第17話「食べたくて合体」
脚本:河森正治 絵コンテ:田中孝行 演出:榎木守 作画監督:小美野雅彦
つぐみにつられて始まったダイエット。小天翅の双翅(川上とも子)は、そんな人間たちの“食べたい”というおぞましい行為にふさわしい攻撃を仕掛ける。
人間の“食べる”という行為についてのお話。『アルジュナ』にも繋がる、河森監督の食物連鎖を通した独特の生命観が描き出されてた。
とはいえ、『アクエリオン』らしくギャグっぽいノリでオモシロおかしくはしてたけど。話自体は壮大だけど、「お腹空いた〜!」っていう個人的欲求をベースにしてたんでちゃんと納得できる(かな?)。キャラ作画は、いつもより顔が長かったけど、表情とか悪くなかった。
リーナの生命賛歌から生えた樹にいろんな果物がなってるって言うビジュアルも、これ以外ないってくらい判りやすかった。ラストをあっさり切ったのも、クドくなくて正解。
第16話「オポジット・ヴュー」
脚本:小中千昭 絵コンテ・演出:山本沙代 作画監督:堀川耕一・杉浦幸次
痛んだ月光号を修理するため、無人の発掘現場跡に降り立つ。レントンは、エウレカとの仲がギクシャクしたまま坑道内の探査に連れて行かれる。
夏だからってことか、ちょっとホラーっぽいノリの話だった。脚本が、こういう話お得意の小中千昭さん。コンテ演出は山本沙代さん、原画に川元利浩さん。
微妙にフランク・ロイド・ライトっぽい(?)建物で、エウレカに謝る夢を見るレントンってのが、ひさびさに思春期っぽい感じだった。ただし陰鬱な方の。なんであんな夢を見たのかとか、理屈はハッキリとは判らなかったけど、雰囲気は割と面白かった。とりあえず、エウレカの心の中には闇があるってことかしらね。
どうも、単に仲直りして良かったねってわけにはいかなさそうな感じ。
第18話「時間がいっぱいあったらイイナ!」
脚本:平野靖士 絵コンテ・演出:松浦錠平 作画監督:伊佐禎朗
琴は海に行くのが楽しみでしょうがない。でも、お父さんに急の仕事が入ってダメになる。落ち込む琴を見て、お父さんは一晩で原稿を上げようと頑張る。
なんか、お父さん話多くない? 前のレコードプレーヤーの話もそうだったけど、話が完全に大人視点。まあ、「エネルギー、チャージ!」とか、エエ話ではあるんだけど。
それはそうと、お父さんの主観時間の進行が速くなってしまうっていう話が、結構ぶっ飛んでたよ。SFだ(笑)。これはこれで、なかなか面白かった。
あと、UFOキャッチャーの中でキャッチされるかも知れないっていうスリルを楽しむマイメロ一家は、やっぱり変だ。ラストで、パパがマイメロたちの存在を認めざるを得なくなるのが、ぬいぐるみたちによる現実世界の浸食っぽくて怖い。
『マイメロ』らしい、ビミョーなズレがいろいろ楽しめる、通向けの回だった(笑)。
◆ 2005年7月30日
「アフタヌーン」に載ってる、あさりよしとおさんの『るくるく』のトビラ絵の浴衣の柄が「ツマミちゃん」だった。
『蟲師』アニメ化報告マンガ、『蟲籠月報』も注目。あ、あと、『もっけ』の静流ちゃんがエロいことになってましたよ。
第4話「魔法のリップは恋の予感」
脚本:高橋ナツコ 絵コンテ:津之田三蔵 演出:岡嶋国敏 作画監督:車光琉
学校の演劇の練習に燃える委員長の真部(伊藤実華)。門番役のショコラはやる気も起きない。でもショコラは、人間には珍しく、言いたいことをズバッと言う真部を応援したくなる。
魔法のグッズ登場。通販ってのが今っぽい。
思ってたよりもずっとスタンダードに攻めてくるね。なんか、普通の魔法少女ものみたいにエエ話になってる。
観る前の印象よりも真摯に“愛する心”ってのに向かい合っていくみたい。たぶん最終回は、ショコラが「愛は奪うものでも奪われるものでもない。ましてや、収集したりしていいものではない」ってのに気付くってラストなんだよ。んで、たぶんそれは、昔お母さんがたどり着いた結論と同じなんだよ。
バニラが、メイド姿で「ハイ、ご主人様」で、ハート大量ゲットってのが笑った。キャラ作画にバラツキあり。
第11話「泣き出しそうな田菜へ走れ」
脚本:伊藤和典 絵コンテ:田辺修 演出:木村隆一 作画監督:堀内博之
夕方になっても歩は、わっくんに帰してもらえないでいる。仕方なく、歩はわっくんを連れて祭りの会場へ向かう。その頃、人知れず山で異変が起こっていた。
田辺修さんコンテ回。
サブタイ通り「泣き出しそうな田菜」に「走る」話だった。ただし、泣いて(鳴いて)いるのは山で、走ってるのはネコだったけど。歩が青春する話じゃなかった。
今までの鬱憤を晴らすようなドトーの展開だったよ(ぼくにとっては)。歩とわっくん、どっしるしっしん、エメランと不法廃棄、涸れた砂防ダムに元もと湖だった盆地、猫おどりに頭屋、神隠しに道切り。無関係だったモノが、一気に繋がってきた感じ。まだ微妙に判らないんだけどね。世界はたしかに開いていた。でも、どこに?
「行こ?」(byわっくん)
「それも、いいかも知れないな」(by歩)
歩がした決心の重さにも関わらず、演出はヒジョーに淡々としてる。心情描写を排したドライな見せ方がイイね。須河原や亮介の浮かれ具合も、かえって歩の孤独を引き立ててるよ。地味だけど、効果的な演出。
作画は、ネコの走り、キャラ作画含めて良好。ちらちらと出てた猫おどりに参加してるみなさんも、とてもカワイかった。面白いよ、チクショー!
◆ 2005年7月29日
原作マンガの方の『鋼の錬金術師』11巻(スクウェア・エニックス)を読む。
こないだ劇場版を観てきたばっかりなんで、エドたちの顔がミョーに幼く見えてしまってマイッタ。すぐ慣れたけど。っていうより、映画版の世界の二重構造と、さらにアニメ版とマンガ版のキャラとか設定の違いってのが渾然一体に混じっちゃって、ちょっと混乱気味(笑)。
原作マンガの話もじりじりと進んで行ってるみたいで、人体錬成に関する秘密がちょっとずつ明らかになってきたり。話はヘヴィなんだけど、コミカルさがあるのが救いだよね。カバー裏のオマケマンガも笑えるしね。
第43話「汚された救世主」
脚本:加藤洋一 絵コンテ:中村憲由 演出:西山明樹彦 作画監督:佐久間信一
ウツホ(大本眞基子)を再び伏魔殿に封じるため、リクとユーマは手を結ぶ。一方、ヤクモもリクにあることを伝えるため、怪我を押して伏魔殿に入るという。
中村憲由さんコンテ回。話自体はシリアスだけど、そんな中でもギャグを忘れない。
すっかりなりを潜めたモモちゃんの妄想だけど、最近はテルが妄想キャラに。でも、モモちゃんときと違って、見てて全然ウレシくないのがなぁ(笑)。
ウツホ様は、その中性的な魅力がなかなかイイね。陰と陽を併せ持つ、陰陽道的にも完全な存在だ(知らんけど)。
第31話「白日の下へ」
脚本:博多正寿 絵コンテ:高橋敦史 演出:小林智樹 作画監督:南伸一郎
テンマは、ライヒワインの用意した隠れ家に囲われる。そして、ライヒワインに協力しているドクターギーレンのもとに、連邦捜査官を名乗る男が訊ねてくる。
ひさびさにルンゲ警部登場。
自分の無実立証よりヨハンを殺すことのみを思うテンマの修行僧みたいなストイックさが、ライヒワインの前向きさと良く対比されてた。
しかし、ルンゲは頑なにテンマにこだわるのね。やっぱり、長年抑圧してきた自分の中の同性愛的な性向がそうさせてるんだろうね(笑)。これは、あなた、実は純愛の物語かも知れないですよ。
真っ白な面会室でのルンゲとギーレンの会話シーンでの、ハイライトの白飛び具合が会話の緊張感を高める効果を良く出してた。
第4話「晴天をほめるには日没を待て」
脚本:高山カツヒコ 絵コンテ:田所修 演出:江島泰男 作画監督:実原登
C組はベッキーのいきなりのテスト宣言にてんてこ舞い。橘に都に姫子やA組の連中、そしてなぜかベッキーをも加えて一夜漬けの勉強会を開くことに。
話はいつも通りこれといったヤマもオチもないけど、浴衣にパジャマにお風呂にサウナにと、溢れるくらいのサービスカットの連発が良かった。
マジメにやってて報われない都(堀江由衣)が笑えたり。鉛筆サイコロの削ったところの木目がちゃんと描いてあったり、ムダなところにも気合いが入ってたよ。
あと、ベッキーの白衣の下の服が毎回ちゃんと替わってるのもこだわり。子供らしからぬコーディネート。
ラストのネタもちょっと笑った。
◆ 2005年7月28日
『絶対少年』の田菜にはモデルがあった(至好回路さん経由)。第2弾の猫おどりは本当にあった、も。
う〜ん、結構そのまんまだ。ウレシイやらウレシくないやら(笑)。
第3話「迷宮と竜」
脚本:賀東招二 絵コンテ・演出:北之原孝将 作画監督:米田光良
分断中国の南京市でテロが勃発。地下トンネル内に少なくとも5機以上のASが立てこもる。さっそく宗介にもミスリルから招集がかかる。
『アメイジング蜘蛛同心』面白そう(笑)。
中国は、どうも南北に分断しちゃってるって設定みたい。セリフを使った政治的背景なんかの説明も、不自然にならずに上手くやってた。今回、中東、中央アジアが舞台から外されたのは、やっぱりシャレにならないからだろうね。
今回からさっそく作戦編なんだけど、これがちゃんと緊張感たっぷりで面白かった。久しぶりに見入っちゃったよ。AS本来の機動能力を制限された状況下で、罠臭いのがプンプンながらも進まなきゃいけないっていう燃える展開。憂鬱なテッサ艦長もイイ!(笑)
歩兵部隊が使ってた変なサブマシンガン(?)も、なんだかマニアックだった。R-15らしい残酷描写もあったけど、アニメだとあんまり痛く見えないね。でも、どんどんやっとくれ。
ところで、“クレタ”“迷宮”とくれば、竜じゃなくてミノタウルスだと思うんだけど……。
第16話「あなたに此処にいて欲しい」
脚本:黒田洋介 絵コンテ:川口敬一郎 演出:大関雅幸 作画監督:山川宏治 総作画監督:下谷智之
任務一辺倒な琴葉(植田佳奈)の心をほぐすため、聖奈は、りのとみなもを琴葉の助手につける。
なんだ、琴葉は久遠のことが好きだったのね。琴葉の久遠への秘めた想いをメインに描くことで、かえって感情移入しやすかったよ。植田佳奈さんの淡々とした演技も話に合ってた。
ところで、生徒会長がなぜりのを大切にするのか、ってのがハッキリ説明されたね。つまり、世間や大人によって傷ついた生徒会メンバーの中にあって、りのの天然っぽい幸せさは、世間に毒されてないピュアネスの象徴なのね。だからこそ、会長たちは自分の手を汚してでも、そのピュアネスを守りたがってるんだよ。さてさて、そんな奏会長の千年王国のあしたはどっちだ?
ここ数話のマジメ系の話の中では、一番面白かった。あーあと、忘れてたけど、風呂場での琴葉の告白シーン(?)はなかなか感動的だったよ。
第3話「見舞」
脚本:山田由香 絵コンテ:福島一三 演出:いしはらあゆみ 作画監督:小山知洋
いよいよ新学期がスタート。でも、知り合いのいない大和はひとりクラスで浮く。そんなクラスで、大和に声をかけてくる女の子がいた。
新キャラ、桜井萌果(さくらいほのか、声:細野佑美子)登場。って、なんじゃこの演技は!? 能登麻美子が腐ったような……。照れてるときの演技がヒドすぎる。吃音の人かと思った。
多少演技が下手な声優さんがいるのは別に平気なんだけど、メインキャストが揃いも揃ってこれじゃあ、ちょっと観てて萎えるよ。
まあ、話自体も恥ずかしいけどさ。相変わらず、行動を全部セリフで言っちゃってるし。
◆ 2005年7月27日
録画した『ジャイアントロボ』、第1話冒頭の列車の上でのアクションシーンだけ見る。
ああ、何度見ても気持ちいい。CGもなしで、作画と普通の背景の引きだけであのスピード感と奥行き感を出してるのはスバラシイ。背景動画もポイントポイントでかなり効果的に使われてる。破片とか煙とか、絵が動きすぎてブロックノイズが……(笑)。もちろんハッタリの効いた演出も絶品でしたよ。
第18話「琥珀の砦」
脚本:山口亮太 絵コンテ・演出:川口敬一郎 作画監督:島田賢志・川口敬一郎
飛行船が故障し足止めされたポポたちは、ひとりの少女に出会う。少女(川上とも子)は、バビを姉さんと呼び母親の元に連れて行く。しかし、当のバビには小さい頃の記憶というものが全くないのだった。
判りやすい人情話。こういう話の方が、素直に感動できたりするんだけどね。
記憶を持たない流民のパムたちは、やっぱり背後に何かしらの謎があるんだろうか。今回は、バビがアマリィの生まれ変わりだったのか、まったくの別人なのか、ハッキリとは示さなかったけど。
ずっと見てると、背後に何らかのでっかい独自の世界観もしくは森の妖精たちの生命観みたいな体系がありそうなんだけどねえ。ここらで、断片でもイイから、そろそろ示して欲しいよ。ファンタジーは、そういうウソ体系を“いかにそれっぽくでっち上げるか”を見るのが楽しいんじゃないかよう!
