2004年10月31日

 白取春彦『仏教「超」入門』(すばる舎)、読了。

 お説教本ではなく、仏教、とくにブッダの元々の教えがいったいどんなものだったのかを分かりやすく解説してくれる本。細かい歴史、教義、人物の話には踏み込まずに、要点だけを教えてくれるんでお手軽かつ重宝。

 「縁起」に「空」という概念の説明も、読んで目から鱗。「悟り」や「輪廻」、「涅槃」についても。コレ読んだら、世の葬式仏教やありがたいお説教なんかが、いかにブッダの教義と関係ないものかが判るよ。先生曰く、「仏教は、信仰より先に理解が必要とされる」宗教だそうな。

 一冊、小一時間ほどでサクッと読めるのもありがたい。


 ちなみに、禅については、京極夏彦の小説『鉄鼠の檻』(講談社文庫)を読めば完璧。

・『ファンタジックチルドレン』

第4話「シノン」
脚本:三井秀樹・なかむらたかし 絵コンテ・演出:古川順康 作画監督:中村深雪


 ヘルガを助けに施設に忍び込んだトーマとチット。チカオは、脱走犯を捜索しに来た怪しげな集団でいっぱい。混乱にまぎれてヘルガを助け出すが、森の中で行き倒れた老婆に出会う。

 子供の次は老人。老婆の名はシノン(安達まり)で、自分は24歳だと言い写真付きの身分証を見せる。「死んだ妹が迎えに来てる」(byシノン)。シノンとヘルガにしか見えない妹の霊? いきなり出てきていきなり老いて死んじゃう。身分証には“GEDプロジェクト”の名が

 あ〜、とことん引っ張るなぁ。面白くなきゃ切ってもいいんだけど、面白いんだよね。あんまり痛快なアクションシーンはなく、あくまでハードな雰囲気で行くみたい。

 サングラスの役人たちは明らかに怪しいんだけど、ベフォールの子供たちとの関係はまだ良く判んない。「(シノンを)哀れに思うなら、誰にも喋るな」(byサングラスの役人)。チカオの院長は、普通の孤児院の普通に嫌な普通の院長なのか? 不祥事を恐れる小役人っぷりがナイス。

 院長、責任さえ問われなきゃどうでもイイってことかかも知れないけど、逃げたヘルガを「放っておけ」と言っちゃうのは、今までの執着からしても、ちと不自然では?

 とりあえずヘルガ救出は成功。ヘルガはなぜかトーマを避けてる。

 ラストの爺さん、怪しすぎ(笑)。

★★★・・

【コロッケ五円之助】
・『ふたりはプリキュア』

第38話「ガッツでGO! 亮太のおつかい大作戦」
脚本:川崎良 絵コンテ・演出:山吉康夫 作画監督:青山充


 今日はほのかと買い物の予定だったなぎさ。でも、お父さんが大事な書類を忘れてしまい、会社に届けに行くことに。と亮太(高橋直純)、「ぼくが行く! お姉ちゃんたちは買い物に行けばいいよ」。

 今回は作画が…。で、出た〜! 青山充さんの必殺ひとり原画! オツカレサマデス!

 お話も、定番中の定番。しかし、亮太の声、なんであんなヘンな声なんだ? もっとカワイイ弟なら萌える話になりそうなのに。

 敵の3人組もやっとポルンが怪しいと気づき始めたみたい。執事ザケンナーのふたり、面白いキャラなのに本編に絡まないね。展開的にも、ポルンの正体がバレるの待ちってところか

 ラストのアクションもチョット…。「青山くん、すまなんだ〜! たったひとりで原画をさせてしもうて、すまなんだァ〜!」(by丹下段平)。

★½・・・

【コロッケ五円之助】
・『マシュマロ通信』

第30話「マシュマロタウンのハロウィーン!」
JAPANESE STAFF
脚本:横手美智子 絵コンテ:原田浩 演出:高林久弥 作画監督:稲田真樹
KOREAN STAFF
絵コンテ:Chan Wung Lee 演出:Wang Yeb Kim 作画監督:Eun Hee Lee


 今日はハロウィーン。サンディの家に、一部の選ばれた人しか参加できない という、かぼちゃ大王のハロウィーンパーティの招待状が届く。でも、同じパーティに放送部のバイオレット(下屋則子)たちも招待されていた。

 バイオレットの眼鏡とうさミミのコンボ…、って、萌ねェ〜。クラウドの悪魔姿、カワイイな。

 いつにも増して、良く判らない話。ホラーのはずが途中から密室ミステリに…。

 ファッションイラストコンテストの優秀作の衣装が本編に登場。最初にサンディとクラウドが仮装した、カウガールと水兵さん。

 「(お互いの姿を見て)なにそれ!? う〜ん、もっとインパクトがなくっちゃね〜」(byサンディ)。せっかくのファンの人の作品なのに、なんて言い様だい! ヒドい目に遭わすよ!(笑)

★★★・・

【コロッケ五円之助】

2004年10月30日

 『今日からマ王!』まだ続くんだね。人気あるんだろうか? ひさびさに見てみたら、なんかまったり&シリアスな話だった。

 「月刊アフタヌーン」12月号のオマケDVDに『げんしけん』関連で、『くじびきアンバランス』が半パート分入ってた。『くじアン』オモロイじゃん。上石神井蓮子(大谷育江)が良かったな。続き、観たい。

・『学園アリス』公式サイト

原作:樋口橘 監督:大森貴弘 シリーズ構成:横山雅志 美塾監督:菱沼由典 アニメーション制作:グループ・タック

第1話「学校がなくなっちゃう☆」
脚本:横山雅志 絵コンテ:大森貴弘 演出:境橋渡 作画監督:飯飼一幸・吉本拓二・藤原未来夫


 元気いっぱいの佐倉蜜柑(植田佳奈)といつもクールな今井蛍(釘宮理恵)は、大の仲良し。蜜柑は、通ってる小学校が街の小学校と統合されるのに大反対。でも、蛍は反対運動を手伝ってくれない。それどころか、蛍は蜜柑になにも言わずに、東京の有名学校に転校してしまうという。

 BS2の「アニメ劇場」の新番組。

 雑誌でみたときは、『CCさくら』の夢よもう一度、ってな作品かと思ってた。実際観たら、全然似てなかったッス。

 意外だったのが、主人公の蜜柑が関西弁だったってこと。他の子も関西弁(でもアクセント変)なんで、この田舎の学校は関西なのか。植田佳奈は、『マリみて』の祐巳やってたけど、関西人だったのか。『くじアン』でも関西弁キャラだった。植田佳奈といえば、『忘却の旋律』の白夜岬編のキュウちゃんが良かった(関係ない)。ちなみに、釘宮声の蛍は標準語。

 お話としては、不思議な能力を持った子供たちの学園話(寄宿生活?)。まあ、雰囲気は『ハリー・ポッター』みたいな感じなのかな? 特異な能力を持った子供を集めた国立の研究機関。たぶん裏ではヒドいことをやってるに違いない!(笑)

 作画も、キャラ、動きともにそこそこ良くできてた。やっぱり、ときどき『あずまんが』みたいな顔になるけど。エンディング作画は、岸田隆宏さん。イイ味。

 話も作画もそこそこのレベルなんだけど、あんまり引っかかりは無かった。細かい設定とか出てくるのは次の回以降かな。悪くない感じなので、とりあえず継続視聴。


・追記
 作画は、蜜柑と蛍が踊るところがカワイかった。ラストの爆発で飛ばされた蜜柑の表情は、さすがにあんまりな顔だと思うぞ(笑)。

★★★・・

【コロッケ五円之助】

2004年10月29日

 今市子『百鬼夜行抄』第12巻(朝日ソノラマ)購入。

 司ちゃんに彼氏が!? なに〜、許さ〜ん!!(笑)「若、早速我らがその男を取り殺して参りまする!」 収録の「水辺の暗い道」で、律と司ちゃんの関係性が示されてる。尾白尾黒が活躍する話がなかったのが残念。でも、面白い。

・『無人惑星サヴァイヴ』

第52話(最終回)「みんなのところへ」
脚本:米村正二 絵コンテ・演出:矢野雄一郎 作画監督:滝口禎一


 予想よりも強い重力嵐。船体は悲鳴を上げ、重力制御ユニットの切り離しが不可能に。カオルは、自分だけ重力嵐の中に飛び込むと言う。しかし、その時ルナの声が司令室に響く、「ゴメンね、ここからは私とサヴァイヴだけで行く」。

 このままルナは、自己を犠牲にしてみんなを救う…。ルナがみんなにそれぞれ別れを告げるシーンは、観てる方も1年間の付き合いもあったんでそれなりにジーンとくる。このままで終わってくれたら、結構綺麗なラストなんだけど、そこはドッコイ、最後まで『サヴァイヴ』らしいご都合主義の連続!(笑)

 結局、“ルナの能力”ってのも、理論的な説明はなされず。あえて言うなら、“努力と根性”? 「ルナー、生きろー!!」(byカオル)って、ジブリじゃないんだから(笑)。

 NHKらしい「みんな仲良し」で〆。ラストくらい、「地球か、何もかも懐かしい…」とか言って欲しかったな。

 前回に引き続き、キャラ作画は良かった。

★★½・・

・総評

 テレコムとマッドハウスという、日本のアニメを背負って立つ老舗が制作したアニメなのに、作画のうま味ってのとは無縁の作品だった。みんな忘れてるけど、キャラ原案は江口寿史さんだったのだよ(笑)。

 ドラマも、個々の事件が団子状に単独で終わっちゃうんで、物語のダイナミズムに欠けたのも残念。事件の解決のほとんどが、偶然の幸運ってのもいかがなものか。

 子供向けにSFやるんなら、表面的なガジェットだけじゃなく、もっと知的好奇心や、対象を見るときの新たな視点の提供なんかのスピリットを提供して欲しかったな。

 とはいえ、ツッコミどころは満載で、近年まれに見る天然系アニメだった

総合評価
★★・・・

【コロッケ五円之助】
・『魔法少女隊アルス』

第25話
脚本:小原信治 絵コンテ・演出・作画監督:吉田徹


 アルスも戻りエバも元気になって、表面的には以前の生活を取り戻したかに見えた。レノンという異物をのぞいては。特にシーラは、レノンをまったく信用していない。

 「アルスとアリスって似てない?」(byアルス)。エバちゃん、レノンを“パイレーちゃん”呼ばわり(海賊=パイレーツのパイレーちゃん)。

 魔女名鑑にも載ってないし、魔法も使えない、でも人間ではない。レノンちゃんって何者? アルスが、魔法を人を幸せにするものと捉えてるのに対して、レノンは「魔法なんかあったって、誰かを不幸にしかできない魔女だっているんだよ!」と。

 割とノーテンキに、「魔法は人を幸せにする」って信じてきたアルスの信念は裏切られることになるのか? 物語のパターン的には、最初、疑いなく信じてた信念が裏切られ相対化されて、「それでもあたしは魔法を信じる」と、すべてを承知でそれでもあえて主体的に選択するってのが定番だけど。

★★½・・

【コロッケ五円之助】

 ルナ達一行は今、宇宙船で、しばらく暮らした惑星を離れようとしていた。

ルナ「きれい…。そういえば、あの星に名前つけてなかったわね」
メノリ「そういえばそうだな」
シンゴ「う〜ん、何がいいかな」
シャアラ「サブイボってどうかしら?」
チャコ「ええ場面なんやから、アホなギャグ言わんとき!」
アダム「サブイボ…、いい名前だね」
チャコ「ほ〜ら、アダムが変な言葉覚えたやないか」

 冗談はともかく、『サヴァイヴ』は最後まで『サヴァイヴ』でしたねぇ。でもいいラストでした。

・『ウルトラマンネクサス』

第4話「異空間<メタフィールド>」

 TLTはトンネル内のビーストを殲滅するため行動を開始した。イラストレーターと呼ばれる17歳の作戦参謀、吉良沢とは何者か? そしてウルトラマンにまで攻撃をしかける副隊長・西条の真意は?

 4話目にして、やっとウルトラマンがビーストを倒しました。まさか、ずっとこのペースで行くんでしょうか? TLTの戦闘機は飛行中姿を消して飛んでいますが(光学迷彩か?)、仲間の機体と接触して危ないんやないかと思っていたら、仲間同士はちゃんと見える装置を装備しているようです。

 しかし今回、MP(メモリーポリス)の首藤沙耶(日高ひとみ)が初登場して、ビースト・パドレオンとの戦闘が終わった現場の山中のトンネルへ現れます。数人の警官が非常線をはっているわけですが、車から降りた首藤さん、黒服の男を従え、いきなり警官に向かって「ビーストはいなかった、何も起こらなかった。それが現実です!」と言って警官の記憶を消してしまいます。

 お〜い、お前らはMIBか!?(笑) 警察官の記憶まで操作してしまうようなアブナイ組織が、なんで存在を許されてんだ? 一体誰が許してるんだ、首相か? それとも勝手に活動してんのか? う〜む…。

★★・・・

【アルデンテ有森】

2004年10月28日

 『BSアニメ夜話』第4夜は、『ガンダム』。

 今回も、ちょっとゲスト多すぎて、意外と盛り上がりに欠ける。好きなシーンで語るってのも悪くなかったけど、それだけで終わっちゃったのは残念。個々の話は結構面白かったのに。やっぱり意見のぶつかり合いがないと、『夜話』じゃないよ。

 大森望さんが福井晴敏さんの『終戦のローレライ』を、「究極のガンダム小説だ」みたいなことを言ってたのを思い出したり(笑)。ミハルはイイよ、福井さん! 誰からも顧みられることなく死んでいくのが哀しい。ジオン側からは結局、番号でしか認識されてないところがまたイイんだ。戦争の中での個人の扱われ方が如実に出てる。

 岡田さん言ってたギレン演説の移り変わりの話は面白かったね。『ガンダム』の魅力は、メカ、キャラ、ドラマ、SF、テーマ、作り手などなど、多層的に楽しめるところだよね。すべて説明しきってないところがまた良いんだろうね。

 個人的には、永井さんのナレーションが好き。やや文語調で重厚な感じが良いんだよね。予告編もカッコイイ。

 『SEED』には、ナレーション含めて、オッサン分が足りなさすぎだ!

