伊藤剛『テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ』(NTT出版)、読了。

 ここ10年くらいよく聞かれる「マンガはつまらなくなった」って言説、著者の伊藤剛さんは「本当にマンガはつまらなくなったのか?」と、「もしかしたら、それは評論家たちの“マンガ論”が有効性を失ったってだけじゃないのか?」と。

 「今のマンガ表現はすべて手塚治虫から始まった」っていう手塚原理主義史観を相対化して、「キャラ論」をベースに今の「萌え状況」までを一気に語れる理論を構築。「キャラ」と「キャラクター」との峻別ってのは、とっても面白かった。「キャラ論」に、時間的経過って要素を付加してたのは新しいなぁ。『地底国の怪人』(手塚治虫)から『GUNSLINGER GIRL』(相田裕)まで語れるぞ! スゴイ!

 夏目房之介さんのマンガ表現論や、大塚英志さんの記号的身体論、東浩紀さんのデータベースモデルなどなど、おなじみの理論を踏襲しつつその上に独自の理論を展開していくんで、もしかしたら予習が必要かも? ぼくは、この辺はだいたい読んでるんで判ったけど。書き方自体は、用語も理論も平易で判りやすいです。マンガもしくはマンガ論に興味のある人はぜひドウゾ。

『甲虫王者ムシキング』

第35話「修行の谷」

脚本:吉田玲子 絵コンテ:隆一郎 演出:藤瀬順一 作画監督:中澤勇一・岩佐裕子

 なんとかして森の守護者の力を自在に使えるようになりたいと思うポポ。そんなポポの気持ちを察してか、ムシキングは水晶の谷にポポを招き修行をさせる。本気で襲ってくるムシキングに対しポポは反撃もままならない。

 って、結構早く使いこなせるようになっちゃうんだけどね。

 前半の、風のエフェクト(CGじゃなく作画)が気持ち良く描けてたし、キャラ作画も良かった。んだけど、後半はたいしたことなかった。話自体も、いつものポポが強くてソーマがいじけるっていうパターンになってたのが残念。

 ってわけで、なんかビミョーにスッキリしないストレスの溜まる視聴感。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『蟲師』

第3話「柔らかい角」

脚本:山田由香 絵コンテ:林宏樹 演出:長井龍雪 作画監督:田中将賀

 深い雪に音を消される静かな集落で、音を失う者が後を絶たない。村長(翠準子)に調査を依頼されたギンコはたちどころに原因の蟲、吽(うん)を耳から追い払う。しかし、村長の孫(本城雄太郎)の症状は、額の角から絶えず音が流れ込んでくるというものだった。

 ギンコが滅多にない蟲、阿(あ)の症例に対していろいろ推理して治療法を探すっていう、そのプロセスが面白い。ラストも、孫の真火と母(笠原弘子)との話になってたのが上手いんだよね。不思議な蟲の話からいつの間にか人と人の情の話になっていくところがさ。しかもクサくない。う〜ん、好みです。

 雪で音を消された村ってことで、BGMもほとんどなくギンコの淡々とした語りだけで進めていくのが効果的だった。

 最近のアニメで感心するのは、雪の降るシーンの進化。もちろんCGなんだけど、手前からずっと遠くまで、奥行きを感じさせる降り方をしてるのがリアルだなぁと思う。あと、作画自体も印象的なシーンで2コマ作画を多用してるのか、動きがビミョーにヌルッとしてるところが蟲ってテーマとあってるんだよね。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

 『コミックビーム』(エンターブレイン)12月号を読む。

 創刊10周年だそうです。各先生のお祝いのコメントが載っていますが、特 に狩撫麻礼の「コミックビームは健全だ!」というのが印象に残りました。「日本ギャグ漫画家図鑑」(上野顕太郎)も面白かったですが、なんと言っても巻末の金平行人の「ビーム道」には大爆笑!(『まんが道』ファンなもので) ああっ! よく見ると桜玉吉が奥村勝彦に改名してる。いったい何があったんでしょうか?

『英國戀物語エマ』

第3話「告白」

脚本:川端信也 絵コンテ:金子玲 演出:島崎奈々子 作画監督:遠藤裕一 総作画監督:楠本裕子

 突然ジョーンズ家を訪れたのは、インドの友人ハキム(うえだゆうじ)だった。現れた4頭の象にみんなはびっくり。マイペースのハキムはエマにもプロポーズし、うろたえるウィリアムだったが……。

 インドの王族ハキムさん御登場! ものすごくおおらかな振る舞いで笑いを振りまきます。花びら撒き散らすわ象で町を練り歩くわ。前半はにぎやかですが後半は打って変わって静かになります。エマに一目ぼれしてプロポーズしに行くハキムと、あわてて後を追ったはいいが家には入れずすごすご引き返すウィリアム(情けねー)との対比が見ものです。

 礼儀正しい人が多い『エマ』の中ではハキムはみんなを引っ掻き回すキャラとして描かれますが、彼としてはまったく当たり前のことをしているのにそれがギャグのようになってしまうのが面白いところ。やることや言うことはストレートで、ウィリアム坊ちゃんとは対照的です。しかしまあ、彼が言う「声がいい、立ち姿がいい、そして何より顔がいい」というのは一般のエマファンの感想そのものですな。

 「君はウィリアムの恋人か?」と聞かれ頬を赤らめるエマさんが可愛い。ハキムについてるポーカーフェイスの4人の女召使いも何気にいいな。ああっ、コリンになりたい(笑)。ところで、象の作画って難しいんでしょうか? それにあの4頭の象はいったいどんな船で運んできたんでしょう?

★★★・・
【アルデンテ有森】

『英国戀物語エマ』

第4話「ミューディーズ」

脚本:池田真美子 絵コンテ:中村哲治 演出:門上洋子 作画監督:清水恵子

 いきなりジョーンズ家の中を自動車で走り回るハキム。ミューディーズに入ったエマはそこでウィリアムとハキムに出会う。一方、エレノアはウィリアムにテニスを教えてもらいいっそう思いを深くする。

 そうか、ミューディーズって貸本屋のことか。当時、自動車を走らせるのには赤い旗の先導が必要なのか。今回は色んな女性が出てきて華やかです。身分違いの恋の話の本を借りるエマさん、意外とミーハー(笑)。テニスをするヴィヴィアンがはつらつとしてて可愛いね。エレノアは相変わらずうぶなお嬢さんっぷり。コリンってセリフ少ないのに結構印象に残るね。

 見かけによらずしっかり人間観察しているハキムさん。「ウィリアム、君は本当にわかりやすいな」。エマに「そのままでいいと思います」と言われ、それだけで有頂天になるウィリアム。その通りですねハイ。それぞれに思いをめぐらすエマ、ウィリアム、ハキム、エレノア。若いがゆえに真剣で不器用ゆえにもどかしい。“もどかしさ”がこの作品の特徴だよね。

 あまり激しいアクションは無い作品なので、エマがちょっと走ったり、ヴィヴィアンがテニスをしたりするシーンが妙に目立つような気がします。ティーカップを置いたりエプロンをはずしたりといった何気ない動作のほうこそこの作品の見所ではあるんですけどね。髪を下ろしたエマさん萌え〜!

★★★½・
【アルデンテ有森】

 WEBアニメスタイル、CD NAVIGATION 第14回『創聖のアクエリオン』 ジャンルを軽々と超越する菅野サウンド!

 『アクエリオン』のサントラ盤、ジャケットデザインもかなりカッコイイ!


 『おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ』を作品別インデックスに入れようとしたら、なぜか第1話のレビューが見つからない。おかしいなぁ、確か書いた記憶はあるんだけど……。というわけで、第1話のみ再レビュー。

『capeta』

第9話「コースレコード!」

脚本:上代務 絵コンテ:まつみゆう 演出:又野弘道 作画監督:飯田清貴

 練習走行2日目。カペタは自分のカートに語りかける、「お前はどう走りたい?」。そしてコース上、カペタはカートが一番走りやすい走り方を模索するのだが……。

 いきなり、ラップタイム1位。それどころか、コースレコードまで出しちゃった! どひゃ〜。さすがに1日2日でそれは無茶やろうとは思うけど、観てるとこういう展開はやっぱり気持ちいいんだよね。前回のクラッシュの鬱屈を解消してくれる。

 詳しく知らないんだけど、これっていわゆるドリフトってのとはまた違うのかな。

 あと今気付いたんだけど、あの変な背景の処理は、セルとの親和よりもレースシーンの3DCGシーンでの親和性を優先させた結果だったのね。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『ハチミツとクローバー』

第9話「chapter.9」

脚本:黒田洋介 絵コンテ:福田道生 演出:まつもとよしひさ 作画監督:都築裕佳子

 浜美祭の準備で不夜城と化した学校。はぐみも作品に取り組むが、なかなか上手く行かない。そんなある朝、はぐみはマグカップのなかに欲しかった小鳥のブローチを見つける。

 ああ、学祭とか懐かしいなぁ。って、すっかりノスタルモードッスけど(笑)。

 竹本の苦悩がイイなぁ。アーティストとして高みにいるこのふたりは、凡人の竹本には理解出来ないレベルで解り合える何かを持ってる(ように見える)のね。森田は森田で、普段は一歩引いてみんなのことを平等に愛ある視線で見つめてる天使みたいな存在(自分で書いてて恥ずかしい(笑))。はたして森田は、天使であることをやめて地上(はぐのもと)に降り立つのか、天使でいつづけるのか。

 クリスマスのエピソードもイイなぁ。山田んちって、『ハチクロ』では唯一普通の家庭の幸せってのを体現してるよね。話が落ち着いてイイ感じ。

 なんてことはないエピソードの羅列なんだけど、やっぱりノスタルな雰囲気がグッとくる。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ』

第1話「波乱のサイクリング 男の子のないしょ」

脚本:栗山緑 絵コンテ・演出:五十嵐卓哉 作画監督:桑原幹根

 無事一学期が終わり、明日から夏休み。小竹(氷青)たちは自転車で富士山まで行くという。それを聞いたどれみ(千葉千恵巳)は口では「男の子はバカだ」と言いながら、こっそり小竹たちの後をついて行くことに。

 小竹がリーダーとして張り切り、そして挫折するって話。原画に、佐藤雅将さん、馬越嘉彦さん、冨田与四一さん、すしおさん。

 長く続いたシーリズだからか、肩肘張らないある意味枯れた感じの結末がらしいなぁ。まあ若いんやし、もうちょっと無茶してもエエやんとも思うけど。

 アダルトタッチで高校生キャンパーになったどれみたちがポイント。ちゃんとMAHO堂のクッキーが出てくるところもシリーズの続きっぽくて良かったよ。いかにも番外編って感じじゃなくて、普通にシリーズ中の1エピソードみたいな感じに作ってるのね。

 大胆にデフォルメしたエンディングの作画が面白かったな。歌自体も、『おジャ魔女』のEDとしては元気のある感じだったのが新鮮。夏休みらしい楽しさが出てる。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

 WEBアニメスタイル、『レイラ・ハミルトン物語』アフレコ取材[後編]池田東陽&佐藤順一編

 わっはっは! 笑った笑った。それが池田プロデューサーの“夢”だったのか。ファンの『カレイド』への純粋な想いをぶち壊してくれるような夢だなぁ(笑)。いやいや、オモロイですよ。

 今回は、佐藤監督のコンテも相当気合い入ってそうなんで楽しみ。

『巌窟王』

第3話「5/22、嵐」

脚本:神山修一 絵コンテ:窪岡俊之 演出:平池芳正 作画監督:石本英治

 無事パリに戻ったアルベール。フランツやフィアンセのユージェニー(中村千絵)たちとドライブと洒落込む。そしてその日、あの人物が嵐とともにパリに降り立つ。

 みんなでよってたかって、アルベールを世間知らずのお坊っちゃま扱いしてるのが、あまりにまんまで笑った。あと、貴族ならではの鼻持ちならないところも。

 とりあえず、マクシミリアン(稲田徹)やユージェニー、アルベールの両親の顔見せって感じの回。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『巌窟王』

第4話「母の秘密」

脚本:高橋ナツコ 絵コンテ:福田道生 演出:唐戸光博 作画監督:Lee Jong Hyun・Kwon Eun Kyung

 伯爵に両親を紹介し、晩餐をともにするアルベール。アルベールは、伯爵からシャンゼリゼの屋敷へ招待される。

 伯爵、最大の宿敵に再会って回。前も言ってたけど、マルセイユってそんなに粗野な土地なのかしら。

 母メルセデスの井上喜久子がまだまだ色気たっぷりって感じで良かった。父フェルナンの小杉十郎太も胡散臭げでイイね。脇をベテラン声優で固めてて、キャスト的にも見どころたっぷり。

 キャラ作画もちと甘めで、話もまだこれといった展開もなく割とフツーな印象。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『マリア様がみてる』

第11話「白き花びら」

脚本:吉田玲子 絵コンテ:古橋一浩 演出:吉田俊司 作画監督:森本浩文

 「16の冬、私は身を切られるほどの、つらい別れを経験した……」。季節はクリスマス。ロサ・ギガンティアこと佐藤聖は、久保栞(中川亜紀子)との出会ったころの自分を思い出す。

 原画に松竹徳幸さん。

 いやあ、こういうちょっと艶っぽい話を期待してたんだよ。百合ド直球だけどちゃんとキレイに見せてたし、ちょっと背徳的な感じがするのも良かった。学園の健全さもスール制度の崇高さとやらにも背を向けて、栞一辺倒になっちゃう聖さまが若くて青くてステキ!(笑)

 お互いの髪を三つ編みに編み込んでいったり指を絡めて「くすぐった〜い」とか、その手のサービスシーンてんこ盛りで満腹満腹。あと、礼拝堂でキスしようとする聖さまに「いや、マリア様が見ているから……」ってシーンも「これこれ!」って感じ。あと、先代ロサ・ギガンティア役の高山みなみさんがカッコイイ。

 修道院に入るって、いつの時代だよって感じもするけど、今回は許す(笑)。前回の、少女小説の“カホリ”の正体はちょっと……。リリアン病は死ぬまで治らない?

★★★★・
【コロッケ五円之助】

 952円と安いのもあって、ついつい『公式ガイドブックぱにぽに2 試験に出るぱにぽにだっしゅ!』(スクウェア・エニックス)買ってしまう。版型はA5。

 小黒編集長も言ってるように、情報がみっちり詰まったお得な本でしたよ。黒板の落書きのネタとかも(もちろん全部じゃないけど)フォローしてるし、各話紹介(第13話まで)にスタッフのコメントが載ってるのもイイ。毎回変わるベッキーの服装について、コーディネートしたスタッフ本人のコメントが載ってたり、こういうのはウレシイよね。

 マニア向けの設定資料とか、そういうのは少ないんだけど、ファンブックとしてはとっても充実してました。

『交響詩篇エウレカセブン』

第32話「スタート・イット・アップ」

脚本:野村祐一 絵コンテ:田村和也 演出:田村和也・村木靖 作画監督:水畑健二 メカ作画監督:前田清明・中田栄治

 抗体コーラリアンの襲撃を受けた街は壊滅する。デューイが本気で動き出したことを確信したホランド。そして、ニルヴァーシュの新しいボードを製作していたアクセルに軍警察の手が伸びる。

 後半に入って出てくるキャラたちがみんな覚悟完了してるんで、観ててストレスがないね。爺っちゃんのボードが届くところなんて、ロボットバトルとしてもカタルシスあったし、レントンの家族ドラマ的にも感動出来る仕掛け。いやぁ、お約束だけど気持ちいいよね。第1期オープニングが久しぶりに聞けたのも良かった。

 作画も全般的に良かった。前半はとくにキャラの表情の芝居が良かったし、後半はもちろんメカ作画。でもタイプ2、何がどうなったのか良く判んなかったな。変形したの?