アクション作画は相変わらずショボイ。川上とも子声で、½プラス(笑)。
ヒビキ「ついに夏の魔化魍が出てきたな!」
姫・童子「まあた鬼が邪魔しにきやがったなー」
明日夢「ああ!ヒビキさんの体が赤いモードに変わっていく!」
ヒビキ「くっさーっ!お前らほんとに臭いんだよ」
明日夢「え……?」
ヒビキ「こう見えても俺はな、学生時代ピンポンやっとったんじゃー!」
(微妙にズッコケるドロタボウ)
明日夢「ヒ、ヒビキさん?」
ヒビキ「この構えに隙があったら、どっからでもかかってこんかーい!」
明日夢「…………」
ザンキ「そっとしておいてやれ。ああ見えてもあいつ、新喜劇の岡八朗の大ファンだったんだよ」
明日夢「へえぇ……、でも今回の敵は災難ですよねえ」
姫・童子「えげつな〜っ!」
第25話「走る紺碧」
脚本:大石真司 監督:高丸雅隆 アクション監督:宮崎剛
夏に鍛え、赤い鬼“響鬼紅”への変身を会得したヒビキは、室内プールでトレーニングを積んでいた。一方、魔化魍“秩父のカッパ”が出現、裁鬼(サバキ)が敗れたという情報が飛び込んでくくる。
今回は夏のサービス編。女性陣全員水着で勢ぞろいです。……と思ったら、あきらちゃん、店でお手伝いしてるよ。ううん、残念。まあしかし、香須実さん(蒲生麻由)の黒の水着が色っぽかったからいいか。
裁鬼さん久々に登場、と思ったらカッパにやられてしまいました。いいデザインなんだからもっと出せばいいのに。張り切るトドロキ君は、どこでも青春全開モード。年頃の女子中学生が恥ずかしがっていようが、一向にお構いなしです(加山雄三の若大将みたいだ、って言っても今は通じないか)。
前回で“赤い響鬼”にバージョンアップしたヒビキですが、夏向きだし“赤い仮面ライダー”というのも新鮮な感じでいいもんです。やっと“凱火”というバイクで移動するようになったしね(一応ライダーなんだからねえ)。決め技の“灼熱真紅の型”で粉砕だーっ。最後のガスで声の変わるギャグも、香須実を相手に必死になっているから妙におかしい。
どうやら5人目の鬼らしい努(渋谷謙人)も登場し、これから後半に入っていく『響鬼』ですが、このままでいってくれればいいなー。
◆ 2005年7月26日
台風も去って、涼しい風が秋みたいで気持ちいい。
BS2で明日(27日)から連日『ジャイアントロボ』。っていうか、予約録画が目一杯で、もう増やせない(汗)。『フイチンさん』はちゃんと録った。
第42話「瞬神夜一、舞う!」
脚本:横手美智子 絵コンテ:小柴純弥 演出:岩永彰 作画監督:岸本誠司
白哉が千本桜を放とうとした刹那、夜一がふたりの間に割って入る。夜一は、一護を眠らせ、白哉に3日後に再戦すると言い残しその場を立ち去る。
夜一さん、カッコエエのォ。3日で強くなるってのは、「ジャンプ」らしくてイイねぇ。レベルアップの効果は5倍〜10倍!
バトルとバトルの合間の話だけど、ひさびさに織姫と石田が出てきたりして、退屈はしなかった。キャラ作画もちゃんとカワイかったし。っていうか、松岡由貴声は和んでエエのォ(笑)。着替シーンもあったよ。
このふたりは、中尾隆聖の人と戦うことになりそうね。
第38話「いざ泳げ!! 南の島のタイ焼きくん!」
脚本:下山健人 絵コンテ・演出:佐藤照雄 作画監督:佐久間健
ピラミッドのおかげで家事から逃れた日本チーム。和馬は、島に自生しているイモを獲ってくるが、甘さどころか味さえしない。
久しぶりに普通に面白かった。ここ最近、あんまりパッとしないと思ってたら、話のテンポが遅かったんだよ。今回はサクサク話が進んで、楽しく観ることが出来たよ。
ピエロの話は相変わらず長いけど。
椰子の実のジュースって、たしかにビミョーに薄くてあんまり美味しくない。樹液がどんな味かは知らんけど、あのタイ焼きがそんなに美味いとは思えないけど……。ま、ピエロが言うてんねんからエエか。
っていうか、一からタイ焼きの型を作った創意工夫の方のがエライと思う。
第39話「地獄へのダイブ!! 新たなる謀略!」
脚本:大和屋暁 絵コンテ:加瀬充子 演出:政木伸一 作画監督:野田康行
無人島の2回戦は無効となり、改めてメキシコで戦われることとなった。しかし、日本チームはまたしても1チームだけ世界最大の洞窟に降下させらてしまう。
ああ、モナコでずっと試合だと思ってたら、世界中が会場なのね。なりゆきで日本チームにはピエロが同行。
とりあえず洞窟内でパン作りで、つづく。って、つづくんかい!? せっかくのスペシャル枠なんだから、2話でちょうど終わるような話出来なかったのか?
◆ 2005年7月25日
マンガ家、江戸文化研究家の杉浦日向子さんが死去されました(asahi.com)。享年46歳でした。
ぼくの一番好きなマンガ家さんのひとりです。最近お見かけしないと思ってたら、ご病気だったんですね。ご冥福をお祈りします。
原作:荒川弘 監督:水島精二 ストーリー・脚本:會川昇 キャラクターデザイン・総作画監督:伊藤嘉之 美術監督:小倉一男 音楽:大島ミチル アニメーション制作:ボンズ
1923年、ミュンヘン。エドワード・エルリック(朴ろ[王へんに路]美)は、一時のロケット研究の熱も冷め、他人と関わらずひとりでいることが多くなった。一方、ロケット仲間のアルフォンス(小栗旬)たちは、資金を提供してくれる新たなパトロンを得て、ますます研究に熱を入れる。そんな中、エドはカーニバルで、人の記憶を観ることが出来るジプシーの少女、ノーア(沢井美優)に出会う。「あなたも、故郷がないのね」(byノーア)。
一年ぶりに帰ってきたエルリック兄弟。話は、本当にまんまTVシリーズの続きだった。
結論から言うと、良くできたTVシリーズの映画化作品だと思いましたよ。ちゃんとシリーズの続きの話に決着が付いてるし、それぞれのキャラたちのドラマも過不足無く描いてるし。TVで楽しんだ人なら、観に行って損はないよ。
シーンが2つの世界を行ったり来たりするのを混乱させずにちゃんと判りやすく描けてるし、プロットも練られてて観てて飽きないように出来てる。作画も、TVシリーズと違和感なく見られるし、アクションシーンもよく動いてて気持ち良かった。
でも今回、特筆すべきは、きちんとテーマを伝えきってるところかな? この辺は、脚本の會川昇さんが言ってたとおり、ドーンと見応えあるモノに仕上がってたと思う。しかも、ちゃんと判りやすい(理解しやすい)のがエライよね。“人類と戦争とか”、“虚構の世界とぼくらが生きる現実世界”とか。言葉だけ見ると押井さんっぽいけど、あんなにひねくれてません(笑)。ちゃんと、感情的にも判りやすい。エドと対比する形で出てくる、映画監督フリッツ・ラングがイイ味なんだよね。あのラストも、このテーマあってのものなんだろうね。しっかり受け止めたましたよ!
でも一方で、TVが一年続いてそのまた一年後の映画版ってことで、熱さって面ではちょっと物足りないのも事実。いや、意外と受け手の側の温度の問題かも知れないけど。あと、せっかく出てきたロケットがあんまり面白い感じに使われなかったのも残念。全体的に、もっとケレンがあっても良かったかな。
とはいえ、人気がある原作モノでも、アニメで作り手が自分のテーマをねじ込むってことがちゃんと可能なんだってことを実証して見せてくれたね。まあ、こんなの會川昇さんの力業だからこそで、一般性はないかも知れないけどさ(笑)。アンチアニメの原作ファンも多いって聞くし。ぼくはアニメ版、支持してますよ。もちろん映画版も面白かった。
一般人気とマニア人気、原作自体の面白さとアニメ独自の面白さ、両立が難しいこの辺のバランスの取り方が絶妙。プロデューサーの人は、この秘密を構造解析して今後の作品作りに生かすべし!
◆ 2005年7月24日
今日は、『プリキュア』はお休み。
第16話「黒い鏡」
脚本:高橋ナツコ 絵コンテ:こでらかつゆき 演出:笹嶋啓一 作画監督:藤川太
みんなで吸血鬼映画を観ていて、リーナ(佐藤裕美)が吸血鬼に似ているという話になる。最初は冗談だった話が、どんどん真実みを帯び始め……。
みんなが恐怖に取り憑かれて、仲間のはずのリーナに対して疑心暗鬼になるってお話。っていうか、どっちかっていうと『月詠』みたいなノリか? 急にリーナがカワイくなっちゃったね。
キャラ作画も、顔が丸っこくなってほっぺもぷっくりしてて、全体的にカワイく描けてた。っていうか、こっちが本来(作監は、キャラデザの藤川さん)。驚いたりする表情も、マンガチックで面白かったよ。アポロの血を吸うって聞いてドン引きしてるシルヴィアもカワイイ。こういう表情で魅せるキャラ作画は好き。
ラスト、リーナまで合体して戦うのは、『アクエリオン』らしくバカバカしくもカタルシスある展開。
エンディングアニメが、子供の落書き調に。なんか歌ともミョーに合ってるし、微妙に怖い。
第15話「ヒューマン・ビヘイヴュア」
脚本:菅正太郎 絵コンテ・演出:山本秀世 作画監督:伊藤秀樹 メカ作画監督:大塚健
幻の健康食品、パンチャの実を食べたい!ってことでマシュー、エウレカとコントラロドの町を訪れたレントン。パンチャを盗みに入った農園で、叔父との久しぶりの再会を果たす。
いつものどうでもいい感じのユルい話かと思いきや、今後のレントンたちの関係の変化を示唆するような内容だった。
レントンのなした選択(月光号に乗る)が、否が応にも周りの人間を巻き込んでいってるって話。この叔父さんも特別悪い人間じゃないってのがいたたまれない。歳のせいか、叔父さんの方に感情移入しちゃって(泣)。その辺の責任の重さってのをちゃんとレントンに負わせていくんだろうか? やるんなら、ちゃんとやってね。
「あんなの、ニルヴァーシュじゃない」(byエウレカ)
エウレカが、レントンにあからさまな反感を持つようになって来たのもイイね。快感に身を任せてニルヴァーシュを駆るなんてことは、エウレカにとっては許せない行為なのかしら?
個人的には、エウレカはツンツンしてる方が好み。蔑むような目つきが……(笑)。
◆ 2005年7月23日
WEBアニメスタイル、「熱烈再見『佐武と市 捕物控』」、「 データ原口さんに『佐武と市 捕物控』について教えてもらおう(1)、(2)、(3)」。アニメスタイルらしく、とっても濃い記事です。作画から演出、録音スタジオからキャスティングと、いろんな切り口から分析・検証。
んで、ひさびさに観てみたくなって『佐武市』置いてるレンタル屋に行ったら、いつの間にか棚から消えてた……。ガ〜ン! こんなことなら、全部借りとけば良かった。まだ、最初の数話しか観てない。
第3話「新聞部とつげきインタビュー」
脚本:今春智子 絵コンテ:よしもときんじ 演出:土屋康郎 作画監督:Kim Yoon-Joung
着実にハートをゲットしていくバニラに対して、ショコラは連日オケラ。そんなショコラは、新聞部の西谷からインタビューの申し込みを受ける。
ああ、ちゃんと魔法界との違いっていうか、人間の心のひだの微妙さってのをショコラが学んでいくっていうエピソードをやるのね。
あと、前から気になってたんだけど、ハートを奪っちゃうと情熱はなくなっちゃうんだよね。今回、その辺の微妙な感じをショコラに語らせてたんで、後々への布石になってたりするんだろうか? “ハートを奪う”イコール“愛する情熱を失わせちゃう”みたいな矛盾に気付くとか。
ショコラが根はイイヤツなんで、観てて意外と後味が良いんだよね。
今回は、キャラの目のデカさがちょっと不自然な感じに見えちゃうところがあった。描くのが難しいキャラデザインなのかも知れない。
第10話「雨の中に錯綜する想い」
脚本:伊藤和典 絵コンテ:望月智充 演出:牧野行洋 作画監督:牛島勇二
猫おどりの当日は、朝から晴れていた。歩は、美紀に夕方から一緒に祭りに行こうと約束の電話を入れ、ひとり頭屋の森へ向かう。
「わっくん、本気で遊ぶ気だ」(by美玖)
猫おどり、ホントにコスプレするのね。うにゃにゃっ。三つ編みにネコ耳、シッポ、ミニの浴衣。か、完全装備の三姉妹だッ!! これなら、きっと読仙社にも勝てるよ!(笑) 美佳姉(鈴木真仁)は、ちょっとしか出なかったけど。
いよいよ伝奇ものっぽい感じになってきた。わっくんの怖さってのが、ちょっとずつ出て来たね。猫おどりにもちゃんと意味があったみたいだし。まだ、わっくんとどういう関係なのかは謎だけど。どっしる、しっしんは、やっぱり付喪神か。田舎の伝承の猫塚と、都会から持ち込まれた家電製品から生じた付喪神。対比になってるようななってないような。まだよくワカラン。でもオモロイからOK!
熱を押して歩に何かを知らせようとしてる美玖が、ちゃんとカワイかった。あ、あと重要なことだけど、浴衣姿になった潮音が、これまた(祭りの日らしく)間違いを起こしてしまいそうなくらいカワイく描けてたのもスバラシイ。このハレの高揚感こそ祭り!