・『BECK』

第3話「MOON ON THE WATER」
脚本:小林治 絵コンテ:浜崎博嗣 演出:三宅綱太郎 作画監督:高橋昇


 竜介は最強のバンドを作るため、メンバーのリクルートに奔走する。忙しい竜介をよそに、コユキは未だ打ち込めるモノがない自分に落胆する。

 真帆の前でコユキが歌声を披露する回。コユキ、やっぱり歌のときは違う人(平林一哉(HUSKING BEE))が声やってるみたいね。声質的に違和感はなかったけど。

 真帆も、初登場時と比べてもう丸くなってる。『BECK』のキャラたちは、みんなコユキのことが好きなんだ。何の才能もない(と自分では思ってるが、実は眠れる天才である)コユキが、“スゴイ人たち”である泉ちゃんや竜介や真帆なんかから気をかけられて、やがて輝かしい音楽の道へ進んでいくってのが、いかにも思春期の少年ドラマらしい構造だよね。

 竜介にギターもらうところも良かった。うらぶれた月夜の釣り堀にブルースが合うね。コユキの初々しさもさわやかで嫌味がないし。「オレ、メチャクチャ練習して、ガンガンやって、バリバリ弾けるようガンバリます!」。

 今回、動きの作画はイマイチだったような。ま、泳ぎとか野球のモーションとかはただでさえ難しいからねぇ。掟ポルシェの斎藤さんが良かった。

★★★½・

【コロッケ五円之助】
・『舞-HiME』

第4話「風のイ・タ・ズ・ラ」
脚本:吉野弘幸 絵コンテ・演出:長井龍雪 作画監督:しんぼたくろう・高瀬健一


 久々に学校に来たなつきは、プールの授業に出る。だが、更衣室で下着が盗まれる事件が発生。なつきも例外ではなかった。

 いや〜、風さんってなんてイタズラ好きなんでしょう(笑)。題名から想像できるとおり、バカな話だった。好き。

 パンチラがダメなら、パンツが映らなけりゃイイ! つ・ま・り、はいてなきゃイイ! こういうのをコペルニクス的転回っていうんだね! 命の戦闘態勢に反応して、足をグッと開いてるし(笑)。

 赤くなって照れるなつきがカワイイ。こうしてつっけんどんなキャラがマヌケなキャラになっていくのは楽しいね。

 端からマヌケな珠洲城遙(すずしろ・はるか、声:柚木涼香)も楽しいな。菊川雪之(能登麻美子)のほのぼのツッコミも。藤乃生徒会長(進藤尚美)、良いキャラだなぁ。京都人は、やっぱり怖い。(にっこり笑って)「珠洲城さん、頼りにしてまっさかいに」。

 ラストの触手もベタでナイス! あとやっぱり、中原麻衣の叫び声はサイコー。笑える。

★★★★・

【コロッケ五円之助】

2004年10月27日

 『BSアニメ夜話』第3夜は、『ナディア』。

 岡田さんも真宏さんも、昔話モード。藤津さんも冷静だし、唐沢さんも割と褒めモード。やっぱり、当事者がいると気ィ遣うのかな?

 でも、『ナディア』と言えば、やっぱりあの歌唄うだけの回だよね(笑)。アレこそが、GAINAXらしさが出てる回。スケジュール的に逃げの回のハズなのに、なぜかこだわって作っちゃう。『エヴァ』の総集編の回も、ムダに格好良かったし。

 全体的に和やかで楽しかったんだけど、ちょっと物足りない感じも。唐沢さんも今回、あんまりネタ仕込んで来てない気が…。まあ、パロディの元ネタとか制作裏話は、いろんなところで読んだり聞いたりしたからいいか。

 今回、作品紹介が他の回より長かった気がする(笑)。気のせい?

・『エルフェンリート』公式サイト

原作:岡本倫 監督:神戸守 シリーズ構成:吉岡たかお キャラクターデザイン:きしもとせいじ 美術監督:伊藤聖

第1話「邂逅」
脚本:吉岡たかを 絵コンテ・演出:神戸守 作画監督:武藤技闇


 とある秘密実験施設で、実験体が警備員を20人以上殺して施設外に逃走した。時を同じくして、大学で下宿するため鎌倉に戻ってきたコウタ(鈴木千尋)。親戚のユカ(能登麻美子)と散歩中に、由比ヶ浜で全裸の女の子(小林沙苗)を拾う。「にゅうにゅう言ってるし、(名前は)にゅうでいいんじゃない?」(byコウタ)。

 『コメットさん☆』の神戸守最新作。

 たまたま、原作のマンガは第1話から数話分読んだことがあったんだけど、絵が好きになれなかったんだよね。動きを感じない絵。でも、ネコ耳&大殺戮のイメージは強烈だった。だから、それを『コメットさん☆』の神戸監督がやるって聞いてびっくり。

 実際観てみたら、初っぱなから鉄仮面&全裸で大殺戮! 腕が飛ぶ首が飛ぶ心臓が飛ぶ! メキメキバリバリ、「ぐ、ぐあ〜っ!!」。 エロ&バイオレンスは、日本アニメの神髄だ〜! この辺の残酷シーンは、想像以上に血みどろだったよ。美しいと言われてる血の色だけど、個人的には、もっと鮮やかな赤でもちっと透明度がある方が好み。

 そんな血みどろの殺戮シーンとは裏腹に、鎌倉の風景はあくまで美しい。実際ロケハンしてきたであろうその風景は、『コメットさん☆』と比べても格段に進化してる。コウタの下宿の元旅館の内部がスバラシイ。

 残酷な殺戮シーンと、リアリスティックで綺麗な鎌倉、萌え路線に割と忠実なキャラと、一見バラバラの材料が一緒くたになってるのが面白い。実際観ると、さほど不自然な感じは受けないんだけどね。

 コウタは、にゅうを死んだ妹と重ねてるところがドラマのミソになるんだろうね。にゅうの描写も、廊下で粗相しちゃったり、おにぎりを上手く食べられなかったり、いわゆる萌えとは一線を画してるような。

 殺人兵器であるにゅうは、コウタたちと交わることで人に戻るのか? “ルーシー”としての記憶が完全に戻るとき、にゅうはどうなるのか? コウタ自身も、過去になにか秘密がありそな雰囲気。その辺丁寧に見せてくれそうなので続きが楽しみ。

 しっとりとした鎌倉部分の演出は、さすがだし、レイアウトがバッチリ決まってるんで、シリアスな場面にも緊張感があるね。原画に梅津(泰臣)さんがいたり。

 オープニングの絵は、グスタフ・クリムト(参照)。音楽も雰囲気出ててイイね。

★★★★・

【コロッケ五円之助】
・『エルフェンリート』

第2話「掃討」
脚本:吉岡たかを 絵コンテ・演出:渡辺純央 作画監督:服部憲知


 妹の思い出の貝殻をにゅうに壊され、コウタはにゅうに「出て行け!」ときつい言葉をぶつける。にゅうは、雨の中家を飛び出す。そのころ施設側では、逃げ出した“ルーシー”の掃討作戦に乗り出していた。「狩るか狩られるか、二つに一つだろう?」(by板東)。

 ああ、いいなぁ。ぼくも鎌倉でこんな家に住みてーなー。駅前で困ったさんになってたら藤吉家みたいなところに拾われるかな。それとも、老夫婦を洗脳するか?(笑)

 ああ、中田譲治キャラ、こえ〜。もう、『ケロロ軍曹』のギロロ見ても笑えなくなってしまう。「お〜生えてる生えてる、角生えてるね〜」(by板東)。

 今回も残酷シーンあります。ああ〜、見てて痛いッス。アクションがどうのってより、シチュエーションが生々しい。「殺してやる、殺してやる〜っ!」。

 子供のように無垢なにゅうと、残酷きわまりないルーシーが対比的に描かれてて、その落差が印象に残るね。にゅう(ルーシー)とコウタが、この先どこへ向かって行くのか気になる。

 ラストのコウタは笑った。「じゃあ、目つぶってるからね。エイッ!」(byコウタ)。

★★★½・

Special Thanks:スワッキイさん

 地上波でやったダイジェスト版、見せて頂いてありがとうございました。大変美味しゅうございました。

【コロッケ五円之助】

2004年10月26日

 『BSアニメ夜話』第2夜目は、『アルプスの少女ハイジ』。

 今回は、好き好き話だけじゃなくて良かった。大林宣彦さんが、語る語る(笑)。いや〜、大林節は聞いてて楽しい。芸だね。

 氷川さんのコーナーは、宮崎さんのレイアウトの話。レイアウトじゃないけど、宮さんの描く家とか船とかのあの断面図みたいな設定画、大好きなんだよ。観てるだけでウレシくなっちゃう。

 小田部キャラについても。ピカチュウも、監修かなんかで関わってるんだっけ? ほっぺの丸い赤みが小田部キャラの印。

 クララが人気ってのも、アニメキャラしてるからだと。そういや、『アリーテ姫』の片渕さんが、「『母をたずねて三千里』のフィオリーナは、(性格が)今の綾波キャラに通じるルーツの一つだと思うんだけど」って話してたのを思い出した(笑)。

 高畑さんのリアリズムとリアリティのジレンマも。『ハイジ』で、日常の延長としてのリアリティ(同化効果)を狙ってチーズとかパンとかリアルに描写したら、視聴者には逆に外国のあこがれとしての非日常(異化効果)と映ってしまって困ったって、インタビューで言ってた。リアリズムの魅力にとらわれた(by唐沢さん)ってのも、この辺の奥深さが関連するのかもね。

 あと、『名作劇場』はオトナになるって観ると、より感動するしその凄さがよく判るってのは同意。思春期の頃に観ると、どうしても「ケッ」って反発しちゃう。

・『BLEACH』

第4話
脚本:吉村元希 絵コンテ:うえだひでひと 演出:木村卓司 作画監督:鈴木奈都子


 一護のクラスメイトのチャド(元安洋貴)。連れにもらった呪いのインコは、チャドに次々と不幸をもたらす。一護はそのインコになにかを感じる。

 チャド、日本人だったんだな。拾ったインコ(津村まこと)、喋るし。声がエフェクトかかってて、どっかで聞いたような声に。インコに入ってるのは、霊じゃなくミサイル用人工知能に違いない。「私をちゃんと飼えるのはヴァニラさんだけなんですからね、まったく失礼しちゃうなぁ」(笑)。

 ラストのチャド、笑った。「いや、道路にボクを置いたら危ないってことじゃなくて…」(byインコ)。シリアスだけじゃなく、こういうギャグのハズしがイイな

★★★・・

【コロッケ五円之助】
・『愛してるぜベイベ★★』

原作:槙ようこ 監督:奥脇雅晴 シリーズ構成:吉村元希 キャラクターデザイン:須藤昌朋・山中純子 美術監督:明石聖子


第1話「彼女(ゆず)は★5歳!」
脚本:吉村元希 絵コンテ:奥脇雅晴 演出:荻原露光 作画監督:高橋直樹


 主人公の結平(藤田大介)は、女関係にルーズな高校生。ある日、家で親戚の女の子、ゆずゆ(黒葛原未有)を預かることに。父が死んで、片親のプレッシャーで母親が逃げたという。結平の家族は、舞い込んだ厄介者を結平に押しつける。

 DVDにて視聴。

 サブタイ見て、ロリ萌え路線も極まれりと思って、実際観てみたんだけど、意外とそうじゃなかった。いや、もちろんそういう路線を狙ってるところもあるんだろうけど、元は少女マンガだからね。

 モテモテのイケメンの男子高校生が、小さい女の子の親代わりになって親身になっていって、しかも同級生のひとりとも本当の恋に落ちていって、んで3人で微妙なバランスの疑似家族を構成していくっていう、そういう話(でしょ?)。

 しかも疑似家族だから、ずっと一緒にいられないのはわかってるわけで…。と、こっちで勝手に先読みして期待しちゃってる感もあるけど(笑)。でも、第1話観たら、そういうところを期待しちゃう。

 作画はショボイんだけどねぇ。でも、ゆずはちゃんとカワイく描けてる。声やってる子に9歳だかの子供を使ってるんだけど、こういうのって最近珍しいよね。自分が年取ったからか、なんか子供らしいつたない演技が微笑ましく感じちゃう。

 オープニング・エンディングが、なぜか一青窈。リリカルな曲が合ってるかも。

 いや〜、少女マンガはあなどれないね。

★★★½・

【コロッケ五円之助】

2004年10月25日

 『BSアニメ夜話』第2弾の第1夜目は、『パトレイバー劇場版』。

 第2弾にしてすでに、長年やってる番組並みに安定感が出てる。今回、ゲストが大森望さん、出渕裕さん、宮台真司さん、国生さゆりさんと、どの人も気になる人だったんだけど、人数多い分薄まっちゃったみたいでもったいない。

 氷川竜介さんのコーナーは存続。レイアウトの話。明日も出てくるけど、宮崎さんが『ハイジ』でやり始めたレイアウトってやり方を、みんなに理解可能&再現可能な“理論+システム”にまで高めたのが押井守さんなんだって。

 ぼくも劇場版は、最初『2』より『1』のが好きだった。でも、だんだん『2』の凄さが判りだして、9.11テロの後観たら改めてスゴいと思ったのね。再見をオススメします。

 でも、『パトレイバー』の魅力は、岡田さんも最後に言ってたけど、作品世界の幅の広さだろうね。『ミニパト』も好きだし。

・『ファンタジックチルドレン』

第3話「行きたい場所」
脚本:三井秀樹・なかむらたかし 絵コンテ:なかむらたかし 演出:伊藤裕之 作画監督:石川晋吾


 施設を逃げ出したヘルガとチット。ヘルガの描いた例の絵を見てチット、「どこなんだろうね、その場所」。

 今いる場所が、自分たちの場所ではないと知っているヘルガ、そしてベフォールの子供たち。その、あてのない旅の希望の見えない絶望感がよく出ててナイス。自分たちの求めるモノの正体もわからないまま、内側からわき上がってくる欲求を抑えることが出来ない、みたいな。

 子供が失踪した母親の元に刑事が訪ねてくるところも良かった。ベフォールの子供は、100年ごとくらいに子供たちの中に発現するってこと? 5歳で家を出たという子供は、100年前のベフォールの子供のひとりにそっくり。んでたぶん、12、3歳くらいでまた普通の子供に戻るのかな? まだよく判んない。

 主人公がもっと活躍する『ピーターパンの冒険』みたいな元気な感じになると思ってたけど、今のところかなり落ち着いた感じ。平田広明の院長もネチっこくてイイなぁ。「子供をキッチリ管理するのが院長の仕事だからな」。

 チットがトーマと合流。これで、もちっと子供らしい活躍が見られるようになるかな? トーマの母ちゃん(甲斐田ゆき)、やっぱり高見沢さんとかぶる(笑)。

★★★½・

【コロッケ五円之助】
・『ふたりはプリキュア』

第38話「いざ初舞台!! 負けるなロミオとジュリエット」
脚本:羽原大介 絵コンテ・演出:岡佳広 作画監督:川村敏江


 ベローネ祭で、ロミオとジュリエットを演じることになったなぎさとほのか。「演出は、わたくし久保田志穂で〜す!」、「勘弁してよ〜」(byなぎさ)。

 ニセナージャ、じゃなくて本物のナージャやってた小清水亜美演じるニセプリキュア、夏子と京子(名塚佳織)再登場。衣装係だって。お母さんのドレスだって直してたもんね。でも、あんまり出番無し(笑)。

 歯磨きするベルゼイさん。「あ、私の歯磨き…」(byレギーネ)。それは、“歯磨き”じゃなくて“歯ブラシ”。

 今回は、なかなか面白かった。志穂の演出指導、熱い熱い。弾んでるよ!! 舞台での変身&バトルもなかなか。途中から屋根の上に移っちゃったのは惜しいね。ここは、ロミオとジュリエットになりきりながら戦うのが定石でしょ。ポルンのプロンプターは笑った。「近づいて来たポポー! って、今のなし〜」(byなぎさ)。

 ジュリエット役のほのかがカワイかった。作監は、川村敏江さん。ローテーションの中では、この人の絵好き。

 こういう、今回みたいなバリエーションはもっとやって欲しい。次からも、演出は志穂にやらせた方がいいかも?(笑)

