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「処分撤回を求めて(15):職務命令を出すな!開校記念式典予定校校長に申し入
れ!」を送信します。
9月30日(土)、予防訴訟原告団会議が行われました。今年初めて不起立で戒告処
分が出た新潟の高校の被処分者からも連帯の挨拶がありました。9.21判決を確信
にして、職場・地域・全国に広げ抜き、教育基本法改悪を阻止する決意を固めまし
た。添付ファイルAで「判決Q & A」(ワード版)を送ります。都高教組合員配布用
のものですが、大変良くできています。他県の職場、地域でも活用できます。闘いの
武器にして下さい。
被処分者の会は、来る10月7日、第4回定期総会を開催し、不当処分撤回を求め
て、東京地裁に提訴することも視野に入れた方針を提案する予定です。教基崩壊悪反
対の闘いと「日の丸・君が代」強制反対・処分撤回の闘いは一体のものです。総会で
は、教育基本法改悪をとめよう!全国連絡会から八尋さんが連帯の挨拶をします。
さて、本日の行動を報告します。
■9.21予防訴訟判決に基づき記念式典予定校校長に「職務命令を出すな」の要請
を集中しよう!
本日、10月7日に開校記念式典を予定している都立青梅総合高校の校長に被処分者
の会・予防訴訟をすすめる会は、星野被処分者の会共同代表を先頭に5名で同校を訪
れ、9.21東京地裁判決に基づき「職務命令を出すな」の申し入れを行いました。
校長は校長室に申し入れ行くと「驚愕」し、全日制・定時制の教頭(副校長)も慌て
ふためきました。
「要請書」を教頭に手交しました。(添付ファイル@参照)
要請は、@判決に従い、違法な「職務命令」を出さないこと、A判決に従い、懲戒を
目的とした服務事故報告書を作成し、もしくは提出しないこと、B判決に従い、国旗
に向かい起立し、国歌を斉唱する義務がなく、また内心の自由が尊重されることを生
徒・保護者・参列者、及び教職員に表明すること、というものです。
実は、同校の花野校長は「10・21通達」作成の管理主事の一人であり、かつて1
0.23通達直後のS高校の周年行事の際に監視に来ていた人物でもあります(S高校
では不起立で処分された教員が出ています)。
●青梅総合高校校長宛に電話・FAXで「職務命令を出すな」「式典で内心の自由を
説明せよ」の声を集中して下さい(添付ファイル@を参考にして下さい。よろしくお
願い致します。
あて先 東京都立青梅総合高校校長 花野 耕一殿
電話 0428-22-7604
FAX 0428-22-7624
●参考までに青梅総合高校のHPを貼り付けます。花野校長の「あいさつ」も出ていま
す。
青梅総合高校HP(クリックを) http://www.ome-sogo-h.metro.tokyo.jp/
■東京高裁に控訴した都知事・都教委に東京・全国から電話・FAX・メールで抗議
及び「控訴を取り下げろ」の声を集中してください。
東京都教育委員会意見・要望入力画面はこちら↓
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/mail.html
東京都宛はこちら↓
https://cgi.metro.tokyo.jp/cgibin/cgi-bin/fmail_input_disp.cgi?dep_id=ts02&s
cr_id=f001&lang_opt=00
東京都宛直接送信アドレス↓
koe@metro.tokyo.jp
ファクス(03-5388-1233)
郵送(〒163-8001東京都庁「都民の声総合窓口」あて)
■既に報告した9月28日、都議会での石原の「9.21判決を喜んでいるのは、共
産党、日教組の残党、当の裁判官」という「偏見」発言が都議会HPに出ています。
都議会速記録全文です。石原発言・中村教育長発言が 出ています。
都議会ホームページから次をクリックすれば、一発で出ます。
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/gijiroku/honkaigi/2006-3/d5136211.htm#04
■教育基本法改悪に33市町村で意見書(しんぶん赤旗、10月2日付)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-10-02/2006100215_01_0.html
■予防訴訟判決を力に教育基本法改悪を阻止しよう!
●全国連絡会国会議員要請行動
10月3日(火)13時 衆議院第2議員会館1Fロビー集合(15時30分まで)
●教育基本法の改悪をとめよう!院内集会・国会前集会・東京集会
10月3日(火)教育基本法の改悪をとめよう!院内集会 16時30分 衆議院第
2議員会館第1会議室
10月10日(火)教育基本法の改悪をとめよう!国会前集会 18時 衆議院第2
議員会館前
10月14日(土)教育基本法基本法改悪反対大集会 in 東京 13時 明治公園
参加組織がない人は、被処分者の会のノボリ旗(緑色)を目
印にして下さい。
■引き続き裁判支援を!