 爺っちゃんの手紙が、「前略」で始まる縦書きだったのも渋い(笑)。冒頭の近所の女の子とのやり取りといい、青野武さんの爺っちゃんが出るとドラマ的にも深みが増すね。

 コーラリアン関係も、いろんな事実が徐々に明らかになってきて面白くなってきた。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

『ふたりはプリキュア Max Heart』

第39話「燃え尽きろ! 青春ラクロス決勝戦!!」

脚本:川崎良 絵コンテ・演出:山田徹 作画監督:飯島秀一

 ラクロス決勝戦の相手は、今年も強豪、御高倶女子。しかも、今年の御高倶は徹底したチームプレーによる緻密なフォーメーションが武器だという。そんななか、当の御高倶のキャプテンがなぎさを訊ねてくる。

 御高倶のキャプテン役で折笠富美子さん。

 努力と頭脳で作り上げてきたチームプレーに、なぎさのテキトーな“楽しさ”が勝ってしまうってのはなんとなく納得しかねる気はするけど……。まあ、ドラマ的にも定型すぎて「前にも観たよ」って感じ。

 敵の出現が、いつにも増して唐突だったのには思わず笑った。とくに何するでもなくチェアレクトに帰っちゃうハピネン(石毛佐和)も。ドラマとバトルとグッズ設定のシームレスな融合はもうあきらめたと見た(笑)。

★★・・・
【コロッケ五円之助】

『おねがいマイメロディ』

第35話「幸せが見つかったらイイナ!」

脚本:山田隆司 絵コンテ・演出:麦野アイス 作画監督:武内啓

 いつも頑張ってるのに報われないバクは、高架下のおでん屋で(お茶を)呑みながら愚痴をたれる。

 バクの一日を密着取材する回。バクは、柊家に光熱費も払ってるのか……(泣)。

 「今日も勝ち組ゾナ!」のかけ声とは裏腹に虐げられ続けるバクの負け組人生を、これでもかってくらい見せていただきました。本人はそういう苦境のなかでも小さな幸せを見つけてたりするんだけど、そこがまた泣けるんだ。

 テニスプレーヤーのチャラポワ(笑)のポスターで「復活!」するバクとか、小ネタが効いてた。

今日の教訓:幸せに慣れていないヤツは、他人の気まぐれな小さな親切に騙され続けることになる

★★★・・
【コロッケ五円之助】

 WEBアニメスタイル、『レイラ・ハミルトン物語』アフレコ取材[前編]大原さやか&広橋涼編

 『カレイドスター』って、ホントにファンにもスタッフにも愛され続けてる希有な作品だよね。今回の大原さやかさんのインタビューでレイラさんに対する思いが語られる辺りにも、その辺の愛情の深さが滲み出てる。

『シュガシュガルーン』

第21話「魔法のティーカップは夢気分」

脚本:長谷見沙貴 絵コンテ:ふくもとかん 演出:松本マサユキ 作画監督:Kim Yoon-Joung

 みんなの夢を見てみようってことで、魔法のティーカップを使ってクラスメイトたちの夢をのぞくショコラ。そこへやって来たピエール。

 ショコラがピエールの夢のなかに閉じ込められそうになる、って話。後々ハードな展開が待ってるのかしら、って期待させるようなさせないような。夢も、ピエールが用意したトラップっぽいし。

 まあ、見どころはショコラたちのメイド服ウェイトレス姿ってことで。メガネ姿もあるよ。

★★・・・
【コロッケ五円之助】

『ふしぎ星の☆ふたご姫』

第35話「危機一髪☆プリンセスサミット」

脚本:土屋理敬 絵コンテ・演出:奥野耕太 作画監督:上田幸一郎

 ブライトに言い含められたヤームル女王に入城を断られた3人。久しぶりにおひさまの国へ帰り、その地でプリンセスサミットを開くことを提案。各国から、プリンセス・プリンスたちが集まってくる。

 大臣ドレスアップ成功! でもプロミネンスの力を使えるのはブライトでした。用済みになった大臣が消されたりして、微妙にブラックな展開。

 このままダラダラ行くのかと思ったら、一応ちゃんと話が展開してる。ブライトは闇に力に操られてるのに、おひさまの力でパワーアップ? 使ってる力がプロミネンスだからそれでいいのか。ま、どっちでもいいや(笑)。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『BLOOD+』

第8話「ファントム・オブ・ザ・スクール」

脚本:吉田玲子 絵コンテ:弥佐吉 演出:誉田晶子 作画監督:大久保徹

 ヤンバルの研究所と繋がりのあるらしいベトナムの全寮制の私立高校へ編入することになった小夜。そこで小夜は、青い薔薇とともに現れる“ファントム”の噂を耳にする。

 吉田玲子脚本。だからかどうかは知らないけど、メガネの門脇舞キャラとの百合っぽいやり取りが光った。例によって話の進み方はゆったりしてるんだけど、今回は女学園なんで女の子見てるだけでそれなりに間が保つのが不思議(笑)。アオザイって、予想以上にイイね。モテモテのハジとか、ユーモアがあったのも好感。

 理事長が思いっきり怪しいんだけど、翼手って人としての意識を残したままのタイプもいるのかしら?

 キャラ作画も良かったし、ラストの鐘楼でのアクションもいつもよりはキレがありました。しかしこの学園、みんな何語使って会話してるんだ? 英語? フランス語?

★★★・・
【コロッケ五円之助】

一護「朽木白哉! 今こそ見せてやるぜ、俺の卍解を」
白哉「何だと……?」
一護「ウオオオオオーッ! 卍・解!」
 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
白哉「何、やつの着物が黒く? それが貴様の卍解だと? バカな」
一護「何がバカだ。これが俺の卍解だぜ」
白哉「そんなものは卍解ではない。黒い着物、妙な帽子、汚い下駄にマント……、それは……」
一護「何だってんだよ!?」
白哉「それは“バンカラ”だーっ! バカ者!!」

『機動戦士ZガンダムII 恋人たち』

原作・脚本・絵コンテ・総監督:富野由悠季 キャラクターデザイン:安彦良和 メカニカルデザイン:大河原邦男・藤田一巳 作画監督:恩田尚之・重田敦司・中島利洋・仲盛文・中谷誠一 美術監督:甲斐政俊 音楽:三枝成彰 企画・製作:サンライズ 作品公式サイト

 ホンコン・シティでのカミーユとフォウ(ゆかな)の出会い。シャトルで宇宙へ上がるシャア、シロッコ(島田敏)の暗躍。さまざまな恋人たちの思いが交錯し、エウーゴとティターンズの戦闘はさらに激しさを増していく。

 女性キャラの新作部分がみんな可愛くなっているのを見て「ああ〜当時この作画だったら大分印象が変わったのになあ」と思いました。北爪キャラはキツイ感じだったからなあ、特に目つきが。ハマーン様の声は昔のまんまだ、良かった〜。でも、昔よりドスの効いた……、もとい、重厚な感じが出てるなあ。

 冒頭、可愛くなったベルトーチカ(川村万梨亜)にまずびっくり! サラ(池脇千鶴)まで可愛くなってるよ。テレビ版に比べて、どの女性キャラも柔らかくて優しい感じになってます。シャアとレコア(勝木真沙子)の描き方ははテレビ版より丁寧になってるかな? やはり何よりも女性のほうに重点を置いた恋人たちの描写に力が入っているようです。サラの描写が多くなってるのは意外でした。シロッコ命の地味なキャラだと思ってたんですが。

 1作目はカミーユの登場からアムロとシャアの再会までわりとスムーズに展開しましたが、2作目は前半ベルトーチカが登場し、ホンコンシティでカミーユとフォウが出会ってサイコガンダムが大暴れ、したと思ったらシャアがシャトルで宇宙へ行き月面にコロニーが落下、という具合にテレビ版を知らずに見たらちょっと混乱しそうなくらい忙しい展開になりました。恋人たちだけを見るなら楽しめるのですが(エマ(岡本麻弥)を見つめるヘンケン艦長とか)、あまりに登場人物が多すぎるのも考え物です。そういや、そいつらが全員自分のエゴを主張しまくるのがうっとうしくなって、テレビの後半はあまり見なくなったんだっけ……。

 来年3月の完結編のタイトルは『星の鼓動は愛』! どうやらテレビ版とは少し違ったらストになるそうです。激闘の果てに崩壊したカミーユは救われるのか? 20年前の最終回の、あのカミーユのなんともいえない笑い声を、やりきれない思いを感じつつ見ていたファンの思いは補完されるのか? まあ本作はフォウが可愛かったということで……。

★★★½・
【アルデンテ有森】

『かりん』

第4話「バレちゃって恥ずかしい」

脚本:あおしまたかし 絵コンテ:成田歳法 演出:佐々木晧一 作画監督:中島美子 総作画監督:中山由美

 “健太を幸せにする作戦”も上手く行かず、吸血(供血?)への渇き(?)が次第に増していってしまう。一方、果林は吸血鬼では?との疑惑が捨てきれない健太は、不思議な少女に警句とも取れる言葉をかけられる。そしてついに……。

 今回は普通に面白く観ることが出来ましたよ。吸血鬼ものとしてのバレちゃダメルールと、かりんの健太への血の嗜好、ひいては将来のラブコメ関係への発展みたいなところがバランス良く描けててる。恥ずかしいかどうかは知らんけど、かりんの健気なカワイさもちゃんと出てたしね。健太もなんか普通にエエヤツ。

 今後は、健太+杏樹との協力関係と、兄との緊張関係ってところで見せていくのかな? まあ、なんにしても果林の増血って設定を中心に周囲の人間関係を堅実に配置してるようでなかなか好感。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『SHUFFLE!』

第19話「忘れ得ぬ想い」

脚本:高山カツヒコ 絵コンテ・演出:あおきえい 作画監督:をがわいちろを・牧野竜一

 凛と親しくする亜沙への嫉妬が、暗い水底に積もる澱のように静かに楓の心につのっていく。楓の胸に、稟への怨みのみを糧に生きていた過去の暗い記憶が甦る。しかし、楓の止め処ない黒い想いは、亜沙への呪詛の言葉となってあふれ出すのだった。

 サイコホラーばりの緊迫感ある演出で楓の異常さをキッチリ描ききってた。キャラの芝居は細かくつけてあったし、ラストの憎しみに歪む楓の表情も迫力あった。普段『SHUFFLE!』の感想書かないぼくに感想を書かせるくらいスゴイ内容でしたよ(笑)。

 楓ももちろん怖いけど幼い稟くんも相当怖いよなぁ。楓の生きる気力を取り戻すさせるために自分を恨むように仕向けるなんて、どう考えたって子供の思考じゃねーよ。っていうか、まともな人間の思考じゃない。みんな狂ってる。ラストは狂った楓が斧持って追いかけてきそう。

「稟くんのお世話をするのが私の生き甲斐ですから。稟くんが幸せならそれで良いんです」(by楓@張り付いたような笑みで)

 ちょっと前、友人と電話で『君が望む永遠』の話になって、「ヒロイン(遙)が何年ぶりかに目を覚まして、伸びた髪とガリガリの白い指で『孝之く〜ん』って言ってくるシーン、あれはどう考えてもホラーだよな」って言ったら、友人に「それはヒドイ!」って(本気で)非難されたのを思い出した。でも、今回ぼくの主張の正しさが実証された! ちょっとした視点の変化で萌えは一気にホラーに転じる、と!(笑)

★★★★・
【コロッケ五円之助】

『ぱにぽにだっしゅ!』

第21話「鬼に衣」

脚本:植竹須美男・金巻兼一 絵コンテ・演出:森山雄治 作画監督:もりやまゆうじ・鳥宏明・中本尚子・加藤やすひさ

 演劇部の芹沢茜(沢城みゆき)はピンチに立たされていた。正確に言うと、ベッキーの影武者としてPTA役員の視察の授業の教壇に立たされていた。はたして芹沢茜はこの全編アドリブのひとり芝居を最後まで演じきることが出来るのか!?

 ピンチに陥って困る芹沢をみんなしていじるっていうシチュエーションが、それだけでバカバカしくて面白いね。ベッキーの声マネをする芹沢も、微妙な似てる具合でカワイかったな。“はうはう”も。

 微妙に感動っぽいテイストなのも、イイ味付けでした。

 エンディングのトランプがチップに。タロットの芹沢の、スパッツのおしりがやけにムッチリしてたのが印象的。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

 WEBアニメスタイル、アニメ様の七転八倒 小黒祐一郎 第23回「熱血作画だ!ゲキガンガー!!」

 今考えても『ナデシコ』って楽しそうに作ってたのが観てても伝わってきてたよ。『ゲキガンガー』の作画お遊びもそこまでマニアックには判らなかったけど、観てて楽しかった。

『ARIA The ANIMATION』

第7話「その、素敵なお仕事を」

脚本:吉田玲子 絵コンテ:布施木一喜 演出:布施木一喜・名取孝浩 作画監督:吉本拓二・篠原未来夫・宮本由紀子

 灯里たち新人3人は、晃さんの指導の下での実地訓練に臨むことに。しかも、晃さんを気に入った新婚さんのお客さん(豊口めぐみ・鳥海浩輔)が、そのまま3人の訓練にも同乗することに……。そして、訓練は一番の山場を迎える。

 『月刊ウンディーネ』って雑誌もあるのね。『日経ウンディーネ』とか『電撃ウンディーネ』とか。

 晃さん、お客さまにも厳しいのね。訓練の時の晃さんなんて見ちゃったら引きそうだけどなぁ。一応未来なんだから、GPSとかあっても良さそうだけど、ま、そこはスローライフッスから。厳しいと言っても、血ィ吐いたり怪我したりするワケじゃないしね。

 それはともかく、晃さんの男っぷりがいかんなく発揮された回でした。男は優しいだけじゃダメなんだぜ!ってこと(そういうテーマなのか?)。

★★・・・
【コロッケ五円之助】

『佐武と市 捕物控』

第22話「美しい獲物」

脚本:迫間健 演出:吉良敬三 作画:甲藤征史・後藤静夫

 あん摩を頼まれたのが縁で知り合った明石屋の娘、おもん(五月女道子)。その娘さん、女だてらに剣の道場に通っている、「殺したいヤツがいるの……、冗談よ」。その夜、明石屋の主人、仁兵衛(加藤精三)が何者かに殺される。

 スタジオ・ゼロ回。吉良敬三さん演出回。

 ストーリーは、仁兵衛の死に際の言葉を鍵に謎を解いていく正統派のミステリ仕立て。神奈川の女郎に聞き込みに行ったと聞いて「そんなのいやいや〜」となっちゃうみどりちゃんがカワイかったな。

