キリスト教シンドローム  目次

いちじく通信 (望月文雄)                                              1982年7月に発足した田島聖書塾。その在り様に苦悩した数ヶ月、聖書講読文を葉書で通信しようと思い立った。それから二十有余年、陰の支え手であった妻が入瞑。発足の当初に立ち返って、葉書通信の意図をサイトに再生することにした。4半世紀近い年月で聖書への接触の仕方、キリスト教への認識が大きく変わったが、イエスへの思慕・思考 に大きな変化はない。むしろ、イエスの使命に共感する思いが強い。

NEWドイツのことごも ( 望月文雄)ドイツ連邦共和国の人権政策のバックにあるものの探究その一)

NEW旅籠屋エーベルハルト・アウゲンライヒの生涯―「ドイツ農民戦争に巻き込まれた庶民の話」
    ヴィリ・アルター著 倉塚 平訳    望月文雄編集

教会への疑惑 (望月文雄)
クリスチャンが平然と人殺し(大量殺人)を犯すのが、当たり前という時代。敵のために祈れと指示されたイエスの言葉は守 られているのか。国家・国益のために殺人は義務なのか。        

使徒信条の役割 (望月文雄) 
時代の権力の矛盾を指摘し、見捨てられている、被差別者の人間性回復に力を発揮したがゆえに、極刑に処されたイエスを神と仰ぐための、理論が使徒信条。文言の差異のゆえに、教会が対立・分裂してきた。イエスは自分の神格化を求めたのか。

宗教改革者批判 (望月文雄) 
キリスト教の教義学・教会史では16世紀の宗教改革者たちを絶対視し、批判することを拒絶してきた。なぜか。支配権力に迎合するほうが、安全だからだ。無辜、十数万人の農民が権力者に殺されることを良しとしたルッターやカルヴァンたち。彼らの非道をイエスはどう見るか。

教会史検討 (望月文雄) 
自国の歴史を顧みず、市場至上主義を経営のモットーとする国は、その時から滅びの崖を転がり始めているのだ。世界史も日本史も証言している。時代の指針を見いだせない国家内でどのような惨劇が生じているのか。

聖書の学び (望月文雄) 
聖書は人の生き方を証言している書物。書かれた時代、聖書記者の個別的な相違点を除去しても、大きな共通点を見いだすことが可能だ。そこに描かれている人々の生き様から、現代の共通性を見いだし、比較と共鳴感が得られるとき、学ぶ喜び、生き甲斐が生じること必定。

在日朝鮮人問題とは何か−日本人キリスト者へ (崔 勝久)  
近くて遠い国と言われた韓国。日本に居住する在日韓国・朝鮮人たちに対して、戦後の日本為政者は、邪魔者扱いを重ね、未だに、その非を認めず、偏見政策を改めない。これも、自国の歴史をはっきりと知らせることを、国家の指導理念としているからだ。滅亡の坂を転落していること、認めないエゴ。

ネット論争−香山洋人との問答 (崔 勝久他) 
韓国の「民衆の神学」に詳しい立教大学チャプリン香山洋人氏とのネットを通じた「対話」。掲示板での「対話」に賛意をしめしていた香山氏が徐徐に「共生」批判に応えられず「対話」終結にいたる。

日本人キリスト者の精神構造変革を目指して (望月文雄) 
プロテスタントが多く住んでいる地域とカトリック信者が多い地域では、極貧者の存在に違いがあるという、事実が見られるという。ホワイトカラーとブルーカラーの違いの克服を試みた者の手記。

キリスト教への根源的な疑問と課題 (望月文雄)
一キリスト教徒として積年の疑問・問題意識からそれらの解決を求めて、探求を始めた記録。

心性史 変化しないものの歴史のうちでも、近年とりわけ研究が盛んなのが、心性史といわれる部門である。「心性」とは、フランス語の「マンタリテ」mentaltesの翻訳であるが、通常、「人が感じ、考える、その仕方」、または「心のありよう」と説明される。少数の知的エリートが頭をひねって生み出した高度な思想ではなく、平均的なひとびとが、半ば無意識的に当然のことと考えている日常生活の観念と言いかえることができよう。・・・・中略・・・・ところで、長期間変化しないもの、あるいは数百年を経てようやく変化するもののあり方を研究対象にしようと提案したプローデルの視点は、従来の歴史学の基本的な観念に対する挑戦となった。それまで歴史とは、変化するものを追求する学問であったが、彼に至って、歴史は「変化しないもの」にも注目することになった。「変化しない歴史」とは、考えてみれば、語義上の自己矛盾と言えなくもない。こうして、今日の社会史の基本的視点が確立されていった。

 「カトリックとプロテスタントの社会史・・・・宗教改革の真実」(中世はこのようにリストラされた!)永井諒一著=講談社新書1712、17〜8頁より