2004年12月31日

 寒い寒いと思って朝起きたら、そこは雪国だった。負けずに原付で出かけます!

 というわけで、今年最後の更新。新年は、3日深夜からの更新予定。では、良いお年を!

・2004年 立喰いレビュー(BEST選)

 というわけで、予告通り2004年ベストでもやってみよーってことで。

 選考対象は、2004年に公開された(シリーズものは終了したもの)作品をベースにしつつ、2004年に選者が実際に観た作品ってーことで。実際には2004年作品じゃなかったりもしますが、あしからず。劇場アニメTVアニメOVAも全部ごったまぜで。まだ観てる途中の作品は、対象になりません(一部入ってるけど)。

 (終了作品で)まだ観てる途中の注目作は、『愛してるぜベイベ★★』『エルフェンリート』『攻殻機動隊S.A.C 2nd GIG』『忘却の旋律』といった辺りかな? もっとある気もするけど…、まいいや。

 放映中の作品の中では、『学園アリス』『ファンタジックチルドレン』『BECK』『舞-HiME』『魔法少女隊アルス』が面白いです。放送中で、観られないけど見たい作品は…、多すぎるので割愛。


 ではまずアルデンテ有森さんから。



 アルデンテ有森 2004年アニメベスト5(+α)
『鋼の錬金術師』
1年を通じてスゴかった。
『プラネテス』
原作を上手くアレンジしアニメ独自の魅力を出した。
『クレヨンしんちゃん 嵐をよぶ夕陽のカスカベボーイズ』
原点に戻ったようなアクション活劇だ。ファイヤー!
『鉄人28号』京都編
正太郎くんそっちのけの大人のドラマに脱帽。エンディング曲の懲りように降参!
『忘却の旋律』
ホントはまだ前半しか見てないんだけど期待も込みで。
特別賞:『アニメーション制作進行くろみちゃん2 日本のアニメは私がつくる!』
オープニング賞:『マリア様がみてる』
アバンタイトルのナレーションがいいんだよ。
エンディング賞:『ふたつのスピカ』
歌がしみるよ〜。
ツッコミ賞:『無人惑星サヴァイヴ』
まさにつっこむために見てたような…。
ワースト賞:『デビルマン』
今後10年は語り継がれるであろうワースト作品。

総評:大ヒット作は無かったものの注目に値する作品は多かった。どれもこれも平均点はクリアしているので、チェックするファンの方は大変な1年だったに違いない。特にベスト5には入れなかったが『モンキーターン』は良い作品だった。あんなに大人を馬鹿にしない作品って最近珍しいのでは?



 コロッケ五円之助 2004年アニメベスト5(+α)
『マインド・ゲーム』
まだまだアニメには可能性が残されていると、未来への希望をつないだ作品。リミッターなしの100%湯浅ワールド。
『妄想代理人』
今敏監督渾身の、アンチ癒し系アニメ。カッコいいぞ、今監督!
『イノセンス』
押井守映画の最高到達点。DVDはまだ観てないんだけど、あの超細密な映像が再現できてるんだろうか?
『カレイドスター 新たなる翼』
原画集で和田さんも言ってたけど、TVシリーズの制約の中で、「観てる人にめいっぱい楽しんでもらおう!」っていう姿勢がスバラシイ。
『プラネテス』
バランスも良くて、質の高い作画演出脚本でサンライズの底力を見せつけた。アレンジに関しては、賛否両論あるけど、アニメの方が一般向けにはかなり上手く咀嚼してたと思う。
特別賞:『BSアニメ夜話』
アニメを扱う本格的な番組の先駆けとなった。っていうか、後に続くものがいない?(笑)
コメンタリー賞:『R.O.D -THE TV-』
全26話すべてにオーディオコメンタリーを収録するという愚行をやってのけてくれた。ぼくがこのアニメを好きになった33%くらいは、このコメンタリーのおかげ。
エンディング賞:『かいけつゾロリ』(第1期2期)
小林治さんの絵が味わい深い。『ゾロリ』みたいな子供向け番組の中で観られるってーのが、なんか得した気分。
ツッコミ賞:『無人惑星サヴァイヴ』『マリア様がみてる』
前者は無敵の天然系。21世紀のアニメとは思えない。後者も、かなり楽しませてもらった。好きです。
声優賞:黒葛原美有 『愛してるぜベイベ★★』ゆずゆ役
子役らしいチョットつたない演技が超絶カワイイ。
歌唱賞:『マーメイドメロディ ぴちぴちピッチ ピュア』
これから『ピッチ』なしで土曜の朝を迎えなきゃなんないなんて、寂しすぎる。
共産主義的制作体勢奨励賞:『まかせてイルか!』
制作会社を通さない、現場スタッフへの利益分配システム。結局、大地監督の持ち出しがデカかったらしいけど(笑)。
やってやれないことはない賞:金子真枝(GONZO) 『和田高明 カレイドスター原画集』企画
こんなマニアックな本を企画してくれてありがとうございます!
急降下墜落賞:『MEZZO』
3話以降の作画クオリティのギャップは凄まじいものがあった。広川太一郎さんの演技は、最後まで成層圏の遙か上を飛んでたけど(笑)。

総評:TV作品は作品数が多い中、それなりに多様性が出てきて面白い作品も多かったと思う。反面、最初からターゲットを絞ってる分、ジャンル間を飛び越えるようなダイナミズムが全体的に足りない気もする。『マインド・ゲーム』は、その可能性を秘めた作品だったけど、アピールが足りずにマニアックなカルト作止まりになった。『イノセンス』は、逆に宣伝は大々的に打ったのにそんなに当たらなかった。難しいね。そういう意味で成功したのは、『鋼の錬金術師』くらいかな?



 オマケ

 マンガは、そんなに読んでないけど、こうの史代『夕凪の街 桜の国』(双葉社)が印象深い。小説は、テリー・ビッスン『ふたりジャネット』(河出書房新社)。ノンフィクションはスティーブン・ピンカー『人間の本性を考える 心は「空白の石版」か』(NHKブックス)。映画もあんまり観てないけど、『ビッグ・フィッシュ』『華氏911』がいろいろ感慨深かった。


【コロッケ五円之助】

2004年12月30日

 『住めば都のコスモス荘』を見直してたんだけど、やっぱり面白い。

 それは良いんだけど、今回見直して初めてエンディング曲唄ってるのが、植田佳奈(『マリみて』の祐巳、『学園アリス』の蜜柑)だと気づいた。カワイらしい曲だなぁ、とは思ってたんだけど。コマ撮りのミニチュアアニメもカワイイんだよね。

 でも、最終回はマンガ版の方が泣ける。

・『BECK』

第12話「シークレットライブ」
脚本:小林治 絵コンテ・演出:浜崎博嗣 作画監督:浜津武広


 放送時間変更気付かず、冒頭十分10分観られず。っつーことで、今回星評価はナシ。

 あらすじを見たら、マットに追い返されたのは栄二で、マットが燃やしてたのは栄二のギター。コユキがマットによってステージに上げられる。歌う曲は「Moon on The Water」。

 いつものライブハウスより大きめのステージって感じがちゃんと出てた。コユキの歌も、サビの部分は「一生懸命歌い上げてるな〜」って感じで共感。

 Bパートは、青春編。真帆と付き合ってるような付き合ってないような〜、って宙ぶらりんなところにあこがれの泉ちゃん再登場。オトナになった泉ちゃんについついフラフラ〜、っと。水着のサービスシーンもちゃんとあります! 「チョット小さいかなぁ?」(by泉ちゃん)。

 プールで泉ちゃんと会ってるところを真帆に見られて、ピ〜ンチ! よりによって、真帆との思い出のプールでってところがイタイ(笑)。

 ダイブリとステージに立ったっていっても、コユキはコユキだった。もやもや指数高し。作画も演出も良かった。打ち上げ花火のタイミングはバッチリ。

途中から視聴のため
評価ナシ・
(気持ち的には星4つ、って付けてんじゃん!)

【コロッケ五円之助】
・『舞-HiME』

第13話「たまゆらの夜」
脚本:吉野弘幸 絵コンテ:水草一馬 演出:玉川達文 キャラクター作画監督:米山浩平


 アリッサと深優は敵だった。碧によると、HiMEは12人いるらしい。落ち込み気味の舞衣は、黎人からたまゆら祭りに誘われる。

 楯と舞衣を中心に三角、いや四角関係ってな話になってきた。恋愛話もちゃんと織り込んでさらに抜かりなく! 巧海にお弁当を断られる辺りは、実は舞衣の方が逆に巧海に依存してるのかなぁ、と。そういう細かい描写をさり気なく見せる辺りが、また小器用で憎たらしいんだよな、このアニメ。でも、面白い。

 楯お兄ちゃんに女として見られたいっ、と気合いを入れる詩帆がやたらカワイく描けてた。「詩帆はいいんだよ、お兄ちゃんがそうしたいなら…」、「ガンバレ詩帆! カワイいぞ!」、「詩帆、もう子供じゃいないもん!」。

 なにげに遙の名前を書いたリボンを後ろ手に隠す雪之。
「そんな霊験アラカタなもんでもないでしょうに」(by遙ちゃん)
「あらたか」(by雪之)

 黎人とキスしそうになる舞衣を見て、思わず邪魔をしてしまう楯。「嘘つき、嘘つきッ!」(by詩帆)。詩帆の表情が良かったな。

 ラストはまたしても唐突。天から火の柱が! 「まがい物のHiMEの分際で、やってくれるじゃない!?」(by凪)。黄金艦隊って、ホントに艦橋構造部が金色だ!(笑) アリッサの正体は? 凪の言う“蝕”とは? 黄金艦隊って? 1クール終わってやっと本筋の話が始まったって感じ

 あかねちゃん(岩男潤子)は、生きてたみたいだけど、やっぱり壊れてるみたい(泣)。

★★★½・

【コロッケ五円之助】

2004年12月29日

 軍の実験船に突如現れたキルヒナー、彼はもう人間ではなくなっていた。

キルヒナー「うおおおおおおおっー!」
タルラント「体から青い光、オエセルの光だ!」
アギ「みんな気をつけろ!」
キルヒナー「ガチョーン」
アギ「?」
キルヒナー「ナオンが嫌がってるじゃねえか。トサカにきたぜ。悲ピーよ」
ハスモダイ「こ、これは一体?」
アギ「キルヒナー、お前ゾーンをのぞいたんだな! ゾーンは死語の世界だ。あそこをのぞくと死語しかしゃべれなくなるんだぞ!」
キルヒナー「なんじゃらほい…」

 若いトーマは、ただ立ち尽くすのみであった…。

・『忘却の旋律』

第9話「猿人湾」
脚本:榎戸洋司 絵コンテ:宮尾佳和 演出:三芳宏之 作画監督:中矢雅樹・桝田邦彰


 猿人湾と呼ばれる工業地帯にやってきたボッカは、工場長のマサル(真殿光昭)から機械を運ぶトラックの護衛を頼まれる。トラックを襲うのは“チェンタウロ”と呼ばれる武装演劇集団だった。ツナギ爺さんと再会を果たしたボッカだったが…。

 おそらくは今後に繋がってくると思われるモノが色々と出てきた回でした。巨大な機械“ENGINE1”(これがあるから猿人湾なんかい!)。小夜子に惚れて、ちょっかいを出すマサル。前の奥さんは、不気味な仮面をつけた“猿人”というものにされてしまっている。小夜子ちゃんピンチ!

 素手でトラックを壊すチェンタウロの連中は何者か? 新たなメロスの戦士ココ(田村ゆかり)が可愛いです。初対決で散々にやられてしまうボッカはいいとこありません。

 何をやっているのか気になっていたツナギ爺さんですが、どうやらこの人アイバネティック技術の専門家で、いろいろとメカを作っているようです。もしかしたらアブナイ人なのかもしれません。冒頭に出てきた親父のセリフ「メロスの戦士ってのは世の中の負け組だ!」というのが胸に刺さります。

★★★・・

【アルデンテ有森】
・『忘却の旋律』

第10話「ユニコーン・シリーズ」
脚本:榎戸洋司 絵コンテ:宮尾佳和 演出:浅見松雄 作画監督:赤尾良太郎・矢上孝一・桝田邦章


 マサルに捕らえられてしまった小夜子。猿人湾を支配しているのはモンスターユニオンだった。ここはロボット怪獣の製造工場だったのである。ボッカはエージェント、ハッスルもんきーを倒せるか?

 いきなり宇宙船の話が出てきたりするもんだから驚きました。どうやら軌道上にミトラノームという巨大宇宙船があり、ENGINE1というのは、33ある宇宙船のパーツのうちのひとつだそうですが、それじゃあいずれ宇宙が戦場になるんでしょうか?

 チェンタウロの連中も意外な(そうでもないか?)正体が明らかになりました。「お、鬼や。あんたらは鬼や!」。

 モンスター様のエージェント、マサルは海の中に沈んでいるENGINE2を探しているようですが「サル、サル、サルベージ」と妙に楽しそうなのが笑えます。

 ココちゃんなんかも「鳴り響けあたしのメロス! チュッ、チュッ、チュッ!」と、ハートマークを撒き散らしながら矢を撃ちます。純情なボッカ君は真っ赤っか(笑)。アルコトナイコトインコも再登場。いいキャラだなあこいつ、「お前も懲りないやつだな」。

 心を持った禁断のアイバーマシンとは一体何か? 次回が気になります。


 今回のボッカの名セリフ:「世の中って見慣れたものの正体を知ると驚くよね」 

★★★½・

【アルデンテ有森】

2004年12月28日

 なんだかんだで、今年ももうあと数日。

 一応年間ランキングみたいなことでもやろうかと考えてるんだけど、なになに観たかもう忘れかけてる。しかも、ビデオで後追いしてたりすると、さらに時系列が混乱してくる始末。ま、その辺はテキトーで、2004年に自分が観た作品の中でつーことで。

 放送はとっくに終わったヤツでも、ビデオで観てる途中だったりするんで、あれやこれが入ってねーじゃねーか的なことになるかも知れませんが…。ま、その辺りも含めて上手いこと処理できればおなぐさみ。

・『スクールランブル』

第13話「ミッション1は愛の告白! ミッション2は夜の攻防! ミッション3はピーヒョロロ!」
脚本:吉田玲子 演出・絵コンテ:高柳哲司 作画監督:原由美子


 結局泳いで帰った美琴。海編、夜の巻。

 なんか、今回は普通に笑えちゃった。体調良いのかな?(笑)

 っていうか、こいつら男女一緒の部屋で寝てんのね。「男女七歳にして同衾せず〜!!」(byドイツ帰りの人)。無防備なんだか誘ってんだか。安全圏からビデオ撮ってる晶、『電脳炎』の山本エロ子さんみたい(笑)。播磨が愛理にまたもや誤解されるところは笑った。

 Bパートは、なぜか急に花井と美琴の過去話。小学生美琴、…カ、カワイイ。小学生花井もカワイイ。なんか、作画も美琴の動きとか花井のリアクションとか、芝居が細かくて良かった。水田のシーンも雰囲気出てたし。ま、話自体はベタだけど、ハズしたオチは良い。しかし、花井の無神経さは、挫折を知らないが故と思ってたけど、まさかいじめられっ子だったとは。どこでどう間違ってこんながさつな男になっちゃったんだろうね(笑)。

 浴衣の話は、キャラ作画気合い入ってたけど、割とどっちでも良かったなぁ。

★★★½・

【コロッケ五円之助】
・『BLEACH』

第13話「花とホロウ」
脚本:高橋ナツコ 絵コンテ:津之田三蔵 演出:木村卓司 作画監督:鈴木奈都子


 石田の撒き餌によってゾクゾクと集まってきたホロウたち。学校で、織姫の近くにもホロウが現れる。禍々しさを感じ取った織姫は、みんなを避難させようとするが…。

 織姫(松岡由貴)が、能力を発動させる話。織姫を助けるため駆けつけるたつきちゃんがカッコいいね。ジャンプらしい友情の話になるんだけど、男同士と違って鬱陶しくないのが良い(笑)。「アンタ、ケンカ売る相手を間違えたね!」(byたつきちゃん@野田順子)。

 今度は、ホロウに操られるたつきちゃんを助けるため、についに織姫の能力が!? 目の前に現れた、小さな妖精たち。「ヨロシク、織姫さん」(by妖精さん)。織姫、ついにおかしくなったかと思った(笑)。いや、前からチョットおかしかったけど。

 「楯を張って拒絶する力」を「言霊と心」でもって操るんだと。「私は拒絶する!」(by織姫)。なんだか良く判んないけど、要するに『NOと言える日本人』(by慎太郎)ってこと? まあ、最初から予想はしてたけど、こうして仲間がどんどん増えていくわけだ

 コンに抱きつかれるルキア。「こうして足蹴にされるのも格別」(byコン)。

★★★・・

【コロッケ五円之助】
・『焼きたて!! ジャぱん』

第11話「クズカスッ!! 和馬が選んだ最低バター!」
脚本:川瀬敏文 絵コンテ:ボブ白旗 演出:秦義人 作画監督:吉川真一


 新人戦会場に不合格者が異議申し立てに! カビたパンを食えば認めてやると黒柳(子安武人)。カビカビのパンの山から自分のパンを嗅ぎ分ける嗅覚の持ち主、海野カツヲ(田中真弓)登場。

 だ〜、もう! カビたパン、調理室に持ち込むんじゃね〜!! 2次予選は、バターロール。A〜Hまでのバターから選んで使えるが、バターの試食は不可!

