長を謳歌する中、戦後という闇とともに葬り去られた」とか言って終わると勝手に予想してたんだけど(『スネークアイズ』のラストっぽく)、先にやっちゃったね。
高度成長期へ移行する直前、アメリカのコングロマリット、ベラネード財団の会長(内海賢二)が来日。警視庁前で男が暗殺される事件が起こる。そのころ、戦犯として服役していたビッグファイア博士(中村正)が出所、敷島重工の現場指揮者に就任。時を同じくして、伊豆沖で大爆発が起きる。正太郎くんは、警視庁の関刑事(関智一)とともに調査に赴く。
今回、登場人物も事件も多くて、書ききれない。“黒龍丸”“バギウム”“海底の墓場”、何かが闇で動き出していた。
黒龍丸ってやっぱり第五福竜丸だろうね。だとしたら、正太郎くんも関刑事もヤバいよ。黒龍丸を守ってたカニロボットがカワイかった(目がカワイイ)。ブラックオックスのカメラアイから見たのは、“正太郎”の文字。
更迭された大塚署長、町に現れた謎のロボット、「自殺という姿で発見」される敷島博士…(下山事件?)。うお〜、気になる引き! ここに来て、鉄人と正太郎くんをめぐる話が一気に動き出しそうな予感。
第41話「だから行かなくちゃ」
脚本:米村正二 絵コンテ:友永和秀 演出:小山田桂子 作画監督:蘇武裕子
大陸についた一行。アダムが高熱を出してダウン。原因は、変異したナノマシンらしい。とりあえず、近くのテラフォーミングマシンを目指し出発する。そこで一行が目にしたのは、廃墟となった大都市だった。
変異したナノマシン…、異常プリオンみたいなもんかな? 同じナノマシンを体内に持つルナにも感染る可能性がある。オリオン号、空中に浮かぶから、当然陸路もへっちゃら。もう船だか飛行機だか、なんか中途半端。
少年漂流記ものから、SFっぽい謎解きにストーリーが移ってきたね。アダムは、宇宙から来たんじゃなくて、絶滅から救うために宇宙に打ち出される予定だったのかな? ちゃんと辻褄合うように説明してくれるんだろうな? 何万年後の地球だったとか。
テラフォーミング施設を守るボール型レーザー兵器。ルナが近づくが、声を聴く。「人間は必要ない!」と。コンピュータの叛乱だったのか? 『マトリックス』なのか? 変異ナノマシンも、コンピュータの仕業だとか。
ラスト、レーザー砲の流れ弾(?)が施設の扉に命中。「やった、扉が開いたぞ!」って、相変わらずご都合主義じゃん!
◆ 2004年8月4日
なんか怒られてますが、大きいフォントで(笑)。
“セイジくん”ってカタカナ表記だったのか。青島幸男が国会で決めたのか? いとうせいこうがビッ会で決めたのか!? マンガではそういう表記なのかな。公式サイト見ても普通に“正治”って書いてあったから、そのまま書いたんだけど。
せっかくのご指摘なんで、美鳥のセリフの引用内だけ修正しとこう。ありがとうございました。
第7話「はじめてnoデート」
脚本:川端信也 絵コンテ:潮乱太 演出:中村賢太朗 作画監督:芝田努
映画のチケットをエサに正治をデートに誘うことに成功した綾瀬。いろいろ計画を練るが、ことごとく失敗。
優等生な委員長キャラが壊れていく〜(笑)。でも応援したくなってきたよ。ここまで鈍い正治もスゴいけど。ベタだけど、妄想シーンが笑える。入浴シーンもあって、これまたポイントもらさない堅実なつくり。ラストは意外と綺麗。
第8話「右手noセイジ」
脚本:池田眞美子 絵コンテ:宮崎なぎさ 演出:林有紀 作画監督:本橋秀之・中島里恵
朝起きると、右手がセイジくんに!? 家は正治の家なんだけど、タンスを開けても出てくるのは美鳥の服ばっかり。
いや、夢オチなんだけどね。お互いが、実はいろんなことで苦労してたり気を遣ってたりっていうことに気づくっていうところは上手いね。設定は突拍子もないんだけど、たまにこういうエピソードをやると効果的。
美鳥が(夢の中で)久しぶりに同級生に出会って、自分を置いて他の人たちの時間は流れていってるっていうことに気づくあたりは伏線だろうね。本当にこのままでいいのか、何が原因でこういうことになったのか? その辺チョット匂わす。