第17話「燃えろスポーツ!☆プリンセスパーティ」
脚本:土屋理敬 絵コンテ:宮下新平 演出:小野勝己 作画監督:竹内ももこ
今回のプリンセスパーティはスポーツ対決。スポーツ万能のファインは、いつになく張り切って出かける。
原画に、相澤昌弘さん。
新キャラ(?)の、天然毒舌キャラのプリンセスソフィ(佐藤利奈)がイイキャラだ。プリンセスミルロ(すきがら沙智)も、なかなかのボケキャラでカワイかった。
一応、月の国の大臣のお話も申し訳程度にチラッと。エクリプスを、明子姉ちゃんみたいに陰から見守るミルキーって絵が、なんかミョーに笑える。お話自体は割とフツー。
◆ 2005年7月22日
今日、いつも行ってるTSUTAYAレンタルのアニメコーナーを見たら、『極上生徒会』のDVD1巻がなぜか4本も置いてあった。ちなみに、『エウレカセブン』1巻が2本、『ドクロちゃん』3巻が2本、『LOVELESS』1巻が1本、『月詠』5巻が1本、『ワンピース オマツリ男爵』は10本くらい。
『極上生徒会』の扱いの良さは、ちょっと謎。レーベルの力関係とかあるのかな?
第30話「ある決意」
脚本:中村龍 絵コンテ・演出:高橋亨 作画監督:赤堀重雄
リヒャルトの葬式は寂しいものだった。主治医のライヒワイン(永井一郎)は、彼の死が自殺ではないと信じ、ヨハンを巡る事件の真相究明を引き継ぐ。
しかし、この『MONSTER』もオッサンばっかりのアニメだな。ヨハンの謎に魅入られた者が、次第に深みにはまっていく様を観るのはドキドキするよ。永井さんの抑えの効いた演技もイイし。
作画も演出も、癖がなくて観やすい。っていうか、話が面白いんで変なことせずにスタンダードに見せるのは正解。
んで、“デカい男”ことロベルト再登場。ラストにテンマも合流。
第42話「蒼の覚醒」
脚本:本田雅也 絵コンテ:井内秀治 演出:工藤寛顕 作画監督:榎本勝紀
伏魔殿がこちら側の世界を侵しだした。鬼門からは妖怪があふれ出し、人々を石に変えていく。みんなを守るため、単身で伏魔殿に入ったリクを迎え撃つのは、他でもないマサオミだった。
原画に、近藤高光さん。
アバンタイトルで、「ウツホは絶望の世を救った救世主」だって言ってるけど、そうなの? 本編では、相変わらず“悪魔”としか言及されてないし。
リクの(平安時代の)本当の両親の話もちゃんとフォローされていくみたいね。マサオミのお姉さんの話とか、相変わらず背後のストーリーとドラマの情感の部分が上手く結合されてるんで、混乱することなく作品世界に没入できる。この辺は、他の作品も見習って欲しいところ。
マサオミも、極めドライブにバージョンアップして、本格的にマサオミ、リク、ユーマの三つ巴になっていく予感。
第3話「病む身より見る目」
脚本:金巻兼一 絵コンテ・演出:まつもとよしひさ 作画監督:華房泰堂
姫子(折笠富美子)は、いつも元気いっぱい。しかし姫子は、その見当違いな元気さでベッキーを怒らせてしまい、元気の源たるアホ毛を引き抜かれてしまった。
「アサーー!!」って、今度はムジドリ(©谷岡ヤスジ)かよ!? っていうか、前から出てたのもそうか(「全国的にCMーーッ!」)。
その他は、30分ずっとアホ毛話だった。これはこれで、そこそこ面白かったけどさ。しかし、大原さやかには酒飲みの役しか来ないのか?(笑) あとの見どころは、アニメ界にのみその残滓を見ることが出来る、ブルマでの体育シーンくらいかな?
アホ毛ネタ自体に大したオチはなかったけど、ずっと隠れてた綿貫(樋口智恵子)がラストで白骨化してたのは思わず笑ったよ。何のツッコミもなかったのが良かったな。
エンディングアニメのキャラは、もしかして毎回代わってるのか?
◆ 2005年7月21日
今年の星雲賞を獲った『前田建設ファンタジー営業部』(幻冬舎)を読む。
前田建設は、ダムやトンネル工事を請け負う本物のゼネコン屋さん。ゼネコンを一般の人にも身近に感じてもらおうってことで始まったWEB企画が元らしい(公式サイト)。趣味のサークル名かと思ってた。
お題は、『マジンガーZ』の格納庫を造る。本物のゼネコンらしく、リアルにハードに検討していく。でも、「こんなん無理」とか「他の方法でやった方が合理的」なんて言わない。あくまで「施主さんのご意向」どおりに、アニメの設定に忠実に造っていくことを前提にしてるのがいい。愛があるよね(笑)。
立坑掘るにしても、いろんな工法があって、それぞれのメリットデメリットなど素人さんにも親切に説明してくれる。役には立たないけど、読んでてとても面白いんだよね。一番の苦労は、開閉扉と昇降装置。その辺は実際に読んでみてくださいな。あと、意外と面白かったのは、ラストに出てくる工事の積算(工期・工費)。お話がお金だけに、ミョーにリアルだ。
こういうのは読んでて、夢があってイイなぁ。
第2話「水面下の情景」
脚本:武本康弘 絵コンテ・演出:山本寛 作画監督:池田和美
かなめの盗撮写真がネットに流出しているのを知った宗介は、極秘裏に校内を捜索する。一方ミスリルでは、敵対組織が“ラムダドライバ”を実戦配備しているとの想定に基づき対策を練る。
冒頭のかなめの起き抜けのシーンをみっちり描写したり、相変わらず力の入れどころを心得てる。学校でのおなじみ風景、宗介の軍事ボケとかなめの一般人ツッコミも小気味イイね。
今度の敵キャラの、大塚芳忠さんの演技はキレてるし、AS乗りと体術使いの双子の姉妹も色っぽくてナイス(篠原恵美&沢城みゆき)。大塚さんの、Czの銃口で歯茎ぐりぐりは、効果音がちゃんと「ガリゴリッ」って入ってて、ちゃんと痛そうだった。さすが、R-15指定。でも、ちゃんとコミカルさを忘れないのはイイね。
しかし、“ウィスパード”とか“ラムダドライバ”とか、用語が懐かしすぎ。そんなのすっかり忘れてたよ(笑)。
ところで、パソコンや携帯が吹っ飛ぶくらいのレーダー波をあんな間近で浴びて、体大丈夫なのか?
第15話「私が此処にいる理由」
脚本:黒田洋介 絵コンテ:転房圭二 演出:鈴木洋平 作画監督:大木良一・桜井昌宏
久遠副会長の部屋から、男と一緒に写った写真が出てきたことから、極上寮はちょっとした騒ぎになる。その日、久遠は学園外でその男と会う。
久遠さんは、奏会長を調査するスパイだったってお話。このアニメにリアリティだの整合性だのは求めてないけど、コレまた急なお話で。
奏会長は、事情を知ってて久遠を保護する目的で囲ってたみたい。貧困だの家庭の事情だのはまだいいとして、諜報機関ってなんだよ? なんか、奏会長にも超自然的な力があるらしいんだけど、いったいどういう話になるんだ、このアニメ?
演出は割とマジメに感動させようとやってるんだろうけど、観てる方としてはちょっと困るよね。っていうか、この話続くのか!?
作画は、キャラがカワイく描けてました。そこは良かった。
第2話「笑顔」
脚本:ときたひろこ 絵コンテ・演出:きみやしげる 作画監督:内原茂
大和は、朝比奈とケンカしてしまう。そこへ女たらしの友人、服部安信(大山鎬則)がやってくる。
なんで大和は広島出身なのに普通に標準語なんだよ。「ワシは〜じゃけん」って言わな言わなきゃダメだよ、菅原文太の声で(笑)。
朝比奈の声やってるの、『絶対少年』の美紀と同じ人(三橋加奈子)なのね。同じ演技なのに、印象が分かれるのは思い入れの差?
話がダサいのもあるんだけど、やっぱり演出が主人公の一人称中心なのが観ててカッコ悪い。その演技もヘボいし。
◆ 2005年7月20日
こうも暑いと、本も読む気がしない。なんか、読みかけの本ばっかりたまってくよ。
そういや、来週から「BS夏休みアニメ特選」だ。『ジャイアント・ロボ 〜THE ANIMATION〜 地球が静止する日』、『どうぶつ宝島』も要チェック。『フイチンさん』もあるよ。
監督・シナリオ・キャラクター原案・演出:木上益治 作画監督・キャラクターデザイン:荒谷朋恵 美術監督・ボード:田村せいき アニメーション制作・製作:京都アニメーション
ユメミ(三間はるな)は昔から、他人には見えない“空の浮島”が見える。でも、そんなものは、思春期の多感な少女には憂鬱のタネでしかない。ときどき、自分の頭がおかしいのでは?とも思っている。そんなユメミの目の前に、ムントと名乗る人物が現れる。世界の危機を救うために手を貸せと言われるが、ユメミは目を閉じ耳を塞ぐ。
地方アニメスタジオの雄、京都アニメーションが完全自主製作で作ったアニメ作品(だったよね?)。んで実際観てみたら、いろんな意味でフレッシュな作品になってた。
まず作画なんだけど、これは文句のない出来。作画だけが前面に出ちゃうこともなかったし。美術も、透明絵の具系のフンワリした色合いが、内容にも合ってたよ。後半の、住宅地を走るユメミが特にイイ。
次にお話。異世界ファンタジーだと思ったら、もっぱら現実世界のユメミのエピソードが中心だった。ファンタジー世界はあくまで背景に過ぎないのね。思春期の、自分の殻を打ち破って未来への希望を繋ぐっていう正統的成長テーマ。
テーマはまあいいとして、各所に散りばめられたあからさますぎる比喩とか、ストレートに出過ぎてる青臭さとか、その辺の未消化なところが気になったり。そういう稚拙なところも含めてフレッシュなのね。
あと、前半の、元老員みたいなヤツらのセリフを借りた世界の説明が過多だったと思う(背景なのに)。ぼく個人の好みとしては、もっとムントの出現が、ユメミが見てる幻なのかホントの出来事なのか結局判然としない、くらいに思い切っても良かったと思うんだけど。魔導国の説明を中途半端に詳しくしすぎ。その辺は、もっと判らなくてイイよ。
でも、全体としては爽やかな雰囲気で意外と嫌味になってない。涼芽(佐々木彩乃)の“結婚”のエピソードも、それ自体はベタだけど、描写が淡々としてたのが良かったね。カメラも引いてるし、涼芽も話さない。ラストも、一瞬希望が見えた(気がして)ちゃんと元の日常に帰るって辺りが、なかなかに感動的だったよ。この辺の抑えた感じは好き。
続編もあるみたいなんで、そっちもそのうち。
第16話「発明王」
脚本:田村竜 絵コンテ・演出:山口美浩 作画監督:亀田義明
輝きの森へ行くには、目の前の千尋の谷を越えなければならない。しかし、谷には猛烈な風が吹き、行く手を阻む。そこへ、飛ぶ機械に乗ったおばあさんが現れる。
モニカ婆さんがなかなか粋なばあさんで、観てて単純に面白かった。あの機械がどう見ても飛びそうにないとか、まあその辺は置くとして……。
ソーマとの仲がたいした波乱もなく友情にたどり着いちゃってるのは、ちょっと物足りない気もするけどね。宮原永海さんの演技があんまり上手くないんで、友情の表現も薄っぺらに見えたり(「ソーマ、疲れてない?」の辺)。
来週からは、ついに輝きの森編かな?
◆ 2005年7月19日
WEBアニメスタイル、「井上俊之『ギャートルズ』と作画を観る喜び」。『ギャートルズ』が熱いなぁ。熱いのは、ここ(アニメスタイル)だけなんだけど。
やっぱり、ポイントはこの辺かな?
