『姫様ご用心』
第3話「御客は刺客で絶体絶命」
脚本:山野辺一記 絵コンテ・演出:井上茜 作画監督:石井久美・田村正文
王冠のせいで今日も朝から姫様扱い。いい加減げんなりな姫子は、母の口から思いがけない言葉を聞く。隣の国の王子と近々婚礼があるというのだ。
なぜか結婚前にデートとキスをって話に。
『ギャラクシー・エンジェル』は半パートで1話だったけど、『姫様』は1話30分きっちりやるんで話のとりとめのなさがより強調されるね。そこがミョーなテンションになってて面白いんだけどさ。ところで、レスリー(多田野曜平)の声・演技ってルパンだよね?(山田康雄さんじゃなくクリカンの)
結局内容は冒頭の結婚話とあんまり関係なくドタバタしてただけだった。ああ楽しい。あと、オープニングエンディングも、曲アニメともにカワイイっすね。
『ゼーガペイン』
第4話「上海サーバー」
脚本:久保田雅史 絵コンテ・演出:凛々雅由紀 作画監督:佐村義一(キャラ)、松田寛(メカ)
オケアノスはサーバーが停止して久しい上海へ向かっていた。一方、キョウはゼーガペインでの出来事をゲームだと思っている。
「Welcome to the real desert」って話。
敵がなんなのかまださっぱり判んないってところが今時の作品らしさ。
今んところ主人公に戦う動機がないんだけど、これを機に変わっていくのだろうかね。全体的にテンションは低めだけど、今回のラストのバトルは定番の盛り上げ方で、サンライズロボットものらしいカタルシスがあった。
いろんなところで『涼宮ハルヒ』の話題を聞くと、観られないのがとってもくやしい。『ハルヒ』は原作読んでたし京都アニメーションだし、直前までいつも頼んでるひとに録画お願いしようかどうか迷ったんだけど、忙しくなりそうなのを見越して(実際忙しくなった)結局頼むのをやめちゃったんだよね。ああ、口惜しや……。
『capeta』
第話「ハードレイン」
脚本:前田淳 絵コンテ:みまつゆう 演出:又野弘道 作画監督:飯田清貴
激しい雨で一番割を食うのはガタの来たフレームに乗ってるカペタ。案の定、しだいに前のカートとの差が広がりはじめる。
逆転の秘策は、ずっと前にネタ振りがあったんでそうじゃねーかと思ったんだけど。荷重をかけるとグリップが増すとはいえ、一定の限度を超えたらスリップしちゃいそうだけどなぁ。どうなんだろう?
それはそれとして、とことん追いつめられて後がなくなったそこから起死回生の成長を遂げちゃうって展開が、いかにも少年マンガの王道で盛り上がる。最近ノブがすっかり泣きモードなのがなんかギャグっぽくなってきたけど(笑)。
雨のしぶきを巻き上げながら走るカートは3DCGで良く描けてた。こういう飛沫で煙った空気感ってのはセルや特効ではなかなか出せないからね。
『佐武と市捕物控』の50話「男涙の土俵入り」を見ていたら相撲取りの役で毒蝮三太夫が出ていてびっくり。『ウルトラセブン』のフルハシ隊員が声優をやったことがあるなんて今の今まで知らなかったなー(時期的には『セブン』が終わったころか?)。もしかしたら他の作品にも出てるかも。
『バジリスク 甲賀忍法帖』
第12話「追想幻燈(ついそうげんとう)」
脚本:岡田磨里 絵コンテ:篠原俊哉 演出:水本葉月 作画監督:伊藤秀樹
蛍火と念鬼の奇襲を受け“闇七夜の秘薬”で両眼をふさがれてしまった弦之介。辛くも念鬼は倒すが蛍火は逃がしてしまう。後を追う左衛門。復讐の想いに燃える蛍火は手傷を負ってしまうが・・・。
『バジリスク』では敵への憎悪と仲間への愛情がどちらも強烈に描かれますが、今回描かれるのは夜叉丸を殺された蛍火の怨念と弦之介に負けたショックから立ち直れない小四郎の悩み、それに朧のことを心配する朱絹の想いなどです。
中でも一番目立っていたのが蛍火ちゃん。体の周りに蝶を乱舞させながら駆けるシーンは幻想的だし、傷ついて太ももを手当てするシーンも色っぽくてよろしい。夜叉丸との回想シーンのふくれっつらも可愛くてホントに蛍火の魅力大爆発の回でした。殺さんといてくれ〜。
必要以上に臆病になっている小四郎が心配して近寄ってくる朱絹の影におびえ思わず彼女を押し倒してしまうあたりの緊迫した雰囲気もなかなかのもの。バックにはやはり雨が降っています。やはり不安の心理描写には「水」に関係したものが効果的なのでしょうか?「情けのうござる・・・」 一方、弦之介との懐かしい出会いを思い返し、戦うことに踏ん切りをつけられない朧。彼女は最終的にどうするのかまだ分かりません。
それにしても豹馬の能力にやられた念鬼の死に様はなんともは・・・笑っちゃいけないんだけどあのポーズはなあ・・・。
渡ろうとした橋が落ちていて、さらにあせりを強くする蛍火。どんどん彼女が追い詰められていく様にハラハラドキドキ(変態かよ!)。そしてそこに現れたのは? 期待の高まる引きに・・・
南條範夫・山口貴之『シグルイ』第6巻(秋田書店)読む。
1冊まるまる清玄と虎眼との対決編。どの巻も異様なくらいの熱気を発してる『シグルイ』なんだけど、この巻はとくにスゴかった。山口貴之さんの肉体に対する異様な執念が紙面から立ち上ってくる。作画のハッタリも絵の端正さを得てここに極まれりという感じ。
まだ読んだことない人がいたら、悪いことは言わないから一度読んでみてくださいな。ただ、一気に読むとあまりの熱さにあてられる恐れアリ(いや、ホント)。
『蟲師』
第17話「虚繭取り」
脚本:山田由香 絵コンテ・演出・作画監督:今泉賢一
蟲師が通信に使うウロさん。ギンコの古くなったウロさんから、ギンコ宛でないある手紙が出てくる。その手紙は、ウロ守の綺(あや、声:名塚佳織)が、いまはいない双子の緒(いと)へ宛てたものだった。
今泉賢一さん回。原画にもクレジット。
蟲師の使う道具の中でも一番キャラ立ち(?)してるのがこの虚繭。現世(うつしよ)にぽっかりと空いた虚穴(うろあな)ってのも、どこか理屈じゃないところで反応してしまうような怖さがある。ラストのオチもあそこでスパッと終わってるところがイイんだよね。
緒ちゃんがいなくなっちゃうシーンは、観てて思わずゾクッとなるくらい良かったな。蟲と言う存在の底知れないところがよく出てた。
子供時代の綺(黒葛原未有)と緒(宮本侑芽)も可愛らしかったし、なにより青野武さんの演技が味わい深かった。
最近忙しくて本が読めない。電車の中では寝てるし。今日本屋行ったら、マンガも読みたいのがいっぱい出てる。あ〜、悩ましい。
『ふたりはプリキュア Splash Star』
第11話「チョッピはチョピっとホームシック?」
脚本:清水東 絵コンテ・演出:矢部秋則 作画監督:篁馨
美術部の課題作は“心に残る風景”。何を描こうか思案する舞だったが、ふとチョッピの様子がおかしいことに気付く。夕日を見てため息をつく姿はなんだか寂しそう。
起き抜けでチョッピを探し回る舞は良かった。
前回のフラッピと咲の友情関係確認に続いて、今回はチョッピと舞の回。エエ話といえばそうだけど、前回と代わり映えしない内容なんでとくにコメントなし。
『おねがいマイメロディ くるくるシャッフル!』
第4話「イケメンになったらイイナ!」
脚本:平野靖士 絵コンテ:熱海血朗 演出:河合夢男 作画監督:梶浦紳一郎・田中保
フリーになった奏は次の彼氏探しに余念がない。そんな奏が気になるお父さんはこっそりデートを陰から見張る。
なぜか導入部がバクとオヤジたちの癒し空間、ガード下のおでん屋からなんで「なんで?」と思ったけど、全編観たら納得できた。この回は奏姉の話と思いきや、実はオヤジドリーミンな話でした。
イケメンから→イケメンオヤジ→イケメンジジイへとコンボ(?)、ラストは奏ちゃんが「(イケメン彼氏より)今はお父さんでいいや」とお父さんの腕に。エエ話や。途中のドタバタはいつも通りワケ判らんけど。