第11話「運命no再会」
脚本:池田眞美子 絵コンテ:よしざね桜 演出:よしざね桜 作画監督:小林理
テストは散々だった正治。そのころ、美鳥の幼なじみの耕太(釘宮理恵)が他校の不良に拉致られてしまう。
やっぱ釘宮理恵はいいなぁ(笑)。耕太、あられもない姿で不良どもに縛られてるし。ブリーフ姿でめげずに人類愛を説く耕太。やっぱり、コレってサービスシーン? ちなみに、同じ小林常夫監督の『十二国記』でも、カワイイ男の子役(泰麒)で釘宮理恵が演じてた。そっちもかなりカワイかった。
小林監督と釘宮理恵の組み合わせは要チェックかも。
第12話「突然no別れ」
脚本:池田眞美子 絵コンテ:佐藤卓哉 演出:林有紀 作画監督:本橋秀之・中島里恵
「セイジくんにとって、私はいつまで経っても右手のままなんですね…」(by美鳥)。
正治のためにマフラーを編む美鳥。しかし、ふと思う、「私、本当にこのままでいいのかな?」。目を覚ました正治、しかし右手に美鳥の姿はなかった。
美鳥がいなくなって自暴自棄になる正治。綾瀬にも辛くあたり、エロビデオも買いまくり(笑)、不良のケンカも買いまくり。
メインは綾瀬の正治への告白。今はそういう気持ちじゃないと断る正治。「好きな人がいるのね」「それを好きっていうのよ」。エエ娘やないの〜、綾瀬〜。ちゃんとラブコメしてる。シリアスとギャグのバランスが絶妙。
今回、アイキャッチに美鳥がいなかった。
第13話「二人no日々」
脚本:池田眞美子 絵コンテ:小林常夫 演出:須間雅人 作画監督:楠本祐子・芝美奈子
正治は、美鳥のことが気になるものの、直接会うことを避けている。一方、美鳥も右手の日々を忘れてしまっている。でも、正治のことを考えると、何か大事なことを忘れてしまったような感覚に襲われる。
最終回なんで、ちゃんと予想通りハッピーエンドになってるんだけど、もうちょっと情感を盛り上げて欲しかったなぁ。チョットあっさり味すぎると思うな。再会のシーンとか、もっとやりようがあった気もするけど。泣き、とまではいかず。
でも、ラストが『南くんの恋人』みたいにならなくて良かった(笑)。
・総評
アニメ作品数が爆発的に増えてるなかで、原作付き1クールのU局アニメというマイナー枠でプロのお仕事ってのをキッチリ拝見させて頂きました。原作読んでないけど、原作の良さをちゃんと生かした“正しいアニメ化作品”に仕上がってたんじゃないかな。原作知らなくてもちゃんと楽しめたってのもポイント。
作画も、ストーリーの邪魔になってないし、バタバタしたところも面白かった。キャストも良かったし(とくに釘宮理恵が)。ベタでもポイント押さえればちゃんと面白いってことを再認識させられたよ。なんだかんだいっても、観てて結構笑えたってところが好きだな。こういう作品が、TVアニメの標準レベルになってくれるといいなぁ。
Special Thanks toスワッキイさん
◆ 2004年8月3日
今日いつものスーパーで買い物してたら、鮮魚コーナーのテレビで『ファインディング・ニモ』を流してた。う〜ん、販売促進の方法として間違ってる気がするぞ。
でも、劇場で銀色の魚の群れがジェスチャー(?)で道を教えてくれるシーンで、思わずお造りにして食べたくなったんで、あながち間違ってないのかな? カワイイ『ニモ』の下では、ぶつ切りのアラが半額で売っていた、混み合った夕方の鮮魚コーナーでありました。
原作:井上和郎 監督:小林常夫 キャラクターデザイン:楠本祐子 アニメーション制作:ぴえろ
第1話「右手no恋人」
脚本:世田八智 絵コンテ:小林常夫 演出:須藤雅人 作画監督:田中比呂人
ケンカがめっぽう強くて、“悪魔の右手”と呼ばれ恐れられてる沢村正治(谷山紀章)。ある朝起きたら、右手が女の子になっていた!? 女の子の名は、春日野美鳥(中原麻衣)。ずっと正治のことを片思いしていたという。