井上 (もし今、『ギャートルズ』を描けるなら)色んな事を発想して作画するという、自分に一番欠けてる部分を伸ばすことができる。そういう素材だと思うんだけどね。
―― それは井上さんだけでなく、大半の今のアニメーターさんに、欠けてる気がしますけどね。
井上 そうだね。今は、自由に何をやってもいいって作品って、ほんとにないよね。
第16話「追憶の銃弾(ワイルドブリッド)」
脚本:小山田風狂子 絵コンテ:うえだしげる 演出:安東信悦 作画監督:小嶋悟司
レンと合流したクーたちは、船に乗り換え、エディルガーデンがあるという地を目指す。
こんどは(海に浮かぶ)船の旅なのね。空賊なのに……。
シスカの元同僚(田口宏子)が敵だったって話。話自体はありがちだし、アクションもそこそこだったんだけど、歌を叙情的に使ったやり方が効果的だった。水樹奈々も唄ってたし。おかげで、割としっとりした印象の話に仕上がってたよ。
カオスクワイアってのとアークエイル、両方から狙われるハメになっちゃったのね。ドラマ上の背反する思いってのを主人公じゃなくシスカに負わせてるのが、どうかと思うけど。クーはあくまで子供ってことなのかな。
第41話「再会、一護とルキア」
脚本:高橋ナツコ 絵コンテ・演出:有冨興二 作画監督:砂川則博
夜一に保護された一護。ホロウの面が一護の命を救ったという。面は前に捨てたはずだという一護の言葉を聞き、夜一の表情が変わる。
ネコだけど、表情が変わる。っていうか、夜一さんの本当の姿、初公開。声は、雪野五月さん。女ってのは事前情報で知ってたけど、想像してたよりスレンダーだった。すぐに服を着ちゃったのは残念(笑)。雪野さんの「〜じゃのう」喋りが思いのほか色っぽかったり(笑)。
サブタイの通り、一護とルキアが再会(って、放送時にはサブタイ表示ないんだけど)。ああいうキャラだけに、涙の再会って感じではなかったけど。白夜兄さんは、斯波家とか、夜一さんともなにやら因縁があるみたいね。一護も、なんかそういうのに関係あるっぽい。
夜一さんに、ふたりの再会、白夜兄さんの千本桜と、内容的にもたっぷりで見応えがあったよ。作画的にも、キャラへのカメラ360度回り込みが見られたしね。
第37話「サバイバル!! 無人島のパン職人!」
脚本:下山健人 絵コンテ:山本恵 演出:山田徹 作画監督:澤田貴秋
2回戦は無人島で、サバイバルをしながら甘〜いパンを作る勝負。しかし、日本チームは霧崎オーナーの手回しで不利な条件下でのスタートとなる。
いよいよパン作りに関係のない展開になってきたような。しかも、島はポリネシア? フランスからなら大西洋じゃないの? とか、いろいろ突っ込みたいけど、まあいいや。
男の裸作画が熱かった。
エジプトチームは、もちろんピラミッドでファラオ。ミイラ男がいないだけ、まだ常識があったってことか?(笑)
霧崎オーナー、声が立木文彦な上に、あごひげにサングラス。やっぱりオイディプス的トラウマを持ってたりするんだろうかねえ。とりあえず、つづく。
◆ 2005年7月18日
「We're on mission from God.」ってワケで、『ブルース・ブラザーズ』はやっぱりイイなぁ。
結局、最後まで観ちゃった。
第20話「こんどは磔! ロング・ジョン」
脚本:山崎晴哉 絵コンテ:今切洗 演出:高屋敷英夫 作画監督:杉野昭夫
ジョージ(千田光男)たちの裏切りにより磔にされたシルバー。明日の朝には火あぶりにされる運命だ。
原画に、大橋学さん。
磔にされながら口だけで形勢を逆転させていって、ついには他の海賊たちを服従させてしまうシルバーのハッタリが、オシッコちびるほど気持ちいい! ケチな海賊たちとは格が違うってのがバッチリ描写できてたよ。カッコイイ! 抱かれてもイイ!
「なあジョージ、叛逆なんてのはな、ハッキリとした計画と展望がなければ人はついてこねーんだよ」(byシルバー)
ジムがシルバーに惚れ直しちゃってるのがまた、観てるこっちの気分と上手くシンクロするんだよね。入射光がまぶしいぜ(笑)。
シルバーに対峙するリブシー先生@家弓家長の声も渋くてカッコイイ。
第21話「生きてりゃこそのお宝よ!」
脚本:篠崎好 絵コンテ:さきまくら 演出:竹内啓雄 作画監督:杉野昭夫
ついにシルバーたち海賊とトレローニ・リブシー連合との宝探し競争が始まった。未だ囚われの身であるジムは、シルバーと行動を共にする。
シルバー一行が地図の場所にたどり着くって話。再びシルバーの生への執着(宝への執着)と、そのまわりに忍び寄る死って対比が描かれてる。
ナイフ使いのグレーがシルバーに負けるところは、かなりあっさりしてた。ジムがシルバーに感じる執念の底知れなさってのがイイね。あと、お宝を目の前にした海賊の顔も、かなりイイ顔してた。アンダーソン(加藤修、現:加藤治)の海賊らしい最期もスバラシイ。
子供向けだからって甘々に改編しない出崎さんの哲学が現れてるよね。
第22話「海賊死んでガイコツ残る」
脚本:篠崎好 絵コンテ:さきまくら 演出:高屋敷英夫 作画監督:杉野昭夫
ついに掘り出された宝の箱。しかし、その中にはガイコツが一つ入っていただけだった。怒り狂った海賊たちは、ジムを縛り上げようとする。
「これは謎だ、フリントの親父が仕掛けた謎だ、なあジム!?」(byシルバー)
海賊たちがガイコツ島で、トレローニ・リブシー連合とついに対決するって話。結果的に、シルバーのジムへの甘さってのが最後に命取りになっちゃう。こういうところが、シルバーのキャラとしての憎めなさに繋がってるんだけどね。
ベン・ガン(肝付兼太)のフリント船長の声マネってネタは、こっちもあっさり目だった。ネタ的にオイシイのに。シルバー以外の描写は、総じてあっさり目なのね。
◆ 2005年7月17日
だぁ〜、本格的に暑くなってきたな〜。
最近、新コーナーも増えて更新頻度がバンバン上がってるWEBアニメスタイルから、CD NAVIGATION 『仮面ライダー響鬼』。佐橋俊彦さんに関する記事が、異様に熱い。思わずCD買いたくなるくらい熱い!(笑)
本編も、ちょっと未見の回がたまってるんで、頑張って観よう。
第15話「初恋のアクエリオン」
脚本:大野木寛 絵コンテ:山中英治 演出:友田政晴 作画監督:武本大介
ピエール(小野坂昌也)の元に手紙が届く。兄が結婚するというのだが、その相手はピエールの初恋の相手だった。
ピエールがやりたい病にかかるってお話。上の空で、いろんなモノをパッコンパッコンさせるピエールが笑えた。
ここ最近、割とマジメな話が続いてたんで、今回みたいなバカバカしい回がひさびさに観られて嬉しくなったよ。ピエールの家族の話なのに、重くならなかったのもナイス。
不動司令の“人”という字の解釈も、久しぶりにワケ判んなかった。天に向かってドリブルするピエールも、もっとワケ判んなかったし。でも、無理矢理説得される感じが「気持ちいい〜」。
ラテンな音楽と、中原麻衣声の(ラテンな)妹っていうのが、話のアホらしさをさらに加速しててステキ。バトルシーンラストの、教会の鐘が「リ〜ンゴ〜ン」ってのも、安いハリウッド映画みたいでイイなぁ。「ブラボー」じゃねーよ(笑)。お約束のオチも。
第14話「メモリー・バンド」
脚本:佐藤大 絵コンテ:京田知己 演出・作画監督:水畑健二
損傷を受けた月光号は、低空低速の航行を余儀なくされる。クルーたちは、それぞれの思索に没入する。
1クール終わりで総集編。上手いことまとめてあって、ストーリー、謎に関する情報の整理にちょうど良かった。ホランドの造反の詳細がちょっと明らかにされたり、新しい事実も提示されてたしね。月光号は、軍の“存在してはいけない船”だったのね。エウレカの話に触れてなかったのは、意図的にそうしてるんだろうね。
ストナーが「我々は現象にはなりえない」って言ってたけど、ただ唯一レントン(もしくはレントンの姉さん)だけが“現象そのもの”になりえる存在なんじゃないか、とか思ったり。
オープニング・エンディングが総取っ替え。割とフツーなか? 前のがOP・EDともに、これぞ『エウレカセブン』って感じだったんで、ちょっと残念。オープニングの作画は引き続き良かった。
第23話「闇の力をはね返せ! 希望がくれた新たな力!!」
脚本:川崎良 絵コンテ・演出:川田武範 作画監督:生田目康裕
知恵の書が指し示す場所を探してひょうたん池にやって来たなぎさとほのか。しかし、それらしい場所は見つからない。
原画に、冨田与四一さん。
宝探しみたいな話。長老と石の番人が、光の園でうだうだやってるだけってのも、らしいと言えばらしいよね(笑)。いつのまにかバルデスが敵の中で最強って話になってるのか。そんな設定だっけ?
それはともかく、バトルシーン(パワーアップ後)にキレがあった。新しいバンクシーンは両手をクルクル回すのが面白いね。もちろん新製品、スパークルブレスの紹介も抜かりなく。「みんな(山の木々?)が泣いてる」ってのも、なんの前振りもなく唐突で良かった(笑)。
一番笑ったのは、スパークルブレスのTVCMラストの“メポミポモード”(ブレスを振るとメポミポ言う(笑))。
来週再来週とお休み。夏休みに放送休止は、番組的にイタイね。
第16話「キスできたらイイナ!」
脚本:山田隆司 絵コンテ:森脇真琴 演出:山田一夫 作画監督:本田辰雄
歌は柊先輩をデートに誘うことに成功。しかし、約束の時間になっても先輩は現れない。
柊様がメインなんだけど、今回はジェラシーに狂うバク(前田登)が存外面白かった。
中学生らしく純粋な歌たちと、痴情をもつれさせる柊様とポルシェの女との対比が良かったね。後半のキスしてして大車輪も、いつも通りハイテンションだったよ。ここでも、やっぱり一番強いのは天然系のマイメロってー話。クロミちゃんはやっぱり、いぢめられてる方が見てて楽しいね。
◆ 2005年7月16日
第2話「かえるとねずみのラブバトル」
脚本:吉田玲子 絵コンテ・演出:今千秋 作画監督:大西貴子
さっそく使い魔を呼び出すことにしたショコラとバニラ。でも、現れたのはバニラの使い魔のブランカだけ。ショコラの使い魔は?
第1話に続いて、使い魔召喚っていう定番的展開。
ショコラの頑張りが空回りして、男子にはますます引かれて女子人気だけが上がっていくっていうのが、微笑ましくてカワイイ。憎たらしい男子をギャフンと言わす(古い)のも、見てて気持ちが良いよ。
結構バンバン魔法使ってるけど、バレたら魔女ガエルにされるとかそういうレギュレーションってないのかな? 一応記憶消してるからOK?
作画も、動き、キャラともに良かった。
第9話「いつだって優先順位の問題」
脚本:川崎美羽 絵コンテ・演出:高橋滋春 作画監督:田中正弥
田菜の町は、町最大のイベント“猫おどり”を明日に控えて準備に大わらわ。歩は、美紀と潮音からそれぞれ祭りに誘われる。が、猫おどりの日はわっくんとの約束がある。
美紀が歩を恋愛対象として見てるとは思わなかった。
現世での関わりである美紀、潮音と、あっちの世界との関わりであるわっくん。ともに猫おどりを期限に歩の選択に委ねられる形になったね。ポンチョの歩は、過去にも何かこういう選択をしたんだろうか。その辺は、両親の離婚と何か関わりがありそうな予感。
鏑木の坊ちゃんが言ってたとおり、歩が町(共同体)にとってはマレビトであって、いつか去っちゃう身だってのがポイントかな。
第16話「ミルキー大ピンチ☆エクリプスの正体」
脚本:中瀬理香 絵コンテ:河本昇悟・佐藤順一 演出:室谷靖 作画監督:西位輝実
エクリプスの正体は、プリンスシェイドだった!? そのことを知ったプリンセスミルキー(こじまかずこ)は、ファインたちにエクリプスは決して敵ではないと知らせようとする。
黒幕は大臣みたいだけど、なんかホントに普通の話だなぁ。もっとなんかこう、大きい意思なり力なりが働いてると思ってたんだけど。ふしぎ星自体がかなり人工的な世界だから、この世界の成り立ちとも関わりのあるでっかい話かと。
お話としては、ふたりが“救い人”として、ムーンマリア様(潘恵子)から新アイテムの羽根のミューグラムをもらうってのがメイン。
佐藤順一さんコンテ回(共同)だったけど、話自体は割と普通。作画は、キャラがカワイく描けてたよ。
◆ 2005年7月15日
オビワン「何故だアナキン!? 何故、暗黒面に取り込まれてしまったんだ!」
アナキン「暗黒面は、僕の望んだ力を与えてくれる。僕は、もっと力が欲しい!」
オビワン「どうしてこんな事になってしまったんだ。お前は選ばれし者だったのに……」
アナキン「お別れだ師匠。もうジェダイも評議会もウンザリだ」
オビワン「シスの暗黒卿はわれらの討つべき敵だった。その敵に取り込まれるとは。そんなにシスがいいのか、アナキン。お前は、お前は……」
「お前は“シスコン”だったんだなーっ!」
アナキン「くっ……、ウオオオオーッ!」
アナキンの心に怒りの炎が燃え上がった。ダース・ベイダーの誕生であった。
ヨーダ「恐ろしいことじゃ。生まれた息子のルークも“シスコン”にならなければ良いが……」
製作総指揮・監督・脚本:ジョージ・ルーカス 製作:リック・マッカラム 撮影監督:ディビッド・タッターソル SFX:ILM 音楽:ジョン・ウィリアムズ
はるか昔、遠い銀河のかなたで……。
クローン戦争から3年、分離主義者の勢力拡大で共和国は危機に陥っていた。オビワン=ケノービ(ユアン・マクレガー)とアナキン・スカイウオーカー(ヘイデン・クリステンセン)は誘拐されたパルパティーン最高議長(イアン・マクダーミド)を救うべく敵の船に潜入し、そこで再びドゥークー伯爵(クリストファー・リー)と対決するが……。
ああ〜、アナキンがだんだん暗黒面に吸い寄せられていく〜。待望のシリーズ完結編は、なかなかすさまじい結末となりました。ダース・ベイダー誕生の悲劇を描いた新シリーズでしたが、アナキンのあせりや不満、葛藤などがていねいに描かれていて見ごたえありました。
意外だったのがパルパティーン最高議長(後の銀河皇帝)の活躍でした。「私は君の力を認めている」と言葉巧みにアナキンの心の隙間に入り込み、彼を暗黒面に誘いこんでいく様子が、まるで新興宗教の勧誘のようで感心しました(笑)。ライトセイバーを使うと結構強いし。アナキンのほうには自分の力を認めてくれない評議会への不満があり、また愛するパドメ(ナタリー・ポートマン)が死ぬのを防ぐための力を欲していたこともあり、見事に引っかかってしまいました。常に自分の欲望を抑える修行をしているジェダイの騎士の弱点を見事に突かれてしまいましたなあ。
2,100カットを越すデジタル処理をしたという非常に密度の濃い画面。常に画面のどこかでクローン兵やドロイドが動いているので見返すたびに新しい発見があると思います。ヨーダvsパルパティーン、アナキンvsオビワンの戦闘シーンは特に物凄い。ライトセイバーの透過光がまぶしすぎて目にしみる〜(最近アニメで透過光使わなくなったからなあ)。R2-D2も今回は大活躍でかわいいです(武器も装備してる)。
名場面のひとつが、パルパティーン議長の宣言シーン。「共和国は解体・再編成し、これよりは第一銀河帝国とする!」。おおーっ、遂に帝国軍の誕生だ〜。そして、オビワンと死闘を演じたアナキンは悲惨なことに……(おっと言わないでおきましょう)
第1作の公開から四半世紀、遂にスターウオーズは完結したわけですが、活字SFをたくさん読んできた人ほど、「よくぞ、ウソの世界をここまで見事に映像化してくれた」と思ったことでしょう。スターウオーズがSFの代表作という評価には抵抗を感じる人も居ますが、一般のファンにSF作品に関心を持つきっかけを作ったという意味では大きな貢献があったと思います。
第41話「ウツホ復活」
脚本:江夏由結 絵コンテ:信天翁経堂 演出:安川勝 作画監督:鈴木幸江
戦いは終わった。しかし、リクの心に平穏は訪れない。「本当にこれで平和になったのかな?」(byリク)。
リクがマサオミのことを思い出すところが総集編部分にもなってるんだけど、リクのウジウジした未練がましさが感じられるという副次的な効果もよく出てて良かった。
後半の、リクとユーマの理由なき戦いも良いね。とくに、リクとユーマが途中、バックが星になってお互いを見つめ合うところが。リクとユーマ、コゲンタとランゲツの白虎同士、そして闘神師と式神っていう、想いの重層構造ってのがそのまま画面になってる感じが面白かったよ。
「悪魔が復活した……」(byヤクモ)。伏魔殿が現実世界を侵し始めたところでつづく!