 珍しく殺陣のシーンもあっさりしてた。面白くないワケじゃないけど、取り立ててこれといったポイントもないかな。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『佐武と市 捕物控』

第23話「あいつを殺した子守唄」

脚本:北野真生 演出:岡崎邦彦 作画:杉野昭夫・森田浩光・沼本清海

 「近く近江屋を襲う賊がある」とのたれ込みが佐武のもとにもたらされる。近江屋を張っていた佐武は無事賊を引っ捕らえる。その盗人は有名な六郎太(納谷悟朗)という蔵破りだったのだが、佐武の心は晴れない。

 虫プロ回。サブタイ前の、子守唄の口笛吹きながらやってくる六郎太は、まるで『あしたのジョー』の第1話みたいだった。

 話も、闇の世界に生きざるを得なかった六郎太と、弟を売ってお秋(松島みのり)を奪おうとしたその兄(近石真介)っていう、みなしごの兄弟の哀しい顛末って内容。

 哀しい話を、イメージシーンぽいカットを多用して情感たっぷりに描いてた。派手さはないものの、なかなかアダルトな雰囲気の印象的な話に仕上がってましたよ。こういいう雰囲気のアニメって、最近ないよなぁ。

★★★½・
【コロッケ五円之助】

BS2『アニメ映画劇場』のラインナップ決定(NHKアニメワールド発表)。

  • 12/6(火)20:00〜 『劇場版 カードキャプターさくら』
  • 12/7(水)20:00〜 『アリーテ姫』
  • 12/8(木)20:00〜 『雲のむこう、約束の場所』
  • 12/9(金)19:30〜 『パルムの樹』

 いずれもソフト化されてるけど、持ってない人は要保存。そういや、『パルムの樹』まだ観てねーや。『だぁ!だぁ!だぁ!』もやるらしいけど、朝5時からって……。

『甲虫王者ムシキング』

第34話「森の守護者」

脚本:上代務 絵コンテ・作画監督:米田光宏 演出:梅本唯

 ムシキングはまたしてもポポを守って傷つく。ポポは、森の守護者といっても、守られてばかりで何も出来ない自分を情けなく思う。そのとき、ポポの耳に森の声が聞こえてくる。

 森が自らの意志でポポを選んだからポポは森の守護者なのだ、っていう理由は、トートロジー(同語反復)じゃねーのか? 良く判らんけど、ポポの双肩には星の生命全体の運命がかかってるらしい。

 前ほどひどくはなかったけど、今回もちょっとアクションがタルかった。ポポが風の能力を発揮するところくらいは格好良い作画で決めて欲しかったよ。

★★・・・
【コロッケ五円之助】

『蟲師』

第2話「瞼の光」

脚本:伊丹あき 絵コンテ・演出:宮下新平 作画監督:杉光登

 目が光に過敏になってしまう奇病で、蔵の闇の中で育てられている少女、スイ(岡明子)。スイによれば、自分の目のなかには蟲が住んでいて、“二つ目の瞼”を閉じると地の底深くを流れる光の川が見えるという。

 真っ暗闇のなかで人の世界からずれていっているスイの幽玄な感じがよく出てた。ちょとビキ(國分優香里)が目を離すと、“あっちの世界”に行っちゃいそうな不安ってのがイイんだよ。病気の少女と蔵の闇の中でふたり遊ぶっていうのも、ちょっとインモラルな感じがしてナイス。

 どこがどうって上手く言えないけど、ぼんやりとした闇の描写の見せ方が絶妙。フィルタの使い方の上手さってのもあるだろうけど、どこまで描いてどこから描かないかっていう選択が上手いんだと思う。アニメって、あいまいな表現って難しいからさ。

 ラストの“でろでろ”もほどよく気持ち悪かった。ビキのオドロキ方が、微妙なユーモアを醸し出してたよ。あと、このアニメって手の指先や足先の芝居が上手いよね。土井美加さんのナレーション(?)も雰囲気出てる。

★★★★½
【コロッケ五円之助】

 近所のビデオレンタル店で、マンガ単行本のレンタルが始まったんでちょいちょい利用させてもらってるんだけど、意外と使いでがある。ちょっと気になってた作品とかチェックするのに気軽でイイなぁ。長編とか、一から買うの面倒だし。でも、気に入った作品は買う派です。

『capeta』

第8話「クラッシュ!」

脚本:上代務 絵コンテ・演出:いわもとやすお 作画監督:北崎正浩

 練習走行で初めてレース用エンジンの馬力を知ったカペタ。みんなに負けじとアクセルを踏み込む。と、コーナーでカペタの車体が外側へ流れていってしまう。

 初めてのクラッシュ。カペタはこのクラッシュを境に、衝突事故に性的な興奮を見出すようになる……、って話ではありません(笑)。

 もなみが源ママに怒りに行くところがいい抜きになってた。

 根性とか気合いっていう精神論に逃げずに、主人公がちゃんと考えるところが好感。あんまり激昂したりするようなスポ根主人公じゃないのが冷静に見られて良いね。あと、見てるぼくも素人なんで、一緒に「え、それってどゆこと?」って思って見られるのも、楽しむには(知識レベル的に)ちょうどいいかも。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『焼きたて!! ジャぱん』

第55話「目覚めよ!! スーパー黒柳!」

脚本:大和屋暁 絵コンテ:山本 恵 演出:根岸宏樹 作画監督:芳川弥生

 和馬は、河内がわざわざ作った不味いフランスパンをゴミ袋へ!? 一方、坪塚は料理人の意地を賭け、自らのパンを完成させる。そして、そのパンを試食した黒柳は……。

 ん〜、どっちのパンも焼きたてじゃないとおいしくなさそうだけど、まいいか。あと、茶碗蒸しパンは、焼きたてをかじったら口ん中、大やけどすると思うよ。

 サブタイ通りのリアクションも作画がムダに頑張ってたんで笑えた。ちゃんと河内冷蔵庫(つまりフリーザ(笑))との対決シーンでパンの説明してたところが良かったな。和馬のパンへの坪塚のリアクションも負けずに笑えたしね。

 作画も元気があったし、パンの説明も一応納得出来たし、ラストちょっとホロッとさせたりして、『ジャぱん』らしい感情のごったまぜ感が味わえて楽しめました。あ〜、アホらし(褒め言葉)。

★★★½・
【コロッケ五円之助】

『BLEACH』

第59話「死闘決着! 白き誇りと黒き想い」

脚本:十川誠志 絵コンテ・演出:小柴純弥 作画監督:砂川則博

 一護の強さの前に、ついに千本桜が真の姿を現す。防御を捨て、攻撃に力のすべてを注いだ究極形態、“殲景”である。白銀の刃と漆黒の刃が幾度となく交わるなか、一護はある変化に気づく。

 一護がその中にホロウを宿してるらしい(?)って話。原作読んでないけど、今まで前振りも散々あったし新OPもそれを示唆するような絵だったから、なんとなくは判ってたけど。日番谷くんの捜査しに行った中央四十六室の話も気になるよね。

 一護が変身した辺りの演出のテンションの高さはなかなかのものだった。キャラ作画も良かったですよ。ラスト、織姫がコメディリリーフに入るタイミングもバッチリだったよ。

 んで結局、白哉兄さんは死なないのね。ふたりの因縁はまだ後に続くのかな?

★★★½・
【コロッケ五円之助】

 当サイトでも絶賛再レビュー中の『マリア様がみてる』の3rdシーズンが、OVAで出ることが決まったそうです(公式サイト発表)。祐巳の顔が、なんか違う。

 小説の原作もどんどん新刊でてるし、勢いあるね。人気あんねんなぁ。

『巌窟王』

原作:アレクサンドル・デュマ(『モンテ・クリスト伯』) 企画原案・キャラクター原案・監督:前田真宏 シリーズ構成・脚本:神山修一 キャラクターデザイン:松原秀典 美術監督:佐々木洋・竹田悠介 ディジタルディレクター:ソエジマヤスフミ スペシャル3DCGIアニメーター:鈴木朗 音楽:ジャン・ジャック・バーネル アニメーション制作:GONZO 作品公式サイト

第1話「旅の終わりに僕らは出会う」

脚本:神山修一・有原由良 絵コンテ:前田真宏 演出:紅優 作画監督:松原秀典

 パリの貴族アルベール(福山潤)とフランツ(平川大輔)は、月面都市ルナでカーニバルの熱狂のなかにいた。そこで、最近ルナの社交界を騒がせている噂の人物に出会う。その人物の名は、モンテ・クリスト伯爵(中田譲治)。その出自の良く判らない謎の伯爵に、アルベールは強く惹きつけられる。

 原作は、青い鳥文庫のリライト版を昔読んだくらい。たしかに「怒りのあまり、顔が青ざめた」みたいな描写があるけど、伯爵、初っぱなっから顔が青い!(笑)

 青いといえばアルベールくん。その初なアルベールくんが怪しげな伯爵の魅力のとりこになっていく様子がタマラン萌え〜(笑)。

 冗談はさておき、シリーズものの第1話としてはこれ以上ないほどケレンたっぷりでハッタリが効いてた。オモシロい! とくにBパートの、公開処刑でのゲームは緊迫感たっぷりでスバラシイ出来だった。ちなみに枢機卿は“閣下”ではなく“猊下”では?

 テクスチャーでキンキンピカピカの画面も絢爛豪華で、演出のハッタリに負けてなかった。SFって聞いてた舞台設定も、そんなに未来っぽくなくてバロックな感じが内容に合ってた。オープニングは、曲アニメともに、過ぎ去った青春みたいな寂しさがにじんでてナイス。

補追:公式サイトのEpisodeの最後に「伯爵語録」が付いてるのを見てつい笑った。

★★★★½
初見印象

 『モンテ・クリスト伯』のアニメなんて面白いのかと思ってたけど、観てみたらもの凄くエンターテインメントしてて楽しめました。

 今まで3DCGに特化してきたGONZOアニメだけど、今回はペイントの代わりにテクスチャーを張り込んだ2D。こういう使い方があったか! やられた〜! これ、面白いよ。アニメの弱点である平面感を逆手にとったやり方に拍手。パチパチ。

 舞台を未来にして、世界観を徹底して人工的・舞台的に作り込むことによって、復讐劇っていう大時代的なドラマツルギーを“逆に作り物だからこそ許せる”ように思わせる効果を生んでる。リアリズムとは逆の、異化効果を上手く使った手法だよね。

 あと、モンテ・クリスト伯爵がキャラ立ちまくりなのがスバラシイ。大時代的なセリフ回しに大げさなジェスチャー。そして中田譲治ボイス。これで惚れなきゃ男じゃない!(?)

 初なアルベール視点で話が進むことによって、話を知ってる視聴者も感情移入しやすくなってる。っていうか、気分はフランツ。アルベールが伯爵の思うまま翻弄される様をたっぷり楽しみたいと思います。

「待て、しかして希望せよ!」

【コロッケ五円之助】

『巌窟王』

第2話「月に朝日が昇るまで」

脚本:神山修一 絵コンテ:中山勝一 演出:前田真宏 作画監督:鈴木俊二

 フランツは、アルベールの姿が見えないことに気付く。ルナの夜は危ないと聞きき、いても立ってもいられなくなりホテルへ戻る。そこへ待っていたのは、ルイジ・ヴァンパ(側見民雄)からの脅迫状だった。

 フランツが助けを請いに行ったときの伯爵のウレシそうな顔といったら……(笑)。それと、伯爵の馬車が超シャコタン(?)だったのが笑った。

 この辺の「伯爵参上!」みたいなところは、伯爵の三文芝居と判ってても盛り上がるねぇ。巌窟王に変貌するところもなかなかの見物。ベタでも、ドラマはこうじゃなくっちゃって思うよね。

 ペッポは男だったのか……。しかし、アルベールくんのお坊っちゃんっぷりは徹底してるなぁ。

「裏切りの果実は、摘み取られなければならない」(by伯爵)

★★★★・
【コロッケ五円之助】

『マリア様がみてる』

第10話「いばらの森」

脚本:吉田玲子 絵コンテ:阿部達也 演出:筑紫大介 作画監督:辻美也子

 学園は『いばらの森』の噂で持ちきり。リリアンをモデルにしたと思われる少女小説なのだが、その作者が誰あろうロサ・ギガンティアだという噂なのだ。そして事実、ロサ・ギガンティアには祐巳たち1年生が知らない過去があるのだった。

 本人は気にしてないのに、まわりが勝手にバタバタするっていう、いつものパターン。

 出版社にまで直談判に行っちゃう由乃たちがスゴイよね。久美沙織さんの『コバルト風雲録』に書いてあったけど、カミソリ送ってきたり単行本をズタズタに切り裂いて灯油染みこませて送ってきたり、(一部の)コバルト読者ってつくづく怖いよなぁ〜(笑)。

 っていうか、そういう話じゃないんだろけど。ロサ・ギガンティアこと聖さまの過去のお話は次回へ持ち越し。

★★・・・
【コロッケ五円之助】

 V・S・ラマチャンドラン『脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ』(角川書店)、読了。

 幻肢の痛みを鏡で取り除いた話で有名な『脳のなかの幽霊』のラマチャンドランの、続編というか、一般向けの講演を本に起こしたもの。共感覚の話やピンカーの『心の仕組み』、そして人の自由意志はどうやらないらしいってのが最近の学会のトレンドって話まで、ここ最近の研究の成果も。とくに、自由意志の下りはノーレットランダーシュの『ユーザーイリュージョン 意識という幻想』(紀伊國屋書店)の話を裏付けるもので、なかなか衝撃的。あと、デカルト劇場のホムンクルス(小びと)にあたる脳の器官(ではなく【機能】というべきか)があるらしいって話も。

 内容は、かなり易しく書いてあって、サクッと読めちゃいます。興味を持つきっかけにするには丁度いい入門書かも。

『交響詩篇エウレカセブン』

第31話「アニマル・アタック」

脚本:大野木寛 絵コンテ:角田一樹 演出:安西剛文 作画監督:伊藤嘉之 メカ作画監督:富岡隆司

 従来の古い外装を拒むニルヴァーシュ。技研では、新たな外装を設計し直すことに。そこで、LFO研究の権威、グレッグ・イーガン博士(銀河万丈)が登場。

 ああ、この惑星はちゃんと軌道エレベーターとかあったのね。う〜ん、なんかいろいろ突っ込むところが多すぎて困る……。話の展開が急だよね。宇宙も舞台にしつつ、惑星全体の話になりそう。

 いきなり湧いてきた、お子ちゃま部隊な“アゲハ隊”にもビックリ。すぐ死にそうな予感はあるけど(笑)。

 とりあえずBパートのスーパーバンカーバスターに対するコーラリアンの対応を考えると、人間とコーラル・スカブとの関係は(今のままでは)『トップをねらえ!』なのね。「いわば我々は、惑星に湧いたバクテリア……」「バカなっ!?」みたいな〜。

 対立軸もハッキリしてきて戦いも本格化していきそうで、オリジナルSFとしての今後の展開が楽しみ。(それはそうと、グレッグ・イーガンも読まなイカンなぁ)