10月4日(水)「君が代」解雇裁判第14回口頭弁論 13時30分集合 14時
開廷
東京地裁103号 土屋英雄筑波大学教授証人尋問
◎人事委員会審理陳述集「『不服従』―それぞれの思い」(大判379頁。1000
円)・・・好評発売中
被処分者百数十名が、自ら執筆しています。
注文は下記、近藤まで。メール又はFAXにて。
「日の丸・君が代」不当処分撤回!教育基本法改悪阻止!改悪案廃案を!
「改憲手続き法案(国民投票法案)」を廃案に!共謀罪反対!
************
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
事務局長 近藤 徹
携帯:090−5327−8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
被処分者の会HP:http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/index.html.
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「処分撤回を求めて(14):「<速報>本日、東京都・都教委、東京高裁に控訴!
抗議を集中しよう!」を送信します。
東京弁護士会会長声明(ファイルA)、東京第2弁護士会会長声明Bを送ります(転
送・転載・印刷可)。闘いの武器に活用して下さい。
■本日、東京都・都教育委員会は東京高裁に控訴。不当な控訴に対して抗議。
本日(9月29日)16時半頃、東京都及び都教育委員会は、10.23通達と同通
達に基づく校長の職務命令を「違憲・違法」と断罪した9月21日の東京地裁判決を
不服として東京高等裁判所に控訴しました。
この控訴は、「10.23通達撤回」「処分取消」「控訴するな」の原告・弁護団を
始め、広範な市民、教育関係者、団体の要請を全く無視するもので断じて許せませ
ん。
本日も原告・弁護団は、都教委に要請行動を行いましたが、都教委総務部教育情報課
は、窓口を閉鎖し、話し合いを拒否する不誠実な対応に終始しました。
原告・弁護団は、要請行動後、直ちに都庁記者クラブで記者会見を開催し、「控訴を
選択した都教委の姿勢は、「・・・国歌斉唱義務不存在および処分の差し止めを認め
た本判決を全く無とするものであり、断じて許されない」「10.23通達及び処分
の撤回を求めるわれわれの要請を全く無視し、控訴したことに対し、強く抗議する」
とした声明を発表しました。
記者会見では、加藤弁護団事務局長、澤藤弁護団副団長、宮村原告団共同代表、保護
者、私近藤が、予防訴訟判決の意義、控訴の不当性、地裁判決を歓迎する学校現場の
状況、保護者の受け止め方、などについて発言しました。
なお、本日、都立高校保護者有志・市民もたった2日間で何と1200名の賛同を集
めて都教委に要請、記者会見を行いました。
■「司法の判断」を全く無視して、「違憲・違法」の行政行為を重ねる都教委に断固
抗議しよう!
●各報道機関の都教委の控訴に関する「速報」
◇控訴の事実のみを伝えた報道(クリックして下さい。)
朝日新聞速報
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20060929/K2006092903000.html
毎日新聞速報
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060930k0000m040089000c.htm
l
産経新聞速報
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060930k0000m040089000c.htm
l
◇原告団の動きも加味した報道
読売新聞速報
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20060929/20060929i213-yol.html?C=S
共同通信速報
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/kokusai/20060929/20060929a4010.html?C=S
TBSテレビ http://news.tbs.co.jp/
■東京高裁に控訴した都知事・都教委に電話・FAX・メールで抗議の声を集中して
ください。
東京都教育委員会意見・要望入力画面はこちら↓
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/mail.html
東京都宛はこちら↓
https://cgi.metro.tokyo.jp/cgibin/cgi-bin/fmail_input_disp.cgi?dep_id=ts02&s
cr_id=f001&lang_opt=00
東京都宛直接送信アドレス↓
koe@metro.tokyo.jp
ファクス(03-5388-1233)
郵送(〒163-8001東京都庁「都民の声総合窓口」あて)
■昨日の都教委定例会での9.21地裁判決報告の資料(都教委HPからダウンロー
ドできます)
昨日、都教委定例会が開催され、9.21東京地裁判決の対応について報告がなさ
れ、控訴を決定しました。
●国歌斉唱義務不存在確認等請求訴訟の判決について(都教委資料、都教委HPよ
り)
次をクリックして下さい。http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr060928.htm
(別紙)国歌斉唱義務不存在確認等請求事件の判決について(上記資料)(ファイル
化しました。添付ファイル@参照)
■東京弁護士会会長声明(ファイルA)、東京第2弁護士会会長声明(ファイルB)
を送ります。ご覧下さい。
両弁護士会が9.21判決について会長声明を発表しました。闘いの武器に使って下
さい。
■原告の人は、集まろう!東京高裁での闘いへ。
9月30日(土)予防訴訟原告団会議 13時30分 南青山会館
■予防訴訟判決を力に教育基本法改悪を阻止しよう!
