WEBアニメスタイル、平松禎史「ココロの棚」最終回 女の子ばっかりなのは……

 いきなりの最終回。毎回楽しみにしてたんで残念。また別コーナーの企画もあるらしいのでそちらに期待。

 平松さん本人の個人サイト(Tempo I)では、P.diaryGalleryでイラストやスケッチが見られます。

【コロッケ五円之助】

『capeta』

第18話「スポンサー!」

脚本:上代務 絵コンテ・演出:まつもとよしひさ 作画監督:岡野幸男

 見事結果を出したカペタの熱意に打たれたノブは、オレがスポンサーを探してきてやると張り切る。さっそく地元の商店街を回るノブだったが、店主たちの反応はつれないものばかり。

 お金寄付してもらってレースやるには、頑張りだけじゃなくお金出してもらう人への責任も負わなきゃならない、っていう話。『capeta』らしい、主人公たちに社会性をきちんと持たせる話になってるところが好感。主人公の才能や熱血だけじゃ金も人でもかかるレースはやっていけないってのが、地に足がついてる感じがしてイイんだよね。

 レースシーンは全くなかったんだけど、素朴な善意の話になってて割と素直に「ああ、良かったなぁ」って思えるような話になってた。あと、頑張るノブを見て逆にカートが限界ってことを言い出せないカペタも、その奥ゆかしさがウジウジした消極性とは違う、観てる視聴者にも好ましく思えるように描けてたのも上手い。

 キャラ作画も、心情に合わせた表情の変化が魅力的に描かれてました。

★★★½・
【コロッケ五円之助】

『焼きたて!! ジャぱんですよ!』

第63話「海苔パン対決!! 超有名人が出るんですよ!」

脚本:木村恵之 絵コンテ:井内秀治 演出:綿田慎也 作画監督:しんごーやすし・杉本幸子

 パンタジアに勝てないサンピエール陣営は次の勝負に、国民的な有名人である“あの人”をぶつけてきた。サンピエールのなりふり構わなさにたじろぐ和馬たち。さらに、勝負地は、“あの人”に絶対的に有利な海苔の産地、十六島(うっぷるい)だった!

 っていうか、本当に三木のり平だ。声はもちろん本人じゃなく('99年死去)、青野武さん。う〜ん、エンディングテロップ見るまでもなくいつもの青野武声だったのはいかがなものか(笑)。え〜、調べてみたら、ご本人が亡くなった後の桃屋のCMには息子さんの小林のり一さんが声をあててらしたとのこと。

 のり平ネタよりぺぷみマンの方がバカバカしくて面白かったな。「ですよ!」をロゴに潜ませるってのもちょっと仕込みすぎな感じがするな。のり平は、勝負が始まる来週に持ち越しって感じか。

 ま、いつも通りぐらいにはちゃんと面白かったです。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『BLEACH』

第66話「突破せよ! 迷宮に潜む罠」

脚本:大久保昌弘 絵コンテ・演出:うえだしげる 作画監督:砂川則博

 狙いは自分たちだと悟った一護は、浦原に自分の魂の抜けた体を預ける。と、そこへりりんと名乗る女の子の声の電話がかかってくる。次は空座博物館で待っている、と。

 パズルみたいにして迷宮のトリック(?)を解くって話。

 パズル系のネタだけあって、『BLEACH』にしてはずいぶん理屈っぽい印象の話だった。まあ、ふだん影の薄い石田が活躍する回だったんで、まあそれなりに新鮮な感じはしたかな?(←やる気のないコメント)

★★・・・
【コロッケ五円之助】

『バンパイヤ』

第26話(最終話)「亡びゆく悪魔」

脚本:石郷岡豪 監督:戸木啓八 助監督:西島孝恒 動画監督:渡辺正夫

 園児の母親に変装していたロックによってトッペイはさらわれてしまう。原人とロックを倒して逃れようにも、ヒューマン・Sを打ったトッペイはもう狼には変身できない体だった。

 今回はさすがに爆破シーン(一応実写だった)や警官隊突入なんかのシーンなどなど、それなりにスペクタクルな展開で最終回らしく盛り上げてた。何よりウレシかったのは、ロックが元の佐藤博さんに戻ったこと。やっぱり、ロックは佐藤博さんだ! あの乾いた笑い声もひさびさに聞けてウレシイ。星½プラス。

 ラストも、悪を倒して平和が訪れるっていう単純なステレオタイプになっていたものの、後味は悪くなかった。

★★★・・
・総評

 実写とアニメの合成ってところばかりが注目される本作。実際、ざわざわと毛が生えてくる変身シーンの生々しさは今見ても十分面白い。エリアル合成を使ったアニメ合成も、意外と違和感なく見られました。

 そして今回、実際に本編を観てみて思ったのは、やっぱりロックの魅力が面白さの秘密だったってこと。表向きは高度成長期を象徴する新鋭の実業家として、そして裏では抑圧されてきたバンパイヤのルサンチマンを利用して奸計を巡らすっていう二面性がロックの魅力を引き立ててた。この辺は時代の空気とも一致してか、今観ても勢いの感じられるキャラクターとして生き生き描かれてた。

 ただ残念なのは、後半そのキャラの魅力が失われるとともに作品からも勢いが失われていっちゃったこと。DVDについてたブックレットによればスケジュールの遅れによる役者交替とそれに付随する脚本書き直しなど、いろいろトラブルもあったみたい。結局ラストの方は、勧善懲悪的な単純化された話になってしまった。

 とは言いながら、やっぱり勢いのある前半の方は星4つ以上の名作レベルなので、機会があれば今まで観たことのない人たちも一度観て欲しいです。あと、CGやセットじゃない当時(1968年)の東京の風景も必見。

総合評価
★★★½・
【コロッケ五円之助】

『デスノート』5巻6巻を読む。

 相変わらず面白い。まさか死神のレムが○○だったなんてなあ……。それにしても小学生や中学生が読者の中心である「ジャンプ」で連続殺人を実行する青年を主人公にするなんてねえ。「マガジン」や「サンデー」ではまずありえません。どうも「ジャンプ」編集部のルールは他の編集部とはちょっと違うようです。『デスノート』という作品自体は傑作で大好きなんですが。

【アルデンテ有森】

『バジリスク 甲賀忍法帖』

第7話「人肌地獄(ひとはだじごく)」

脚本:むとうやすゆき 演出・絵コンテ:下司康弘 作画監督:飯島弘也

 小豆蝋斎は塩蔵に監禁したお胡夷を問い詰め、甲賀忍者の能力を吐かせようとするが逆にお胡夷の吸血能力にやられてしまう。一方、夜叉丸に変身して伊賀の屋敷へ入ろうとした左衛門は蛍火と出会う。

 色っぽいお胡夷ちゃんと一途な蛍火。タイプの違う二人の美女の活躍が楽しめます。お胡夷ちゃんが相手の血を吸い取るシーンで使われているCGが効果的。分厚い唇から血を滴らせて笑うシーンは壮絶だなあ。蛍火が「風待将監は私が止めを刺しました」と微笑むシーンも怖い。

 今回はずっと雨が降ってますが、この控えめな雨が雰囲気を徐々に盛り上げる役割を果たしています。こんなに雨が薄く降るシーンも表現できるようになったんですねえ。今まで雨だけに注目して作品を見たりすることはありませんでしたが、『蟲師』において奥行きのある雪の降るシーンが作られていたように、雨の降るシーンも今後は様々なシーンが出てくるかもしれません。

 蛍火の純情さがいっそうこの後の悲劇を予感させて期待も膨らみますが、夜叉丸(左衛門)と抱き合うシーンはちょっとなあ。離れて話をするだけならともかく恋人だったら抱き合っちゃうと「あれ? 感じが違う」と思われてバレちゃうだろ? まあ、指をなめながら夜叉丸を見る蛍火は可愛かったけどね。

★★★・・
【アルデンテ有森】

『バジリスク 甲賀忍法帖』

第8話「血煙無情(ちけむりむじょう)」

脚本:山田靖智 演出:酒井和男 絵コンテ:笹島啓一 作画監督:橋本英樹

 天膳から“不戦の約定”が解かれたことを聞き朧がショックを受けているころ、塩蔵から脱出しようとしたお胡夷は蓑念鬼に見つかってしまう。お胡夷は吸血能力を使って相手を倒そうとするが……。

 体が溶けちゃう甚五郎が気色悪いです。蓑念鬼との戦いで壮絶な最後を遂げるお胡夷ちゃんが痛々しい。「兄……さま」やって来た夜叉丸(左衛門)と最後の術で心を伝え合うシーンが涙を誘います。美人は殺すな! モッタイナイ。作画は相変わらず体のムッチリ感がよく描けててグッドです。

 忍者の特殊能力のほうに目がいってしまいがちな『バジリスク』ですが、キャラの“目の描き方”にアニメーターの気合が感じられて楽しめますねえ。もちろん表情そのものもいいのですが命のやり取りをする忍者ともなれば、まず目の力で相手を圧倒するくらいでないと説得力が出ません。最近は実写の時代劇でも眼力のある役者って少なくなっちゃったもんなあ。

 話のほうは急展開、ついに真相を知る朧、人別帖を手にする弦之介、静かに雨の降る中、伊賀と甲賀の対立は決定的なものになってしまいます。勝ったほうが家康の跡目を継ぐ権利を得るというのがこの戦いの目的ですが、どうもまだ裏になにやら隠された事情がある気がします。もしかすると徳川の兵を使わずに伊賀と甲賀の双方をつぶすのが目的なのか?下手に手を組んで抵抗されちゃ面倒だしなあ。深読みしすぎかな?

★★★½・
【アルデンテ有森】

『ノエイン もうひとりの君へ』

原作:赤根和樹・サテライト 監督:赤根和樹 キャラクターデザイン:岸田隆宏 シリーズ構成:赤根和樹・大野木寛 副監督:安田賢司 脚本:赤根和樹・大野木寛・佐藤和治・北嶋博明・浅川美也 美術監督:佐藤豪志 アニメーション制作:サテライト 作品公式サイト

第1話「アオイユキ」

脚本・絵コンテ:赤根和樹 演出:安田賢司 作画監督:中屋了

 上乃木ハルカ(工藤晴香)は、函館に母と暮らす小学6年生。幼なじみでクラスメイトのユウ(瀧本富士子)が、受験のストレスからか、最近ふさぎがちなのが気にかかる。そんな終業式の日の夜、みんなで墓場に肝試しに出かけることになる。そこでハルカとユウは、幽霊ではないあるモノに出会う。

 『アニメージュ』のオマケDVDでプロモ見て以来ずっと気になってた作品。そんな期待を膨らませた第1話なんだけど、思ってた以上に作画で楽しめるアニメになってました。ああ、単純にもう見てるだけでシアワセです(笑)。

 まず、冒頭のマントの男たちのアクションシーン。転送された直後、シュルシュルとほどけるように人の形になっていくメタモルフォーゼの面白さ! 中盤のカラス(中井和哉)登場シーンのユラユラ感(カメラ360度回り込み!)も印象的。

 あと、シンプルな線で構成された岸田隆宏キャラがちょこちょこ動き回る日常シーンのカワイらしさや、広角系のレンズのレイアウトも目に気持ちいい。雑多な教室のモブシーンも良かったし公園で藤原啓治から逃げるシーン、墓場でみんなが逃げるコミカルなシーン、車中目線の背景動画。挙げたらキリがないけど、どれもこれも大脳旧皮質に直接作用する依存性の強い作画です!(意味不明)

 話の方は、地方都市の平穏な日常に異世界からの闖入者がやってくるって話で、並行宇宙モノになっていくんでしょうかね? 『もうひとりの君』なんていう副題からしてジュブナイル系かと思ってたけどちょいハードよりな感じか。まだ様子見の段階だけど、話の方も期待大。楽しみ楽しみ。

★★★★★
・初見印象

 第1話見終わったとき、「ああ、やっぱり自分は岸田隆宏キャラ好きなんだなぁ」ということを再発見しました。女の子も男の子もカワイらしいです。雑誌で最初紹介記事見たときは「なんだ、この四角い目は?」って思ったけど、動いてるの見たらやっぱりスバラシイですね。

 原作モノが多い中オリジナルで頑張ってくれてるのはウレシイ。前作の『アクエリオン』につづくオリジナルSFものってことで、サテライトの気合いのほどがうかがえるね。

 舞台になる土地も今流行の地方都市が舞台なんだけど、北海道の函館ってことで、本州人(主に西日本)のぼくにとってはちょっと洒落た町並みとかが適度に異化効果があっていい雰囲気。恥ずかしながら北海道はいまだに行ったことがないあこがれの地だったりします(笑)。

 自分の話は措くとして、作画の気持ちよさだけじゃなくストーリーの方も期待できそうな雰囲気。とりあえず、第1話観た感じでは年間ベスト級!

【コロッケ五円之助】

『バンパイヤ』

第25話「恐怖のマッド・PA」

脚本:雪室俊一 監督:木戸啓八 助監督:西島孝恒 動画監督:渡辺正夫

 ロックは熱海教授と共に闇に消え、平穏が戻ってきたかに思われた。保母として幼稚園で働いていたトッペイの母は、園児の不自然な休園が気にかかっていた。不審に思っていた母の前に、あのロックが姿を見せた。

 雪室さん脚本回。

 マッド・PAとヒューマン・Sの効き方に関する秘密(?)が明らかになるんだけど、なんだか取って付けたような感じが拭えなかった。

 話も、トッペイの捕縛→チッペイによる救出と一通り盛り上げの場面が用意されてるんだけど、ロックのマヌケさの方が目立っちゃって子供だましな感じがしてしまう。

 トッペイがヒューマン・Sで人間に戻るカットで、実写トレスによる鉛筆画がインサートされてた。次はいよいよ最終回。

★½・・・
【コロッケ五円之助】

『交響詩篇エウレカセブン』

第40話「コズミック・トリガー」

脚本:大野木寛 絵コンテ・演出:村田和也 作画監督:水畑健二 メカ作画監督:大塚健

 ゲッコーステイトはヴォダラクでティプトリーと合流。だが、ヴォダラクはミョード派によってノルブ派排除の動きが強まっている。ホランドたちは、山車の中にニルヴァーシュを隠し、祭りの行列にまぎれヴォダラ宮を目指す。

 話の方は詳細がまだハッキリしないけど、ラスト1クールらしいまとめに入ってきたかな。

 アゲハ計画の“クダン(件?)の限界”とかは、相変わらずなんのこっちゃさっぱり判んないね。同じ惑星上に2つの知的生命体がいると、なんで物理空間全体が崩壊するんだ? いまだにちゃんとした説明がないのを見ると「気にするな」ってことかしら? 一応作品全体の要なんだから、(インチキでもいいから)もうちょっとしっかりした理論を立ててほしかったなぁ。

 作画は全体的にクオリティ高かったです。とくに、張りぼてのカメの頭が落ちてボワッって感じで壊れるところが気持ち良く描けてた。

 オープニング・エンディングが、曲アニメともに更新。OP作画は曲にも合っててかなりイイ感じ。あと、アクションシーンが速い! コマ送りコマ送り。

★★★½・
【コロッケ五円之助】

『ふたりはプリキュア Max Heart』

第47話(最終話)「扉を開けて! ここから始まる物語」

脚本:羽原大介 絵コンテ・演出:西尾大介 作画監督:川村敏江

 スパークルブレスも壊され、力も使い果たしたホワイトとブラックの前にバルデスが現れる。ふたりは、今までの家族の思い出を頭に思い浮かべる。そして悟るのだった、私たちはひとりじゃない、と。

 川村作監でキャラ作画も良かったし、アクションシーンもいつになく良かった。前半のバルデスとの格闘シーンは、切れスピード共にスバラシイ。見てて気持ち良かったです。クイーンが復活したところは思わず笑った。スケールデカすぎ!(笑)

 バトルのラストも、ちゃんと決めゼリフを言って終わったところがナイス。

 話はさすがに駆け足の感が否めないけど、何気ない宿題とか買い物とかの話題から大事な日常を守るって流れはなかなか自然で良かったな。

 卒業式を終えた最後の最後も、単純にハッピーエンドで良かったんじゃないでしょうか。

★★★½・
・総評

 一応なぎさとほのかのシリーズは終わりってことで総評。

 変身バトルモノと王道復帰を果たした『プリキュア』は、グッズの売り上げや本来のターゲット層への人気の高さって意味では、戦略と結果がきちんと結びついた、朝の少女向け東映バンダイ作品としてはまったくもって“正しい作品”だったと言えるんじゃないでしょうか。

 ただ、スタンダードすぎて大人にはちょっと物足りない感じがしたのも事実。あと、12種のハーティエルをさがすって話だったのが途中でうやむやになっちゃったし、せっかく出したザケンナーの坊っちゃんも結局あんまり生かせないままだったのも残念。この辺りの構成の行き当たりばったりさは、次シリーズへの課題となりそう。