沢村といえば、キックの鬼だと思ってたんだけど…。しかしストレートすぎるサブタイだな。最初は原作も読んだことなかったし、正直「くっだらねー設定だな〜」とか思ってたんだけど、始まってみるとなんか意外と評判いい。実際観てみたら、意外と普通の少年マンガ誌の軽いラブコメ路線で、好感。
しかし、乱暴っぽく振る舞ってるけど実はやさしい不良なんて、今日日いねーよな。同じクラスの優等生、綾瀬貴子(高木礼子)が隠された優しさを知ってて次第に好きになってく、てなところ見ても、徹底的にパターンを踏襲してるんだけど、そのいさぎよいパターンっぷりがかえって気持ちいいんだよ。
見る前は、「やっぱ『南くんの恋人』かな?」とか「いや、『寄生獣』?」とか思ってたんだけど、どっちかてーと『ど根性ガエル』。正治がちゃんと美鳥に引っ張られて「ああ〜!」ってなるし、アイキャッチがやっぱり『ど根性ガエル』のタイトルバック(『ケロロ』のアイキャッチもそうだ)。作画も、ドタバタしてて楽しいな。
接合部はどうなってんだとか、循環器系は独立してるのかとか、そもそも日々のあんなことやこんなことはどうするんだとか、細かいところは突っ込まないでね。「私は今のままでいいです。だって大好きなセイジくんと一緒なんですから!」(by美鳥)。コレですよ、コレ!(笑)
第2話「二人no想い」
脚本:佐藤卓哉 絵コンテ:サトウシンジ 演出:サトウシンジ 作画監督:窪詔之
どうしてこうなったのか、とりあえず美鳥の家に行ってみることに。美鳥の家は、スゴイ豪邸。尻込みする正治だったが、美鳥の母親は正治の名前を聞いてすんなり通してくれる。
美鳥の本体(?)は、美鳥が右手になった日以来、眠り姫のように眠り続けているらしい。結局戻る方法はわからず。
美鳥の母親(大原さやか)が繰り広げる、シリアスとギャグのアップダウンが軽快でいいな。正治がたんなるケンカ好きでないことが描かれるところも、定番なんだけどポイントついてる。ちゃんと綾瀬がそれを目撃して、見直すってところも。
第4話「秘密no発覚」
脚本:阪口和久 絵コンテ:よしざね桜 演出:鎌倉由実 作画監督:本橋秀之・中島里恵
美鳥の服を買うため、なれないフィギュアショップに入る正治。しかし、そこで出会ったのが、クラスメイトの高見沢(上田祐司)。重度の人形愛好家の高見沢に、美鳥のことがばれてしまう。「そのことをばらして欲しくなかったら…」(by高見沢)。
婦警さんに看護婦さん、いろんなコスプレではしゃぐ美鳥がなんかカワイイ。この辺は、声やってる中原麻衣さんの上手さか。高見沢の上田祐司さんも、こういう役ハマってるなぁ。高見沢にバレて、結構ピンチじゃん、って思ってたら、ラストは記憶喪失で一件落着。とことんお約束。
第6話「栞noラブラブ大作戦!」
脚本:佐藤卓哉 絵コンテ:サトウシンジ 演出:サトウシンジ 作画監督:猫野那智子
近所に住む、やけにませた小学生、栞(田村ゆかり)。栞は正治を振り向かせるため、あれやこれやの作戦を繰り出す。入れ知恵は、もちろん沢村姉(湯屋敦子)。
またしてもコスプレ。眼鏡に始まってセーラー服(中は体操服 でもブルマじゃない!)、ネコ耳メイド、女王様、などなど。単純に笑える。やれやれと安心してたら、風呂場で待ってるし。正治の脇に抱えられて運ばれる栞、なんか絵的に微笑ましいな。
ラストも実は義理の母親に対する子供らしい反発だった、っていう人情話。なんだ、オチはエエ話かよ〜。油断してたらやられた。
Special Thanks toスワッキイさん
◆ 2004年8月2日
台風一過で、急に秋みたいに涼しくなっちゃって。一ヶ月ほどズレてんじゃないの?
『クレヨンしんちゃん オトナ帝国』の原恵一監督インタビュー。次回作の企画は、童話を元にした劇場作品だそうな。原さんらしい渋い趣味。
原さんといえば、『世界と日本のアニメーションベスト150』ってのに載ってる、『人狼』へのコメントが熱かった。『久々に嫉妬したアニメだった』と。
第18話「ズッコケ財宝調査隊」
脚本:西園悟 絵コンテ:棚橋一徳 演出:前島健一 作画監督:鈴木伸一
作監の鈴木伸一って、あの“小池さん”こと鈴木伸一さん?