第2話「会いたくて」
脚本:鈴木雅詞 絵コンテ・演出:細田直人 作画監督:中村和久
美女3人を独り占めにしたと、稟は親衛隊の面々に追われるハメに。何もかもが煩わしく感じた稟は、ひとりでゲームセンターに行く。そこで稟は、ひとりの少女(ひと美)と出会う。
新キャラ、ホシノ・ルリちゃん登場(笑)。
第1話に続いて、レイアウト・芝居付けともに凝ってる。教室とか、ワザと書きにくいレイアウト取ってるとしか思えない。ちょっとロング目で机の足や椅子と、後ろの生徒たちが一画面に入るってカットとか、いかにも描くのめんどくさそう。この辺は、コンテ切ってる細田さんのこだわりなのかな? でも、『花右京』とかで細田さんがメインで入ってた回ほど作画の魅力だけで引っぱっていけるワケでもないし……。
あと、こういうベタな設定なのに、主人公が変にストイックなのはやっぱり変だよね。ササキバラ・ゴウさんの“萌え論”をなんとなく思い出したり。とりあえず、女の子の数だけは増えていく。
このアニメは、細田さんのやりたい方向性と合ってるのかねぇ? アクションもないし。
第2話「紅は園生に映えても隠れなし」
脚本:金巻兼一 絵コンテ:森山ゆうじ 演出:森山雄治 作画監督:もりやまゆうじ
ようやく授業にも慣れてきたレベッカ。でもいまだにクラスの生徒の名前を覚えられない。そんなレベッカは、桃瀬くるみ(植田佳奈)を“地味”と呼び、ひどく落ち込ませてしまう。
今回から付いたオープニングアニメがオメガカワイイ!(笑) デザイン的なエッジ感は『月詠』以上かも。好き。オープニングディレクターが尾石達也さん、原画に吉成曜さん。折笠富美子さんメインで唄う(?)曲も、カワイくてナイス。
内容も、観てるこっちが慣れたのか森山さんの演出が個人的に合ってたのか、第1話よりずいぶん面白く感じたよ。画面の情報量も整理されてて観易かったし。パロディが、水木しげる、サザエさん、タイガーマスク、あしたのジョーなどなど、古かったのもツボ。とくに、毎回、なにか大きな話があるわけじゃないのね。
キャラのアップで影がBL(黒)になったりするカット(ロボ子のピンチのシーン)なんて、新房アニメのセルフパロディみたいになってて、そういうのをパッと持ってくる森山さんのセンスを感じたね(褒めすぎ?)。教員室がいつも同じカメラポジションってのも、全体とのバランスでいいアクセントになってたよ。
◆ 2005年7月14日
WOWOWのノンスクランブル枠は、相変わらず放送時間が一定しない。なんか恨みでもあんのかね?
京都アニメーションの新作『フルメタ』第3弾も始まったことだし、ずっと気になりながら観てなかった『MUNTO』を買ってくる。まだ観てないけど。観たらまたレビューします。
原作:賀東招二 シリーズ構成:賀東招二 キャラクター原案:四季童子 キャラクターデザイン・総作画監督:堀内修 メカデザイン:海老川兼武・渭原敏明 音楽:佐橋俊彦 美術監督:鵜ノ口穣二 アニメーション制作:京都アニメーション
第1話「終わる日々」
脚本:賀東招二 絵コンテ・演出:武本康弘 作画監督:堀内修
宗介(関智一)たち“ミスリル”はバクリ共和国の内戦に介入、難民救出の作戦に就いていた。宗介たちの作戦は順調に思われたが、政府軍の反撃は想定外の最新鋭兵器だった。
『フルメタ』アニメ3作目。制作は、前作『ふもっふ』でその名を知らしめた京都アニメーション。っていうか、1作目もなんかもう遠く昔になりにけりって感じで。原作は未読。
いきなりの戦闘シーンの連続で、有無を言わさない格好良さ。いやいや、興奮したよ。ミスリルの装備が桁違いに強いってのがちゃんと判るように描いてるし、ミスリルに拮抗しうる敵対勢力の存在を匂わしつつ終わるところとか、主要キャラたちを一通り登場させる手法も手際が良い。説明しすぎないのが潔いよ。
作画も、敵アジトを跨いで駆けていく宗介のASとか戦車との市街戦とか、カッコイイシーンが散見された。爆発のエフェクトも良かったよ。というより、全体的にクオリティ管理が行き届いてて、良い悪いが突出してないのがスバラシイ。
かなめ(雪野五月)が書いたんであろうノートの注意書きを見て微妙な表情をするテッサ艦長(ゆかな)とか、その辺の演出も判りやすい。ま、説明はあんまりないけど、メジャー作品の第3弾ってことで「みんなもう観てるよね」ってことなんだろうね。
ムダのない理想的な第1話でした。ツカミはOK! お話も面白くしてね!
第14話「極貧生徒会」
脚本:黒田洋介 絵コンテ:浅見松雄 演出:清水一伸 作画監督:田村正文・岡野幸男 総作画監督:下谷智之
みなもの破壊活動のおかげで、極上生徒会は貧窮を極める。そんな中、みなもの提案で、窮状を脱すべく生徒会で劇をすることに。
みなもちゃんのすることなす事、みんな褒めちぎる聖奈さん(佐久間紅美)が、バカ親みたいでいちいち笑えるなぁ。「甚だ遺憾ながら」も、会長のためにと頑張る奈々穂さんが、なぜか可笑しくて笑った。
いつものようにアホらしい話だけで済ませとけばいいのに、なぜかみんなにハードな(そして、定型的な)背景を負わせたがるのね。この辺は興ざめ。この子は心臓が悪いのなんて話で、本気で感動したりするひといるのかね?
保健の先生が、「青春見せつけないでよ、うらやましいやら恥ずかしいやら」って言ってたけど、観てる方は全然そんな気持ちにならない。
ラストがバカバカしかったのは、まあプラス。
監督:福冨博 シリーズ構成:ときたひろこ キャラクターデザイン:志田ただし 美術監督:河合泰利 アニメーション制作:スタジオコメット
第1話「期待」
脚本:ときたひろこ 絵コンテ・演出:福冨博 作画監督:石田啓一
秋月大和(中村太亮)は広島から高校進学のため上京。下宿先のアパートは、親戚の経営するレディースマンション。そこで大和は、朝比奈涼風(三橋加奈子)という同級生に出会う。
『マシュマロ通信』の、福冨博監督とスタジオコメット。
ああ、なんか80年代っぽいというか。設定からキャラから演出から、何から何まですべてが懐かしい……。かといって、面白いかというとコレまた別。
一応スポーツものになるんだろうか? 観てて、お話も作画もピンと来るところがないなぁ。演出も、主人公がいちいち思ってることを全部セリフで言っちゃうっていう、あんまり好きじゃないタイプ。こういうの観てるとイライラする。ちょっとツライです。
エンディングアニメが変。横尾忠則? やっぱり、スタジオコメットはなんかいろいろ間違ってると思った(笑)。
なんかもう、全体的に“ダサい”っていう印象しか受けなかったよ。コレ、原作マンガ人気あるの?
◆ 2005年7月13日
桜坂洋『よくわかる現代魔法 たったひとつじゃない冴えたやりかた』(スーパーダッシュ文庫)、読了。
やっと5巻目まで追いつきました。ここで一応“魔女のライブラリ編”が完結。
魔法のコードをパソコンのCPUで走らせ発動させる“現代魔法”ってアイデアが面白い。1巻読んだときは、もっとプログラミングの話とかCPUの話とか、マニアックにやってくれると思ってたんだけど、意外とそっち方面はあっさり目だった。ま、ぼくもそっち方面は知識無いですけど。ライトノベルの王道らしく、キャラの魅力とテンポのいいアクションとで繋いでいく感じ。
5巻に至るまでの書き方とか見てると、かなり計算して書いてるなぁって感じる。面白くないってワケじゃないよ。それぞれにキャラの魅力をキッチリ書ききってる。魔女のライブラリの話も、無理なく繋がってるし。
あんまり魔法とかコンピュータ関連のマニアックな話にしちゃうとやっぱり売れないんだろうか? え、なんか気のない書きようだって? いや、面白いですよ。面白いが故に、もう一歩って贅沢言っちゃうんだよね。
今回は、美鎖の弟聡史郎がメイン。そうか、そういう秘密が……。今度は、こよみがひとりで活躍する話とか読んでみたいと思われ。
第15話「沈まぬ太陽」
脚本:高橋ナツコ 絵コンテ:井上栄作 演出:藤瀬順一 作画監督:鳥宏明・白南烈
長旅と心労とでポポの疲れは限界に来ていた。そこでソーマは、少し遠回りして、薬草の採れるある村に寄っていくことを提案する。日の沈むことのないその村は、ソーマの故郷だった。
ソーマの過去の秘密が少し明らかに。ソーマのお母さんは、白夜岬でモンスターユニオンのエージェントになったのね(違います)。ソーマの孤独のワケが判ったよ。ポポと言い合いながら仲良くなってていうのは、定番だけど微笑ましい。
普通の森の民だった者が、どういうきっかけでアダーの手先として暗黒面に落ち込んでいくのか、その過程こそが知りたいよ。「儚い夢さ……」ってセリフからも、やぱりロマンチストが故にニヒリズムに落ち込むのかな?
今回で区切りがつく話かと思ってたんで、ちょっと拍子抜け。ま、後々に。
◆ 2005年7月12日
いつものように原付で走ってたら、鳥の糞をひっかけられた。
鳥っていっても、スズメとかそんなカワイイもんじゃなく、バシャッって感じでかなりデカい糞だった。しかもヘドロみたいなニオイが臭くて臭くて、「運がつく」とか言ってられないくらいみじめな気持ちになったよ。
第40話「ガンジュの見た死神」
脚本:十川誠志 絵コンテ:津之田三蔵 演出:宮田亮 作画監督:菊池聡延
剣八の突きで一護は倒れる。しかし、一護の最後の一撃は剣八の斬魄刀を折り、その肉をも断っていた。「何が『悪いみんな』だ。てめえの勝ちだ、バカ野郎……」。
ああ、一護勝ってたのか。っていうか、相打ちだけど。ガンジュがルキアに会うの巻。
やちる(望月久代)と剣八の過去話は、良く判んなかったな。一方、ルキアとガンジュの因縁ってのはなかなか面白かった。予想はついてたけど。ルキアは昔からなんとなく生きる気力に欠けてたのね。
話は引き続き盛り上がってる。
第36話「スピード勝負!! アレでチンしてッ!」
脚本:川瀬敏文 絵コンテ:東海林真一 演出:小倉宏文 作画監督:しんごーやすし・杉本幸子
60分以内でおいしいパンを! 和馬が取り出したのは、なんと電子レンジ。「暖め直すんじゃねえ、作るんじゃよ。電子レンジパン、ジャぱん3号をな!」(by和馬)。
一週空けて観た『ジャぱん』はやっぱりバカバカしかった(笑)。ああ、下らねえなぁ(褒め言葉)。
ピエロのリアクションならぬ過去語りは、ずっと続くんだろうか? 何か最後にオチとかあるんだろうなぁ。あ、今回はちゃんとオチがありましたよ。
電子レンジパンは、ちゃんと出来るのかも知れないけど、“ジャぱん”ならではの美味さっていうかプラスαがないのね。ちょっと残念。作画は、コミカルな面白さが見られた。今回もブラッド・ピット似のキッドさん登場。吹き替えはもちろん、堀内賢雄さん。
第19話「コレで最期か? 不死身のシルバー」
脚本:山崎晴哉 絵コンテ:さきまくら 演出:竹内啓雄 作画監督:杉野昭夫
狂ったハンズを倒そうとしたシルバーは嵐の海へ飲み込まれる。そして、嵐を乗り切ったヒスパニオラ号は、砦と反対側の岸にたどり着いていた。
ドッコイ生きてたシルバー船長。ジムも海賊の手に落ちちゃうって話。
ジムがシルバーを、シルバーがジムを、敵ながらお互いに想い合ってるっていうのがイイね。シルバーが唯一、真の男と認めてるのは、仲間の海賊じゃなくジムだってこと。男と男の信頼ってーヤツね。熱いぜ、ちくしょう。
今回もシルバーが仲間から“黒丸”(海賊の絶縁状)を突きつけられてピンチ。『宝島』の面白さは、シルバーの口八丁手八丁で相手を丸め込んでピンチを脱するってところだよね。
シルバーの大立ち回りも、迫力あった。思わず一緒に拳闘をやろうかと思ったくらい(笑)。
◆ 2005年7月11日
WEBアニメスタイル、「初のビデオソフト化『はじめ人間ギャートルズ』予約締切日が迫る」。
意外にも、初ソフト化なんだね。小さい頃は、(関西で)再放送やっててよく観てたけどね。とくにムービー作品はしょっちゅう再放送やってたよ。夏休みの朝は『ど根性ガエル』だったし。
最近は、アニメも再放送自体あんまりやらない気がするなあ。他の地方は知らないけど。昔の作品はCSに移ってるのかな?