 作画的には、『Max Heart』になってアクションシーンに面白い動きが見られる回もありました。

総合評価
★★½・・
【コロッケ五円之助】

『おねがいマイメロディ』

第44話「お城に突入できたらイイナ!」

脚本:山田隆司 絵コンテ:高柳哲司 演出:廣川集一 作画監督:稲田真樹

 ダークパワーの精をもひざまずかせた柊は、クロミにマリーランドの城にあるというメロディバイオリンを盗んでくるよう命じる。柊の期待に応えようと張り切るクロミだったが、クロミの身を案じたバクによって部屋に閉じ込められてしまう。

 んで、話はなぜかクロミとクロミーズ5の演歌心をくすぐる人情話になってた(笑)。いや〜、サンリオアニメにこれほど演歌が似合うとは。女王様が元レディースだったってのも笑った。

 前回みたいな作画の面白さはってのはなかったものの、話のマヌケさで笑える度は今回の方が上だった。ラストのバクとクロミのデュエットで終わるってのも泣けたよ。
♪だから哀愁列車に乗ります〜 二度と戻れない旅です〜

 歌への好意が柊のヌルさに繋がってたってことで、今後、歌の恋愛感情がちゃんと本筋に絡んでいきそうで楽しみ。ますます目が離せないアニメになりそう。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

 秋始まり番組レンタル編、『地獄少女』(#1〜#3)観る。

 ビジュアル面は頑張ってるものの、肝心のホラーっぽい部分が怖くないのはいただけない。やっぱりアニメでおどろおどろしい感じを出すのって難しいのかな。地獄少女こと閻魔あい自体のキャラも、もう一歩押し出しが足りない気がする。第1話のいぢめられる植田佳奈は、個人的な趣味のツボにハマったので満足でした(笑)。

【コロッケ五円之助】

『シュガシュガルーン』

第29話「魔界創世記、オグルの秘密」

脚本:丸尾みほ 絵コンテ:須間雅人 演出:清水明 作画監督:小野陽子

 ピエールとの件でロビンにこっぴどくしかられたショコラ。でも、オグルのことを知りたいと思う気持ちは収まらない。そんなとき、魔界のクグロフ先生(田中しげみ)から結婚式の招待状が届く。

 オグルってのはもとは同族でしたって話。

 敵といわれてるオグルとの戦いを避ける方法を考えるっていう至極マジメな話になっていきそう。世の噂や偏見に惑わされずに考えなさいってテーマは、意外とバランス感覚あるね。今後の展開が楽しみ。

 キャラ作画がしっかりしてたのも好感。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『ふしぎ星の☆ふたご姫』

第43話「ミラクルサーカス☆とべ! ナッチ」

脚本:福嶋幸典 絵コンテ・演出:奥野耕太 作画監督:岡部恵美子

 タネタネの国でもブライトによる手回しが先んじていた。フォーチュレットの占いで、ふたぎ村にあたりをつける。その村では、ミラクルサーカスがテントを張り、公演に向け練習を積んでいた。

 ナッチ(笹本優子)が空中ブランコで“天使の技”を決める話。『カレイド』を思い起こさせるシーンも多々。

 ブライトがあんまり悪ノリしなかったのがちょっと残念だけど、まあそれなりにキレイにまとまった話でした。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『BLOOD+』

第16話「シベリアン・エクスプレス」

脚本:砂山蔵澄 絵コンテ:雲井一夢 演出:ヤマトナオミチ 作画監督:植田実

 ロシアに渡った小夜たち。目的地のエカテリンブルクまで、“赤い盾”のエージェント、エリザベータ(深見梨加)とシベリア鉄道での旅となる。

 その列車へたまたま乗り合わせた山下泰文陸軍大将(水野晴男)は……(乗り合わせてません)。

 『シベ超』ばりの緊迫感溢れるアクション……、ってしつこいですか?(笑) 冗談はさておいても、列車の屋根の上のアクション作画は割と頑張ってた。アクションシーンの最後、終わったと思ったら……、ってところはベタだけど王道。こういうところはお約束でいいんです。

 とりあえず話は“つづく”。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『かりん』

第11話「夏だ! プールだ! 恥ずかしい!」

脚本:植竹須美男 絵コンテ:木村真一郎 演出:吉本毅 作画監督:梶谷光春 総作画監督:中山由美

 夏休み初日にウィナーからプールに誘われた果林。“イヤな女になってウィナーくんに嫌われるようになる作戦”のため、麻希にもついてきてもらう。が、作戦は上手くいかない。

 ウィナーくん登場回にもかかわらず、ホンワカした感じの後味になってた。と思ったら、木村真一郎監督コンテ回。

 イヤな女を演じようとして失敗する果林が、ちゃんとカワイく思えるように描けてた。水着になって、果林の胸の大きさも開陳されてたし。ウィナーくんのエエヤツっぷりもなにげにアピール。

 ウィナーくん、子供のころ果林に噛まれてから(元気になって)厳しい修行もがんばれるようになって見事ハンターになったって、万々歳じゃん。こうなると果林が雨水親子を噛んじゃいけない理由がますますなくなるよなぁ。

★★★½・
【コロッケ五円之助】

『半分の月がのぼる空』

第2話「多田コレクションの相続」

脚本:高山カツヒコ 絵コンテ・演出:谷田部勝義 作画監督:服部憲知

 砲台山の後、症状を重くした裕一も回復したころ事件が起きた。裕一が多田さんから受け継いだ大量のエロ本“多田コレクション”の存在を里香に知られてしまったのだ。

 ああ、あなたはもしかしてカーター先生(@『ER 緊急救命室』)ではありませんか!? というわけで、平田広明声の夏目先生登場。

 里香の“ツンデレ”は、さきに“デレ”を見せておいて後に“ツン”を配置する作戦だったのか? 前回ほどストーリー展開が早くなかったから、まだ落ち着いて観られた。でも、淡々とエピソードを繋いでいく手法は、可もなく不可もなくって感じかな。作画も弱いし。

★★・・・
【コロッケ五円之助】

『よみがえる空 - RESCUE WINGS -』

第3話「苦しい仕事」

脚本:高山文彦 絵コンテ:桜美かつし 演出:豪野かんすけ 作画監督:竹内哲也・柴山智隆・みうらたけひろ・善似郎・富岡寛 総作画監督:竹内哲也

 自分のせいで女の子が二次災害に……。思わず現場に駆けつける内田三尉は、瓦礫の下で動けない女の子を発見。黒木二曹(小山力也)の的確なバックアップもあり、無事女の子を助け出した内田は無線でヘリに救助を要請。無線を受信したのは本郷のヘリだった。

 いや〜、思ってた以上に面白かった。たしかに結果は厳しいし観ててスカッとするという類の話じゃないけど、救助隊員として時には人の死を受け入れざる得ない状況もあるってところをキッチリ描写してるところはエライ。その辺の厳しさから逃げてハッピーエンドにしちゃうと、とたんに単なる浪花節になっちゃうところ。

 マニアじゃないんで詳しいことは判んないけど、ヘリの積載重量や風向き、燃料残量から航続距離を常に計算しながら飛ぶっていう描写もなかなかハードで、現場のシビアな判断ってところに説得力を持たせてた。渋い!

 渋いところだけじゃなく、護衛艦への着艦シーンや停電した街でヘッドライトに照らされた駐車場への着陸なんかの、通俗的な盛り上げもちゃんと用意されてるのはさすが大人の仕事。この辺はビジュアル面の充実もあって、観てて純粋に盛り上がる。なにげに人物作画や濁流の水作画も良かったしね。

 ハードな描写の後の本郷の家での家族との描写とか、硬軟の織り交ぜ方が絶妙だった。

★★★★½
【コロッケ五円之助】

 テレビ東京系以外のアニメ放送が少ない地方都市在住者にとって、待ちに待った秋始まりの番組のDVDリリースラッシュがやって来ました。

 さっそくレンタルしまくって片っ端からチェック。楽しいなぁ。そのうちレビュー書くのも出てくると思うけど、『アカギ』『灼眼のシャナ』が思ってた以上に面白かった。

 何を隠そう、福本伸行マンガで最初に読んだのが『アカギ』だった。友達から「オモロイから」って貸してもらったんだけど、やっぱり最初は「ええ〜、この絵ェで〜?」と思ったよ。読んだらハマった。その時初めて福本ワールドに触れたときの、「お、面白れ〜!」っていう熱い感動が今回、そのままアニメ版観たときに再現されてた。これはスゴイよ。「倍プッシュだ、竜崎さん!」

 『シャナ』は原作未読なんでストーリーは知らなかったけど、アニメ版は思ってた以上にビジュアル面が充実してた。第1話のツカミとしても、話の詳細や用語解説はほっといてハッタリで30分魅せきったところが好感。ちゃんと適度にブラックなところも押さえてるし、設定も面白そう。

 『ノエイン』第1話はもっとスゴイかったのでまた改めてレビューします。

【コロッケ五円之助】

『かしまし 〜ガール・ミーツ・ガール〜』

第2話「彼女は彼女であることを自覚した」

脚本:花田十輝 絵コンテ:岡本英樹 演出:横山広行 作画監督:松本好弘

 はずむは戸籍上も女の子になる。検査を終え、久しぶりの登校の日だったが、玄関の前にはマスコミが殺到していた。

 ギャグのバカバカしいところとシリアスなところの両方が、ぼくが観たいと思ってたポイントとズレまくってるんで、マジメに観ようとすると正直ちょっとツライ。まあ、こういうものだと思えば、何とも思わないんだけど。

 みなさんおっしゃってる意見だと思うんだけど、男の子が女の子になるっていうギャップがあんまり作劇に生かされてない気がする。トランスジェンダーものっぽい、小っ恥ずかしいところとかインモラルな匂いとか、そういうところが皆無なんだもん。見た目も中身もフツーに女の子じゃん、って感じで。

★½・・・
【コロッケ五円之助】

『かみちゅ!』

第11話(DVD版)「恋は行方不明」

脚本:倉田英之 絵コンテ:福田道生 演出:畑博之 作画監督:長谷英樹・藪野浩二

 みこと章吉が学校に来ていない? 早朝、電車に乗って行ったふたりを見たという証言もあり、ゆりえ、祀はふたりを心配する。そのころ、みこと章吉は福山駅前へ降り立っていた。

 この回も、割とストレートなエエ話になってました。

 みこのカワイらしさを最大限に発揮するカワイイ作画連発で、意外と出番の少なかったみこメイン回らしい仕上がりだった。とくに、コメンタリーでも話題になってたハンバーガー屋でのケチャップまみれで恥ずかしいみこのカットは必見! こういうのは舛成倉田アニメの真骨頂ッスね。

 あと、章ちゃんもカワイらしくて、もう見てて「あ〜、もうっ!」って身悶えするくらい小っ恥ずかしい話になってた。スバラシイ!

 あと、祀ファンにとっても祀の意外な一面が観られるのも良し。まあ、こういうのはファンが勝手に想像するだけで実際やってくれなくても良いんだけど、サービスってことで。

 個人的には、作り手がキャラクターのことをあまり過剰に思い入れするようになるのは好きじゃない。放送版最終回含めて後半、ストレートなエエ話がちょっと多すぎるのも、ちょっとキャラへの愛情が勝ちすぎてるかなぁ、と。とはいえ、ドライな距離感を保ったままだったら今の『かみちゅ!』になってたかっていうと、また判らないけどね。ま、そのへんは良し悪しってことで。

 ラストのみこの「ゴメンね」のシーンは、セリフを先に録ったプレスコだって。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

『バンパイヤ』

第24話「第三の罠」

脚本:安藤豊弘 監督:戸木啓八 助監督:西島孝恒 動画監督:渡辺正夫

 捕らえられた別府博士を助け出すため、単身熱海教授の洋館に乗り込んだトッペイだったが、ロックの待ち伏せにより捕らえられ、ガス室に入れられてしまう。そのすきにロックは、別府博士をもう一つの隠れ家である、ナンバーワンホテルへ移す。

 林記者がボーイに変装して大活躍ってのは、コミカルで単純に観てて楽しかった。

 女空手家原人(藤江リカ)、あんまり活躍しないと思ってたら、今回やっと活躍(?)。とは言いながら、女空手家自体はそんなに活躍しなくて(ダメじゃん)、むしろひさびさにアニメーションとの絡みのアクションシーンがあったのが良かったかな。

 バンパイヤたちが、熱海博士のヒューマン・Sで人間に戻る(獣に変身しなくなる)ことを最終目標にしてるのは、「人間に戻る」イコール「人間性を取り戻す」ってことで(むりやり)納得することにしよう。

★★・・・
【コロッケ五円之助】

 WEBアニメスタイル、『バジリスク』木崎文智・千葉道徳インタビュー 第2回 演出プランとクオリティコントロール


 買ってからずっと積ん読状態だった、久美沙織さん『小説エマ』2巻(ファミ通文庫)読了。

 クリスタルパレスからアニメ版の最終回までのエピソードが収録されてます。ウィリアム坊っちゃんとの恋愛ももちろん良いんだけど、小説版読むとやっぱりケリー先生のところがグッと来てしまう。歳かな?(笑)

 クリスタルパレスの話は、気合い入った筆致で乗ってます。ラストのラスト、アニメ版とはニュアンスが違って描写されてたのを比較してみるのも一興かと。あと、エレノアがウィリアムと晩餐会に行く話がカワイく描けてたのも良かった。

 原作マンガをセリフ憶えるほど読み込んでる人でも、アニメから入ったひとでも、それぞれのメディアの特性とは違った楽しみ方が出来る小説版はオススメ。単に文字に引き写しただけのなんちゃってノベライズとは出来が違います。

【コロッケ五円之助】

『甲虫王者ムシキング』

第43話「甲虫の墓場」

脚本:山口亮太 絵コンテ:垂永士 演出:矢崎しげる 作画監督:岩佐裕子・中澤勇一・古瀬真弓

 赤い目の甲虫がのたうち回って苦しんでいる。そこは、アダーによる改造の失敗作が死に場所を求めてさまよい込む、甲虫の墓場だった。ポポたちに突っ込んでくる甲虫を、謎の老人が素手で倒す。その老人(緒方賢一)は、誰あろうビビたちサーカス団の団長だった。

 なにげに“船の意志”とかキーワードが出てます。前半、団長の登場シーンもハッタリ効いてたし、いちいちオーイオーイと泣くビビたちがコミカルで楽しかった。

 団長の四方に突き出たヒゲと眉毛と特徴的な大きい鼻を立体的に捉えたイイキャラ作画だなぁと思って感心してたら、Bパートになってガックシ……。う〜ん、Aパートが良かっただけに落差が悲しい。

 ポポが戦う決意をするのはまあいいとしても、団長は1話限りで死んじゃうにはもったいないイイキャラだったな。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『バンパイヤ』

第23話「危し 別府博士」

脚本:安藤豊弘 監督:西島孝恒 助監督:安達久男 動画監督:渡辺正夫

 ロックは空手家の女性、アキ(藤江リカ)を誘拐し原人に仕立てる。ガードに付いていた林の隙をつき、原人を使って別府博士を誘拐してしまう。そして、途方に暮れるトッペイたちのもとにテープを届ける。

 テープはもちろんオープンリールです。前回、ヒューマン・S銃で撃たれたロックは、別に何ともならないのね。な〜んだ。

 話があまりにも直線的に進むんで、ちょっと退屈な感が否めない。肝心のロックの悪行が対トッペイ陣営への局地戦に限定されてるんで、前半のようなスケール感がでないのも残念。かといって、復讐劇ってほどロックが復讐に燃えてる様子でもないし。

★★・・・
【コロッケ五円之助】

 WEBアニメスタイル、『バジリスク』木崎文智・千葉道徳インタビュー 第1回 初監督作品とスタジオへらくれす

 『バジリスク』は、アルデンテさんがレビューしてますけど、ぼくもちゃんと観てます。結構こういうノリのって好きなんですよ。

【コロッケ五円之助】

『capeta』

第17話「オーバーテイク!」

脚本:前川淳 絵コンテ:三宅雄一郎 演出:又野弘道 作画監督:平川亜喜雄

 カペタは次の中間でストで合計300点の壁を突破できたらレースを見に来てくださいと、応援してくれた常磐先生(菅由紀子)に頼む。そして、試験結果発表の日が来た……。

 今回、「フン!」って感じだった渋谷先生が応援に来てたりと、話としてはベタだった。でも、自分が好きなことするには周りの人間をちゃんと説得しなきゃってところが、主人公の社会性もおろそかにしないこの作品らしいバランス感。

 あと、ひさびさにレースシーンがあったのも良かった。はしゃぐ常盤先生がカワイかったのもポイント高し。作画も、ヘルメットの中で歯を食いしばるカペタの表情が良く描けてました。

 クラッシュの後に急に調子が良くなったことの説明がなかったけど、アレはどういうことだったんだろう? 単に気合いが乗っただけ?