★★★・・

【コロッケ五円之助】

2004年10月23日

 台風の次は地震。なんかこういう展開前もあったような…。

・『魔法少女隊アルス』

第24話
脚本:小原信治 絵コンテ:芦野芳晴 演出・作画監督:山口賢一


 アルスの言ってたのが希望だったと気付いたシーラ。しかし、アルスはもういない。と思ったのもつかの間、目の前に現れたのはアルスだった。異次元の海で船が転覆、レノンを伴って帰ってきたのだった。

 ああ、なんかイイなぁ。分かり合えたと思ったとたん、バラバラになって、そしてまた3人が再会。展開としては定番なんだけど、世界の行き詰まりとシーラの絶望をちゃんと描いて見せた後でのこの展開は、やっぱり感動。

 エバちゃんも、今回ちょっと成長! ひとりいじけてると幻覚を見て、いきなり頓悟しちゃいます。「希望の光を見失わない限り、お嬢ちゃんはなんでも出来るのじゃ」(by謎の声)。

 「あたしだって、魔法少女隊なんだからッ!!」(byエバ)。あああ、ウレシイ。密かに応援してたエバちゃんが元気になってくれて良かった。苦手だった魔法もちゃんと使えるように。ちょっと簡単すぎる気もするけどさ。

 んで、目の覚めたレノン、アルスに意外なものを見せる…。うんうん、ちゃんと面白いよ。


 『アルス』のレンタルのDVDが出てた。ちゃんとしたビスタバージョンも観てみたい。収録形態も気になるし。観たら、また報告します。

★★★★・

【コロッケ五円之助】
・『ケロロ軍曹』

第30話「タママ ケロン星から来た少年 であります」「桃華 めざせナイスバディ であります」
脚本:山口宏 絵コンテ:誌村宏明 演出:菜香ゆき 作画監督:古賀誠


 タママの後輩が訪ねてくる話と、桃華がナイスバディを目指す話。

 タママの後輩、タルル(渡辺明乃)登場。渡辺明乃さんが、小憎たらしいガキを上手く演じてた。「坊やだからさ」(by軍曹)。

 Bパートが面白かった。ちなみに拷問道具の“鉄の処女”は、英語でスティールヴァージンじゃなくて、正しくはアイアンメイデン(Iron Maiden)(参照)。夏美のイメージ映像がオイシかった(笑)。「ウフフフ、大好き…」(by夏美)。スプーンで変身も笑ったし。

 今週の「モアの診察室」:「今のあなたはすごくトイレ我慢してる っていうか絶体絶命

★★★½・

【コロッケ五円之助】
・『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』

第2話「戦いを呼ぶもの」
脚本:両澤千晶 絵コンテ:山口晋、福田己津央 演出:山口晋 作画監督:山口晋(キャラクター)・重田智(メカニック)


 戦闘が続くコロニー、カガリとアスランはザフトの戦艦、ミネルバに

 今度は戦艦に遮蔽装置が! 地球連合はグリンゴンと技術提携したんだな。あの仮面の人、ムーさん、なのか? 声優もかぶってきて、もうアタマ大混乱。

 池田秀一が小山茉美の船に。「さすがに笑ったよ」。三石琴乃艦長よりは、かなり頼りがいありそう。前の『SEED』でのオトナキャラ不在が解消されるか。オペレーターが折笠富美子。なかなか良い船だね。

 桑島法子のキャラはやっぱり壊れるのね(笑)。

 せっかく偽名使ってたのに思わず、「アスラン」と口走るカガリ。元仇敵と知られたふたりの運命やいかに

 普通に次回への引きが気になる展開。

★★½・・

【コロッケ五円之助】

2004年10月22日

20XX年、無法地帯と化したアキバに一人の男が現れた。
ワル「胸に七つの、でじこのタトゥー…。き、貴様はケンシロウ!」
ケンシロウ「アキバの平和を乱すやつ、許さん。」
ワル「うるせえ!おうっ、みんなやっちまえ!」
ケンシロウ「おおおおおーっ!萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌えーーっ!」
ワル「どっげえーっ! お、俺のからだが、が、が…あわびゅ!」
ケンシロウ「北斗激萌拳!お前はもう萌えている……にょ」

・『ウルトラマンネクサス』

第3話「光の巨人」

 二人の人質をとるビースト。うろたえるTLTの前に出現したのは、銀色の巨人だった。しかも、みんなの見ている前で体の色が銀色から赤色に。果たしてこの巨人は敵か味方か? 物事をすぐに信用する孤門に、副隊長、西条凪(佐藤康恵)は、「目の前の物がすべて現実とは限らない」と注意する。偵察に出た孤門と凪の前に現れた姫矢(桐島優介)の正体とは…?

 謎めいたストーリー展開は、今までとはイメージの違うウルトラマンを作り出そうとしているんだと思いますが、やっぱ怪獣(ビースト)に魅力がありませんなあ。戦闘のたびに学習して進化するといいますから、これからどんどんデザインも変わっちゃうのかな?

 防衛機関TLT(ティルト)も、何と記憶操作を専門にする部署のある事が判明します(危ねえなあ)。ビーストの被害者からはビーストの記憶を消しちゃうらしいんですが、そんな事していいの?

 ウルトラマンも空に特殊な戦闘空間を作り出し、そこにビーストを誘い込んで戦います。一般人の目には触れないようにするのです(まあ街に被害を出さないようにするためなんでしょうけど)。

 う〜ん、怪獣(ビースト)が正体不明なのはいいとしても、防衛機関(なんか秘密警察みたいだな)もウルトラマンも、やたらと秘密にしたがり、何を考えてるかよく解らないというのはどうなんでしょうねえ。ウルトラマンの世界に秘密主義は合わないような気がするんですが…

 なんにしても、ウルトラマンが怪獣を倒すシーンが無いってのは欲求不満が溜まるゾ〜!

★½・・・

【アルデンテ有森】

2004年10月21日

 今回の台風はやっぱり凄かったみたいね。近所のアパートの自転車置き場の屋根が支柱ごとグニャリと倒れてた。ウチは壊れなくて良かった。


 スティーブン・ピンカーの新刊、『人間の本性を考える 心は「空白の石版」か』上巻(NHKブックス)読み始める。

 人間の心は、ジョン・ロック言うように、完全に経験によって形作られるものなのか、それとも遺伝子によって設計されているのか?

 経験論的な考え方は、人種や民族、性別の偏見を取り除いて近代の平等主義に貢献したけど、それは多分に“真実”というより“信念”や“信仰”になってると。人間の本性は、「空白の石版」ではないし、そのことは現代の人種・性別の平等主義とも対立するものではない、ってのがピンカーの主張。

 相変わらず、論旨も言葉もわかりやすい。人間の心や、認識の仕組みに興味がある人にはぜひお勧め。

・『BECK』

第2話「LIVE HOUSE」
脚本・絵コンテ・演出:小林治 作画監督:松本文男


 竜介の住所を探し当てたコユキと泉。そこは、いかにもうらぶれた釣り堀。

 やっぱり音楽の話題にはついて行けないコユキと、楽しそうに話す竜介と泉が…。泉ちゃんのことがが好きなんだけど、友達以上になるにはちょっと距離を感じてる、そんな思春期のもやもやが良いね

 竜介のいるバンド、“シリアル・ママ”。ジョン・ウォーターズッスか?

 居酒屋でのシーンの作画、面白い。エンドロール見たら、GAINAXの芳垣祐介さんがいた。この人の画、好きなんだ。動きが面白い。

 竜介の妹、真帆(斉木美帆)登場。妹萌え〜? 「What? Who the fxxk are you?」(by真帆)。どうでもいいけど、ときどきコユキの顔が蛭子能収の絵みたいに見えるときがある(笑)。

 前回に続いて小林監督の脚本・絵コンテ・演出。気合い入ってるなぁ。出来もスバラシイ。このまま、もっともやもやさせて欲しい。

★★★★・

【コロッケ五円之助】
・『舞-HiME』

第3話「炎の舞/星の誓い」
脚本:吉野弘幸 絵コンテ・演出:小野学 作画監督:竹内浩志 DNメカ作画監督:重田智


 弟を守るため能力を覚醒させた舞衣。しかし、未だ舞衣のHiMEの能力は不完全。「舞衣もHiMEだったんだな!」(by命)。

 のっけからアクション。ドラマも作画も、テンション高いッス。

 舞衣が戦う動機が、死んだ母との約束ってのも、単純で分かり易くて好感。弟にすぐ抱きつくのも、あんまり嫌味じゃないね。主人公らしい真っ直ぐさが、既存のいわゆる“萌え作品”には無い、爽やかさにつながってる

 なつきと静留もイイなぁ。「いけずやなぁ、エエとこやったのにぃ」(by静留)。なつきも、「ポッ」って(笑)。

 能力者を守る“チャイルド”と、襲ってくる“オーファン”。子供(child)と孤児(orphan)。なんとなく判ったような、判んないような。学園のことや能力のこともちょっとずつではあるけど、明らかになってきた。放ったらかしで話が進む感じじゃなさそうなので安心。

 理事長ってあの人だったのか…。命は舞衣のペット化。エサあげてお風呂入れて(笑)。中等部の制服、『エンジェリックレイヤー』みたい。

★★★½・

【コロッケ五円之助】
・『無人惑星サヴァイヴ』

第51話「死ぬために行くんじゃない」
脚本:米村正二 絵コンテ:友永和秀 演出:辻泰永 作画監督:中路景子


 重力嵐を中和するために、宇宙船を飛ばす準備に抜かりがないみんな。出発前夜、それぞれに仲間同士励まし合う。「死ぬために行くんじゃないさ」(byカオル)。

 ルナたちは、アダムに星に残れと。でも、アダムだけ残ってもなぁ。やっぱり、肋骨からイブを造るのかな?(創世記より)

 重力嵐が予想より強いため星に帰ろうとしたサヴァイヴ。説得するルナ、「私を取り込んで!」。おおっ! ルナが人工知能と配偶! 『GHOST IN THE SHELL』だ!(笑) 「ルナ、どこにいるの?」(byシャアラ)、「今は戻れないの…」(byルナ)。ルナ、ネットの海は広大だわ…。

 今回、キャラ作画が良かった。こうしてルナは、肉体という呪縛を逃れ、あまねく遍在する者になったわけだ(笑)。

 続編のキャッチコピー決定! 「サヴァイヴ、それは愛」 ♪吾(あ)が〜舞えば〜、照る月〜響(とよ)むなり(シャリ〜ン)

★★★½・

【コロッケ五円之助】

2004年10月20日

 日中いっぱい雨と風をもたらした今回の台風は凄かった。夜になるとぱたりと静かに。っていうか、台風一過?(能登麻美子声で)

 昼前、ちょっと原付で出かけたら、一時間もたたないうちにヒドくなってきた。あまりの風に、橋の上でコケそうになったよ。家も潰れそうで怖かった。

・『サムライチャンプルー』

第13話「暗夜行路 其之壱」
脚本:小原信治 絵コンテ:片山一良 演出:吉本毅 作画監督:竹内進二


 長崎を目指して、やっとの事で海にたどり着く三人。ムゲンは浜にたたずむ少女(前田愛)に目がとまる。「まさか、ムゲンなの? 生きてたんだ…」。

 はい、ムゲンの過去の話

 流刑人の島で育って、同じ島のムクロ(梁田清之)の誘いで海賊をやってたムゲン。ムクロ、『カウボーイビバップ』でいえば、ビシャスみたいな役どころかな。話の構造もだけど、銃対刀ってのも同じ。その間にいたのが、ムクロの妹、コザ(前田愛)。

 今回、キャラの作画(顔)が濃いね。

 キャラ同士の関係がベタベタしてないところとか、ムゲンのコザへの接し方とか、『ビバップ』と同じ渡辺信一郎さんが作ってんだなぁってしみじみ思うね。あと、コザの「外へ出たい」ってのも。

 次回に続く。
★★★½・

【コロッケ五円之助】
・『サムライチャンプルー』

第14話「暗夜行路 其之弐」
脚本:小原信治 絵コンテ:渡辺信一郎・村瀬修功 演出:村瀬修功 作画監督:伊東伸高・森下博光


 前回からの続き。

 ムクロに騙され、船とともに海に沈むムゲン。薄れゆく意識の中で、ムゲンは島のことを思い出す。

 挿入歌の奄美民謡、「おぼくり 〜ええうみ」がハマりすぎ。作画も背景美術も気合い入りまくり。

 しかし、二度も騙されてしまうムゲンの心理がイマイチ判んなかったり。ムクロはムゲンを利用しようとしてただけなんだろうけど、ムゲンはムクロに何を求めたんだろう?

 コザの愚かさも、単純に憎むことが出来ない哀れさを伴ってて良かった。ひとかどの幸せを欲しただけなのに、その望みは叶えられないってのがね。この辺が、ナベシン一流のセンチメンタリズム。でも、結構好きかも。

★★★★・

【コロッケ五円之助】

2004年10月19日

 またまたまたまた、台風接近中。日中降ってた雨も夜にはやむ。嵐の前の静けさ? 勘弁してよ、ただでさえボロい家が壊れるよ。

 それはそうと、『ブラック・ジャック』またまた録り忘れ。アタマの手術が必要かも。

・『スクールランブル』

第3話「見つめてスケッチ! ねらって矢文! 教えてパジャマパーティー!」
脚本:高橋ナツコ 絵コンテ・演出:長濱博史 作画監督:白井伸明


 今日は美術で人物スケッチ。天満は烏丸くんとペア。でも、その烏丸くんの瞳を直視することが出来な〜い!

 長濱さんの絵コンテ演出回。でも、あんまり笑えない。絵はカワイイのにねぇ。Cパートはキャラの止め絵勝負エッチィなぁ(笑)。

 Dパート(?)は、マンガっぽいコマ割り描写で背景も面白いね。色もイイ。何だコレは? 話はバカバカしいけど。

★★★・・

【コロッケ五円之助】
・『BLEACH』

第3話
脚本:高橋ナツコ 絵コンテ:阿部記之 演出:畠山茂樹 作画監督:三好和也


 ホロウの正体は、元は普通の人間の魂だった。一護を喰うことに失敗したホロウ(うえだゆうじ)。ルキアによれば、次は織姫が狙われるハズだという。一護は織姫の家に向かう。

 う〜ん、予想通りというか、無難な人情話に落ち着いたって感じかな? まあ、悪くはない。

 織姫の一護に対するリアクションが不自然だったのは、結局あんまり意味はなかったのかな? 単に、ホントに一護の目つきが怖かっただけなのか? なんかの前振りかと思ってた。

 ホロウは死神に斬られるとソウル・ソサエティに帰るそうな。だったら、そんなに覚悟なんていらないじゃん。バンバン斬ってバンバン癒してやりゃイイじゃん。死神の仕事を、こういう風に簡単に免罪しちゃう設定は少年マンガらしい安直さ。死神の名の通りに、もっと業を背負って欲しいとも思ったり

 ラストの得意げなルキアは良いね。もっとマヌケな話を観たい。

★★½・・

【コロッケ五円之助】
・『焼きたて!! ジャぱん』

第2話「マハラジャ!! 富士山が降ってきた日!」
脚本:隅沢克之 絵コンテ:岩崎太郎 演出:山本恵 作画監督:堤弘子


 パンタジアの試験で、いきなりの減点。しかも、となりの河内(阪口周平)の企みで生地をダメにされる。残された時間はわずか。どうする、和馬!?