第22話「闇に瞬く」
脚本:吉永亜矢 絵コンテ:須永司 演出:安田賢司 作画監督:菅野宏紀・高橋久美子 メカ作画監督:ねこまたや
クラウたちの前に現れた才藤長官のリナクス部隊。アヤカの機転で辛くも逃げ出すが、リナクス部隊の追撃は止む気配を見せない。
原画に中村豊さん。
コレまたいきなりなリナクス部隊登場。実験は失敗続きなんじゃなかったのかよ!?
今回心変わりしたレーゲルもそうなんだけど、この世界に出てきたリナクスって、結局“人間”になっちゃうんだよね。この世界とのインターフェイスとして人間の心を媒介にしてるからなんだろうけど(記憶・人格もある程度受け継ぐ)。んで、“人間”になっちゃった時点で相互理解も可能だから、人間と別の生命体としての落差がほとんどないのね。ま、あんまりその辺がテーマじゃないみたいだけど。
外の世界に出たいだけのリナクスと人間との不幸な出会いってのが主題になってる分、その辺の曖昧なところが今回なんとなく気になっちゃいました。
第23話「最後の光」
脚本:吉永亜矢、入江泰浩 絵コンテ:入江泰浩 演出:笹木信作 作画監督:小森高博 メカ作画監督:ねこまたや
天箕博士は憂鬱だった。半生を捧げたリナクス研究は、結局不幸しか呼ばなかった。そこへダグが現れる。「クラウを助けてやってください、天箕博士!」。
原画に岡村天斎さん。
ウォン警視正再登場。これまた唐突だけど。才藤長官更迭とヴィントの復讐とで、話はなんかバタバタした印象。結局、才藤長官の動機もエラく薄っぺらい感じのものになっちゃった。
最初の頃のアヤカみたいな、リナクスに対する一般の人々の反発みたいなところが重要だと思ったんだけど、その辺のところは“無かったこと”になっちゃったね。人間対リナクスって話じゃなく、いつの間にか才藤長官個人の話にすり替わっちゃった感じ。
アクション作画が良かった。ヴィントがタタタっと走って床材がバリバリとめくれるカットはスバラシイ。キャラも、アヤカがいつもより美人に描けてたよ。
天箕博士は、結局最後までウジウジだった。第24話(最終話)「さよならの前に」
脚本:吉永亜矢、入江泰浩 絵コンテ:入江泰浩 演出:入江泰浩、佐藤育郎 作画監督:伊藤岳史 メカ作画監督:ねこまたや
クラウはリナクスたちと共にいなくなってしまった。残されたクリスマスは、フランク夫妻の許で穏やかに暮らしていた。でも、彼女に本当の笑顔は戻ってこない。
クラウがすべてを引き受けて退場。クラウはもうリナクスじゃないし、ヴィントもリナクスじゃなくなった。
リナクスだったクラウがいなくなった喪失感がよく出てて、叙情的なラストになってた。静かな哀しみを伴って、穏やかな日常に再帰していくっていう描写はなかなかに感動的。
人間のクラウ、ダグ、アヤカ、ウォンたちは、(元の、もしくは新たな)家族の許に帰っていくけど、たったひとりのリナクスであるクリスマスには、家族でも恋人でもなく、リナクスとしての対(つい)が必要だったんだね。ラストにそこをちゃんと見せたのは、首尾一貫してたと思う。ここは掛け値なしにエライ。パチパチパチ。
BONES謹製のオリジナルSF作品として期待して観たんだけど、良くも悪くもBONESらしい仕上がりだった。割と高値で安定してる作画とか、スッキリしたシャープな画面の仕上がりとか、シリーズ構成のユルい感じとか……。
いろいろ言われてるけど、好きか嫌いかで言えば「好き」なんですよ、コレが。観ててすごく落ち着くんだよね。過剰な萌え要素や押しつけがましいサービスシーンがないアニメが、観ててこんなにストレスがないなんて! ヘンなデザインの制服やありえない髪の色をしてないってだけで、こんなにすんなり感情移入が出来るなんて! って、オレってアニメ嫌いなのか?(笑)
冗談はさておき、女性のスタッフがメイン(キャラデザ・シリーズ構成)で入ってるからなのか、クラウとクリスマスのスキンシップの描写なんかも嫌味なく描けてたし、話自体も上品で、そういうところに好感が持てたのは確か。っていうか、そここそが好きだったのね。クリスマスもちゃんとカワイかったし。
テーマ的にも、人間にとっての家族とリナクスの対とが対比できてて、判りやすくて良かったよ。途中の話が長い分、ちょっと薄まってるけど。それなら最初の数話と、ラストの数話でいいんじゃないかって……。ああ、ダメだダメだ、今回は褒めるんだ(笑)。
オリジナル作品が難しいご時世に、あえてこういうマーケティング的に不利っぽい上品なSF作品をやってくれたBONESの姿勢には共感を覚えますよ。これからも頑張ってください!(って、レビューじゃねーな)
◆ 2005年7月10日
第14話「光る影」
脚本:黒河影次 絵コンテ:白河明次 演出:田中孝行 作画監督:鷲田敏弥・山崎秀樹
シルヴィアは、夢でアポロになっていた。アポロになったシルヴィアは、親友バロンとの出会いと別れを体験する。
白河明次ってのは、河森さんのペンネームらしい(黒河影次のもじりだって)。
テーマは見えない心。んで、今回の敵が光学ステルスで“見えない敵”。後半は、アポロが見えなくなっちゃう。なんか、深いんだか浅いんだか(笑)。変わり身の術は笑った。
シルヴィアはじめ、キャラたちの間ではまだ過去生がだれなのかは確定してないのか? 過去生やらエレメント同士の記憶が、自分の記憶や感情と混じってしまうってのは面白かった。
ラストの「アポロ!!」から音楽がかかってってあたりは、観ててカタルシスあった。最終回かと思ったよ。
第13話「ザ・ビギニング」
脚本:野村祐一 絵コンテ:宮地昌幸 演出:吉本毅 作画監督:佐々木敦子・石田可奈 メカ作画監督:ねこまたや
コーラリアンは消えたが、エウレカは気を失ったまま。そこに、レントンと背格好が同じくらいの青年士官(山崎樹範)が現れる。
ドミニクくんが、本当にレントンと同じくらいの背だったのが意外だった。しかし、レントンより頼りない人間がいたなんて(笑)。公式サイト見たら、20歳……。「スマンが、西ってのはフォークを持つ手の方か?」(byドミニク)。大丈夫か、この少尉さん?
アネモネとかエウレカとか、そういう女の子を好きになっちゃうのは、よっぽどのマヌケか物好きってことなのか?(笑)
いっつもピーキーにチューンしちゃうレントンとか、そういう細かいくすぐりも面白かった。本筋と関連した部分も、思わせぶりで良かったよ。やっぱりレントンは、傍観者的役割じゃなく、ちゃんと謎の核心として絡んで行くみたいね。最近めっきり面白いよ。
第22話「恐怖のバルデス! 追いつめられたプリキュア」
脚本:清水東 絵コンテ・演出:小村敏明 作画監督:東美帆
明日から待望の夏休み。しかし、ザケンナーは確実にその勢いを増していた。ミップルメップルポルンも、その強大な力を感じ恐怖する。
何でいきなり強くなったのか良く判んないけど、ビルが倒れたり町が廃墟になったり、バルデスの強さがちゃんと画面に現れててナイス。アクション作画自体も派手で良かった。原画に山田起生さん。ちゃんとキャラに作監修正も入ってた(たぶん)。
前も言ったけど、軌道上に浮かんでるあのでっかいハート型の構造物はいったい何なんだろう?
バカ(なぎさ、メップル)にあからさまに冷たいインテリジェン(小林麻由子)も笑った。シリーズ中盤の山場近しって感じで、盛り上がってきたね。ところで、かっぱ山だのひょうたん池だのって、そんな話あったっけ?(コレ? おぼえてない……)
第15話「もう一度歌えたらイイナ!」
脚本:待田堂子 絵コンテ:金崎貴臣 演出:西村大樹 作画監督:小泉初栄
歌は、パパのレコードプレーヤーを壊してしまう。電気屋さんに紹介されたレコード屋の店主(堀内賢雄)は、ひどく感じの悪いおじさんだった。そこへ現れたのは、有名人の松本ヨーイチ(小杉十郎太)。
変身シーンはいつもに比べて普通だったけど、その後のアイドル時代に戻ったふたりってのが笑った。腹が揺れてる(笑)。
その元アイドルのおじさんふたりが、小杉十郎太さんと堀内賢雄さん。わっはっは、ちゃんと唄ってるよ(笑)。ちなみにこの人気声優お二人、中学高校と同級生だったらしい。
話自体も、ラストのラストは実はエエ話だった。不覚にもちょっとホロッと来てしまった(笑)。
◆ 2005年7月9日
WEBアニメスタイルで、平松禎史さんの新コーナー登場(平松禎史の「ココロの棚」)。
平松さんの原画とか載せていくコーナーになるのかな? ファン必見。
関係ないけど、安倍吉俊さんの『lain』の画集も出るそうで(Amazon)。
原作:安野モヨコ 監督:ユキヒロマツシタ シリーズ構成:吉田玲子 キャラクターデザイン:大竹紀子 音楽:小西康陽 美術監督:一色美緒 アニメーション制作:studioぴえろ
第1話「チョコとハートの流れ星」
脚本:吉田玲子 絵コンテ・演出:ユキヒロマツシタ 作画監督:大竹紀子
魔界の次期クイーン候補となったショコラ(松本まりか)とバニラ(井端珠里)。ふたりは、試練として人間界で、想いの結晶であるハートを集める競争をすることに。
オープニング・エンディングが庵野秀明演出・平松禎史作監。カワイイです。なんとなく『魔女っ子メグ』っぽい? 小西康陽さんの曲もカワイくてイイね。
フォーマットは割と普通の魔女っ子ものなんだけど、今風に恋愛至上主義っぽいのが面白い。ロッキンロビン(津田健次郎)が最初に言ってた「ハートは奪うもので、奪われるものじゃない」ってのが鍵だろうと思ってたら、ラストでちゃんともういっぺん出てきてた。判りやすい。
第1話観た感じでは、そんなに突出した印象は受けなかったけど、ショコラのお母さんの話とか、正体知っちゃったアキラ(菊池こころ)とか、謎のピエール様(小西大樹)とか、ふくらませ甲斐がありそうな設定が後々どう転がっていくかが楽しみね。
キャラもカワイく描けてたし、美術とか大道具小道具もカワイらしさが出てた。地力のあるぴえろ制作だし、心理描写に手堅さのあるユキヒロマツシタ監督なんで、今後のストーリー展開に大いに期待。
第8話「伝承と記憶の狭間で」
脚本:伊藤和典 絵コンテ:望月智充 演出・作画監督:今泉賢一
町の猫踊りは、せいぜい20年あまりの歴史しかない新しい祭りだった。歩は、頭屋の森と猫踊りに関連がないか、町の住民たちに訊いてまわる。
ああ、だんだんと民俗学っぽい伝承話になってきた。面白い! 好みです。頭屋(守谷ともいった)は、盆地を守ってきた。でも、何から? こういう風な伝承なり因習なりがちょっとでも生活に残ってるってのは、今じゃファンタジーかも知れないけどね。美紀が話す猫のお話も面白かったよ。亜細亜堂らしい『まんが日本昔ばなし』風な絵(後藤真砂子さん作画)もナイス。
須河原が話す「世界は閉じてる訳じゃない」って話もイイ。潮音の「キスしたい?」に対する歩の正論過ぎる反応も(笑)。
今回も会話ばっかりだったけど、その会話にこそ面白さがある。伊藤さんの脚本がイイなぁ。会話劇の面白さを味わえる珍しいアニメ。いろいろな話がてんこ盛りで、たいそう楽しめました。まあ、こんな会話するヤツいないだろうけど(笑)。
散々会話を積み重ねた後での、ラストの頭屋の森のシーンは効いた。もうダメだ。ツボにハマりまくり。
◆ 2005年7月8日
第28話「ただ一つの事件」
脚本:中村亮介 絵コンテ:善聡一郎 演出:宮本幸裕 作画監督:嶋津郁雄
シューバルトから調査の打ち切りを告げられ暇をもてあましたリヒャルトは、刑事時代の未解決事件のファイルに目を通す。そこから彼は、一連に事件の背後に、ある繋がりを見出す。
前回と同じく、リヒャルトの目からヨハンの闇に迫っていく過程がスリリングで面白かった。真実に迫るに連れて、その身に危機が迫るってのもイイね。
しかし、このリヒャルトの見立て通りだとすると、ヨハンっの計画って気が長いよなぁ。
事件の関係者への聞き込みだけで構成されてるんだけど、ちゃんとサスペンスとして間が保ってる。ラストの、昔の事件が今のこっちの事件に繋がって「エウレーカ!」ってのも、長いシリーズならではのカタルシス。
第40話「極めし力 白虎新生」
脚本:樋口達人 絵コンテ:菱田正和 演出:わたなべじゅんいち 作画監督:佐久間信一
逆式を起こしたミカヅチにドライブを破壊され、コゲンタとランゲツは消えた。が、リク、ユーマの心が届いたのか、ふたりの白虎は新たによみがえる。
ミカヅチ様、ご退場。最期もひとりの男として格好良く決まってた。
バトルの合間にマサオミの過去が語られたり、ドラマの味付けも上手い。ラストのソーマのお母ちゃんのところなんかも、ちょっとホロッと来たよ。しかし、根谷さん大活躍ね。
ストーリーも解説なんていらないくらい明確だし、コゲンタ、ランゲツの新しい必殺技も見せてたし、文句のない出来。“極めドライブ”って名前も判りやすい(笑)。
テル×ムツキは、新たなカップル誕生か?(笑)
原作:Navel 監督:細田直人 シリーズ構成:鈴木雅詞 キャラクターデザイン・総作画監督:平山英嗣 美術監督:高山八大 アニメーション制作:アスリード
第1話「神にも悪魔にもなれる男」
脚本:鈴木雅詞 絵コンテ・演出:細田直人 作画監督:平山英嗣
10年前の“開門”以来、人間界は魔界・神界と交流を持つようになっていた。土見稟(杉田智和)は両親を亡くして以来、幼なじみの芙蓉楓(後藤邑子)の家に居候する身。そんな稟たちの通うバーベナ学園に、転校生が2人来ることに。
細田直人さん監督作。細田さんは、『R.O.D -THE TV-』で神保町行く話やった人。この回は、『R.O.D -THE TV-』で一番面白かった。
ゲーム原作らしいというかまんまというか、何のてらいもないベタな設定に正直チョットうんざり。例の、淡泊な主人公のまわりに美少女が集まってくるってー話。話もキャラ造形も不自然な会話もペラペラな劇伴も、すべてがいかにもゲームって感じで、どうにも…。
細田さんらしいと言うべきか、貧乳のクラスメイトが喋る辺りとか、キャラの芝居付けは(無意味に)細かかった。
原作:氷川へきる 監督:新房昭之 シリーズ構成:金巻兼一 キャラクターデザイン・総作画監督:大田和寛 シリーズディレクター:大沼心 美術監督:加藤浩 アニメーション制作:ガンジス・SHAFT
第1話「寒に帷子 土用に布子」
脚本:金巻兼一 絵コンテ:福田道生 演出:大沼心 作画監督:伊藤良明
桃月学園に赴任するレベッカ宮本(斎藤千和)は、10歳にしてMITを卒業した天才児。迷いに迷って大遅刻してやってきたクラスで、遠慮のない好奇の目に曝され、思わず泣いてしまう。
新房さんはコンテ切ってないのね。別に“シリーズディレクター”立ててるみたいだし、総監督みたいな立場になるのかな?