10月3日(火)教育基本法改悪をとめよう!院内集会 16時30分
衆議院第2議員会館第1集会室 全国連絡会主催
■引き続き裁判支援を!
10月4日(水)「君が代」解雇裁判第14回口頭弁論 13時30分集合 14時
開廷
東京地裁103号 土屋英雄筑波大学教授証人尋問
◎人事委員会審理陳述集「『不服従』―それぞれの思い」(大判379頁。1000
円)・・・好評発売中
被処分者百数十名が、自ら執筆しています。
注文は下記、近藤まで。メール又はFAXにて。
「日の丸・君が代」不当処分撤回!教育基本法改悪阻止!改悪案廃案を!
「改憲手続き法案(国民投票法案)」を廃案に!共謀罪反対!
************
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
事務局長 近藤 徹
携帯:090−5327−8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
被処分者の会HP:http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/index.html.
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「処分撤回を求めて(13):明日、都教委定例会、控訴へ」を送信します。
重大情報です。今日も長くなりましたが、最後までお読み下さい。
■明日(28日)、都教委定例会、東京地裁判決に控訴へ!
明日、都教委定例会が開催され、9.21東京地裁判決の対応について報告がなさ
れ、都教委が「控訴」の手続きに入ります。
石原都知事・都教委は、「控訴」する前から「司法の判断」を一切無視する発言を続
け、「違憲・違法」の行政行為を重ねています。
「控訴するな」の原告・弁護団の要請、全国の仲間の声に耳を傾けようとしない石
原・都教委に全国から緊急に要請メール・FAX・電話を集中してください。
●明日(28日)の都教委定例会を傍聴して下さい。
9月28日(木)9時30分〜9時50分 傍聴抽選受付(20名を超えたら抽選)
場所:都庁第2庁舎10階214会議室
10時 都教委定例会 場所:都庁第2庁舎30階
終了後、都庁記者クラブ(第1庁舎6F)で都教委の記者会見がある
かもしれません。
●都教育委員会定例会告示(都教委ホームページより)
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/gaiyo/ko060926.htm
東京都教育委員会告示第75号
東京都教育委員会第16回定例会を下記により招集します。
平成18年9月26日
東京都教育委員会委員長
木村 孟
記
1 日時 平成18年9月28日(木曜日) 午前10時30分
2 場所 教育委員会室(都庁第二本庁舎30階)
3 議案
第91号議案 高等学校における日本史の必修化に関する意見書の提出について
第92号議案 東京都公立学校教員等の懲戒処分等について
第93号議案 東京都公立学校長の任命について
4 報告事項
(1) 平成18年度公私連絡協議会の合意事項について
(2) 国歌斉唱義務不存在確認等請求事件の判決について
5 傍聴方法
方法 当日受付(定員20名を超えた場合は抽選とします。)
受付時間 午前9時30分から午前9時50分まで
場所 都庁第二本庁舎10階214会議室
6 備考
第92号議案及び第93号議案については、非公開になることが見込まれます。
7 問い合わせ先
東京都教育庁総務部教育政策室 電話 03−5320−6708(直通)
■司法の判断を無視して「違憲・違法」な教育行政をすすめる都知事・都教委に対し
て、職場、地域、全国から、「通達撤回」「処分撤回」「控訴するな!」「職務命令
を止めろ」の声を引き続き集中してください。
東京都教育委員会意見・要望入力画面はこちら↓
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/mail.html
東京都宛はこちら↓
https://cgi.metro.tokyo.jp/cgibin/cgi-bin/fmail_input_disp.cgi?dep_id=ts02&s
cr_id=f001&lang_opt=00
東京都宛直接送信アドレス↓
koe@metro.tokyo.jp
ファクス(03-5388-1233)
郵送(〒163-8001東京都庁「都民の声総合窓口」あて)
■原告・弁護団、共産党志位和夫委員長に要請
昨日(26日)、予防訴訟原告・弁護団は、日本共産党志位和夫委員長と懇談し、