 わっはっは! いや〜、なんか知らんけど、ミョーにハマってしまった。

 いや、『味っ子』っぽいところとか、そういうところは予想通りなんだけど、オーブンの中の富士山が、絵的にあまりにもバカバカしかったんで。あっはっは、アホくせ〜。

 和馬はパンの技術も種類さえも知らないのね。自分の作ったのが、インドのナンだとも知らずに、“ジャぱん”だと言い張ってる。スゴイとも言えるけど、やっぱりアホだ。「これは(インドの)ナンだ!」(by黒柳)、「何だって、これは“ジャぱん”じゃ!」(by和馬)。

 久々にアホ主人公登場

★★★・・

【コロッケ五円之助】

2004年10月18日

エド「アル、お前、体が賢者の石になっちまったんだな。」
アル「兄さん」
エド「スゲエよ、お前人間を超えちまったんだな。超人だよ」
アル「そんな、ぼくは…」
エド「それも賢者の石だもんな。究極だよ、お前は“究極超人アル”だ!」
アル「……そんなことばかり言ってると、“バカねの錬金術師”って呼ばれるよ、兄さん」

・『忘却の旋律』

第5話「君に届く声」
脚本:榎戸洋司 絵コンテ:大畑清隆 演出:高島大輔 作画監督:大木良一・矢上孝一


 モンスターと戦おうとしたボッカは、わかだん達大人連中に捕まってしまう。留置されたボッカを助けに来た小夜子は自分もうっかり捕らえられる羽目に。しかし、「キュウちゃんは自分から進んで襲われようとしている」という小夜子の言葉に、わかだんは顔色を変えて去っていった。エランヴィタールの力で牢をぶち破ったボッカは再びミッドナイトひよこと対決するが…。

 第2部「白夜岬編」の完結編ですが、なかなかキビシイ終わり方になりました。前回「底の浅い正義感で人を裁くな!」と言われショックを受けたボッカですが、「とにかく怪獣ロボットだけは倒す」とまた戦いにのぞみます。

 今回、一番怖かったのは実はキュウちゃんの描き方で、小夜子の前で淡々と姉に対する暗い怨念を語るシーンはゾッとしました。ラストで、「ごめんなさいキュウちゃん…」とあやまるひよ子の前で彼女がやった「バリッ!」が特にスゴかったですねえ。キュウちゃんには、とっくに姉の声は届かなくなっていたのでした。

 一方、ボッカも戦いには勝利するものの、それは赤い灯台を倒し白夜岬から白夜を消し去り、ここを元の平凡な観光地に戻すことになってしまい、土地の人から罵声を浴びることになりました。「余計なことしやがって!」、「てめえの自己満足の戦いにオレ達を巻き込むなー!」。

 自分で決めてやったことなのに、やはりつらい…。大人達は自己保身に走り、モンスターに支配される現状を受け入れてしまっているのです。楽な世界を破壊してしまうメロスの戦士は彼らにとっては邪魔者なのでした。

 ボッカの今後の旅の行方を暗示するような第5話は、なかなか見ごたえありました。旅を続けるボッカの、あしたはどっちだ!

 最後の「コーケコッコーー!」も笑ったゾ!

★★★★・

【アルデンテ有森】
・『忘却の旋律』

第6話「鼠講谷」
脚本:榎戸洋司 絵コンテ:増井壮一 演出:桜美かつし 作画監督:大木良一・矢上孝一


 鼠講谷にやってきたボッカと小夜子は、巨大なダムに行く手を阻まれる。そこで出会ったのは、ダムの壁に手を突っ込んだ不思議な美少年、スカイブルー(保志総一郎)と、ダムに壁画を描く彦山絵師だった。谷の支配者、金谷みり(久川綾)に気に入られたボッカは作業を手伝うことになるが…。

 新しいメロスの戦士、遠音(とおね、声:小林早苗)が初登場します。弓を鳴らす鳴弦というワザを使い、村を走り回るネズミロボットを破壊する様はなかなかにカッコいいですが、どうもメロスの戦士を嫌っているらしいのが気になります。

 壁画を描いた涙ダムといい、ソロバンはじいてひたすらネズミの数を計算する大人達といい、またしても奇妙な舞台が出てきました。スカイブルーという少年は人間じゃないらしいけど(鬼だった?)、何のためにあんなことをやってるんでしょう? 子供も見えないし。

 村のあちこちに飛び散っている赤ペンキも何かありそうだし(そういやあ、『忘却の旋律』は赤い色が何かの象徴みたいに使われてますねえ)。気になることだらけですが、中でも一番がボッカのスタイル! お前暑くないんかい? セミが鳴いてるから、夏なんやろ? ブラック・ジャックじゃないんだからさあ。

 久川綾の悪女ぶりがなんか楽しい第6話でした。

 それにしても、「ビバ! モンスターユニオン!」という掛け声は妙に耳に残りますなあ。ひょっとしたら「ジーク・ジオン!」以来の名掛け声だったりして。

★★★・・

【アルデンテ有森】

2004年10月17日

 朝日新聞の土曜版に、マンガ家の福山庸治さんが載ってた。

 ホントに、自分で書いてる自画像の通りの風貌だったよ(笑)。ニュービートル買ったって書いてあったけど、最近仕事してるのかな? 『オオカミが出てきた日』再販して欲しい。

・『ファンタジックチルドレン』

第2話「彷徨う想い」
脚本:三井秀樹・なかむらたかし 絵コンテ:なかむらたかし 演出:鏑木宏 作画監督:丸山宏一


 コンラート・ルーゲン博士は、ノーベル賞の記者会見で、物理にのめり込むきっかけになった過去の出会いの話をする。「銀色の髪、青い瞳…、あの子に出会ってからだ」。

 前回に引き続き、Aパートがベフォール編、Bパートがトーマ編。

 ベフォールの子供たちは、前世(?)の記憶をクリスタルに保存してるみたい。これがないと、記憶をつなぎ止めることが出来ないらしい。そして、彼らを追う影。この影は、デュマとは関係ないのかな?

 う〜ん、まだまださっぱり判んないな。でも、こういう断片を徐々につないでいく見せ方は悪くないと思う。ちょっと判りにくいけど。

 トーマ編は、ヘルガがチットの手引きで施設を抜け出す話。列車に乗って逃避行。トーマが、島の市場で“ベフォールの子供たち”とぶつかってた。ヘルガとも列車の中でニアミス。この時代にもいるんだね。

 エンディングで名前が出てる、クリスティーナ=セラフィーヌ=ヘルガの3人(ひとり?)と、彼女が描く絵がポイントなんだろうね

 とりあえず、ストーリーの展開待ちってところか。

★★★½・

【コロッケ五円之助】
・『ふたりはプリキュア』

第36話「自由をつかめ! 番人決死の大脱走」
脚本:清水東 絵コンテ・演出:矢部秋則 作画監督:東美帆


 三人組に捕まったままの石の番人(松野太紀)。留守番のザケンナーデコボココンビしかいないうちに上手く屋敷を抜け出すが、森は深くて出口が判らない。

 新たなキャラ、執事ザケンナーA、B(声:小松里賀、滝知史)登場。こういうマヌケキャラがいるならもっと早く出してよ。ちょっとオモロイじゃん(ちょっとね)。

 石の番人、プリズムホーピッシュくっつけたままピョコピョコ走るのは笑った。バンダイさんからお借りした物をそうそうむげには出来ません(笑)。

 ラスト、ピンチのメップルを見て石の力をプリキュアに飛ばすんだけど、敵の真ん前でそんなことしたらバレちゃうんじゃないの? でも、どうもバレてないっぽい?

 水仙の花のエピソード、あんまり本編と関わりないのね。場所の手がかりになるだけ。森の正体も、もっとハッキリ活用しようよ。前も言ったけど、『プリキュア』、ちょっとドラマに対して淡泊すぎ。もっとベタに攻めようぜ!

★★・・・

【コロッケ五円之助】
・『マシュマロ通信』

第28話「お絵かきクラウド」
JAPANESE STAFF
脚本:吉村清子 絵コンテ・演出:松浦錠平 作画監督:金澤比呂司
KOREAN STAFF
絵コンテ:Kang Yong Lee 演出:Woo Yong Jung 作画監督:Hye Jin Guon


 ジャスミンと絵を描いていたクラウド。そのクラウドの絵を見て、「これぞア〜ト! 世界に紹介すべきトレンドで〜す」と叫ぶ、トレンドクリエイターのピエール(飛田展男)。

 これは、現在の美術界に対する鋭い風刺である

 子供の落書きをアートとして売り出し、その口先三寸でクラウドは一躍アート界の寵児に。みんなも、あっさりと騙されて高値を付けるしまつ。そして、後に残ったのは…。

 震撼せよ! 制度化された画壇のぬるま湯に安穏とする時代遅れの恐竜どもよ! 自らを恥よ! ポストモダンの名の下に記号と戯れ、衒学と似非科学でその空虚を埋め合わせる詐欺師どもよ! お前たちが芸術として売ってるのは、そんなお子様の絵にも劣る物だ!

 と、そんな話ではもちろんないですよ(笑)。ラスト近くの、寂しそうなサンディは良かった。

★★½・・

【コロッケ五円之助】

2004年10月16日
・『マーメイドメロディ ぴちぴちピッチ ピュア』

第29話「みつかいたちのゆううつ」
脚本:早川正 絵コンテ・演出:松本マサユキ 作画監督:岩佐裕子


 毎度のことながら失敗ばかりのミケル様のみつかいたち。ミミとシェシェは、ナポレオンフィッシュ(桜井敏治)を参謀に迎える。「まずあのペンギンを捕まえるのです!」(byナポレオンフィッシュ)。

 スゴイ! 全編でなんと7曲もの歌が! ストーリーなんてどうでもいい! 歌さえあれば、それだけで『ピッチ』は成立するのだ。死亡遊戯の塔でのみつかいたちの扱いはあまりにもぞんざい。歌もイントロだけ(笑)。

 それに引き替え、ヒッポ(伊東みやこ)がちゃんと歌ってたのは爆笑。しかもキッチリワンコーラス。

 あ〜、このユルさがタマラン。

★★★・・

【コロッケ五円之助】
・『ケロロ軍曹』

第29話「夏美&小雪 舞台にかける青春 であります」「ケロロ スクープはNG!であります」
脚本:池田眞美子 絵コンテ・演出:阿宮正和 作画監督:中山初絵


 夏美が学校で演劇やる話と、ケロン人の正体を暴く新聞部の話。

 軍曹の月影先生! わっはっは! しかし、小雪ちゃん(広橋涼)に頼まれたら、やってやれないことはない、やらずに出来たら超ラッキー! ゴールデンフェニックスだって幻の大技だって天使の技だって! 大根だった夏美も、後半小雪ちゃんと超絶アクションを。「これで私の仕事は終わったのね」(byレイラさん)。

 演劇部のやよい(谷井あすか)がカワイかった。

 Bパートの新聞部もそこそこ面白かった。夏美のお風呂も。眼鏡ッ子、イイキャラだな。ぼくは、小雪ちゃんさえいれば…(笑)。

★★★・・

【コロッケ五円之助】
・『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』

監督:福田巳津央 シリーズ構成:両澤千晶 キャラクターデザイン:平井久司 メカニックデザイン:大河原邦男・山根公利 アニメーション制作:サンライズ


第1話「怒れる瞳」
脚本:両澤千晶 絵コンテ:福田巳津央 演出:丹波聡 作画監督:平井久司(キャラクター)・椛島洋介(メカニック)


 ザフトと連合との停戦条約にもかかわらず、未だ戦乱の火は消えていない。数年前の連合軍のオーブ侵攻の際に家族を失ったシン・アスカ(鈴村健一)は、ザフトでパイロットになっていた。

 いきなり前のシリーズからの続きになってて、ちょっと混乱。っていうか、もうかなりの部分を忘れちゃってる。解説図とかで説明してくんないと、もう良くワカラン。キャラも顔が似てるんで、新旧入り乱れて混乱する〜。

 今度のガンダムは合体なのか。ありえない長さの武器振り回してるし。この辺のアクション作画は気合い入ってたね。

 とにかく、また新型ガンダムが奪われちゃうらしい。よく奪われるね、ホント。池田秀一声のキャラは、狙いすぎの感も(小山茉美も)。この辺のあざとさも含めて、アタマからシッポまでまさに『SEED』だった(もちろんCMも、三石さんの次回予告もね)。

 戦い再びって感じで、第1話の盛り上がりとしては悪くない。この後、どう転がっていくか楽しみ。

★★½・・

【コロッケ五円之助】

2004年10月15日

 福井晴敏『終戦のローレライ』、下巻も読了。

 いや〜、面白いよ。伊507、ラストはほとんど超人的な強さ。無茶なんだけど、勢いで持って行かれる。カタルシスもあったし。

 一番最後に、「終章」ってのがあって、戦後史を総括してくれるというお節介ご親切ぶり(笑)。この終章書きたいがために、今までの物語を書いてきたんじゃねーかと思うくらい鬱陶しい熱い。

 国から押しつけられた滅私奉公や愛国精神は、逆に個人の中の道徳心や公共心を衰退させ、ただ乗りや抜け駆けなんかの私利私欲が、公共の利益の中に逆流するという現象を生むのね。そんな本音と建て前の矛盾が蔓延してた終戦間際の日本で、“装備も人も規格外品の寄せ集め”の伊507という潜水艦の中でほんの一瞬、乗組員の間に真の連帯や思いやりが生まれ、そして消えていった。『ローレライ』はそういう、いわば挽歌的なお話なのね。

 だから、まちがっても「戦争が、兵士の心の中に眠っていた愛国心を自覚させた」とか、「戦った兵士たちは、みんな家族を守るために進んで戦ったのだ」とか思っちゃダメだよ。押しつけの道徳は、逆に本音と建て前の二重構造を生むだけ。教科書に“国を思う心”や“公の精神”を書いただけで、みんなが心清くなれると思ってるノーテンキな“オヤジの癒し系”言説にはくれぐれも騙されないように。

 『ローレライ』はそんな話じゃないよ。戦争の荒廃の中で無くなってしまったものが、ほんの一瞬甦った(かもしれない)っていう、刹那の哀しさがイイわけね。

・『グレネーダー 〜ほほえみの閃士〜』

原作:海瀬壮祐 監督:神志那弘志 シリーズ構成・脚本:桶谷顕 キャラクターデザイン・総作画監督:井上英紀 美術監督:阿部行夫 アニメーション制作:スタジオ・ライブ、グループ・タック


第1話「ほほえみの閃士」
脚本:桶谷顕 絵コンテ・演出:神志那弘志 作画監督:井上英紀


 戦争に明け暮れる、戦国世紀。フリーのサムライ、虎島弥次郎(中井和哉)は、敗走の途中、ある女にかくまわれる。いかにものんびりした物腰とは裏腹に、彼女、天道琉朱菜(てんどう・るしゅな、声:高橋美佳子)超やり手の銃の使い手、閃士(せんし)だった。

 今度は深夜帯に移ったWOWOWノンスクランブル枠。電撃文庫、冨士見書房とライトノベルのタイアップが続いてたんだけど、今度は「少年エース」(角川書店)のマンガ原作。

 日本の戦国時代と西部劇を足したような世界観。刀と銃が混在した戦争。琉朱菜は、笑顔で「戦わずして勝つこと」がモットーだそうな。

 一応ガンアクションが売りになってるみたいなんだけど、結構無茶です。いや、こういう作品だから、転がりながら撃ったり背後を撃ったりの、アクション上での多少の無茶はいいんだけど、いくらなんでもリボルバーで遠距離射撃されたら、それは違うんじゃねーかと

 あと、何度数えても連続で7発撃ってるシーンがあったのもげんなり(使ってるのは6連発リボルバー)。胸の谷間から弾を飛ばして空中で装填するのは、バカバカしくてちょっと笑ったけど(“おっぱいリロード”っていうらしい)。

 う〜ん、正直あんまり趣味じゃないなぁ。

★½・・・

【コロッケ五円之助】
・『魔法少女隊アルス』

第23話
脚本:小原信治 絵コンテ・演出・作画監督:浦谷千恵


 アルスが船で去ったと知ったエバは、シーラに反発する。一方シーラは、以前のように「妖精を捕獲するのが仕事だ」と、取り合わない。

 シーラちゃんはひとり、裏切り者の内偵という汚れ仕事をやらされ、一方で滅亡する魔法界において誇りを持って最後を迎えるよう範となれと命じられるという、12歳の子供に無理を強いる魔法界の、いよいよ行き詰まった実情が読み取れるね

 伝統にがんじがらめにされてしまった魔女、伝統を捨てテクノロジーによる文明の刹那主義に浸る魔族。座して滅びを待つ魔女に、禁断の黒魔法を使って世界の再構築を図る魔族。どっちもこっちも行き詰まってる。

 ラスト、そんな絶望のどん詰まりの中でシーラちゃんが、「アルスの叫んでいたのは、希望だったんだ」って気付くあたりは泣けるね。

 ところで、海賊魔女のレノンはどうなったんだ?