『マイメロ』ってなぜか何話かに一度、オヤジドリーム濃度が異様に高い話が混じるんだよね。そこが良かったりするゾナ〜(泣)。
BS2の『パトレイバー』の再放送を久しぶりに見る。第1話がレイバーが盗まれる話だったなんてすっかり忘れてたし、第3話で野明がイングラムにフロッピーを差し込んでるのを見てちょっと懐かしくなった。そういやTV版は90年代の初めだもんな。ついでに原作マンガ22巻を読み直してみたら、こっちは少年マンガにしては、ものすごく大人の視点で描かれた抑制の効いた作品だったんだなあと判って改めてびっくり。どんな問題に対処するときでも、そこに作者の真面目過ぎるくらいの気配りが感じられるのである。今読んでも面白いんだけど連載中は、あまりのストーリー展開の慎重さ(遅さ)にイライラさせられもしたなあ。
『バジリスク 甲賀忍法帖』
第11話「石礫無告(せきれきむこく)」
脚本:むとうやすゆき 絵コンテ:魔貝昇天 演出:三泥無成 作画監督:石野聡・飯島弘也
自ら“破幻の瞳”を封じた朧が秘薬をお婆から渡されたいきさつを天膳達に語っているとき、なぜか奪われた人別帖が果たし状と共に屋敷に届けられた。その中身は弦之介達一行は駿府の家康のところにこの戦いの真意を聞きに行く、追ってきたければ追ってこいというものだった。
『バジリスク』にしては珍しく戦いのシーンがほとんど無く、それぞれのキャラが行く末を案じて思いをめぐらす回でした。たまにこういう回があると息抜きになるし、嵐の前の静けさという感じで逆に緊張感が高まってきます。
今回描かれるのは東海道を行く旅の途中、以前から弦之介を慕っていた陽炎がついに自分の思いを押さえきれず正面からそれをぶつけてくる様子です。感情が高ぶると自分の吐く息は男を殺す毒になってしまうことを思い悩む陽炎がまことに艶っぽく描かれます。湯浴みのシーンあり。
「あなたと共に死にたい・・・」思わぬ陽炎の奇襲にうろたえつつ、「朧はわしが倒す」と苦しみつつ言い放つ弦之介。この人今まで内面が少ししか語られませんでしたが、やっと今回人間らしい弱い部分を見せてくれましたねえ。
先行して襲ってきた蛍火の術のため弦之介は大ピンチ!勝ち誇る念鬼。しかしその時閉じられていた豹馬の目が・・・。いよいよ後半の戦いのゴングが鳴ったわけで、残るは伊賀の7人VS甲賀の5人。ますます熾烈を極めた争いになりそうで楽しみです。星2つ半
今回の名セリフ
「いざとなれば女は怖いもの・・・」(by左衛門)
『かりん』
第22話「迷い子みたいに恥ずかしい」
脚本:植竹須美男 絵コンテ:二瓶勇一 演出:佐々木皓一 作画監督:中島美子 総作画監督:中山由美
「アンタの行きたいところへ行け」。エルダの助言を受けるも、健太への気持ちに正直になれない果林。迷ったあげくに果林は、ついつい気心の知れた麻希を頼ってしまう。
煉兄ちゃんが男らしいところを見せるって話。吸血鬼と人間との決定的な差を自覚させることで健太と果林の関係にも緊張感が出てきた。迷って決心して胸に飛び込んだら受け止めてくれなくて、ってところも恋愛モノとしても定番パターンを踏襲してて盛り上がるね。
あと、健太の家族への想いっていうエピソードがここで生きてくるとは思わなかった。この辺はなかなか用意周到。
前半にあったほのぼの感がなくなっちゃったのはちと残念だけど。
『ザ・サード』
第2話「慌ただしい一夜」
脚本:小出克彦 絵コンテ・演出:榎本明広 作画監督:竹谷今日子 メカ作画監督:松村拓哉 レイアウト総作画監督:山岡信一
イクス(浪川大輔)が何者か問いつめようとする火乃香(豊口めぐみ)。しかし、イクスの柔和な態度と屈託のない微笑みになんとなくかわされてしまう。
ボギーとのボケツッコミとミリィ(坂田有希)とのカワイらしい会話と、全体的にほのぼのした雰囲気。後半の自律ロボットとの殺陣シーンはなかなか気持ち良かった。
もしかしたら『キノの旅』みたいに寓話を織り交ぜながらただ旅するだけかとも思ったけど、ちゃんと世界の成り立ちやなんかにも踏み込んでいく話になりそうでひと安心。火乃香がなんであんなに強いのかとか三つ目の中央統合府の秘密とか、その辺もおいおい判明するものと期待。
『彩雲国物語』
第3話「能ある鷹は爪を隠す」
脚本:砂山蔵澄 絵コンテ:藤原潤 演出:山内東生雄 作画監督:清水智子
政(まつりごと)に腰を入れはじめた劉輝は、隠していた才能の片鱗をのぞかせはじめる。しかし、そんな劉輝も秀麗の前では子供のような一面を見せる。
後宮の話なんで房事のことが話題になるのは当たり前だけど、当人たちは中学生並みに無邪気なのが笑える。ティーンズノベル的に言えば、才能もあるイケメンがちょっとした贈り物で喜んだり嫉妬したりってのがいいんだろうなぁ。自分だけに弱みを話すってところもね。それはそうと、だんだん宮廷内の陰謀みたいなところがチラホラ。
設定がユルいって話をよく聞くけど、この作品に関してはそんなユルさも魅力なんじゃないかな、ってのは贔屓目かしら?
作画は前回よりはいくぶんマシだった。
『ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!』
第4話「いきなり退学〜!?☆初めての授業」
脚本:福嶋幸典 絵コンテ・演出:玉川達文 作画監督:星野真澄
厳しい校則にもマイペースなふたご姫は瞬く間に減点の山を築く。このままでは退学のリミットのマイナス100ポイントを割ってしまう!? たいへんたいへ〜ん!
キャメロットがふたりを起こす冒頭のシーンから作画がイイ! ギャグもテンポいいし、お話も良かった。と思ったら、やっぱり来ました玉川達文さんコンテ回。原画にもクレジット。
今シリーズが始まったときにも言ったけど、やっぱりふたご姫の根拠のない善意は、厳しい校則っていう縛りがあった方が断然生きる。今回はそこがきちんと実践されて、ちゃんとエエ話になってた(←なんかエラそう)。大勢のキャラにきちんと役割を割り振ってたのも上手い。とくに今回はお付きのふたりに萌えた。
作画は、冒頭のどたばたシーン、赤白ダンスのシーン(の一部)、パラグライダーの墜落前後のシーン、変身して戦うシーンのレイアウトなんかがとくに良かったな。
作画とお話、両方良かったのがポイント高し。
実写版『ちびまる子ちゃん』見る。ルー大柴のおじいちゃんに大笑い。いやあ永沢くんと花輪くんの髪形が忠実に再現されているとはねえ。みぎわさんまで出てるよ。藤木くんはやっぱり卑怯なんだ。実写の野口さんステキ!野口さん主演のエピソード見てみたいなあ。キッキッキッ。
『仮面ライダーカブト』
第12話「化粧千人斬」
脚本:井上敏樹 監督:田崎竜太 アクション監督:宮崎剛
加賀美と天道の前に現れた第3のライダー・ドレイク(今度はトンボだ)。その正体である大介(加藤和樹)は少女ゴン(神崎愛瑠)をつれて旅をするフェミニストのメイクアーティストだった。負けず嫌いでプライドの高い天道は1時間でどちらが多くの女を連れてくることができるか大介と競うことになるが・・・。
新しく登場したライダーは、またまたイケメン。どんな女性でも美しくメーキャップすることに命をかけているため、いつもモテモテ(死語)。その割にはどこか抜けてて、ラストに決めのセリフを言おうとするとなかなか最後の一言が出てこないという憎めないキャラになってます。
ただ前回もそうだったんですが、彼にメーキャップされると女性の周りがキラキラ輝き、花まで散らすという少女漫画的な演出は何度も見るとさすがにげんなりします。「風間流奥義、アルティメット・メイク・アップ!」「私は花から花へ渡る風・・・」あのな〜。
まあZECTに引き入れようとした加賀美までメーキャップされてホスト風の顔になってしまうシーンなんかは笑いましたけど、加賀美が天道に「お前は大事なことを忘れている」と言われて悩む話と大介と天道が意地を張り合って争う話が同時に進行するんですが、ちょっとちぐはぐな印象でした。二人の争いがコミカルなので加賀美の悩みも妙に軽くなってしまった、みたいな〜。