 子安武人さん、演技がノリノリだ〜(笑)。冷酷な二枚目キャラとエキセントリックなギャグキャラの、どっちも併せ持つ黒柳役が子安さんにぴったり。最近の100%ギャグキャラよりこっちのが合ってると思うな。その黒柳、松代店長の弟子だったヘタレな過去が。

 和馬はテキトーにC、海野は匂いでA、河内は時間がたっても溶けてないG。Aは最高級のエシレバター、Gはバターロールに適した低水分バター。そして、和馬の選んだCは…。

 黒柳の、「(和馬に足りないのは)パン職人としての知識、そして血のにじむ努力だ」ってのは同意。前も言ったけど、今までは和馬は才能“だけ”で乗り切ってきたらね。しかし、やっぱり和馬には自信が? 「エエ香りじゃ〜」(by和馬)。

 「ヤツ(和馬)のパンへの情熱が、ピンチをチャンスに変えやがったのさ!」(by松代店長)。引っ張るね〜。続く!

★★★・・


第12話「和馬失格!? 起死回生のウルトラC!」
脚本:川瀬敏文 絵コンテ:まついひとゆき 演出:太田智章 作画監督:宮前真一


 和馬が選んだのは、バターですらない、マーガリンだった! 黒柳は、和馬を含め、C(マーガリン)を選んだ者に不合格を宣言。しかし、諏訪原が待ったをかける、「お前ほどの職人が、Cを選んでしまったハンディをも覆す、東のウルトラCに気付かんとはな」。

 和馬が使ったテクは、高温で短時間で焼く“ベーパーアクション”という技だった! 「小学校の頃、試行錯誤してたらなんとなく出来たんじゃ」(by和馬)。やっぱり、天才が勝つのか。努力と根性じゃあ天才には勝てないのか? 2次予選通過。

 ところで、月乃の異母妹、梓川水乃(池田千草)登場。小憎たらしいガキんちょで、一人称はボク。和馬にベタベタなつく水乃。
「こ、この泥棒ネコ!」(by月乃)
「泥棒ネコは、アンタの母親でしょ?」(by水乃)

 月乃は愛人の子だった。姉の雪乃、妹の水乃は本妻の子。それぞれ三姉妹は支店をまかせられ、競争させられている。私生児の月乃の扱いはその中ではずんと格下。月乃、単なるお嬢さんかと思ってたら、結構苦労してるのね。チョット応援したくなったじゃないかよ(泣)。

 月乃を支えるため南東京支店に転属した店長も、優勝して月乃を支えると誓う河内も熱くて、盛り上がってきた。またしても涙流して泣く和馬も含めて、みんなバカでいいヤツばっかり。単純だけど嫌いじゃないよ、こういうの。

 しかし、パン作りでトーナメント戦って、どういうこと? まあ、バトルとしては盛り上がるけどさ。ベタでバカだけど、CM開け、次回へと引っ張られると、ついつい期待しちゃう。いや、面白いよ、普通に。笑えるし。

★★★½・

【コロッケ五円之助】

2004年12月27日

 『ななみちゃん一挙放送』一応録画。まだ観てないけど。

 割と普通のアニメ。セルだし、時間も1話5分あるし。『どーもくん』みたいな人形アニメの方が、手法的に面白いけどね。

・『お伽草子』

第2話「貞光」
脚本:大松裕 絵コンテ・演出:橋本三郎 作画監督:西城隆詞


 土蜘蛛に支配されている村に下りる光と綱。しかし、村は意外にも活気に満ちていた。ふたりは、貞光(杉山大)という男に出会う。「へっへっへ、なんか、場違いなヤツがいるなぁと思ってな」。

 武士階級は、この時代では貴族たちの汚れ仕事を請け負ってる官位の低い者たちなのね。とはいえ、都の外に行けば、光たちも都から来たエライさんであり、余所者なワケだ。貴族と武士階級、都と地方、この辺の非対称性が物語のポイント(?)。

 んで、村は予想通り土蜘蛛と通じて、生娘を差し出す代わりにおこぼれの利益に与ってる。ビバ、モンスターユニオン!? 貞光は、土蜘蛛退治に来た先遣隊の生き残り。

 光の真っ直ぐな純真さと、村の歪んだ平和ってのが対比されててナイス

★★★・・

【コロッケ五円之助】
・『お伽草子』

第3話「土蜘蛛」
脚本:藤咲淳一 絵コンテ:古川順康 演出:山本秀世 作画監督:大久保徹


 貞光も仲間に加わり、土蜘蛛の根城の洞窟に潜入する光たち。途中で牢から助けたクズメ(浅野まゆみ)という女の案内で勾玉奪還を目指す。「あれがあれば都の民たちを救うことが出来るのだ(そして、兄様も…)」(by光)。

 光と綱の掛け合いが面白かった。純粋な光に、実直な綱。「私にとって、あなたこそが至宝なのです」(by綱)。ふたりだけで完全にワールドを作ってる(笑)。面白い。

 クズメは土蜘蛛族の元女頭領。酒呑童子の部下の星熊(かわのをとや)によって土蜘蛛族は乗っ取られてた。土蜘蛛族も、元は地元の里を拓いた者たちだったのね。酒呑童子は、とりあえず敵の大ボスってところか?

 第1話のアクションはなかなかスゴかったんだけど、2話以降は割と普通。まあ、TVアニメだからね。でも、今回の星熊との決闘がハーモニーの止め絵で誤魔化されてたのはチョットいただけない

★★★・・

【コロッケ五円之助】

2004年12月26日

 さてさてさて、みんなはクリスマスプレゼント、もらったかな? ぼくは、いい歳なのでサンタさんは来なかったんだけど、Amazonから『和田高明 カレイドスター原画集』が届きました! 表紙の左上に「アニメスタイル」の名を冠してたのも本誌1号2号と買った身としてはチョー感動もの。サンタさんが来なかった悪い子も、大きいお友達もAmazonで注文して、買っちゃおう、おう、おう〜!!

 中身も充実してました。やっぱり7話のディアボロバトルは原画もスゴイ。和田さんは、ラフ原なんだけど、2コマ作画で全原画! 動きは完璧にコントロールしてる。これ以降、第1シリーズは和田さんは『くろみちゃん2』に入っちゃうんで、出番なし。

 41話冒頭のそらのキャンディパクッがあったのが個人的に嬉しかった。45話のディアボロもスゴイ。あと、和田さんの「カレイドの思い出」ってイラストが、またどれもエッチっぽくてナイス。ロゼッタが〜、マリオンが〜、キャシーさんが〜(笑)。

 この原画集、『カレイド』の制作進行で、GONZOのくろみちゃんこと金子真枝さんが小黒さんに持ち込んだ企画らしい。金子さん、ありがとう!

 造本は、同人誌と同じだけど、この内容で1,000円なら安い! 興味ある人は是非ドウゾ。

・『ファンタジックチルドレン』

第12話「閻魔」
脚本:三井秀樹・なかむらたかし 絵コンテ:杉山正樹 演出:津田義三 作画監督:佐久間康子


 電磁シールドで一度は捉えたと思ったものの、予想を超える力でシールドを破ってゲルタの前に現れるキルヒナー。そこへ駆けつけたアギたち。「お前はもう死んでいるんだ!」(byアギ)。

 ゾーンは死の世界であり、そこでは魂はオエセルとして安定している。ゾーンをこの世界に開くことによって、魂は物質世界に留まりオエセルを放出するが、それは魂の破壊を招き、ひいては宇宙の崩壊を招くとになる。閻魔はそれを阻止するために、強制的に魂を消滅させる。

 なるほど、デカルト的な物心二元論なのか。魂は、体を構成する物質世界とは別のところで存在(二元論)している。ゾーンは、魂の世界であり死の世界であると。魂を裁く存在ってことで、“閻魔”なワケね。デュマがなにを企んでるのかは、まだ謎。

 同じ妹を思う兄として、キルヒナーに同情以上の感情を重ねるアギが痛々しくて良かった。今まで常に冷静さを保ってきたアギがたまらずに激昂するところは、なかなか効果的だったね。

 ベフォールの子供たちとヘルガ、ご対面。どうやら、キルヒナーの魂は救われたようだね。一応主人公であるトーマは、いまだに傍観者のまま。

「遙か2億光年彼方、青く輝く水の惑星、ギリシア」(byアギ)
「私たちの、ふるさと」(byソレト)

★★★★・

【コロッケ五円之助】
・『ふたりはプリキュア』

第45話「歌えさくら組! 合唱は勇気を乗せて」
脚本:影山由美 絵コンテ・演出:川田武範 作画監督:青山充


 なぎさたちさくら組は、冬休み返上で合唱コンクールへ向けて練習。しかし、指揮者の千秋(中山亜紀子)は曲についてイマイチ物足りなさを感じる。

 なぎさのアドバイスで選んだ曲は、「♪だってーやってらんないじゃん、ストレスよりロマンスでしょ」。って、てめーんちの曲じゃねーか!? どうせなら、新曲作ってよね。

 黒髪でガネッコの千秋、なかなかカワイくて良かった。

 またまた、コンクールとバトルが繋がってない。なぎさとほのかのソロパートも、あんまり上手くないんで、盛り上がらないなぁ。どうせなら、歌姫ナージャ(小清水亜美)に唄わせたら? 3人組のお話も進展なし。

★½・・・

【コロッケ五円之助】
・『マシュマロ通信』

第38話「バック・トゥ・ザ・プロポーズ」
JAPANESE STAFF
脚本:横谷昌宏 絵コンテ:原田浩 演出:森脇真琴 作画監督:山崎猛
KOREAN STAFF
絵コンテ:Chan Wung Lee 演出:Wang Yeb Kim 作画監督:Eun Hee Lee


 マシュマロタウンは大晦日のダンスパーティー。ママ(天野由梨)は15年前のダンスパーティーの夜、パパのプロポーズを思い出す。一方、チョコとミントに頼まれたスペースボーイは、『スペースファミリー』幻の768話を見せるため、アパートごと15年前の大晦日にタイムスリップさせる。

 パパとママをプロポーズさせなきゃっていう、話はまんま『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ッスけどね。

 若い頃のママさん、ポニーテールがカワイイ。パパさんは、リーゼントだった! 行動今とは同じ。女の子とのダンスパーティーより『スペースファミリー』を選ぶのは、正しきマニア像! 「パパさん、『スペースファミリー』好きだもんね、ご免なさい…」(byサンディママ)。パパの悪口言うサンディをにらみつけるママは、健気でカワイイね。

 チョコとミントがパパとTV局に見学に行くところから、ラストは簡単に読めちゃうけど、それでもなかなかエエ話になってた。なぜか無意味にカミナリがなってるところも『バック・トゥ〜』だよね。

 「ママがパパのことを大好きで、パパもママのことが大好きだったからよ」(byママ)。ママが、パパのどういうところを好きになったのかっていうプロセスは不明のままだったけど…。まさかパパさん、子供のオモチャだけじゃなくオトナのオモチャも×××(以下削除)。

 来週(3日)は、スペシャル枠で2話放送。観ないと、ヒドい目に遭わすよ!

★★★½・

【コロッケ五円之助】

2004年12月25日

 ぼくの住んでるところでも、超遅ればせながら『MONSTER』の放映が始まった。

 とか言いながら、すでに第1話見逃してますが(笑)。まあ、最初の方はDVDでチェック済みなんで問題ないんだけど。

 一応マンガの方も、(ずいぶん昔に)一通り読んでるんだけど、これまた最終回がどうなったのか、なぜか記憶にない。だいぶ、異常プリオンが回ってるのかな?(笑) 『20世紀少年』もそうなんだけど、単行本で一気読みするとスゴイ面白い。でも、途中間が開くともうダメ。すっかり忘れる。んで、途中から読み直しても良く憶えないってな事態に陥る。悩ましいな。

 ま、アニメでぼちぼち思い出してくかな。「ぼくの中のモンスターが…!」。

・『マーメイドメロディ ぴちぴちピッチ ピュア』

第39話(最終回)「夢のその先へ」
脚本:早川正・高橋ナツコ・吉村元希 絵コンテ・演出:山口武志 作画監督:篁馨


 戦いは終わって日常を取り戻したマーメイドプリンセスたち。パールピアリでは、記念のライブパーティーを計画していた。

 オープニングが歌詞違いバージョン。絵も名場面集っぽい作りになってる。

 実質的な最終回は前の回。今回は、後日談、っていうか全キャラ出演ライブコンサート状態。みかるがスゴイ早さで成長してたりして、相変わらず良く判んないんだけど、んなこたぁどうでもよろしい。舞台劇っぽくなったり、観客の笑い声が被ったり、いい加減な感じが最後まで『ピッチ』らしくて満足(笑)。

 死んだはずのブラック・ビューティ・シスターズとか、懐かしのダーク・ラバーズも登場。ガイト様、アクア・レジーナ様も。「そろそろ、自分たちを幸せにするために唄っても良いのではないか」(ガイト様)。

 ラストは、『レジェンド・オブ・マーメイド』の合唱で〆。エンディングも、エピローグに繋がってて、なんだか憎い演出。終わるとなると残念ね、ホント

★★★½・

・総評

 始まったとたん、「スゴイアニメが始まった!」「歌が、歌が〜」と、「プロトカルチャー!」状態の騒ぎとなったのが、まるで昨日のことのように思い出される。

 『日本オタク大賞2004』の藤津賞も獲得し、アニメ1週間100本といわれるこの今の時代にその存在感を示した名作であることについて異論はあるまい。

 『ピッチ』というアニメは、ストーリーの整合性よりも、リアリズムの追求よりも、何より単純な歌を唄うという根元的で本能的な行為で以て、近代が抱える物語性の呪縛から逃れ、高らかにそして華麗に意味性の彼方へと飛翔して見せたのである! 我々人類は『ピッチ』という作品によって、再びエデンの園へ帰ることを許されたのである

総合評価
★★★・・

【コロッケ五円之助】

2004年12月24日

 ここ2、3日で急に寒くなってきた。

 昨日の朝起きてレンタルビデオ屋行って帰ってきたら、どうしようもなく寒くなって、頭もちょい痛くなった。風呂入ってミカン食って寝たら治ったけど。風邪には気をつけましょう。

・『BECK』

第11話「Summer Holidays」
脚本・絵コンテ:小林治 演出:花井信也 作画監督:日向正樹


 ダイブリ来日が伝えられ、興奮するBECKメンバーたち。「竜介のヤツ、オレたちのことエディに紹介してくれるかな?」(by千葉)。

 コユキと真帆は遊園地でデート。そして、駅のホームで…。真帆が「私はコユキとは違うんだ」ってのは何かの前振りなのかな? 「ぼくの青春を返せ〜!!」(by斎藤さん)。

 英二のバンドはメジャーデビュー目前。「♪君のために祈りを込めて〜、ぼくは歌い続ける〜」。「こんなの、ロックじゃねぇ」(by竜介)。甘々の歌詞にチャラチャラした衣装。ハ、ハズカシイ! 商業主義に魂を売ったか、英二!?

 そして、ついにエディ・リー(Janie Vickers)登場! BECKのライブにお忍びで来るけど、コユキが「あ〜っ!!」って叫んじゃってバレちゃう。「これはオレたちのステージだ」(by竜介)。コユキのボーカルでなんとか観客の目をステージに。あ、客席に斎藤さんが。

 エディがコユキに、「I like your voice.You could be a good singer,if you get some more practice.」。物静かで知的な印象のエディ。もっとカリスマっぽく後光を背負って登場するかと思ったら、意外にあっさりした演出。そういうお約束っぽいのは避けたんだろうね。今回、全体的に落ち着いた演出だった。作画はそこそこ。あこがれのエディを目にして、進むべき道を見据えたか?

 弾丸ギターのルシールにはどんな因縁があるんだろうか? マット(ブライアン・ユル)は、酒浸りでグダグダ。ヤバそう、死ぬパターン?