★★★½・

【コロッケ五円之助】

2004年10月14日

 寒い、寒すぎる!

 夜、原付乗ってレンタル屋に行ったら寒くて寒くて。電気ストーブ出した。

・『BECK』

原作:ハロルド作石 監督・シリーズ構成:小林治 キャラクターデザイン:堀元宣・小林治 美術監督:上原伸一 アニメーション制作:マッドハウス


第1話「14歳の風景」
脚本・絵コンテ・演出:小林治 作画監督:堀元宣


 学校も面白くない、何かスポーツが出来るわけでもない、フツーの中学二年生、コユキこと田中幸雄(浪川大輔)。幼なじみの泉ちゃん(丸山美紀)も、今では学校のアイドル。街に出ても不良に絡まれる。そんなついてない学校の帰りに、ツギハギだらけの“ブラック・ジャックみたいな犬”に出会う。

 出ました! ついに小林治濃度100%のアニメが出た! 実際観てみると、画面は動きも色もキャラも、どこまでも小林治色。オープニングカッコイイ。エンディングのイラストも小林さん。気になったのが色。中間色が多いのは小林さんの趣味だと思うんだけど、肌色がチョット赤に振りすぎてる気も。厚塗りっぽい不透明な感じが好きなのかも。

 あと、キャラがやたらに動いててウレシイ。ムダに動いてる感じが好き。ロングのときに端でキャラがチョロチョロ動いてるのがいいな。この辺は、見てて全然飽きない。原画に小西賢一さんや、松本憲生さんなんかの名前が。監督の小林さんも原画描いてる。アニメーションの出来はバツグン。

 Aパートのコユキの回想シーンに、ひろし@『ど根性ガエル』が。これだけ、今の中堅アニメーターのリスペクトを受けてる作品なんだから、ちゃんとレンタルで見られるようにして欲しい。昔は、関西では毎年夏休みの朝は、『ど根性ガエル』だったなぁ。

 キャラは、微妙に顔とか歪んでるところが、ハロルド作石っぽさを狙ってるのかな。でも、ハロルド作石ほどギャグっぽく崩れないね。絶妙なマンガさ加減。でも泉ちゃんとか、ちゃんとカワイイよ。

 背景美術も密度が高くて雰囲気でてる。色がまたイイね。

 ストーリーなんだけど、思ってたよりかなり青春モノっぽいノリだった。こういうほろ苦いのはなかなかイイかも。

★★★★½

【コロッケ五円之助】
・『舞-HiME』

第2話「ヒミツの放課後」
脚本:吉野弘幸 絵コンテ:久行宏和 演出:太田雅彦 作画監督:米山浩平


 いきなり校庭に現れた舞衣は、図らずも転校早々に学園の有名人になってしまう。一緒に飛ばされてきて以来、目が覚めない美袋命(みなぎ・みこと、声:清水愛)。隙を見て保健室から逃げ出す(狸寝入り?)。

 今回はちゃんと学園編。自主自立をモットーとする風華学園。なんか今回、キャラが多すぎて覚えきれない。しかも、みんな名前の漢字が読めない…。ま、この辺はぼちぼち覚えていくでしょう。

 腹が減って生徒から盗んだ激辛カレーパンを食べて学園中を四つんばいで走り回る命、それを追いかける舞衣。よく動いてて面白い。舞衣、即席ラーメンで命を餌付け。でも逃げられてる。「兄上を探さネば! 舞衣、オマエイイヤツだ。じゃ!」(by命)。喋っても野生児だ(笑)。

 秘密の花園にいた不思議な車いすの少女、舞衣の能力の覚醒、襲ってくる化け物、学園の謎の一端がかいま見えるラスト。この辺、キッチリ押さえてるのはさすが。

 石田彰のキャラが、ポジション的にもサブロー(もしくは623)のキャラとかぶる。

★★★½・

【コロッケ五円之助】
・『無人惑星サヴァイヴ』

第50話「この星が好きだから」
脚本:福島幸典 絵コンテ:しまづ聡行 演出:小山田桂子・李學彬 作画監督:滝口禎一・金成莞


 星の異変の原因は、重力嵐の接近によるものだった。シンゴは、重力嵐の重力波を、船の重力制御装置で打ち消す案を考える。

 なんだかんだ言って、ルナたちの言葉に流されてるサヴァイヴ。オマエ、ホンマにコンピュータか?

 宇宙船で脱出しようと言うハワードと、星に留まって星を救う道を探るべきというルナ。今回ばっかりは、ハワードが正しいでしょ

 しかし、惑星に異変を起こさせるほどの重力嵐を、たかだか船の重力制御装置で打ち消せるのかよ。だいたい、「ランダムな重力波を予想して」って、予想できない(数式化できるパターンがない)からランダムなんだろう?

 Bパートのハワードの心変わりも、分かり易すぎて、さすがに子供だましもいいところでしょ。ま、そこが『サヴァイヴ』なんだけどね。ハワードとシャアラ、ふたりして「ポッ」となるのは、ちょっとカワイかったけど(笑)。

 「♪こんなに地球が好き〜だから〜、こんなに夜明けが美し〜、か〜ら〜」。心はもう、後番組の『未来少年コナン』に。

★★・・・

【コロッケ五円之助】

2004年10月13日

 朝夕が急に寒くなってきたね。

 TV用の座椅子の膝の下にちょうどいいクッションを無印で購入。目測で、ちょうどいい大きさだと判断したんだけど、バッチリだった。これまで、長時間座ってると、膝の下に空間があるんで、膝が浮いてチョット痛かったんだよね。

 でも今度は、長時間座ってるとかかとが痛い…(笑)。

・『スクールランブル』

第2話「わからないテスト! でられないトイレ! ありえない身体検査!」
脚本:江夏由結 絵コンテ:高柳哲司 演出:江島泰男 作画監督:木下由美子


 今日の英語の時間はテスト。天満に密かに恋心を寄せている播磨(高橋広樹)。ふと隣を見ると、天満のテスト用紙には名前が書かれていない! どうにかして天満ちゃんに知らせなければ!

 う〜ん、キャラはカワイいんだけど、前回から引き続きギャグがイマイチ。ちょっと辛い。見た目イカツイ不良がギャグやるのも、『クロ高』見ちゃった後じゃあインパクト薄し。

 今後の展開も劇的に変わりそうにないんで、ギャグが寒いと見るモチベーションも下がるなぁ。

★½・・・

【コロッケ五円之助】
・『BLEACH』

第2話
脚本:高橋ナツコ 絵コンテ・演出:小柴純弥 作画監督:小森篤・窪詔之


 あんな事件があったのに、家族は昨日のことをトラックの事故だと思っている。釈然としないまま、学校へ行く一護。その学校で転校生としてやって来たのは…。

 やっぱ、サブタイ無いのかな?

 制服ルキア、私服のワンピースルキア、パジャマルキア。堪能させて頂きました(笑)。折笠富美子のヘンな喋りも笑える。あと、クラスメイトのドジッ子、井上織姫(松岡由貴)がまたイイ! 松岡由貴のヘロヘロ声が〜。

 リアクションからして、織姫は一護を避けてるんだろうか? 織姫のお兄さんが、一護の家の医院で亡くなったらしいし。でもさ、一護んちって“内科・小児科”って書いてあるぞ。交通事故なら外科だろうし、ふつう緊急外来は大きい総合病院に行くでしょ?

 ルキアは、一護に死神業を代行しろと、モンスターと戦う覚悟をしろとせまる。死神の非情さを説くルキアと、目の前の霊を助けたいだけだっていう単純な一護との対比が、いかにもジャンプものらしい主人公像。

 ラスト近くの、ルキアがバ〜ンと飛び出してきたところは、油断してたのもあって、笑った笑った。まさか、押入とは(笑)。定番ではあるんだけど。ワンピースとパジャマの出所も。

 ホロウの正体も早々に明かされてる。それよりもパジャマが気になる〜(笑)。

 次回予告…、千葉繁? 声優陣、なにげに豪華ッスね。

★★★½・

【コロッケ五円之助】
・『焼きたて!! ジャぱん』

第1話「来たぞッ!! 太陽の手を持つ少年」
脚本:隅沢克之 絵コンテ:青木康直 演出:佐藤照雄 作画監督:しんごうやすし


 はるばる新潟から、日本一のパン屋、パンタジアの入社試験を受けに東京へ…。

 まあ、予想通りの感じの話だった。日本独自のパン、“ジャぱん”を作るために、って良く判らんけどね。あんぱんとかカレーパンは、日本独自のパンだと思うけど、それじゃダメなのか? 屈折したナショナリズムもここに極まれり。

 あと、和馬(小林由美子)の言葉、どこの言葉なんだろう。良くは知らないけど、新潟ってこんな言葉じゃないよね?

 普通の人より表面体温が高い掌、“太陽の手”を持つという和馬。個人の資質によって立つパン作りなんて、そんなの技術じゃないと思う。それに、手の温度でぬくくなった生地なんて、なんかいや〜ん

 オレの縫い針入りパンを食らえ!

★★・・・

【コロッケ五円之助】

2004年10月12日

 実写版『セーラームーン』もついに終了してしまいましたが、最終回はなかなか盛り上がって楽しめました。

 特にクインベリル(杉本彩)が熱演で「わらわから何もかも奪っていき、ついにはプリンスまで殺した…。お前こそが悪だ、セーラームーン!!」というセリフには感動しました。振り返ってみれば、悪役の描写に力が入っていたシリーズでしたなあ(悪のセーラーマーキュリーはカッコ良かった!)。まさか1年続くとは思いませんでしたが、その後に始まったのが何と…。

・『ウルトラマンネクサス』

監督:小中和哉 シリーズ構成:長谷川圭一 特技監督:菊池雄一 CGI担当:板野一郎 音楽:川井憲次


第1話「夜襲」

 近未来、世界各地で“スペースビースト”と呼ばれる異生獣が人間を襲うという事件が続発していた。レスキュー隊で働いていた主人公、孤門一輝(こもん・かずき、川久保拓司)は、いきなり別の部署への移動を命じられる。その名は特殊防衛機関TLT(ティルト)! ビースト撃退のため秘密裏に作られた組織で、中でもエリート達の集まった特殊任務班は“ナイトレイダー”と呼ばれていた。

 いよいよ始まった新作ウルトラマン。いやあ、まさか、ウルトラマンのオープニングで板野一郎の名前を見る日が来ようとは。正直、最初見たときは「なんじゃーこりゃあ!」と思ったんですが、改めて見直してみると色々と凝った設定がしてあるので、もう少し付き合ってみるか、と思い直しました。

 ストーリーが連続形式になっているのを見て「う〜ん仮面ライダーに続いてウルトラマンもかよ〜」と複雑な感想。一話完結の方が合っているような気がしますが、まあお手並み拝見することにしましょう。

 しかし、今度のシリーズは防衛隊の主人公とは別の人間が変身するんですなあ。しかもウルトラマンに変身する適能者(デュナミスト)と呼ばれる者は複数いるということで、一体どうなるんでしょう? しかも、光の超人に対して、その影“黒いウルトラマン”もいるとか。なんかちょっと面白そうじゃないですか?

 しかし、ひとつ言いたいのは、「怪獣に魅力が無い!」ということです。設定がどうのこうの言う以前に、ウルトラシリーズの第1話に出てくる怪獣は子供が、「オーッ! スゲエッ!」と思うようなヤツでなくてはいけません。

 例えば、『ウルトラマンA』の1話に出てきた超獣べロクロンは、全身からミサイルを撃ちまくり地球防衛軍の戦闘機を全部撃墜するという活躍で怪獣ファンを喜ばしてくれました。それなのに今回は、アメフラシみたいなビーストが走り回るだけでガッカリ。「せっかくCG使ってんなら、もっと違うデザインに変形させるとかしてくれ〜!」と、テレビの前で叫んだりしておりました。

★★・・・

【アルデンテ有森】

2004年10月11日

 『ブラック・ジャック』さっそく録り忘れ。アッチョンブリケ〜。来週から観よ。


スワッキィさん
コロッケさん、やっぱ今時エロゲの一つもネタわかんないとアニメヲタクやってられないんスかね・・・・・・・。

 コレは、『げんしけん』観た感想の後につながる文脈でしょうか?