ヒーローものとしては「食」に妙にこだわりを見せる『カブト』ですが、今回出てくるのは「麦ご飯の雑炊」。毎回見ながら「あれ食いてーっ」と思ってるファンも多いのでは?あっ岬さんの豪快な立ち喰いそばの食べっぷりもよかったね。番組ラストのミニコントも結構楽しみになってきました。
特撮の方もラストの桜の花びらが舞い散る中でのミュスカワームとの戦闘シーンが季節感あってよかったです。
今回の名セリフ
「お前の言うことは正しい・・・・だが気にくわない!」(by大介)
WEBアニメスタイル、渡辺歩・小西賢一が語る『のび太の恐竜2006』(1)、(2)、(3)、(4)。
リンクしておきながら、まだ読んでなかったり(スミマセン)。
『capeta』
第29話「スリック・タイヤ!」
脚本:前川淳 絵コンテ:江上潔 演出:古川政美 作画監督:佐久間健
期待していた雨は降らないまま決勝レースが始まる。チームカペタも、レインタイヤではなく普通のスリックタイヤでレースに臨む。
じっくり時間をかけて同じレースを走るライバルたちのバックボーンを描いてきてただけあって、それぞれのキャラたちのレースへのモチベーションってのが自然に観てるこっちにも伝わってくる。
今回もカペタの気合いのほどが、タッチのいっぱい入った濃いキャラ作画に良く表れてて熱いッス! カタルシスに向けてジワジワと盛り上げていく構成が、地味ながらよく効いてた。
カペタのコーナリングも良く判らんけどなんかスゴイらしい。ブレーキ残しってやつですか? (タイミングの悪い)雨も降ってきていよいよ盛り上がってきた。
『いぬかみっ!』
第3話「水着でたいじっ!」
脚本:玉井☆豪 絵コンテ:T.syuuhei 演出:畠山茂樹 作画監督:小森篤
一気にいぬかみ(女)キャラが10人ほど増えるお話。
怒濤の男祭は2話でとりあえずオシマイ(これで終わりとは思えないんだけどね(笑))。水着シーンがあったり、キャラ作画もエフェクト作画も普通に良かったし楽しかったんだけど、前回までに比べるとインパクトに欠ける。っていうか、1,2話がぶっ飛びすぎなんだけど(笑)。
ラスト、定番的に啓太の部屋に(ようこと正反対の)従順なメイドいぬかみ(名塚佳織)がやってくるって展開も判りやすい。
『ゼーガペイン』
第3話「デフテラ領域」
脚本:村井さだゆき 絵コンテ・演出:中山勝一 作画監督:大貫健一(キャラ)、西井正典(メカ)
キョウが体験した世界はこちらではゲームの設定として有名な“作り話”として流布していた。
キョウくんは、今までの戦闘が本当にゲームだと思ってたのか? キョウくんがこの世界の真の姿ってのを知ってしまうっていう定番の展開。
戦闘シーンのロボットCGはともかく、キャラ作画は良く描けてた。もとがシンプルなデザインだし、割と好みの絵です。
お話としては堅調に進んでいってるんだけど、意外にも観ててフックがないってのも確か。これで格闘シーンがちゃんと盛り上がればだいぶメリハリがつくんだろうけど。
ついつい『練馬大根ブラザーズ』のオープニング『マ・ジ・ヤ・バ』のシングルを買ってしまう。何度も聞いてるとこれがクセになってくるのよね。あ〜、録画してもらった最後の4話、まだ観てない……。
『ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!』
第3話「お笑い兄妹☆レモンとメロン」
脚本:土屋理敬 絵コンテ・演出:奥野耕太 作画監督:南伸一郎
いつも元気なファインとレインは、レモン(中世明日香)というクラスメイトからお笑いの相方になってくれと頼まれる。承知するふたりだったが、レモンからツッコミが甘いと指摘される。そんなレモンには実は以前コンビを組んでいた実の兄(西野真人)がいたのだが……。
鋭すぎるツッコミで兄を再起不能にして、それ以来つっこめなくなってしまったレモンって話。テンプルを打てないジョーみたいな〜。
なんだか無茶苦茶バカバカしい話なんだけど、むりやりエエ話としてまとめようとしてるところがスゴかった。マジメにアホなことで思い悩むレモンがナニワン星人らしからぬストイックさだね。
このくだらなさが『ふたご姫』らしいなぁ、と。
『ふたりはプリキュア Splash Star』
第11話「ふらふらフラッピ大ピンチ!」
脚本:羽原大介 絵コンテ・演出:座古明史 作画監督:河野宏文
遅刻をフラッピのせいにして怒る咲。誤解だと言い張るフラッピにも耳を貸さない。そんなフラッピは、突然熱を出して倒れてしまう。
当たり前の存在になってしまいがちなマスコットキャラとの関係に、こういう形で改めてスポットライトを当てたのはなかなか新鮮だった。真っ直ぐでエエヤツな咲に照れてお礼を言うフラッピも初々しい感じが出てて良かったな。
あと、座古さんコンテ回らしくバトルの盛り上げ方も上手かった。作画も全体的に丁寧でした。
『おねがいマイメロディ くるくるシャッフル!』
第3話「オンプがいっぱいとれたらイイナ!」
脚本:江夏由結 絵コンテ・演出:江島泰男 作画監督:宮崎曹
いつも軽い感じで抱きついてくる潤に歌はカンカン。そのころマリーランドでは、黒音符を大量に吐き出す危険人物として白山(下崎紘史)に逮捕命令が下る。が、白山はすでにクロミの悪夢魔法にかかっていた。
「だから遅すぎたと言ったんだ!!」(by後藤隊長) 江島泰男さんコンテ演出回。
反則気味に大量に黒音符を吐き出す白山に、こういう風にちゃんと本編で自己ツッコミをいれちゃうところが『マイメロ』らしい。今回は大量でも同じ音階だからダメってことで手打ち(?)。
作画も微妙に気合い入ってた。Aパートの歌が怒ってお弁当食べるカットとか芝居が細かかったし、構図に凝ってるシーンも散見された。
ひさびさに時間が空いたんで一気観して一気書き! それでも追いつかない! 地方で番組数少ないはずなのに……。
『姫様ご用心』
原作:ノーマッド・高柳滋仁 監督:高柳滋仁 キャラクター原案:みつえ キャラクターデザイン・総作画監督:古賀誠 美術監督:福田知矢 アニメーション制作:ノーマッド 作品公式サイト
第1話「オカン王冠こりゃあかん」
脚本・絵コンテ・演出:高柳滋仁 作画監督:古賀誠
ライトノベル原作っぽいと思ってたけど、オリジナルでしたか。
『ギャラクシーエンジェル』のスタッフが作ってるってだけあって、出てくるキャラが全員バカっぽい。新谷良子とか千葉千恵巳とか、こういうバカ演技させたら右に出るものがいないね。
お話の方もまったくとりとめのない感じでドタバタしてるのがミョーに面白かった。古賀さんのキャラもカワイらしいし、お気楽な感じで楽しめそう。
『.hack//ROOTS』
原作:.hack Conglimerate 監督:真下耕一 シリーズ構成・脚本:川崎美羽 キャラクター監修:貞本義行 キャラクター原案:細川誠一郎 キャラクターデザイン:大澤聡 美術監督:海野よしみ アニメーション制作:Bee Train 作品公式サイト
第1話「Welcome to "The World"(歓迎)」
脚本:川崎美羽 絵コンテ:澤井幸次・真下耕一 演出:澤井幸次 作画監督:大澤聡
もったいつけた会話とか青臭い主人公とか、印象は前作と変わらない感じだけど、キャラ作画含めた画面の感じは前よりずいぶん良くなってるかも。音楽が鳴りっぱなしなところとかも同じだけど、セリフの内容も意外とちゃんと聞き取れる。微妙にバージョンアップしてる?
話も第1話だけあって、「どういう話になるんだろう」って感じでちょっと興味が持てる作りになってる。前シリーズは途中で観るのやめちゃったけど、今シリーズはどうでしょう?