★★★・・

【コロッケ五円之助】
・『舞-HiME』

第12話「天使のほほえみ」
脚本:吉野弘幸 絵コンテ:須永司 演出:太田雅彦 キャラクター作画監督:坂本修司 メカ作画監督:永田正


 あおいの襲われた現場に弓を持って立ってたシスター紫子(井上喜久子)。問いつめる遙。「この件、ウチが預からせてもらいます」(by静留会長)。

 「あの〜、カツ丼届きました」(by雪乃)。ナイスボケ、雪乃!(笑)

 ようやっと敵の正体らしきものが明らかになってきた。学園にも出資してるイワサカ製薬とシアーズ財団が黒幕か。教会のグリーア神父は、単なる出先機関だったみたいね。アリッサが本性を、「あなたはクビです、ジョセフ・グリーア」。

 命と雪乃の会話で、命と舞衣との関係、遙と雪乃との関係がきちんと示されてる辺りは親切。百合っぽさもキッチリ押さえてるところが、このアニメの抜かりなさ。上手いなぁ、ちくしょう〜。ちなみに雪乃のエレメントは鏡、チャイルドはダイアナ。

 シアーズ財団の会長(麻生智久)でアリッサのお父様、チョット登場。っていうか、まんま『キル・ビル』のビルじゃん! 顔を見せない登場の仕方も。

★★★½・

【コロッケ五円之助】
・『陰陽大戦記』

第13話「二人の絆」
脚本:樋口達人 絵コンテ:悠凛々 演出:藤田陽一 作画監督:実原登


 先のランゲツとの戦いで力を使い果たし動けなくなるコゲンタ。養生に専念させるため、リクはモモちゃんたちをつれて京都観光へ。

 総集編です。コゲンタとリクと、それぞれの視点から振り返る構成。各パートの最初にチョットずつ新作が。京都観光で、サザエさんのオープニング状態。今回で京都編終わり。

今日のぶっ飛びモモちゃん@ゆかな
「でも、アタシだけで来ちゃったらまるで、アタシがリッくんのこと好きで好きでしょうがなくて追いかけて来ちゃった〜なんて思われちゃうから〜(略)、それにしてもあの小娘なんなの〜、突然出てきて一緒にいるなんて〜、まさか恋のライバル出現!?(略) リッくんを奪い返すのよ〜、リッく〜んあたしたちと一緒に京都見物に行きましょう〜!!」(35秒+8コマ)

 やっぱり、妄想モモちゃんを見てからでなきゃ、年は越せないね(笑)。

★★½・・

【コロッケ五円之助】

2004年12月22日

父ちゃん「おい、よつば、明日動物園へいくぞ!」
よつば「おーっ! 動物園か、スゲー!」
父ちゃん「動物園って、どんなだか知ってるか?」
よつば「!! り…りろんは知ってる」
父ちゃん「おー、すごいな。ところでアルデンテさん、結婚って知ってますか?」
アルデンテ「!! り…りろんは知ってる」

・『日本沈没』

1973年(140分カラー)東宝作品 原作:小松左京 監督:森谷司郎 脚本:橋本忍 撮影:村井博ほか 特撮監督:中野昭慶 音楽:佐藤勝

 一夜にして海底に没した小島の調査にやってきた深海調査艇わだつみは、海底に異変が起きているのを発見する。ただ一人、日本沈没説を主張する田所博士(小林桂樹)。やがて、その予言通り東京に大地震が発生する。死者・行方不明者360万人! しかし、それはその後やってくる天変地異の予兆に過ぎなかったのだ。

 いきなり古い映画ですいません。倉敷東映で見たリバイバルがすごく面白かったもんで。でもこの作品を劇場の大画面で見た人は意外と少ないのでは?(DVDは出てますけど)

 いや、それにしても凄かった。まさに人間ドラマと特撮がガチンコ勝負をやってる超大作です。奇想天外なアイデア、怒涛の迫力を生む特撮、息詰る展開、俳優の熱演、特に田所博士のどこまでが演技なんだか解からないような「顔」の演技が凄すぎます。小野寺(藤岡弘)や山本首相(丹波哲郎)や渡老人(島田正吾)らが繰り広げる人間ドラマも熱い!

 仮に今作り直したたとしても、特撮場面はCGなんかで再現できても、この濃い出演者達はもう再現できないでしょう。特に、中盤の東京大地震のシーンはすさまじく、ビルだけでなく次々と崩れ落ちる民家(壊れ方がリアル)、悲鳴を上げてつぶされる住民、火砕流の発生、危険を冒して消火弾を投下する自衛隊のヘリ、この映画一番の見せ場でした。

 残念ながらフィルムの状態が悪く、セピア調で傷だらけの画面だったのですが、逆にそれが妙な迫力を出してました。ラスト直前でフィルムが切れたりして…(こういうの久しぶり)。

 まさに壮大な実験作で、国が沈んでしまうという危機を迎えた時日本人はどう生きていくか、その時世界はの国々の対応はどうなるかなど、今でも興味をそそられる内容です。皇族の人間をどこに逃がすかとか、どこの国に何人受け入れてもらえるとか、映画の中では中国が救いの手をさしのべていたけど現実はどうやろなあ、とか。

 しかし、本当に日本を沈めちゃうんだもんなあ。重苦しいBGMはバンバンかかるし。北朝鮮に脱出しようとした漁船が、「引き返せー!」と警告されるあたりはリアルやったなあ。渡老人と山本首相が日本の将来を話すシーンが印象に残りました。

渡「もしかしたら、何もせん方が一番ええのかもしれん」
山本「何もしない?」
渡「このまま何も知らず日本とともに沈んでしまう方が幸せなのかもしれん…。いや、すまん忘れてくれ」

 新作ゴジラより迫力ありました

★★★★・

【アルデンテ有森】
・『モンキーターンV』

第25話(最終回)「これが賞金王!」
脚本:富岡淳広 絵コンテ:宮尾佳和 演出:岩田義彦 作画監督:奥田淳


 ついに賞金王決定戦の優勝戦に進出することになった波多野。地鳴りのような声援、「これが賞金王、今までのSGとは比べものにならない」。波多野は、いつも通り大外からのスタート、「ここでいい、ここが一番落ち着く」。

 帝王榎木に蒲生、そして洞口。レースシーンは、さすがに盛り上がる盛り上がる。何度も言うけど、やっぱりレースはリアルタイムの映像で見る方が俄然面白い。むき出しの闘志ゴリゴリの洞口と、貫禄たっぷりの榎木との対決は迫力

 隙を見て先頭の榎木にじりじり追いつく波多野。なぜかモーターの調子も上がり調子。モーターボートとかエンジンのこととか知らないんだけど、波多野のモーターが調子がいいのは寒さのせいっていってたけど、他のモーターも調子良くなったら一緒ってことはないの?

 で、決めの最終2マークで、「で、出た〜、ここでVモンキー!」。わっはっは!! Vモンキー決めた瞬間、航跡が「ピカ〜」って光っとる〜(笑)。いや〜、大笑いさせてもらいました。同時に、チョット感動。「最後はやはりお前だったか、波多野!」(by榎木)。

 結局、優勝は榎木。榎木さん、カッコエエの〜。「オレ来ます、来年もここに!」(by波多野)。

 このアニメらしい、実に爽やかな最終回でした。澄(野田順子)との関係は、結局サスペンド。

★★★★・

・総評

 勝つためには多少汚い手も使ったり、先輩や同期も自分の道具にしてしまうような洞口。それとは対照的に、あくまで真っ正面から向かっていく波多野。ふたりのレースに対するスタンスの違いがはっきりした分、さらに判りやすくなって、まさに少年マンガの王道的なストーリーになってた

 シリーズ最初で負った左手の怪我が、後半でのネックになったりしなかったのは意外にあっさりしてるかも。普通、こういう話だと怪我が決定的な弱点になったりするよね。

 レースシーンは、CG(セルシェード仕上げ)がTVシリーズで普通に違和感なく使えることを証明するいい例になったね。CG使うときはロングとかで使って、人物のアップは作画で、と使い分けがはっきりしてたのも勝因。毎回違うレース展開を作画で描くのは絶対無理。

 話も判りやすくて、モーターボート知らない僕なんかが観てもちゃんと判ったし楽しめた。判りやすさの勝利。果たしてこのアニメが、競艇の観客の新規動員に貢献したかのかどうかは寡聞にして知らないけど。

総合評価
★★★・・

【コロッケ五円之助】

2004年12月21日

 『パトレイバー劇場版』、1の方久しぶりに見たけど、ちゃんと面白いね。

 『2』と比べたら、「まだマンガっぽかったんだ」って思う。でも、コンピュータとかの話は、今見てもそんなにケッタイな話になってない。ちゃんとしてる。大規模なシミュレーションの計算をするのに、シゲさんの下宿からネットワークを介して2課のコンピュータに接続してたってのをワンカットの絵だけ説明するのなんて、渋すぎ。

 映画の最初で、バビロンプロジェクトとそれに伴う土木工事でレイバー需要が伸びたってのをセリフで説明してるのも、押井さんらしからぬ親切心(笑)。今見ると、メチャクチャ判りやすく作ってる。初見で観ても世界観込みでちゃんと理解できるように出来てる。

・『焼きたて!! ジャパン』

第10話「それぞれの開幕!! パンタジア新人戦開始!」
シナリオ:隅沢克之 絵コンテ・演出:友永和秀 作画監督:宮本佐和子


 予選の課題を提出した河内。すっかり自信を取り戻し、太陽のガントレットを手にしつつあった。一方、河内に嫌われたと思って、和馬は元気がない。

 テレコムアニメーション回。絵コンテは、友永さん。でも、特に出来がいいわけでも悪いわけでもなかったけど(笑)。

 出てくる設定がいちいちバカバカしいほど大仰で笑える。予選のパンの防腐剤使用判別にシェパード使ったりしてるし。ちなみに、なぜかパンの方が檻に入ってる。

 今度のジャぱんは44号。岐阜の馬三郎爺ちゃん(新潟の馬太郎じいちゃんの弟、声:)のところで、なんか焼き物(美濃焼)を焼いてもらってる。これを使って44号を作るらしい。44号を食べた馬三郎爺ちゃん、文字通り昇天しちゃった? 死んだんか、ホンマに死んだんか?(笑)

 来週から、本格的に新人戦本戦。ちなみに、来週は、サクッと1時間スペシャル。

★★・・・

【コロッケ五円之助】
・『KURAU Phantom Memory』公式サイト

監督:入江泰浩 シリーズ構成:吉永亜矢 キャラクターデザイン:尾崎智美 メカニックデザイン:鈴木雅久 セットデザイン:武半慎吾 アニメーション制作:ボンズ

第1話「広い世界へ…」
脚本:吉永亜矢 絵コンテ・演出:入江泰浩 作画監督:伊藤岳史 メカ作画監督:ねこまたや


 時は2100年。天箕博士(小形満)は、娘クラウ(川澄綾子)を研究所に見学につれてくる。しかし、研究所の装置から突如光の球が出現し、クラウの体を直撃。クラウは光の粒に分解され、そして再構築される。だが、そこに現れたのはクラウとそっくりの、別のモノだった、「私はリナクス」。

 ボンズの送る、本格SFっぽいアニメ。キャラも、(萌え絵全盛の今時のアニメにしては)地味なリアル系だけど、上品な可愛らしさが逆に好感。12歳のクラウがカワイイなぁと思ってたら、半パートで10年後になっちゃう。チョット残念?

 10年後のクラウ(=リナクス)は、人並みはずれた身体能力で民間のエージェントとして危険な仕事を請け負ってる。こっちはこっちで、カッコイイけど。父との約束で、決して怪我をしないと誓ってる。一応、クラウの記憶も情報として受け継いでるらしい。リナクスは常に2つで対となって存在してるらしく、もう一つの自分である対を探してる、と。OSのリナックスとは、なんの関係もなさそう。

 天箕博士の、クラウ(=リナクス)に対する、愛憎半ばな感情の振幅が良く描けてた。作画が、また自然芝居系で、地味ながら見応えたっぷり。細かい芝居がちゃんと心理描写に繋がっててウレシイね。この辺、アニメーター出身監督らしい画への信頼感。そして、何よりクラウ(12歳)がちゃんとカワイイし。「お父さんが嬉しいと、私も嬉しい!」(byクラウ=リナクス)。Bパートの大人クラウのアクションもなかなか格好良かった。

 話は、まだまだなんのこっちゃ判んないけど、雰囲気は良さそ気。作画もイイ。こってりしたアニメが多い中、なんか観ててスゴく落ち着く(笑)。

★★★½・

【コロッケ五円之助】

2004年12月20日

 『和田高明 カレイドスター原画集』、一般書店での販売はないそうな(詳細)。

 エッチいカットは見開きページでど〜んと、ディアボロなんかの動きのシーンは枚数載っけて、ちゃんとタイムシートも付いてる(重要!)。表紙のデザインも、シンプルで好み。ああ〜、楽しみ〜。

 和田さんのカットは、思わずコマ送りしないではいられないくらい原画密度が高い。金田系作画ほど様式化してるわけでもないし、洗練されたリアル系演技とか超カッチリしたレイアウトとかそういうんでもないんだけど、アニメが持ってる「絵が動いて楽しい」っていう根元的な面白さを感じさせてくれる楽しい作画。止め絵のカットも、描き込みがスゴイぞ!

・『げんしけん』

第7話「対人関係における行動選択の特徴」
脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:平向智子 作画監督:原健


 また春がやってきて、現視研にも新入部員が2人。まだ仮入会だけど、新歓コンパ。

 やっぱり作画が…。部室の机との対比、こんなんだったっけ?

 勧誘ボックス、大野さんのコスプレ。自治会の北川さんのチェック。「ん〜〜〜、ま、良し」、胸を一瞥して「ケッ!」。

 この北川さんのリアクションって、最初の「ん〜〜〜」で、“なんだ、いまさら『まほろまてぃっく』かよ、もう先に『花右京メイド隊』でやってたわよね〜。まあ、川澄綾子つながりってことなんだろうけどさ…”で、「ま、良し」となって、大野さんの巨乳見て“まほろさんは貧乳なのがウリだろがボケッ! デカけりゃエエっちゅう時代は終わったんじゃ! 貧乳の美学が判らんホルスタイン女は居ね!”で去り際の「ケッ!」ってことだよね(笑)。も〜、北川さん、チェック厳しいなぁ。

 飲み屋でのそれぞれの醜態は、リアルだったなぁ。大学のクラブの飲み会ってこんなんだよなぁ。ただ、しらふで他人の酔ってるところ見せられると困るのと同じで、なんか観てて居心地悪い。「にょ〜!」の、いかにもイタイおたくの声が石田彰だったのが笑った(笑)。

 会長になって早々に切なくなっちゃう斑目が良かったな。ラスト、向かいの屋上でなにやら悪者っぽく部室を見下ろす初代会長はなんだったんだ?

★★・・・

【コロッケ五円之助】
・『げんしけん』

第8話「量産型製造過程における比較研究」
脚本:高橋ナツコ 絵コンテ:佐藤卓哉 演出:さんべい聖 作画監督:松下清志・木下ゆうき


 春ってことで(?)、田中の初心者向け講習付きでプラモデル作りにチャレンジする大野さんと笹原。興味がない咲は、まったくプラモ作りの世界を理解できない。

 部室でみんながプラモ作りに熱中する中、孤独感を感じちゃう咲ちゃん。でも、部室には毎日来るのね。プラモまったく作らないぼくでも判りやすく説明されてて納得。作る人にとっては常識なんだろうけど(初級編だしね)。

 咲ちゃんの発する破壊光線に怖がるみんなと、それを感じ取って咲ちゃんが機嫌悪くなって、それがまた部室の空気を張りつめさせて…。この辺の雰囲気の見せ方は地味だけど面白かった。でも、やっぱり毎日部室には来る(笑)。

 しかし、人気のない部室棟だなぁ。普通、外でやった方が怒られそうだけど。それを眺めながら、「なんか、超マジじゃん」(by咲ちゃん)。

 咲ちゃんがバキッとやっちゃって、大野さんが泣いちゃってそれ見た田中がキレそうになったときに、斑目がちゃんと先に制してまとめてたところが、ちょっとは会長らしくなったのかなぁと(笑)。「弁償しただけでは、大野さんのガフは戻ってこない」(by斑目)。

 咲ちゃんがプラモさわってるときの緊張感は、素人が見ても面白かった。ラストのネコ耳も笑えたにゃん!

★★★½・

【コロッケ五円之助】

2004年12月19日

 すっかり寒くなってきたんで、ついに灯油を買う。18リットルで1,040円。高い! 

 あと、無印良品で値引き価格1,980円くらいでショルダーバッグを買う。ペットボトルと本(A5版)がちょうど入るサイズで、見た目も(無印にしては)あんまり安っぽくないし、生地も分厚くて丈夫そうだし、ちょっと図書館とかビデオレンタル屋に下げて行くにもちょうどいい。

 金さえ出しゃあ、いくらでもいいのがあるんだけど、安くて希望通りのってあんまりなかったんで、満足満足。いや〜、小市民でスミマセン。

・『ファンタジックチルドレン』

第11話「大切な人」
脚本:三井秀樹・なかむらたかし 絵コンテ:伊藤裕之 演出:鏑木宏 作画監督:北山修一


 朝起きたらヘルガもチットもいなかった。「友達だと思ってたのに…」(byトーマ)。友達だと思ってたからこそ、私たち家族の幸せを壊さないために出て行ったのだと、ヘルガはそういう優しい子だと、母ちゃんは諭す。

 コックリ島で出会ったトーマとベフォールの子供たち。双方にとってヘルガが“大切な人”だってことで、合流してヘルガを探すことに。ヘルガとチットはゲド機関の船に保護される。バラバラだった各要素がようやくひとつの方向に向かって集まりだしたね。ゆっくりしたペースだけど、決してストーリーが錯綜混迷してるワケじゃない。ちゃんと観てたら、ちゃんと判る。よしよし。

 ゲルタ博士は、27年前にデュマ(=デミアン)に会ってる。「あいつだ、27年前とほとんど変わってない…」。記憶の中のデュマの手に、フラグメントと同じ文字が記された紙片。やっぱり、デュマが裏で知識を与えて利用していたみたい。目的は未だ知れず。ゲルタ博士は、極度の閉所恐怖症みたいね。デュマにヒドイことされたんだろうか?

 タルラント操るワンダーがなんかカワイイ。

 妹を助けるために船にやってくるキルヒナーがカッコイイ。幽体になってどこからともなく姿を現す。エーテリック・ビジョンの画面に現れる走る影が雰囲気出してるね。ゲルタたちに捕まるキルヒナー。

 次回へ続く。

★★★★・

【コロッケ五円之助】
・『ふたりはプリキュア』

第44話「最高ハッピー!? なぎさのホワイトクリスマス」
脚本:川崎良 絵コンテ・演出:山吉康夫 作画監督:河野宏之


 藤P先輩のことで元気のないなぎさ。ポルンとメップルは、なぎさを元気づけようとなにやら頑張ってる。

 ベローネ学園は、クリスマスパーティー。なんか、あんまり楽しそうじゃないな(笑)。唯は、藤P先輩に告白したけど、「ゴメン」って言われたらしい。なぎさ、チャ〜ンス!