「東京地裁判決」を国会で発信するよう要請しました。
以下、本日付の「しんぶん赤旗」の報道です。
しんぶん赤旗(9月27日)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-09-27/2006092704_01_0.html(クリック
を)
「君が代」強制反対原告 判決内容 国会で発信を
東京都教育委員会の「日の丸・君が代」強制を違法とした東京地裁の判決を受けて
二十六日、勝訴した予防訴訟原告団が国会を訪れ、日本共産党の志位和夫委員長らと
懇談しました。志位委員長は「憲法と教育基本法に基づいた、非常に重要な意義を
もった判決です。安倍新政権との論戦でも正面からとりあげていきたい」と話しまし
た。
この日は原告団と弁護団の七人が参加。石井郁子、緒方靖夫両副委員長も同席しま
した。都立高校教諭の宮村博・原告団共同代表が、委員長に判決文の写しや最終準備
書面などの資料を手渡しました。
弁護団の山中眞人弁護士が判決について「(君が代の)起立、斉唱を一律に義務付
けるのはおかしい、拒否の自由があると明言した、画期的な判断」と説明。「教育基
本法が憲法一九条の価値を体現していることを明確にした」と話しました。
宮村氏は「報道の関心は新内閣発足に移っていく。判決の内容を国会の場からも広
く発信していただきたい」と要望しました。
志位委員長は「都教委の指導は基本法改定の『先取り』。かたずをのんで裁判を注
目してきた。困難なたたかいに挑んだみなさんに心から敬意を表します」と応じまし
た。その上で、この日からの臨時国会で政府の教育基本法改悪法案が審議されること
を挙げ、「国会前にこういう判決が出たことは非常に重要です。全力でとりくみた
い」と話しました。
■昨日いち早く、「<速報>本日都議会で石原都知事、中村教育長が不当な答弁」を
送信しました。
本日9月27日、朝日新聞都内版、産経新聞都内版で曽根はじめ都議(共産党)の質
問に対する「石原都議会答弁」が報道されています。私の昨日のメール通りですが、
改めて新聞報道を引用します。
■朝日新聞都内版(9月27日朝刊)
見出し「喜んでいるのは共産党・日教組・裁判官」「通達違憲の判決 知事『不当
だ』」
卒業式などで、日の丸・君が代への起立・斉唱を強いる東京都教育委員会の通達は違
憲だとした東京地裁判決について、石原慎太郎都知事は、「判決は不当」と控訴する
意思を改めて表明した。さらに「あの判決に喜んでいるのは多分、共産党と、いまや
たそがれてきた日教組の残党と、当の裁判官くらいではありませんでしょうか。控訴
によって日本人の総意が反映されるものと信じております」と答弁した。
■産経新聞都内版(9月27日朝刊)
見出し「都議会代表質問 ■国旗国歌」
入学・卒業式での教職員の国歌斉唱などを義務づけた都教委の通達は、違憲とした
東京地裁判決について、石原知事は「不当なもので控訴は当然。(判決で)喜んでい
るのは共産党と日教組の残党と(当該の)裁判官だけ」などと批判し、都教委側の正
当性を改めて主張した。これに反発した共産党は石原知事に再質問を求め、与野党の
一部議員が議長周辺に詰め寄るなど、一時騒然となった。
●本会議(代表質問)の模様を録画映像を都議会ホームページで見られます。
↓こちらからご覧ください。
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/live/video2006-t3.htm (クリック
を)
●新聞記事では、中村教育長の答弁が出ていませんが、昨日送信したとおり、石原都
知事に続いて中村教育長が登壇し「職務命令を撤回する考えはない」「(職務命令違
反に対して)今後も毅然と対応」(処分継続ということ)と不当な答弁をしていま
す。
◎人事委員会審理陳述集「『不服従』―それぞれの思い」(大判379頁。1000
円)・・・好評発売中
被処分者百数十名が、自ら執筆しています。
注文は下記、近藤まで。メール又はFAXにて。
「日の丸・君が代」不当処分撤回!教育基本法改悪阻止!改悪案廃案を!
「改憲手続き法案(国民投票法案)」を廃案に!共謀罪反対!
************
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
事務局長 近藤 徹
携帯:090−5327−8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
被処分者の会HP:http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/index.html.