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『焼きたて!! ジャぱん』

第62話「兄弟決戦!! 父が選んだ一流の男!」

脚本:川瀬敏文 絵コンテ:飯島正勝 演出:小山田桂子 作画監督:宇田明彦

 熱を押して檄を入れに来た和馬に打たれた冠は、ついに堤のフランベに対抗する術を見つける。当日、冠の手にはリンゴの木の丸太が握られていた。

 ジャムやからジャムおじさんね、あ〜ハイハイ。ジャモジさんじゃなくて良かった(笑)。

 クロやんのリアクションはあまりにベタすぎて予想付いたんでたいしたことなかったけど、話自体は割とキレイにまとまってた。堤の心根はもっと屈折してるかと思ったけど、意外とフツーにエエヤツやったし。跡継ぎ問題も後腐れなく解決(?)しました。

 ま、逆に言えばフツーに終わったなぁ、って感じ。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『BLEACH』

第65話「忍び寄る恐怖、2番目の犠牲者」

脚本:十川誠志 絵コンテ・演出:小柴純弥 作画監督:大西雅也

 翌日学校へ行くと、クラスメイトの記憶から織姫の記憶だけが消えていた。ということは、やはり織姫の失踪は何者かの手による誘拐だということになる。そこへ、恋次の伝令神機へ通信が入る。

 う〜ん、『ダイ・ハード3』……(古い?)。

 ソウルソサエティ編のシリアス一辺倒に慣れてたから、ひさびさのギャグ織り交ぜての展開にちょっと違和感感じてしまった。

 アニメオリジナルのエピソードらしいんで、まあ観るこっちとしても様子見ってところかな。

★★・・・
【コロッケ五円之助】

『バンパイヤ』

第22話「ヒューマン・S作戦」

脚本:三芳加也 監督:八木啓八 助監督:西島孝恒 動画監督:野部駿夫

 マンモス東条が原人化した“マンモス原人”は今までにない強さを発揮し、バンパイヤを襲いはじめる。そしてルリ子と西川は、開発途中のヒューマン・S銃を独断で持ち出してしまう。

 マンモス原人との対決は、さすがに漫画チックになってたけど、ゴルフ場でのやり取りは笑った。マンモス原人、強いのか弱いのか判んない。マンモス原人こと東条のラストは、気を抜いて観てたのもあって「あっ!」っとなってしまった。

 それよりも、気になったのはヒューマン・S銃で撃たれたロックがどうなるかってところ。こうなったら、ロックとトッペイたちの顛末もキッチリ逃げずに最後まで描ききってほしいね。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

 冬コミで買ってきた『岡田斗司夫の漫画夜話日記』を読んでいたら、「虫プロの『W3』のオープニングは大塚康生が作画している」と書いてあって、ヘエエとびっくり。

 なんでも虫プロの偉い人の奥さんの車(べレット)を借りて乗っていたら壊してしまい、謝りにいったら会議中で、ちょうどオープニングをやる人を探していた!と言われてそのままそこでやらされたとか。まさか『バンパイヤ』の狼のデザインも、そこからのつながりで頼まれたんじゃないでしょうねえ?

【アルデンテ有森】

『仮面ライダー響鬼』

第47話(最終話)「明日なる夢」

脚本:井上敏樹 監督:坂本太郎 アクション監督:宮崎剛

 ヒビキ、イブキ、トドロキが“オロチ”を沈めて1年が過ぎた。たちばなをやめた明日夢は、大学の医学部を目指して診療所でアルバイトをしていた。ヒビキとの間にわだかまりを抱えたままだった明日夢は、ある事件をきっかけに彼と再会するが。

 ついに最終回を迎えた『響鬼』ですが、ちょっと残念な結末になってしまいました。一言で言うならば「何でやらんのだ?」というところでしょうか。

 “オロチ”が終わって1年後・・・という始まりを見てビックリした人は多かったと思います。え?え?え?何それ、え〜っ!あれだけ“オロチ”で盛り上げといて肝心の“オロチ”を鎮めるシーンを最後まで描かないの?謎の二人との決着もつかないまま〜?ウッキ〜欲求不満だ〜!

 鬼に変身した京介の姿は宇宙刑事みたいで良かったけど、一人一人の将来を描くのは戦いにきっちり決着をつけてからにしてくれ〜!『プリキュア』だって敵との決着はつけてるぞ〜。

 Aパートは、ヒビキ、イブキ、トドロキは奮戦するも“オロチ”を鎮めるのは上手くいかず、大量の魔化魍に包囲されて絶体絶命! 傷だらけになり、3人がもはやこれまでか、と思ったそのとき現れた集団! 彼らこそ裁鬼、断鬼ら関東で活動していた鬼たちであった! 9人の鬼の助けを借りて、今ヒビキ最後の音撃棒が振り下ろされる。かくして“オロチ”の脅威は去ったのだった。

 そしてBパートで明日夢は医者の道を選ぶ決断をし、ほかのみんなもそれぞれの道を歩んでいく、っていうんならまだわかるけど、こんなとってつけたような話を最後に見せられたって納得できません。何でこの脚本でOKなの? ラストのヒビキと明日夢の会話も浮きまくってるじゃないですか!

 力不足で出来ないというなら仕方ありませんが、『響鬼』の場合明らかにもっとラストを面白く作れる力はあったはずなのにやらなかったというところに腹が立ちます。この作品で言いたかったことは敵を倒すカタルシスではなく自分の道は自分で考えて選ぶということ、だからかもしれませんが、あそこまでやっといて最後に肩透かしはないでしょう。

★½・・・
・総評

 最後がちょっと残念だったとはいえ全体を通してみると『響鬼』は結構面白いシリーズでした。

 太鼓やギターやトランペットで怪人を倒すという、ちょっと普通の頭では思いつかないような(ほめてるんですよ)アイデアが秀逸でしたし、1話ずつ見ていくと中には胸の熱くなるようなエピソードもありました。これまでのような連続のバトルをギチギチに詰め込んだようなシリーズに比べて、どこか余裕を持ちつつ戦っているような(実際は必死だったんだろうけど)ヒビキたちの姿にはひきつけられました。

 残念なのはヒビキと明日夢の関係が、あまり深いものになっていかなかったことです。明日夢が鬼になる、とまではいかなくても二人の心の結びつきがもっとガッチリと強く描かれていたら、最後明日夢が鬼になるより医者になる決断をする展開がもっと盛り上がったのにと思うと残念です。

 新しいライダーを作り出した点は評価できますが、狙ったテーマを完全には描ききれてなかったような気がします。明日夢には、もっと前に出て活躍してほしかったな。

総合評価
★★★½・
【アルデンテ有森】

 WEBアニメスタイル、【情報局】マニアのためのDVDチェック(1) モノクロ『009』のイラストは今石洋之

 ついにDVDリリースチェックまで始まりました。スゴイ仕事量。

【コロッケ五円之助】

『蟲師』

第8話「海境より」

脚本:山田由香 絵コンテ:平松禎史 演出:成田歳法 作画監督:加々美高浩・田中将賀他

 ある浜で海を眺める男がいた。男(藤田大介)はこの海で妻(清水香里)と妙な別れ方をした、と。それ以来2年半、こうして妻の遺品なりが流れ着くのを待っているという。

 平松禎史さんコンテ回。話自体は良くある話になってるんだけど、靄の中からは不思議と沖がよく見えるって設定の使い方が上手い。目の前の人間がそうとは知らず“あっちの世界”に引かれていく様子を間近に見るのは怖いよ。

 いつもの平松コンテ回は、シリーズの中で心情描写の生々しさとかが際立つんだけど、『蟲師』では毎回のレベルも高いんでそれほど抜きんでて目立たないのが逆にスゴイ。とはいえ、船の上のシーンのシロウの揺れる気持ちと緊迫感、ラストの乾いた諦観なんかはやっぱりグッと来るね。

 作画も、シロウが船の上で着物を持ち上げるときの、布の自重でその下にある人の体のラインを滑らかになぞりながらシュルシュルと持ち上がっていく柔らかい感じがリアルに描けてた。人物の芝居もいつもながら細かい。

★★★★½
【コロッケ五円之助】

『佐武と市 捕物控』

第31話「神かくし」

脚本:鎌田房夫 演出:上梨満雄・岡崎邦彦・沼本清海・りんたろう 作画:杉野昭夫・森田浩光・小川隆雄

 佐武は侍に殺されそうになっていた女を助ける。江戸では、若い女ばかりが消える“神かくし”の噂が絶えない。今回の事件により、一連の神かくしを組織的な人さらいと確信した佐武は捜査に血道を上げる。

 虫プロ回。冒頭で狂っちゃった女が、袖と髪をひらひらさせながら踊ってるのが、なんとなくりんたろうさんっぽいなぁ、と。

 珍しくみどりちゃんが事件に巻き込まれる話だった。下手人の大物ぶりといい、ラストの炎上するお台場での大捕物といい、ノーテンキな感じのするラストシーン含めてハリウッド大作ばりに王道を行くストーリー展開だった。

 海から上がった市やんが「天狗退治に参りました」みたいなカッコイイセリフはいて登場するんだけど、そのカットの絵がよりによってフンドシ一丁で濡れた着物を絞ってるって絵なのが笑った。しかも、足が内股なのがまた情けない。

 とはいえ、虫プロ回らしく毎度アクションシーンは完成度が高いです。影の部分を荒いタッチで塗りつぶしてる感じがまたワイルド。

★★★½・
【コロッケ五円之助】

『佐武と市 捕物控』

第32話「斬らせて戴きます」

脚本:鈴木生朗 演出:棚橋一徳 作画:飯野皓・矢沢則夫・井上勝

 ある夜、米問屋の旦那が辻斬りに斬られる事件が起きる。証人によると、下手人はあん摩。さらに刀傷からするに相当腕の立つ居合い、しかも逆手切りの使い手だという。

 スタジオ・ゼロ回。偽物が出て市やんが殺しの疑いをかけられる話。市やんの疑い云々の話より、市やんの子供好きや優しさが印象に残るね。

 偽モノ市やんとドヤ街に住む母子が、どちらも昔斬った仇関係だったていう市の業みたいな話だった。観た印象は、ユルいと言えばユルいんだけど、市やんの人柄の良さが嫌味なくて割と普通にエエ話でした。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『バンパイヤ』

第21話「マンモス原人登場」

脚本:今村文人 監督:西島孝恒 助監督:安達久男 動画監督:渡辺正夫

 トッペイたちは、別府博士の“ヒューマン・S”が、原人をも真っ当な人間に戻す効果があるかどうか試すため、原人を生け捕ってくる。

 う〜ん、原人を使ったテロってのはいいんだけど、なんかスケールが小さくなっちゃうなぁ。

 『バンパイヤ』の面白さは、ロックが自分の欲望を肥大させて現実社会でも成り上がっていって、その裏の汚い部分を社会から隠れて生きる異端、バンパイヤたちに押しつけていくっていう構造にあったんだけど、20話以降はそのドラマの構造が完全に解体しちゃってる。コレじゃ普通のヒーローものと変わらない。

 話の方も、キャラ同士の緊張感がなくなっちゃった分ちょっとヌルい。

★½・・・
【コロッケ五円之助】

 今、なんとなく『UG☆アルティメットガール』借りてきて観てるんだけど、ようこんなアホな話やるなぁって感じで笑ってます。バンクの変身シーンが、味わいのある面白い作画だった。劇伴がペコペコで薄っぺらいのも内容に良く合ってる(笑)。あ〜、アホくさ。

【コロッケ五円之助】

『交響詩篇エウレカセブン』

第39話「ジョイン・ザ・フューチャー」

脚本:菅正太郎 絵コンテ:菱田正和 演出:秦義人 作画監督:吉川真一

 突然フットサルをやると言い出したホランド。言い出しっぺのノルブになぜフットサルなのかと聞くも、答えはナシ。困惑するメンバーをよそに、ホランドはレントンとふたり体育会系ノリで盛り上がる。

 みんな突っ込んでると思うけど、やっぱり「なんでフットサル?」ってなるよなぁ。タイミング的にも「なんで?」と。まあ、このひねくれ方が『エウレカ』らしいとも言える(?)。

 内容は、ラストのふたりでシュートのシーンに象徴されるように、完全にお遊びの回だった。ただ、作画がそんなに良くなかったんで、イマイチはっちゃけ具合が足りなくてストレスが残ったけど。

 深読みしちゃうストナーが観てる自分と重なってちょっと笑った。レントンがなんでパス出せないの判んなかったけど、単にずっとひとりでサッカーやってたからってことか。そう考えると、レントンってちょっと可哀想な子ォやなぁ(笑)。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『ふたりはプリキュア Max Heart』

第46話「捨て身の総攻撃! 闇の戦士マックスパワー!!」

脚本:清水東 絵コンテ・演出:伊藤尚住 作画監督:飯島秀一

 ジャアクキングは、ここ虹の園(地球)で復活を果たそうとしていた。闇のパワーに侵食されていく街を見て、なぎさとほのかは覚悟を決める。だがその前に、サーキュアラス、ウラガノス、ビブリスが立ちはだかる。

 前半のバトルシーンは、『プリキュア』にしてはタイミングがちゃんと速くてメリハリあるアクションになってた。煙の感じも悪くなかった。一部ビルの背景がCGになってたのはちょっと意外。

 ひかりと少年のアイデンティティ喪失をラストに持ってきたのは成功だったみたいね。ちゃんと「どうなるんだろう?」って気になる。

 スパークルブレスを壊されてピンチってところで、次回最終回へ“つづく”。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『おねがいマイメロディ』

第43話「告白できたらイイナ!」

脚本:待田堂子 絵コンテ・演出:大久保政雄 作画監督:野田康行

 コンクールで柊を退けた奏者は、なんとダークパワーを使っていた。コンクールに負けたことにショックを受けている心配した歌たちは、元気づけにケーキを持って柊のもとを訪ねる。

 ダークパワーの謎や小暮との三角関係と、やっと本筋に踏み込んだ内容になってきた。とはいえ、町中で素っ裸にされるサラリーマンみたいなネタが混入してるけど。

 バクが柊をバカにするためにソファを降りるシーンが、なぜか動画枚数使った滑らかな動きになってて笑った。歌がケーキとかポエムとかを「ゴメンナサイ!」って謝るシーンも動きがコミカルで良かったな。

 ラストの柊への告白から小暮に絶交宣言するあたりは、キャラのなんともカワイらしい感じがよく出てたなぁ。おしりをワニにかじられたままなのがまたカワイイ。作画の面白さがキャラのカワイらしさをちゃんと引き立ててたのが好感でした。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

 桜庭一樹『ブルースカイ』(ハヤカワ文庫)、読了。

 1627年ドイツの小都市、2022年シンガポール、2007年日本の鹿児島と、3つの時代のエピソードが“少女”というキーワードで繋がった。

 ライトノベルで活躍してた桜庭さんが満を持してハヤカワ文庫でSFを、ってことなんだけど、物語自体は「ああ、SF読んだ!」って感じより、いつもの桜庭さんらしい話になってました。

 とくにドイツ編が良かった。いつも曇って暗くて石畳が冷たい中世ドイツの町のどんよりした情景描写はさすが。そこへ魔女狩りの審問官がやって来て、人々の心までもが冷えていくってところがまたスバラシイ。この辺りの雰囲気は『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』あたりで見せた、暗い緊迫感・閉塞感を思い起こさせる。

 そして何よりドイツ編後半の、(ドイツ編の中心キャラ)マリーが“アンチ・キリスト”と不思議な心の交流をしながら逃避行していく様子が、前半の暗さとのギャップもあってか、意外にもタマランカワイイ感じに仕上がってて良かった。このドイツ編だけでも(個人的には)読む価値あったかな、と。

 三編繋いだ全体のテーマとしては、“少女”の“セカイ”に対する感覚ってのをSF的な仕掛けに翻訳したんだろうけど、正直ピンと来なかったです。ぼくがオッサンだからかも知れないけど。

【コロッケ五円之助】

『シュガシュガルーン』

第28話「危ない! 水族館デート」

脚本:金春智子 絵コンテ・演出:ユキヒロマツシタ 作画監督:杉藤さゆり

 自分がオグルだと隠そうとしなくなったピエール。そんなピエールからショコラにデートの誘いが。バニラは猛反対するが、ショコラは意地でも行くといって聞かない。

 ピエールがついに正体をあらわしたね。嫉妬のハートをコントロールするってのは、なかなかブラックでいいな。

 それはそうと、水族館でのハートの攻防戦はなんかエッチだったなぁ。
「君の髪に顔を埋めて眠りたい」(byピエール)
「心臓を、鳥の羽根でくすぐられてるみたい……」(byショコラ)