 ぼくはエロゲーはさっぱり判んないんで。っていうか、ウチにウィンドウズマシンないんで(笑)。ま、どっちでもいいんじゃないでしょうか(『げんしけん』映んねーし。え? いいえぇ、拗ねてんじゃーないんですよ。ええ、どうせ田舎ですから(笑))。

・『おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ』

第2話「N.YのMAHO堂 ももこのないしょ」
脚本:影山由美 絵コンテ・演出:岡佳広 作画監督:生田目康裕


 久しぶりにニューヨークに帰って来た、ももちゃん(宮原永海)。たまたまロケに来ていたおんぷちゃん(宍戸留美)に出会い、思い出のMAHO堂に案内するももちゃんだったが、MAHO堂は空き家で荒れ放題。マジョモンロー(大谷育江)との思い出話をおんぷちゃんに聞かせる。

 『も〜っと!』の2話と3話とを足したようなお話。ニューヨークの玉木ことメアリー(永野愛)との思い出。アイテムは、ブラウニー。

 ああ、これぞ『おジャ魔女』って感じの話。ちゃんと、変身シーンもあったし、お菓子作りの話だし。まあ、「ソレ、もう観たよ」って話ではあるんだけどね。

 玉木とももちゃんといえば、『も〜っと!』の第14話がイイ。玉木が「黒人の子が親友なの?」と怪訝な顔をしたんで、ももちゃんが激怒しちゃうっていう、“政治的に正しい”話。ももちゃんも、始めの頃はニューヨーク流のリベラルを身につけたカッコイイキャラだったのにねぇ

 目新しさはないけど、定番を押さえた手堅い出来。

★★½・・

【コロッケ五円之助】
・『おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ』

第3話「泳いでナンボ! あいこのないしょ」
脚本:成田良美 絵コンテ・演出:中尾幸彦 作画監督:青山充


 クラス対抗の水泳大会。でも、誰も出たがらない。流れから、スポーツ万能のあいちゃん(松岡由貴)が選手に選ばれる。でも、あいちゃんは実は…。「なんで、泳がれへんね〜ん!!」(byあいちゃん)。

 あいちゃん、泳がれへんかったんか! 知らんかった! あいちゃんが泳げへんのんは、お父ちゃんのせい。わっはっは! しかしあいちゃん、トラウマの多い子供だね(笑)。

 「そういえば、プールの話ってなかったな〜」って思ってたら、「プールを工事したり、水温が上がらなかったり、ここ2年水泳の授業はなかったのよ」(byはづきちゃん)だって。こういう言い訳はなくてもイイです。

 はづきちゃんが、泳ぎが得意ってのも意外! ちなみにぼくも、スイミング通ってたんで、水泳だけは得意だった。クラス対抗の選手もやったぞ! こないだ久々にプールで泳いだら、体力が落ちてて25メートルの途中でへばった。ショ〜ック!

 それはさておき、久しぶりに松岡由貴の子供声&関西弁を堪能できた。最近は、お色気キャラ系が多かったから。

 カラッとした話でそこそこ笑えたし、楽しめた。今回は、名物、青山充さんのひとり原画。そういや『プリキュア』では、ひとり原画ないね。絵コンテ演出は、“萌え単ナージャ”の中尾幸彦さん。

 予告編見たら、次のおんぷちゃんの回はやたら気合い入ってそうだった。

★★★・・

【コロッケ五円之助】

2004年10月10日
・『ファンタジックチルドレン』

原作・キャラクターデザイン・監督:なかむらたかし 脚本:三井秀樹・なかむらたかし 美術監督:山本二三


第1話「闇の果てから」
脚本:なかむらたかし・三井秀樹 絵コンテ:なかむらたかし 演出:古川順康 作画監督:中村深雪


 1853年オランダ。“ベフォールの子供たち”と呼ばれる6人の少年少女は、コンラート(進藤尚美)を迎えに行くが拒絶され立ち去る。彼は、“コンラート”としての人生を選んだ。1901年東南諸島。セラフィーヌという女性が42年の生涯を閉じる。間に合わなかった6人。そこへやって来た男たちに、6人のひとり、メル(坂本真綾)が捕まってしまう。それから111年の後、同じ東南諸島で話は始まる。

 第1話見ただけじゃ、話はまだまだなんのこっちゃ判んないんだけど、面白くなりそうな雰囲気。吸血鬼か悪魔か、殺しても生き返るとも噂される銀髪碧眼の6人子供たちの話がAパート。何か目的があるみたい。同じ容姿のデュマ(花輪英司)は、手下を使って6人を追ってる。

 Bパートが、2021年の南の島で暮らす元気な男の子、トーマ(皆川純子)の話。コイツが主人公。トーマが、チカオの施設から逃げ出したヘルガ(河原木志穂)って少女と出会うのが物語の端緒に。この“施設”が、Aパートの子供たちと何らかのつながりがあるんだろうね。

 ファンタジーはファンタジーでも、結構ハードな感じのストーリーになりそう。どっちかってーと、SFになりそう? なにかありそな雰囲気は、観てて気分が盛り上がるね。よしよし。

 オープニング(なかむらたかし絵コンテ)で、岩石が砕ける作画があって、さすがだなぁと(笑)。お目々がキラキラで髪の毛にいっぱいハイライトが入った萌え絵ばっかり見てたんで、シンプルななかむらたかしキャラが目に優しい。山本二三(やまもと・にぞう)さんの美術も良かった。Aパートの暗いヨーロッパとBパートの南国とのコントラストがスバラシイ。

 『名作劇場』亡き今、たかしさんと日アニにはぜひがんばって欲しい。

★★★★・

【コロッケ五円之助】
・『ふたりはプリキュア』

第35話「これってデート? 怒濤のハッピーバースデー」
脚本:成田良美 絵コンテ・演出:立仙裕俊 作画監督:服部益美


 10月10日は、なぎさの誕生日。藤P先輩が祝ってくれればなぁ、「ありえないありえないありえない!」(byなぎさ)。願いが叶ったのかそうでないのか、なぎさに告白してきたのは藤P先輩ではなく、バスケ部の支倉くん(飯田利信)だった!?

 断りたいなぎさだけど、なかなか言い出せなくて、ってエピソード。ちょっと軽いけどイイヤツじゃないか。付き合っちゃえよ、ヒュ〜ヒュ〜(他人事)。

 こういうことにはめっぽう弱いなぎさに、お姉さんモードのほのかが良かった。栗拾いってのも季節ネタでナイス。

 今回は、ポルンの力なしで勝っちゃってたね。なぎさの怒りパワーが強かったのか、支倉くんのなぎさ(っていうか、キュアブラック)を思う力が後押しになったのか。変身後のブラックが、いつになくやさしげで良かったよ。「見つけた、僕の理想の人…」(by支倉くん)。

 ラストは、トホホなオチ。これはこれで悪くないけど、もうちょっと支倉くん引っ張っても良かったのに。あっさりしすぎかも。

★★★・・

【コロッケ五円之助】
・『マシュマロ通信』

第27話「マシュマロ通信におまかせ!」
JAPANESE STAFF
脚本:中瀬理香 絵コンテ・演出:森脇真琴 作画監督:山崎猛
KOREAN STAFF
絵コンテ:Jin Chul Yang 演出:Seung Il Lee 作画監督:Eun Suk Park


 前回からの続き。

 マシュマロ通信にあたらな敵が!? それはビデオジャーナリズムの、マシュマロ学院ニュース。学院ニュースのバイオレット(下屋則子)たちの奸計によってマシュマロ通信のメンバーは、サンディを残して学院ニュース側に寝返ってしまう。

 ひとり孤軍奮闘のサンディ。いつも強気のサンディがホロリと来るところは、ちょっとグッと来た(チョコとミントをドツくところ)。いつも私利私欲に走る卑怯者のバジル(笑)が、サンディを擁護する発言するところも良かったかな。

 やっぱり、いぢわるキャラが出てくると話が面白くなるね。クラウドまでダシにされて、でっち上げニュースを放送されたサンディがどうやって復讐するんだろうと思ってたら、ラストは意外な決着こういうハズし方は好きかも。笑った。

 「ぶっちゃけ、内輪ネタはさほど面白くないっていうか〜」(by学院のみんな)。わっはっは。

★★★½・

【コロッケ五円之助】

2004年10月9日

 「アニメージュ」11月号に、各話のリストとか載ってる『ハガレン』の小冊子が付いてて、ちょっとお得だった。

 ぱらぱら見てみると、最初の方のエドの顔が、最後の方より幼く見える。この辺は、きちんと計算して描かれてるんだろうか? 最初の方は、他のキャラも含めて全体的にマンガっぽい雰囲気が残ってる気がするんだけど、ぼくの目の錯覚かな?

・『ケロロ軍曹』

第28話「ケロロ 雪合戦サバイバル であります」「クルル クックックのクッ であります」
脚本:笠原邦暁 絵コンテ・演出:福本潔 作画監督:石井由美子


 雪合戦の話とクルルの話。

 雪合戦は、季節はずれネタなんだろうけど、時期的に中途半端な気が。クルルの話は、モアちゃんのきらきら光線が良かった。「そんなピュアな目で俺を見つめるな…」(byクルル)。

 関係ないけど、ケロロ公式サイト見たら、看護婦姿のモアちゃんが四文字熟語で占ってくれる「モアの診察室」ってコーナーが出来てた

 早速診察してもらうと、「今のあなたは人恋しい気分、っていうか四面楚歌(意味:敵に囲まれてひとりぼっち)」だって。ああ、なんかグサリと刺さるなぁ(笑)。っていうか、満身創痍?

★★½・・

【コロッケ五円之助】
・『鋼の錬金術師』

第51話「ミュンヘン1921」
脚本:會川昇 絵コンテ:水島精二・安田賢司 演出:安田賢司・角田一樹 作画監督:伊藤嘉之


 エンヴィー(山口眞弓)の真の姿を見て一瞬の隙が生まれたエドは、エンヴィーの一撃に体を貫かれる。同じ頃、大総統邸では、マスタングが大総統に追いつめられていた。

 前回でだいたいこの世界の成り立ちみたいなのが説明されてたんで、今回はエド&アルが話の中心。

 ラスト直前で、一気に隠れていた設定がドバッと出てきたんでハラハラしたけど、かなり綺麗に終わったんじゃないかな。世界そのものが劇的に変わったわけでも、すべてが解決したわけでもないけど、一応の決着は見たし視聴者への義理も通してある。途中で終わって、「続きは劇場で!」とかだったら怒ろうかと思ってたけど(笑)。

 後日談もちゃんとあって、スッキリ終われた。ホークアイ姐さんがやたらカワイくなってた。『R.O.D -THE TV-』(最終回の)のウェンディちゃん状態。

 結論は、「世界は完璧ではない」っつーことで。

 ちなみに、ミュンヘンでホーエンハイムが入ってた(?)トゥーレ協会ってのは、ナチスの母体になった神秘主義的な結社。ユダヤ人排斥も元はここの持ちネタ。う〜ん、そういや『ハガレン』の世界と似てるな。ゴダードにオーベルト。この辺の設定、映画に続くのかな

★★★½・

・総評

 『ガンダムSEED』の後番組だったから、ってワケでもないんだろうけど、第1話見て、「ああ、ちゃんと面白いって、スバラシイ!」って思ったのがもう一年前。

 「何かを得るためには、それと同等の対価が必要」という、錬金術の基本原則たる等価交換。エドとアルっていう、母親と体を失った兄弟が、それらを取り戻すためにその等価交換を信じて広い世の中に飛び込んでいくっていう、少年ものらしい真っ直ぐなストーリーで始まったこのアニメ。

 信じていた等価交換っていうのが実は…、ってあたりの価値観の相対化を通じて世の中の裏を知っていくってところが、ちゃんと成長物語になってて良かった。1年間やった分だけ、積み重ねが生きてる。錬金術を、単なるバトルの道具やストーリー上の便利な設定ってところに安住させずに、“人間の飽くなき欲望とそれを実現させる手段”っていう本質的なテーマにまで昇華させたあたりはお見事

 作画も安定してたし、少年誌原作のアニメとしては、破格の出来だったんじゃないかな。多少グロい描写も出てきたけど、このくらいのグロさがあった方が少年たちの心にトラウマが残っていいんじゃないかと(笑)。

総合評価
★★★★・

【コロッケ五円之助】

2004年10月8日

 またまたまた、台風。

 と思ってたら、ウチの方には来なかった。な〜んだ。いや、来ないなら来ないでいいんだけどね。また雨漏りしたら嫌だし。


・『マインド・ゲーム』
 映画見終わるまで封印してたロビン西さんの原作マンガも読んでみる。

 絵の奔放さは、想像以上だった。悪く言えば、落書きみたい。内容も、映画よりも観念的で内面的な印象だった。マンガは良くも悪くも、アイデアがむき出しでその分純粋で青臭い感じ。映画は、その素材の味を損なわないように上手く調理して、臭みやエグ味を抜いて誰にでも美味しく食べられるようにしたってところか。

 って言っても、映画が当たり障りのない薄味なものになってるってワケじゃないよ。それどころか、原作のもってる勢いとか疾走感を、ものすごく上手く動画に翻訳して見せてくれてる。再びオドロキ。湯浅さん、長編劇場の初監督作品とは思えない。

 もう一度、ビバ! 湯浅政明!

・『無人惑星サヴァイヴ』

第49話「このままだと星が…」
脚本:山田由香 絵コンテ・演出:矢野雄一郎 作画監督:西澤千恵


 サヴァイヴによれば、この星は今までにない大異変に見舞われようとしているらしい。サヴァイヴは、ルナの“能力”に活路を見いだそうとするが、一方的な物言いにみんなは反発する。

 なんだか、相変わらず唐突な話だよなぁ。ハワードとシャアラも、何もなかったように元に戻ってるし。ルナたちは、大異変の原因を突き止めて、あわよくばそれを阻止する方法を見つけようと頑張るんだけど、この根拠のない楽観主義には毎回ながらビックリ。

 コンピュータにはない、人間特有の創造性って話だけど、コレくらいのことで創造性って言われてもなぁ。もしかして、サヴァイヴって喋る能力があるだけの、役立たずなポンコツなのか?

 いよいよ最終回に向けて盛り上がって来つつある(かな?)。ルナの能力がどういう風に使われるのか注目。

★★½・・

【コロッケ五円之助】
・『魔法少女隊アルス』

第22話「海賊レノン」
脚本:小原信治 絵コンテ・演出:安藤裕章 作画監督:野村和也


 アルスちゃんは、魔法界に引き返そうと提案するが、魔女たちは受け入れない。「人間でも魔法は使えちゃうんだな、思う心さえあれば…」(byアルスちゃん)。

 海賊魔女レノン、なんか微妙なキャラ。魔女だから女だよね、この人。レノンって名前もねぇ。アルスちゃんのお母さんがヨーコさんって名前なのとは関係ないよね?(笑) 「あなたは、私の鏡」ってーのも気になる。

 魔法を使えないはずの落ちこぼれ魔女が魔法を使えるように。「使ったよ、みんなの心を動かすって魔法をさ」(byジャンヌ)。アルスちゃんの“奇跡”って、やっぱり“天使の技”みたいなもんだったのか(笑)。

 エバちゃんが成長する話は、この先当分なさそうね。

★★★・・

【コロッケ五円之助】

2004年10月7日

 ちょうど晩ご飯食べてるときに、何気なしにNHKの『解決! ご近所の底力』って番組見てるんだけど、その番組が毎回、アニメのBGMの宝庫なんだよね。

 今日見てても、『あずまんが大王』に『キングゲイナー』に『ウテナ』だったか、いちいち覚えてないけど、とにかく毎週毎週いろんな曲がかかる。見てていちいち「あ、コレはあの音楽だ」ってなる。傾向は、最近の作品が多いかな。『おジャ魔女』も頻出。BGM担当は、アニオタに違いない! っていうか、アニメBGMって便利なのか、いろんな番組で流用されてるよね。

 ヒマな人は見て、曲当てでもしてみましょう(笑)。

・『鉄人28号』

第26話(最終回)「罪と罰」
脚本・絵コンテ:今川泰宏 演出:古川順康 作画監督:櫻井邦彦


 「嫌です! 鉄人を溶鉱炉で溶かすなんて、嫌です!」(by正太郎)

 オックスを止めるため、バギュームを使って鉄人を動かす算段に、正太郎は頑として反対する。正太郎の気持ちとは裏腹に、村雨はPX団の中にひとり飛び込む。

 二丁拳銃で敵をバッタバッタ倒す村雨、再び警察の制服に袖を通す大塚! ハッタリが気持ちいいなぁ。村雨兄ィも語る、「そんなになるまで我慢するなんて、バカだなぁ」。村雨弟も語る、「俺は不死身の村雨健次さッ!」。飯塚昭三さんもラストに決めてくれた

 ラストはロジックよりも、情感でねじ伏せる今川節だったね。バギュームで出力アップした鉄人、もっとアクションがあるかと思ってたんだけど、意外にあっさり。作画枚数が厳しいらしいから、アクションよりセリフで感情を盛り上げる演出の方に力を入れたんだろうね。

★★★★・

・総評

 昔のアニメ作品のリメイクが多い中、この『鉄人28号』もそんな中の一つだろうと思って、期待半分ってな気持ちで観たんだけど、第1話でガツンとやられた。鉄人が戦前の亡霊として、高度成長に入ろうという日本に現れたって設定に、今川さんの『鉄人』に賭ける意気込みを感じたからだ!