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「処分撤回を求めて(12):都議会石原都知事発言糾弾!」を送信します。
長くなりますが、お読み下さい。
(全国からの激励のメールが続いています。「人事委審理陳述集「不服従ーそれぞれ
の思い」の注文も殺到しています。ありがとうございます。)
添付ファイルで「判決無視抗議文(9.25)」「判決・裁判ビラ」を送付しますの
でご覧下さい。(転送・転載、増刷・配布歓迎)
<速報>本日都議会で石原都知事、中村教育長が不当な答弁
■本日(26日)、都議会で石原都知事、「東京地裁判決は不当判決」「喜ぶのは共
産党、日教組の残党、当の裁判官」と「偏見」発言
本日の都議会で曽根はじめ都議(共産党)は代表質問で「10.23通達・処分を撤
回せよし関係者に謝罪すべき」「控訴するな」「判決の重みを受け止め、再検討せ
よ」と都知事の考えをただしました。
この質問に答えて、石原都知事は「判決は不当で、控訴は当然」「判決を喜んでいる
のは、共産党、力の衰えた日教組の残党、当の裁判官だけ」と「偏見」に満ちた答弁
をしました。
知事に続いて、中村教育長が答弁し、「職務命令を撤回する考えはない」「(職務命
令違反に対して)今後も毅然と対応」と発言しました。
●ある人の集計では、新聞の社説では、判決支持26社、不支持はわずか6社(全国
紙では、読売、産経のみ)です。
まさに「偏っている」のは、石原都知事・都教委です。
●「法治国家」において「通達・職務命令は違憲・違法」という「司法の判断」を全
く無視し、更に「違憲・違法」な行政行為を重ねることは、断じて許されません。
●本会議(代表質問)の模様を録画映像を都議会ームページで見られます。(一見の
価値あり)
↓こちらからご覧ください。
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/live/video2006-t3.htm
■職場、地域、全国から、都知事・都教委に「通達撤回」「処分撤回」「控訴する
な!」「職務命令を止めろ」の声を集中してください。
全国の個人・団体から都知事・都教委に続々要請が行われています。東京の市民・保
護者も「要請署名」の賛同を呼び掛けています。でも「判決批判派」も必死です。都
議会での石原都知事答弁・中村教育長答弁を徹底的に糾弾しましょう。
東京都教育委員会意見・要望入力画面はこちら↓
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/mail.html
東京都宛はこちら↓
https://cgi.metro.tokyo.jp/cgibin/cgi-bin/fmail_input_disp.cgi?dep_id=ts02&s
cr_id=f001&lang_opt=00
東京都宛直接送信アドレス↓
koe@metro.tokyo.jp
ファクス(03-5388-1233)
郵送(〒163-8001東京都庁「都民の声総合窓口」あて)
■臨時国会開会。安部新政権、教育基本法「改正」を「最優先課題」に。今こそ「正
念場」!
本日、臨時国会が開会され、安倍晋三が首相に指名され、直ちに「組閣」に入りまし
た。新内閣の「最優先課題」は教育基本法「改正」となることは間違いありません。
今こそ「正念場」です。
■9.21予防訴訟判決を闘いの武器に!「愛国心」強制は憲法違反!教育の「不当
な支配」を許すな!
9.21予防訴訟の判決は、「日の丸・君が代」強制は、「思想・良心の自由」(憲
法19条)を侵害し、教育の「不当な支配」に当たると断じています。「愛国心」の
強制は憲法違反です。「教育の自由」の制限は教育基本法10条違反です。これが、
「司法の判断」です。「正義」は私たちの側にあります。歴史的・画期的な9.21
予防訴訟判決を闘いの武器・確信にして、職場・地域・全国各地で「教育基本法改悪
反対」を訴え抜きましょう。
■本日、国会前集会、750名の仲間が結集!大成功!
臨時国会開会日の本日、嵐のような豪雨の中、全国から750人の仲間が、教育基本
法の改悪をとめよう!全国連絡会主催の「国会前集会」に結集しました。全国連絡会
呼び掛け人の小森陽一・大内裕和・三宅晶子の発言、共産党議員団(石井副委員長な
ど)、社民党議員団(福嶋党首など)の発言、北海道・愛知・奈良・広島などから駆
け付けた仲間の発言、等々。教基法改悪阻止へ向けて全国の仲間が一つになって闘う
決意を固めました。どの発言者も9.21東京地裁判決の歴史的勝利に言及しまし
た。
地元東京からは、予防訴訟原告団協同代表の宮村さん、予防訴訟弁護団の川口彩子弁
護士、被処分者の会近藤が発言し、全国の支援に感謝し、「9.21判決を武器に教
基法改悪阻止」を訴えました。
●集会の様子は「レーバーネット日本」が、写真入りで報じています。(以下をク
リック)
http://www.labornetjp.org/news/2006/0926/
■昨日の都教委要請行動ー都教委、「控訴する」「通達撤回せず、処分を取り消さな
い」と言明(添付ファイル「抗議文」参照)
9月25日、予防訴訟原告・弁護団は、都教委に再度の要請行動を行いました。要請
には、50名を超える原告・支援者が結集しました。
「要請には応じない」とする都教委の不当な態度に強く抗議し、都教委も最終的には
要請に応じました。しかし、都教委は最終的に「(高裁に)控訴する」「10.23
通達は撤回しない」「処分は通達に基づくものでなく校長の職務命令に基づくものな
ので取消はしない」と発言し、22日の要請の時と同様に、一方的に退席しました。
(以下、毎日新聞、レーバーネット日本の記事、写真をご覧下さい。)
毎日新聞都内版(以下をクリック)
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tokyo/news/20060926ddlk13040273000c.htm
l
レーバーネット日本(以下をクリック) http://www.labornetjp.org/
◎人事委員会審理陳述集「『不服従』―それぞれの思い」(大判379頁。1000
円)・・・好評発売中
被処分者百数十名が、自ら執筆しています。
注文は下記、近藤まで。メール又はFAXにて。
「日の丸・君が代」不当処分撤回!教育基本法改悪阻止!改悪案廃案を!