 キャラ作画もさすがに良かったし、ほっぺたのブラシワークもいつもより多めでカワイさ増量。ピエールは、目が三角になってて凶暴さが増してた。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

『ふしぎ星の☆ふたご姫』

第話「ゲットだ満月草☆ムーンマリアを救え!」

脚本:吉村清子 絵コンテ・演出:福田貴之 作画監督:上田幸一郎

 シェイドの母国である月の国にやってきたファインたち。しかし、フルムーンが闇に隠され、女王ムーンマリアは倒れてしまう。ファインたちは、女王のために満月ガメの甲羅に生えるという満月草をさがすことに。

 前半の、ワーナーアニメみたいな追っかけっこが、作画もドタバタしてて面白かったな。

 カメが頭を踏んづけてくところからアルテッサが卒倒する前後のシーンが、タッチのある線と顔の表情の崩しが楽しい。ブライトがレインに説教されるシーンも表情が良かった。

 なんだかんだで、最近安定して面白いなぁ。毎回出てくるお助けキャ面、下らなくて結構好き。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『BLOOD+』

第15話「おいかけたいの」

脚本:森田繁 絵コンテ・演出:小林哲也 作画監督:中澤勇一・中本尚子

 ベトナムから帰った新聞記者、岡村(伊藤健太郎)。事件の現場に居合わせながら、持ち帰った情報はあまりに少ない。現像された写真の日本刀の少女に既視感を憶えた岡村は、父が30年前ベトナムで撮った写真を見て愕然とする。

 総集編ではないんだけど、同じ話を第三者視点から語り直す感じのエピソードだった。総集編ほど退屈はしなかったし、話を整理するにはちょうど良かったかな。

 やくざのお嬢さん真央(小清水亜美)が岡村に金渡して「私もフランスに行く」ってのは、さすがに漫画チックな展開。まあ、今回の『BLOOD+』はさほどリアルテイストにこだわってるワケじゃなさそうなんで、面白くなるならなんでもいいけど。っていうか、どうせならいっそケレンたっぷりにやってほしい。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

 『アニメージュ』2月号の「この人に話を聞きたい」で前田庸生さんが「『まんが日本昔ばなし』の第1期の24話(12回分)は全部傑作ぞろい」と言っているのを読んで、「ええーっ! そんなーっ早く言ってよ」と、あわてて部屋にある資料を引っくり返し、放映リストを確認し新聞と比べてみると、もうすでに放送は第2期に移っていてガックリ。ああまたやってもうた……。仕方なくレンタル店に行き何本か出ている第1期の作品の中から「火男」を借りてきた次第です。

【アルデンテ有森】

『まんが日本昔ばなし』

「火男」(昭和50年(1975年)1月28日放映)

演出:杉井ギサブロー 文芸:平見修二 作画:杉井ギサブロー 美術:馬郡美保子

 昔々、あるところに正直者のおじいさんと欲張りのおばあさんがいました。ある日山に芝刈りに行ったおじいさんは火の精に会い、刈った芝と交換に宝の袋をもらいました。その中には口を尖らせたみょうちきりんな顔の子供が入っていて……。

 まず感心したのは杉井ギサブローさんの作画です。ほとんど無表情なおじいさんのとぼけた味わいといい、とても可愛いとはいえない赤い子供(臍ばかりいじっている)の表情といい、業突く張りのおばあさんの行動といい、なかなかに躍動的です。なんといっても人間のがめつさ、醜いところを隠さずにちゃんと描いているところが見てて気持ちがいいです。昔ばなしって、もともとは結構残酷な描写もあるんですよねえ。

 それでいてもの悲しいところもあり、最後はある言葉の意味がちゃんと説明されて、ああそうだったのかと納得でき、短い時間なのにずいぶんいろんな要素が入っているもんだと思いました。なるほど第1期が傑作ぞろいというのはどうやら本当のようです。

 それにしてもアニメージュの記事で意外だったのは、この作品がもともとスケジュールを穴埋めするために1クールだけ製作されたものだったということです。1975年ころ東京と大阪のテレビ局の番組が、ある事情でたくさん入れ替えられることになり、その影響でぽっかり開いてしまった期間を何かの番組で埋めろ!ということで急遽作られたらしいのですが、これが好評で第2期がスタートし、それから19年も続くことになったのですから分からないものです。

 余談ですが、当時ワタシは『はじめ人間ギャートルズ』が好きで毎週見ていたのですが、ある日突然東京のテレビ局に移ってしまったために後半1年分くらいが見られなくなり、事情も分からず、くやしくてずいぶんと歯噛みしたものです。最終回もいまだに見ていません。まさか番組がごっそり変わるなんてなあ……。もしかすると『昔ばなし』の第1期も岡山では放送していなかったのかな? う〜ん、ともかく30年ぶりに追いかけてみることにしますか。

★★★★・
【アルデンテ有森】

 WEBアニメスタイル、【artwork】『ぺとぺとさん』前編 ぺとったぺと子と「作画注意」

 『ぺとぺとさん』はレンタルで観てます。作画はクオリティ高くないんだけど、ぽわーんとした雰囲気はなんか憎めない。

 設定画の絵は、思ってた以上にカワイらしいね。コレ見ると、もちっと作画が良ければ……なんて詮ないことを思っちゃうね(笑)。

【コロッケ五円之助】

『よみがえる空 - RESCUE WINGS -』

第2話「困難な仕事」

脚本:高山文彦 絵コンテ:桜見かつし 演出:まつもとよしひさ 作画監督:みうらたけひろ・木本茂樹 総作画監督:狩生豊

 北陸沖で地震による災害派遣命令が発令される。アラート待機からはずれていた本郷のもとにも出動命令が下る。ブリーフィングによると、東うるま島の状況は思った以上に厳しい。正規パイロットが怪我をしたことから、新人の一宏がサブとして搭乗することに。

 初の出動シーンなんだけど、これまた思ってた以上にドライでクールだった。ニュースの報道、隊員同士の最低限のやり取りや現場の描写だけで淡々と見せていく演出がかえって緊張感を高めたる。う〜ん、渋い! こういうの好みです。

 ヘリや航空機のCGシーンも、夜間の照明の反射なんかの処理が自然で、カッコイイ映像になってた。

 現地の人がちゃんと方言で喋ってるのも好感。こういうところでリアリティを出す手法って、アニメではあんまり見ない。助ける方も助けられる方も、単なるキャラじゃなく、それぞれ血の通った人間なんだってのを感じさせてくれる。

 二次災害の危険、……アリ?

★★★★・
【コロッケ五円之助】

『バンパイヤ』

第20話「斗え、トッペイ」

脚本:宮下教雄 監督:西島孝恒 助監督:安達久男 動画監督:渡辺正夫

 熱海教授により別人の顔を得たロック(梶健司)が東京へ戻ってきた。原人を使った事件の多発により、トッペイも次第にロックの生存を疑うようになる。

 ああ、ロックの顔が五分刈りのオッサン顔になっちゃった。前の佐藤博さんの、どっか少年のような風貌が良かったのに。梶健司さんでは普通の悪者っぽい(服装はアヤシいけど)。今までの話の流れからしてもキャラ自体の魅力からしても、ロックが実質上の主人公だっただけに、役者の交替は痛手が大きいなぁ。

 話の方も、正義のバンパイヤ対悪の手先の原人みたいな単純化が懸念されるけど、どうなるなか? 今後の話の展開が気になる。

★★・・・
【コロッケ五円之助】

 週末また寒くなるみたいで。う〜ん、まだ2月にもなってないのに寒い日が続く。

【コロッケ五円之助】

『かしまし 〜ガール・ミーツ・ガール〜』

原作:あかほりさとる 監督:中西伸彰 キャラクター原案:犬上すくね シリーズ構成:花田十輝 キャラクターデザイン:岩佐とも子 美術監督:廣瀬義憲 音楽制作:ランティス アニメーション制作:スタジオ雲雀 作品公式サイト

第1話「少年はその日変わった」

脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:中西伸彰 作画監督:岩佐とも子

 女の子みたいな男の子、大佛はずむ(植田佳奈)は、思い切って神泉やす菜(堀江由衣)に告白、そして振られてしまう。失恋の傷を忘れようと夜の山にのぼり、流れ星に願いをかけるはずむだったが……。

 異星人の未知の医療技術のせいで、遺伝子レベルで女の子に性転換してしまうって話。……って、なんてアホな話なんやろう?(笑)

 前半が意外と静かなはじまりだっただけに、散々っぱら引っぱってきてこんなオチかよ!?と。まあ、ベタといえばベタなんだけど、ここまでてらい無くやっちゃうのは頭が下がります。

 担任の先生とかはずむの両親とか、ギャグの部分は正直寒かったです。上手く転がしてくれると笑える話になりそうなんだけど、どこまでギャグで行ってどこまでマジメで行くのか、その配分が今んところナゾ。

 どうでもいいけど、ラストはずむが女の子になって、とまり(田村ゆかり)が「お前、その声……!?」って言うシーン、TVの前で「変わってねーよ!!」って突っ込んだのはぼくだけじゃないはず(笑)。

★★½・・
・初見印象

 話のバカバカしさにもかかわらずキャラ作画の方は割と頑張ってたんで、思ってたほど拒否反応なく観られそうです。

 こういう話なんで、サービスシーンを期待せずにはいられないんだけど、TV東京だけに作り手が規制をどう回避してくるのかってところも見どころかな。

 端からバカバカしいのは覚悟済みなんで、大らかな気持ちで観ていこうかと。

【コロッケ五円之助】

『ハチミツとクローバー』

第11話「chapter.11」

脚本:黒田洋介 絵コンテ・演出:高島大輔 作画監督:舛田裕美・相坂直紀・矢上孝一

 就職してもボロアパートを出ない真山は、森田のおかげで学生時代と変わりない生活を送っていた。真山には、ボロアパートを我慢してでも手に入れたい“欲しいもの”があるらしい。

 花本先生カエルの巻。手紙より先に本人が付いちゃうってのは、海外旅行では良くあることだよね。

 なんで森田さんは馬頭琴なんて弾けるんだろう? こゆことさらっとするからモテるんだろうなぁ。

 花本先生も徳大寺先生の前では頼りない生徒みたいって話。学校って場所で同じことが代々延々と繰り返し行われる。そのループしつづける円環によって、学校という場所は“永遠の時間”をその内に宿すことになるワケなんだよね。っていうか、ポエムな解説禁止〜!(笑)

 モンゴルの小さい妹役になぜか中原麻衣さんが。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『バンパイヤ』

第19話「ロックは死なず?」

脚本:中西隆三 監督:菊池靖 助監督:西垣孝恒 動画監督:内田有紀彦

 母と共に逃げ出したトッペイは、偶然通りかかった森村の車に拾われ警察の包囲を抜ける。別府博士の研究室で治療を受けるトッペイは、ふとしたことからヒューマンSという薬の思わぬ効果に気付く。

 ロックがついにバンパイヤ委員会から敵と認定されるって話。

 別府博士(外山高士)が目指しているバンパイヤ人間化計画は、差別解消の根本的解決にはならないと思うんだけど、まあいいか。

 森村さんがロックを道連れに死んじゃったのはビックリ。ちょっと唐突すぎて流れが悪い気がする、と思ったら森村役の渡辺文雄さんが降板したため急遽退場と相成ったらしい。なんでも『バンパイヤ』の撮影が予定より延びちゃったらしく、次の仕事とかぶったためだって。イイキャラだっただけに残念。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『甲虫王者ムシキング』

第42話「再生の時」

脚本:松井亜弥 絵コンテ・演出:大平直樹 作画監督:阿部宗孝

 セランが光の繭に包まれる。助け出そうとするチビに、セランは「再生の時」だと止める。グルムはセランを守るため遠い村から駆けつけてきた。そこへ、ポポを倒しにソーマがやって来る。

 セランの突然の変身ってのは予想外だったけど、単体の話としては作画演出ともに充実した出来。

 レイアウトがしっかりしてたんで全体的に画面が締まって見えた。あと、雨の中ポポを倒す決意をするソーマのシーンの影の付け方、バトルシーンの火の見せ方、ラストの雨が上がって光が差すシーンなんかの光の使い方などなど、光関係の表現の上手さが光ったな。

 冒頭のソーマとデュークの対話シーンは、とくにアクションのキレとタイミングが良かった。キャラ作画も全体的に良かったです。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

『佐武と市 捕物控』

第30話「野良犬の唄」

脚本:鈴木生朗 演出:ひで・ぼお 作画:石山卓也・半田輝男・長谷川淑子

 神奈川の宿への道中、市は腕の立つ浪人(寺島幹夫)に出会う。このごろ、神奈川では代官も手出しできないほど腕の立つ五人の悪人がのさばっているという。酒場で再会した市と浪人。浪人は市を賞金稼ぎの競争相手と思い、仕込みを奪って出て行ってしまう。

 市が正義と情に動かされて五悪人を討つ話なんだけど、どうも話のつくり方が大ざっぱな印象を受けたなぁ。市やんの動機付けがちょっと判りやすすぎるかも。

 作画の方も、大ざっぱな感じがしました。冒頭の市やんの殺陣はカメラワークがダイナミックで良かったな。

 五人組の頭が家弓家正さんだったんで、そこだけなんとなく重みが出るというか。やっぱり家弓さんは悪役が似合うなぁ。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『バンパイヤ』

第18話「憎しみを越えて」

脚本:久谷新 監督:松田寛夫 助監督:黒川文男 動画監督:坂口尚三

 警官隊に追われたトッペイは東京球場に立てこもる。球場内に入った警官は重傷を負い出てくる。警察はトッペイの母をおとりにトッペイをグラウンドに引き出し銃殺しようと計画。

 この回の警官隊の隊長さんやってる藤岡重慶さんって、丹下段平のおっちゃんの声やってた人なのね。さすがに警官役なんでおっちゃんみたいにでろでろした演技じゃないけど。

 トッペイ母が子守唄を歌うシーンはなかなかに涙を誘う。トッペイが出てくると警官隊に撃たれるかも知れないっていう緊張感がまたイイ。んだけど、脱出シーンはあっさり成功してちょっと肩すかしかも。狼になって走り去るシーンの開放感は良かった。

 トッペイが人間への憎むのをやめるってのも良いんだけど、ちょっと説得力に欠けるかなぁ。雰囲気は良かったんだけど、最後の詰めが甘い感じがしました。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

 WEBアニメスタイル、「アニメラマ三部作」を研究しよう! 山本暎一インタビュー 第1回[再掲]

 ああ、ちょうどコレ、読み洩らしてたんだ。DVDも、レンタルで入ってくれるとウレシいんだけど。『ゲゲゲの鬼太郎』(第3期)もぜひDVDレンタル入れてくださいよ。待ってますよ!(誰に言ってんだ?)