『いぬかみっ!』
第2話「マッチョがぺろぺろっ!」
脚本:玉井☆豪 絵コンテ・演出・作画監督:斉藤良成
仕事がなくて財政ピンチの折り、実家のお祖母ちゃんからある仕事が舞い込む。依頼主の大道寺へついた啓太が見たものは……。
全編変なパースに変な頭身のキャラ変なアクションと、観てて頭がおかしくなりそうだった(笑)。出てくるのはフンドシのマッチョキャラばっかりだし。
こんなバカバカしい話を30分みっちりやっちゃうところがスバラシイ。『ナウシカ』のパロディはちょっとベタだったけど、夕日に映えるフンドシのおしりってラスト含めて掛け値なしのくだらなさだった。深夜番組らしく安っぽさ爆発で楽しかったです。
ところで、空手部って別にフンドシしてないよな?(笑)
『かりん』
第21話「どうしたらいいのか恥ずかしい」
脚本:あみやまさはる 絵コンテ・演出:上原秀明 作画監督:亀井治 総作画監督:中山由美
お祖母ちゃんから吸血鬼に戻れると聞かされるもまったく実感が湧かない果林。健太との待ち合わせも忘れて街をさまよう。その頃、ヴィクターとウィナーのふたりは宿敵エルダを倒すべく動いていた。
珍しく全編シリアスな展開だった。
今回は健太(と果林との関係)の描写がなかったんでまだまだ佳境って感じでもないんだけど、クライマックスに向けて大きく進んだ感じ。
ウィナーくんは最後までエエヤツやったなぁと(別に最後じゃないけど)。まわりのキャたちがみんな果林のことを思い遣ってるってところが、果林の憎めない人柄含めてこれまでの話数で十分に積み重ねてあったんですんなりと受け入れられた。
『ザ・サード』
原作:星野亮 監督:神谷純 シリーズ構成:大西信介 キャラクターデザイン:山岡信一 メカニックデザイン:鷲尾直広 アニメーション制作:XEBEC 作品公式サイト
第1話「ソード・ダンサー」
脚本:大西信介 絵コンテ・演出:神谷純 作画監督:山岡信一
原作未読。ポストカタストロフィな世界で喋る戦車(石塚運昇)と砂漠を行く“ソード・ダンサー”と呼ばれる少女(豊口めぐみ)の話。
話はどの方向へ向かっていくのかまだまださっぱり判んないけど、作画・演出の感じは悪くなかった。とくに後半の救出シーンは、髪をかき上げるような細かい芝居含めて良く描けてた。石塚運昇声で喋る思考戦車は、砲塔が現れるギミックのわりに撃ってたのは機銃だけっていうところがちょっと地味だったかな。
世界観とかキャラとかちょっとリリカルなところとか、そんなにグッと来るものはなかったんだけど、今後の展開次第では面白くなってくれそう。
ぜんぜん知らなかったんですが『忘却の旋律』や『あずまんが大王』の総作画監督やったアニメーターの和田崇さんって2005年の3月ごろ亡くなられてたんですねえ。『忘却』は好きな作品だったので非常に残念です。漫画家にせよアニメーターにせよ才能のある人が突然逝ってしまわれるのはさびしい限りです。異常な本数が作られている現在のアニメ界。アニメーターや演出家の数はそれほど増えていないはずで、現場にものすごいしわ寄せが行っているというのであれば本数を減らすことを考えたほうがいいのかもしれません。
『エア・ギア』
原作:大暮維人 監督:亀垣一 シリーズ構成:小中千昭 キャラクターデザイン:佐藤雅将 美術監督:飯島由樹子 アニメーション制作:東映アニメーション 作品公式サイト
第1話「Trick:1」
脚本:小中千昭 絵コンテ・演出:亀垣一 作画監督:佐藤雅将
東中ガンズのベビー・フェイス、南樹(イッキ、声=鎌莉健太)はストームライダーのスカルセイダーズにはボロボロにいじめられ、居候をしている野山野家の4姉妹には散々いびられている13歳。そんなイッキがある日たまたま家の中で「エア・トレック」と「スリーピングフォレストのエンブレム」を見つけたことから彼の運命は走り始める。もっと迅く!もっと高く!
『週刊少年マガジン』で連載中の大暮維人の人気漫画のアニメ化です。原作のほうは未読ですがローラーブレードを使っての格闘物というのは珍しいし、野山野家の4姉妹、梨花(松井菜桜子)、蜜柑(細川聖可)、林檎(伊瀬茉莉也)、白梅(埴岡由起子)も個性的で活躍してくれそうで楽しみです。林檎は14歳のくせにちょっと胸でかすぎか?
冒頭の説明によるとこの世界のローラーブレードはギアほどのサイズで4キロワットの出力を引き出す超小型モーターを仕込んでいるそうです。作画的にはシムカ(田中理恵)が始めてイッキの前に飛び出してきて気持ちよく宙を舞うところなどがイイ感じですな。
キャラもライダーの店「グランスラム」のジャ婆やら特殊飛行靴暴走対策室の隊長やら濃い人達が続々出てきそうです。お色気シーンも期待出来そう?ただ、原作が都会的な匂いのする作品なのに比べて、アニメの方は、やや庶民的な感じになっちゃったかな。まあ、まだ始まったばかりですが・・・。そういやEDは実写を使ってましたね。『カレカノ』を思い出しました。
余談ですが、原作者の大暮維人といえば18禁のマンガで有名だった人なので『マガジン』で連載始めると聞いたときはちょっと驚きました。講談社ってもっとお堅いところってイメージがありましたから・・・。いや、実力派の作家であることは間違いないんですが。
主人公のダメっぷりをこれでもかと見せておいてからエアトレックで走らせ、同時に話も盛り上げていく展開はなかなか良いと思いました。ステッカーの上貼りが決闘の申し込みってのもシャレてていいです。ただ原作の方の絵がかなり上手いのでアニメーターさんは比較されて大変かも・・・特に美少女キャラは・・・。
え〜、ご無沙汰です(でもないですか?)。ちとバタバタしてまして。
『ゼーガペイン』
原作:矢立肇・伊藤岳彦 監督:下田正美 シリーズ構成:関島眞頼 キャラクターデザイン:山下明彦 チーフアニメーター:牧孝雄 デザインディレクター:幡池裕行 メインメカデザイン:中原れい 音楽:大塚彩子 アニメーション制作:サンライズ 作品公式サイト
第1話「エンタングル」
脚本:関島眞頼 絵コンテ:下田正美 演出:わたなべぢゅんいち 作画監督:牧孝雄・福島秀機
普通の学園モノっぽいところから少女(川澄彩子)に誘われて異世界(?)へっていう超定番な始まりで、なかなか期待できそう。
キャラの性格もデザインもさっぱりしたテイストで癖がないんで、普通に観られるしね。
ただ、みなさんも仰ってることだけど、いかにも3DCGで描かれてます〜ってなロボットがいただけない。なんかオモチャみたいなデザインだし動きも重みがなくて軽い。
今後のお話の展開に期待。
『おねがいマイメロディ くるくるシャッフル』
第2話「アニキに勝てたらイイナ!」
脚本:山田隆司 絵コンテ:井上修 演出:麦野アイス 作画監督:武内啓
歌たちのクラスに転校生がやって来た。その転校生とは、柊の弟の潤だった。一方、クロミは黒音符のためしぶしぶ潤に協力することに。
バクの刑を免れたと思ってた柊の刑の正体が明かされるって話。
わっはっは! ウサミミ仮面!(笑) 「使命を拒否したらバクになるぞ〜」(by王様)って、マリーランドの王様ともあろう者がフォースとか言いながら呪いを使うのか? 今回は柊もテンション低かったけど、そのうちこの羞恥プレイに吹っ切れてノリノリになったりしたらイイナ! 第1シリーズみたいなハイテンションを期待。
ラストを野球兄弟のエエ話として〆てたところも、いつもながら強引で良かった。
『capeta』
第28話「チャレンジ!」
脚本:岸間信明 絵コンテ・演出:いわもとやすお 作画監督:北崎正浩
カートを降り、予選をリタイアをしたカペタ。詰め寄るノブにカペタは「これ以上走ってもムダだから……」と。
と言ってるけど、実はあきらめたワケじゃなくあくまで勝つためだったってお話。
雨が降るか降らないかの微妙な期待と不安などなど、レース前の静かな緊張感の高まりの描き方が上手かった。悟った父ちゃんがカペタに声をかけるところもこのアニメらしくて良かったな。
決勝レースが楽しみ。
『鋼の錬金術師』13巻読む。飲み込まれ、異空間に閉じ込められたエド達は脱出不可能に?一方、キングブラッドレイと相対したマスタング大佐は自分の置かれた絶望的な状況を知ってしまう。相変わらずのハードな展開で読んでると血圧上がりそうな『ハガレン』まだまだ先は長そうだなあ。とか言ってたら『コンプエース』の吾妻ひでおの『うつうつひでお日記』が終わっちゃったよ〜(まあ仕方ないか)。
『少女チャングムの夢』
監督:パク・ピョンサン シリーズ構成:オ・ジョンウン キャラクターデザイン:クォン・ユニ アニメーション 監修:蔭山康生 アニメーション制作:HEEWON ENTERTAINMENT 作品公式サイト
第1話「チャングムの夢」
脚本:チョ・ギュオン 絵コンテ・演出:パク・ピョンサン 作画監督:クォン・ユニ
16世紀初頭、朝鮮王朝時代。12歳の少女チャングム(伊藤美紀)は近所で開かれた王族の婚礼の準備の手伝いに行っていたが、飼い犬のモンモンのいたずらで宴に使う大事な麺を台無しにしてしまう。水刺間(スラッカン)から派遣されたハン尚官(サングン、声=藤本喜久子)が困っているのを見たチャングムは「すぐに出来る麺があります」と言い放つ。 彼女が用意した麺とは?
実写ドラマで大人気の『チャングムの誓い』(ワタシは未見)のアニメ版のスタートです。どうやら実写版ではほとんど扱われなかった見習い女官時代のエピソードをやっていくようです。ちなみに水刺間(スラッカン)とは王様の食事を用意するところだとか。
いきなり大胆なアクションで登場してきたチャングムにまずびっくり。少女料理人という設定も今までの日本のアニメには無かったもので(マンガでも無かったか?)興味をそそられます。韓国スタッフの手で作られているだけあって韓国の行事などは丁寧に描かれていますし、料理ものだとばかり思っていたら国王暗殺計画なんかも絡んできたり、暗殺者VS護衛のミン・ジョンホ(土田大)のアクションシーンが意外に凝っていたりで結構侮れない作品になりそうです。
ただ、肝心のチャングム提案の「おたまじゃくし麺」があまり美味しそうに見えないのが料理ものとしては困り物。美味しそうに見えないということは、つまり食べる人が美味しそうに食べる描写がきちんと出来ていないということです。これは今後の課題でしょう。
「なんだか日本のアニメみたい」というのが第1印象でした。韓国スタッフのレベルの高さもあるでしょうし、いかに普段から韓国作画の作品に多く接しているかということもあるでしょう。NHKで、かつての名作劇場が復活するのか?期待しましょう。伊藤・お姉さま・美紀が12歳の少女を演じるというのも注目ですが、ぜんぜん違和感はありませんでした。さすがベテラン!ところでハン尚官役の藤本喜久子ってもしかして井上喜久子ですか?