 少年ヒーローものとはほど遠い陰鬱な展開は、痛快アクションを望んでた人には不満だったかもね。でも、この今の時代にリメイクをやる意義ってのを、今川さんはちゃんとわかってた。ともすれば、戦争そのものに愛国心や公共心を重ね合わせるような、トンデモ言説が普通に流布し始めた今の時代に。

 その分、ラストのラストで、結果的にベラネードとビッグファイアに悪者役を押しつけちゃったような感じになっちゃったのはちと惜しい気がする

 戦後、戦争の責任を“悪い軍国主義”と“被害を受けた可哀想な国民”という二項対立の思考停止に押し込めて、アメリカの庇護の元、政策・外交の失敗の徹底的な分析と反省をしないまま忘却の歴史に埋没させ、戦前の総動員態勢を中途半端に残し、真の民主主義の理念もリスクも理解しないまま高度成長を謳歌して“一流国”となった日本。そんな日本の罪と罰を一身に背負って水底に眠る鉄人は、果たしてどんな目で我々を見つめているのだろうか

総合評価
★★★★・

【コロッケ五円之助】
・『舞-HiME』

監督:小原正和 シリーズ構成:吉野弘幸 キャラクターデザイン・アニメーションディレクター:久行宏和 クリエイティブプロデューサー:谷口悟朗 アニメーション制作:サンライズ


第1話「それは☆乙女の一大事」
脚本:吉野弘幸 絵コンテ:小原正和 演出:西村大樹 作画監督:久行宏和 メカ作画監督:重田智・金田正彦


 フェリーで転校先に向かう鴇羽舞衣(ときは・まい、声:中原麻衣)。目的地も半ばの航海の途中、海に浮かんでいた女の子(清水愛)が発見される。太刀をつかんで離さないその女の子に人工呼吸を施す舞衣。「もしかして、アレが私のファーストキッス?」(by舞衣)。その夜、フェリーに怪しげなクルーザーが近づき、ライダースーツにフルフェイスの女(千葉紗子)が舞衣を襲う、「剣をもった娘を拾ったはずだ。どこにいる!?」。

 サンライズが送る、初の“萌え”美少女アニメってことらしい。まあ、その辺のいい加減なキャッチコピーは置いといて、実際観てみたら、実にサンライズらしい元気いっぱいのアクションアニメだった

 この作品が、いわゆる萌えなのかどうかは異論があるだろうけど、キャラはカワイくて良かった。何より、キャラがよく動くのがいい。一緒に船に乗ってた詩帆(野川さくら)も、お下げがぴょんぴょん動いてカワイイ。中原麻衣のヒステリックな演技も笑えるし。

 後半のアクションもスゴかった。大太刀を振り回して、その重さに引きずられる辺とか良かった。久々に気持ちいいアクション見たよ。オープニングも元気いっぱい。

 第1話ってことで、キャラの説明とか舞台の説明とかぶっ飛ばして、いきなりアクションを見せて、凄いことが起きてるらしいって状況を見せる手法。観てる方もワケわかんないんだけど、このラストまで一気に引っ張られる勢いは気持ちいいね。ツカミはOK! コレは、期待大ですな。

 次回予告見たら、例の“萌え作品”ってのはネタだったみたい(?)。

★★★★・

【コロッケ五円之助】

2004年10月6日

バトー「こいつが被害者だな。通称“華麗なるボン”。なんでも、プロの立喰師ってやつらしい」
素子「死因は、電脳ハックされ40倍カレーの味覚情報を流し込まれた上でのショック死、ということらしいわね。やはりこれは…」
バトー「“辛い男”の仕業だな。最初は笑い男の模倣犯かと思ったんだが…」
素子「他人に激辛カレーを食べたと錯覚させ、こっそりその時の表情を盗撮しコレクションする変態みたいね」
バトー「フザけやがって! …ん?」
素子「何よ?」
バトー「いや、別に…(こいつが辛い男にやられたらどんな顔するのかな?)」
素子「あいにく私は40倍くらいじゃこたえないわ。行くわよ、バトー!」
バトー「お、おう(チッ!連絡回線開いたままじゃ筒抜けかよ)」

〜 公安9課事件ファイル“辛い男の正体”より 〜


「人は昔見た映画をどこまで覚えていられるか?」、パート2です!

・『野性の証明』

1978年 角川映画 原作:森村誠一 製作:角川春樹 監督:佐藤純弥 脚本:高田宏治 音楽:大野雄二

 日本におけるテロリスト集団を抹殺するため組織された自衛隊レンジャー特殊部隊。その隊員、味沢(高倉健)は東北山中でのサバイバル訓練の途中、寒村での謎の大量虐殺事件に遭遇する。ただ一人生き残ったのは長居頼子(薬師丸ひろ子)という少女だけだった。

 それから数年後なぜか味沢は頼子を引き取り、部隊もやめ地方都市で静かに暮らしていた。しかし頼子が不思議な予知能力を発揮し始めたり、地元の大場建設の不正を暴こうとする羽代新報の記者、朋子(中野良子)と知り合ったりするうち、巨大な暴力と陰謀の渦に巻き込まれていくことになる。

 薬師丸ひろ子というたら、今じゃ想像できませんがあの頃の日本は、いたるところ“「薬師丸ひろ子萌え〜」状態”な人がいっぱいいました。めったにテレビに出ることもなかったので神秘的なイメージがつきまとい、「おいっ! 今、ザ・ベストテンにチラッと出るらしいぞ」という噂が流れるや、みんなテレビの前にクギづけになったりしました。大人になってからはよくTVにも出るようになりましたが、当時学生だったワタシらは、「オレらは、中学・高校時代の薬師丸ひろ子がもっと見たかったんじゃああぁぁぁ〜!」と叫んでおりました。

 ともあれ、これこそ典型的な角川映画です。設定におかしな所があろうが展開が、強引だろうがパワーで一気に押し切ってしまうのです。大体最初は羽代新報の朋子らと共に、味沢が大場建設の不正や配下のヤクザの殺人の証拠を暴く、という展開だったのにラストは、問題を起こした味沢を消そうとする特殊工作部隊との一大攻防戦になってしまいます。

 本物の戦車の演習シーン(アメリカで撮影したらしい)も出てきて、スゴイ迫力でした。演習にまぎれて味沢達を処分しようとするわけですが、自衛隊のトラックを奪って逃げる味沢達を特殊部隊の連中が戦車で追ってくるわ、戦車を奪う時正規の自衛隊員を殺しちゃうわ(お前ら反体制の日本人を殺すために作られた部隊じゃなかったのか?)、北野刑事(夏木勲、元・夏八木勲)はトラックで戦車に特攻をかけるわ、味沢の上官皆川二佐(松方弘樹)はトロッコで逃げる味沢と頼子に向かってヘリからマシンガン撃ちまくるわ、ハチャメチャ。え〜っと、これ、どういう映画だったけ?

 舘ひろし(若い!)のドラ息子ぶりや、三國連太郎のイヤらしい悪党ぶりも良かったけど、このバカバカしいまでの暴力的なパワーの爆発するバトルシーンは、まさに映画ならではの面白さでした。このバカバカしさが最近の映画には、あまり見られなくなったかなぁ…

★★・・・

【アルデンテ有森】

タチコマA「おーい、辛い男の正体がわかったゾー!」
タチコマB「え〜っ、ホント?」
タチコマA「実は死んだ“華麗なるボン”こそが“辛い男”で、自作自演しようとしてカレーの味覚情報をうっかり入れ間違って死亡、てのが真相さ!」
タチコマB「平凡でつまらーん。ギャグもないし笑えなーい。ボツ!」
タチコマA「そ、そんな〜」


2004年10月5日

 福井晴敏『終戦のローレライ』(講談社)、上巻読了。

 終戦間近の日本。降伏したドイツから逃れてきた戦利潜水艦“伊507”。米潜水艦との戦闘によりやむなく放棄された、潜水艦戦の概念を一変させる画期的な新装備、“ローレライシステム”を回収する任務に出航する。

 出てくる乗組員が、それぞれ過去の事件から単純に大儀というものを信じられない脛に傷持つオトナ、そして理念だけで経験も処世術もしらない年若い水兵たち、そしてドイツでSSとして畏怖の対象となっていた若い“日系ドイツ人”将校と、一癖も二癖もある連中ばっかり。

 いや〜、やっぱり潜水艦ものは燃えるね。手に汗握る潜水艦戦! きしむ船体、うなるプロペラシャフト、迫り来る魚雷。

 戦闘だけじゃなく、キャラの内面描写もやたらエモーショナルに熱く描かれるんで、読んでて燃える燃える。体育会系が嫌いで軍隊が嫌いで警察が嫌いなぼくでさえ、「嗚呼、男だらけの潜水艦(ドンガメ)乗りバンザ〜イ!」ってなる(笑)。あと、燃えだけじゃなく、ちゃんと萌えもあります。『椰子の実』の辺は泣ける。

 元はフランスで建造された“シュルクーフ”、全長110メートル、20.3センチ砲を搭載した異形の潜水艦で、これホントに存在したみたいね(参照)。スゴイ。

・『スクールランブル』

原作:小林尽 監督:高松信司 シリーズ構成:ときたひろこ キャラクターデザイン:渡辺はじめ アニメーション制作:スタジオコメット


第1話「新学期でドキドキ! ラブレターでジタバタ! 自転車でドキューン!」
脚本:ときたひろこ 絵コンテ・演出:高松信司 作画監督:渡辺はじめ


 「好き、言ったとたん世界が変わる、魔法の言葉…」(by天満)。

 新学期、あこがれの烏丸くん(小西大樹)と同じくラスになるも、そうそうに引っ越してしまうという。天満(小清水亜美)は、最後に告白しようと徹夜でしたためたラブレターを下駄箱に…。

 原作読んでないんでさっぱりなんだけど、割とフツーな印象かな? このまま普通に学園ラブコメなお話になりそう。ギャグもそこそこ。

 渡辺はじめキャラは、そこそこカワイイ。なんか、すぐにあずまんが(崩れたとき)になっちゃうのがアレだけど。

 主役の天満ちゃん、声がナージャの小清水亜美。ナージャにしか聞こえない。

★★・・・

【コロッケ五円之助】
・『BLEACH』

原作:久保帯人 監督:阿部記之 シリーズ構成:十川誠志 キャラクターデザイン:工藤昌史 アニメーション制作:ぴえろ


第1話「かくて刃は振り下ろされる」
脚本:十川誠志 絵コンテ・演出:阿部記之 作画監督:工藤昌史


 黒崎一護(森田成一)は、幽霊が見える特異体質。いつものように、路傍の少女の霊(半場)を助けてケンカ。と、ある日、街で爆発事故が起きる。その現場で一護が見たのは、化け物に追いかけられる少女の霊だった!?

 おお、オープニングアニメ、結構カッコいいじゃん。こっちも原作未読。

 サブタイ、コレでいいのかな? “死神”こと朽木ルキア(折笠富美子)がなかなかイイキャラだった。っていうか、折笠富美子がイイ(笑)。一護の妹のひとりが釘宮理恵声なんだけど、見た目がカワイくない…。このアニメ(マンガ)のキャラ、みんな目つき悪いよ。

 ストーリーは、ジャンプものらしく、主人公が良く判らないうちに能力に目覚め敵と戦うってー展開。ベタだけど、悪くない印象。ギャグも笑えた。作画もまあまあ良かったし。

 次回予告見たら、こっちも学園ものになる予定?

★★½・・

【コロッケ五円之助】

2004年10月4日
・『マインド・ゲーム』公式サイト

原作:ロビン西 監督・脚本:湯浅政明 キャラクターデザイン・総作画監督:末吉裕一郎 美術監督:ひしやまとおる CGI監督:笹川恵介

 久しぶりに出会った幼なじみの西(今田耕司)とみょんちゃん(前田沙耶香)。みょんちゃんは、今度結婚するという。いまだに好きだと言えない西。流れで、みょんちゃんがお姉さんのヤンちゃん(たくませいこ)とやってる焼鳥屋に行くことに。そこへ、待ち伏せしていた借金取りが…。


 昨今のアニメ作品数激増ってのは、アニメファンにとっては、ウレシくもある反面、底が見えたというか限界が見えたというか、新しいものに出会う、ワクワクするような楽しさってのがなくなっちゃってきてたのね

 もちろん、個々の作品ではキャラデザインの洗練であったり、人物芝居のリアリズムであったり、より映画的な雰囲気であったりと、それぞれ日進月歩してる。でも、それって枝葉とは言わないけれど、コアなマニア向けに特化されたデザインであったり、作画マニアの見識眼にのみ訴えるものであったりして、いわば専門分野の技術発展だったんだよね。

 しかし、し・か・し、ぼくは、アニメーションという表現方法が持つ“力”ってのをまだまだ信じることが出来る。なぜなら、な・ぜ・な・ら、『マインド・ゲーム』に出会ったからだ!


 監督の湯浅政明さんは、アニメ好きには説明不要なくらい有名な天才アニメーター。アニメが持つ、“絵が動いて楽しい”という根元的な快楽を見る者にもたらす。そんな湯浅さんが作った作品だから、動きが楽しくないわけない。

 観る前からスゴかろうとは思ってたんだけど、作画の出来はもう、予想を遙かに超えてスゴかった。湯浅さん自身、ラフ原画描いたりして作画の方向付けをキッチリやってるらしい(作画は4℃の若手が中心だったみたい)。アタマからシッポまで、コレ全編ユアサ印! 『ねこぢる草』は、まだ100%ユアサでは全然なかったんだ! 作画のスゴさだけは、言葉でいくら言っても伝えきれないんで、ぜひその目で確かめてくださいな。


 んで、こういう作画もしくは表現に凝った作品ってのは、ストーリーが解んなかったり、そもそもストーリーが無かったりするんだけど、『マインド・ゲーム』は、ストーリーも面白いんだよ。テーマも、ビックリするくらい真っ当で健全で青臭い。しかも、表現とストーリーとがちゃんとマッチしてて相互不可分になってる。そっちもオドロキ。

 後半の部分がミョーに長かったりするんだけど、それでも全然気にならない。ちゃんとキャラに感情移入できてドラマで感動できる。独りよがりのオゲージュツに陥ってない、正真正銘エンターテイメント映画。みょんちゃんもカワイイし、何よりお姉さんのヤンちゃんがイイ! 泣ける! 巨乳のみょんちゃんと違って、ペッタンコなのがまた泣ける!(笑) 『オトナ帝国』的ノスタルジーに訴えるところも意外だった。泣けるだけじゃなく、ギャグも笑えるしね(←ここ重要!)。

 声優も、吉本のタレントさんを使ってるんだけど、コレがまたよかった。『じゃりン子チエ』(劇場版)並に良かった(←最上級の褒め)。


 あ〜、もう今口開いても褒め言葉しか出てこないッス。大都市部では公開終わってるっぽいけど、観られるチャンスがある人はぜひ劇場で!