【コロッケ五円之助】

『capeta』

第16話「ペナルティー!」

脚本:前川淳 絵コンテ・演出:政木伸一 作画監督:佐久間健

 カートが自分の操縦に応えてくれなくなってきたことに悩むカペタ。しかし、先立つものがない。さらに学校では、次の試験で点数が悪ければ週末の補習を課せられることになる。一体どの問題から手をつけて良いものやら、カペタの苦悩は増すばかり。

 一生懸命働いてくれてる父ちゃんの姿を見て、頑張るぞって思い直す話。

 今週も次なるステップアップのための試練期間。茂波の菊地美香声は、ずっと効いてると耳がキンキンするなぁ。芝居の感じがずっと同じだし。

 っていうか、早よレース見せてくれ〜。

★★・・・
【コロッケ五円之助】

『焼きたて!! ジャぱん』

第61話「冠の秘密!! 仁義なきジャム対決!」

脚本:高橋哲子 絵コンテ:岩崎太郎 演出:松本佳久 作画監督:平塚知哉

 冠は実は日本最大のやくざの組長の息子だった! 次の組長と目されていた冠の異母兄、堤政伸(日野聡)がオーストリアの宮廷料理人になってしまったことから、どちらが夢を捨て組を継ぐかを、次の『焼きたて!! 9』の勝敗で決することに。

 家族話に和馬の病気と、盛り上げ方もベタで『ジャぱん』らしくてイイね。堤も屈折したオイシイキャラみたいだし。リアクションもハイテンションだったし、ルバーブ畑で暴れる河内の画も面白かった。

 そういや河内のリアクションでバレリーナがあったけど、ピルエット(?)をクルクル回る作画が枚数も使っててちょっと面白かった。

★★★½・
【コロッケ五円之助】

『BLEACH』

第64話「新学期、現世に恋次がやって来た!?」

脚本:十川誠志 絵コンテ:阿部記之 演出:熨斗谷充孝 作画監督:鈴木奈都子

 久しぶりに学校にやってきた一護。いつもと変わらない平和なクラスに安堵するが、そこにルキアの姿はない。と、校庭から一護を呼ぶ声が……。

 新章一発目。敵の姿とか能力とかまだハッキリと判んなかったけど。一護のクラス担任ってあんなんやったっけ? ひさびさに学校編ってことで、ほのぼのした感じが懐かしかったな。

 今度は織姫を助けに行く話になるのか? とりあえずストーリー知らないんで話の展開待ち。

 エンディングが曲アニメともに更新。石野聡演出、井上敦子原画。ピコピコ踊るちっこいのがカワイかった。歌にも良く合ってたよ。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『バンパイヤ』

第17話「パンク・マシン大作戦」

脚本:久谷新 監督:松田寛夫 助監督:黒川文男 動画監督:内田有紀彦

 政府のバンパイヤ狩りは苛烈を極める。収容所に収監されたトッペイは、バンパイヤ仲間から裏切り者と罵られる。そのころ、トッペイが孤島に移送されると知った森村たちは、トッペイを救出するべく移送トラックを待ち伏せする。

 この辺の描写はモロにホロコーストのカリカチュアだね。なかなかにヘヴィな展開が続く。トッペイが大西ミカに向かって人間への憎しみを隠さずに口にしちゃうところなんかは、ちゃんとコレまでの展開の重さが効いてる。

 堀絢子さんの唄う『チッペイ音頭』がいい息抜きになってた。
「♪おいらチ〜ッペイ 気楽なもんさ〜」

 サブタイにも出てる“パンク・マシン”ってのは別になんの仕掛けもないものだった。

 ビルが爆発したりするシーンに、特撮代わりにセルアニメを使ってた。(普通の爆弾で)キノコ雲まで描くのはやりすぎ感もあるけど。60年安保の記録フィルム(デモシーン)なんかを上手く使って雰囲気出してたのは良かった。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

 なぜか今まで読む機会の無かった『DEATH NOTE』(集英社)を読み始めました。

 うわわっ、すごく面白いじゃないですか! すっかりハマってしまいました。人を殺せるノートを手に入れた悪の天才少年ライト(キラ)と、どんな不可能犯罪をも解決する謎の天才児“L”との頭脳を駆使した命がけのバトルゲームは目が離せません。ところで私の目には死神リュークの顔が『ウルトラQ』の海底原人ラゴンに見えて仕方が無いんですが……。

【アルデンテ有森】

『英國戀物語エマ』

第8話「時計」

脚本:平見瞠 演出:鎌倉由美 絵コンテ:小林常夫 作画監督:荒尾英幸

 まだ体の具合がよくならないケリーを心配するエマは、故障した思い出の時計を修理に出してみてはどうかと提案する。一方ウィリアムは、ついに父・リチャードにメイドと付き合っていることを告白する。

 とうとう来るべき時が来てしまい、ストウナー家もジョーンズ家も大騒動です。今回は静かな演出が目立つ回で、故障した時計とケリーの死をオーバーラップさせたり、エマが慟哭するシーンでセリフを消したり、アルが古くなった扉を何度もキイキイいわせたり、なるほど静かな場面を積み重ねていくことで話を盛り上げるテクニックもあるんだなと感心しました。

 エマと最後の夜を過ごすケリーの目に一瞬、この家に来たころのエマの姿がダブって見えるシーンもはっとさせられてしまいますねえ。何気ない手法ですが効果的です。もちろんエマさんの寝間着姿にも思わず目がいってしまいますが(苦笑)。

 ケリーに対する思いを手伝いをすることでしか示せないアルの不器用な愛情表現も泣かせます。そのアルにエマの力になってほしいと頼むケリー。うまいなあ中西妙子さん。「あのエマが好きになったのよ……、あのエマが」。こういうところの微妙な演技はさすがにベテラン、若い人ではこうは出来ません。一人の人生が終わり、一人の人生が転機を迎える様子をじっくり描いて見ごたえのある回でした。

「ドイツはどこ?」ああ、今回もコリンは無視されて可哀想なのでした(笑)。

★★★½・
【アルデンテ有森】

『仮面ライダー響鬼』

第47話「語る背中」

脚本:井上敏樹 監督:坂本太郎 アクション監督:宮崎剛

 訓練のため変身せずに魔化魍バケネコと戦うヒビキ。和装の二人の指示に逆らい、自我に目覚め始めたスーパー童子と姫。鬼の修行を休みたいという明日夢。“オロチ現象”を前にしてそれぞれの運命が動き始める。

 明日夢が初めてヒビキに「他にやりたいことが出来た」と告げ、ヒビキも弟子の言葉を聞き“オロチ”に対する自分の気持ちに踏ん切りをつけるあたり、やっと本当の師弟らしくなってきたかなという気がします。
「自分の生きる道を決められないやつに何の人助けが出来るんだ」
明日夢に言った厳しいセリフは同時に自分に対して言ったものだったのでしょう。

 明日夢のやりたいことというのは病気の子供を喜ばせるためのパネルシアター(紙芝居を躍動的、創造的に発展させたもの)でしたが、彼がバトルとは違う道を選択するというのはちょっと意外でした。

 いよいよ聖なる土地で“オロチ現象”を鎮める儀式(そこで長時間太鼓を打ち続け、土地を清めて現象を鎮めなければならない。その間、魔化魍に狙われ続ける)の始まりで盛り上がってきました。ドドーン、ドドーン!「聞けやあっ!これが無法松の乱れ打ちじゃあぁーっ!」(こんなセリフは言いません)邪魔をしようと集まってくる魔化魍の中には、よく見りゃ懐かしい顔も混じってます。やっぱりラストは怪人大集合やるねんなあ。日本映像クリエイティブいい仕事してます。

 ヒビキとみどり(梅宮万紗子)、イブキと香須実(蒲生麻由)、トドロキと日菜佳(神戸みゆき)の3組の恋の行方の方はハテ?

★★★・・
【アルデンテ有森】

 『練馬大根ブラザーズ』、感想サイト巡りしてるんだけど、賛否両論。しかも、褒めるか貶すか両極端。う〜ん、気になる。友達録画頼んだんで、届いたら観て書きます。

【コロッケ五円之助】

『蟲師』

第7話「雨がくる虹がたつ」

脚本:伊丹あき 絵コンテ:峰達也 演出:そ〜とめこういちろう 作画監督:西位輝実

 雨をしのぎに入った木の下で、瓶を担いだ男(前田剛)に出会う。男は瓶に捕まえた虹を入れるのだという。男は虹を追うようになったいきさつを話し始める。

 今回は、蟲と人間ではどっちかって言うと“人間の側”の話になってた。とくに、虹郎とギンコの対比ってところがミソ。

 ひょんな縁から共に蟲である虹“虹蛇”(こうだ)を追うことになったふたりなんだけど、虹に出会ったあと、もと来た村に帰って父の悲願だった壊れない(大水に流されない)“流れ橋”をつくり共同体(人間社会)に還った虹郎に対して、ギンコは蟲を追って旅をつづける、どこまで行っても根無し草の“ナガレモノ”。

 この辺、ギンコのこの世界における立ち位置みたいなのを上手く描き出してる。いつもの土井美加さんのナレーションがなかったのも、この話がギンコについての話だから?

 白黒のマンガでは表現しにくい虹の輝きの美しさがキレイに出てたな。虹(虹蛇)の動きも有機的で良かった。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

『Paradise kiss』

第4話「ジョージ」

脚本・絵コンテ:小林治 演出:増原光幸 作画監督:窪詔之

 イメージ通りの柄の布が見つからず、急遽ビーズで刺繍する案をとったジョージ。1ヶ月前の変更にあわてるアラシたち。しかし、そんな忙しさの中にあってもユカリに手伝えることは少なかった。

 ユカリがなんとなく疎外感を感じて、ジョージとの距離も縮まらなくて焦燥感を抱くって話。

 ジョージの、「んなヤツおるか〜〜ッ!!」的なスカした格好良さがいよいよ前面に出てきた感じ。こんなヤツになら翻弄されたい、っていうところがさ。ミワコの姉、幸田実果子(宍戸留美)登場。宍戸さんの演技がノってた。

 親に嘘までついて付き合った挙げ句ジョージと口げんかして、っていう話なんだけど、最後の最後でスカッと後味の良い感じでエンディングへと抜けていくところがいつもながら上手いなぁ、と。小林コンテのなせる業?

 現代の東京の高校生を主人公にして恋愛の心情をリアルに描きながら、ヘンに生々しくなったり後味悪くなったりしないのは、キャラや舞台が(現実世界から完全に遊離してしまわない程度に)浮世離れしてるからなんだろうなぁ。この辺は原作の上手さだろうね。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『バンパイヤ』

第16話「人間狩り」

脚本:久谷新 監督:松田寛夫 助監督:黒川文男 動画監督:坂口尚三

 テレビでバンパイヤの存在を知った人々はパニックに陥る。政界財界などのトップからなる非公式の会議に出席したロックは、世に潜むバンパイヤを狩り出すことを提案。一方で、バンパイヤ委員会では今こそ行動を起こせと煽り立てる。

 なんか、だんだんロックの演技(というか演出)がノリノリになってきたな。冒頭もいつもの小林昭二さんのナレーションじゃなくロックのくずれた喋りだったし、ひとり芝居風に喋ってみたり、チャップリンの『独裁者』ばりに地球儀(セルアニメ)を投げたり蹴ったり。

 内容も、ノリノリの演出と相まって、もう世の中はロックの思い通りって感じがよく出てる。
「ヒューマニズム? そんなもの、クソッ喰らえだ! はははははッ!!」

 アニメーションのシーンも多かったけど、狐バンパイヤの変身シーンが顔にひびが入って下から狐の顔(アニメ)が現れる手法がちょっと面白かった。

★★★½・
【コロッケ五円之助】

 そういや書くの忘れてましたけど、今出てる『ダ・ヴィンチ』(メディアファクトリー)に、『蟲師』の長濱監督と原作者の漆原友紀さんのインタビューが載ってます。

 長濱さん、相変わらず『蟲師』愛に溢れてる。漆原さんが自分で好きなエピソードについても。今さらではありますが、興味のある方はご一読を。

 関係ないけど、山岸凉子先生『テレプシコーラ 舞姫』も引き続き面白いです。

【コロッケ五円之助】

『交響詩篇エウレカセブン』

第38話「デイト・オブ・バース」

脚本:佐藤大 絵コンテ:寺東克己 演出:小松田大全 作画監督:柴田淳・内田信也 メカ作画監督:中田栄治

 エウレカが父さんのことを知っていた。レントンはエウレカを問いつめ、家族を思うのは普通の人間として当然だと口走ってしまう。

 シリーズ初めの方によくあったレントンいぢりの回かと思ったら、ちゃんと本筋のテーマにも直結するエエ話だった。とくにラストのまとめ方なんか、ホランドやストナー(松本保典)含めて円満にまとまってて、心なしかキャラの表情も柔和。まわりの勘違いっていう笑いの部分との繋がりも上手く機能してて、ほのぼのした感じが良かった。

 レントンが父の衣鉢を(ホランドを間に挟みながら)エウレカとふたりで継いでいくって流が無理なく描けてた。それと対比する形で、手を汚して世界の王になるデューイってのも効いてた。

 作画も全体的に良かったです。ホランドにレントンがつるし上げられるカット、後ろのふたり含めてマヌケな表情が面白い画になってた。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

『ふたりはプリキュア Max Heart』

第45話「無限の闇 永遠の光」

脚本:成田良美 絵コンテ・演出:座古明史 作画監督:生天目康裕

 アカネやクラスメイトの記憶の中から、ひかりの記憶が消えようとしていた。一方、ひかりは少年と接触したことで、そうとは知らずジャアクキング復活のきっかけを作ってしまう。

 さすがに話はちゃんと盛り上がってる。なぎさほのかは、クイーン復活よりもひかりの人格存続を願うのかしら?

 画面も、(『プリキュア』にしては)レイアウトを意識した画面作りになってたような。演出も要所要所できちっとドラマを盛り上げてくれてました。

 ハーティエル、全部揃ったって言ってたけど、なんか一コ分スペースが空いてる。ってことで、お話は“つづく”。


 次回予告後に『Splash Star』の番宣が付いてました。声は今のふたりの声質を踏襲してるように感じられた。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『おねがいマイメロディ』

第42話「楽しい日記が書けたらイイナ!」

脚本:平野靖士 絵コンテ:河合夢男 演出:麦野アイス 作画監督:武内啓

 クロミを見習って日々の日記をつけようと決めたマイメロ。マイメロの一日は家族の朝ご飯作りから始まる……。

 マイメロの一日を追う話。ついでに、ずっと前募集してたずきんデザインの優秀作が本編に(コンテスト結果)。

 マイメロのずきんはやっぱり同じのがたくさんあるのね。クロミノートの誕生秘話も。本編は、いつもに比べたらちょっとおとなしい感じだったけど、懐かしいキャラが何人か出てきてた。

 昔クロミたちを電磁波で焼こうとした(参照)バカップルの片割れ、ミコたん(鮭延未可)がまた出てきたのはウレシかったな(笑)。

★★・・・
【コロッケ五円之助】

 『ワンワンセレプー それいけ! 徹之進』、また録り忘れ。来週こそは観よう。

【コロッケ五円之助】

『かりん』

第9話「パパはとっても恥ずかしい」

脚本:あみやまさはる 絵コンテ:中村憲由 演出:佐々木皓一 作画監督:中島美子 総作画監督:中山由美

 テストの点数が悪く追試と相成った果林。真紅家では、ペナルティの家庭訪問を阻止すべく、健太に勉強を教えてもらうことを容認。しかし、パパ(松本大)の心中は穏やかでない。

 今回は『かりん』にしてはギャグがちゃんと笑えるじゃんと思ってたら、中村憲由さんコンテ回でした。

 ちゃんと『かりん』の枠内のほのぼの路線から逸脱しない程度のテンションだったし、後半の果林パパの真っ直ぐな愛情話、雨水ママのしっとりした話へのつなぎも絶妙でした。

 ふたりの恋愛の話もちゃんとしながら、親への愛情もちゃんと描写していくところは、『かりん』らしいバランス感だと思いましたよ。

★★★½・
【コロッケ五円之助】

『半分の月がのぼる空』

原作:橋本紡 監督:ユキヒロマツシタ シリーズ構成・脚本:高山カツヒコ キャラクターデザイン・総作画監督:小原充 美術監督:中村隆 音楽:光宗信吉 アニメーション制作:グループ・タック 作品公式サイト

第1話「亜希子さんと少女と芥川龍之介」

脚本:高山カツヒコ 絵コンテ:ユキヒロマツシタ 演出:飯村正行 作画監督:吉本拓二

 戎崎裕一(えざき・ゆういち、声:鈴村健一)は急性肝炎で入院中。若い裕一に入院生活は退屈すぎた。しかしある日、看護婦の亜希子さんからある入院患者の女の子(高橋美佳子)の話し相手になってくれと頼まれる。

 原作2巻まで既読。前の『かりん』と合わせて、高橋美佳子アワー。

 第1巻の内容を30分1話でやっちゃうという、なんかダイジェスト版みたいな感じのすっ飛ばしっぷりだった。ユキヒロマツシタさんは細やかな心情描写に定評があるんで期待してたんだけど、そんな心情描写が入り込むスキがないほど展開が速かった。感情移入もキャラへの愛着もなにもあったもんじゃない。

 ちょっと先行き不安かな。

★★・・・
・初見印象

 このヒロインはいわゆるツンデレタイプなんだけど、ツンデレってさあ、始めのツンツン状態からだんだん可愛らしさが滲み出てくるっていう過程が大事なんじゃないの。あと純愛モノとしても、日常描写の積み重ねをすることで観てるこっちにも恋愛感情の成長を追体験するっていうってう過程こそが良いんじゃない。

 そういう過程をすっ飛ばして、いきなり最初の山場である砲台山に行っちゃうのは、ツンデレモノとしても純愛モノとしてもいかがなものか?