『シュガシュガルーン』
第39話「誕生、オグルのクイーン」
脚本:丸尾みほ 絵コンテ・演出:ユキヒロマツシタ 作画監督:杉藤さゆり
バニラがピエールと組み生徒会長に当選。ピエールはバニラを「君をクイーンにしてあげる」と巧妙に口説く。そのころ、ショコラたちは出て行ったバニラを心配して探すのだが……。
バニラが完全にオグルの側についちゃうって話。
思ってたよりちゃんとバニラのショコラへの嫉妬、孤独ってところを逃げずにキッチリ描いてた。それだけにショコラの落ち込みにも説得力があるね。落ち込んだショコラが髪を下ろしてたのもまた良し。バニラもノワール化してキャラとしての魅力がアップ。
友達としてバニラを助けたい思いと、クイーン候補としての立場に板挟みになるショコラの試練。今後の展開が楽しみ。
『彩雲国物語』
原作:雪乃紗衣 監督:宍戸淳 キャラクター原案:由羅カイリ シリーズ構成:吉田玲子 キャラクターデザイン:大島美和 美術監督:西倉力 音楽:梁邦彦 アニメーション制作:マッドハウス 作品公式サイト
第1話「うまい話には裏がある」
脚本:吉田玲子 絵コンテ:宍戸淳 演出:篠原誠 作画監督:前田達之
王家に継ぐ名家ながら貧乏暮らしで様々な賃仕事をして食いつなぐ貧乏なお嬢様、紅秀麗(桑島法子)。そんな秀麗のもとに、宮廷の霄太師(石井康嗣)が訪ねてくる。ある仕事を引き受けてくれると金五百両もの大金を出すという。一も二もなく引き受けた秀麗だったが、その仕事とは?
后として後宮に入り、ダメ王を教育し直してほしいと言うものでした。原作既読。
桜の花びらとともに現れるのがヒロインじゃなく美男子ってところが、女の子向けノベルらしい登場シーンだった。桑島法子さんが貧乏お嬢様を嫌味なく演じてたのが良かったな。后モードのときとの演じ分けも、ちゃんとそうと判るように演じてるのもさすが。あと、秀麗の父を池田秀一が演じてたのも意外だった。
原作の持つ軽さコミカルさが再現されていて好感。
設定紹介して導入部があって一通りキャラ紹介ってところで終わり。本格的なお話は次回以降ってとこで。
話はまだまだ導入部だけどゆっくりじっくり描いていく模様。派手なところはないけど、原作に忠実に作っている気遣いが見られて割と好感。
キャストも美形キャラに人気男性声優を当ててたり結構いいところを押さえてるし、作画も癖がなくて普通に見られた。
お話の面白さがちゃんと再現されるかは今後の出来次第だけど、原作ファンとして楽しみにしてます。
『ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!』
第2話「学園仲良し計画☆着ぐるみダンス」
脚本:中瀬理香 絵コンテ:河本昇悟 演出:筑紫大介 作画監督:木野下澄江
ソレイユベルによりユニバーサルプリンセスになったファインとレインだったが、教頭(平井啓二)にユニバーサルプリンセスの証であるベルチャームを取り上げられてしまう。
お話がユルいところなんてやっぱり前作と変わんない。今シリーズは、学園モノに加えて育成モノの要素もプラス。
ふたご姫が学園でもっと孤立しちゃったら面白いと思ったんだけど、ふたりのまわりにふしぎ星のプリンスプリンセスが取り巻いているんで緊張感がない。ちびっこ生徒会長(加藤英美里)もいつの間にか味方だし。キャラが多すぎて捌き切れてない感じ。
バンクシーンの、ベルを振る手がクルッと返るタイミングがなかなか気持ちいい。けど、バトル(?)はキラキラが出るだけで単調だな。
あと、今回もオープニングは、曲も耳について離れないし作画も元気で楽しい。Gyu!
三宅乱丈『秘密の新選組』第1巻(太田出版)読む。
新選組が密偵のために使っていた“おっぱいが膨らむ薬”。それを局長の近藤が面白半分で幹部連中に飲ませてしまった。おっぱいが膨らんだ土方、藤堂らの行動や思考もビミョーに女っぽくなっていって、新選組内に以前にはない不協和音が……。
一発ネタな感じの話だしボーイズラブっぽいところが笑えるってのがベースなんだけど、やっぱり三宅乱丈さんらしく、読んだ印象は相当にヘンな話になってる。
思考が女性化していって隊内部に嫉妬やなんかの黒い感情が渦巻きはじめるところが、三宅さんらしいブラックで生っぽい女性(じゃないけど)の描き方。新選組モノらしく各キャラがキャラ立ちしてるのもイイ。人間関係がいよいよドロドロしていきそうで続きが非常に楽しみ。名作の予感がする作品。オモシロイ!
『かりん』
第20話「はじめての……恥ずかしい」
脚本:植竹須美男 絵コンテ:柳澤テツヤ 演出:山内東生雄 作画監督:柴田志朗 総作画監督:中山由美
杏樹は夢を見る。姉である果林の。果林は健太とのデートを控え、幸福を満喫している。そんな幸せそうな果林を見て、杏樹はある決意をするのだった。
杏樹が吸血鬼としての目覚めを迎えるって話。
話としてはまだ語られてない部分が多いんで良く判んなかったけど、ようやく吸血鬼(もしくは増血鬼)であることが話の核心になってきそう。雨水母の噛み痕とか、やっぱりなにかの前振りみたい。血の嗜好ってのがポイントになりそうだね。
果林の無邪気な幸せっぷりと杏樹の姉への深遠な想いが良い対比をなしてて、その点は雰囲気がでてて良かった。この作品にしては珍しくネガティブな感情の発露があったのも新鮮だったな。
アイキャッチが『LOVELESS』のオープニングっぽかった。
『しにがみのバラッド。』
第6話(最終話)「こころのたび。」
脚本:吉田玲子 絵コンテ・演出:望月智充 作画監督:堀内博之
桜(坂本洋子)は気が付くといつもの通学路にいた。しかし、学校に行っても友達に相手にされない。食券の販売機にも無視される始末。なにかがおかしい? 桜は歩道橋の上であることを思い出すのだった。
最終回だけど、話はいつもの通り1話完結形式だった。
いつにも増して起伏のない展開だったけど、今回も生きる話だったんで抵抗無く観られた。こんな自分でもちゃんと思ってくれてる人がいるって展開は、望月コンテのディテールの積み重ねの上手さもあって自然な展開になってた。
桜が泣く表情はちゃんと情けない顔になってて良かった。
おせっかいで泣き虫な死神の話ってことで、もっと人の死で涙を誘うあざとい感じの話を予想してたんだけど、観てみると生きることについてポジティブな話だったんで意外と抵抗無く観られた。
望月監督らしい地に足のついた演出が話の素朴さと良く合ってたと思う。あと、作画に負担をかけない省エネ設計の画面作りってところも上手くいってたと思います。
ただ、みなさんも同じ感想だと思うんだけど、モモが死神である必然も全くなかったし、ストーリー上もモモが出てこない方がスッキリ終わる話も多かった。とくに、ラストシーンのエエ話でモモが泣いてるのを観るのはハッキリ言って興醒め。
というわけで、個人的には総論賛成各論反対みたいなちょっとちぐはぐな印象の作品になってしまいました。
『スクールランブル 二学期』
原作:小林尽 監督:金崎貴臣 シリーズ構成:ときたひろこ キャラクターデザイン:渡辺はじめ 美術監督:北原美佐 音楽:大森俊之 アニメーション制作:スタジオコメット
第1話「ScrambleがReloaded! SuperstarにRequest! ScandalousなRestart!」
脚本:ときたひろこ 絵コンテ・演出:金崎貴臣 作画監督:土屋圭
主に八雲と播磨の関係をみんなが勘違いして、っていうお話。
監督を金崎貴臣さんに交替して第2期。アバンタイトルの殺陣シーンは、デフォルメの効いたパースや血のエフェクト感が面白かった。
ストーリーの内容については前シリーズと同じ雰囲気なんでとくに言うことはないけど、天満(小清水亜美)がカメからしりとりをして自爆していくシーンが、バックのイラスト風作画の面白さ、小清水亜美の演技のコミカルさと相まってミョーに可笑しかったな。エンディング後のエロ談義も楽しかった。
ギャグのテンポもキャラ作画も動きの面白さも前作同様(もしくはそれ以上)のノリで楽しめました。
第2シリーズってことで初見印象がどうのってこともないんだけど、前作と同じく楽しめそうなんでひと安心。
今シリーズも、前シリーズに負けないくらいやりたい放題やってほしいですね。
春の新作アニメは50本を越えるそうです。もはや全部をチェックしている人は少数でしょう。1話だけ見てみるということすら難しくなってきています。録るだけ録っても見るのが大変。今頃は2話からOPを放送する作品もあるしなあ。皆さんいずこも毎日エアチェックに奮闘されていることと思います。昨日『いぬかみ』1話見ました。この二人の関係って・・・『うる星やつら』?