★★★★★

【コロッケ五円之助】

2004年10月3日

 「日経キャラクターズ」no.4、GONZO特集。


 作品紹介見て、「ああ、これもあれもGONZO作品だったか」ってのが結構あった。

 冒頭の年表で、「『カレイドスター』で、ホリプロと組み子供向けマーケットへ進出」と。確かに、『カレイド』って最初は子供向けのターゲットだったらしいんだけど、最初の方は視聴率もダメダメで、視聴者層ってのが絞れなかったらしいね。

 だんだん口コミで評判が広まっていったらしいんだけど、主な視聴者層はターゲット層より上だったんだと。佐藤監督も、「第2シリーズは、年齢設定上げました」って言ってた。最終回なんて、レイラさんが主役みたいだったもんな。


 アンケートの「GONZO作品で一番好きなもの」の3位に、『戦闘妖精雪風』が入ってたのが意外。

 映像は超カッコイイけど、キャラは暗いし(多田由美キャラ)SFだしって思ってたけど、意外と人気あんのね。ストーリーは足りない気がするけど。除雪作業員が勲章を受けるエピソードはテーマ的にも必須だと思うんだけど、やってないんだよね。

・『ふたりはプリキュア』

第34話「なぎさぶっちぎり! 炎のガチンコリレー」
脚本:影山由美 絵コンテ・演出:山田徹 作画監督:河野宏之


 今日は、ベローネ学院の体育祭。なぎさは花形競技のリレーのアンカー。そんな体育祭にも不審な影が…。

 ベローネ学園のマドンナこと、小田島先輩(飯塚雅弓)再登場! って、たしかこの回録画ミスで観てないんだよね。いい回に限って見逃しちゃうのはなぜ?

 ポルンが勝手に出歩いて、ミップルメップルが報告。なぎさとほのかがあわてて捜索。んで、敵に遭遇、バトル。このパターンも、もうすでにちょっと飽きてきた。せっかくオイシイキャラとして小田島先輩がいるんだから、もうちょっとキャラ描写掘り下げて欲しかったな。先輩の名誉欲と、天然でみんなの注目を集めるなぎさに対する嫉妬とかさ(ラストは和解)。

 せっかくレギーネが出たのに、「びよ〜ん」もなかったし。もうちょっとベタでもエエから、ポイント押さえようや!

 それはそうと、なぎさの恋に波乱の予感? ちゃんと盛り上げてね。

★★・・・

【コロッケ五円之助】
・『それいけ! ズッコケ三人組』

第26話(最終回)「ズッコケ芸能界情報」
脚本:西園悟 絵コンテ・演出:楠葉宏三 作画監督:武内啓


 タレントのオーディション会場の近くをたまたま通りかかった三人組。ハチベエを一目見た社長(宇垣秀成)は、「キミ、芸能人になってみないか?」。

 事務所に入るために東京に引っ越して、クラスのみんなとも離ればなれって話。『三人組』らしい唐突なエピソードだな。ハカセちゃんの「卒業したまま、二度と会わないクラスメイトだっているかも知れないんだ」ってセリフ、微妙にオトナ視点。

 まあ、オチは想像通り。

★★・・・

・総評

 子供向けらしい健全なアニメだった。マニア向けではない、純粋な子供向けってところが今、逆にレアかも。

 それでも、毎回趣向を凝らして楽しませてくれたよ。多少辻褄が合わないような話でも、開き直ってやってくれるのはかえって潔い。オープニング・エンディング曲の作詞作曲が、河村隆一ってのもレア?

 唯一気になるのが、今の子供ってこういうアニメ観るんだろうか、ってところ。意外と、アニメ離れって子供に顕著だったり? 周りに子供がいないんで判んないけど。

総合評価
★★・・・

【コロッケ五円之助】

2004年10月2日

祥子「ウキキキッ! ウキャッ! キャッキキーッ」
祐巳「キキキッ! ウキャッ! キーッキャキャッ?」
瞳子「キキ〜、キャッキキーキャキッ」
祥子・祐巳「ウッキ〜キッキッキー!」

  『マリア様がみてる 〜猿〜』第1話「波乱のサール宣言」より(日本語訳)

祥子「やっぱり『猿の惑星』は旧作の方が面白いわね。」
祐巳「あら、お姉さま、新作もデザインはカッコいいですよ。ね、瞳子ちゃん?」
瞳子「私としては『プロゴルファー猿』が断然好きですわ!」
祥子・祐巳「そっちかーい!」

・『忘却の旋律』

第3話「白夜岬」
脚本:榎戸洋司 絵コンテ:大畑清隆 演出:渡辺健一郎 作画監督:中矢雅樹・枡田邦章


 ボッカは小夜子と共に、“忘却の旋律”の情報を得るため、物知りの婦人がいるという“白夜岬”を訪れた。ここは朝の来ない町、霧の漂う永久に夜明け前の町だった。聞くところによると灯台が“赤い灯台”に変わるときモンスターがやって来て、その度に子供が生贄にされているという。

 スリのカモを探して町をうろついていた小夜子は、ロボットに襲われている少女キュウちゃん(植田佳奈)と出会う。彼女はホテルの女将、浜崎けい子(天野由梨)の妹だったが実は、けい子には、ある秘密が…。

 いきなり怪しい場所にやってきたボッカと小夜子。岬の灯台に赤い灯がともる頃、海から音もなくやってくる船“へびはなび号”。そこから降りてくるのは、どこか忘却の旋律に似ている少女、実はモンスターへびいちご(斉藤梨絵、名前がわからん、とりあえずこう呼ぼう)。

 迎え撃つが、あえなく石にされてしまう町の大人たち。と、なかなか妖しい雰囲気がうれしい回でした。一見平和に見えるが、どこか不自然で、ぎくしゃくしている町。それはなぜなのか? わからないまま洋館の婦人をたずねるボッカ。「モンスターたちが恐れている場所があるらしい。」と言う婦人は最後にこう付け加える、「メロスの戦士などおやめなさい」。

 この奇妙な世界の一端が見え始めた第3話。ボッカはこれからどの方向へ進むのか? 白夜岬の住民は本当に幸福なのか? モンスターは恐ろしいが、果たして恐ろしいのはそれだけなのか? なにやら面白くなってきそうで、先が楽しみになってきました。

★★★・・

【アルデンテ有森】
・『忘却の旋律』

第4話「モンスター・ユニオン」
脚本:榎戸洋司 コンテ:大畑清隆 演出:松本佳久 作画監督:赤尾良太郎


 怪獣ロボットに襲われたけい子の妹キュウちゃん。しかし、彼女を襲ったのはモンスターに使える人間達だった。その人間達の組織の名は“モンスターユニオン”。初めてそのことを知って驚くボッカ。女怪人ミッドナイトひよこの攻撃を受け戦うボッカは、その最中怪人の正体を知ってしまうが…。

 いいですねこの第4話は。「ミッドナイトひよこが浜崎けい子であった!」ということよりも、彼女がいかにして故郷の町に憎しみを抱くようになったか、という描写に力が入っていて感心しました。

 妹のキュウちゃんの方ばかり可愛がる両親。ことあるごとに「男に生まれてくれば良かったのに」とグチる父親。認められない自分、あげくの果てに旅館の倒産、「もう勝手に嫁にでもいっちまえ!」と言い放つ父親。全てがどうでもよくなった時聞こえてきたのはモンスターの囁きか? 岬に突如盛り上がって出来た赤い灯台は、けい子の鬱積した怨念が作り上げた物だった。彼女はこうしてモンスターユニオンの一員となったのだ。「この岬には、もう朝は来ません!」

 それにしても、なんかヤラシイ描写が多いですねえ。色っぽくベッドに寝そべる小夜子とか、ユニオンに入る時、裸で焼印押されるけい子とか(機械鎧と合体するシーンもヤラシイ!)。まっいいんですけどね(ホントはうれしい)。

 ボッカがひよこに「安っぽい正義感で私を裁くな!」(だったっけ?)とキツーイ言葉を投げつけられるのも良かったです。

★★★½・

【アルデンテ有森】

 定点観測編
・『マーメイドメロディ ぴちぴちピッチ ピュア』

第27話「決裂の姉妹(シスター)」
脚本:神戸一彦 絵コンテ・演出:後信治 作画監督:立田眞一


 いつも失敗続きのブラック・ビューティ・シシターズ。「ぷぷぷぷ、いつまで次があるかなぁ?」(byフクちゃん)。ついついミミ(下屋則子)のせいにしてしまうシェシェ(土屋実紀)。怒ったミミは、ひとり飛び出していってしまう。

 「まりい(ミミの偽名)、今日は私のベッドで一緒に寝よう!」(byるちあ)。るちあの部屋でパジャマパーティー。話題が色恋の話になっちゃうのが『ピッチ』らしいなぁ。なぜか、るちあたちに「お姉さんに認めてもらえるよう頑張ってね」って励ましてもらってるし。

 んでミミ、頑張って戦います! 「(今回は)なんか、たいしたことないわ」(byるちあ)。善戦するも、3人の歌声の前にじりじりと追いつめられるミミ。無慈悲に追い打ちをかけるマーメイドプリンセスが、無邪気な分なんか残酷だな…(笑)。

 今日ばっかりは、ブラック・ビューティ・シスターズに肩入れして観ちゃった。たまにはやられ役にもスポットライトを当てるのもイイね。ラストもちょっとホロリ…。これがホントの姉妹愛だよ。祥子お姉さまも見習って欲しいね、ぷぷぷぷ

★★★・・

【コロッケ五円之助】
・『鋼の錬金術師』

第50話「死」
脚本:會川昇 絵コンテ・演出:安藤真裕 作画監督:菅野宏紀・富岡隆司


 ダンテによって、“扉の向こう”に飛ばされたエド。ホーエンハイムの説明によれば、ここは元の世界とは違う世界の、ロンドンという街だという。父の口から明かされる、等価交換の秘密…。

 いや〜、「戦争の絶望が、賢者の石に対する希求の元になる」って理屈は良く理解できないんだけど、ホーエンハイムの“等価交換の秘密”の話はなかなか面白かった。SFだな〜。でも、これって実は『モンスターズ・インク』っぽくない? そうだ、替わりに“笑い”をエネルギー源にすればいいんだ!

 エドとホーエンハイムのやり取りは良かったな。「なんで母さんと結婚した」(byエド)、「愛していた。初めて愛を知った」(byエド父)。♪初めて知った〜、ひとの愛〜(笑)。ちゃんと、最初から最後まで“等価交換”のことがテーマになってるところがいい。この手のって途中で投げ出されちゃうことが多いからね。徹底的に“錬金術の原罪”を描いてくれてるのがウレシイ。それでも“等価交換の公平さ”を信じたいエド、って対比がね。

 エンヴィー(山口眞弓)の正体も明らかに。ああ、親の因果が子に報い…。対決シーンの(中村豊さんの?)原画もよかった。

★★★★・

【コロッケ五円之助】

2004年10月1日
・『魔法少女隊アルス』

第21話「異次元の海」
脚本:小原信治 絵コンテ・演出:古屋勝悟 作画監督:関口英樹


 「だって私はあなたの鏡…」。夢から覚めたアルス、人間界に送られる魔女の乗った船ルーデンス号に乗せられていた。その船にとりついた船があった。「私は海賊魔女、レノン。この船は私が乗っ取った」。

 奴隷船みたいな輸送船。やっぱり落ちこぼれ魔女は、人間界に送られるのか。「300回も寝たら人間界に着く」らしい。異次元を通るのに、結構時間かかるな。

 またまた新キャラ登場。魔女海賊レノンは、アルスちゃんが夢で出会ってた仮面の人と瓜二つ。レノンによれば、魔法界はもうすぐ滅亡するという

 流れから行けば、人間界には戻らないのかな?

 今回、作画が良かった。キャラ作画も、魔女たちにあんまり美人がいないところがナイス(笑)。アルスちゃんがくるっと回るあたりとか、動きも面白かったし。

★★★・・

【コロッケ五円之助】
・『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』

第13話「顔 MAKE UP」
脚本:大松裕・神山健治 絵コンテ:布施木一喜 演出:川崎逸朗 作画監督:新野量太


 「英雄の誕生はその死をもって完結とす」(byパトリック・シルベストル)

 “個別の11人”は自決したが事件が終わったわけではない。9課は、ターゲットを内調(内閣情報庁戦略影響調査会議)に絞る。まずは自決から生き残ったクゼを探すことに。ある造顔作家が調査線上に浮かぶ。

 9課で一番影が薄いだろうパズ(小野塚貴志)にスポットライトを当てた回。パズっていわれて、即座に顔が浮かぶ人が『攻殻』ファンの中に何人いるんだろう?(笑)

 渋い顔の通り、ハードボイルドな男ッスね。口癖は、「俺は同じ女とは二度寝ることはない」だそうで(笑)。実は趣味が編み物とか、そういう意外な一面があったら面白いんだけど、あまりに外見通りすぎてやっぱり印象に残らない。ちょっと格好良すぎ。

 「パズを殺したいって女は結構多いかもね」(by少佐)。

★★½・・

【コロッケ五円之助】
・『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』

第14話「左眼に気をつけろ POKER FACE」
脚本:櫻井圭記・神山健治 絵コンテ・演出:吉原正行 作画監督:西尾鉄也


 仲間とポーカーをするサイトー(大川透)。「俺は一度、腹の底から震えが来るような相手と一対一のスナイピングを経験したことがある。あのときほど、心理戦を怖いと思ったことはない」(byサイトー)。

 9課で3番目くらいに影が薄いサイトーさんの昔話。多国籍軍時代の少佐、イシカワ、バトーも。バトーが若い! っていうか、バトーくんって全身義体だから外見は老いないはずなのに。義体化の前なのか? でも、目は今と同じレンズ目だし。

 「あの雌ゴリラを見ておけ。ああいうのを本当のプロってんだ」(byイシカワ)。

 吉原・西尾コンビ回。滅多にされない少佐たちの昔話が聞けて面白かった。微妙に納得しきれないところもあるけど。『カイジ』とかと同じく、考えすぎた方が負けってことかな?

★★★★・

・オマケ
 巻末インタビューは、神山監督と、サイトー役の大川透さんとパズ役の小野塚貴志さんとの鼎談。どうせだったら、オーディオコメンタリーにして欲しかったな。『ミニパト』のコメンタリーは、神山監督の話面白かったし。

 どうでもいいけど、『タチコマの日々』のオープニングがMGMからユニバーサルピクチャーに!(笑)


【コロッケ五円之助】