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『ふたりはプリキュア Max Heart』

第38話「さよならほのか!? 絆は固く永遠に!」

脚本:羽原大介 絵コンテ・演出:伊藤尚住 作画監督:生田目康裕

 ほのかのもとに両親から、パリで一緒に暮らさないかとの手紙が届く。ほのかから相談を受けたなぎさは虚をつかれ、思わず「ほのかならどこででも大丈夫」と答えてしまう。

 なんちゃって転校ネタ、前もやってなかったか?(参照) そっちの話は完全に勘違いだったんだけど。

 話自体はありがちな感じだったけど、バトルの作画が丁寧で良かった。スピード感はあんまりなかったけど、カット割りの上手さがバトルを盛り上げてた。なにげに、行信三さんの美術も良かったり。

 え〜と、ザケンナー坊っちゃんの話は、さわりばっかりで全く進展しません。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『おねがいマイメロディ』

第34話「ヒーローになれたらイイナ!」

脚本:待田堂子 絵コンテ・演出:江島泰男 作画監督:小泉初栄

 オーディションに落ちてすねる菊地を見て、奏は日頃溜まったうっぷんが爆発。なんとか奏の気持ちをとりもどそうとする菊地。

 菊地のヒーロー回ももう「3」だったのか(笑)。ホントに懲りないヤツ。

 『ハルノスケの動くアホ御殿』ってなんだよ? 作画はスタジオ・ライブ。寿司ミサイルが良かった。

 ハルノスケとの寿司バトルは最後までバカバカしかったし、オチも救いもなんの教訓にもなってないところがステキ。マイメロママは相変わらずイイ味。あ〜、寿司食いたくなった。

★★★½・
【コロッケ五円之助】

 BSアニメ劇場、『絶対少年』の後枠は、『学園アリス』の再放送だそうで。再放送って、ついこないだの作品じゃ〜ん。

『シュガシュガルーン』

第20話「ショコラのピンチ? カワイイ魔女志願」

脚本:丸尾みほ 絵コンテ・演出:佐伯昭志 作画監督:貞方希久子

 街でうっかり魔法を使ったショコラは、現場を女の子に目撃されてしまう。「魔法を教えて」としつこくつきまとわれ、仕方なく家まで連れて帰ることに。

 佐伯昭志さんコンテ回で作画もGAINAX。キャラ作画もカワイかったし、ギャグっぽい部分の作画や演出のテンポも良かった。ゲストキャラのソフィア(宮本侑芽)もちゃんとカワイかった。声の子は、『capeta』のもなみやってる子役。

 ラストのソフィアの泣きのシーンも、芝居がこってりつけてあって見応えあったよ。

 話自体は、毎回どおりのちょっとエエ話。っていうか、『シュガルン』の世界では魔女の正体がバレても何ともないのね。どうせワシらは魔女ガエルじゃからの〜(笑)。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

『絶対少年』

第26話(最終話)「頼りなく豊かな冬の終わり」

脚本:川崎美羽・伊藤和典 絵コンテ:望月智充 演出:木村隆一 作画監督:関根昌之

 ポーちゃんも去ってっしまって、再びひとりになった絶望を味わう希紗。しかし、成基は「希紗は、どうしたい?」と、いつもの問いかけをする。

 やっぱり善悪二元論は、須河原の“そうあって欲しい”見解だったのね。陰も陽も、そもそも同じ太極より生ずってことか。予想通りといえば予想通りの結末。

 世界そのものの謎、本質よりも、世界(もしくは社会)との関わり方こそが重要なんだって話。ある意味セカイ系とは全く違ったラストだけど、そういう健全さを狙ったテーマだったんだろうなぁ。

 最終話になっても派手なアクションや判りやすいカタルシスが用意されてるワケじゃないんだけど、『絶対少年』らしい対話(ダイアローグ)の連続。これはこれで、らしいラストだったなぁと。「世はこともなし」って感じでみんな日常に回帰して、爽やかに終わってくれたところも後味良かった。

 最終回になってもなお、タイツの足やパンツに強いこだわりを見せてくれたところは嬉しかったです(笑)。ラストの美紀の写真の後ろに、成長した美玖の体が写ってたのもポイント。

★★★½・
・総評

 正直、横浜編に入ってからは、ぼくが観たかったものとのズレが生じて、田菜編ほどワクワクドキドキ出来なかった。話の比重が少年少女の関係性に移って、横浜編はファンタジー的な“現実からの飛翔感”が味わえなかったのはちょっと残念。

 とはいえ、“世界とのかかわり方”が大事なんだっていうテーマは、26話かけてじっくりと熟成出来てたと思う。この辺は、判りやすい善悪2項対立やすぐに答えを求めたがる昨今の風潮へのアンチテーゼなんだろうなぁ。オトナ目線にならないように、少年たち自身に悟らせてたところは、説教臭くさせない心配りを感じた。

 作画・美術ともに全編通してクオリティが高かったし、シンプルなキャラデザインも個人的に好みだった。抑えの効いた演出や練られたダイアローグは、落ち着いたオトナの仕事を感じさせるものになってましたよ。

 総合評価は、ちょっと難しいなぁ。田菜編だけなら星5つでもいいくらいなんだけど……。でもまあ、オリジナル作品で地味な題材でよく頑張ってくれたし、なんだかんだいって好きだってのもあるんでちょいオマケ。作品を観た若い人がいろいろ考えてくれるきっかけになって欲しい、っていう制作者の静かな情熱が伝わってきた良作でした。

総合評価
★★★★・
【コロッケ五円之助】

メソウサ「Gファンタジーズでーす」
オオサンショウウオ「今回の話題は、アリア社長の正体でーす」
メソウサ「あれって犬ですよねー」
オオサンショウウオ「えっ、猫じゃなかったんですか?」
メソウサ「あれ、狸だったかなー?」
オオサンショウウオ「とにかく『ARIA』で一番の萌えキャラですよねー」
メソウサ「実は改造された元社長だったりしてー」
オオサンショウウオ「みんなの夜のおかずだったりしてー」
メソウサ「なんか、正解を通り越してしまったような気が〜」

『仮面ライダー響鬼』

第39話「始まる君」

脚本:米村正二 監督:田村直己 アクション監督:宮崎剛

 音激が効かない魔化魍ヨブコが出現した。敗れるヒビキ。明日夢とみどり(梅宮万紗子)は捕らえられ、さらにはイブキ、トドロキも雨の中の戦いで完敗を喫する。そんななか、京介は地下の研究室に迷い込むが……。

 ヒビキ、イブキ、トドロキが全員魔化魍にやられてしまうという大ピンチの回です。雨の中で惨めな思いをかみ締めるイブキの前に、行方不明だったあきらが現れるシーンが印象的。「自分も結論は自分で出すから、あきらも鬼になるか自分で決めろ」。果たして、あきらの決断やいかに? トドロキ君もずぶぬれになりながらザンキさんの差し出す手を断り、「これまで本当にありがとうございました」と独立を宣言します(ほんとに独立できるの?)。

 勝手に音叉を使用して倒れ「鬼になって親父を超えたい」という京介は、出動するヒビキに向かって「負けが解っているのに戦うなんて意味がない」と言います。それに対して「いや意味はあるさ。待ってるヤツがいるからな」と答えるヒビキ。京介にその言葉の意味は解るのか?

 後半の「ヒビキ」は前半では安定していた人間関係がグラグラと揺れだし、それと同時に魔化魍も次第に手強くなってきてだんだん緊迫感が増してきました。とはいえ決定的な破綻が生じるというわけではなく、あくまでそれぞれの成長を促す程度でのピンチなわけですが。

 前半に比べてつまらなくなったと言う意見もよく聞きますが、ストーリー的にはそれほど変わったとは感じられません。まあ、やたらと危なっかしさを強調するようにはなりましたが、イブキやトドロキの師弟関係がどうなるのかとか、明日夢がどう変わるのかに期待しつつ残りの1クールを見ていくことにしましょうか。

★★½・・
【アルデンテ有森】

『雪の女王』

第25話「王家の鍵」

脚本:島田満 絵コンテ:出崎統 演出:鏑木ひろ 作画監督:八崎健二

 古戦場だった荒地“星降る荒地”で一夜を過ごすことになったゲルダとラギは、そこで300年前の騎士の遺体を見つけて手厚く葬る。その夜、ゲルダはアルフレッド王(錦織一清)の亡霊に出会い、不思議な体験をすることになった。

 「真夏の夜の夢」ならぬ「真冬の夜の夢」というわけですが、王家の鍵をめぐって死んだ後も300年間争いを繰り返していた亡霊達と出会ってもぜんぜんおびえないゲルダがすごいです。よくあるエピソードではあるのですが、亡霊になっても「むなしい戦で死んだものの魂は永遠に浮かばれんのだーっ」と兄の王に執念を燃やす弟や、ラストに高らかに「愛あらば闇の扉を開け放てーっ」と誓いの言葉を言い放つアルフレッド王に圧倒されてしまいました。いやはや、ベテランの力技と言うべきでしょうか?

 「おーい弟よ、生まれ変わったらまた兄弟になろう! 300年はかかるまいが、また面白いことしようぜ」と言う弟のセリフが印象的。アルフレッド王の妃をやってたのは誰かと思ったら、佐久間レイでした。いや、最近マイメロとか変なキャラの印象が強かったもんで……。

 今回の話とは関係ないですが、23話で風の精と対決したとき、雪の女王が鎧に身を包んで颯爽と登場するシーンがかっこよくてしびれました。やるじゃん女王様!

★★★½・
【アルデンテ有森】

『交響詩篇エウレカセブン』

第30話「チェンジ・オブ・ライフ」

脚本:小中千昭 絵コンテ・演出:阿保孝雄 作画監督:倉島亜由美・内田信也・阿保孝雄 メカ作画監督:大塚健

 月光号の修理のため、トレゾア技研に立ち寄ったゲッコーステイト。そこは軍の研究所にして、ニルヴァーシュの生まれ故郷だった。

 ニルヴァーシュがヴァージョンアップして、タルホが覚悟完了して、エウレカが帽子を捨てるって話。やっぱり“成長”ってのがキーワードになってくるのかしら。「変わるわよ!」

 小中千昭さん脚本回。記録映画風の解説好きね。

 後半に入って、いろんな設定がちゃんと明らかにされていってるんで、まあひと安心。爺ちゃんや故郷の街もチラチラドラマに絡むようになって、ようやっと話に立体感が出てきた。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『かりん』

第3話「幸せって恥ずかしい」

脚本:新宅純一 絵コンテ・演出:山内東生雄 作画監督:清水博幸・篁馨 総作画監督:中山由美

 かりんの“血の嗜好”は不幸。かりんは、健太に対する吸血(供血?)衝動を抑えるため、健太を幸せにすればいいのではと思いつく。一方健太は、あれ以来急に元気になった母を見て、ますますかりんに不審を抱く。

 あ〜、一応話の筋は通ってる……、かな? 健太を幸せに→そのためにいろいろ世話を焼く→やがてそれが本物の恋に、って流れね。

 しかし、話のテンポはゆっくりしてるなぁ。こういうノリでずっと行くんだろうね。個人的には、もうちょっと笑いの要素も入ってくれると嬉しいんだけど。

 あと、「恥ずかしい」がキーワードみたいだけど、観ててもあんまり恥ずかしくないのはいかがなものか。もちょっともじもじさせてくれよ!

★★・・・
【コロッケ五円之助】

『ぱにぽにだっしゅ!』

第20話「君子危うきに近よらず」

脚本:金巻兼一 絵コンテ:角田一樹 演出:江島泰男 作画監督:実島登

 一条の100万ボルトの電撃で気を失った姫子。頭にはアホ毛の代わりにキノコが生えている。目を覚ました姫子は、ベッキーを見るや「子供、怖い! 来ないで!」と拒絶反応を起こす。

 オープニングが、曲アニメともに更新。メインボーカルは、都@堀江由衣さん。アニメーションも、歴代のテイストを引き継いでてスタイリッシュ。サビの部分(♪なぞめく乙女に〜)でベッキーがポーズを決めつつ歩いてるカットが格好良すぎ!

 CM入りのアイキャッチと「つづく」が、『エウレカセブン』だったのが、不意をつかれて笑った。ま、内容はいつも通りあってなきがごとく。象の上でおびえるベッキーがカワイかった。

 エンドカードイラストが、okamaさん。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

 WEBアニメスタイル、平松禎史の「ココロの棚」第20回 委員長タイプが大好き

 『フリクリ』のニナモリの版権イラスト。GAINAXが出してる原画集にもカラーで(元の版権よりデカいサイズで)載ってます。ニナモリ好き。

一部で最近流行の「ツンデレ」の範疇なのかと思うけど
個人的には「デレ」は要らないんですよね。

 あ〜、それもの凄く判ります!

『ARIA The ANIMATION』

第6話「その、守りたいものに…」

脚本:吉田玲子 絵コンテ:島崎奈々子・佐々木守 演出:島崎奈々子 作画監督:羽生貴之・柳瀬雄之

 灯里とアリスは、練習中に“天使の歌声”に出会う。その歌声の持ち主こそが、三大妖精のひとりに数えられるアテナ(川上とも子)だった。アリスは、師匠のアテナをどうしょうもない天然女と思いこんでいる。

 最近、川上とも子さんは、一見(一聞?)そうとは判らないような役が多いような。

 どんくさいのにそれに気づきもしない“左手”は、アテナさんじゃなくてアリス本人でした、って話。大人っぽく振る舞ってるアリスに、自分がお子様だったと気付かせるところは好感。なんだけど、左手云々というところとつなげる辺りはさすがにちょっとむりやりな感じが。まあ、話自体もどってことなかったな。

 アイちゃんパパじゃないけど、「まあまあだった。次回作に期待」ってところですか(笑)。

★★・・・
【コロッケ五円之助】

『蟲師』

原作:漆原友紀 監督:長濱博史 キャラクターデザイン・総作画監督:馬越嘉彦 脚本:伊丹あき・桑原絹子・山田由香 音楽:増田俊郎 美術監督:脇威志 アニメーション制作:アートランド 作品公式サイト

第1話「緑の座」

脚本:桑原絹子 絵コンテ・演出:長濱博史 作画監督:馬越嘉彦

 緑深い山奥にひとり住まう、五百蔵しんら(三瓶由布子)。彼の左手が描いた絵は、ことごとく命を得て紙の上から現実世界へと飛び出してしまう。その少年の特異な能力に興味を持った蟲師のギンコは、断りの書簡を無視して彼のもとをたずねる。

 “蟲”という、この作品世界に独特の存在を上手く説明しつつ映像化していた。人の社会の辺縁である山奥、寒村で、人と蟲との世界が微妙に混じり合うっていう、日本人の琴線に触れるお話。

 今回は、その辺の人智を越えた生命そのものっていう“蟲”の世界の描写と、祖母と孫(しんら)の人情の部分のリンクが上手いこと描写されてた。大げさじゃないけど、ちゃんとホロッと来る。この辺の抑えた感じは好み。