「これって、木俣のおじいちゃんとこに手伝いに行ったメンバーじゃない?」(by藤P先輩)
「ひとりだけ足りないけどな…」(by木俣@加藤木賢志)
 キリヤのことを思い出して、切ないほのか

 藤P先輩、ライブより外で雪だるま作り。意外と子供っぽいのね。雪だるまがザケンナーに。「わっはっは! メリークリスマス!」(byベルゼイ)。ちゃんと時候の挨拶ができるなんて、ベルゼイさんも意外と礼儀正しいのね(笑)。

 というわけで、やっぱりキリヤくん(木内レイコ)再登場。「闇と光の間にある歪み…、ぼくはその歪みに呼び寄せられてしまった」(byキリヤ)。お前、闇に帰ったんじゃなかったか? 歪みはすぐに閉じちゃうみたい。

 ポルンとメップルのプレゼントは、クリスマスツリー。せっかくいい雰囲気なのに、藤P先輩となぎさの間はあんまり進展せず。だ〜、引きすぎィィ〜!! このまま、新シリーズまで引っ張るのか?

 キリヤも出てきて、友情にプラス恋愛要素も加わった。ドラマが厚くなるかどうかは、スタッフの頑張り次第。ちゃんと見せてね。

 次回は、眼鏡っ子、千秋(中川亜紀子)。

★★½・・

【コロッケ五円之助】
・『マシュマロ通信』

第37話「不思議の国のクリスマス」
JAPANESE STAFF
脚本・絵コンテ・演出:福冨博 作画監督:増谷三郎
KOREAN STAFF
絵コンテ:Seoung Hyun Ko 演出:Seung Il Lee 作画監督:Ji Woon Ha


 マシュマロタウンにもクリスマスがやってきた。サンディたちは山の上のモミの木を飾り付けて、街にメッセージを送るって計画を立てる。「森に平和を、人には優しく」(byナッツ@飛田展男)。

 福冨博監督の、脚本絵コンテ演出回。キャラ作画はイマイチだったような?

 クラウドとサンディは、モミの木の扉をくぐってサンタタウンに。って、冒頭部まんま『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』じゃん。サンタタウンには、ウギーやスネイルくん、スモール・フェアリーズたち、懐かしのキャラたちもいた! マシュマロタウンのシュールなキャラたちは全部ここの出身かよ!? 同じ穴のムジナ?

 モミの木を綺麗にしてサンタさん(梅津秀行)を元気にして、なくした杖と鈴を探してあげるって話。まあ、お話としては定番なんだけど、『マシュマロ』にかかるとやっぱりなんかヘン(笑)。ウサギイヌが出てくると、話が躁状態になってワケわかんなくなるな

 しかし今回、バイオレットたちは、出てきた意味が全くなかったね(笑)。

 「サンディ、いろいろ世話になったね。さしずめ、今日の君はワシにとって、サンディ・クロースじゃのう。ほ〜ほっほっほ!」(byサンタ)。って、駄洒落かよ!? 「いい〜じゃ〜ん、だって、because、Christmasなんだも〜〜ん!!」(byハウステンボスの謎のソウルシンガー)。

★★★・・

【コロッケ五円之助】

2004年12月18日

 前言ってた噂の『和田高明 カレイドスター原画集』、Amazonでトップ10入りしてるみたい。スゴイ。和田さんっていうか、『カレイド』ってそんなに人気あったのか。普通の本屋でも買えるんだよね、コレ?

 値段も、1,050円とお手頃なので、みなさんも買いましょう、しょう、しょう!

・『マーメイドメロディ ぴちぴちピッチ ピュア』

第38話「聖夜の戦い」
脚本:武上純希 絵コンテ・演出:後信治 作画監督:立田眞一


 ミケルにはマーメイドプリンセスたちの歌も効かない。「ミケルを倒すべき敵だと思わないで」(by星羅)。

 なんだか、とっても唐突なお話。“あのお方”の正体が明かされ、明かされたと思ったら語り出して、ソッコーでいなくなっちゃう。星羅も簡単に帰って来ちゃった。「オレンジパールボイスッ!」(by星羅)。

 結局、“ミケルは可哀想な人だった”っていう、それこそ可哀想な説明で済まされてて笑った。御使いのフクちゃんも覚醒! ミケルの体を乗っ取って、マーメイドプリンセスを襲う!

 ハイ! お待ちかねの歌ですよ〜(笑)。この歌聴いたら、さっきまでの細かいことはどうでも良くなっちゃう。「もう孤独でないことを教えてあげなくては。さあ、歌いましょうプリンセスたち」(byアクア・レジーナ様@山門久美)。7人のマーメイドプリンセスに、アクア・レジーナ様まで加わって大コーラス。もう、感激(笑)。

 ラストもホント唐突。みかるも戻ってくるんだけど、なぜか赤ちゃんになってるし。「今度こそ、幸せな人生送れるよね」(byるちあ)。なにげに前の人生否定されてるし(笑)。結局、良く判んない話だった。

 次回予告がアホアホで良かった。「アハハ、遅いぞ、オレのカワイイ人魚ちゃん」(by海斗)。来週が最終回。次は『リピュア』だったりして(笑)。

★★★・・

【コロッケ五円之助】
・『ケロロ軍曹』

第38話「ギロロ 愛の機動歩兵 であります」「ギロロvs夏美 めぐりあい…も であります」
脚本:駿河幸雄 絵コンテ:カトキハジメ 演出:米田和博 作画監督:しんぼたくろう・高橋真一


 夏美とギロロをめぐる、萌えで燃えな話。カトキハジメコンテ回。サブタイ前、ちゃんとビックリしちゃった自分が悲しい(笑)。

 すももちゃん(いはたじゅり)が乗り込む夏美型高性能スーツ…。って、なんでスクール水着なんだよ!? とりあえず、ひとつください(笑)。禁断のスク水エプロン、スク水タオル、スクール水着と機関銃。「っていうか、理性消滅?」(byモアちゃん)。ギロロの忍耐力はスゴイな。

 戦闘シーンも笑えた。本物の夏美、パワード夏美に変身したら…、やっぱりスクール水着かよ! 全方位ミサイル!

 Bパート、パワード夏美のアクションアクション。爆発が良かったなぁミサイルも良かった。中盤のシリアス路線とラストの恥ずかしいパスワードとのギャップが笑えるね。屋根の上で微笑むドロロがミョーにいい味だった。

 久々に腹八分目以上の出来だった。満腹満腹。どつかれさん!

★★★★・

【コロッケ五円之助】
・『学園アリス』

第8話「じーちゃんに会いたい☆」
脚本:横山雅志 絵コンテ:ユキヒロマツシタ 演出:境橋渡 作画監督:大河原晴男


 じーちゃんには毎日手紙を出してるのに返事は帰って来ない。「手紙、来ーひんよー来ーひんよー」(by蜜柑)。当たると評判の、クラスの音無さん(上田純子)に占ってもらうことに。

 わっはっは! 音無さん、ナイス! あんた、面白いッス。蜜柑も一緒にダ〜ンス! 急にやってきた後ろの楽隊も笑える。占いってより、遠隔透視ってヤツだね。占いダンスとか、委員長にあたるちゃぶ台返し蜜柑とか、ヘンな動きの作画がオモシロカワイイ。

 んで、学園が蜜柑の“無効化のアリス”を警戒してるってことが明かされる。やっぱり、学校の上層部はヒミツがありそう。じーちゃんへの手紙をストップしてた鳴海先生。「鳴海先生、ウチらの敵なん!?」(by蜜柑)。「何を騒いでる」とどやす神野先生をキッとにらみつける蜜柑の目はとても良かった

 流架ぴょんの助けで脱走しようと試みる蜜柑。身代わりのため蜜柑と制服取り替えて恥ずかしがる流架ぴょんがカワイイ。とりあえず鳴海先生は、味方っぽいね。前に予想したとおり、鳴海先生は人格無視の学園を変えたいと思ってて、蜜柑に何らかの可能性を見出してるみたいだね。「ゴメンね蜜柑ちゃん、今は何もこたえることができないんだ」(by鳴海先生)。

 先生のところに泊まっていく蜜柑。「先生、一緒に眠ってもエエ?」(by蜜柑)。あ、あきまへ〜ん! 蜜柑ちゃん、そんなフェロモン男と一緒に寝たらあきまへん!

 『マリみて』のユキヒロマツシタ絵コンテ回で、感情面が良く描けてました。さっきも言ったAパートラストの蜜柑の目を見て確信したねこのアニメは、革命モノになると!(勝手に認定) 卵の殻を破らねば、雛は生まれずに死んでゆく!

★★★★・

【コロッケ五円之助】

2004年12月17日

 『季刊 エス』に、『マインド・ゲーム』の原画が載ってた。

 立ち読みで見ただけなんで、誰の原画だったかは忘れたけど、ラスト近くの脱出シーンと、極彩色のダンスシーンの2場面。脱出のシーンは画面で見てもスゴイ迫力だったけど、あんな原画が入ってたんだねぇ。

 スタイル社でムック本も出るみたいだから、そっちも楽しみ。

 『マインド・ゲーム』はDVDも発売間近だけど、チョット高いんだよね。アニメ作品は単価を高くしなきゃペイしないのか知れないけど、お手軽に買える値段にして欲しい。

・『愛してるぜベイベ★★』

第2話「ゆずのおにぎり!」
脚本:吉村元希 絵コンテ:奥村雅晴 演出:篠崎康行 作画監督:佐々木敏子


 ゆずゆのお弁当に、あろうことかコンビニおにぎりを持たせてしまった結平。反省して、今度は自分でおにぎりを作って持たせる。喜ぶゆずゆだったが、幼稚園で不細工なおにぎり(おかず無し)を健くん(本城雄太郎)に笑われてしまう。怒ったゆずゆは…。

 結平は、女のことしか頭にないバカだけど、根はいいヤツみたい。モテモテってのがムカつくけど(笑)、ま、少女マンガだしね(天下の「りぼん」だ)。

 おにぎりを作ってもらって喜ぶゆずがカワイイ。「おにっ、おにっ、ぎりっ、ぎりっ! おに〜ぎ〜り」(byゆず)。結平お兄ちゃんのおにぎりを笑われて真っ赤になって怒るゆず。ゆずが泣いちゃって、なんで健くんを叩いたのかちゃんと説明できなのも、ちゃんと子供してる。

 ラストはおでこにチュッ、「あしたは(お弁当)頑張るから」(by結平)。

 とりあえず、全編ゆずがカワイイ回だった。少女マンガ原作だけあって、『わたおに』とかと違って、可愛さの裏に邪悪なものドロドロしたものがないのがイイ(笑)。チュッも、あんまり嫌味になってないし。作画監督が、女の人ってのも影響してるのかしら?

★★★★・

【コロッケ五円之助】
・『愛してるぜベイベ★★』

第3話「ママはどこ」
脚本:島崎大基・吉村元希 絵コンテ・演出:萩原露光 作画監督:川口弘明


 結平はゆずゆにママの写真を見せる。「お前のこと、スゲー大事そうに抱いてんじゃん! またすぐ帰ってくるよ」。

 クレヨンの似顔絵もらって涙ぐむ結平が笑える。

 幼稚園でいぢわるキャラ登場。涙の通り道にホクロのある(笑)、まりかちゃん(八武崎碧)。「ゆずゆちゃん、ママいないんだもん。そういう子はまりかのママ、一緒に遊んじゃいけないって言ってたよ〜」(byまりか)。子供って、こういうところ容赦ない。相手の弱点を的確に突いてくる。

 ゆずを迎えに来たのが、イケメンの結平だったってことで、優越感を覆されてショックのまりかちゃんが笑える。「お母さん、まりかにもお兄ちゃん生んで〜!!」(byまりか)。この辺でちゃんと笑いを取るところが救われるね。

 結平サイドも、チョット動きが。結平のことを密かに思ってる暗い女、恩田恭子(野口聖古)。ストーカーなのか? たしか、2話にもチラッと出てたような。結平の生活が、ゆず中心になっていってる。女の子のお誘いも断っちゃう。カッコエエのォ。

 結平のクラスメイト、心(原史奈)が、ゆずとファーストコンタクト。「結平お兄ちゃんが、今、ゆずのママなんだよ」(byゆず)。心だけが、結平のホントの優しさをかいま見るっていう、黄金パターン。

 キャラメルを食べるゆずがカワイかったです。ラストもなにげに感動。

★★★½・

【コロッケ五円之助】
・『愛してるぜベイベ★★』

第4話「ゆずのクレヨン」
脚本:高橋ナツコ 絵コンテ・演出:其ノ口克美 作画監督:松岡秀明


 結平の作るお弁当もバージョンアップして喜ぶゆずゆ。幼稚園では、大好きなクレヨンで結平の似顔絵を描く。「結平お兄ちゃん、いっぱい喜んでくれるね」(by先生)。

 三つ編みゆずがカワイイ。「お姫様みた〜い」(byゆず)。

 ストーカー女、恩田恭子がゆずに接触。ゆずの大切なクレヨンをゴミ箱に、「ほんとはみんな、アンタのこと嫌いなんだよ。だからアンタの親も、アンタのこと捨てたんだよ」。悲しい、悲しすぎる(泣)。助けてくれた心ちゃんが天使に見える。心は結平になにも言わないし、ゆずも結平に何も言えない。ゴミ箱の中のクレヨンが悲しい。

 文具屋でクレヨンを離さないゆず。自分はママに捨てられたのかもって思いがゆずの中に傷としてあって、ママの代わりに自分を好きになってくれた結平に捨てられたくないって思いが、クレヨン=似顔絵ってところで繋がってた。アカン、こういう話、判ってても弱いねん(泣)。

 夕日のラストシーンは悲しい。なんか原体験に訴えかけるような、そんな悲しさ。

 あんまり作画が芳しくないこのアニメだけど、今回、なんかキャラ作画が良かった。特に、結平が格好良く描けてた気がする。お話的にも、心に「公園で何があったか知らない?」って真剣に訊ねたり、家族にも相談したり、文具屋の店主にとっさに「オッサン、(ゆずに)何してんのさ」ってかばったり、ゆずを思う気持ちがさり気なく格好良かった。そりゃ、モテるはずだよ、結平さん。

★★★★・

【コロッケ五円之助】


渡辺綱「我こそは源頼光いちの家来、渡辺綱なり! この鬼切丸が目に…、ぐわっ!」
源頼光「おのれ土蜘蛛族、名乗りをあげている最中に襲うとはひきょうなり!」
土蜘蛛族「アホか! そんな口上1回聞けば十分よ。いちいち聞いていられるか!」
渡辺綱「それもそうだな。よし、今度から口上なしでいくか!」
土蜘蛛「いや、やっぱり頼む! その方がこっちも襲いやすいしな」
渡辺綱「一体どうしろというのだ!」
源頼光「綱…、お前弱点わかりやすいな〜」

・『お伽草子』

監督:西久保瑞穂 シリーズ構成:櫻井圭記 キャラクター原案:田島昭宇 キャラクターデザイン・作画監督:黄瀬和哉 美術:小林七郎 アニメーション制作:Production I.G


第1話「頼光」
脚本:櫻井圭記 絵コンテ:西久保瑞穂 演出:高橋順 作画監督:石井明治


 時は平安時代、都から奪われた勾玉を取り戻すよう命令を受けた源頼光(みなもとのらいこう)=源光(みなもとのひかる、声:水沢史絵)と、従者・渡辺綱(わたなべのつな、声:三宅健太)は常陸の国へと向かっていた。彼らに襲い掛かる怪忍者・土蜘蛛族。彼らの運命は? 陰謀渦巻く宮中に現れた謎の陰陽師・安倍晴明の目的は?

 Production I.Gの時代劇ということで注目を集めた『お伽草子』ですが、切れ味のいいアクションシーンといい、斜めに斜線を入れた絵巻物のようなタッチの背景といい、ちゃんと平安時代の雰囲気を出しつつ次回への期待の出来る第1話でした。

 病気の兄に代わって任務についた光ちゃん。弓矢を使いながらも直接は土蜘蛛族を射殺すことが出来ないところが頼りないですが、それをかばって奮戦する渡辺綱クンには期待できそうです

 他にも怪しさたっぷりの安倍清明(徳丸完)(100歳以上らしい)やら、お供の松虫(人間じゃない?)やら、申楽師の万歳楽(三木眞一郎)やら、クセ者がぞろぞろ出てきてどんな活躍をしてくれるやら。宮中で陰謀めぐらす右大臣(中博史)やら左大臣(西村知道)も目が離せないようです。

 ラストの光ちゃんが色っぽくてよろしいです


今回の万歳楽の名セリフ:「こんな都には鬼が一番似合う

★★★・・

【アルデンテ有森】

2004年12月16日

 「Newtype」とか見て、新番組がいろいろ載ってたんでちょっと気になったのをピックアップ。

・『交響詩編エウレカセブン
 ボンズで佐藤大脚本で吉田健一キャラ。一年間やるそうで、ドラマ的にもたっぷり魅せてくれそう。吉田キャラは好き。
・『ハチミツとクローバー』
 人気マンガだけど、アニメで成功するかどうか。あのホンワカした雰囲気が再現できるんだろうか?
・『GUN×SWORD』
 谷口悟朗監督で倉田英之脚本で木村貴宏キャラ。これまた、脂の乗ったスタッフ集めたもんだね。キムタカキャラも好き。そういや、『ゴーダンナー』まだ全部観てないや。
・『英国戀物語エマ
 だから、「戀物語」はやめなさい(笑)、ハズカシイから。ぴえろで小林常夫監督。キャストが気になる。

 とりあえず、この辺りかな?