 病気で長く生きられないかも知れない女の子の恋愛感情っていう微妙なところを扱うんだから、もちっと日常描写をキッチリ積み重ねてほしかったなぁ。

【コロッケ五円之助】

『よみがえる空 RESCUE WINGS』

監督:桜美かつし シリーズ構成・脚本:高山文彦 キャラクターデザイン:竹内哲也 総作画監督:狩生豊・竹内哲也 メカニックデザイン:橋本敬史 美術監督:徳田俊之 音楽:松尾早人 アニメーション制作:J.C.STAFF 作品公式サイト

第1話「初めての仕事」

脚本:高山 文彦 絵コンテ:桜美 かつし 演出:渡辺健一郎 作画監督:本村晃一 総作画監督:竹内哲也

 内田一宏(宮崎一成)は、小松救難隊に配属された新人ヘリパイロット。しかし、内田は本当はファイター志望だった。そんなことはおくびにも出さず配属先への挨拶を済ませる。が、ベテランパイロットの本郷(石塚運昇)にそんな心情を見破られてしまう。

 花のファイター志望だったのが一転、ショボイ地方の救難隊勤務になった主人公のしょっぱい心情と、それでも前向きに行こうとする若さってのがイイ感じに表現されてた。説明もセリフも少なかったのがドライな描写で良かったな。

 岡山出身ってのもビミョーにリアル。ぼくもネイティブ岡山じゃないんでハッキリ言えないけど、内田母(高村尚枝)の岡山弁はリアルだった気がする。ちなみに宮崎一成さんは広島出身、能登麻美子さんは金沢出身。

 救助任務の派手でドラマチックなところだけじゃなく、今回みたいな隊員の日常や人間関係もしっかり描き込んでいくみたいで、思ってたよりも堅実な感じのドラマになりそう。キャストもベテラン中堅に個性派をそろえてて好感。

★★★½・
・初見印象

 救難ドラマモノということでもっとベタベタな熱血ノリを思い浮かべてたけど、思ったより冷静な描写が意外だった。こういうノリだと熱血が苦手なぼくでもついて行けそう。

 職業モノとして、主人公が職業に対する誇りと倫理を獲得していくっていう過程をキッチリ描写してくれそうで期待。ちゃんと大人のドラマになりそう。ちなみに、主人公が新幹線の中で読んでたのは、サン=テグジュペリの『人間の大地』。

【コロッケ五円之助】

『シュガシュガルーン』

第27話「小さなハート、真っ赤なハート」

脚本:大久保昌弘 絵コンテ・演出:松本マサユキ 作画監督:Kim Yoon-Joung

 人間界でお正月を迎えたショコラとバニラ。退屈したショコラは、アキラの家でアキラのいとこのミハル(竹内順子)に出会う。すっかりミハルになつかれたショコラ。そんなミハルの胸には、小さなハートが育ちつつあった。

 ミハルが、竹内順子声もそうだけど、キャラもわっくん@『絶対少年』とかぶる。

 小さいミハルになつかれるショコラがカワイかった。小さい子供のハートを取るとこを躊躇するショコラの心情も良かった。ハートを育んでくれた相手に対する感謝と敬愛のきもちってのも、ママの教え通り。

 作画も、ところどころ動きの楽しいところが見られました。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『ふしぎ星の☆ふたご姫』

第41話「爆裂ベイビー☆子育て日記」

脚本:まさきひろ 絵コンテ・演出:玉川達文 作画監督:原田大基

 しずくの国にグレイスストーンを求めてやって来た3人。しかし、またしてもブライトがヤームル女王(近藤真昼)に取り入る。ブライトはさらに女王の信用を得ようと、ナルロ(寺田はるひ)の面倒を見ると申し出る。

 待ってましたの玉川達文さん回。

 いつも通りギャグのテンポも良かったし、ナルロを中心とした母親話の面白さも楽しめました。

 そして何より作画がいつにも増してドタバタしてて楽しかったな。とくにラストの運河沿いを走るシーンは良かった。土手を走るファインたちのフォローのカット(「ファイン、先に行ってちょうだい」)がちょっと変わった味わいになってて面白い(流れる背景はCG?)。

 キャラ作画自体もカワイかったし、ナルロにぐにぐにされるような表情の動きも楽しかったです。あ〜、満腹満腹。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

『BLOOD+』

第14話「さいごの日曜日」

脚本:吉田玲子 絵コンテ:神楽坂時市 演出:小沢一浩則 作画監督:越智信次

 沖縄に帰ってきた小夜たちは、久しぶりに何もない休日を過ごす。休みの間、小夜の胸に様々な記憶が去来する。そして、以前と同じにはいられないことを再確認するのだった。

 吉田玲子さん脚本回。

 小夜と香里(門脇舞)との関係を中心に、沖縄での戻らない幸福な時間を小夜に確認させるってのが上手くいってた。小夜が泣きそうなのに最後までグッとこらえるっていう描写も効いてた。

 キャラ作画も良く描けてました。

 それはそうと、オープニング・エンディングがアニメ・曲ともに更新。OP見たとき「このキャラのフォルムは、まさか中澤一登さんか?」と思ったらホントにそうだった。映像美的なセンスが抜群。色の使い方もいい。カッコイイ! EDも小夜が艶っぽくてナイス。どちらも良いお仕事です。眼福眼福。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

『ARIA The ANIMATION』

第13話(最終話)「その まっしろな朝を…」

脚本:藤咲あゆな 絵コンテ:布施木一喜 演出:布施木一喜・いとがしんたろー・名取孝浩 作画監督:古賀誠・柳瀬雄之・羽生貴之・吉本拓二・日下岳史

 ネオ・ヴェネツィアでの年越しは“みんなで”が主流。ってことで、サンマルコ広場に集合した面々。その中に、灯里は懐かしい顔を見つける。

 アイちゃん(水橋かおり)再登場。シリーズ通して知り合った面々と再会して旧年を振り返りつつ新年を迎えるっていう話。

 全編にわたって作画の良さが目にウレシイ回でした。サンマルコ広場のシーンも、モブシーンや、みんなが椅子に座ってるシーンとか、描き込みの密度が高かった。キャラ作画も、過去のアクアを見たとき(「だったら嬉しいな」)のアイちゃんの表情が良かったです。

 特別なにかが起きるわけでもなく、アリア社長の正体が判明するわけでもなかったけど(笑)、灯里がアリシアさんの家族になれたって〆でキレイに終わってました。

★★★★・
・総評

 正直に言うと癒し系とか興味ないし、観る前はそんなに期待してなかったんだけど、第1話観るに「やっぱり佐藤順一監督は上手いなぁ」、と。

 全13話観終わった今も、「やっぱサトジュンさんは上手い」ってのが感想です。まず、声優の演技から話の内容、演出のテンポ、音楽の使い方に至るまで、あらゆる面で作品の雰囲気を徹底的に作り上げてたのが上手い。録音監督も兼任してたってのは伊達じゃない。

 でもやっぱり、個人的に好感度高かったのは、ネオ・ヴェネツィアという街の情景を荒川眞嗣さんの端正なレイアウトで魅力的に描き出してたところ。話の中身はともかく、観てて目に気持ちいい画面なんだよね。そういう意味では、ぼくにとっても癒しだったかも。

 でも、端からひねた目線で観てるからか、話に感動してホロッと涙を流したりとかそういう経験はついになかったなぁ。素直に感動ってより、やっぱり“作り手の上手さ”にまず目がいっちゃうのは精神が病んでるからでしょうか?(笑)

 アクア(ネオ・ヴェネツィア)を最後まで“造りモノの街”としか思えなかったように、『ARIA』というアニメも最後までサトジュンさんのテクによって生みだされた箱庭としか捉えられませんでした。まあ、逆に言えば、箱庭の中にとどまってる分には十分すぎるほど心地良い世界だったとも言えるワケですが。

 え〜、なんか褒めてんだか貶してんだか判んない文章になっちゃいましたが、観てるときは割と楽しんで観てました。

総合評価
★★★・・
【コロッケ五円之助】

『バンパイヤ』

第15話「赤い満月の決斗」

脚本:中西隆三 監督:菊池靖 助監督:西島孝恒 動画監督:内田有紀彦

 ロックを告発するため、テレビ放送でバンパイヤの存在を公表する決意をしたトッペイと森村。テレビ局から出演依頼を受けたロックは、逆にトッペイを陥れようと画策する。テレビで対決することになったふたり。

 背水の陣で挑んだテレビでの対決だったんだけど、やっぱりロックが1枚も2枚も上手だったって話。

 テレビの前でトッペイが変身してしまうっていうシチュエーションは、なかなかにショッキング。ついに一線を越えてしまったっていう緊迫感が出てた。主人公であるトッペイが“化け物”として人間社会から排除されるっていうハードな展開。子供のとき観たらさぞ怖かったろうなぁ。

「人間の少年? 違いますよ、こいつはバンパイヤ、つまりケダモノなんですよ!」

 この回からギサブローさんに代わって動画監督が内田有紀彦さんに。トッペイ狼の絵柄がまた変わってる。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

 編集長メモ、今月のアニメージュ

 設定資料FILE、見ました。『アカギ』の設定はオイシかった。本編まだ観たことないし。俯瞰やアオリ、そして必見は振り向きの設定!

 笑ったのが、キャラデの梅原さんの指示で、「アカギの振向きはラフでも(3)の絵が無いと動画さんが割れません! 必ず入れてください」ってメモが描いてあったところ(笑)。やっぱり、フツー割れませんよね。設定資料見てこんなに笑ったのは初めてです。

【コロッケ五円之助】

『甲虫王者ムシキング』

第41話「進むべき道」

脚本:高橋ナツコ 絵コンテ:小枝マリ 演出:梅本唯 作画監督:米田光宏

 泉の前で落ち込んだままのポポ。起きると泉はなくなっていた。森の中から現れた老人、ルター(阪脩)によると、泉は自ら考え自分のいるべき場所を変えるという。それが泉の知恵だ、と。

 それは蟲ですな(違います(笑))。ゲストで阪脩さん。母さんの森に帰りたいと泣き言を言って、ムシキングに却下されるって話。

 移動する泉になぞらえて自分で考えて居場所を見つけろっていう寓話的なところはまあいいとしても、前回からの流でポポが最終的な結論に至ったのかそうじゃないのかイマイチ判然としない。なんか中途半端。この辺はドラマ的にも大事なところなんだから、キッチリ一貫した描写をしてほしいなぁ。

 派手なアクションはなかったけど、キャラ作画はわりと良かったです。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『バンパイヤ』

第14話「立ち上がれトッペイ」

脚本:久谷新 監督:まふねてい 助監督:黒川文男 動画監督:杉井ギサブロー

 アルタミアでクーデターによる新政権が樹立する。初代大統領は、バンパイヤでもあるオディノス(サンデ・ザベリ)。豊富な地下資源を有するアルタミアとのパイプをエサに、ロックは外村財閥に接近。

 クーデターのための誘拐だったのね。なるほどちゃんと筋は通ってる。

 冒頭のロックとルリ子の会話のバックで、バンパイヤ委員会のメンバーたちが「♪ルルル〜」と主題歌をハミングしてる。リアリズムに囚われない表現が面白いね。こういうノリは今は堤幸彦さんあたりに受け継がれてるのかなぁと。

 夜のバスで森村とロックが話をするシーンも、緊張感があって良かった。その後のバンパイヤ同士(アニメ)の戦いは睨み合いだけだったのがちと残念。

 この回、トッペイ狼の絵の感じがいつもと明らかに違う。ブックレットによれば、この回は坂口尚三(坂口尚)さんの原画だそうで。ちなみにこれもブックレットからの情報ですが、動画監督の杉井ギサブローさんはトッペイ狼のデザインを内緒で大塚康生さんに頼んだんだそうで。それで本編のトッペイ狼は、『ホルス』の銀色狼みたいなデザインなんですね。納得〜。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

 なつかしのSF漫画『エリート 完全版』上・下(漫画ショップ)を読む。

 原作:平井和正、漫画:桑田次郎の『8マン』の黄金コンビ。きちんと読むのは今回が初めてですが、ヒーロー漫画だと思ったら全然違ってました。地球人類の未来を決めるため宇宙人アルゴール(神)から超人の能力を授かった3人(竜太郎、ジョン坊や、極悪人ダンガー)の物語で、特に強烈なのが悪役ダンガーの冷酷非常ぶり。

 見かけはただのライフル弾だが実は超小型核弾頭というシロモノをアメリカ大使館に撃ち込んで(!)「見たかわしの花火の美しさを」と笑うシーンなどはシビれるほどのカッコよさ。平井先生やりすぎでっせ(笑)。

 しかしまあ、ヒーローの存在に疑問を投げかけるようなハードな展開なので当時(1965、『少年キング』連載)の読者はさぞかし面食らったろうなあ。ちなみに第2部『魔王(エルケーニッヒ)ダンガー』では悪役ダンガーが主人公になります。扉絵も完全収録、やったぜ!

【アルデンテ有森】

『バジリスク 甲賀忍法帖』

第5話「忍者六儀(しのびのりくぎ)」

脚本:むとうやすゆき 絵コンテ・演出・作画監督:東出太 作監補:石野聡

 甲賀卍谷で暇をもてあましていたお胡夷(木村はるか)は、兄の如月左衛門(上田陽司)に伊賀の様子を見てくるよう命じられる。お胡夷が立った後、卍谷は天繕(速見奨)率いる伊賀衆5人の襲撃を受ける。

 お胡夷ちゃん登場! ひときわ目を引くグラマラスな肢体で、今後の活躍が期待できそうです。弦之介に想いを寄せつつ朧に嫉妬する陽炎(早水リサ)もカワイイね。今回は卍谷に攻め込んで来た伊賀衆の超人技のオンパレード。天繕の悪人顔も相変わらずドスが効いてていいぞ! 壁の中を移動する刑部(北川勝博)の能力が気色悪いなあ。

 一方、伊賀お幻屋敷では丈介の身を案じる弦之介と朧がほんわかムードでまさに嵐の前の静けさ。話に特に大きな変化は無かったものの、伊賀も甲賀も個性の強い連中がそろっているので見飽きません。

★★½・・
【アルデンテ有森】

『バジリスク 甲賀忍法帖』

第6話「降涙恋慕(こうるいれんぼ)」

脚本:岡田麿里 絵コンテ:魔貝昇天 演出:筑紫大介 作画監督:河添明

 お胡夷は、伊賀へ戻る途中の天繕達と遭遇、囚われの身となってしまう。一方、左衛門と刑部の二人も伊賀へ向かうが途中、夜叉丸(矢薙直樹)と遭遇“不戦の約定”が解かれたと聞いて仰天する。

 倒れたお胡夷ちゃんが色っぽくてイイです。ぷりぷり感のある作画もよし! 長い髪の毛で猿のように木から木へ飛び移る蓑念鬼の能力にゃ笑いました。甲賀卍谷で留守を預かる豹馬達もやっと“不戦の約定”が解けたのかもしれないと思い始めます。「何ゆえやつらは卍谷を襲ってきたか」「やつらは北からやってきた」。

 見所は夜叉丸と左衛門、刑部の対決シーン。静かな会話のシーンから一転して激しい戦闘シーンへのテンポの速さが、何で夜叉丸の糸が壁を突き抜けて向こうに?などと疑問をはさむ暇も無いくらいです。まあ、この作品ではすべて“特殊能力”ということでOKなのでしょう。いちいち気にしていたらとても楽しめません(刑部の壁の中を進む能力も説明ないしね)。ひたすら夜叉丸を慕って帰りを待つ蛍火(沢城みゆき)がいじらしいです。蝶の描写にはもう一工夫必要か? 次回は塩蔵に監禁されたお胡夷ちゃん大ピンチ?

★★★・・
【アルデンテ有森】

 お正月読んでた本第4弾、雪乃紗衣『彩雲国物語』(角川ビーンズ文庫)。とりあえず、3冊目まで読みました。

 王家に次ぐ名家でありながら市井で貧乏暮らしをしている、元気で生活感溢れるお嬢様、紅秀麗(こう・しゅうれい)。身分にふさわしい教養と礼儀を身につけているものの、それを生かす機会はまったくない。そんな秀麗のもとに宮城から、形式的に後宮に入り、ダメ主上の教育係になってくれないかと請われる。金五百両の報酬に秀麗は即決する。

 これも春からBSアニメ劇場でアニメ化される作品。

 割と軽い感じで話は進んでいくんだけど、王宮の権謀術数みたいなところもちゃんと見せてくれる。もちろん表面上のメインは主上との恋だけど。ティーンズノベルらしく(主上含め)美少年がいっぱい出てくるけど、男でもそんなに違和感なく読めますね。何がイイってやっぱり、主人公が貧乏ってのがイイよね(笑)。泣けるんだコレが。

 1,2巻も面白いんだけど、本格的に面白くなってくるのは3巻目(副題『花は紫宮に咲く』)から。秀麗が契約通りの期限で後宮から出て(1巻目)、国試を通って(2巻目)史上初の女性官吏になるところから。男性社会の偏見に立ち向かっていく姿が凛々しいんだよね。

 硬軟のバランスが絶妙で、男でも楽しめます(たぶん)。国の成り立ちみたいなところに通じると思われる伏線もチラホラ。続きも楽しみ。

【コロッケ五円之助】

『capeta』

第15話「ステップ・アップ!」

脚本:岸間信明 絵コンテ・演出:いわもとやすお 作画監督:北崎正浩

 中学生になったカペタ(豊永利行)は、ついにジュニアを抜けてICAへとクラスを上げる。しかし、ナオミはもう一つ上のクラスへと昇格していた。さらに、本格的な上位クラスへと上がったことで、資金問題が避けられない課題としてカペタの前に立ちはだかる。

 着実にステップ・アップしてるけど、カペタの中じゃ“まだナオミと同じ舞台に立てない”っていう状況は4年前と変わってないって話。金もないし。しかし年間1千万って、どっから集めるんだろう?