 作画も、蟲の不定型で不気味で、でもどこか美しい感じがよく出てたし、キャラの動きの作画も実はなにげに素晴らしく良かった。もちろん背景美術も美しかった。

 ただ、すべてがすべて説明され尽くされちゃってるんで、ちょっと理に落ちすぎてる感じがしないでもない。もうちょっと判らない感じが残ってても良かったかなぁ。まあ、第1話なんで原作未読の人向けにもきちんと説明したんだろうね。

★★★★・
・初見印象

 「原作の持つ雰囲気を再現することが不可能かと思われたが、観てみたらその不安は杞憂に終わった」。こんな文章を何度書いてきたか。この『蟲師』もスバラシイ出来。もうどんなマンガでもアニメ化出来る気がしてきた。

 キャラデザインは、丸っこい『どれみ』『カスミン』から『エアマスター』『ジパング』まで、なんでもアニメ設定に起こすことが出来る馬越さんならではの文句のない出来。

 監督の長濱さんは、今作が初監督作品。この第1話、結構スゴイことを手間かけてやってるのにそれをそうと思わせない熟練した職人の技みたいなところは、とても初監督作品とは思えない貫禄があったよ。下積みってわけじゃないだろうけど、いろいろ経験してきた長濱監督らしい熟達の仕事っぷりって感じか。変な気負いも感じないし、映像もセンス良いのにそれが嫌味になってないのはさすが。

 作画も美術も劇場作品並みのクオリティだったし、音楽も抑えた感じでとっても良かった。日常世界のとなりに別世界へと繋がってる扉が開いているかも知れない、そんな不思議さを感じさせてくれる良質のファンタジー。

【コロッケ五円之助】

 秋の感想率調査の結果発表出ました。

 感想率(感想書かれる割合が多い作品)は、『ARIA The ANIMATION』。う〜ん、これはホント意外。終了番組評価は、1位の『超ぽじてぃぶファイターズ!』以外は順当な感じ。とりあえずざっと見での印象のみってことで。

『甲虫王者ムシキング』

第33話「本当の自分」

脚本:上代務 絵コンテ:岡佳広 演出:大久保唯男 作画監督:金大勲

 ソーマは、度重なるポポ襲撃の失敗をデュークに責められる。ソーマは、自分と“森の守護者”であるポポとの間にある隔絶を思い知り絶望する。見かねたチョークは、ソーマはまだ戦える、自分にはその策がある、と。

 う〜ん、やっぱりソーマはかわいそうな子にしか見えないなぁ。チョークがかばうのもなんか痛々しい。ソーマの代わりに、パサーの格好良さが急上昇。

 ドラマは盛り上がってるんだけど、今回はさすがに作画がショボすぎた。会話は顔のクローズアップの切り返しばっかりで単調だし、アクションも止めもしくはスライドばっかりで動かないし、キャラ作画は弱いし、良いとこなし。

★½・・・
【コロッケ五円之助】

『佐武と市 捕物控』

第21話「魔窟の罠」

脚本:阿部桂一 演出:上梨満雄 作画:杉野昭夫・森田浩光・沼本清海

 首つりが見つかるが、同心の田辺によるとこの仏は阿片窟の密偵に入った配下の者だという。佐武は、仏が握っていたお札から、願掛け橋を見張ることに。そこへやって来たのは、天狗の面を着けた怪しい連中。

 虫プロ回。情け容赦ない敵で、佐平次親分の家が襲われたり市やんが拷問を受けたり、いろいろ大変なことは起こるんだけど、ラストはいつものノリで人情話だった。ちょっと肩すかし? あと気になったんだけど、佐武って佐平次親分とこに居候してるんだっけ?

 作画は、ラストの市やんの殺陣がいつもの様式的な殺陣と違って、動画で見せる感じだったんで新鮮だったよ。

「死ぬほど嬉しい佐武の胸、市の心も泣いている。これでいいのだ二人の胸に、通う誠を誰が知る。西に沈んだお天道様が、二人の情けを知っている」(byナレーション)

★★½・・
【コロッケ五円之助】

 山崎敬之『テレビアニメ魂』(講談社現代新書)を読む。

 東京ムービー作品のシナリオ製作に携わった山崎氏による、いろいろなアニメ作品のエピソード集。

 『巨人の星』の最終回をどうするか?とか、『アタックNO.1』の主題歌の「だって涙が出ちゃう」の作詞をやって冷や汗を書いたとか、どのエピソードも面白い。『じゃりン子チエ』(テレビ版)の動画は1万枚を超えていたとか『名探偵ホームズ』は8,000枚だったというあたりは興味深かった。「そんなはずはない。1万枚は使っているはずだ」と『ホームズ』の宮崎氏の動画を見せてもらった山崎氏はびっくり! なんと、1枚の動画用紙に2体の違うキャラの動きが描かれていたのである。

『ウルトラマンマックス』

第19話「扉より来るもの」

脚本:林壮太郎 監督・特技監督:村石宏寶

 オザキ博士(森次晃嗣)の応援要請を受けて三日月山の遺跡発掘現場にやってきたヨシナガ教授(桜井弘子)はそこで古代の石版とパズルを見せられる。カイトとミズキはそれらを調査のためにベースタイタンへ持ち帰るが……。

 モロボシ・ダンでおなじみの森次晃嗣がゲスト出演。ポケットからウルトラアイのような眼鏡を取り出すというファンサービスもやってくれます。

 三日月山の遺跡から発掘されたオーパーツ(笑)の石版から出現した謎の扉は異空間ゲートだった、というアイデアは面白いのですがその後は昔、人間とM78星雲人にやっつけられた宇宙人の復讐という『スター・トレック』もどきの展開だったのはちょっと残念です。バラバラのパズルがひとりでに組み合わさると扉が現れるという設定は、もっと上手く使えば『ジュマンジ』みたいなハラハラドキドキの作品に出来たと思うんですけどねえ。

 今回の見所は、ミズキ(長谷部瞳)がタンクトップで磔にされるシーンと、アクティブモード(へそ出しでタンクトップ)になって怪獣を攻撃するエリー(満島ひかり)の勇姿です。オザキ博士とトミオカ長官(黒部進)の共演も、ウルトラファンにはうれしいところ。「お互い年をとりましたね」というセリフについうなずいてしまうロートル特撮ファンのワタシ。

★★½・・
【アルデンテ有森】

 瀬名秀明『デカルトの密室』(新潮社)、読了。

 AI開発のコンテスト、チューリング・プライズに参加するためメルボルンを訪れた尾形祐介。そのコンテストで、祐介はフランシーヌ・オハラに再会することに。そして、その再会劇は意外な結末を迎えることとなるのだが……。

 ルネ・デカルトの提唱した“心身二元論”の、「我思う我」が無限退行してしまうジレンマがあるんだけど、人の意識はそのデカルトのジレンマに未だ囚われているのではないか?って問いかけがメインテーマ。

 『パラサイト・イヴ』は、最初面白かったんだけど、ラストで「そっちに行くんか!?」ってなっちゃってダメだったんだけど、今回は面白かった。ちょうど最近、人の意識に関する本をいろいろ読んでたりしたんで、興味深く読めましたよ。話を完全に理解出来てるかは、自分でもちと疑問なんだけど(笑)。う〜ん、やっぱ『方法序説』くらいは読んどかなきゃならんかねぇ?

『焼きたて!! ジャぱん』

第54話「ご当地パン対決!! なんてったってアイドル!」

脚本:高橋哲子 絵コンテ:池端隆史 演出:山田徹 作画監督:澤田貴秋・向山祐二

 ついに始まった『焼きたて!! 9』。勝負の舞台はマグロで有名な青森県、大間町。そして最初の対戦相手は、アイドル料理人集団CMAPのメンバー、坪塚拓美(野島健児)。和馬、河内、冠の3人はさっそく大間へ飛ぶ。

 新たな章に入って気分が一新したからか、普通に面白く観られました。OP・EDが曲アニメともに更新。

 新しいパンを思いつくまでの試行錯誤をきちんと描いてたのが、基本に立ち戻った感じがして良かったね。バカバカしくも「一体どんなパンやねんやろ?」と思わせちゃうところがさ。さすがにマグロでパンは作らないだろうと思ったけど。

 あと、今回から“ご当地パン”を作るってのがテーマになってるけど、今後ちゃんとこれがアバンで言ってる「日本のパン、“ジャぱん”を作る」ってところに繋がるんだなぁと、ちょっと感心。一応考えてるんや、みたいな〜。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『BLEACH』

第58話「開放! 黒き刃、奇跡の力」

脚本:十川誠志 絵コンテ・作画監督:深澤学 演出:阿部記之

 ついに白哉は、卍解“千本桜景厳”(せんぼんざくらかげよし)を解放。さすがの一護も、全方位からの攻撃に耐えかね一撃を受け膝をつく。

 一護の卍解“天鎖斬月”(てんさざんげつ)は見た目は地味だけど強い、って話。大げさな変化とかギミックに頼らずに、強さで魅せてくって意味では主人公らしいかな。黒い刀身が渋い(センスはヤンキーだけど)。

 合間に息抜きシーンが挿入されてたものの、『BLEACH』らしい作画と演出が一体となった迫力のある30分になってたよ。「卍解!」のシーンの作画が、線が繊細で気持ち良かった。キャラ作画も、眼が鋭く見開いて迫力。

 白哉のモノローグで心理描写がされててたんで、そろそろ白哉も負け頃ってことかな? どうも、護廷十三隊の上にまだ上部組織みたいなの(中央四十六室)があるみたい。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

 WEBアニメスタイル、浦沢義雄「練馬大根日記」第2回 爽やかなスポーツマン

 イイなぁ、浦沢さん。こういうことをきちんと言える大人って必要だよね、ホント(笑)。スバラシイ!

『ハチミツとクローバー』

第8話「chapter.8」

脚本:黒田洋介 絵コンテ:山下祐 演出:安藤健 作画監督:牧野大介

 竹本たちを招いて、はぐと山田が手料理を披露。しかしその手料理というのは……
「今日はなんで集まったんだっけ?」(by真山)

 竹本の誕生日でした(笑)。竹本いぢめは面白いなぁ。でも、ちょっとツイスターゲームは引っぱりすぎかな。もちっと歯切れ良く。

 別に悪くはないんだけど、これといって書くべきポイントもないなぁ。今回は、決めの泣かせシーンもない回だったし。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『マリア様がみてる』

第8話「びっくりチョコレート・後半」

脚本:吉田玲子 絵コンテ:石山タカ明 演出:平向智子 作画監督:佐光幸恵

 祥子の問いに涙でもって答えるよりほか術を知らない祐巳。薔薇の館を飛び出し、ひとり泣いていた祐巳は、ロサ・ギガンティアから、さっきの祥子と祐巳が一年前の蓉子と祥子のやりとりにそっくりとだったと教えられる。

 想い合っている姉妹であっても、きちんと言葉を尽くしてコミュニケーションしろ!と。言ってることは至極まとも。でも、その後同じような行き違いがあったりしてるんで、あんまり学習してないみたいだけど(笑)。

 結局、祥子と祐巳は硬い信頼で結ばれてるってお話。はいはい、ごちそうさま。あと、新聞部の三奈子さん(甲斐田裕子)が「ロサ・キネンシス アン・ブゥトンがそう仰るなら」って、お前同級生やんけ! そんなに卑屈になるなよ。

 作画は、キャラがタレ目気味に描かれるのが気になりました。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『マリア様がみてる』

第9話「紅いカード」

脚本:真部千晶 絵コンテ:古橋一浩 演出:則座誠 作画監督:秋山由樹子

 鵜沢美冬(増田ゆき)は、幼稚舎の頃から祥子にあこがれてきた。一度リリアンを離れたものの、高等部でリリアンに入学。しかし、祥子との距離は相変わらず遠いままだった。

 前の回の、紅いカード紛失事件のトリックが明かされる回。時間差を利用した驚愕のトリック!(ウソ)

 美冬のモノローグで、リリアン的価値観の歪みを図らずも強調する効果が出てたのが面白かった。祥子さまは昔からイヤな奴やってんな(笑)。ラスト、祥子さまへの幻想投影っていうしょうもないくびきから解き放たれた美冬の爽やかな笑顔が印象的。

 キャラ作画も濃かったし芝居付けも細かくて、百合っぽい淡いエロスが漂ってくるようで良かったよ。ラストのロサ・ギガンティアと志摩子とのやりとりなんて、カット割りもネチっこくて、相当気合い入ってた。

★★★½・
【コロッケ五円之助】

 光希桃さんところの感想率調査、提出しました。今回は、(うちにしては) 「見切り」が多かったかも。

 え〜、それとは関係ないんだけど、『エウレカセブン』録り忘れてしまいました。最近こんなんばっかッスね。スミマセン。レビューは近々補完予定っつーことで。

『ふしぎ星の☆ふたご姫』

第33話「ブモブモブウモ☆プモプモプーモ」

脚本:福嶋幸典 絵コンテ・演出:筑紫大介 作画監督:石橋有希子

 目障りなふたご姫を茨の館へ閉じ込めるため、プーモに取って代わったブウモ。そのニセプーモにより館へ導かれるふたご姫たち。

 大臣のプロミネンス・ドレスアップには笑った笑った。ホントに変身するとは(失敗だったけど)。
「♪だんだん大臣、プローミネンス、ドレスア〜〜ップ!!」(by大臣@平井啓二)

 それ以外は、ブウモいぢめが全編楽しかった。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『ふたりはプリキュア Max Heart』

第37話「なぎさ飛ぶ! ほのか舞う! 志穂全力の大舞台!」

脚本:清水東 絵コンテ・演出:山吉康夫 作画監督:高橋任治

 今年のベローネ祭も演劇を出すことになったなぎさたちのクラス。出し物は『牛若丸と弁慶』で、演出・脚本は志穂(仙台エリ)。志穂曰く、五条大橋のシーンでは、なんとワイアーワークを使うという。

 イベント回は、なんか去年と同じ感じの話になっちゃうね。

 『牛若丸』って聞いて、敵はウラガノスで弁慶に見立てて戦うんだろうなと思ってたら、全くその通りだった。

 演劇云々はともかく、毎回ラストのハーティエルが出てくるシーンが取って付けたようなやる気のないものになってるのがスゴイよね。最初の頃はもうちょっとドラマに絡めたりしてたのに、最近はもう出すだけ出してほったらかし! クリスマス商戦のメイン商品なのに。勝ち組は違うね〜(笑)。

 エンディングが曲アニメともに更新。♪月月火水木金金〜

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『おねがいマイメロディ』

第33話「みんな来てくれたらイイナ!」

脚本:江夏由結 絵コンテ・演出:政木伸一 作画監督:伊佐英明

 今日は歌の誕生日。マイメロは3日前から特大ケーキを準備する力の入れよう。それを知ったクロミは、歌の家族や友だちを邪魔しパーティに行けなくしてしまう。

 歌ちゃんのために小暮が走ります走ります。若いってホントに良いもんですねぇ。

 今回は、夢の扉開きまくり。キリンの歯ぎしりキリキリで胃がキリキリっていうダジャレ(?)がスバラシイ(笑)。ポエム新人賞の選考委員会も素でスゴかったなぁ。意味ワカラン。

 ラストの、歌にプレゼントを渡す小暮がカワイかった。そろそろ柊先輩が何かしらの動きを見せそう?