『ウルトラマンマックス』
第39話「つかみとれ未来」
脚本:小中千昭 監督、特技監督:八木毅
仮死状態だったミズキはカイトの必死の人工呼吸でよみがえった。ミズキの前でマックスに変身したカイトはミズキとともに地上へ向かう。しかし、一度動き出したバーサークシステムは止められない。残り時間1分でマックスは機械獣ギガバーサークに向かっていくが・・・。
『マックス』最終回です。ラストらしく主人公カイトが正体を明かしたり、ウルトラマンマックスが自分の体からカイトを分離して死亡(?)したりとなかなかの盛り上がりを見せてはくれましたが、いきなり出現した地底文明デロスが世界中に向けて「我々を滅ぼそうとする地上の人間の経済活動を停止させる」と宣戦布告をしてきた割にはカイトがミズキを助けるのを見て「君たちも命を大切にすることがわかった」といって引き下がるというのは、ちょっと物分りよすぎです。
こらっデロス!お前ら地底人の恨みっていうのはその程度やったんか?『セブン』のゴース星人みたいに各国に地底ミサイル撃ち込むぐらいやったれや!
DASHが活動不能になったマックスを助けるためマックスの腕から分離したデバイスを使って太陽エネルギーを送ろうという作戦“オペレーションマックス”も衛星ガーディアンから太陽と同じ核融合エネルギーをDASH基地に送って集約するところまではいいとしても、それからは有線でつないだデバイスをダッシュバードで運んでいくあたりは、もうハイテクなんだかローテクなんだか(笑)。
『ウルトラマン(初代)』の科学特捜隊がこういう見た目に派手な作戦をよくやってました。あっこれもオマージュだったのかな?
ラストはなんと2076年の東京になります。アンドロイドのエリーが白髪になっているのがご愛嬌。うーむ、それにしてもまさか最後を『スタートレック』みたいなシーンで締めくくるとは・・・。
※見落とした回も大分あるので総評はできませんが『マックス』は1話ずつ見ていくとその回ごとに懐かしい怪獣やゲストが出てきたり、シリアスあり、コメディありでバラエティに富んでいて楽しめました。特撮に関してはデジタル技術を生かして空中戦(得にバルタン星人の回)などは工夫を凝らしていたと思います。怪獣にしても『ネクサス』よりは存在感ありました。キャラとしてはアンドロイドのエリーが最高!
『ケロロ軍曹』
第103話「ケロロ小隊まごころを君にであります」
脚本:山口宏 絵コンテ:追崎史敏・山本祐介 演出:北村真咲・山本祐介 作画監督:追崎史敏
ガルル小隊との戦闘で全員敗北・・・っていうか絶体絶命?のケロロ小隊。ガルル(大塚明夫)に記憶を消されてしまったケロロは夏美を人質にケロボールを渡せ、と冬樹に迫る。
ケロロ小隊大ピンチの3部作の完結編。正直言って最近の『ケロロ』はゆる〜い展開ばかりで欲求不満だったんであまり見ていなかったんですがこの3部作は久しぶりに燃えました。
ケロロの復活「な〜んちゃって!」、劇場エヴァのごとく公園の池から白鳥ボートを持ち上げて蘇るギロロ(わっはっは)、スーパーサイヤ人と化すタママ、相変わらずのクルル。畳み掛けるような逆転劇に胸のすくような思いでした。やっぱだらけきった生活に外から「喝」を与えてくれる人が必要だったのね。アクションシーンの作画も気合入ってました。ガルルの態度も潔し!それにしても「惑星麻酔」はすごいテクノロジーやなあ。
『かしまし 〜ガール・ミーツ・ガール〜』
第12話「やがて恋がはじまる」
脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:中西輝彰 作画監督:岩佐とも子
はずむはとまりに自分の決心を伝える。やす菜のそばにいてやりたいと。とまりもはずむの意を汲み、身を引くことを決める。
とまりと最後のデートを楽しむって内容なんだけど、比重的にはとまりの方がメインっぽい扱いだよな。はずむの言葉を聞いてやす菜の症状が一気に治っちゃうあたりも、簡単すぎて感慨も何もあったモンじゃない。どうせふられたらまた症状がぶり返したりるするんでしょ?
宇宙人のラストのまとめっぽい“愛”をめぐるモノローグも上滑りして聞こえる。
結局、性転換も相貌失認も宇宙人文明のコミュニケーション問題も、なにもかもが上辺だけの扱いだった。
同性愛者でもないのに女だけの三角関係という、いわばゴールのないレースみたいだと思ってたんだけど、ラストもやっぱりそこら辺のつっこんだ話についてははぐらかされた感じ。そもそも三角関係ラブコメとしても終わってないよね(終わらせてない?)。
そんなこんなで、キャラに感情移入したりストーリーに感心したり、そういうのはまったくなかった。ラブコメとしても楽しめなかったし。こういう言い回しはできるだけ避けてきたんだけど、「やっぱりあかほり作品はあかほり作品だった」ってのが正直な感想
『いぬかみっ!』
原作:有沢まみず 監督:草川啓造 シリーズ構成・脚本:玉井☆豪 キャラクター原案:若月神無 キャラクターデザイン:友岡新平 美術監督:片平真司 音楽監督:菊田浩巳 アニメーション制作:セブン・アークス 作品公式サイト
第1話「はだかでドンマイっ!」
脚本:玉井☆豪 絵コンテ:田所修 演出:中山敦史 作画監督:友岡新平
犬神使いの末裔、川平啓太(福山潤)と犬神のようこ(堀江由衣)の使命は破邪顕正。しかし、啓太は浮気性でようこはやきもち焼きと、その共同生活はいつも波乱含み。
ライトノベル原作です。原作未読。
ああ、なんか懐かしささえ感じるベタベタなシチュエーション。ベースがコメディタッチなのもあって、この手の落ちもの系にしては抵抗なく楽しめた。ギャグが(適度に)下品なのもイイ。
作画も、昨今の端正なキャラ作画重視じゃなく、ドタバタした動きのおもしろさとユルめのキャラが何となく観てて心地いい。アバンタイトルや冒頭のようこの火炎から逃げる啓太のシーンなど、デフォルメ・エフェクトの面白さが楽しい。
ゲストキャラのマイケルも、演技の下手さ加減が内容の安さにジャストフィットしてて思ったよりハマってた。
一話完結で下品で楽しくて作画も元気でと、軽い感じで楽しめそうなのがイイ。
まあ、他にとくに書くべき点もないんだけど、何も考えずに観るのが正解かと。今後キャラも増えそうなので、キャストも含めて楽しみ。
『BLEACH』1時間スペシャル録り忘れ。最近こんなのばっか。ちょっと体力落ちてる?