「改憲手続き法案(国民投票法案)」を廃案に!共謀罪反対!
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
事務局長 近藤 徹
携帯:090−5327−8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
被処分者の会HP:http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/index.html.
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日の丸・君が代強制違憲判決への原告声明
声 明
本日、東京地方裁判所民事第36部(難波裁判長)は、都立高校の教職員らが原告となって、東京都と都教育委員会(都教委)を被告として、国歌斉唱義務不存在確認等と損害賠償を求めた訴訟(いわゆる「予防訴訟」)について、原告らの訴えを全面的に認め、10.23通達を違法とし、@原告らに卒業式等における国歌斉唱の際に、起立・斉唱・伴奏の義務がないことを確認し、A起立・斉唱・ピアノ伴奏をしないことを理由にいかなる処分もしてはならないとし、B10.23通達によって原告らが被った精神的損害に対する慰謝料の支払いを命ずる、極めて画期的な判決を言い渡した。
本件は、都教委が2003年10月23日付けで、卒業式、入学式等の学校行事において、教職員に対し、「国歌に向かって起立し、国歌を斉唱する」ことを命じ、それに違反した場合は、懲戒処分を科すとした全国的に見ても異常ともいえる「国旗・国歌」を事実上強制する通達(「10.23通達」)を出したことに起因する。 原告ら教職員は、教育現場での「国旗・国歌」の一律の強制は、教職員一人一人の思想・良心の自由をも侵害することになるとの思いから提訴に至ったのである。
判決は、義務不存在確認請求、処分差止請求に訴えの利益が認められることを前提に、10.23通達の内容が、過去の歴史的事実から、国民の間にさまざまな見解が存する「日の丸・君が代」を教職員に対して一律に職務命令や懲戒処分等の手段をもって強制するものであって、憲法19条の保障する思想・良心の自由を侵害するものであると明確に判示した。
また、都教委による10.23通達とその後の校長らに対する指導名目の締め付けが、卒業式や入学式について、各学校の現場における創造的かつ弾力的な教育の余地を残さないものであることなどを理由に、教育基本法10条1項で禁止される「不当な支配」にあたるとした。さらに、判決は、都教委の「不当な支配」の下で裁量の余地なく出された校長の職務命令は、教職員の思想・良心の自由を侵害する「重大かつ明白な瑕疵」があり、違法なものであることを認めた。
今回の判決は、憲法で保障された思想・良心の自由の重要性を正面からうたいあげたもので、わが国の憲法訴訟上、画期的なものである。
また、判決は、今まさに改悪の危機にさらされている現行教育基本法の趣旨を正しくとらえ、行政権力による教育への不当・不要な介入を厳に戒めたものであり、教育基本法改悪の流れにも強く歯止めをかけるものといえる。
都教委は、判決に従い、違法な10.23通達を直ちに撤回し、教育現場での「日の丸・君が代」の強制をやめるとともに、生徒や教職員の自主性、教育の自由を侵害するような教育政策を直ちに改めなければならない。
この判決を機会に、われわれの訴えに対し、国民の皆様のご支援をぜひともいただきたく、広く呼びかける次第である。
2006年(平成18年)9月21日
国歌斉唱義務不存在確認等請求訴訟原告団・弁護団
「日の丸・君が代」強制反対予防訴訟をすすめる会
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皆さま 2006年7月25日
21日に強行された「君が代」不起立「再発防止研修」の報告、根津の場合、をお届けします。
当日会場前に駆けつけてくださった皆さん、FAXやメール、電話で都教委に抗議をしてくださった皆さん、ありがとうございました。
減給と停職者には、9月に「専門研修」と名づけた「再発防止研修」が強行されるだろうと思います。私はまだ、知らされていませんが、知らされた人もいるそうです。
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21日は今春の卒業式・入学式と周年行事における「君が代」斉唱時の不起立・被処分者に対して「再発防止研修」なる懲罰「研修」が強行された。先に不起立に対し懲戒処分をされているのだから、二重処分とも言うべきもの。今回は「基本研修」と呼び、3月に退職した人を除く35人が、午前午後の2回に分けて呼ばれていた。だからてっきり昨年同様、同室に集められて担当者の「講義」を聞かされるものと思っていた。