★★★・・
【コロッケ五円之助】

 衛星アニメ劇場に、かかずゆみさんが戻ってきました。

『シュガシュガルーン』

第19話「使い魔・ブランカのちっちゃな恋」

脚本:吉村元希 絵コンテ・演出:今千秋 作画監督:大西貴子

 ブランカの作る料理はチーズ料理ばかり。実はブランカ、チーズ屋の店主、良之(宮本充)に惚れていたのだ。成り行きから、ショコラはブランカの恋を応援することに。

 人間になったブランカ、ピンクの髪が思ったよりカワイイな。もっとオバハンかと思ってた(笑)。

 話も、いつもと違ったテイストで新鮮味があったよ。ギャグも乗ってたし、ブランカの失恋っていうほろ苦さも意外としんみり。普段高慢なネズミがっていうギャップがちゃんと効いてたよね。

 まったく関係ないけど、『モンティ・パイソン』のチーズ屋のネタを思い出した。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

『絶対少年』

第25話「世界の皮膜が穴だらけ」

脚本:川崎美羽・伊藤和典 絵コンテ:望月智充 演出・作画監督:今泉賢一

 希紗がやってきた“あの場所”には逢沢歩がいた。理絵子に帰ろうと言われるが、希紗は「話したいことがある」と歩の話を聞くことに。

「ポーって光るから、ポーちゃん」(by希紗@小林晃子)

 ラス前なのにこのスローなテンション! スゴイかも知んない。っていうか、みんなまだ集まりきってない! う〜ん、いけず〜。

 マッキー変わったって言われてたけど、そのとき近くにいる女の人に惚れちゃう判りやすいところは変わんないのね(笑)。

 一応、今までの積み重ねの「常識は世間の最大公約数にすぎない」とかキーワードが出てくるんだけど、都市伝説レベルならまだしも、目前の現象(巨大物体)が飛び抜けすぎててちょっと納得しかねるというか。どう収拾つけるか、最終回が見物。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『BLOOD+』

第6話「お父さんの手」

脚本:森田繁 絵コンテ:勇徹夫 演出:浦田保則 作画監督:福島豊明

 ヤンバルの施設に潜入した小夜たち。そこは、米軍の翼手研究の施設だった。翼手に襲われながらも父ジョージに会えた小夜たちだったが……。

 米軍派遣の陰に翼手有り。展開は、まんま『バイオハザード』みたいな感じだった。

 お父さんは、やっぱり死んじゃうのね。家族と故郷を捨てて、自分のルーツと未来を探して旅立っていく、って言う意味では正統派な展開。カイもちゃんと情けない子供の顔で泣いてたのはナイス。それなりに日常への決別っていう情緒が出てた。

 なんだけど、アクションのシーンがイマイチ決まらないんで、30分の中でビシッとメリハリがつかない。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

草薙「茅葺首相暗殺未遂のクゼの行方はわかったか、“地味”?」
バトー「難民解放区で大規模な暴動が起きるって情報は本当か、“地味”?」
サイトウ「内調のゴーダの動きには気をつけろよ、“地味”」
パズ「地味ってゆーな!」
イシカワ「仕方がないさ。お前って本っ当に地味だからなあ、パズ」
パズ「お前だけには言われたくないな、いしかわじゅん!」
イシカワ「いしかわじゅんってゆーな!」

『バジリスク 甲賀忍法帖』

第3話「凶蟲無惨」

脚本:岡田麿里 絵コンテ:大塚健 演出:麦野アイス 作画監督:石野聡

 伊賀鍔隠れの里に向かう弦之介一行。一方、駿府へ急ぎの駕籠を飛ばしていた甲賀組十人衆の一人、十兵衛は伊賀衆に襲われる。

 出、出た〜っ!地虫十兵衛(丸岡篤)。インパクト十分のあの姿(君は山上たつひこ先生の『光る風』に出てくる光高様を見たことがあるか?)で大活躍です。刀を飲み込みます。ゴックン!(ゲップには笑った) 土の上だって全力疾走さ。シャカシャカ!投げた刃物もシッポではじくぞ。カッキーン!

 手をつなごうとする朧は可愛いし、「言え、言わぬか〜!」と風待将監(千々和竜策)をメッタ刺しにする蛍火(沢城みゆき)の狂気が怖いです。意外とストーリー展開はシンプルですが、この先も見所は各忍者のビックリ能力と女性キャラのお色気シーンになるのかな?

 濃すぎる面々の忍法アクションは見ごたえ十分なのですが、欲を言えばもう少し他の勢力の陰謀とかもからませて欲しいもんだと思います。あと、何気に蛍火が尻もちをつくシーン、尻がよかった(笑)。

★★★½・
【アルデンテ有森】

『バジリスク 甲賀忍法帖』

第4話「妖郭夜行」

脚本:むとうやすゆき 絵コンテ・演出:神戸洋行 作画監督:大木賢一・神戸洋行

 将監と十兵衛が伊賀の天膳達に討たれ、甲賀組にわたるはずの巻き物は燃やされた。伊賀のお幻屋敷では祝いの宴が催され、弦之介と朧はそこで“和睦の舞”を披露するが……。

 朧と弦之介のラブラブ(死語)ぶりがこそばゆいです。朱絹(渡辺美佐)にちょっかいを出す丈助(平勝伊)がコミカルでイイ味出してます。朧の純情可憐さと朱絹の妖艶さとがどちらもバランスよく描かれていて楽しめます。特に丈助との忍法勝負の時の朱絹の色っぽさがイイ!

 『バジリスク』の忍法勝負は、グロテスクではあるけど残酷ではないですねえ。毎回冒頭に出てくるタカとヘビの死闘の方がよほど怖いです。まあ、だから戦いがゲームのように楽しめるわけだし、各キャラもあそこまで怪物じみたものに出来る訳ですけど。そのうち知力を使って頭脳戦なんかもやってくれるとうれしいんですが、どうでしょう?

 それにしても丈助が結構三枚目として思った以上にいいキャラになってますねえ。スケベだし。まああの座敷牢からの抜け出し方はあまりにアホらしくて笑いましたが。

★★★½・
【アルデンテ有森】

 WEBアニメスタイル、平松禎史「ココロの棚」第19回『フリクリ』最初の版権。マミ美の、色トレスの唇が色っぽいです。

 おまけコーナーの完成版も忘れずに。あと、平松さんの個人サイトお絵かきダイアリーも最近更新頻度高いんで要チェック。


 『ダ・ヴィンチ』連載の、山岸凉子さん『テレプシコーラ 舞姫』が堅調に面白い。

 お母さんに、六花を海外留学にとの話が来るけど、千花の手術代もあって断るって話。勢いでダーっと行っちゃわずに、じりじりとお話が進んでいく感じがイイね。お姉ちゃん(千花)も、嫉妬したりせずあくまで前向きなのも救われる。単行本も、もうすぐ新刊が出るそうで。

『かりん』

第2話「あたしの好みは恥ずかしい」

脚本:山田靖智 絵コンテ・演出:上原秀明 作画監督:ひのたかふみ

 健太の前で鼻血をだして倒れてしまった果林。秘密がバレたと思い悩み、学校も休んでしまう。しかし、母に追い立てられていったバイト先で、ばったり健太に出くわしてしまう。

 雨水の“うすい”は、幸薄いの“うすい”だったのね。かりんの“血の嗜好”は、不幸な奴の血ィなんだけど、貧乏=不幸なのか? 健太はそんなに不幸そうでもないけど。健太のお母さんで、久川綾さん。

 一応、いろいろ設定も明らかになったけど、ま、基本はやっぱりラブコメなんだろうね。公式サイトでは「吸血」じゃなく「供血」って書いてあるけど、あれって吸ってるんじゃなくて入れてる(?)ってこと?

 第1話同様、これといった引っかかりもなかったけど、ムダに暗くなったりしそうにないのは好感。作画は、第1話では気にならなかった目の隈の濃さがなんとなく気になったり。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『ぱにぽにだっしゅ!』

第19話「芸は身の仇」

脚本:植竹須美男 絵コンテ:福田道生 演出:木村卓司 作画監督:西田美弥子・春日香

 風邪を引いたベッキーをからかっていたC組の面々。しかし、瞬く間にC組で謎の熱病が発生、学級閉鎖に追い込まれる。

 OPは『黄色いバカンス』で、え〜と、6号@阪田佳代バージョン? っていうか、毎回クイズか、これは!?

 Aパート冒頭のミュシャ風のキャラが色っぽかった。

 あ〜、なんか話自体は結局意味なかったみたい。ぼくもまだ修行が足りんね(笑)。あの研究所はなんだったんだとか、そんなのマジメに云々するような作品じゃないだろうに。話の筋とは関係なくじゃれ合うベホイミとメディアがアホっぽくて良かった。

 ジジイ先生は、やっぱり“DEATH”なのね。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

 WEBアニメスタイル、animecs T!FF・Production I.Gスペシャルレポート(2)押井守×鈴木敏夫トークショー

 映画『立喰師列伝』(公式サイト)について。映画も、小説版と同じく「立喰師という“社会の野良犬”を通して日本の戦後史を総括していく」お話になるそうで。『御先祖様万々歳!』以来のギャグものってことでも注目。

『ARIA The ANIMATION』

第5話「その、あるはずのない島へ…」

脚本:吉田玲子 絵コンテ:福多潤 演出:筑紫大介 作画監督:霜山朋久

 ある日、灯里のもとに“ネバーランド”からの招待状が届く。好奇心に誘われ、ゴンドラで海に漕ぎ出した灯里。到着した島で待っていたのは……。

 アリシアさんと晃さん主催の、新人強化合宿でした。寒くなってきたのに水着サービス回。

 佐藤順一監督、特訓好きなのね。そして、特訓といえば当然丸太!(笑)

 今回エエ話はお休みかと思いきや、ラストちゃんとエエ話になってた。全体的に水着メインのユルい話なんだけど、ラストの「なくしたはずのリボンが……」みたいな、ワンポイントの決め技が効いてた。こういうの結構好きだったり。セリフ自体はベタベタだったけどね。

 今回は、さりげないノスタルジーが良かったです。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

 急に寒くなったんで、判りやすくさっそく風邪引きました。症状はいつも通りひどくならないんだけど、今回はなぜか胃がキリキリ痛い。風邪と関係あるのか知らないけど。普段胃痛なんてならないのに。

『甲虫王者ムシキング』

第32話「青い絆」

脚本:吉田玲子 絵コンテ:福田道生 演出:高橋順 作画監督:松川哲也・小岩雄之

 輝きの森を目前に、立ち寄った村は無人だった。そこでソーマたちの赤い目の甲虫に襲われ、ソーマともども池に落ちたポポは、流された先でひと組の母子と出会う。

 ポポが、自分の“正義”について思い悩む回。

 全滅した村の生き残りの親子の描写がハードで良かった。子を守るためにポポたちに毒を盛る母親の、追いつめられた者の容赦のなさってのが『ムシキング』らしいブラックさ。ソーマとチョークの関係とともに、母と子の絆の強さってのがビミョーなドライさで描かれるんだよね。

 なんなんだろね、この突き放した感じは。大人の視聴者としては、そこが好きだったりするんだけど。

 母親の眉間のしわがついに消えることがなかったのがまたイイね。お母さんの顔、怖いよ。

★★★½・
【コロッケ五円之助】

『佐武と市 捕物控』

第20話「うらみ」

脚本:西川洋二 演出:黒川文男 作画:飯野皓・石山卓也

 市はある夜、4人の浪人者に襲われる。4人のうちのひとりの目を斬って見えなくしてしまったことを知りショックを受ける。

 スタジオ・ゼロ回。市を狙って浪人を雇う二人に、青野武さん、桂玲子さん。(盲目で)闇に生きる市やんが、先のショックと風邪とで、その心までも闇に呑まれてしまいそうになるってお話。市やんの話は、なかなか業が深くてイイねぇ。

 作画も、目を斬られる浪人者や、ラストの強い浪人(寺島幹夫)が斬られるシーンなんかの残酷シーンを逃げずに(モロに)描いてて、市が人を斬ることに罪悪感を感じるってところにちゃんとリアリティが感じらさせるものになってたのが良かったよ。

 お話のラストも、「あっ!」という仕掛けがしてあってちょっと洒落てたよ。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

『マリア様がみてる』

第7話「びっくりチョコレート・前半」

脚本:吉田玲子 絵コンテ:新留俊哉 演出:吉田俊司 作画監督:森本浩文

 バレンタインデーが近づき、新聞部から山百合会にある企画に協力して欲しいと要請がある。最初は祥子以下の反対で断った企画だったが、薔薇さま方の一声で一転協力することに。

 勝手に気を遣って思い悩む祐巳に、無理して素っ気なくしてるくせに嫉妬深い祥子さまっていう、ぼくが一番嫌いなパターン。コバルトファンにとっては、このやきもきする感じが良かったりするのかなぁ?

 ラスト、祐巳に問いつめるときの祥子さまも、やけにネチネチしてて細かいんだよね。お嬢様らしい鷹揚さは欠片もない。すぐ泣いちゃう祐巳もやっぱりムカつく。

 ギレンばりに演説をかます由乃が面白かった。作画はシーンによってバラツキがあったなぁ。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

 WEBアニメスタイル、【artwork】『トップをねらえ2!』キャラクターデザイン・4 トップレスの巻

 ハトリ大佐もいるぞ! 今日もとんがってる!(笑)

 ところで、衣装デザインってokamaさんなのかな? 裾や袖がぷっくり膨らんでるところなんてっぽいんだけどなぁ。

『焼きたて!! ジャぱん』

第53話「霧崎からの挑戦状!! 新番組『焼きたて!!9』スタート!」

脚本:隅沢克之 絵コンテ:増田敏彦 演出:小山田桂子 作画監督:宇田明彦

 見事モナコカップを制した日本代表。しかしそんな祝賀ムードの中、モニカからパンタジアがサンピエールに吸収合併されたとのニュースがもたらされる。

 直接対決編へ。テレビ番組でパン対決をすることに、ってーお話。払戻金、120億円! っていうか、選手の関係者が賭けてもエエんか?

 ゴぱん食べたリアクションの番組内番組『炊きたて!! ゴぱん』、ちゃんと出来すぎててインパクトは薄いなぁ。それよりも、店長が黒やんへの想いを照れながら話すシーンの方が良かったな。たまにちょっとエエ話が混じると効果大。

 どうでもエエけど、なんでみんな巨大資本のパン屋にこだわるのかね。職人なら、最終的に雇われ職人より、小さくても自分の店持ちたいんじゃないの? いや、知らんけど。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『BLEACH』

第57話「千本桜、粉砕! 天を衝く斬月」

脚本:中瀬理香 絵コンテ・作画監督:高橋資祐 演出:小柴純弥

 砕蜂の技は“瞬閧”といい、夜一がすでに会得していたものだった。夜一の圧倒的な強さの前に、砕蜂は夜一への執着から逃れきてれいない自分に気付く。

 砕蜂の夜一さんとの因縁が語られる回想シーンが良かった。おかっぱのちびっ子砕蜂がカワイイ。夜一との関係も、百合っぽさがたっぷりでナイス。

「お前は、ワシと似ている。まるで妹のような気さえすることがある」(by夜一)
 ほら、砕蜂、タイが曲がっていてよ(笑)。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『ハチミツとクローバー』

第7話「chapter.7」

脚本:黒田洋介 絵コンテ・演出:舛成孝二 作画監督:竹内哲也

 花本は師事する徳大寺とチベットへ調査旅行へ行くことに。花本は、はぐみと一緒に行こうと誘ったが……。花本は、はぐみが祖母と暮らしていた頃のことを回想する。

 舛成さんコンテ演出。竹内哲也さんのひとり原画。スゴイ!