原作未読。だからなのか、ノリにイマイチついて行けなかった。話やキャラに入っていけないと、演出のお遊びの部分もなんだか面白く感じない。『月詠』のときは、原作のストーリーの外枠がキッチリと決まってたんで、お遊びもお遊びとして楽しめたけど。
平面的な画面の中で2頭身キャラが出てきてっていうのは、新房さんの映像美の面白さとは相性が悪いような。今までと違う新たな試みなのかも知れないけど、今のところは画面がガチャガチャ騒がしいだけに思える。
あと、普通の場面にディフュージョンフィルターを多用するのはやめて欲しいよ。こういうシンプルなキャラと色使いなら、フィルタなしのクリアな画面で見せた方が映えそうだけどなぁ。
一条さん(野中藍)の毒ダンゴと斎藤千和の「まさちゅーせっちゅ」は良かったよ。あと、ヘンな色使いは、個性が出てて面白いと思います。雪野五月さんのツッコミに期待。
◆ 2005年7月7日
「広告批評」7月号に、村上隆さんと神山健治監督(『攻殻S.A.C.』シリーズ)の対談が載ってます。
日本には“純粋芸術”ってのはないけど、『攻殻S.A.C.』みたいなのをエンターテイメントでやる中間層の厚さがある、みたいな話が面白かった。
第13話「敵か味方かみなもちゃん」
脚本:黒田洋介 絵コンテ・演出:小林孝嗣 作画監督:重松しんいち・氏家嘉宏・北村友幸 総作画監督:川田剛
奏会長が帰ってくると、極上寮は見る影もなく荒れていた。生き残った(?)りのに事情を聞くと、ある女の子が原因だという。
ドタバタした話だったんだけど、思ったより面白くならない。そこが『極上』らしいと言えばそうなんだけど。フェロモンな保健の先生とか、意外とカワイイ少女趣味の奈々穂さんとか、緊急通学システムの繰り返しギャグとか、工夫したらもっと面白くなりそうだけどなぁ。このユルさが味なのかなぁ。
なんか、途中りのがシリアスになったり、イマイチノリについて行けない。
しかし、極上寮の内装って、とことん趣味悪いよな。金持ちの奏会長の趣味とも思えないけど。やっぱり、下層階級出身の生徒たちのために、“貧乏人にも判りやすい豪華さ”を演出してたりするのかしら(笑)。いや、前回の会長の実家も趣味悪かった(田舎の温泉旅館みたいな実家だった)。
新キャラが増えたってだけの話でした。
第26話「XXVI時間目」
脚本:大河内一楼 絵コンテ・演出:羽原信義 作画監督:加藤はつえ・足立慎吾 レイアウト総作画監督:加藤はつえ 作監協力:羽原信義・高見明男
明日菜の目の前でナギが消えた。ネギはこのときはじめて、言葉と裏腹な明日菜の「助けて」の気持ちを理解する。
結果から言えば、それなりに納得できるラストになってた。リクツでどうってより、叙情で上手いこと誤魔化した感じではあったけど。
本屋ちゃんがネギとキスしてパクティオーするところは、「なるほどそういう流れか」って思った。その後の、「私も私も」ってノリも、『ネギま』に本来求められてたノリになってたような気がする。って言っても、そんなに原作知らないけど。
タイムパラドックスを、エヴァちゃんのひとこと解説で片づけちゃったのは力業(笑)。若本規夫声も、社会的資源のムダ使い?
最終回だけあって、アクション作画も頑張ってた。ただ、クラスメイトの属性を(観てる側が)本編できちんと仕込まれてないんで、ピンと来ないこと甚だしい。おいてけぼり感バリバリ。
ラストの『漂流教室』みたいな、みんなで手を繋いでってのは、定番でまあ良かったかな。「科学力のおかげですね」ってのは、魔法の敗北じゃねーのか?
本編よりも、他の部分で話題になることが多かった本作だけど、原作自体にそれほど思い入れのない一アニメファンとしては、作画のショボさも「こんなもんかな?」ってな感じだった。監督が交代してからも、スポットで作画のいいかがあったけど、あくまでスポットだったし。
原作マンガとアニメとの関係って意味では、いろいろ考えさせられる作品ではあったよね。自分では原作に思い入れがないって言っておきながら何なんだけど、やっぱり、アニメ化するスタッフには原作を好きになってもらってからやって欲しいよ。愛のないアニメ化ってのは、原作ファンにもアニメファンにも不幸しかもたらさないものだから。いや、実際宮崎なぎさ前監督や大河内さんに愛がなかったかどうかは知らないんだけどさ、少なくとも観てて伝わってくるなにか熱いモノってのはなかった。
何にしても、プロとして「だって、こんなのやりたくなかったんだもん」ってのは言いっこナシだからね。
◆ 2005年7月6日
いまさらだけど、五十嵐大介『魔女』(小学館)1,2巻読了。
「IKKI」での連載んときからスゲェと思ってたんだけど、コミックスが小さいB6判だったのがガッカリで、ずっと買ってなかったのね。この作品はぜひA5判で出して欲しかった。とはいえ、出ないA5判を待っててもしょうがないので、こないだやっと購入。
あらためて読んだら、やっぱり面白い! 映像表現が圧倒的! 小さいB6判でも迫力あった。こういうの読むと、「ああ、マンガ読んだ〜ッ!」っていう満足感があるよね。
第14話「遭遇」
脚本:上代務 絵コンテ:松園公 演出:石川敏浩 作画監督:池下博紀
ポポは連れ去られ、ムシキングもひどく傷つく。そして、アダーはポポの父に関するある事実を話す。
生きとし生けるものをすべて天に帰すっていうアダーの目的は、正直良くわかんないね。ポポのことを手下にしようとしてるみたいね。守護者の証とかの謎は、まだおあずけ。ポポ父が死んだのかどうかも、まだ不確定?
パサーは、いろいろ疑ったり考えちゃったり、カルトの手下には向いてないみたい。コイツはやっぱり、ポポ以上にロマンチストなんだろうね。パサーの今後の動向が楽しみ。
話自体は大いに盛り上がってるんだけど、作画がそんなに良くないのが残念だったな。
エンディングが更新。わっはっは! サンバで楽しくノリノリ♪(オレ!) 本編がチョー重いのに(笑)。振り付けはKABAちゃん。
第5話「最後の道」
脚本:横手美智子 絵コンテ:石平信司 演出:信田ユウ 作画監督:竹田欣弘
園原を逃げ出した伊里野と浅羽は、休校中の小学校に無断宿泊する。浅羽がコンビニに買い出しにいった隙に、その事件は起きた。
逃避行編。……なんだけど、話の端折りが過ぎるかも。ホームレスのおじさん(声がなぜか宮本充)の心温まるエピソードが短いし、浅羽が伊里野にキレるシーンも唐突に感じるよ。これじゃあ、ストーリーラインをなぞってるだけだじゃん。
Bパートの駅前の話以降は、わりと雰囲気出てた。ちゃんと、浅羽が他の人物になって(伊里野にはそう見える)、伊里野の視点で出会ってから今までを振り返るってシチュエーションがちゃんと生きてた。切ない。
ええと、次がもうラストかな?
◆ 2005年7月5日
神山「みんなも知ってのとおり大変なことになってしまった」
北斗「『クロ高』映画化について、クロマティ氏激怒!ってやつだな」
前田「でも、正直なんで今頃、って感じだよな」
林田「大変じゃねえかよ! おいフレディ、お前外人なんだから言って謝ってきてくれよ」
フレディ「…………」
神山「いや、フレディが行ったらよけい怒らせそうな気がするな…」
林田「じゃあどうすんだよ!? 公開中止、連載打ち切りなんかになったりしたらよォ?」
北斗「フム、これは、クロ高あげて対策を考えんといかんな」
前田「あの…、オレ今大変なことに気がついたんだけど」
神山「何だい、前田君?」
前田「クロマティって、いったい何をやった人なんだ?」
一同「さあ?」「知らんな」「オレも知らん」「OBじゃねえよな?」
マスクド竹之内「なんだか、ますます向こうを怒らせる結果になってしまったな」
第1話「ウルトラマンマックス誕生!」
監督:金子修介 脚本:梶研吾・小林雄次 特技監督:鈴木健二 モーションディレクター:板野一郎 ナレーション:佐野史郎
世界各地で自然災害が頻発し、ついに怪獣が出現するようになった。国連は地球防衛連合“UDF”を結成した。その中の対怪獣用の精鋭チームが“DASH”である。そんな中、龍厳岳に溶岩怪獣グランゴンが出現した。
ついに始まった新シリーズ。前作とは打って変わって原点回帰のウルトラマンです。M78星雲の出身だそうですし、なつかしの怪獣も続々出てくるそうです。変身するのは、トウマカイト(青山草太)、ヒジカタ隊長は宍戸開、トミオカ長官の黒部進やヨシナガ教授の桜井弘子も往年のファンには懐かしいところです。
なんといっても最初から、溶岩怪獣グランゴン、冷凍怪獣ラゴラスの2大怪獣がパワフルに大格闘してくれるのが最高です(ちゃんと名前を出してくれるのがうれしい)。主人公カイトが、いきなり戦闘機のダッシュバードを操縦しちゃうのもお約束。ちゃんと「この前入隊試験を受けた」というセリフあり。
シルエットを使ったオープニングといい、赤い球体といい、昔の初代『ウルトラマン』や『帰ってきたウルトラマン』を思わせる場面が多いのは楽しいのですが、果たしてこのまま「わかりやすくてシンプルなヒーロー物」で通していくんでしょうか? それはそれで物足りない感じもするのは『ネクサス』の後遺症なのかな?