9時半、会場となっている水道橋の都教職員研修センター前に到着。入り口には17人の背広の職員プラス2人の制服を着用した警備員が立っている。入り口にはチェーンが張られ真ん中からは入れないようにされている。チェーンを外すよう要求するが、チェーンがない右端の一角を指し、「ここから入れ」と言う。「出張」で呼んでおいて真ん中から入れないとは何てことだ!といつものことながら思い、開始時刻ぎりぎりまで入り口で時間を待った。
雨の中、ぞくぞくと都教委に抗議を、そして私たちを支援してくださる人たちが駆けつけてくださった。被処分者の会の代理人弁護士が代表して都教委の役人に抗議と申し入れをし、大勢の人たちが見守ってくださる中、私たちは会場へ入っていった。駆けつけてくださった皆さま、ありがとうございました。
9時50分、エレベーターに乗り、私は指定された部屋番号の6階を押してはっとした。エレベーターの中には先に乗った数人が8階を押していた。同じ「再発防止研修」受講者のように見える。ここで初めて私と河原井さんが別室に隔離されていることに気づき、あわてて受付で渡された座席表を見ると、私に用意された部屋は私一人、河原井さんも一人で受けさせられるのだとわかった。
指定された席に着いた。私の右手が鶴川二中校長、他にあと3席が用意されていた。10時、研修センター研修部教育経営課野村氏の司会で始まった。私の左手に司会の野村氏、その後ろに記録をする女性、正面に講義担当者である教職員研修センター研修部教育開発課長倉田朋保氏が座った。司会は昨年同様、「本日の流れ」を言い、「受講中の注意」を読み上げた。効果的な研修の受け方として「録音は禁止」はおかしいではないかと思いながら、そこは聞き流した。
いよいよ、講義。昨年の「基本研修」は、「受講上の注意」のあとはすぐに講義担当者が講義の原稿を読み上げたが、今年のそれは違っていた。減給・停職被処分者を対象に強行した2回目、「専門研修」の時のように、「所属、職、氏名をおっしゃっていただけますか」から始まった。まるで刑事事件の取調べのよう。黙っていると、「拒否ですか」と訊く。「いいえ、拒否ではありません。私を呼んだのはあなた方ですよ。私を特定して呼んだのでしょう。なぜ、わかっていることを訊くのですか。答える必要がないことをなぜ、訊かれるのですか。それがわからないから、答えられないのです」。数度やり取りをした後、担当者は校長に訊き、「受講されるのは、町田市立鶴川第二中学校教諭根津公子さんですね。よろしいですか」と言い、私は返事をしていないのに、「先に進む」と言った。でもまだ、講義には入らなかった。「初めに質問したいことがあります」と言い、@「職務について実践してきたことを答えてください」と言う。「憲法、教育基本法に則り実践してきました」と私。
次に、A「今年度担当している学年、校務分掌を言ってください」と来た。根津:「この質問が今日の研修とどう関係があるのですか」 担当者:「それがわからないと答えられないということですか」「研修との関係が不明確なので答えようがないということですか」 根津:「はい」
B「今回懲戒処分を受けた理由についてどのように承っていますか」。根津:「私はまったく納得していませんが、処分説明書には職務命令違反と書いてありました。」 担当者:「それはわかっているんですね」 根津:「説明書に記述してあったという事実のみ、言いました」
C「再発防止研修は地方公務員法32条違反者に・・・、教育公務員としての自覚を持ってもらうために行います。今日は基本研修として行うものです。そのような研修を今までに受けたことがありますか、ないですか」。 根津:「何のために訊かれるんですか」 担当者:「素直に言ってくれれば」 根津:「素直です。だから、目的のわからないことには答えられません」 担当者:「説明が十分でないから答えられないんですね」 根津:「はい」 担当者:「結構です」
ここまでで30分が経過した。ようやくのこと、講義に移る。冒頭、「服務事故を起こすと学校や教育委員会の信用を失うことになる。日頃どんなにすばらしい実践をしていても、任命権者が違反に対し、道義的責任を問うことになる。7月は服務事故防止月間。自己啓発に努めていただきたい」と、昨年聞かされたと同様のことを言った。そして、「教育公務員の服務義務と関係法令について」と題したレジュメに沿って講義を始めた。見ると、分厚い原稿を読み上げている。地方公務員法第1条「制定の目的」を、第3〜4条「地方公務員法の適用職員」を、そして、「服務規定の主な特徴・内容」として、32条「法令等及び上司の職務上の命令に従う義務」、35条「職務に専念する義務」、33条「信用失墜行為の禁止」を、条文とその説明なるものを読み上げた。時間がなくなったのか、ところどころ飛ばしているようだった。そして最後は、「組織人としての自覚を高めていただきたい」と結んだ。この間45分ほど。