・『BECK』

第10話「FACE」
脚本:小林治 絵コンテ:小田原男 演出:宍戸淳 作画監督:渡辺和夫


 コユキとサクを加えた新生BECKのライブ初日。でもお客のノリはイマイチでバンドの行方も定まらない。そんななか、竜介の新曲のデモに何かを感じるコユキ。「あの曲、オレに歌わせてくれないかな」(byコユキ)。

 曲名はFACE。真帆のことを歌った曲だって見破るコユキ。コユキのボーカルご披露。「や、やるじゃん…」(千葉くん)、「Jesus Christ !」(by竜介)。

 ずっと前『マンガ夜話』で『BECK』やったときに、「コユキの声は、高音系の澄んだ感じの歌声なんじゃないか」ってゲストの人がいってたんだけど、アニメのコユキのボーカルは意外と低めかも。一声聴いてみんなが「オオッ!」と静まりかえる、って感じではない。「オレたち5人、って?」と聞くコユキたちに向かって竜介、「お前らも、BECKなんだよ!」。メンバー正式決定。

 力也くんに捕まって因縁つけられるて、真帆からもらったエディのピックを折られる。怒って力也くんに向かってくコユキはカッコイイね。単なるボンクラじゃない!

 千葉くんは元いじめられっ子っていう、ベタな設定だったのはチョット笑った。千葉くんにボコられた力也くんが、竜介を見て言ったセリフは哀しかったね。「シリアル・ママの竜介くんッスよね。竜介くんのギター、まさに和製ジミー・ペイジでした」。同じ音楽好きでも、コユキと力也くんでは道がだいぶ違ってしまった

 前回のビキニでマッサージも必要以上にエロかったけど、今回のは竹を割ったような真帆らしい反応が格好良かった惚れちまいそうだ(笑)。前回と違って、キャラ作画も良かったし(←ここ大事!)。でも、なんか今回観てると、結構普通のサクセスストーリーっぽく感じる。

「ライブハウスに〜、乗り込むぞ!」(by千葉くん)、「チーッス!」(byみんな)。

★★★★・

【コロッケ五円之助】
・『舞-HiME』

第11話「光は闇の輪舞」
脚本:吉野弘幸 絵コンテ:須永司 演出:福本潔 作画監督:しんぼたくろう・高瀬健一


 学園で女生徒が何者かに全裸にされ血を吸われるという怪事件が続発。生徒会執行部は、全校に戒厳令を布く。

「裸にされただけで、それ以上のアレとかソレとかはなかったらしいけど」(by千絵@斉賀みつき)
「アレ?」(byあおい@新谷良子)
「ソレ?」(by舞衣)
「どれだ?」(by命)

 執行部の遙ちゃん(柚木涼香)が張り切ってる。今回に限ってミョーに物わかりのイイ生徒会長もなんか怪しい。理事長も凪になだめられてたり、「忘れた? 彼ら、HiMEを倒したんだよ」。なんか、まだまだ判らないことだらけ。とりあえず当面の敵は、オーファンを操って次なる千年王国を築こうとしているグーリア神父か?

 奈緒の懺悔を聞いて、「もうやめて〜!! なんてハレンチな…」って顔を真っ赤にしてるシスターが嗜虐心を煽る(笑)。あの美術の先生も怪しい。ちなみに、裏奈緒のプロフィール(ココ

 HiMEの能力を使って何をしたいのか、何を守りたいのか、自分でもよく判らない舞衣。他のみんなが、それぞれ目的を持ってたり守りたいものがあったり自分の欲望に忠実に従ってたりするのを見てますます自分の宙ぶらりんさに落ち込んだり。

 んで、命とピクニックに行くんだけど、…舞衣さん、その私服ヘンだよ。どっかのコンパニオンガールみたい。それに、なんで一緒にピクニック行くのが命なんだ? まあ、余計なお世話だけどさ。あと、これも余計なお節介だけど、アリッサの声が宮村優子ってのも、イマイチ意図がつかめん。歌も…。

 とかいってるうちに、吸血鬼のの歯牙があおいちゃんに! そばに弓を持って茫然と立ちつくすシスター紫子(井上喜久子)。深まる謎! なぜ、あおいちゃんは全裸じゃないのか!?(←そこかよ!) つづく!

★★★½・

【コロッケ五円之助】

2004年12月15日

 詩と批評の『ユリイカ』12月号で、ジブリ特集(詳細)。

 全部の記事は読んでないけど、神山健治さんと鶴巻和哉さんの対談が、ちょっとない取り合わせで面白かった。司会は、藤津亮太さん。

 アニメーター出身者のクリエイター主導のGAINAXと、制作主導のProduction I.Gとの考え方の違いとかが対談の焦点で、なかなか興味深い内容。それぞれが今携わってる作品(『攻殻S.A.C 2nd』と『トップ2』)を例に取りながらいろいろ話をしてて面白い。

 神山さん、「制作時期が『イノセンス』と被ってて、『攻殻S.A.C.』はエース級の作画マンが使えないのが判ってたので、制作主導、演出主導で行くしかないと。やってるうちに、現場から生え抜きの作画マンが育ってくれればって期待してたんだけど、そうはならなかった」と。

 たしかにそれは思った、『攻殻S.A.C.』のファーストって、レイアウトとかしっかりしてるけど、アクションとかイマイチ切れがなかったのね。全体の画面の完成度はかなり高いんだけど、観ててスゴイって思う作画はなかった。んで、今やってるセカンドでは、作画監督に西尾鉄也さんと後藤隆幸さん入れて、原画にも井上俊之さんとかローテーションで入ってて、結局『イノセンス』組によって底上げされてる。

 GAINAXは、自由な雰囲気もあってか、そこそこ新人も台頭してきてるみたい。鶴巻さん曰く、「作画の傾向的には、今石(洋之)くんの影響が大きいみたいだけど」だって。

・『おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ』

第6話「金平糖の思い出 ばあやのないしょ」
脚本:影山由美 絵コンテ・演出:山内重保 作画監督:生田目康裕


 バレエのポーズが決まらないはづき(秋谷智子)。ばあや(斎藤祐子)にアドバイスを受けると上手く出来るように。「ばあや、バレエを習ってたことあるの?」(byはづき)。その夜、はづきは、自室でひとり泣くばあやを見る。

 ばあやの過去話。演出は山内重保さん。

 前の、おんぷちゃんの話よりは演出も判りやすくて、ちゃんと感動できた。使われてる音楽が『くるみ割り人形』なんで、『プリンセスチュチュ』を思い出しちゃった。

 今はプロの家政婦として一分の隙もないばあやが、少女時代には元気いっぱいでドジッ子でおさげだったのがカワイかった。名前は、市川小雪。声が、朴ろ[王へんに路]美さんだったのがまた意外。『どっか〜ん!』では先々代の女王様の妖精、ババ役だったのにねぇ(しみじみ)。「OY!コーラ持ってくるズラ!」。

 回想シーン、音楽と映像で魅せるあたりは山内演出だなぁ。『カエル石』と同じBGMが使われてた。物語の構造もなんか似てる。綺麗にまとまりすぎるきらいもあるけど、初見なら結構感動できるかも。

 ばあやのラストのセリフはなかなか良かった。赤瀬川原平さんの『老人力』?(笑)

★★★・・

【コロッケ五円之助】
・『おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ』

第7話「タイヤキダイスキ! 親子のないしょ」
脚本:大和屋暁 絵コンテ:佐藤順一 演出:座古明史 作画監督:桑原幹根


 MAHO堂にアドバイスを求めにやってきた、クラスメイトの吉田かずや(宮田幸季)。実は有名な鯛焼き屋、元祖吉田屋の跡取り息子。自分の鯛焼きを認めてくれない親父(千葉繁)に対抗するため、MAHO堂に本家吉田屋を開く。

 『おジャ魔女』に千葉繁さん登場。しかも鯛焼き屋の親父。なんか、『おジャ魔女』じゃないみたい。「そもそも日本伝統のファストフードである鯛焼きは…」と一説ぶつと別のアニメになっちゃうんだけど(笑)。「だるまさんが転んだ、だるまさんが転んだ…」。

しかし、吉田くんって鯛焼き屋やったんか。もうみんな忘れてるけど、5年生の『も〜っと!』ってお菓子屋の話だったんだよね(笑)。

 サトジュン絵コンテ回で、ギャグはなかなか笑える。吉田くんの親子対決も、大げさにギャグっぽくなってて笑える。「今のオメエではオレには勝てん。お前の鯛焼きには、心がないからだ〜!」(by吉田親父)。

 ラストの、「オメエはお客のために鯛焼きを焼いてねェんだ」ってのは、『カレイドスター』のテーマそのものではないか、ってのは深読みしすぎ? 息子の反論されて親父も反省しちゃうのは、おジャ魔女らしい。ラストのオチも定番。

★★★½・

【コロッケ五円之助】

2004年12月14日

X星人「ガイガーーン、起動ーっ!」
尾崎「おおっ、倒したはずのガイガンが復活したぞ!」
美雪「今度のガイガンは巨大マシンガンを持ってるわ」
尾崎「撃ちまくってるぞ、なんて凶悪なヤツだ」
美雪「あっ待って、何かつぶやいてるわ」
ガイガン「ガ・イ・ガ・ン…」
X星人「『セーラー服と機関銃』ネタなんて古すぎる。おい山田くん、ガイガンの座布団全部とれ!」

・『ゴジラ FINAL WARS』

監督:北村龍平 脚本:三村渉 特殊技術:浅田英一 音楽:キース・エマーソン

 度重なる戦争と環境破壊の後、ついに世界各地に怪獣が出現し始めた。各国は超人類ミュータントを中心とした地球防衛軍を結成し、これに対抗した。その時突然空にX星人の円盤が飛来、謎の光で怪獣達を一瞬に消し去った。彼らの目的は? そしてゴジラはどこに?

 ゴジラの最後の作品ということですが、見た感想は、むしろニュータイプのゴジラ映画の第1作という感じでした。とにかく最初から飛ばしまくり。

 いきなり南極でのゴジラVS轟天号のバトルという、うれしい組み合わせです。名場面をコラージュしたオープニングもいい出来だし(ゴジラのオープニングで感心したのは久しぶり)、最初の10分くらいの怪獣達が世界各地を蹂躙するあたりは、もう言うことなし

 上海を踏み潰すアンギラスや、ニューヨークのビルの上で月光をバックに吼えるラドンは最高でした。轟天号のゴードン艦長(ドン・フライ)も怪しすぎ。あっ、この轟天号ってよく見ると『海底軍艦』じゃなくて『惑星大戦争』じゃないか!? USAゴジラも出るけど本家にアッという間にぶっ飛ばされるぞ(爆笑)。やっぱマグロばっか食ってるヤツはダメだな。ミニラと一緒に出てくる猟師は一体何なんでしょう? あれじゃ、矢口高雄の『マタギ』ですがな。

 しかし、やはり超人類部隊の描写に力が入りすぎです。途中で『燃えろ! ミュータント部隊』という別の映画になったような気がしました。X星人統制官(北村一輝)のノリノリの演技は楽しめましたが。

 全体的に、怪獣映画というよりはロックコンサートでも見たような印象を受けました。怪獣達の動きがあまりにも軽快で早かったからかもしれません(マンダでさえ早い!)。

 今までのゴジラ映画が持っていた「生真面目さ」に変わって、テンポの早さとノリの良さで見せた『FINAL WARS』。非常に楽しめたんですが、ホントにこれで締めくくっていいの?

★★★½・

【アルデンテ有森】

・『BLEACH』

第11話「伝説のクインシー」
脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:小柴純弥 作画監督:小森篤・窪詔之


 いつものようにホロウ退治に赴く一護とルキア。しかし、現場にはホロウの気配すらない。と、そこに現れたのは、全身白ずくめのクラスメイト、石田雨竜(いしだ・うりゅう、声:杉山紀彰)だった。

 新キャラ登場。その昔、ホロウを狩っていた人間側の能力者集団、“クインシー”の末裔。死神と違って、ホロウを完全に殺すところがポイント。ロザリオ下げてたけど、キリスト教関係なのか。

 成績は学校で一番、趣味と特技は手芸。ぬいぐるみを一瞬で縫っちゃうところはカワイイ。完璧キャラにも、ちゃんとスキを作るあたりは抜かりないね。

 なぜか一護にケンカ腰の雨竜。やっぱり「ジャンプ」らしく勝負ってことに。雨竜の得物は、手から出る光の弓と矢。「鳴り響け、ぼくのメロ〜ス!」(笑)。どうせこいつもそのうち仲間になっちゃうんでしょ?

★★½・・

【コロッケ五円之助】
・『焼きたて!! ジャぱん』

第9話「負けへん!! 大阪パンで勝負や!」
シナリオ:隅沢克之 絵コンテ・演出:山田徹 作画監督:澤田貴秋


 月乃の言う太陽の手、それは筋力アップで基礎代謝を高め、掌の温度を上げる、“太陽のガントレット”だった。しかし、予選は1週間後。ついつい自分に言い訳をしてしまう河内、「スマンみんな、兄ちゃんにとって本店はあまりに急勾配な坂道の上に建っとるようや」。

 月乃がだんだん乗ってきた、「涙が出ちゃう。だって、女の子ですもの」。ジャぱん32号は、わさびを練り込んだパン。たしかにカビは生えなさそうだけど、美味いんかなぁ? 美味くて長持ちするんなら、なんで今そのパンが売ってないんだ?

 店長の渇からヒントを得た河内。天然(天才?)の和馬に対して、努力と根性の人、河内。河内の負けん気がよく出てて、なんか熱血モノしてた。普段がアホだけに、たまにマジやると効く。「ブランデーを練り込んだ、大酒パンならぬ大阪パン1号や!」(by河内)。でも駄洒落(笑)。これって、生地焼いたらアルコール飛んじゃわねーか?

 いろいろ疑問もあるんだけど、一番の疑問は、和馬はこのままずっと挫折をすることなくどんどんジャぱん路線で突っ走るのかってところ。今のところ、「それなら、ジャぱん○号じゃ!」って感じで、すでに和馬の頭の中にあるレシピを再現してるだけだからね。いや、それだけでもスゴイといえるんだけどさ(なんせ、クロワッサンも知らなかった天然だし)。今後のさらなる試練に期待。

★★½・・

【コロッケ五円之助】

2004年12月13日

 「アニメージュ」に「ギサブローのアニメでお茶を」って杉井ギサブローさんの連載があるんだけど、今回PIXARの『Mr.インクレディブル』だった。

 あのお年になられても、「アニメは常に新しい表現を目指さなければならない!」っていう熱い情熱をもってレビューされてて、読んでていちいちごもっとも。今回の『Mr.インクレディブル』もそういう目線で「“懐かしい”とは思ったけど“新しい”とは感じなかった」と。

 というわけで、今回はその『Mr.インクレディブル』観てきました。

・『Mr.インクレディブル』

監督・脚本:ブラッド・バード 製作総指揮:ジョン・ラセター キャラクターデザイン:トニー・フュシール、テディ・ニュートン 音楽:マイケル・ジアッチーノ

 スーパーヒーローとして活躍していたMr.インクレディブル(三浦友和)ことボブ・パー。しかし、それも昔のこと。今やヒーローたちは、政府の保護プログラムにより匿名のまま市民の中にまぎれて暮らしていた。ある日、ボブの元に政府の秘密機関を名乗る組織からの接触があった。ボブは再びの栄光を夢見て、家族に内緒で再びMr.インクレディブルのスーツに袖を通すことになるのだが…。

 PIXARが初めて挑む、人間のアニメーション。監督は、『アイアン・ジャイアント』でおたくたちの涙腺をダダ漏れにさせた、ブラッド・バード。

 最近のPIXARアニメは、観たらやっぱり面白いんだけど、どことなく物足りない感があったのね。それは、初期の頃の作品にあった、ブラックな一面がすっかりなりを潜めちゃったからなんだ。『モンスターズ・インク』も面白いけど、ラストがチョット。モンスターは子供泣かしてナンボやろ! 『ファインディング・ニモ』もカワイイしテーマもマジメなんだけど、暗さがない。

 ところが今回は、政府によって保護・管理されてる元スーパーヒーローのオヤジってのが主人公なんだから渋すぎ。藤子F不二雄先生もビックリのしょぼくれさ。前半は、涙なくしては見られない(笑)。この辺、子供の観客は置いてけぼり。

 PIXARの本気度は、PG指定での公開ってところにも表れてるよね。冒頭のシーンが、いきなり強盗団とパトカーとの銃撃戦(!)で始まる。さらに、観ていったらわかるんだけど、敵役のシンドローム(宮迫博之)のキャラ像が、ダークサイドに落ち込んだおたくって設定なんだよね。このあたり『トイストーリー』の頃に戻ったみたいな感じ。チビ眼鏡のエドナとか、イッセー尾形似の会社の上司とか、脇キャラもどこか悪意を感じさせるデザイン(笑)。

 話は明快簡潔で、昔の栄光を取り戻したい主人公(オヤジ)と、家族の絆の再確認っていう定番話。今風に言えば、父権の復活ってヤツですか?(笑) ボブの奥さん、元イラスティガールのヘレン(黒木瞳)がなかなかカワイくて良いんだ。ヴァイオレット(綾瀬はるか)も髪を上げると…、っていう定番を押さえてる(笑)。

 あと、アクションシーンがスゴかった。特に中盤以降のアクションはスバラシイのひとこと。CGでも気持ちいいアクションが描ける。日本アニメになれてる目からすると、タイミングが早い(タメがない)んだけど、今回はその早さがスゴイ。なかなか気持ちいいです。メカデザインもなかなか秀逸で、どれもこれもカワイイ。あ、あと、エンドロールのデザインも格好良かった。この中盤以降は、子供客も喜んでた。敵キャラの初登場シーン見て、「あ、あれ○○だ〜!」と、ちゃんと反応してたのがエライ。