まあ何にしても今度は怪獣に思いっきり暴れてほしいと思います。ネクサスは、たとえば10話と20話に出てくるビーストを入れ替えたとしても全然違和感なかったもんなあ。これじゃあいけません。
第14話「煌珠狩人(エディルレイドハンター)、再臨」
脚本:玉井☆豪 絵コンテ:太田雅彦 演出:高橋順 作画監督:服部憲知
レンを追うクー。一方シスカたちも、アークエイルの一連の行動についてクルス補佐官(上田陽司)に問いただすも、補佐官からは歯切れの悪い答えしか返ってこない。
休暇(有給)をとって、私的に行動することに。って、結局前までと同じようなダラダラした感じの旅がつづくのね。ま、このダラダラ旅が基本路線なんだろうね。
エディルレイドハンター(置鮎龍太郎)に酷使されてるのが、釘宮声のロリロリのキャラなのも、いかにも虐げられてますって感じが出てて判りやすいなぁ。それに怒るシスカってのは、ちゃんと彼女なりの正義が示されててナイス。
いつ空の話になるんだろうと思ってるんだけど、このままずっと地べたの旅になりそうね。この1クール終わりあたりが、ストーリーの転換点になるかと思ってたけど…。
第39話「不死身の男」
脚本:中瀬理香 絵コンテ:高橋哲人 演出:阿部記之 作画監督:吉岡毅
霊圧を弛めたとたん斬魄刀ごと胸を貫かれて倒れる一護。その一護の前に、斬魄刀の斬月が姿を現す。
自分を鍛えるだけじゃなく、斬魄刀のことをもっと知って、斬月と共に強くなるって話。ああ、なるほど。一応納得できるリクツ。たとえ嘘でもリクツをつけてくれると、強さのステップアップも受け入れられるね。
とはいえ、やっぱり剣八は強すぎると思う。今回も、メチャクチャ強いぞ。眼帯取ったら、もっと強かったっていう。斬られながら喜ぶ剣八は、MかつSで変質者チックで面白い。ラストの一撃勝負も、作画が気合い入ってた。
一護が斬られて、ばったり倒れて次回へ引きっていう、2週連続同じラスト。
エンディングがアニメ・曲ともに更新。本編が殺伐としてきたんで、爽やかな感じのエンディングでいいんじゃないでしょうか。ラストの公園のカットがカワイイ。
◆ 2005年7月3日
BSアニメ夜話スペシャル まるごと!機動戦士ガンダム(BS2にて8/19(金)後7:30〜前5:00で放送予定)。
10時間ぶっ続け!? ハードディスクを空けて待て! 劇場三部作も放映するらしいです。富野さんもVTR出演とか。
第13話「一万二千年のラブレター」
脚本:大野木寛 絵コンテ:河森正治 演出:ところともかず 作画監督:入江篤
頭翅(森川智之)のケルビムの攻撃に曝されるアポロたち。さらに、頭翅はバロン(千葉進歩)を囮に使ってアポロの怒りを誘う。
河森正治さんコンテ回。
バロンを巡るアポロの友情の話が熱い。友の死でもって主人公を奮い立たせる古典的手法だけど、真っ正面からやったのは正解。不動司令の「友を想わぬ者は去れ!」ってセリフもステキ。
話も熱かったけど、作画というかバトルのCGシーンも、いつもと違って動きにタメがあって良かった。とくに、麗花が戦う後半がカッコイイ。ノリはいつも通り。「ああん、センパ〜イ!」(byつぐみ)。
話の方は微妙に解らなかったりするんだけどね。シリウス・シルヴィア兄妹の正体とか。バロンを助けるっていう動機を失っちゃったアポロを、今後どう戦いに赴かせるのかってのが注目。これからは、本格的に過去生の話になっていきそうかな?
第12話「アクペリエンス・1」
脚本:佐藤大 絵コンテ:寺東克己 演出:佐藤育朗 作画監督:田中将賀
ジ・エンドの触手に絡め取られたニルヴァーシュ。恐怖に駆られたレントンは、アミタドライヴを暴走させてしまう。気を失ったレントンが見た夢は…。
レーザーが飛んでくのが見えるとは! これもコーラリアン現象の影響か?(笑)
レントンの見る悪夢は、作画的が面白かった。内容は割と普通だけど。トイレに落ちていくところは、『トレイン・スポッティング』ね(レントンだし)。
ニルヴァーシュとジ・エンド、エウレカとアネモネ、レントンとあの若い少尉さん(今回は出番なかったけど、デューイとホランド)。判りやすい対比。やっぱりレントンのお姉ちゃんが鍵っぽい。
月光号の一騎打ちが盛り上がって良かった。けど、結末があっけない幕切れだったのがちょっともったいない。あのカイザー髭の先任(大木民夫)も、イマイチ戦闘のプロって感じが実感できなかったのも残念。話全体も、もう一押し欲しかった(贅沢?)。
とはいえ、オープニングと同じ絵で見せるラストは、このアニメらしく爽やかだったよ。アネモネはイイキャラだし、これからももっとバトルして、盛り上げて欲しいね。
第21話「ど〜なる? ど〜する!? 禁じられた出会い」
脚本:成田良美 絵コンテ・演出:座古明史 作画監督:為我井克美
ひかりは、自転車少年の大輝に出会い、彼に町を案内してまわる。一方、ザケンナーの坊ちゃんはひとりで町に出て行ってしまう。
成田良美脚本、座古明史コンテ回。普通の女の子してるひかりがカワイイ。個人的には、敵に追いつめられて困るひかりのほうが萌えるんだけど(笑)。キャラ作画も良かった。
季節が七夕ってことで、元クイーンのひかりと、元ジャアクキング(?)の坊ちゃんが邂逅するって趣向。その邂逅シーンなんだけど、スローになってカットを重ねるところがなかなか堂に入ってて、きちんと盛り上がりを演出してくれてた。上手い。
ひかりと少年の話も、家族の話を背後に持ってきて、しんみりさせるエエ話になってた。綺麗な石ころとか、七夕の短冊とか、ちょっとした小道具の使い方も上手いよ。
全体的にバランスのいい回でした。
◆ 2005年7月2日
今出てる雑誌「季刊エス」の「アニメ原画の世界」に、『エウレカセブン』の吉田健一さんの原画が載ってます。
第7話「三度目の約束の夜」
脚本:川崎美羽 絵コンテ・演出:木村隆一 作画監督:渡辺浩二
美玖と歩とわっくん。その共通点は、“ひとりぼっち”。帰り道で潮音に捕まった歩は、潮音から蛍じゃない光の正体を見たと聞かされる。
冒頭からいきなり美玖のシミーズ(笑)姿。それよりビックリしたのが、美紀のパジャマ+腹巻き! わっはっは! よう判らんけど、腹巻き田舎っぽい、イイ!
歩&潮音と拓馬&美紀が、ニアミスするところも、真っ当な青春モノっぽいノリ。潮音も、それほど性根のいいヤツじゃないんだけど、それだけになんか可哀想になっちゃう。コレも田舎らしい狭さがイイんだよね。どこ歩いてても知り合いに会っちゃう。ああ、どいつもこいつも、見てて愛おしいよ。単なるいちファンですが。
ぼくにとっては、理想の夏休みストーリー(←田舎にヘンなあこがれがあるみたい)。
来週は、いよいよ謎のキャラ、御子柴さん登場?
第14話「プーモの修行☆ケンカしちゃったふたご」
脚本:まさきひろ 絵コンテ:河本昇悟 演出:筑紫大介 作画監督:佐藤寿子
ファインとレインはあれ以来ずっと仲が悪い。プーモは自分のふがいなさを嘆き、修行の旅に出る。
河本昇悟さんコンテ回。
プーモが弟子入りした師匠が、『アルジュナ』の自然有機農法の爺さんそっくりだった。「ほっといても自然の恵みで育つんだから、何もせんでエエ」(byバン・ブー師匠@緒方賢一)。いや、それだけなんだけどね。
ファインとレインが仲直りして良かったって話。ひとりじゃ出来ないこともふたりなら出来るって学ぶ、子供番組らしいフォーマットにはなってるけど、内容も普通の話だった。レインはダークサイドに落ちないみたいね。
◆ 2005年7月1日
久しぶりに雨が降って、涼しくてイイね。
WEBアニメスタイル、アニスタ情報局「7月スタートの新番組は17本!?」(その3、その4)。WOWOWは、ノンスクランブル2本ってことになるのかな?
第25話「告げる夜」
脚本:山田靖智 絵コンテ・演出:長井龍雪 作画監督:大木良一
梢はあれ以来、まだ戻ってこない。住人はこぞって心配する。とくに珠実は部屋にこもりっきり。
梢ちゃんを愛する覚悟があるのかと問いつめる珠実と隆士の対決がメインなんだろうけど、あまりにも面と向かって言われるとなぁ。やっぱり全部セリフで言っちゃうんだ。判りやすくはあるんだけど。
でも、ちゃんとシーンのラストで、「ですぅ」口調に戻ってギャグっぽく落とすバランス感は好感。めずらしく桃乃さんが年上らしい包容力を見せてたのも上手い。
もの凄くベタな内容なんだけど、今日はジョニーじゃなく灰原本人が喋ってるんじゃあと思わせたり、そういう細やかな演出が効いてるんで、引っかからずにちゃんと観られるんだよね。
第26話「まほらば」
脚本:山田靖智 絵コンテ・演出:木村真一郎 作画監督:桜井昌宏
梢ちゃんのために出来ることを、というわけで絵本を描き出す隆士。読ませろと迫る早紀に、隆士はまだ未完成の『うめぼし姫』を読み聞かせる。
いろんな童話のパクリじゃねーかとか突っ込まれそうだけど、梢ちゃん(含めた5人)に読んで聞かせるだけだからまあOKでしょう。
それよりも、肝心の絵本が観ててイマイチってのは言っちゃダメなのかなぁ?(笑) まあ、ペーペーの専門学校生だからね。大事なのは愛ですよ愛!
本質的にはなにも解決してないんだけど、梢ちゃんが戻ってきたってので大団円っていうラストは無理がなくて良かったと思う。目尻に涙浮かべながら抱きつく住人たちも絵がカワイかったし。キッチリ珠実ちゃんに足蹴にされてる白鳥くんもナイス。
誕生日パーティで〆ってのもメデタくてイイよ。
どうなるんだろうと思われてた人格分裂ネタも、結局は上手くはぐらかされた感がないではないんだけど、バランス取れた良いラストだと思いました。
まあ判ってたけど、この作品の主眼はそこ(人格統合)じゃなかったってことだよね。第1話のレビューでもちょっと書いたけど(リンク先ちょい下)、鳴滝荘の存在のファンタジー度の高さがそれを示してるよ。
東京のビル街を背に、中庭を囲んで配置された部屋。駅前には顔なじみの店主たちがいる商店街。外に向かっては適度に閉じ、内に向かっては適度の開いてる。その辺の気持ちよさが上手く設計されてるんで、観てて和むんだよね。こういうところが上手い。
空間だけじゃなく時間も閉じてるんだよね。梢と珠実はずっとずっと同級生だし、灰原も桃乃さんも残ったし、黒崎親子もいろいろあったけどやっぱり親子だった。時間的に閉じてるが故に、そこに永遠を内包してるって感じ。まあ、ペンギン村みたいなものかな?(たとえが古い)
キャラもカワイくて声優陣の演技も良かったし、作画は良好で演出は抑制がきいてた。最近のミニマムな日常系アニメの中では秀逸な出来でした。
とはいえ、心地良さ以外に心に訴えかけてくるモノってのはなかった。そういう意味では、あくまで“サプリメント・アニメ”だったんだなぁ、と思ったり。
須河原「それでは今回は、地元の平五郎さんにお話を伺いまーす」
平五郎「世界の皮膜が薄くなっているんじゃ」
須河原「は? 世界の皮膜…ですか?」
平五郎「皮膜が薄くなると、あちらの世界から色々と不思議なものがやってくるのさ」
須河原「あっ、そういえば私も見たんです。空飛ぶ不思議なもの」
平五郎「ほう、お前さんも見たのか。あれは、この世とあの世の境界を行き来する使徒、と言うか、お前さんにも解かるように言うとな…」
須河原「な、何なんですか?」(思わず前かがみに身を乗り出す須河原)
平五郎「それはな、この土地の地脈から生まれた…」
美玖「気をつけな、お姉ちゃん。あんまり身を乗り出すと胸の谷間見られるぞ!」
須河原「えっ!」
平五郎「チッ!」
第37話「絆 - ネクサス」
脚本:長谷川圭一 特技監督:菊地雄一 監督:阿部雄一
ついに姿を現したアンノウンハンドは、なんとナイトレーダーの石堀隊員(加藤厚成)だった。愕然とする隊員達。西条凪は“光”を受け取りウルトラマンに変身するが、それもアンノウンハンドの罠だった。新宿に出現する黒い巨人“ダーク・ザギ”。今、最後の決戦が始まる。
“光”を受け取り基地に現れる凪。「やっと来たか」と不適に笑い詩織隊員(後藤圭子)を銃撃する石堀。のっけから、度肝を抜く展開に、まずびっくり。こ、こいつが黒幕やッたんか〜!
変身する凪、しかし、レーテに拘束され光のエネルギーを闇の力に変換されてしまうネクサス、「全ては自分が元の姿を取り戻すための道具」といってダーク・ザギに変身して行く石堀、凪を救うために異空間に飛び込む孤門、と、まるでこれまで滞っていたものを全て吹き飛ばしてしまうかのような怒涛の展開。いや〜凄かった。
異空間の中で凪に「あきらめるな!」と呼びかける孤門。手を合わせ変身する二人。おおっ『ウルトラマンA』以来の男女合体変身じゃないですか! そして、脱出したあとは一人で変身する孤門。最後の最後で変身かあっ! やってくれるじゃないですか。くそおっ!
隊員達がいなくなり一人で出撃し、ダーク・ザギに単独で挑む和倉隊長。撃墜されたところをネクサスに助けられ「ウルトラマン…、孤門なのか?」というシーンも泣けます。ウルトラシリーズの定番の感動シーンながら、やはりこういうのには弱いなあ。
最終形態に変化してビームでダーク・ザギを宇宙空間へ弾き飛ばすネクサス。地上と宇宙でビームを撃ち合うシーンは、ひょっとして初めてかな? 見守る人間達の前でぶつかる2大巨人の戦いで見事シリーズを締めくくった『ネクサス』。シリーズとしては異端の作品でしたが、面白かったと思います。
謎のビースト、秘密だらけの防衛隊、全てを制御しているような謎の青年、ウルトラマンに変身し孤独に戦いを続ける男と、最初は見る方を不安にさせる要素ばかりでスタートした『ネクサス』ですが、そこに描かれていたのは邪悪なものと戦うヒーローばかりではなく、ウルトラマンに変身する光の力を与えられた人間が常に「なぜ自分にこの力が与えられたのか」「この力で自分は何のために戦うのか」を問い続ける姿でした。
防衛隊やウルトラマンの存在に「これらは正しい存在なのか」と疑問を突きつけるという思い切った問いかけをやった「ネクサス」。はっきりいって子供達のヒーローにはならなかったかもしれませんが、悩み続けながら戦う姫矢や憐の姿に、いい年こいた大人のファンが、つい引き込まれてしまいました。
『ウルトラマンネクサス』、暗いけれど熱かった!