 『かみちゅ!』でも面白い作画してた竹内さんだけあって、この回も芝居が細かかったり、見どころがたっぷりだったよ。ところで、この人の人物は、肘や膝から先が極端に小さく描かれる癖がある。シワの描き方も独特。でも今回、キャラ作画も違和感なくて悪くなかった。理花さんが、ちょっと幼い感じだったけど、作画の感じと話の雰囲気がイイ感じにマッチしてた。

 あ、あと、面白いと思ったのが、ラストのはぐの泣きシーン。涙で目がウルウルって表現を、瞳のハイライトがグルグル回るって描き方してたのが効果的で良かった。芝居自体も細かく振ってあって感情がよく出てた。

 話自体も、お祖母ちゃんとはぐの暮らしがタマラン悲しい感じで泣ける。原作でも悲しくて美しいシーン。でも、あの家って昭和何年だよ?って感じだけどね。

 クローバー探しも、みんなとの鍋も、なんかノスタル視点がいつもより強かったような気がしました。舛成効果?

★★★★・
【コロッケ五円之助】

 WEBアニメスタイル、【artwork】『トップをねらえ2!』 キャラクターデザイン・3 チコ達の巻

 第3話でセリフに出てきた「お菓子系」って、チコのことだったのか。

 浦沢義雄さんの練馬大根日記も連載開始。作品公式サイトも、“COMING SOON”のflashが。ところで、田麩って、どんな食べ物?

『タイドライン・ブルー』

第11話「メタセコイア海戦」

脚本:山田由香 絵コンテ:矢野雄一郎 演出:小山田桂子 作画監督:中路景子

 魏の潜水艦を沈めたユリシーズ。キールは、戦いをやめさせようとティーンを説得する。最初は取り合わなかったティーンだったが……。

「なんで戦争なんてするんだよ!? オレが今まで会ったヤツらは、みんなイイ奴だったぜ」(byキール)

 地図を公表すれば争いがなるなるとか人類の叡智を信じるとかってのは単純すぎる気もするけど、子供たちがオトナたちのめんどくさい理屈から離れて動いていくのは観てて気持ちがいいね。ティーンの親(グールド)離れってところは、なかなか情感が出てたよ。

 しかし、アオイはちょっとダメダメすぎる気が。ダチョウに慰められるなよ(笑)。イスラは、なんか良く判んないけどイイキャラになったなぁ。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『タイドライン・ブルー』

第12話(最終話)「ブルー」

脚本:山田由香 絵コンテ:飯田馬之介 演出:小山田桂子 作画監督:宮本佐和子

 キールとティーンは、アオイに自分の父親の作った地図を全世界に公表することを訴える。その間にも、ユリシーズは核ミサイル発射の準備を進めていた。ティーンは、ミサイル発射を止めさせようと、グールドに通信を送り続ける。

 TV放送最終回。

 SLBMの筋が空に何本も伸びていく辺りのイメージは良かった。まあ、弾頭が( 意図的な)不発だったことは予想済みだったけどさ。

 「なんでこうなったのかしら」って老いを感じるアオイが、まだ人類に対する信頼を失ってない若者に未来を託すって意味では、ある程度納得できるラストではあったけど、どう考えても後1話で終わる話とも思えないよな。

★★½・・
・総評

 飯田馬之介監督らしく、『おいら宇宙の探鉱夫』同様、胸躍る少年の冒険活劇って感じの懐かしいテイストはよく出てた。ただ、ある意味で『おいら宇宙の〜』と同様、「もっと続いてれば、名作になったかも知れないのに」って感じを残してしまったのは残念。“たられば”は言いたくないけど、もっと長い枠でたっぷり観たかった。

 でも、漫画映画っぽい大らかさを感じさせるキャラは、とっても魅力的に描かれてた。心情描写も的確で、きちんと感情移入できたしね。最初は何考えてんだか判んなかったイスラも、潜水艦の中ではいつの間にか癒しキャラに収まってたし。

 作画自体も、原画に友永秀和さんが入ったり、元気いっぱいだったのが印象的だった。寝起きのキールの腫れぼったい顔とか、表情の芝居も笑わせてくれたし。

 世界の秩序構築を巡る争いの話は、さすがに古くささを隠せなかったなぁ。潜水艦モノとしても、ちょっと物足りなかった。グールドは闇に消えたし、結末はDVD収録の第13話を待つしかないね(イスラの子の親も)。

総合評価
★★½・・
【コロッケ五円之助】

 今日は、『プリキュア』『響鬼』は休み。

『交響詩篇エウレカセブン』

第29話「キープ・オン・ムービン」

脚本:菅正太郎 絵コンテ:もりたけし 演出:中村圭三 作画監督:尾形健一郎・真庭秀明

 ドミニクは調査任務のため、レントンの友人と称してレントンの祖父、アクセル・サーストン(青野武)に接触する。

 なんかもの凄い重要な事実がタルホさんのセリフでさらっと……。いきなりだったけど、エウレカの正体、、コーラリアンの謎、ゲッコーステイトの戦いの目的がハッキリと明かされて、いよいよドラマも本格的に動いていきそう。

 レントンの爺ちゃん再登場。爺ちゃんが出ると、なんとなく話に深みが出るね。たぶん爺ちゃんはドミニクの正体もなんとなく分かってて、それでも修理に付き合ってたんだろうね。ラストで頭を深々と下げたのも、ドミニクのことを人を裏切れないイイ奴と見込んでの、老人らしい老獪さと見たね(笑)。

 前半の、レントンがチャールズ&レイ夫妻のマインドを受け継いだ生活態度も良かったし、後半の作戦に向けて一体になってくクルーってのも良かった。レントンの心の描写も、今回は無理なく納得できたしね。

 あと、レントンの元クラスメイトの女の子たちが、なにげにカワイかった。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

『おねがいマイメロディ』

第32話「ラッキーになれたらイイナ!」

脚本:平野靖士 絵コンテ:高柳哲司 演出:横田和善 作画監督:飯飼一幸

 占い好きのクラスメイト、占部(桑島法子)は、小暮に「占いなんて当たるわけない」と言われてしまう。そして実際、アドバイスをしたクラスメイトから一斉に非難を受ける。気を落とす占部のもとにクロミが言葉たくみに近づく。

 桑島法子さん、また変な役で。
「ズバリ言うわよ!」(by占部@桑島法子)

 話のパターンはいつもと同じなんだけど、展開がまたまたハチャメチャだったよ。チョコになっちゃった生徒はなんで下着(水着?)姿なんだ? フンドシになっちゃって永代橋先生に着けられる生徒が可哀想だった。

 マイメロが、一週間にして耳を鍛えて弱点を克服してしちゃったよ。『マイメロ』に死角なし!(笑) ラスト、むりやりエエ話っぽくまとめるのも、スゴイ力業。

 あと、マリーランドの王様はなぜかタロットカードの「The Hanged Man」だった。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

『シュガシュガルーン』

第18話「超こわ! ハロウィン肝試し!?」

脚本:高橋ナツコ 絵コンテ:岩永彰 演出:篠崎康行 作画監督:Park Sang-Jin

 バニラの代わりにハロウィンパーティー実行委員になったショコラ。しかし、委員会はメンバーズで占められていた。ダメもとで提案した肝試しが、意外にも百合香(樋口智恵子)に採用される。

 ショコラがシメられる話かと思いきや、意外とイイ奴だった百合香と仲良くなるって話だった。

 今回はエエ話で終わったけど、百合香は心に嫉妬の“ノワール・ハート”を宿してるんで、そのうち百合香を中心にしたハードなエピソードの伏線になってるんだろうね。今からそっちが楽しみ。

 作画が韓国だったけど、全然悪くなかった。カップルたちもカワイく描けてた。百合香の取り巻き連中がちゃんと悪モンしてたのもナイス。

 怖いコウモリが実はチョコで出来てて食べられる、ってシーン、オジー・オズボーンを思い出したのはぼくだけ?

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『絶対少年』

第24話「彼女たちの小さな冒険」

脚本:伊藤和典・川崎美羽 絵コンテ:下田正美 演出:根岸宏樹 作画監督:乙幡忠志

 希紗は新しいフェアリーよりも、巨大物体の方にブンちゃんに似た親近感を感じている。希紗は白いフェアリーを連れ、巨大物体を目指しマンションの外へ踏み出す。理絵子とマッキーも成基の代わりに希紗を追う。

 やっと子供たちが動き出した。パニックになったり怒鳴ったり、走ったりすらしないところは『絶対少年』らしい落ち着きだなぁ。師匠に怒られに行ったり、楽屋弁当食ったり。

 希紗がスカートまくってるのにりえぞーが突っ込むシーンは、ほのぼのしてて良かったな。臭い希紗も。あと、マッキーがはきはきしてたね。はきはき喋るストーカー。ある意味脅威だ(笑)。

 まだまだ話は全然見えないけど、堂々と日常の風景を浸食しだした光同士の闘争の静かな不気味さってのはよく出てた。ラストの歩の「来たし!」も怖かった。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『ふしぎ星の☆ふたご姫』

第32話「がんばれティオ☆メラメラサンバ祭り」

脚本:吉川清子 絵コンテ・演出:玉川達文 作画監督:原田大基

 サンバ祭りで盛り上がるメラメラの国へやって来た3人。しかし、熱狂的に盛り上がるブライトのステージが、リオーネたち王族のステージから客を奪ってしまう。

 玉川さんコンテ演出回(レイアウト共同)。『ふたご姫』に限って言えば、佐藤順一さんの回より玉川達文さんの回の方が圧倒的にいい出来。ブライト様のサンバがはじけ過ぎてた(笑)。

 笑いのツボを押さえたコンテで、全編楽しく観ることが出来たよ。キャメロットとナギ(矢薙直樹)とか、繰り返しギャグも効いてきたしね。ラストの花火も、『ふたご姫』にしてはちゃんとカタルシスがあった。

 あと、リオーネのサンバの衣装がカワイイかった。細い肩があらわになって、こう、なんというか……(笑)。ティオを元気づけるリオーネの、福圓美里さんの演技もタマラン。

 作画も元気があって良かったよ。ラストのみんなで踊っちゃうシーンもちゃんとカワイかったし。レインに手を引かれるエクリプスも、なぜかカワイく描けてた。

★★★½・
【コロッケ五円之助】

『BLOOD+』

第5話「暗い森の向こうへ」

脚本:後藤みどり 絵コンテ:佐山聖子 演出:佐野隆史 作画監督:中澤勇一・中本尚子

 米軍に連れ去られたジョージの居場所が明らかになる。カイは、自分も奪還作戦に参加させろとデヴィッドに詰め寄る。

 あの新聞記者も“赤い盾”の一員なのね。

 小夜が自分たちの家族じゃなくなってしまって、どこか別の世界に行ってしまうかもってことに対するカイの悲しさ怒りみたいなところを表現したいんだろうけど、もう一歩足りない。カイは、もっと無様にボコボコになるべきでしょ。

 ヤンバルの施設が米軍の秘密研究所って判明する下りも、ドキドキ感がないなぁ。

★★・・・
【コロッケ五円之助】

 光希桃さん恒例の第7回感想率調査の受付が開始されています。

『かりん』

原作:影崎由那 監督:木村真一郎 シリーズ構成:山田靖智 キャラクターデザイン・総作画監督:中山由美 美術監督:小田理恵 アニメーション制作:J.C. STAFF 作品公式サイト

第1話「あふれちゃって恥ずかしい」

脚本:山田靖智 絵コンテ・演出:木村真一郎 作画監督:中山由美

 一見普通の女子高生、真紅果林(まあか・かりん、声:矢作紗友里)には、重大な秘密が隠されていた。“あの日”が近づくと朝から心臓がドキドキ。そんな中、クラスに転校生、雨水健太(うすい・けんた、声:小西克幸)が越してくる。果林は、その健太に公園での出来事を目撃されてしまう。

 原作未読。『まほらば』スタッフが多いね。腹話術人形キャラって、流行ってるのか?

 アバンからホラーっぽいブラフを立てて、「吸うんか? 吸わへんのか? ……って、鼻血か〜い!?」っていう、オチに至る段取りを愚直なほどマジメにこなしてたのが印象的。ののほほんとしたノリは、木村監督らしいね。

 ストーリー的には普通のラブコメになっていきそう。まあ、事前に予想してた通りの内容だったよ。悪くはないと思うけど、これといったいい点もないかなぁ。

★★・・・
・初見印象

 従来の吸血鬼ものを反転させただけの設定だけど、個人的な好みから言ってもそんなに引っかかるところはなかったなぁ。ポイントは、鼻血萌え? まあ、普通にラブコメとして面白くなってくれたらいいね。

 目の隈取りの濃いキャラデザインは本来あんまり好きじゃないんだけど、動いてるの見たらそんなに気にならなかった。

 画面の雰囲気と、のほほんとしたノリは悪くないかな。まあ、一応視聴継続。

【コロッケ五円之助】

『ぱにぽにだっしゅ!』

第18話「果報は寝て待て」

脚本:金巻兼一 絵コンテ:西村博昭 演出:小田原男 作画監督:岩瀧智

 夕日の中、小さな幸せを噛みしめていたメソウサ(山崎バニラ)。そんなメソウサの前に疫病神を名乗る不思議な少女、妙子(望月久代)が現れる。「不幸になっていただけませんか?」(by妙子)。

 この回がなんだか普通っぽく思えてしまうってのは、だいぶん脳みそを毒されてるんだろうなぁ(笑)。

 メソウサはいつも可哀想なので、今回も別に特別な感じはしないね(笑)。「強力わかもと」の看板が笑った。喫茶店のシーンがパートカラーなのは『シン・シティ』?(観てないけど) スクリーントーンのパターンが、走査線に干渉してチラチラするよ〜。

 OPは久しぶりに『ルーレット☆ルーレット』。ベッキーの隣で踊ってるはずのメソウサが倒れてる(いつもか?)。エンディングも、酔った五十嵐先生に脱衣ポーカー(?)させられて「いや〜ん」ってカットが挿入。やっぱり気が抜けない。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『かみちゅ!』

第12話(最終話)「ちいさな一歩で」

脚本:倉田英之 絵コンテ・演出:舛成孝ニ 作画監督:千葉崇洋

 バレンタインの季節で校内は浮つく。ゆりえも今年こそはと決心するが、二宮くんの鈍さは尋常ではない。ライバルは、煮干し!?