 吹き替えも、なかなか良かったんじゃないかな? 黒木瞳がなんか色っぽかったし。宮迫さんもハマってた。ちなみに、チビ眼鏡のエドナは、監督のブラッド・バードが声やってるらしい(字幕版)。

 いやいや、期待をかなり上回る出来だったんでなんか得した気分。映画館の入りは、『ハウル』に取られたのか、そんなに入ってなかったなぁ。本作は、PIXARの最高傑作と言っていいかも

★★★★½

【コロッケ五円之助】
・『げんしけん』

第5話「自律行動に見る排斥と受容の境界」
脚本:平見瞠 絵コンテ・演出:原明 作画監督:池下博紀


 掲示板に現視研のお取りつぶしが告知。最初は喜んでた咲だったが、あまりにふぬけな部員たちの態度にだんだん苛立ちを感じるように。

 原作でも読んでたんだけど、アニメで見るとなんかいや〜んな話だね、まったく。自治会も咲ちゃんもどっちも。

 「ダベり飲食喫煙酒盛り昼寝物置、そういう本来の目的をはずれた使い方が非常に多い!」(by北川)。う〜ん、全部部室の本来の目的だと思うんだけど…(笑)。ゲーム機もいっぱいあったし。スミマセン、今だから言いますが、部室のファミコンカセット(初代)を持って帰ったのぼくなんです、先輩からもらった授業ノートも持って帰ったままです(笑)。

 食堂の高菜そばの話、もうちょっと本編に絡むのかと思ったけど、ほったらかしだったな。なんだったんだ、ありゃ? 「いいよ、うつせよ!」は笑った。

 会長(うえだゆうじ)は、底知れない不気味さがでてて良かった。「この部室をあれだけ“利用”してるわけだし」(by会長)。もうちょっと話にメリハリがあった方が良かったなぁ。告白のところとか、もうちょっとギャグっぽく盛り上げて欲しかった。

 「とんじゃう、斑目、とんじゃう!」(@次回予告)。

★★½・・

【コロッケ五円之助】
・『げんしけん』

第6話「サブカルチャーをめぐる他者との関係論」
脚本:中瀬理香 絵コンテ:古川順康 演出:三原武憲 作画監督:輿石暁


 高坂は優しいんだけど、ゲームやアニメばっかりで自分には合わないのかも…。現視研の連中にそれとなく相談する咲、「友達の話なんだけどさ…」。

 なかなかイタイ話(笑)。実際にアニメにされるとなんか恥ずかしいなぁ。笑えるけど。

 やるゲームが『ぷよぷよ』ってのがカワイイ。5連鎖くらいは一瞬で組んでもらわないと、って思ってたら高坂は咲ちゃん相手に10連鎖やってた(笑)。容赦ねーなぁ。「その夜を最後に、春日部咲は二度とゲームをすることはなかった」(byナレーション@上田陽司)。

 Bパートの笹原妹の話もなかなか笑えた。おたくとはまったく無縁のギャルっちーちゃん、笹原恵子(清水香里)。「血のつながった妹なんて要るわけないじゃないか」(by斑目)。

 高坂の傍若無人なおたくっぷりは笑える。「柄見る?」(by高坂)、「…カ、カワイイ絵ですね〜」(by笹原妹)。こいつ、めげねーなぁ。いやいや、ラストも笑った(笑)。

★★★½・

【コロッケ五円之助】

2004年12月12日

 こうの史代さんのマンガ、『夕凪の街 桜の国』(双葉社)読了。

 『マンガ夜話』でも熱かったみなもと太郎先生に「マンガ界この10年の最大の収穫」(オビ文より)と言わしめた作品。フムフムと思いながら読む。そして泣く。

 広島の原爆の話なんだけど、こうのさんご自身は被爆者でもその子孫でもないそうな。はじめは当事者じゃない自分が描けるんだろうか、描いていいんだろうかと悩んでたそうだけど、いやいやスバラシイ名作に仕上がってます。

 本自体は薄いし(A5判で100ページ)、絵も素朴で描写も淡々としてて、ほんわかしたユーモアさえあるんだけど、実は3世代にわたる一大サーガになってる。第3部のラストは、今文章書いてても涙が出てきそうに…。ああ。

 近所では紀伊國屋にしか置いてなかったけど、スバラシイマンガなのでぜひ探して読んでください。

・『ファンタジックチルドレン』

第10話「ゲド機関」
脚本:三井秀樹・なかむらたかし 絵コンテ・演出:西田健一 作画監督:丸山宏一


 クレルモンで青年になったデュマ(花輪英司)を見たアギ。デュマにはオエセルを扱う知識はないはずだったのだが…。一方、ファントム・ゲド研究所に忍び込んだクックスとアリスは、地下に電子錠のかかった扉を発見する。

 ゆっくりしたペースだけど、面白いよ。久しぶりにストーリーでワクワクするアニメに出会えた

 あの“フラグメント”の文字を解読したのが、ゲルタ博士(甲斐田ゆき)。オエセルの力で開く“ゲド次元”ってのは、どうやら死後の世界の存在を科学的に証明するものらしい。どひゃ〜! どえらい話になってきた。じゃあ、あの幽霊(=エンマ)は、本当に死後の世界から漏れ出てきた幽体なのか? デュマ(=デミアン)が研究のエサとしてついたウソって可能性も。

 ゲルタ博士の私室には、かのコンラート博士の写真や著作がいっぱい。「出ましょう、クックス。ここは他人が入る場所じゃないわ、ゲルタの大切な場所よ」ってセリフ、良かったなぁ。ゾクッと来た。

 妹ベルの思い出がアギの頭をよぎる。もうすぐ元の記憶に取り込まれるのか? 残された時間はあとわずかだ。

★★★★・

【コロッケ五円之助】
・『ふたりはプリキュア』

第43話「激揺れまくり! 藤P先輩に届けこの想い」
脚本:成田良美 絵コンテ・演出:矢部秋則 作画監督:東美帆


 親友の唯(城雅子)の悩みを聞くなぎさ。しかし、唯の悩みは藤村先輩へのプレゼントについての相談だった。

 成田良美脚本回で、なぎさの恋話。今回は、なぎさの想いとそれを打ち明けられないもどかしさ哀しさがよく出てて良かった。CM開け直後の河原のシーン、作画・美術ともに良かったし。「やだ、私なんで泣いて…」(byなぎさ)。徹夜で書いた手紙が、唯の言葉とまんまかぶっちゃって、ってところもベタだけど効くね。

 レギーネとのバトルも、それまでのストーリーとちゃんと繋がっててナイス。落ち込むブラックと、身を挺して守るホワイト。それを見たブラックの怒りパワー炸裂。定番定番。

 今回、ポルンの送った光のパワーが飛んでくところを、なぎさのマンションの遠景を一カット入れてあったね。今まで、ポルンがどこからパワー飛ばしてるんだか判んないことが多かったんだけど、今回は判りやすかったよ。こういうのって、小さいことだけど大事。

 最近、「自分の大切なもの」ってのがテーマらしいね。敵側の3人組にも変化が? 「我々はもう、昔の我々ではない」(byベルゼイ)。

★★★½・

【コロッケ五円之助】
・『マシュマロ通信』

第36話「デパートを脱出せよ!」
JAPANESE STAFF
脚本:大和屋暁 絵コンテ・演出:高林久弥 作画監督:興村忠美
KOREAN STAFF
絵コンテKang Yong Lee: 演出:Woo Yong Jung 作画監督:Hye Jin Guon


 クリスマスセールの季節。ママとデパートに買い物に来たサンディ一家とアンジェリカ(下屋則子)。「これは買い物なんかじゃない、戦争よ!」(byママ)。

 デパートがあこがれの対象だったなんて、いったいいつの時代だよ(笑)。ワゴンセールの争奪戦の描写も、アニメで見たの久しぶり。

 人出を避けて売り物のテントの中で休んでたら、いつの間にか閉店しちゃってたって話。こういう話も、なんか懐かしいなぁ。たしかに、子供の夢ではあるよね、閉店後のデパートを独り占めしたいってのは。

 生意気なアンジェリカちゃんがカワイイかったな。欲を言えば、もっとデパートを独占する楽しさってのを描いて欲しかった。チャップリンの映画みたいに。

 警備員のラストは、まさかと思ったけど予想通りのオチ。

★★・・・

【コロッケ五円之助】

2004年12月11日

 ハウルの動く城が町にやってきた。
婦人A「ねえ見て動く城よ。ハウルが来たんだわ」
婦人B「えっ! どこどこ? きゃー本当すごーい」
婦人C「あっ! つまづいて転んだわ。丘を転げ落ちてる」
婦人D「落ちてる落ちてる」
婦人E「あっ受身をとって起き上がったわ。さすがねえ」
ソフィー「あの動きの作画はちょっとおかしいわね。あれじゃ人間の受身だわ。四つ足の生き物なんだから、もっとこう…」
ハウル「そういう問題じゃないだろ!」

・『Re:キューティーハニー』公式サイト

原作:永井豪 総監督:庵野秀明 シリーズ構成:中島かずき キャラクターデザイン:平松禎史 制作:東映アニメーション

第1話「天の巻」
監督・演出:今石洋之 脚本:中島かずき 作画監督:平松禎史


 突如町を襲うパンサークローの怪人。なすすべのない警察。その時、さっそうと現れる美しき戦士。その名はキューティーハニー! パッパッパヤッパパヤッパッウウ〜〜ン(なんだこりゃ)。

 劇場版も傑作だった『キューティーハニー』の新作アニメです。冒頭は、いったい何が始まったんだと思うほどギャグっぽいシーンの連続なのでびっくりします。「天に星! 地に花! 人に愛を! 愛の戦士、キューティーハニーさっ!」(byハニー@堀江由衣)というセリフにものけぞりますが、暴走ぎみの夏っちゃんこと秋夏子(野田順子)もカッコいい!(実写版とイメージ変わらんな〜)

 この作品、全編にわたって永井豪マンガのテイストがちりばめられていて、ハダカもバンバンでるわパロディはあるわスピーディだわで、まるで全盛期の永井マンガを見ているようでした。パトカーと共にやってくる2頭身の警官達は、もしかしたら初のアニメ化? へんちんポコイダーやへんきんタマイダーまで出るし、永井キャラ総出演という感じでした

 えっ? ハニーちゃんエネルギーなくなると段々服が消えてくの? 変身システムは、イマジナリー・インダクションシステムっていうの?(なーんやそれ) ひたすらドタバタに徹した展開

 マンガチックでパースのついた背景。ほんわかした音楽。『ハニー』の楽しさを徹底的に追及した第1話でした。それにしてもハニーちゃんちょっとハダカ見せすぎ?(アングルもすごいし) いや、ワタシはうれしいんだけど。

★★★・・

【アルデンテ有森】

・『学園アリス』

第7話「負けへん☆アリスドッジ」
脚本:花田十輝 絵コンテ:中村賢太郎 演出:岡崎幸男 作画監督:水川弘理・土橋昭人


 星なし生活にも楽しみを見つけられるようになった蜜柑。棗はそんな蜜柑を見てますます機嫌が悪い。蜜柑は、棗を元気づけようと、ドッジボール大会を提案する。

 なんでドッジボールなんだか判んないけど。『ハリポタ』におけるクィディッチみたいなもんかと思ったけど、違うのね。

 蜜柑チームにベア、ピヨ。ドッチボールそのものは、作画も案外タルくて盛り上がらず。もっとアリス能力バリバリで、想像を上回る少林ドッジを見せなきゃダメでしょ。蛍のメカはチョット良かったけど。蜜柑の笑顔(と蛍の強請り)に籠絡される流架ぴょんがカワイイ。

 安藤先輩のほっぺの星は、学園による能力制御の印だって。やっぱりヒドいやん。ヘンな仮面の先生(?)もいるし。

 とりあえず特力系クラスで和んじゃって、「ここ(学園)に来て良かったって思うようになってます」なんて言っちゃってる。たしかに、ウジウジしてたりハンパに反抗してみてもしょうがないってのはあるんだけど、この人格無視の学園システムの中にいる限りは、星階級が上がろうが友達と和もうが、幸福は訪れないわけでしょ? だとしたら道は、外へ出て行くか、学園システムをひっくり返すかのどっちかでしょ?

 今のところは、辛いことを笑顔で乗り切ろうっていう路線だけど、はたして革命ののろしは上がるのか!? ビバ、レジスタンス!

★★½・・

【コロッケ五円之助】

2004年12月9日

 『未来少年コナン』、「ダイスの反逆」。

 「インダストリアは嫌いだ。石と鉄ばっかりで緑がない」。この頃は、文明=悪、自然=善の簡単な二元論。この後、『ナウシカ』(マンガ版)なんかを経て、『もののけ姫』で「私はたたら場で生きる」と、文明の中で生きることを宣言するまで待つことになるのね。

 走って登って飛んで、落ちてビリビリなって、観てて楽しい。ダイス船長は、やっぱり『コナン』になくてはならないキャラだなぁ。永井一郎さんの演技も面白いし。

・『BECK』

第9話「LIVE前夜」
脚本:小林治 絵コンテ:増井壮一 演出:三宅綱太郎 作画監督:高橋昇


 コユキはサクとすっかり意気投合。兵藤たちの策略で、学校の水泳大会のクラス代表をやらされる。コユキの中で音楽の占める割合が大きくなってきた今、学校や兵藤のことなんてつまんない小さいことに思えてくる。

 さ、作画が…。いや、あらためて見直すとメチャクチャ悪いわけでもないのか? 前回良すぎたんで。でも、真帆の顔とか、チョット違う。背景美術は良かった。

 BECKを冷静に観察するサク。「平くんのベースは…、スゴイね」、「そして、ドラムは、今ひとつだと思う」。金欠でにっちもさっちも行かないBECK。「BECKは、売れないバンドのメビウスの輪にハマりつつあるかもね」。悪くはないんだけど、抜きんでてるわけでもない、中途半端なBECK。

 竜介は、東郷の抜けた穴を、サクのドラム、コユキのギターで埋めようとする。「大切なのは、ケミストリーなんだ」(by竜介)。サクのドラムは結構基本が出来てるみたい。あと、サクの冷静な分析能力は、バンドを常にステージの一番後ろから見守るドラムって役にはぴったりかも。ベースの平くんとの相性もなかなかで、バンドの背骨たるリズムパートは決まった。

 「サクはともかく、コユキはレベルに達してない」(by平くん)。コユキについては、竜介は何か秘めたものがあることをを直感してるんだろうね。そのシナジーが、竜介のいう“ケミストリー”(化学反応)。

 しかしコユキ、本当に水泳も上達してたんだね。真帆のビキニのパワーはスゴイね。コユキに恥をかかそうとして兵藤たちのもくろみが破られるのは、見てて溜飲が下がる思い。ここだけ、普通の青春モノだ。斎藤さん、桃子先生に密着体勢で水泳の指導。「あのふたり、上手くいくといいね」(byコユキ)。また、そんな無責任な発言を(笑)。

 一週間後のライブに、急遽出演することになったサクとコユキ。練習に余念がない。「オレたちの前にリハをしたバンドは、どれもスゴく上手かった」(byコユキ)。

★★★½・

【コロッケ五円之助】
・『舞-HiME』

第10話「ケーキ大戦!!!」
脚本:吉野弘幸 絵コンテ・演出:菱川直樹 キャラクター作画監督:石野聡 メカ作画監督:大塚健


 家庭科の補習。杉浦碧先生が仕切ると、なぜかケーキ作り対決に!? 「なんじゃコリャ?」(by舞衣)。

 『料理の鉄人』ってところが、微妙に古い。碧ちゃんはやっぱり17歳じゃねーな(笑)。

 料理対決のところは、それぞれチームワークバラバラで、メチャクチャになるっていう黄金パターン。「神よ、これは私への試練でしょうか?」(byシスター真田@井上喜久子)。笑えるんだけど、ま、ストーリーの本筋的にはどうでもいいな。

 一方、寮で晶と一緒にケーキを作る拓海。拓海のお姉ちゃんラブラブっぷりは、ホントカワイイ。拓海がケーキ持って逃げ回る姿が笑える。ピンクのエプロンがまたそそるんだ(笑)。

 凪の放った使い魔(オーファン?)と、グリーア神父(有本欽隆)がアリッサ(宮村優子)の力で生みだしたオーファン(こっちはオーファンだよね?)。「参りましょう、次なる黄金時代を迎えるために」(by神父)。「次なる」って、前はあったのか? ワルキューレってHiMEとはまた別の何かなのか? まだよくワカラン。一応、凪の一番地ってのがいて、グーリア神父たちがいて、んで理事長たちとの三すくみって構図でいいのかな? HiMEたちはその間で翻弄されてる、と。

 拓海たちが舞衣のためにサプライズパーティー。ウルウルの舞衣。プレゼントは、e-kara。ぴちぴちボイスでライブスタート?

 晶くん、サラシが…。背中には、HiMEのアザ。「また育っちまったかな? 気付いてないよな、アイツ…」。赤くなる晶くん。これ以上萌えさせないで〜!

 友達に囲まれて「この学園に来て良かったよね」って笑い合った姉弟の笑顔の直後に、神父たちの黒い企みを描写するあたりは確信犯。「処分しますか?」(by深優)。

★★★½・

【コロッケ五円之助】

2004年12月8日

 『ふしぎの海のナディア』、発掘戦艦が復活する回。最終回に向けて盛り上がってきた。

 ところで、一部マニアに大好評(?)のGAINAXの原画集の次のラインナップは、その『ナディア』になるそうな(詳細)。GAINAXの原画集は、枚数もたっぷり載ってるし、何よりタイムシートが一緒に載ってるのがスバラシイ!