 茂波(菊地美香)がセクシーキャラになってたのはちょっと意外だった。エンディング(の絵)でもソロで頑張ってたし。キャストはすぐ慣れました。

 今回はお金もないしナオミもまだ遠いってことで、全体的に話のトーンも抑鬱的。この後のなにかしらのブレイクスルーへの前振りなんだろうけど。冒頭の片輪でグルグル回るシーンは面白かったです。3DCGバンザイ!

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『焼きたて!! ジャぱん』

第59話「ニンニンニン!! オレの忍道だってばよ!」

脚本:大和屋暁 絵コンテ:加瀬充子 演出:小倉宏文 作画監督:榎本勝紀

第60話「曲がったことが大キライ!! 戒とモニカの二人三脚!」

脚本:大和屋暁 絵コンテ:東海林真一 演出:山田徹 作画監督:向山祐治・和田伸一・藤田正幸

 次の対戦相手は忍者、勝負地は大曲。大曲に入った和馬たちは、忍者の正体が諏訪原とモニカであることを知る。しかも、お互いのチームが選んだ食材・製法は、図らずも同じものになってしまう。曲りネギと秋田比内地鶏の卵のブランシールを使ったパン、はたして勝負を分けるのは!?

 1時間スペシャル枠。いちおう2話分の扱いになるのね。内容もあんまりスペシャルな感じはしなかった。

 ひさびさに諏訪原登場。モニカも。前半は『NARUTO』ネタ。“窯伸び”の度合いによって良し悪しが決まるってのは、なんか微妙すぎて良くワカランというか、素人でも納得できるような判りやすい説得力がなかったなぁ。クロやんのリアクションは、伊藤潤二のマンガみたいで結構好きだった。

 諏訪原はバカ正直で判りやすいんで、今回みたいなベタなオチでもどこか憎めないね。こういう家族系の人情話で強引にまとめるほうが個人的には好みだな。それはそうと、ツンデレ演技はやっぱり釘宮理恵に限る。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『BLEACH』

第63話「ルキアの決意、一護の想い」

脚本:十川誠志 絵コンテ・演出:畠山茂樹 作画監督:高木弘樹

 戦いは終わった。一護たちの傷も回復し、いよいよソウルソサエティを去る日が近づく。

 前半は総集編。後半、一護が現世へ帰るエピソード。

 いや〜、あれだけのことがあったのに、謝罪とか言葉少なく「もういいんだよ」で済んじゃうのが簡単でイイなぁ。この辺の後腐れのなさが良いところではあるんだけど。まあ、命のやり取りをしたもの同士の信頼ってことで。

 内容については後日談だしとくにコメントはないけど、空鶴姐さんのルキア(と一護)へのグーパンチのあたりは、ルキアのリアクションが笑えた。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『バンパイヤ』

第13話「消えた女王」

脚本:久谷新 監督:まふねてい 助監督:黒川文男 動画監督:杉井ギサブロー

 アルタミア国のマルガレーテ王女(リンダ・コリンズ)がロックの夢の国を訪れる。森村と合流したトッペイたちは、ロックがなにかを企んでいるに違いないと王女を見張る。予感は的中、王女はボートの上で大蛇に呑まれて行方不明となってしまう。

 やっとトッペイが絡んできた。架空の国の王女云々って描写は、さすがに今の目で見ると子供だましっぽい感じを受けちゃうね。

 王女が迷路みたいなところで動物たちと戯れるシーンがアニメーションでした。王女が真ん中でボーっと立ってるだけで、アニメと絡まなかったのが残念。動物たちはマンガっぽいカワイイ感じで描いてあったけど、やっぱりバンパイヤの仲間?

 この王女の誘拐のエピソードは原作にはないので、どう転がっていくか楽しみ。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

 お正月読んでた本第3弾、秋山瑞人『ミナミノミナミノ』(電撃文庫)。

 親類のリカ姉に騙されひとり送り出された先は、定期船も出ていない孤島、岬島。正時は島に着くなり、仮眠していた診療所で鯨面文身の少女に襲われ、リカ姉からもらった首飾りを奪われる。

 あとがきによれば、『イリヤ』アニメ化に乗じて(?)「先生、ここはひとつイリヤっぽいのを」ってことで書いたものらしいです。そないに正直に言わんでも。まあ、夏でボーイミーツガールなところ以外は、そんなに似てないけどね。

 相変わらず小っ恥ずかしい感じのする思春期男女の初々しい描写はお見事。主人公が、島のヘンなところにちょっとずつ気付いていくってところも、思わせぶりで良し。孤島の因習みたいなところにフィーチャーしていくんだろうなぁと思ってたら、ラストの一言にビックリ。こんな気になる引きは卑怯だ〜(笑)。ってことで、続きを待て!

 漁船の名前が“あるかでぃあ号”っていうんだけど、読んでくとちゃんとこっちの期待通りに落としてくれるところが良かった(笑)。

【コロッケ五円之助】

『佐武と市 捕物控』

第28話「殺しの追跡」

脚本:迫間健 演出:吉良敬三 作画:飯野皓・半田輝男・高島鉄也

 家人十三人が殺される押し込み強盗が起きる。佐武は現場で薬の処方を書き付けた紙を見つける。そこからひとりの女(松島ミノリ)が浮かぶ。女には、事件の日に旅に出ていったという浪人の兄(井上真樹夫)がいた。

 スタジオ・ゼロ、吉良敬三さん演出回。

 カメラワークに工夫がされてて、とくに前半、何気ない仕草から感情を読み取らせるような演出が細やかで良かったな。あと、クライマックスの船の上での立ち回りは、作画も迫力たっぷりだったし、限定された状況下での戦いっていう緊迫感もよく出てた。カッコイイです。

 全体的にセリフやナレーションにあまり頼らないドライな演出が、ウェットな話をベタベタの浪花節にならないよう上手く押しとどめてた。表現的にも、時代劇のステレオタイプにとどまらないオリジナリティが感じられれて面白かったですよ。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

『佐武と市 捕物控』

第29話「座頭殺し」

脚本:阿部桂一 演出:林政行 作画:杉野昭夫・森田浩光・小川隆雄

 座頭の金貸しばかりが狙われる殺しが続く。めくらばかりを狙う殺しに憤慨する市。そんな市のもとに、昔の仲間で今は坂下検校様とまで呼ばれるようになった金貸し、春の市(田村錦人)が訪ねてくる。

 金貸しで財をなした昔の友人に対する市の複雑な思いと、春の市の娘の貧乏浪人との恋話が立体的に絡んで、ベタな人情話ながらそこそこ見応えのある話になってた。春の市が味わい深いイイキャラだったな。なんだかんだ言って情に弱い市やんっていうのも定番。

「目には見えぬが刃物のような、月の光が身にしみる。広いこの世に子はおろか、身寄りの影もない俺だ、にっこり笑って親子のために、刃の森へ死にに行く」(byナレーション@小林昭二)

 ラストの添田典膳(立壁和也)を斬るシーンも、間の取り方が格好良かった。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『バンパイヤ』

第12話「夢の国は魔物の国」

脚本:久谷新 監督:まふねてい 助監督:黒川文男 動画監督:杉井ギサブロー

 ロックを執拗に追っていた下田警部は、ついにロックの罠に倒れる。病院で今わの際に下田警部は「間久部、夢(の国)……」という言葉を残す。腰の重い警察に代わり、森村はいつかロックの悪事を暴くことを心に誓う。

 下田警部死亡。原作でもそうなんだけど、『バンパイヤ』ってバンバン人が死ぬんだよね。

 この回もロック様の魅力爆発! 冒頭の皮野課長(菅井一郎)を前にした演説はなかなかの見物。警察批判を痛烈にしたと思えば、打って変わって自分がいかに下田警部を慕っていたかを蕩々と語り最後は泣き落とし。その後の三妖婆の「さすがロック様」の賛美から『ロックのバラード』1コーラスの歌い上げへと流れる一連のシーンはもう素晴らしすぎて涙が出るよ(笑)。ステキ!

 夢の国(横浜ドリームランド)がばーんと出てくるのも、高度成長期の時代を感じさせる。子供が「シェー!」のポーズしてたのも微笑ましい。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

 お正月読んでた本第2弾、橋本紡『半分の月がのぼる空』1,2巻(電撃文庫)。

 WOWOWで来週から始まるアニメの原作(アニメ公式サイト)。積ん読の柱を見たら1巻と2巻だけ買ってあったんで読んでみました。

 高校生の戎崎裕一は急性肝炎で入院。命に別状なく養生するだけの入院生活は退屈きわまりない。あるとき、看護婦の亜希子さんからある入院患者の女の子の友達になってやってくれないかと頼まる。が、その女の子、秋庭里香は、外見はカワイイが中身は超わがままな女王様タイプだった。

 作者のひとがあとがきでも書いてるように、SFでもファンタジーでもない、フツーの高校生の日常を描写してる。まあ、舞台設定とかは定番だし話としても突飛な部分はないんだけど、その分安定感がある。主人公の忠犬ッぷりが普通に面白いです。ヒロインも今流行のツンデレってヤツですか? 同じ作者なら、ちょっと変わった三角関係を描いてた『毛布おばけと、金曜日の階段』(電撃文庫)の方が個人的に好みです。

 え〜、『半分の月〜』は先が出てるんだけど、まだ読んでません(今5巻だっけ?)。2巻がまた気になるところで終わってるんだよ。宮沢賢治の使い方が(ベタだけど)泣ける。むしろこの先が本格的に話が展開していきそうな感じ?

【コロッケ五円之助】

『交響詩篇エウレカセブン』

第37話「レイズ・ユア・ハンド」

脚本:大野木寛 絵コンテ:水島精二 演出:伊藤秀樹 作画監督:伊藤秀樹 メカ作画監督:前田清明

 ベア博士とノルブ師との対談によれば、スカブコーラルと人類という二つの知的生命体が目覚めると物理宇宙は崩壊するという。一方、デューイは大衆にコーラリアンの襲撃をTV中継してみせる。その上で、アネモネ率いるアゲハ隊という“偽の希望”を大衆に与える。

 水島精二さんコンテ回。

 冒頭の対談の中身は良く理解できなかったけど、デューイがついた嘘に大衆がすがっていく様子をレントンに見せるってところは良かった。自分の親であるアドロックまでが祭り上げられてく様子はなかなか残酷。

 ただ、デューイの演説を見に来てた市民の数が少なかったのもあって、(演説の内容のペラペラさはともかく)イマイチ世論を動かしてるっていうスケールのデカさが感じられなかったのは残念。9.11のブッシュっぽいところを取り入れてたのは笑った。

 しかしアネモネはオイシイ役だなぁ。小清水亜美さんの演技も役に負けてない。味のあるイイキャラに育ってくれました。ベア博士もどこか憎めないカワイさが良かった。

★★★½・
【コロッケ五円之助】

『ふたりはプリキュア Max Heart』

第44話「ひかりが消えた日 明日をさがす日!」

脚本:清水東 絵コンテ・演出:山吉康夫 作画監督:高橋任治

 なぎさとほのかは、近頃様子のおかしいひかりのことが気がかり。光の園でも、長老たちが異変を察知する。また、ザケンナーの屋敷でも“あの方”の目覚めの兆しが見られると浮き足立つ。

 いよいよクライマックスって感じで盛り上がってきたね。バトルでも、吹っ飛ばされたひとりをもうひとりが受け止めるっていうシーンが白黒交互に計2回あってお得(?)。作画も背景動画があったりして頑張ってた。

 話の方は、ひかりも坊っちゃんも「自分が自分じゃなくなる」ことを恐れてるっていう設定がイイね。もちっと早めに出して盛り上げても良かったんじゃない?

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『おねがいマイメロディ』

第41話「ナンバーワンになれたらイイナ!」

脚本:江夏由結 絵コンテ:藤原良二 演出:山田一夫 作画監督:伊佐英朗

 国際的なコンクールを総なめにして世間的にも注目されるようになった柊は、学校での人気もさらに加熱。親衛隊が取り囲む中、柊が歌を車で送ったことから、歌は親衛隊から目をつけられる。

 万年ナンバーツーの男、柿崎くん(大山鎬則)が夢の扉を開く、って話。

 クロミが柊家に居候してるってのは、みんな知らないって設定だったのすっかり忘れてた(笑)。柊先輩と小暮とで三角関係になっていきそうな予感。魔法面でも、歌の存在が重要になってきそう?

 ナンバーツーの柿崎くんとの対決は、結局バイオリン対決っていう普通の対決になっちゃったのが残念。燕子花姉妹(藤田記子、並木のり子)もキャラ生かし切れず。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

 池上永一『シャングリ・ラ』(角川書店)、読了。いや〜、面白かった! 正月はコレ読んで過ごしました。

 CO2が増大し熱帯化した東京は、国連によって課される炭素税を削減すべく都心の森林化を断行。都民は“アトラス”と呼ばれる超巨大建造物の人工地盤に移るハズだった。が、実際にアトラスに住むことが出来たのは国債を買える金持ちだけだった。庶民は森の侵食とマラリアにおびえながら暮らしていた。そんな地べたの反政府組織・メタルエイジの総統である少女、國子が少年院から2年ぶりに出所したことから、ゲリラ対政府軍の戦いが再び激化する。

 國子に聞こえるアトラスの声、暴走する炭素経済、アトラスの蝕(地上に落ちた影)の中をゆく牛車と衣冠装束の集団。出てくるディテールがどれも今の世界と微妙に繋がっていながらぶっ飛んでる。カーボン・パンク! なんとかパンクにありがちな、アイデアを詰め込むだけ詰め込んでヤリ逃げみたいな話になるのかと思いきや、オチまでキッチリきれいに着地を決めてくれた。スバラシイ!

 あと、やっぱりキャラの魅力ってのが絶大。國子様もツンデレなんて目じゃないカリスマぶりだし、國子の母親代わりのニューハーフ、モモコさんがまたサイコーにカッコイイ。マッドサイエンティスト風の女医、小夜子もセクシーじゃないけどイイキャラ。

 あと、ケレンたっぷりのアクションシーンもテンション高い。しかも笑える。國子様の得物はなんと、体ほどデカいカーボン素材のブーメラン!(笑)

 どっかで聞いたことあると思ってたらコレ、『Newtype』誌上で連載してたのね。あの吉田健一さんのイラストのヤツ? 情けないことに全然知らんかった。SFファンもそうじゃない人も楽しめます。年間ベスト級の傑作!