ポポロクロイス物語スタッフリスト/トップメニュー内日記(2006年3月31日記)の今季終了の恋愛アニメ総まくり「プチラブコメ特集」。
え〜、対象の番組名は上から『Canvas2』『REC』『かしまし』『ラムネ』『マジカノ』『陰からマモル』『半分の月がのぼる空』です(たぶん)。とくに冒頭の『Canvas2』の失恋アニメ論がやたら熱いです(笑)。
『capeta』
第27話「ブルー・フラッグ!」
脚本:岸間信明 絵コンテ:武内宣之 演出:栗本宏志 作画監督:浜津武広
カペタにイサムが親しく話しかけてくる。カペタをブロックしたあのレースが自分の理想の走りだったと、カペタを目標にしていたことを打ち明けるイサム。だが、今回は自分が優勝するとカペタに宣言する。
どうやってこんな状況から大逆転するんだろうって思ってたんだけど、やっぱりフレームの老朽化は如何ともしがたかったのね。
前回、「カペタをとことん追い込んでテンションを上げていく」って書いたけど、もっともっと追いつめるようで。あきらめなかったカペタがリタイアってところは観てるこっちも軽くショック。直前のカペタの「お金がないんだ! これが限界なんだ!」って叫びが悲痛だった。
頑張っても才能があってもダメなものはダメってところをちゃんと描いてるのも『capeta』らしい冷静さかも。
『銀魂』
第1話「」
脚本:大和屋暁 絵コンテ:高松信司・菱川直樹 演出:菱川直樹 作画監督:宮脇千鶴・佐藤陽子
時は江戸時代。宇宙から来た天人(あまんと)により“侍”が滅びた世界。そんな江戸でひとり“侍”であることを守っている男がいた。
観てるこっちがキャラクターを掴めてないからか作り手がまだ小慣れてないからか、ギャグの掛け合いもあんまりしっくり来てない気がしてしまってあんまり笑えなかった。パロディや時事ネタっぽいところもあざとく感じちゃう。
ドタバタしながら、なんとなくエエ話に持って行くところがこの作品のツボなんだろうなぁ。こっちもイマイチ乗れなかったけど。
まったく面白くないとかヒドイ出来とか、そういうワケじゃないんだけどね……。『スクラン』も最初乗れなかったんで、今後に期待。
え〜、やっと『エウレカセブン』最終2話観ました。というわけで遅ればせながらレビュー。
『交響詩篇エウレカセブン』
第49話「シャウト・トゥ・ザ・トップ!」
脚本:佐藤大 絵コンテ:京田知己 演出:阿保孝雄 作画監督:水畑健二 メカ作画監督:前田清明
スカブコーラルによるデブリ誘導で地上の塔が次々と破壊される。月光号はテンシャン山脈の大穴への再ダイブを試みる。
ホランドとデューイの兄弟対決がメインの話。
いきなりな感じでホランドやユルゲンスが大人の責任を説きはじめたのは、まあご愛敬ってことで。
冒頭の塔破壊シーン、後半の一連のバトルシーン、それぞれ作画の出来がスバラシイ。それと、ホランドがデューイの旗艦に突っ込むあたりの背景動画のシーンはスピード感スケール感ともにスゴかった。
作画の良さは文句のない出来だけど、次々と明かされるいきなりの謎謎謎については観てるこっちは口を開けてただただ見守ることしかできないわけで……。
『交響詩篇エウレカセブン』
第50話(最終話)「星に願いを」
脚本:佐藤大 絵コンテ:京田知己 演出:京田知己・佐藤育郎 作画監督:千羽由利子・倉島亜由美・桑名郁朗 メカ作画監督:中田栄治・大塚健 総作画監督:吉田健一
エウレカがレントンの目の前から消える。デューイの企みはすべてを見透かした上での周到なものだった。
わっはっはっはっは! いや〜、ひさびさにアニメ観て笑わせてもらいました(笑)。こんな愉快な話ならそうだともっと早く言ってよ。いや、バカにしてるワケじゃなく、観てて結構楽しかった。
暗い感じで始まった最終話だったんでどうなるかと思ったけど、思ってた以上に後味の良い最終話だった。ラストにアクセル爺ちゃん(青野武)を持ってきたのも正解。
いや〜、しかしあの“愛の証”はスゴイインパクトだなぁ。英雄と言うには恥さらしすぎる(笑)。あの光のリングと月面のメッセージ。っていうか鶴田謙二の『チャイナさん』じゃん!
オリジナルのSFで、地殻が文明に反旗を翻す独自の世界観、想像力をかき立てられるネーミングに彩られた小道具、サブカル的なガジェット群と神話的なストーリー構造。面白くなりそうな要素はそれこそてんこ盛りだったんだけど、イマイチそれらのディテールが最後までストーリーのそのものの面白さに繋がらなかったのが残念。
やるんならもうちょっとハチャメチャになるくらい暴れてくれても良かったんだけど、見終わった感想は最後は意外と理に落ちてるというか、小器用に畳んじゃった感があるな。ロボットにのって好きな女の子を迎えに行くっていう王道的なラストがさ。まあ、後味は悪くなかったんでそこは好感。
作画は全体を平均しても高いレベルにあったし、ロボットものとしてのアクションの気持ちよさはさすがに群を抜いてた。
なんだかんだと言いたいこともあるにはあるんだけど、一年間結構楽しませてもらったのもまた事実。ボンズさんにはこれからもオリジナル作品へのどん欲さを失わないでチャレンジしてほしい。
WEBアニメスタイルアニメ様の七転八倒 小黒祐一郎 第32回 浦沢脚本とホモの少年。
なんかスゴイタイトル(笑)。玄田哲章のホモはやっぱり反則気味だなぁ。『練馬大根ブラザーズ』は、レビュー書いてないけど好きな作品。
世の中のバカバカしいことに対して正論で怒るんじゃなく、バカバカしい歌と踊りとで対抗していく様がサイコーにバカバカしい。浦沢さんらしいシニカルさが、ナベシン監督の底抜けの明るさと上手いこと欠点を打ち消し合ってる。その分ちょっとネタのツッコミ加減が薄いとの意見もありますが、エンターテインメントとしてはいいバランスだと思います。
『蟲師』
第16話「暁の蛇」
脚本:伊丹あき 絵コンテ:峰達也 演出:そ〜とめこういちろう・宮田亮 作画監督:中村章子・西位輝実・馬場充子・田中将賀・日向正樹
ギンコは渡しの船頭の少年カジ(岡村明美)から“物忘れ”の症状について相談を受ける。カジの母さよ(天野由梨)は、団子についてのすべてや親戚の顔など、普通人が忘れないようなものについて失念するようになるのだった。そして、不思議なことにさよは夜にもまったく眠らないという。
これもナントカ健忘症みたいな症状であるんだろうけど、お話としては母さよのカワイらしさもあって、ちょっと切なくてちょっとユーモアのある不思議に軽い感じの話になってた。
忘れることで幸せなこともあるのかもってところが、散りゆく桜の美しさと相まって『蟲師』らしい諦観だった。
この回の声優は、大地丙太郎監督『レジェンズ』で主人公シュウ(岡村明美)とその母親(天野由梨)の母子役再演って趣向ッスね(『レジェンズ』はギンコ役の中野裕斗さんも出演してる)。長濱監督がシリーズコンセプトの肩書きで参加してた縁でしょうなぁ。天野さんの演技も上手いし、カジはエンドロール観るまで岡村さんって判んなかった。
『エウレカセブン』最終回、2話とも録り忘れた(泣)。トホホ。というわけで、『エウレカ』最終回情報遮断中。今週中には補完してレビュー予定。
『ふたりはプリキュア Splash Star』
第9話「朗読会を邪魔しちゃダメ!」
脚本:成田良美 絵コンテ・演出:岡佳広 作画監督:川村敏江
いつも遅刻ギリギリの咲をたしなめるしっかり者の委員長、加代(中川亜紀子)。しかし、もうひとりの委員長である宮迫(入野自由)は、引っ込み思案で頼りなさげ。そんな放課後、咲と舞は子供たちに本を読んで聞かせる加代を見かけ声をかける。
引っ越す子供(福圓美里)のためにペープサート(紙人形劇)をやるって話。第1話は、後藤隊長が銃のウンチクを語ります(参照)。
今回は、委員長コンビのお話が普通に良かった。「みんなを守らなきゃ」のシーンでの前あたりの音楽の入り方が良かったな。あと、咲が何気に自分んちのパン屋の営業してるのも笑った。「パン買わん子ォは劇観られへんでェ」
今回みたいな、普通のクラスメイトのエピソードを地道にやってくれるとウレシイな。
『おねがいマイメロディ くるくるシャッフル!』
第1話「マイメロに会えたらイイナ!」
脚本:山田隆司 絵コンテ・演出:廣川集一 作画監督:松本勝次
マイメロがマリーランドに帰ってしまって落ち込む歌。その頃マリーランドでは、柊に“バクの刑”が言い渡される。そして時を同じくしてクロミとバクは反省室から脱出、メロディキーを盗み人間界へ逃亡する。
前シリーズの第1話と同じ始まりだ。今シリーズは柊の弟、潤くん(五十畑迅人)がメロディキーのパワー源で音楽はロック。メインカルチャー(兄)対サブカルチャー(弟)だ! あと、王様はフォースが使えるのか(笑)。
前半は段取りとアイテム説明、後半のノリはいつもの通りハチャメチャに。マイメロのママ(中川里江)の胸に刺さる毒舌は地味だけど最強。「あなたのポエムって、意味不明なの」
新シリーズになってもクロミもバクもちゃんと出てきてくれたので安心。『マイメロ』の本領発揮は来週以降ってことで。
この作品に関しては、とくに言うことはありません。これまで通り好き勝手傍若無人に我が道を行ってください。我々視聴者はあなたの後をついて行くだけです(笑)。
マイメロに幸あれ!