モーちゃんのお爺ちゃんが生前埋めたという財宝を探しに、はるばる蜂巣村にやって来た三人組。しかし村に着いた三人を待っていたのは、60年前ダムに沈んだ村だった。
夏休みの子供だけの財宝探し、っていうわくわくする題材。戦中、中国から極秘裏に運ばれた財宝、アメリカからわざわざ来たという調査団、そして三人組の後をつけるサングラスの男…。もしかして、皇帝の黄龍玉璧?(高濃度の放射性物質 by村上もとか『龍 -RON-』)
玉云々は冗談としても、もうチョット泣けるエエ話になるんかと思ってたから、肩すかし。いや、こっちが勝手に期待してただけだけどさ。『鉄人28号』の見過ぎかな?(笑)
第18話「GO! GO! キャンプ!」
JAPANESE STAFF
脚本:中瀬理香 絵コンテ:有原誠治 演出:高林久弥 作画監督:一川孝久
KOREAN STAFF
絵コンテ:Chan Wung Lee 演出:Wang Yeb Kim 作画監督:Eun Hee Lee
みんなでナッツ(飛田展男)の有機自然農園で美味しい野菜をたべるキャンプに参加する。お留守番のハズだったクラウドも、サンディのリュックに入ってついてきてしまう。そんなクラウドに野菜泥棒の疑惑が。サンディはひとりクラウドの無実を主張。
'60年代ヒッピースタイルのナッツ。裸足だし(笑)。さすが朝日小学生新聞(?)。
ウナギイヌじゃなくて、ウサギイヌが有力容疑者として浮上。いたずら好きなウサギイヌにサンディ翻弄。「ここのウサギは肉食だ」(by鳥坂先輩)。
ヒッピー精神を賞揚しておきながら、エンディング見たら、長崎ハウステンボスとタイアップ。ハウステンボスにマシュマロタウンオープンだって(詳細)。『マシュマロ通信』って、そんなにメジャーなのか? 資本家の走狗め!
◆ 2004年8月1日
月も変わって、お世話になってたMEMORIZE日記も消滅(のハズなんだけど、まだ見られたりする リンク)。
チョット気分を変えてってワケでもないけど、わかりやすくするため、星による評価を付けてみようかと。一応、基本は絶対評価。5つ星満点で、あとは½で微調整。でも作品によって標準レベルがどうしても違ってくると思うんで、その辺はテキトー。ま、一つの目安ってことで。
第5話「いつしか年も」
脚本:吉田玲子 絵コンテ:ユキヒロマツシタ 演出:平向智子 作画監督:相澤昌弘
ついに卒業式の当日。ロサ・キネンシスはいつも通り世話焼きさん、ロサ・ギガンティアはマイペース。変わらないふたりを観察しながら自分もイマイチ感慨に浸れないロサ・フェティダ、「卒業しきってのは、父兄のためにあるのかもね…」。
とかいいながら、それぞれ回想シーンに突入。ロサ・フェティダとロサ・ギガンティア、幼稚園時代からの因縁だったのか。幼稚園児同士のキャットファイト(笑)。
見所は中盤。在校生送辞を読むため壇上に上がった祥子様、感極まって泣き出してしまう。続きも読めずさめざめと泣き続ける祥子様。「ダメ、もう見てられない」(byロサ・キネンシス)。と、そこに颯爽と現れたのは、セーラー・ウラヌス、じゃなかった、支倉令様! 令様、ステキ〜。コレがまた、気持ちいいタイミングで来てくれるんだよ。
今回は結構ハマって見ちゃった。なんせ、今回キャラ作画がいいもんで。チョット睫毛とか唇とか描写が濃いけど。『マリみて』ってさ、キャラの顔の立体感がおかしかったり、左右の目のバランスが変だったり、どこ見てんだかわかんない死んだ魚みたいな目になったり、結構そういうところが目についちゃうんだけど、今回はその辺クリアしてて吉。ロサ・カニーナが、『攻殻』の素子少佐に見えて仕方なかったけど(笑)。
次回予告は、いつも通りハジけてる。「片手いつもクサいで〜」(by祥子様)。予告編で夏服が…、って、冬服の袖切っただけじゃん! なんか、羽田元首相の省エネスーツみたいだ。夏服は、やっぱ白をベースにして欲しかったな。
第26話「さようならミップルメップル!? やだー!」
脚本:影山由美 絵コンテ・演出:立仙裕俊 作画監督:飯島秀一
甦ったイルクーボによりドツクゾーンに連れて行かれた、プリキュアたち。ジャアクキング(小野健一)は、味方だろうと殺す、真の闇の王だった。
なんか内容がハードだからか、ほのかもなぎさも顔が凶悪だ。ことあるごとになぎさをかばう、けなげなほのかがナイス。
闇がいかに強いかについて説教しつつ戦うジャアクキング、強い、強いぞ。と、ついにクイーンが動いた。わっはっは! やっぱりクイーンのビジュアルの凄さにはジャアクキングも敵うまいて。CG描写の、妙につやつやしたテクスチャーがよけい変さを際だたせてる。大乗仏教的包容感とでも申しましょうか?(笑) っていうか、内容はゾロアスター的二神論かな?
ジャアクキングを倒し、光の園を救ったふたりは、ミップルメップルとも別れなければならない。戦いを終えて帰ってきたふたりを出迎えたお祖母ちゃん、「お疲れ様でした」。
「いままで声援ありがとう」とはいかず、予想通りミップルメップル+ポロンが帰ってきて、来週からまたいつもの『プリキュア』。