【コロッケ五円之助】

『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』

原作:XEBEC 監督:羽原信義 脚本:冲方丁 キャラクターデザイン:平井久司 メカ・プロップデザイン:鷲尾直広 絵コンテ:鈴木利正・菱川直樹・山岡信一・羽原信義 3D監督:本間潤樹 美術監督:小山俊久 アニメーション制作:XEBEC 作品公式サイト

 竜宮島でもう一つの“卒業式”が行われる。平和な生活は終わり、島を守る戦いが始まる。将陵僚(まさおか・りょう、声:宮野真守)も適格者として選抜に志願する。生駒祐未(甲斐田裕子)も、亡くなった父が残した“L計画”に参加するため志願する。

 ってーわけで、『蒼穹のファフナー 右向け左!』じゃなくて『RIGHT OF LEFT』です。っていうか、もうすっかりキャラとか設定とか忘れてる。でも、観てみたらこれが結構良かった。TVシリーズ中盤の辺の良かった回を思い出したよ。

 冲方さんらしいと言うべきか、感情面の盛り上げ方がドラマチックで、1時間退屈せずに観られました。庭の花とか風見鶏とか映像で感情を表す手法もなかなか効果的。ダイナミックなカメラワークもキャラの情感と上手くリンクしてたし、フェストゥムとの格闘シーンもちゃんと格好良く描けてた。

 めんどくさい話はすっ飛ばして、二人の関係に特化した描写が潔かった。ラストの犬の使い方なんてのも上手い。ちゃんと泣ける。

 TVシリーズの『ファフナー』の、冲方さんが脚本で入った辺りの話に泣いた人なら観て損はない出来でした。

★★★★・
【コロッケ五円之助】

『ふしぎ星の☆ふたご姫』

第40話「初笑い☆メラメラ演芸会」

脚本:土屋理敬 絵コンテ:佐山聖子 演出:則座誠 作画監督:細居美恵子

 グレイスストーンを手に入れる方法を突き止めたリオーネ(福圓美里)。その方法とは、ポートドラゴンを笑わせるというモノだった。さっそくファインレインたちは、メラメラ演芸会の会場にドラゴンを連れてくる。

 佐山聖子さんコンテ回。

 プリンセスたちのネタが、ことごとくパクリネタだったのが笑った。笑ったというか苦笑い? ラストにどんな面白いネタを披露してくれるのかと思ってたんだけど……、期待してしまった自分がバカバカしくなってしまいました(笑)。

 ラストのお風呂シーンは、赤ん坊を抱いているミルロがエロかった。

★★・・・
【コロッケ五円之助】

『BLOOD+』

第13話「ジャングル・パラダイス」

脚本:菅正太郎 絵コンテ:紅優 演出:浦田保則 作画監督:福島豊明

 戦えない小夜を抱え、小隊は窮地に立たされる。様々な記憶がフラッシュバックする中、小夜は突如として目覚めた。その光景を目にしたカイ、そしてカール……。

 紅優さんコンテ回。小夜が戦う理由を自分なりに見つける(見出そうとする)って話。

 結局核心部分は良く判んないまま「つづく」っていう、TVシリーズに良くある引きになってた。今までそういうもったいぶった引きはなかっただけにちと不満ではあるけど、小夜の苦悩やらムイを思うリクなんかの感情面はそこそこフォローできてた気がする。

 作画は、カールの変身シーンとか、ハッタリが効いた作画になってて良かった。原画に、後藤圭二さんが。

 再び家族が揃ったわけだけど、これからどういう展開になるのか気になるところ。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

 『ふたりはプリキュア Splash★Star』、東映アニメーションが正式発表(詳細)。

 主人公も変わるし、学校も変わるのね。っていうか、前シリーズとまったく繋がりがないのかしら? それでも『プリキュア』なのね。

【コロッケ五円之助】

『かりん』

第9話「ふりかえると…恥ずかしい」

脚本:植竹須美男 絵コンテ:柳沢テツヤ 演出:高島大輔 作画監督:島田英明 総作画監督:中山由美

 日を追うごとに仲良くなっていく果林と健太を見て安心する杏樹。そんな気持ちと裏腹に、ふと寂しさを感じてしまう自分もいる。自分のことだけを見てくれていた、かつての果林の姿が頭に浮かぶ。

 無表情だった杏樹が、実は人並み以上に姉想いだったって話。姉離れしようと、寂しい気持ちを抑えて健太との仲を気にかける杏樹の一生懸命な健気さがちゃんと伝わってきました。実はドジッ子だったってオチも。

 お弁当にまつわるコミカルな顛末と好対照になってるあたりのバランス感がこの作品らしいなぁ、と。ウィナーがいない方がしっとり落ち着いてイイね。

 煉兄ちゃんが言ってたみたいに、果林が健太(と母)を噛んだら八方丸く収まると思うんだけど、それが「ダメ」(by杏樹)な理由が倫理道徳以外に見いだせない。まだなにか明かされてない設定とかありそう?

★★★½・
【コロッケ五円之助】

『SHUFFLE!』

第24話「そして……大切なこと」

脚本:鈴木雅詞 絵コンテ・演出:細田直人 作画監督:岡田万衣子・細田直人

 亜沙が病室から消える。亜沙を見つけられない稟は、亜沙が行きそうなところを懸命に考える。

 う〜ん、やっぱり狂ってるなぁ。稟くん、言うてることは正しいやけど、方法がやっぱり無茶苦茶。亜沙先輩も結局魔法使うんやんけ、としかコメントのしようがないけど。

 んでもってBパートの後日談で、またシリーズ当初の状態に戻るというゲーム原作らしいループ世界。そういう意味で言えば、ジャンル的には妥当なラストとも言えるのかしら。

 作画は凝ってて、(作画的に)面白いシーンもちょいちょいありました。原画に、後藤圭二さん、千葉崇洋さん、門之園恵美さんなどなど。

★★・・・
・総評

 せっかく書いたんで一応総評も。

 全話が全話キッチリ観きったワケじゃないんだけど、ギャルゲーっぽいハーレム状態と突飛なくせにシリアスなシチュエーションのドラマ群には、正直に言ってついて行けないです。コレだけは、年とってアニメの守備範囲が広がった今でもダメだなぁ。

 肉体的に傷つけたり過剰に反発したり過剰に依存したり、そういう極端な方法でしか純愛は語り得ないようになってしまったのかなぁ。安易なトラウマの吐露も、自己憐憫っぽい感じがプンプンで好きになれない。

 作画的には、細田作品らしく面白い画が見られるところもあったし、第19話みたいな本格サスペンスばりの演出も(単発として)いい出来でした。この話数だけは、観ておいて良かったと思いましたよ。

総合評価
★★・・・
【コロッケ五円之助】

『バンパイヤ』

第11話「狂気の叫び」

脚本:久谷新 監督:まふねてい・山田健 助監督:菅孝行 動画監督:杉井ギサブロー

 ロックはルリ子と組み、“夢の国”建設を進める。下田警部は、ロックに面と向かって「お前が犯人だ!」と迫るが、もとより逮捕状を取る決定的な証拠すらない。それどころか、署内の理解者であった課長からも愛想を尽かされる。

 ミカを助けるトッペイの母(幾野道子)が狼にってシーンで、久しぶりにアクションのあるアニメシーンが見られました。ちょっと実写とずれてるところもあったけど、スピード感がイイ感じ。

 夢の国建設現場は、横浜ドリームランドの工事現場(当時)だそうで。こういうところに本物使うと、グッとリアリティが増すね。

 熱海博士の“マッドパー”とロックの“夢の国計画”が今後の二本柱。それはいいけど、本来の主人公であるトッペイの出番がほとんどないよ〜。その分、ロックが大活躍。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 さて、(アルデンテ有森の)一発目はまた「2005年 冬コミックマーケットレポート」です。夏には行けなかったので1年ぶりのビッグサイト。途中、新大阪で乗り換えする間に「黒おたべ」購入して(何やっとんねん)、11時55分ごろ到着しました。

 今回は西館からスタート。うっ、『仮面ライダー響鬼』のやおい本がこんなにあるよ。ザンキ攻めヒビキ受けって……。さすがにこれはパスして、いきなり買ったのが『大鉄人17MATERIAL』(1,000円、以下括弧内数字は値段)。DVDレンタルで出してほしいなあ。<すーぱーがーるカンパニー>をのぞくと、おおっ、吾妻ひでお先生の日本漫画家協会大賞受賞記念の本『吾妻讃』(1,000)が出ている。ファンの人達のお祝いコメント集だ、即購入。赤井孝美氏の“見ないで描いたななこ”がおかしい。

 続いて東館に移動。<みにゃもと>の『風雲児たち外伝11 日本宰相伝』(1,000)佐賀藩誕生秘話。みなもと先生がんばってるなあ。『あすなひろし作品選集8 ポエムコミックシリーズ』(1,300)、同じく『作品選集9 無法松の一生』(1,300)。『無法松』が熱過ぎます! 『ポエムコミック』と同じ人が描いてるとは思えません(笑)。さらに<と学会>の『と学会誌15』(700)『と学会誌16』(500)。毎回楽しみです。唐沢なとき氏の『パチモン大王』(1,500)。新刊はvol.4でしたが今回はvol.3を購入。パチ怪獣ブロマイド特集には大笑いしました。わっはっは! 家にもまだ残ってるよこの怪獣トランプ。うわああああ〜、見開きでフォーリーブスのでっかい塗り絵が〜!

 岡田斗司夫氏のブースをのぞくと『お宅の迷い道 完全版』(1,000)『岡田斗司夫の漫画夜話日記』(1,000)を売ってたので2冊とも購入。読みでがありそうだなあ。その他、目についたものといえば『犬からの手紙7号』(800)、『SMASH PURPLE(渡部圭祐個人集 ラフィールのラフスケッチ本)』(500)、<にこまぁく>の『超魔法合体エヴァネギ(ネギまのエロパロ本)』(500)、みんだなお氏の『TOON GUIDE 2(アメリカアニメ解説本)』(500)、『漫画の手帳』47,48,49号(すべて150)、<OVACAS>の『1年C組マホ組(ぱにぽにだっしゅエロパロ本)』(800)、<酸素同素体舎>の『兆触(ドラクエ触手イラスト本)』(200)、てるき熊氏の『神(ヌシ)の棲む山(18禁コピー本)』(400)、『作品集/G/(A・浪漫・我慢=甘詰留太)氏の同人作品再録本』(500)などがありました

 『一本木蛮’道(一本木蛮個人誌)』(1,000)も面白かったです。部屋にあった大量の週刊誌を「まんだらけ」に売りにいくエピソードが最高! 今回一番目を引いた1冊といえば『ROCKIN'ON SUSHI(アニメーターすしお氏の本)』(1,200)でしょうか。すしお氏のイラストやスケッチ満載の楽しい本で、思わず2冊買っちゃいました。以上!

【アルデンテ有森】

『蟲師』

第6話「露を吸う群れ」

脚本:伊丹あき 絵コンテ:林宏樹 演出:小田原男 作画監督:馬場充子

 ギンコはある少年に請われ、潮と絶壁に隔たれた孤島に入る。貧しい島では人々は“生き神様”を崇めて希望を繋ぐ。しかし、その少年、ナギ(今井由香)によると、生き神信仰は当主(筈見純)によるイカサマだという。

 前回と同じく、“蟲の時間”を生きてしまった人間の話。隔離された島での因習話で内容も暗いんだけど、そこは『蟲師』だけあって独特の生命観に貫かれてる。

 動物にはない人の意識ってのは、つまるところ経験を時系列に沿って“私”という一つの物語に合理的に統合することだという。そういう時系列の意識を持たない動物(蟲)の毎日は、この生き神化したあこや(千葉千恵巳)が見たように、新鮮な美しさに満ちていてかつ平穏なものなのかも知れない。

 こういうスゴイ話をドライな感じでさらっとやっちゃうところが『蟲師』らしい粋ってーやつだね。『ブラック・ジャック』なら「それでも私は人を救う!」と叫んでるところ。最初と最後に繰り返されるナレーションも効果的でした。抑えたあこやの演技も、エンドロール見てはじめて「千葉千恵巳かよ!?」と気付きました(どれみちゃんやってた声優さんです)

 作画は、紫を基調とした色彩設計が全編にわたって良くコントロールされてました。特に暗い場面がイイんだよね。あと、金属系の冷たい音のBGMも良かったです。

★★★★½
【コロッケ五円之助】

『Paradise kiss』

第3話「kiss」

脚本・絵コンテ・演出:小林治 演出補佐:石倉敬一 作画監督:高岡淳一・浜津武広

 あれから毎日のようにアトリエに通うユカリ。ユカリは、毎日毎日必要とされているわけではないと悟り複雑な気分。とくにジョージにとっての自分の立場ってのが気になる……。

 徳森クンをミワコに会わせるって話。こっちはさらっと(アラシを足した)3人の過去に触れただけ。

 気になるのにあいつは振り向いてくれなくて、かと思えば大胆に迫ってきたりでもそれは本気じゃないかも……、っていう恋愛モノの王道ッスね。ジョージみたいなカッコエエ男にそんな焦らしテク使われたら、そらイチコロでっせ、みたいな〜。ま、この辺は(女性)読者の理想というか願望なんだろうなぁ。

 シリアスなシーンとか、ジョージと接近!みたいな緊迫感あるシーンでは、ちょっと山田優さんの演技が気になる。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『バンパイヤ』

第10話「ロック対ルリ子」

脚本:藤波敏郎 監督:まふねてい 助監督:黒川文男 動画監督:杉井ギサブロー

 ロックはついに大西夫妻を事故に見せかけ殺害する。遺書によりロックは大西剛三の莫大な遺産を受け継ぐ。下田警部は、間久部ことロック逮捕の決意を新たに燃やす。

 計画の成功とは裏腹に、ロックの心の弱さがだんだんと明らかになってくるって話。原作では幽霊になって出てくる人はみんな死んでるけど、実写『バンパイヤ』では生きてる人も多いな。とはいえ、人を人とも思わない大胆さと、自分が手にかけた人物の幽霊の影におびえる弱さっていう二面性がロックのキャラの味わいになってる。

 美容室のアジトのシーンで、ルリ子たちバンパイヤが首から上だけがセル描きだったのは、さすがにコミカルになっちゃってたなぁ。人間の顔になったシーンに迫力があるだけに。あと、床が開いてロックが下にストーンと落ちる仕掛けも思わず笑った。

 ロックとルリ子が共闘、それを追う下田警部。それぞれのキャラの行動原理がしっかりしててぶれないんで、混乱せずに観られる。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

 あけましておめでとうございます
 今年も本サイトをよろしくお願いします


 『蟲師』は2コマが基本(編集長メモ2006/01/04より)

 コマの使い方はぼくも気になってました。前にレビュー(『蟲師』#3)で「印象的なところで2コマ作画を多用」って書いたけど、人物は2コマが基本だそうで。へ〜、全部2コマか〜。って、同じ感想書いてるけど(笑)。

 もしかして、「印象的」って思ったところは1コマだったり? 詳しい記事を待ちましょう! あ〜、ホント『蟲師』はいろいろ楽しめるなぁ♪

【コロッケ五円之助】

『おねがいマイメロディ』

第40話「大吉だったらイイナ!」

脚本:山田隆司 絵コンテ・演出:政木伸一 作画監督:小泉初栄

 お正月にマリーランドの王様(木内秀信)がやってくる。大臣の説明によれば、ピンクの音符を100コ集めるとドリームパワーを生みだす歌が出来るという。

 歌と小暮が、マイメロ、クロミ、バクたちとお正月をマリーランドで過ごすってお話。

 いつの間にかクロ音符も100コ近く溜まってるんだけど、コレってあのマイメロ萌えの白山くん(参照)がほとんどひとりで吐き出したヤツだよな。やっぱりコイツはさっさと殺しておくべきだったか……(笑)。

 マイメロママは、思い出の中だけじゃなく現実もイイキャラ。流れ星への願いで解決っていう、意外ときちんとした(?)オチだった。

 作画は、キャラがカワイく描けてました。

★★★・・
【コロッケ五円之助】

『capeta』

第14話「ウィナー!」

脚本:上代務 絵コンテ・演出:濁川敦 作画監督:飯田清貴

 レース終盤、ベストラップをたたき出したのはカペタをブロックしているはずのイサムだった。そのイサムのカートはついにタケシのカートに並んでしまう。

 その隙をついて、カペタのカートが〜ああぁぁッ!! 熱い! 初レースで初優勝! わっはっはっ!

 ひとりで気持ち良く走れずに終わった悔しさと、その後に続くみんなと分かち合う祝福っていうギャップがまた良かった。脇キャラ含めて、感情面の描写がきちんとされてて好感。イサムへの源ママ、カペタへの社長と、ちゃんと大人のフォローが入るのも良いバランス感。どっちかってーと、カペタよりイサムの方に感情移入しちゃったな。

 終わりにちょっと出てきたけど、次からは4年後の14歳からの話になるみたいです。時間経過、早っ!

★★★★・
【コロッケ五円之助】

『甲虫王者ムシキング』

第40話「甲虫王者の森」

脚本:田村竜 絵コンテ:入好さとる 演出:岡嶋国敏 作画監督:二宮常雄

 森を黒くしていたのは自分で、さがしていた父はアダーの手下になっていた。希望を失っていたポポに、みんなは新年のお祝いをして励ます。そして、ちょうどポポたちのいた森では、甲虫の王者を決めるトーナメントを開催していた。

 本来のバトルモノっぽいトーナメントだったけど、ちゃんと森全体と森の民と甲虫の話(つまり、いつもの『ムシキング』)になってた。

 森の守護者の力を使ったら森が枯れるっていう最大のジレンマのはずなんだけど、なんかまたなんとなくって感じでスルーされちゃった感じ? もっと苦悩させなきゃダメでしょ。

 ってワケで、単発の話としては悪くはなかったけど、前回の衝撃の事実判明!のつづきとしては肩すかし。

★★½・・
【コロッケ五円之助】

『バンパイヤ』

第9話「マッドパー」

脚本:久保新 監督:まふねてい 助監督:菅孝行 動画監督:杉井ギサブロー

 原人を使ってミカを孤島にさらったのは、死んだと思われていた熱海教授(戸浦六宏)だった。教授は、人間を原始化する“マッドパー”というおそるべき薬を作り上げていた。

 一堂に会していた面々がまたそれぞれバラバラに動き出すって話。ストーリーがサクサク進むんで、観ててストレスがないのがイイね。

 熱海教授はインパクトあるなぁ。今や滅びてしまった純粋マッドサイエンティスト。「マッドパー」って言うとき、インチキ英語っぽく微妙に訛ってるところが芸が細かい(笑)。

 とりあえず続きが気になる引きのラスト。

★★★・・
【コロッケ五円之助】