 ゆりえのために学校中、街中が応援するってお話。ゆりえの恋は、(脳内)中学生らしく、甘酸っぱく曖昧に終わらせるかなって思ってたんで意外だった。

 なんだかあまりにも善意のお話過ぎて、観てておしりがムズムズしちゃうなぁ。この辺は、スタッフのキャラへの思い入れが強くなり過ぎちゃったのかな? 個人的には、もうちょっとドライな感じで距離感を持っても良かったと思うけど、邪気のない善意なお話ってところもある意味『かみちゅ!』らしい味だよね。

 作画も、さすがに芝居が細かくて、観てるだけでカワイかった。屋上に女の子がいっぱい集まってくるのもイイなぁ。

 「恋」が「変」ってのがオチってのはいかがかと思うけど(笑)、まあハッピーエンドってことで最終回らしくなってた。♪変と変をあつめて〜、もっと変にしましょ〜

★★★½・
・総評

 ぼくらは“クリエイティブ”っていう言葉を考え直さなければならない。

 クリエイティブというと、高尚でストイックで、難解な芸術理論に裏打ちされた、そんな感じを思い浮かべるけど、『かみちゅ!』はそうではない。舛成監督や脚本の倉田さんが公言してるとおり、中学生を描きたかっただけってのが動機の作品だ。

 でも『かみちゅ!』は、そんな「オレらの脳内中学校を画面に再現したい!」っていう、まったくもって不純な(笑)動機であっても、そこを突き詰めていってある閾値を超えるとクリエイティブに昇華するってのを身を以て証明してくれた。

 とくに作画面では、細かい日常芝居にこだわって、“芝居で可愛さを表現する”っていう新境地を開拓してくれた点で、既存のパーツを組み合わせただけの凡百の萌えアニメと決定的に違うところを見せてくれた。絵が動いてることに快楽を感じるぼくみたいな人間にも、萌えをアピールしてくれた貴重な作品。

 キャラの描写にしても、単にカワイイってだけじゃなく、中学生らしいバカバカしさやマヌケさをも内包したカワイさってのが良かったね。

 とりあえず、TV版の総評はこんなところで。DVD収録の未放送エピソードを観て、また改めて総評してみたいと思います。

総合評価
★★★★½
【コロッケ五円之助】

 ジュリアン・ジェインズ(柴田裕之訳)『神々の沈黙 意識の誕生と文明の興亡』(紀伊國屋書店)、読了。

 古代の人類は、意識を持っていなかった? 現代人のように自ら主体的に逡巡して行動を決定するという意味での意識を古代人は持っておらず、神殿、神の代理人たる王、神官の“声”に従って行動していた。

 この一見トンデモっぽい仮説を、「二分心」というキーワードを元に『オデュッセイア』と『イーリアス』との差異に着目して読み解いていくのが本書のメイン。つまり、昔の人の頭の中は、理論を司る左脳と感情を司る右脳の機能が現代人ほど統合されておらず、常に統合失調症の人のような精神状態にあったっていうのが著者の主張。古代では、人がなにかを決定しなきゃいけない“ストレス状態”に入ると、右脳から“神の声”が聞こえて、人々は(ほぼ自動的に)それに従う行動をとっていたという。ギリシアでは、『イーリアス』のころを境に、人々は『オデュッセイア』の頃ほど神々の声が聞こえなくなって来て、今で言う“意識”ってものの萌芽が見られるようになる、と。

 ホンマかよ?と思うこと多々だし、著者自身も仮説に過ぎないって言ってるんだけど、仮説としてはとてつもなく面白くて刺激的だよね。このぼくの拙い説明聞いて何かピピッと来た人は、読んでみて損はないと思います。

『絶対少年』

第23話「幸せを運ぶ闇の光」

脚本:浜崎達也 絵コンテ:下田正美 演出:木村隆一 作画監督:渡辺浩二

 横浜みなとみらい上空に、半径5キロにおよぶ巨大物体が姿を現す。付近では、停電が起き携帯電話も使えない。

 いきなりの急展開。お話のテンポがいつもと変わんないのはこのアニメらしいね。  原画に今石洋之さんが。

 前半、それぞれの識者がそれぞれに好き勝手に手前味噌な持論を述べてる虚しさってのがよく出てた。つまり、「人は自分の見たいものしか見ない」ってことね。そういう人たちは、自分たちの既存の知識のスキームでしか物事を捉えられない。

「全然違う、時間の無駄。み〜んな間違ってるよ」(by須河原)

 ラストの須河原の演説は、まさに超常現象の統一理論とでも言えるようなもの(?)。まあ、須河原の神話的善悪二元論な説が正しいかどうかは分かんないけど。

 神奈川県警の小早川警部(声優テロップ表記なし)は、成基の父親だろうね。『マクベス』引用してたし。話がようやく都市伝説(=チェーンメール)とリンクしてきたね。“青い光”は、果たして幸せを運ぶものなのか、とりあえず次の展開待ち。

★★★½・
【コロッケ五円之助】

『ARIA The ANIMATION』

第4話「その、届かない手紙は…」

脚本:吉田玲子 絵コンテ:佐藤順一 演出:玉川真人 作画監督:住本悦子

 アリシアにおつかいを頼まれ街に出た灯里は、アリア社長に導かれ狭い路地をくぐる。そこを抜けた先は、見たことのない小さな広場だった。そこで灯里は、ある少女(倉田雅世)から手紙を届けてと頼まれる。

 サトジュンさんコンテ回。ネコまんまセット……、やっぱりアリア社長はネコ?

 この回も(とくに前半)レイアウトが決まってるんで、画面を観てるだけで気持ちが良くなる。夢とも現(うつつ)ともつかない不思議な雰囲気ってのがよく出てたよ。ジンワリと心に染みこんでくるような。

 後半、話自体は、まあ良くある感じのものになってたけど。惑星アクアは、みんなの善意(=奇跡)で出来てるってお話。

 シルフのウッディーさんにうえだゆうじさん、郵便のおじさんに清川元夢さん、アリサに岡村明美さん。シルフの空とぶメカが、微妙に鳥山明っぽい?

★★★½・
【コロッケ五円之助】

 WEBアニメスタイル、【artwork】『トップをねらえ2!』 キャラクターデザイン・1 ノノの巻

 最初観たとき、お姉様より背のデカい主人公ってのが意外だったなぁ。

『格闘美神 武龍』

第5話「世界は二人のために」

脚本:菅良幸 絵コンテ:滝川和男 演出:山内東生雄・池添隆博 作画監督:加納みずほ・永作友克

 蘭のプロレスデビュー戦は、ラッキー下田(浅川悠)とのメインイベント。社長からはろくな説明も受けないままリングに上がることになる。だが、対戦相手の下田は試合そっちのけで蘭を潰しにかかる。

 やられる一方だったランが反撃に転じる辺りのカタルシスは、ベタとはいえなかなか気持ちいいものがあったよ。

 地味だった若手のめぐみ(水田わさび)が、社長に「お前なりの絵ェ描いてみいや!」って言われて、プロレス的にキレイな試合の結末を着けるっていう背景のドラマも上手く見せてたしね。

 ラスト、めぐみのマイクパフォーマンスが気持ち良く決まってたんで、多少作画がタルかろうが気にならない。見終わった後味も良かったし、プロレス青春モノとして単純に面白かったよ。鏑木が会場の盛り上がりに当てられて、、プロレスひいては格闘技にのめり込んでいくっていうところが、自然に納得できる内容でした。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『甲虫王者ムシキング』

第31話「伝わる痛み」

脚本:山口亮太 絵コンテ:入好さとる 演出:岡嶋国敏 作画監督:二宮常雄

 蝉が泣きやまない森で往生していたポポたちは、老人の招きで難を逃れる。その老人、ジジ(青野武)は耳が聞こえないが、唇を読むなどいろいろな方法で様々なこと察知できる。

 ソーマが、ポポに勝とうとしていろいろ汚い手も使ってくる、って話。

 ソーマがポポに殴られて、「いや、違う、この痛みはヤツの心の痛み?」ってところは、二人のやおいっぽい精神的な関係性を感じさせて良かったな(笑)。

 ソーマはやっぱり負ける。『ムシキング』は、ブラックな話やハードなな話があったりするけど、ポポだけは絶望を味わうことはないのね。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

 19世紀末ロンドン、ウィリアムは数年ぶりにケリー先生の家を訪ねた。ノックをしようとするウィリアム。突然ドアが開く。ゴツッ!
ウィリアム「痛っ!」
エマ「あらっ?」
 ぶつけた額をさすりながらウィリアムはエマを見つめた「!!」
 清楚でつつましくく、綺麗な瞳をした女性だった。眼鏡もよく似合っている。この瞬間、ウィリアムは恋に落ちていた。
ウィリアム「あ、あの僕は……」
エマ「あいにくですが、うちではBBCも衛星放送も見ていません。それじゃ!」
バタン!

『英国戀物語エマ』

原作:森薫 監督:小林常夫 シリーズ構成:池田眞美子 画面設計:田中比呂人・高岡淳一 キャラクターデザイン:楠本祐子・清水ケイコ 美術:櫻井純子・矢野祐子 音楽:梁邦彦 アニメーション制作:studioぴえろ 作品公式サイト

第1話「贈り物」

脚本:池田眞美子 演出・絵コンテ:小林常夫 作画監督:楠本祐子

 19世紀末ロンドン、かつての家庭教師ケリー先生(中西妙子)の家を訪問したウィリアム・ジョーンズ(川島得愛)は、そこで働くメイドのエマ(冬真由美)と出会った。

 一目惚れしてうきうきととにかくエマに贈り物をしたいと思っているウィリアムと、質素な暮らしが身についているエマの反応が対照的で面白いです。派手な動きがない分ちょっとした動作でキャラの心情を描いて見る人を楽しませる、というのはアニメではヒジョーに難しいのですが、『エマ』はなかなか健闘しているようです。

 家の中とか街の風景の色づかい、ゆったりとした動き、静かなやり取りすべて落ち着いた感じで、なんかホッとします。エンディングのリコーダーの演奏もいいですねえ。エマの瞳に映るローソクの炎は、恋の始まりを表していると同時に、彼女の“静かだけど胸の中は熱く燃えている”人柄も表現しているようでした。

★★★½・
初見印象

 原作のイメージを壊さないよう非常に大切に作られた第1話、という感じでした。

 届く思い、届かない思い、すれ違う心、絶対的な身分制度、ほほえましい二人の恋の始まりと、前途が多難そうなその背景が丁寧に描けていてグッドです。

 冬馬由美のエマっていうキャスティングもばっちりハマってます。

【アルデンテ有森】

『英国戀物語エマ』

第2話「二つの世界」

脚本:池田眞美子 絵コンテ:岡村天斎 演出:林有紀 作画監督:斉藤寛 総作画監督:清水恵子

 保養地に行っていたグレイス(大原さやか)、ヴィヴィアン(水橋かおり)、コリン(下屋則子)がジョーンズ家に帰ってきた。父親の命令で舞踏会に出たウィリアムは、そこでエレノア(小林沙苗)という可憐な少女と出会う。エレノアの方はウィリアムに一目惚れしてしまうが……。

 ウィリアムの父親リチャード(野島昭生)初登場! この先いろいろと波乱を呼ぶ人物なので活躍(?)が楽しみです。劇中ではゴーマンな人間として描かれてるけど、言ってることは正論なんだよねえ。ウィリアム坊っちゃんの行動のほうが「何考えてんねん」なわけで。

 傘屋で日傘を買うときのエレノアとウィリアムのやり取りが初々しくていいね。勘違いするエレノアが可愛い。あとヴィヴィーの突っ込みもね。

 舞踏会のシーンが出てきますが、上流階級の人々の華やかさは今イチかな? それともフランスとかと違ってイギリスはこんなものなのかな?(よくわからん)

 日傘の贈り物を断るエマさん。ああ、なんてつつましい。ウィリアム坊ちゃんはいっそうメロメロになってしまうのでした。

★★★½・
【アルデンテ有森】

 吉村萬壱『バースト・ゾーン -爆裂地区-』(早川書房)、読了。

 頻発するテロを防ぐ手だてはなく、国力は衰退の一途をたどっていたが、ラジオTVからは国威発揚のプロパガンダが溢れ、市井には“テロリン”に対する行き場のない憤怒の情が渦巻いていた。椹木武は、ついにテロリン殲滅の志願兵として大陸にわたり「地区」を目指すのだが……。

 アタマからシッポまでグチャグチャドロドロのエログロ。読む人を選びます。でも、大陸にわたってからが面白くて一気読み。グチャグチャは変わんないけど。右左のイデオロギーとか反中国嫌韓流反米反グローバリズムとか、そういう矮小なものでは癒されない、システム対個人みたいなデカい話。いやあ、スゴイパワーですよ。

『capeta』

第5話「ライバル!」

脚本:上代務 絵コンテ・演出:濁川敦 作画監督:金沢比呂司

 非力なエンジンをカバーするため、走るラインを変えるカペタ。そして、チャンスの下りからのヘアピンに進入する2台。

 貧乏対金持ちって構図が、判りやすく燃える展開。ちゃんと熱いよ。でもまあ、カート乗って1日目でこんだけ上達ってのも早すぎる気もするけど、そこはお約束ってことで。

 演出が実直すぎるところもあるけど、それがかえって味になってるかも?

 貧乏人の根性見せたれ!

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『焼きたて!! ジャぱん』

第52話「時を越えるピエロ!! ジャぱん世界の頂点へ!?」

脚本:隅沢克之 絵コンテ・演出:佐藤照雄 作画監督:戸部敦夫

 和馬のジャぱん61号を食べたピエロ。無事天国へ着けたと思いきや、そこはなんとピエロが生まれる直前の1982年のモナコ王宮だった!?

 タイムスリップで歴史改編! そう来たか!? っていうか、もう無茶苦茶。いちいち突っ込まないけど。

 でも、なんだかんだ言って、ピエロ母をたずねて三千里編の完結編にふさわしい感じに終わってたよ。バカバカしいけど、長いこと付き合ってきただけにそれなりに感慨があるね。

 霧崎オーナー(立木文彦)も、和馬の目の前に姿を現したし、次はついに直接対決編?

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『BLEACH』

第56話「超速の戦い! 武の女神、決す」

脚本:吉村元希 絵コンテ:えんどうてつや 演出:蔵本穂高 作画監督:吉岡毅

 元柳斎に続き、浮竹、京楽のふたりも斬魄刀を解放する。そのころ、前・隠密機動総司令官である夜一と、現・隠密機動総司令官の砕蜂(川上とも子)との一騎打ちが始まろうとしていた。

 その頃こっちでは別の戦いが!って展開が続くなぁ。『24』みたい(?)。やっぱり、エピソードのひきのばし策が採られてるんだろうか。

 「その頃」の方の戦い、夜一さんと砕蜂との戦いは、なかなか見応えがあった。雪野五月さんと川上とも子さんのセリフの応酬が緊迫感を醸し出してたよ。やっぱり爺さんより、女の人の方がイイねぇ(とはいえ、こっちも年齢は何百歳(?)なんだけど)。

 作画も、相変わらず華麗で見栄えが良くてイイ感じ。あと、次回予告が笑えた。

★★★½・
【コロッケ五円之助】