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MLからの備忘録 2 「ユビキタスネットワークの意味」

【ユビキタス・ネットワーク社会システム研究会MLへの投稿から】 2003/11/25

京都SCCJが行う「みあこネット」が、新しい「公共」をフィールドとして築こうとする試みは重要です。

ただ、一方で、とても具体的なことになるのですが、その無線ルータを踏み台に、掲示板等に不適切な書き込みをされるとか、ウィルス付きのメールを撒くという行為が行われた場合、自分の家に来ているBB回線を利用されたとなると、IPアドレスも見えてしまうわけですし、誤解であっても「責任」を追求される可能性があります。
その「覚悟」もまた必要になるのでしょうか?
このあたりは実際の運用を教えてもらいたいですね。

あるいは、その覚悟こそが「公共」を担うということ????

NTT西日本のフレッツスポットはNTT西日本が独自の回線でサービスする。
ただ場所はスポット設置場所の管理者が提供するという方式。
だから、上記のような責任は回避できる。
こちらとの差違が、どのような意味を持つか興味津々です。

ユビキタス社会についても、
私は、「エンパワメント」という言葉が使えないだろうかと考えています。
電子自治体にしろ、ユビキタス社会にしろ、「人」をエンパワメントするものとして機能することが望ましいと考えます。

このエンパワメントという語を媒介にすることで、ユーザとして定義されて「はい、終わり」になってしまう議論から脱却できるのではないかと思います。

従来の(あるいは現在の)電子自治体構想が、ユーザとしての住民のみを視野に置きがちになることに対し、主権者としての市民のエンパワメントを支援していくためのICTの活用が、電子自治体そしてユビキタス社会の「肝」かもしれないと考えています。

別の議論ですが、(このMLのなかで議論された【メディアと人】について)「メディア=パイプ」ではないと考えれば、人をメディアとする考えに、合点がいくのではないでしょうか?
メディアは、そのものが変容し進化するものだと思います。
あるいは「震え(、周囲に影響を与え)るパイプ」と言えば、面白いかな。

「ユビキタス・ネットワーク社会システム研究会」報告書の立ち位置については、基本的には「技術の現状の確認と、その社会利用の可能性を、ある程度分野を絞って具体的に提示する」ということです。

しかし、これだけの委員が揃っているわけですから、それぞれの思いを報告書に載せていくことは重要です。
それは、抽象的であっても、メインの解とは別の解を提示する意見であっても。

この点は昨年、県が作成した「地域情報化 先進事例とヒント集」も少し参考になるかもしれません。
http://www.pref.shizuoka.jp/kikaku/ki-01/dokuhon/
これも従来型の報告書ではなく、委員の個性を大事にしたものになっていると思います。

最後に
私としては、情報のシャワーを「受動」的に浴びることは必要だと思います。
情報シャワーを十分に浴びつつ、それを取捨選択して。「能動」に結びつけていけるような、そうした情報シャワーであれば。
まず、「受動」があることを認識することは重要かと思います。
それを「受動」に止めようとするシステムが不適切であって。

もちろん、こんなことは蛇足なのですが。
ごくたまに「受動」の重要性を否定する意見を聞くことがあるので。

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