G-CON看板

アルデンテ有森の すごい SF大会 G-CONレポート

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 2004年8月21、22日、岐阜県長良川国際会議場において第43回日本SF大会“G-CON”(ジーコン)が開催されました。

 SF大会というのは、毎年日本のどこかで開かれているSFファンのお祭り(コンベンション)で、横浜で開かれれば“ハマコン”、大阪だったら“ダイコン”というふうに呼ばれています。今年は岐阜なので“ジーコン”というわけです。

市民ギャラリーサイン

 大会の雰囲気をひとことで言えば、「学園祭」。講演会やクイズ大会、ビデオ上映会などが行われ、プロとアマチュア、作家とファンが顔をつきあわせそれぞれが好きなテーマについてワイワイと語り合うわけです。歴史がある催しのわりにはさっぱり知られていませんが、それはこの大会がスポンサーなしで、いつもアマチュアの団体によって開催されているからなのです。

 さて、やって来た長良川国際会議場は大ホールもあるかなり大きな施設。「なんか秘密基地っぽいな」という人も。

受賞

 午後12時よりオープニング。線画によるオープニングアニメが流れ、続いて星雲賞授賞式。メディア部門は『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』、コミック部門は、ひかわきょうこ『彼方から』、自由部門は『王立科学博物館シリーズ1』(「第3弾のネタをくれ〜!」って岡田斗司夫が言ってたな)。ちなみに、贈られた副賞は提灯! 両手に二つ持ちながら困惑する受賞者の姿には場内からも笑いが…。

 オープニングが終わると、企画開始。今年も10以上の企画があちこちの部屋で同時に行われています。

 「前田建設ファンタジー営業部特別プレゼンテーション 空想科学と技術の距離」では、マジンガーZの格納庫の見積もりや、ジャブロー計画の話で大盛況。

辻先生

 「アニメ創世記のころ」では、辻真先氏が様々なエピソードを披露。曰く、「『デビルマン』は、放送日が一回余っちゃったんで最終回を2回書くハメになっちゃって」とか、「シレーヌは、ぼくが豪ちゃんに注文して創ってもらったキャラなんです」とか、興味深い話が聞けました。

 ディーラーズルームをのぞき、『小松左京マガジン』や『石ノ森章太郎研究序説 千の目先生』を買いながら、ふと見ると「お、『フランスファイブ』(フランス人のオタクが作った戦隊もの)のビデオを売ってるじゃないか!」。即購入。

 「『SF者の本棚』ライブ史上最高のバカSFを探せ!」では、山本弘氏が熱弁をふるい、「そんなバカな!」「ありえね〜!」というアイデアの作品の数々を紹介してました(『妖星ゴラス』の地球脱出用ロケットとか)。誰もが唖然とするようなバカなアイデアに上手く理屈をつけられたときはスゴくうれしいとか…。

 一方、大ホールでは自主映画を上映中。『頭脳戦隊クビレンジャー』にゃ参りました(要するに、首人形で『ゴレンジャー』をやってんの)。

SFクイズ

 2日目は、「クイズ! SFヘキサゴン」でスタート。久美沙織、とり・みき、小川一水、北野勇作、笹本祐一、長谷川裕一、各先生が大奮闘。熱いバトルの結果、優勝したのは久美沙織先生。「オ〜ホッホッホッ!」と勝利の高笑いが響き渡りました。

 「愛しのSFX映画クロニクル」にて、ビデオで見た中子真治コレクションにはビックリ! 『プレデター』や『アビス』や『ターミネーター』のデカい模型がゴロゴロ…(ほとんど博物館)。

 ほかにどんな企画があったかと言えば、「すごい科学で守ります in G-CON」、「ロシアのオタク事情」、「ペリーローダン夏期講座2004」、「国産ロケットはなぜ落ちるかvs宇宙へのパスポート2」、「『ロード・オブ・ザ・リング』字幕の裏側2」、「佐藤竜雄FC白褌会 第4回年次総会」、「空想科学寄席」、「SF創作講座」、「海洋牧場707番地2」、「デンキネコ粗大上映会」。毎年言ってる事ですが、体が3つくらい欲しいです(笑)。
タイムテーブルの一例

 2日にわたるSFファンの大騒ぎに長良川の鵜もさぞ驚いたことでしょう。ゴメンな、うるさくって。来年の会場は横浜だ! 中華街がオレを呼んでるぜ〜!

写真・文とも【アルデンテ有森】