 これは欲しいかも。『エヴァ』以前の古き佳きオールドガイナの原画が見られるのはウレシイ。庵野監督のコメントも載るそうで。でもコレ、結構な値段するんだよね。なんか、いろいろムック本とか出ちゃって、欲しいけどお金が…。頑張って買います、ます、ま〜す!

・『トップをねらえ2!』(公式サイト

原案・監督:鶴巻和哉 企画監修:庵野秀明 脚本:榎戸洋司 キャラクターデザイン:貞本義行 フューチャービジュアル:okama 美術監督:加藤朋則 音楽:田中公平


第1話「お姉様と呼ばせてください!」
脚本:榎戸洋司 絵コンテ:樋口真嗣 演出:大塚雅彦 キャラクター作画監督:貞本義行・柴田由香 メカニック作画監督:すしお


 「ノノは絶対、宇宙パイロットになるのだ!」と、田舎からひとり出てきたノノ(福井裕佳梨)。時給720円のウェイトレスではヘマばっかり。「浮ついた夢追いかけてないでさ、いい加減仕事に本腰入れなよ」(by店長@小山茉美)。

 GAINAX20周年記念作品の本命。なぜか『トップ』の続編ってところが、狙ってるよね。批判も含めて話題をさらっちゃおうっていう、GAINAXらしいあざとさ。こういう狡猾なところ、好きですよ。

 鶴巻和哉監督は、自身も『トップ』の大ファンでしかもGAINAXきってのSFマニア。前作の『フリクリ』でコアなファンを魅了。一般おたく人気は、あんまりないのかなぁ? 本人もインタビューで「普通の、女の子とロボットが出るだけのアニメよりよっぽどサービス精神旺盛なつもりなんですけどね」と。ぼくなんかは、鶴巻さんのサービス精神、大好きなんだけどね。

 個人史的なことを言うと、『フリクリ』のラスト、初見のときはSF的なネタの収斂を期待してたんで、正直チョット肩すかしだったのね。ハル子がナオ太を置いて帰っちゃうのも納得できなかったり。でも、後になって思春期ものとして観たらアレで良かったんだと思えるようになったんだけど。当の鶴巻さんも、「SF的なガジェットは、入りきらなくて全部背後に隠しちゃった」って言ってたし。

 前置きが長くなったけど、何を言いたいかというと、SF好きで『トップ』ファンの鶴巻さんが続編やるとなると、当然『フリクリ』でやりきれなかったSFの、リベンジマッチになるんじゃねーかと、それを期待してるわけですよ!(勝手に)

 んで、第1話を観てみると、『フリクリ』ファンは大満足、って感じで良いスタート。しんみりと来るアバンタイトルの雪国からの上京、コミカルなノノ、お姉様との出会い、んでトリのアクション! お姉様は、ラ・ルク(坂本真綾)。感じは、お姉様ってキャラじゃないね。背もノノよりだいぶ低い(意外!)。「努力と根性で頑張りますから」と言うノノに、「そういうのはいらない!」ってところがミソ

 作画は、文句なし。バスターマシンが一部CGなのはご愛敬。四角いロボットも大部分がセルシェードかな? 飛んでくる破片からノノをかばうところは、『エヴァ』第1話のミサトっぽい。ラストの今石さんの作画のところは笑える。そう来たか〜。エンディングがokamaさんのカワイイイラスト。テロップが手書き風なのがまた“判ってる”ね。

 『フリクリ』っぽいのを期待してる向きには期待通りの出来。でもまだ、“今まで見たことないもを見てしまった”的な驚きはない。ツカミとしては十分合格点。

 関係ないけど、ノノの足が外反母趾だったのがなんか良かったな(笑)。

★★★★・

【コロッケ五円之助】

2004年12月7日

 WEBブラウザを、AppleのSafariから、MozillaスピンアウトのFirefoxに乗り換える。

 Safariは、レンダリングも速くて結構好きだったんだけど、最近ミョーに重くて不安定になってたのね。んで、正式リリースになったFirefox1.0(Mac版)使ってみたら、軽い! 速い! 安定してる! と三拍子揃って良かった。Safariより速いんじゃない? スバラシイ!

 正式乗り換え決定! 雑誌見たら、結構IEとかから乗り換えるユーザーが多いみたい。さもありなん。

・『スクールランブル』

第10話「お願い 神さま! お願い! リアル動物占い! お願い!! 天満ちゃん!」
脚本:丸尾みほ 演出:西村大樹 絵コンテ:まつみゆう 作画:飯田清貴


 学校に来なくなった播磨。ある時は、神社に住む神、ある時は辻の動物占い師。俗世の煩悩を捨て去った播磨…。

 やっぱり、このアニメ(マンガも?)主人公は播磨なのか。美琴(生天目仁美)とか愛理(堀江由衣)とか絡んできて、普通のラブコメっぽくなってきた

 播磨の元に(播磨とは知らず)占いに来た天満が烏丸に、
「肉じゃがとカレー、どっちが好き?」
「カレー」
「ところで、私とカレーどっちが好き?」
「カレー」(by烏丸)
「じ、じゃあ、レトルトのカレーと私とどっちが好き?」
「……」(考える烏丸)
「あは〜ん(泣) 迷ってる、烏丸くんが私とレトルトカレーで迷ってる〜

 あっはっは! ここだけ、ミョーにツボにはまった。笑った笑った。

 ラストのラブレターは、オチ読めちゃうよね。大原さやかのお姉さん、また出てきた。

★★★・・

【コロッケ五円之助】
・『BLEACH』

第10話「ぶらり霊場突撃の旅!」
脚本:大久保昌宏 絵コンテ:斉藤哲人 演出:水野和則 作画監督:小木曽伸吾


 人気TV番組が街にやってきた。その名も、『ぶらり霊場突撃の旅!』。除霊するのはカリスマ霊媒師、ドン観音寺(千葉繁)。「smells like a bad spirit ! ボハッハッハ!」。

 「ぼっはっはっはっは〜!」。第2話の次回予告でちょっと出てたけど、千葉繁さん登場! それだけでウレシイ。「ボ〜イ! 私はヒーローなのだ」(by観音寺)。インチキではなくて、一応能力はあるみたい。

 今回、ルキアがマヌケでカワイくて良かった。「ご機嫌よ〜おォ〜、黒崎く〜ん」。もちろん、織姫も相変わらず天然でナイス。全体的に、ギャグ色が強くて楽しく観られた。あんまりバトルバトルしなくていいから、こういう軽い路線で行ってくれるといいなぁ

 話的にも、霊がホロウになる仕組みとかが説明されてたりして、結構親切(?)。いつものルキアの下手な絵の説明もアリ。説明の後の「どや!」みたいなルキアの得意げな顔が笑えた。基本は、熱血ノリなんだけど、かろうじてギャグになってるんで助かる。「戦友と書いて“とも”(友)と呼ばせてくれ!」(by観音寺)。

 今回、作画も良かった。キャラ作画も、観音寺のオヤジ顔が濃くて良かった。アクションも、そこそこいい。少なくとも、タルくはなかった。

★★★½・

【コロッケ五円之助】
・『焼きたて!! ジャぱん』

第8話「河内(改)!! 太陽のガントレット!」
シナリオ:大和屋暁 絵コンテ:近藤信宏 演出:岩崎太郎 作画監督:平塚知哉


 松代支店長が赤い紙を持ってやってきた。「あ、赤紙! もうそんな時期に」(by月乃)。それは、パンタジア主催の新人戦の招集令状だった!

 お題は、常温でも3週間カビの生えない食パンだ〜! 「2,3週間ほったらかしのパンを食べるお客さんもいる。そんなお客のためにも安全なパンを作る努力をしなくちゃならねーんだよ」(by支店長)。いや、今回ばっかりはさすがにちょっとおかしいかと…(笑)。

 「出来るよ! ジャぱん32号じゃ!」(by和馬)。

 月乃が河内に「太陽の手、欲しいですか? 私知ってますのよ、太陽の手を入手する方法を」、と。おお、月乃が動いた! 演技が微妙なのがアレだけど。制服で裸足月乃にタンクトップ月乃。

 河内がパン職人を目指した過去の話も。浪花節ッスね〜。そんなに太陽の手ってスゴいのか? たのむから普通に技術を磨いてください(笑)。前も言ったけど、体質に左右されるパン作りなんて“技術”じゃねー!

 でも、面白いんだよなぁ。

★★★・・

【コロッケ五円之助】

2004年12月6日

 NHK BSの昼のアニメ枠、出崎・杉野コンビの『家なき子』は終わり。

 ラスト、レミは親友(小原乃梨子さんの声、役名は失念)と、「このままでお前は本当に幸せなのか?」と、なぜかまた旅に出ちゃうところが出崎さんらしい。安穏とした暮らしよりも、辛くて厳しい旅の中にこそ人生があるのだ、ってところが出崎さんらしいロマンティシズム。世界の名作も、出崎さんの手にかかるといつの間にか“出崎作品”になってしまう!

 今日から始まったのは、『フランダースの犬』。小さい頃、ひととおり観てるはずなんだけど、イマイチ記憶が薄い。ラスト泣いたとかショック受けたとか、そういう記憶もあんまりない。歌はよく唄ってたらしいけど。ひょっとして、とってもバカな子供だったのかも(笑)。つーことで、できるだけチェック。

 第1話、パトラッシュを酷使してるオッサンが飯塚昭三さんだった。今見ると、アロアの演技(仕草)が媚びすぎな気も。

・『攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG』

第17話「修好母子 RED DATA」
脚本:菅正太郎 絵コンテ・演出:川崎逸朗 作画監督:浅野恭司


 台湾でクゼの過去を調べる少佐。ロウ(狼、朗、浪)と呼ばれ、地元難民のカリスマ的指導者になっていたという。時間が余って街をうろつく少佐は、たまたま助けた少年チャイ(高山みなみ)につきまとわれる。「オレもロウみたいに全身義体になる予定なんだ」(byチャイ)。

 こまっしゃくれたガキがいっちょ前のマフィア気取りでロウの手法を使ってコカインを捌いてて、本チャンのマフィアとトラブルに。少佐とガキの取り合わせが、まるでサザエさんとカツオみたい。耳引っ張られてるし(笑)。メーテルと鉄郎、…ではないな。「日本に行ってメガテクボディ社の機械の体をもらうんだい!」。

 「アンタ、電脳化もしていないようだけど、どうやってロウの思考と並列化したの?」、「簡単さ、彼と話せばそれでみんな好きになる」。

 クゼ(=ロウ)って、単に人好きのするいい人ってこと? 実はメチャクチャアナログな話なだったりして。並列化だスタンドアロン・コンプレックスだと、少佐たちが深読みし過ぎとか? もしそうだったら面白いなぁ。

 チャイみたいな難民たちは、日本でも台湾でも邪魔者扱いだけど、たくましく生きてるってのが描写される。クゼは、難民たちに何を見出したんだろう。電脳もウイルスソフトも何も関係ない、難民たちの生身の人間同士の濃厚な共同体ってのがキーワードなんではないかと、勝手に予想。それこそが、21世紀の日本がなくしてしまった“匂い”だったのだ、と。20世紀博へようこそ!(@オトナ帝国)

 思わずチャイ少年を助けちゃう少佐が、「私にもこんな感情が残っていたなんて」っていう話。マフィアの大ボスが、納谷悟朗さんだった。

★★★・・

【コロッケ五円之助】
・『攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG』

第18話「天使の詩 TRANS PARENT」
脚本:神山健治 絵コンテ:吉原正行 演出:河野利幸 作画監督:芝美奈子


 バトーと少佐は雪の降るベルリンで、国際テロリスト、“天使の羽”を確保するための多国間の協同作戦に参加する。光学迷彩で姿を消し、街を俯瞰するバトー。と、バトーは、ある車いすの少女(林原めぐみ)と目が合う。「何なんだ、あの娘。オレの存在に気付いてるのか?」。

 イメージは、ヴィム・ヴェンダースの『ベルリン 天使の詩』ッスね。話自体はほとんど関係ないけど。有名なカットとまんま同じカットも。コロンボは出ません(笑)。

 神山さんが、ファーストシリーズの頃からやりたくて寝かせていたっていうプロット。それだけあって、いかにも神山さんらしいリリカルなお話。でも、結構好きよ。またしても、バトーくんの意外なセンチメンタリズムがいいんだよね(もう意外でもないか?)。少佐に怒られるバトーくん、萌え〜(笑)。

 ラストがまたイイ。「パパ、天使は今日、何をしに行くの?」(byテレジア@林原めぐみ)。

 背景美術が素晴らしく良かった。夜のベルリンが綺麗。原画に安藤雅司さん、井上俊之さん、濱洲英喜さん。

★★★★・

・SUPPLEMENT
 ゲストは田中敦子さんと大塚明夫さん。

 電脳とか義体とか、『攻殻』的ジャーゴンがゲストのキャストさんにはイマイチ理解できない世界だって。確かに、ファンやレギュラーキャストにはもう常識だけど、ホントなら一から説明がいるよね。


【コロッケ五円之助】

2004年12月5日

 あるあると噂されてた『ふたりはプリキュア』の続編、公式サイトも告知になったね(詳細)。題名は、『ふたりはプリキュア Max Heart』。今までは、Maxじゃなかったって認めたわけだな(笑)。ほのかのお婆ちゃん、キュアシルバーとしてプリキュア加入ってのはあるか?(まだ言ってる)

 なんか、ゴールデンウィークに映画にもなるそうな(詳細)。ありえな〜い!?

・『ファンタジックチルドレン』

第9話「オエセル」
脚本:三井秀樹・なかむらたかし 絵コンテ・演出:鏑木宏 作画監督:長沼範裕


 ソレトは例の絵を描く少女がクレーメルにいると仲間に報告する。「この風景を描くなんて、ティナしかいないよ!」(byタルラント)。一方、ソレト(=フロー)を見失ったクックスは、ある殺人事件にでくわす。

 GED機関(=ファントム・ゲド?)で“飛行訓練”を受けた人間が、あの老人(実は20代)たちだったらしい。ベフォールの子供たちが“オエセル”と呼ぶ謎の発光エネルギー。これって物質名? っていうか、幻魔大戦?(能登麻美子声で)。わからないながら、おぼろげに繋がってきた、かな?

 「どこかでだれかがぼくらの知識を盗み、ゾーンを開いたんだ」(byアギ)。盗んだ誰かってのが、ファントム・ゲドって機関なんだろうか? 

 オエセルの力を使いすぎると、死んだ人の幽霊(エンマ)を見たり、ゾーンが不用意に開いたり、急速に老化が進んだりたり、果てには自分自身が消えちゃったりするので、みなさんも使いすぎには注意しましょう(笑)。

 妹を思う兄を目の当たりにして、アギの元の記憶がフラッシュバックするあたりは伏線かな? 最後、火事の家から消えるあたりは、定番しててナイス。

 トーマの家で優しくしてもらって表情も和んできたんだけど、夜ひとりであの絵を抱いて泣くヘルガ。やっぱり、どこへ行っても「ここじゃない」感につきまとわれてるんだろうね。この辺含めて、細やかな心理描写が沁みる

★★★½・

【コロッケ五円之助】
・『ふたりはプリキュア』

第42話「二人はひとつ! なぎさとほのか最強の絆」
脚本:羽原大介 絵コンテ:西尾大介 演出:座古明史 作画監督:はっとりますみ


 “すべてを食い尽くす力”に蝕まれていく3人組。ジャアクキングを裏切り、自分たちが生き延びるために、プリキュアの持つ“すべてを生みだす力”を奪うことを決意する。

 テーマは、自分にとって大切なもの。なぎさとほのかが別々にされてピ〜ンチっていう、(プリキュアにしては)新しい視点で迫っててナイス、…と言いたいんだけど、見てみたらビミョーだった

 アクションシーン、いつもより動いてるのはいいんだけど、キャラが超絶似てないし、途中にありえない感じのヘンな画が入る。途中の落ち込むシーン(電車のシーンの前のシーン)は、キャラ作画もそれなりに良かっただけに落差が…。地下道でレギーネとやり合うシーンは、キャラ・動きも良かったかな。いや、他が悪すぎるのか? あ〜、よく判んなくなってきた〜(笑)。

 やっぱり、ビミョー。もう一押し欲しいな。あ、そういや、制服のジャケットが冬仕様にダブルになってたね。

★★½・・

【コロッケ五円之助】
・『マシュマロ通信』

第35話「パンジーやねん」
JAPANESE STAFF
脚本:中瀬理香 絵コンテ・演出:金崎貴臣 作画監督:一川孝久
KOREAN STAFF
絵コンテ:Jin Chul Yang 演出:Seung Il Lee 作画監督:Eun Suk Park


 パンジーを取り込んでサンディの弱みを聞き出そうと企むバイオレット(下屋則子)。

 サブタイからパンジーの話かと思ったら、バイオレットの話だった。相変わらず憎たらしいバイオレット。でも、家は金持ち。「ま、所詮親の金やけどな」(byパンジー)。

 屋内プールでバイオレットにおしりを叩かれるリリー。パンジーももっと暴れて欲しかった。

 なんだかんだで、ラストはやっぱりエエ話。なんか、結局サンディはエエヤツやったっていう、そんだけの話かよ。「なんたってあいつ(サンディ)は、ホンマもんのアホやさかい」(byパンジー)。今回、パンジーもちょっとエエヤツ過ぎ。まあ、オチはベタで良かったかな。

★★½・・

【コロッケ五円之助】

2004年12月4日

 『うる星やつら』、「ニャオンの恐怖」。脚本・絵コンテ・演出が押井守。

 今言われてるような、いわゆる押井っぽさってのはないんだけど、純粋ギャグに徹した楽しい話。ラストの出崎演出のパロディは笑える。ベタだけどね。押井さん、またギャグやって欲しいなぁ。