『シュガシュガルーン』
第38話「ピエールの誘惑、引き裂かれた友情」
脚本:吉村元希 絵コンテ・演出:金沢ひろみち 作画監督:大西貴子
いつも人気者のショコラ。一方バニラは、クラスメイトが自分の陰口を言っているのを聞いてしまう。落ち込むバニラの心の隙にピエールの誘惑の言葉が忍び込む。
予告通り、ショコラがだんだん不信に陥っていくって展開。
愛おしさが増すように描かれてるショコラとくらべて、バニラはあまり感情移入させないような描かれ方だったんでいずれこうなるのは予測済み。内面描写の積み重ねがない分、ちと唐突な印象があるけど。
開始前に予想してたより優等生的なお話だったのもあって、やっとダークさが出てきてくれて今後の展開に期待。
『ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!』
第1話「新しい学校☆目指せ友だち100万人!」
脚本:中瀬理香 絵コンテ:佐藤順一 演出:福田貴之 作画監督:細居美恵子
お父さんお母さんも通っていたというロイヤルワンダー学園に入学することになったファインレイン。しかし、ふたりは早速初日から列車に遅刻。遅れた列車の中でふたりはオーケストラ星の王子、ノーチェ(升望)に出会う。
佐藤順一総監督コンテ回。今度は学園もの。禁止だらけの窮屈な学園で、ゆるゆるマイペースを貫いていくってお話(になっていきそう)。「だいじょ〜ぶ、だいじょ〜ぶ♪」
手下を連れたタカビーお嬢様キャラのセレブ星(笑)のエリザベータ姫(丸山優子)がキャラ立ちしまくりで、観てて存外楽しめちゃいました。エリザベータ、見た目はカワイらしいんだけど、喋りが平安貴族なんで相当ヘンなキャラ。『十兵衛ちゃん』の白幡多丸乙女を思い出した。
作画もエリザベータが駅のホームで褒美を取らすのシーン、トーマ(立花慎之介)がコウモリを出すシーンのエフェクトのメタモルフォーゼなど、シーンシーンで良かった。
基本的なノリは前作と変わらないと思うんだけど、規則に厳しい学園という外枠をはめることによって、ふたご姫の奔放さがドラマ上の要素として機能する下地が用意できたんじゃないでしょうか。
あと、期待すべきはエリザベータ姫の強烈なキャラクターのブレイク。上手くいかしてほしいです。声やってる丸山優子さんはこちらを参照(プロフィール)。
ユニバーサルプリンセス(万能姫? 全宇宙の姫?)ってのは良く判らんけど、第1話観た感じでは第1シーズンより面白くなりそうな予感がする。
『BLOOD+』
第25話「赤い盾」
脚本:吉田玲子 絵コンテ:所俊克 演出:羽生尚靖 作画監督:宮前真一
“動物園”にやって来た岡村(伊藤健太郎)と真央(小清水亜美)は、そこで大量の血と一本の折れた日本刀の刃先を見つける。一方、赤い盾本部に収容されたリクは未だ意識不明の状態。そんななか小夜はデヴィッドに作戦会議に出席するよう命じられる。
小夜が(何度目かの)覚悟完了して、赤い盾の正式メンバーとして認められるって話。ユダヤ系じゃなくてもメンバーになれるのね。小夜が新しい刀を受け取るシーンは、ハリウッドっぽい音楽が雰囲気を盛り上げてた(音楽のマーク・マンシーナはハリウッドで活躍してる人、フィルモグラフィー)。
これまでの話の整理と次の展開へのつなぎみたいな回だった。キャラクターの行動原理や動機がハッキリしてるんで、観てて話がすんなり理解できるのがいい。思わせぶりな謎や設定でもったいつけないのも相変わらず好感度高し。
『ガンダムエース』5月号読む。「ガンダムオリジン」いよいよシャアが出撃。あのレビル将軍のセリフにしか出てこなかったルウム戦役がついに描かれるのか?黒い三連星の活躍は?そういや4月号で描かれてたコロニー落としもすごかった。ファーストの冒頭で毎回流れてた「人類はその約半数が死に絶え・・・」ってやつ。じっくりと被害状況を描かれると怖いねえ。ギレンが自分勝手な理屈で正当化してるのがまた何ともはや。殺した数が何十億にもなると正常な感覚も麻痺してしまうみたいですな。
『機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛』
原作・脚本・絵コンテ・総監督:富野由悠季 キャラクターデザイン:安彦良和 メカニカルデザイン:大河原邦男・藤田一巳 キャラクター作画監督:恩田尚之 メカニカル作画監督:仲盛文 デジタル色彩設計:すずきたかこ 作品公式サイト ※(一部ネタバレ含む)
ティターンズとエウーゴの戦いに突如割って入った旧ジオン軍の残党アクシズ。それを率いていたのはハマーン・カーン(榊原良子)だった。ハマーンにそれぞれ接触を試みるシャアとシロッコ(島田敏)。一方、アーガマを離れシロッコの元へ走ったレコアにショックを受けるカミーユ。ついに最終決戦の幕は切って落とされた。
堂々の完結編は相変わらずのジェットコースタームービーで最初からものすごいテンポで戦闘が繰り広げられるので必死になってついていかないと振り落とされてしまいます。TV版から20年、復活したハマーン様は榊原良子さんの円熟した演技もあって“ジオンの復興に凝り固まったヤな女”から“人生の裏表を知ったオトナの女”に変わってました。アーガマでシャアとやり取りするシーンは新作画で色っぽ〜い。
シロッコの元へ走るレコアといい、エマさんといい、サラやファまで本当に女性キャラの表情や言動が楽しめる映画でした。特にファが重要な役割をするキャラになっていたのがうれしい(個人的には休憩中椅子で本読んでるときの表情がすき)。TV版じゃ影薄かったもんなあ。
男キャラは戦ってるばかりでしたがシロッコは結局何が目的だったのか今イチ分かりませんでした(笑)。ブライトさんはどんどん味のあるキャラになっていってラストの方のセリフ「あいよ!」なんて言っちゃったりして。シャアは結局どの女ともくっつかなかったなあ。この人才能ある人を見抜く能力はすごいけど見捨てるのも早いねえ。人と深くかかわるのを心の底で恐れてるのかな?シャアとハマーンとシロッコの3人が劇場の中で言い合いするシーンはなんだかこの3人の関係を象徴してるみたいでした。
注目のラストシーンは救いのないTV版とは変わりカミーユがファを抱きしめ、今ここにいる女性の存在を確認し、生きているということを実感する希望のあるものになりました。ああ20年前もこうだったら大分印象が違ったのになあ・・・。試写室ではサエグサの口真似が流れるシーンで笑いが起こったそうです(ワタシも笑った)。なんだか胸のつかえが取れた様でホッとしました。
最後にファーストのキャラがそろうのもうれしいサービス。あっセイラさんの声が昔のまんまじゃないですか(過去の作品から抜き出したらしい)。星3つ半
3部作を通して言えることは「主役は女だったなあ」ということです。フォウ、エマ、サラ、レコア、ハマーンなどの存在感があってこそ心の狭い少年だったカミーユが成長し、最後心が壊れることもなく大人になっていくドラマが描けたのでしょう。ただTV版などの予備知識がないと少々解りずらい(特に今回)作品であったことも確かです。一応セリフなどで説明はしていたものの初心者にはやはり難しい。逆に言うとTV版を知っていれば「よくぞここまでわかりやすくまとめた」とも思えるんですが・・・。
『英國戀物語エマ』
第12話(最終話)『スズラン』
脚本:池田眞美子 絵コンテ・演出:小林常夫 作画監督:清水恵子
朝、アルに別れを告げるエマ。ハキムからエマが生まれ故郷へ帰ることを聞かされ驚いたウィリアムはあわててキングクロス駅へ急ぐ。二人の恋の行方は?
『エマ』最終話です。ロンドンを去ることになり、ここでの様々な思い出がよみがえってくるエマさん。「前から考えていたのよ。教育にどのくらいのことが出来るのか?」出会ったケリーがこのような考えの持ち主でなかったらエマさんの人生はかなり変わったものになっていたでしょう。メイドとしての教育を受けるエマさんが初々しい。三つ網、メガネ、メイド服、うん完璧ですな(何が?)。
「僕は今まであの人の何を見てきたんだろう。自分の気持ちばかりでエマさんにとって何が本当の幸せか考えてこなかった」初めての恋愛に夢中になっていたウィリアムが一度立ち止まって自分のこと、周りのことを振り返ってみるという展開は、まあ話に一区切りをつける意味では納得できますが、結局何も出来なかったのはちょっと物足りません。「またお誘いくださるのを待ってます」というエレノアの一途さが一段と悲しいです。
最後の舞台となるキングクロス駅は、なかなか細かく描写されてました。小道具として使われていたのはホームで少女が売っていたスズラン。この少女が昔のエマさんとオーバーラップしますし二人に同じ花を売った少女が「幸せが戻ってくる」という花言葉を送る演出もにくいですね。
メイドが恋をしてはいけない時代に出会ってしまった二人の恋愛を描いた本作は予想以上に落ち着いた物語になりました。きちんとした舞台設定もさることながら、それぞれの生き方を背負ったキャラの人物描写も丁寧で最後まで目が離せませんでした。上品な色彩設計も印象的でしたし、特にエンディングの出来は絶品でリコーダーの音色とともに忘れられないものになりました。残念なのは二人の恋はこれからが正念場というところで終わってしまったこと。1クールでは仕方がないところですが、いつかまた続編が作られるのを期待します。いや、作れ!作ってくれ、作らんと承知せんぞ(笑)!