・『学園アリス』

第6話「うちはみそっかす系☆?」
脚本:島田満 絵コンテ:青木雄三 演出:みくりや恭輔 作画監督:桜井木の実


 星なしの蜜柑は皿洗いに授業に体育に、まったくいいところなし。「オ〜ホッホ! 何をやっても星なしはビリッけつが定位置なのね〜」(byスミレ)。そんな中、アリスのタイプ別の合同授業が行われるという。

 なんだか、やっぱりアリス能力って適当だなぁ。潜在能力系に技術系体質系に、そしてそれ以外の特殊能力系。この分類もかなり大ざっぱで感覚的。まあ、この作品にはそういうアイデアや設定のガジェット的面白さは望むなと言うことだね。前も感じたとおり、バックグラウンドに一貫した理論があるワケじゃなさそう。

 技術系はオタクっぽい(笑)。「オタクシスターズ、うふ」(by野乃子&アンナ@野中藍&神田理江)。このコンビ、カワイイな。んで、特殊能力系は人数も少なくて変わったヤツが多いと。「みそっかす集めたようなもんやね」(by蜜柑)。というわけで、蜜柑みそっかす入り決定(笑)。

 特力系は、学校の中のつまはじきものだけど、その分アットホームで優しい雰囲気のクラスだった。「変人と呼ばれる替わりに、自由にやる。落ちこぼれや星なしなんて呼ぶヤツはクソッ食らえさ」(by安藤)。いや〜、こういう特車二課とかデブリ課とか光画部とかラズチャック愚連隊とか、そういう虐げられてるボンクラ弱小集団の話ってのは好み。能力があるからって、体制(=学園)に簡単に与するような話にならなくてホントに良かった。

 学園に入って今まで、辛い目にしか遭ってこなかった蜜柑が、初めて人の愛に触れた嬉しさが共有できて感動。くす玉から「おめでとう」の垂れ幕ってのは、蜜柑が夢に見たシーン(第5話)だってのが泣ける(←泣くなよ)。「お爺ちゃん、うちは初めて自分の居場所を見つけました」(by蜜柑)。第6話まで引っ張った効果はあったよ。ヘンに湿っぽくならないところも好み。

 対して、棗はその能力の強力さ故に蜜柑よりも辛い目に遭ってそうってのが匂わされてた。こっち方面も楽しみね。

 作画は、微妙に落ち目かも。今回は、なんとか持ちこたえた感じ。頼むよグループ・タックさん。作画能力のアリスとかじゃんじゃん使こてください(笑)。

★★★½・

【コロッケ五円之助】
・『マーメイドメロディ ぴちぴちピッチ ピュア』

第36話「絶望の果て」
脚本:神戸一彦 絵コンテ:鈴木敏明 演出:石倉賢一 作画監督:西尾公伯


 みかる(新谷良子)をそのうちに取り込み、完全体となったミケル(皆川純子)。

 毎週真剣に観てるワケじゃないんで、細かいところは良く判らないんだけど、盛り上がってきたね(そのくらいはわかる)。みかるとミケルは、元もとひとりの中に存在した二つの人格だったらしい。この辺もイマイチわかんないけど、あえて無視!

 「ぴちぴちボイスで、ライブスタート!」。そうそう、歌があれば何もいらない(笑)。新曲投入。『希望の鐘音 〜Love goes on〜』。でも、ミケルには効かない。

 星羅(喜多村英梨)の作画が、ミョーに色っぽかった。作画はスタジオコクピット回。気合い入ってるなぁ。いつもよりキャラ作画、濃い目かも。


 ところで、『ピッチ』の公式サイトの「これまでの話」って、30分の中であったことを、最初から最後までキッチリ書いてあるのね。できれば、その回に出てきた歌のタイトルも載せてくれるとウレシいんだけどなぁ。

★★★・・

【コロッケ五円之助】

2004年12月3日

 『未来少年コナン』、第5話「インダストリア」。

 黄色いワンピースに、つばの大きい白い帽子、そして自転車と、リゾート仕様のモンスリーがカワイイ。登場のとき、チリンチリンとベルを鳴らすのがまたカワイイ(笑)。態度は、まだ憎たらしいけど。

 ずっと前から疑問だったんだけど、なんでこの回、モンスリーはこんなかっこうしてんだろうね? 子供のころ観たときも、憎き悪者の女隊長であるはずのモンスリーが、普通の近所のお母さんみたいな親しみやすい服装してたんで、ちょっと戸惑った覚えがある。

 インダストリアの行政委員、貿易委員なんかの名称、一般市民が銃を持って保安にあたってるところとか、科学技術信仰なところとか、今見ると共産主義国家のイメージに近いね。

・『魔法少女隊アルス』

第30話
脚本:小原信治 絵コンテ・演出・作画監督:浦谷千恵


 アテリア様に呼び出された魔法少女隊+レノン。「何があっても、真の魔導書を手放すな。たとえ相手がアテリア様でもだ」(byシーラ)。

 ハイ、予想通りレノンちゃんはアテリア様の息子だったね。ちょっと前の、「アニメージュ」の「設定資料FILE」に、レノンの設定のところに注意書きで「男です」とネタバレが書いてあった(笑)。ところで、なんでエバちゃんはレノンちゃんが男だって知ってたんだ? まさか、「アニメージュ」読んだってワケじゃないだろうけど(笑)。

 んで、またまた予想通りレノンちゃんとアルスちゃんのパパは同じ人だったね。「こいつ(アテリア)は、私の母親だ。権力を手に入れるために、私と父を捨てた!」(byレノンちゃん)。真実を聞いて固まるアルスちゃん。

 アテリア様の口から語られる過去。ああ、戦闘服アテリア様、色っぽい。そして、人間の男と恋に…。「どうして大切な魔法で魔族の命を奪う?」(byアルスパパ)。アテリア様も、あんなふうに笑ってた時期があったのね。カワイイです。なんか、アテリア様のことが一気に身近に感じられるようになったよ。

 ちょっと細かいけど、アテリア様がレノンを連れて行こうとするところ、画の演技と田中敦子さんの演技が微妙に食い違ってるような気が。田中さんの演技は、すでに今のアテリア様みたいな権威的な感じだったけど、画は、それが真に魔女界のためになると思ってる純粋さ故に、みたいな感じの偽りのない笑顔だった。だって、そもそもアテリア様が権力に固執するようになったのは、レノンを連れて行かれちゃった心の穴を埋めるためだしねぇ。

 深読みしすぎかも知れないけど、これもプレスコ(声だけを先に録っちゃって、それに合わせて画を後でつける)の弊害か? 他のキャストも、ときどき、声の演技が単調に思えるときがある。普段から声優やってるキャストさんなんだし、どう考えても画があった方が演技しやすいよね。

 今回も、キャラ作画が癖がなくて良かった。アテリア様の若い頃が特に。演出もスタンダードで判りやすくてナイス。

 今後のキーワードは、真の魔導書にも載ってない伝説上の魔法、“光の魔法”だ! 闇の黒魔法に対抗できるのは、この光の魔法だけ!? 意外にわかりやすい展開かも。

★★★½・

【コロッケ五円之助】


 アリス学園、それはアリスと呼ばれる不思議な能力を持った子供達を集めた学校だった。
蜜柑「そやけど、この学校何のために作られたんやろ?」
蛍「知りたい?」
蜜柑「えっ! 蛍知っとるんか? さすがやなあ」
蛍「いい、最近のイラク情勢の悪化に伴い、反発した武装勢力のテロ活動は、ついにアメリカの協力者である日本までターゲットに定めたのよ。それに加えて、ついに経済制裁を発動されて暴発した北朝鮮の特殊工作隊までが日本での活動を開始。恐れをなした日本政府はついに対テロ特殊機関の設置を決定、日本各地から能力者を集め将来起こりうる事態に備えようとしたのよ。つまりアリス学園は対テロ対策特殊隊員養成学校なのよ! わかる?」
蜜柑「ようわからん…。けど、ぶっそうな人が暴れて困るんなら大阪のチエちゃんとこのテツに、どついてもらえばええやん」
蛍「ほんっとにバカね、……ハッ!」
メモリー・ポリス「あなたたちの記憶は消去します」

・『仮面ライダー剣』

第42話「レンゲル復活」
監督:鈴村展弘 脚本:会川昇 特撮監督:佛田洋


 タイガーアンデッド、城光(浜崎茜)は、ボードの元理事長、天王路(森次晃嗣)に謎のモノリス見せられて激しく動揺する。「ライダーにアンデッドを封印させ、今度はライダー同士を同士討ちさせる。お前の目的は何だ天王路?」と詰め寄る光。「最後には誰もいなくなる、ハハハハ」と笑う天王路の目的とは? そしてカテゴリーAの力に影響されて荒れ狂う睦月(北条隆博)はどうなる?

 3クールが終わり、いよいよラストに向けて動き出した『剣』。いろんな人物が入り乱れ、現れては消えるめまぐるしい展開は面白くはあるのですが、正直、目の前の戦いを追うのに精一杯です。マニアの人はともかく、一般の視聴者で最初の方の話の展開を覚えている人がどのくらいいるのでしょうか?

 まあ色々スッタモンダした結果どうやら睦月(レンゲル)も主人公、剣崎たちと協力するようになるようですが、今度は剣崎が“ジョーカー”(アンデッドを封印してその能力を使用できる特殊なアンデッド)という危険な存在になるということに気づき悩むことになりそうです

 スペードKのカードを使うことで13体のアンデッドの能力を取り込みキングフォームという新しい姿になったブレードですが、どうやらそれは悪魔にもなりうる力だったようです。

 ところで、数回前にいきなり登場したボード(人類基盤史研究所)の前理事長には驚きました。まさか仮面ライダーにモロボシ・ダンが出てくるとは! しかも悪の首領役(たぶん)。全国の特撮ファンはびっくりするやら喜ぶやら。どんな最後を迎えるか今から楽しみです。

★★½・・

【アルデンテ有森】

2004年12月2日

 『BSマンガ夜話』、中川いさみ。

 いや〜、やっぱり大槻ケンヂはオモロイなぁ。「この作者の余裕は、経済的基盤があるからじゃないかな〜」って(笑)。

 個人的に言うと、吉田戦車の単行本は結構持ってるけど、中川いさみの単行本は持ってない。でも中川いさみ、大好きなんだけどね。単行本、買ってみてもいいな。

・『BECK』

第8話「校内放送」
脚本・絵コンテ・演出:小林治 作画監督:田中雄一


 卒業式、そして始業式。でも、またしても兵藤と同じくラス。メロンパンの日々は続く。

 小林治監督回。作画も演出もスバラシイ第1話以来の出来。原画に、松本憲生さん。もちろん、背景動画もアリ! 話も、苦さと甘さが混じった青春ストーリー。「ぼぅっとしていたら、何事もなく人生は過ぎていくんだ!」(byコユキ)。今回のキーワードは、ロック魂!

 学校では兵藤のイジメがクラスに伝染。田辺からもシカト。放送室に鍵をかけて、The dying breedの曲を全校に大音量でかけるコユキ。「無実の主人公が刑務所の中でオペラのレコードを流す。それを聴いた囚人たちはほんの一瞬、自由を感じるんです」(byコユキ)。『金八先生』かと思ったら、『ショーシャンクの空に』でしたか。

 コユキの言ってることを理解できない桃子先生、「学校は刑務所じゃないのよ」。やっぱり美人でも教師は敵だ!(笑) コユキみたいな目に遭ってるヤツにとって、学校なんて刑務所以外の何物でもない! ロックは抑圧への反抗から生まれる。

 シカトされてるコユキに新たな友達が。サクこと桜井裕志(奈良徹)。地味な外見とは裏腹に、ロック魂を持ったかなりいいヤツ。「エディの持ってたテレキャスター、格好良かったな」と表面的なことを言うコユキに、「世の中には2種類の人間がいる」っていうエディの言葉を引用して、ロック魂こそがカッコイイんだとそれとなく教えるサク

 斎藤さんのおかげで一年でギターの腕はかなり上達したコユキ。竜介とも仲直りして、一緒に練習。良かった良かった。「前に、バンドの音を厚くしたいって言ってた。あいつ(竜介)、コユキをBECKに入れるつもりだ」(by平くん)。

 いよいよ、BECKにコユキ加入か!?

★★★★・

【コロッケ五円之助】
・『舞-HiME』

第9話「海とオトメとなつきのヒミツ♪」
脚本:吉野弘幸 絵コンテ・演出:鎌倉由実 作画監督:田中将賀


 創立祭以来姿を見せない和也とあかね。一部では駆け落ちをしたのではとの噂も。でも、舞衣はあの日のあかねの言葉が心に引っかかる。

 それはさておき(さておくのか?)、海水浴イベント。でっかい魚を担いで海から上がってくる命。コナンだ! もちろん未来少年の方の!

 カワイイ女の子を侍らせてハーレム状態の静留会長、拓海と晶の美少年コンビを連れて現れる神崎副会長、お兄ちゃんお兄ちゃんと慕う血の繋がってない妹を連れる楯…。なんか知らんが、お前ら全員間違ってる!!(笑)

 命と雪乃が仲がいいのが、なんか微笑ましいね。楯と舞衣の前で、“約束”のことを口にする詩帆は、意外としたたかだなぁ。

 Bパートは、なつきの過去に関する話。”一番地”の研究施設となつきの母親の因縁。施設(の廃墟)に潜入するのになぜか水着(笑)。なつきのチャイルドのデュラン、元は飼い犬の名前。なつきの母親は一番地の連中に殺されたっぽい。

 なつきの重い過去の話のわりにコミカルなところが、ちゃんとバランス取れてて良かった。普段がつっけんどんな分、真っ赤になって照れるなつきはカワイイね。ラストのヒッチハイクも笑えた。「エエもん見せてもらいましたワ〜」(by静留会長)。なんで、全員水着なんだ?

★★★½・

【コロッケ五円之助】
・『陰陽大戦記』

第10話「古都 神秘の戦い」
脚本:岡崎純子 絵コンテ:よこた和 演出:わたなべじゅんいち 作画監督:佐久間信一


 長い昏睡から目を覚ましたお爺ちゃん(岸野幸正)から、京都の太白神社へ行けと言われたリク。でも、京都でも太白神社なんて誰も知らないという。

 モモちゃんはじめボート部の面々はお留守番。残念。

 天流の本拠たる太白神社で出会った巫女の少女。ああ、あなたはホシノ・ルリちゃんでは!?(笑)(←バカばっか)

 太白神社で天流宗家を待ち続けた巫女、ナズナ(神田朱美)。式神は…、来た来た来た〜! ゆかな声のカワイイ式神、柊のホリン! 「よろしゅうお願いしますぅ、ウフ」(byホリン@ゆかな)。一応、ウサギなのか? ここまで来たら、四神相応もなにもねーな。

 バトルシーンも毎回盛り上がるし、敵キャラも脇キャラもそれぞれ面白いし、まったく正しい子供向け玩具アニメ。『某プリキュア』も見習って欲しいね。

★★★½・

【コロッケ五円之助】

2004年12月1日

 『BSマンガ夜話』、伊藤潤二。

 最初は、昨日の反動でローテンションかと思ったけど、なかなかどうして笑えた。「それぞれの物作りへの姿勢がそのまま作品の見方になってる」っていう大月さんのツッコミが良かったな。夏目さんは、自分が面白ければそれでいい(笑)。

 でも、伊藤潤二作品は笑えるところがいいよね。『富江』は読んでないけど、「夏目の目」の紹介見たら読みたくなった。無敵の笹峯あいちゃんにも怖いものがあるのね(笑)。

・『モンキーターンV』

第22話「燃えてきましたよ」
脚本:ほそのゆうじ 絵コンテ:ほしかわたかふみ 演出:岩田義彦 作画監督:日下部智津子


 賞金王決定戦に出たい波多野。チャレンジカップでヘタを打たなければ出場は堅いのだが、「そんなのオレらしくない」と攻めの姿勢で挑む。

 毎回わかりやすいサブタイ(笑)。わかりやすさが、このアニメの武器。

 今回、全編ほぼレース。やっぱりレースシーンは燃えるね。前も言ったけど、レースみたいな展開が刻々と変わるおもしろさは映像で観た方が燃える! CGバンザイ! やっぱり、スポンサーがスポンサーだけに、予算がかなりあるのかな。

 この回、波多野の前に立ちはだかるのはベテラン犬飼(星野充昭)と、一般戦の鬼、蒲生(松本保典)。Vモンキーがついに蒲生に破られるのがクライマックス。こないだ新技Vモンキーが出たと思ったら、もう攻略されてる。この惜しげのない展開のテンポの速さは、かえって潔いよ。いや、原作読んでないから、こんな勝手なこと言えるのかも知れないけどね。

 しかし、モーターボートはまったく知らないんだけど、こんなに上手くいくもんかねぇ? 「わっはっは! ドンピシャじゃあ!」(by蒲生)。まあ、マンガだからいいけどさ。勝負ものとしては定番だけど、やっぱり面白いしね。

 今回、日下部智津子作監でキャラ作画も良かった。特に、優勝した蒲生さんがかなり格好良く描かれてたよ。ウィニングランのシーンはちょっとジーンと来るね。「SG獲るのも、まんざら悪いモンやないの」(by蒲生)。

 ちなみに、前回は青島さんのシャワーシーンがあった。しかも、湯気フィルターなし! 残念なことに、あんまりエロくはなかった(笑)。筋肉とかは割とリアルだったかな。

★★★½・

【コロッケ五円之助】