聴いていて6つの疑問質問が浮かんだ。「たくさん伺いたいことが出てきました。まずは簡単なことから。最後に『組織人としての自覚を高めていただきたい』と言われました。私は組織人としての自覚を十分持って仕事に当たっているつもりですが、だから起立できなかったのですが、こうおっしゃるのは、私に組織人としての自覚がない、あるいは足りないとおっしゃっているのですか」と訊いた。担当者は、「ないと言っているのではありません。なお一層、ということです」と逃げた。
「納得してはいませんが、たくさんお聞きしたいことがあるので先にいきます」と断って次の質問に移った。32条「法令等及び上司の職務上の命令に従う義務」の説明で、「法令の解釈を色々にしてしまう心配があるが…」とあったことに関して次のように質問した。「確かに法令の解釈をいろいろにしてしまう心配があると思います。法令自体は変わらないのに、例えば『君が代』処分で言えば、不起立をしても東京でも以前は処分にならなかった。いま現在でも処分をするのは広島県など数県。累積加重処分は東京だけ。法令の解釈をどう変えて今の東京の処分になったのか、2つの解釈について説明をお願いします」。担当者は、「処分については答えません」と席を立とうとする。私は、「法令の解釈を訊いています。受講者の質問に答え、納得させることが研修の目的でしょう。それをして初めて、担当者の職務専念義務は遂行されるのではないですか。答えない、では、受講成果は上がらず、担当者が職務専念義務違反になってしまうでしょう」と訊いたが、答えずに退室してしまった。
司会者は、「すでに報告書の作成の時間になっています。受講報告書をお書きください」と繰り返すのみ。私は講義の途中で、「効果的に進めるために、一区切りずつで質問の時間を設定してほしい」と要求したが、「最後に質問の時間を保障する」と司会が言ったからそれに従ったのに、今回も質問の時間は保障されなかった。後で聞くと、他の人たちには、質問の時間が保障されたそうだ。去年も一昨年も質問の時間を取らなかったことを私たちが批判したことが、今回の「研修」に反映されたのだろうと、皆さん言っていたけれど、私にはそれが保障されなかった。なぜ都教委は私に、いつも差別的な扱いをするのか?!
司会者から「受講報告」を書くよう立て続けに言われ、「疑問がいっぱいのまま、受講成果がないのだから、報告は書けません」と言うと「わからない、と書けばよい」と言われたので、次のように書いた。
ボールペンで書き始めてしまったので、文章がおかしくなってしまっても訂正はしなかった(できなかった)。「地公法に規定する服務規定について担当者の倉田氏の講義を聴いていて、わからないところがたくさん出てきた。それについて質問の時間が保障されなかったために、この研修は生きたものにならなかった。担当者が受講者の質問に答えてくれて初めて研修が意味あるものになると思うのだが…。私は授業者として常に生徒の質問には丁寧に答え、また、生徒全員にとって授業が意味あるものとなるよう、授業(職務)に専念しているが、今日の研修も同じように受講者である私、根津の理解を深めるものとすべきであった。疑問が解決され、理解が深まった上で書くべきこの報告書は、何一つ疑問が解決されていない状態では書きようがない。
私は今までと同じように、子どもたちを戦争に駆り立ててしまった反省から生まれた教育基本法に則って、教育活動に専念していきます。」
12時、やっと解放された。ここでも私だけが12時まで退室を禁じられていた。
質問をしたいと思っていたのに、させてもらえなかった事項は以下のとおり。
・「上司の職務上の命令」について。「君が代」処分撤回を求める人事委員会審理の校長証人尋問で、校長たちの中に何人か、「本当は起立・伴奏の職務命令を出したくなかった」という趣旨の証言をされましたよね。校長が出したくない、出すべきではない、と思っている職務命令が果たして『正当な職務命令』と言えるのか。
・信用失墜行為の禁止について。昨年の東京、朝日新聞調査によると、東京の『君が代』処分をおかしいと思う都民は6〜70%となる。それでも、不起立が信用失墜行為となるのか?信用失墜行為の要件を満たすもの、基準はなんなのか。
・同じく信用失墜行為について。噂されている米長教育委員のセクハラ・破廉恥行為は信用失墜行為に該当しないのか。またその理由は、何なのか。教育委員が一般職ではないからなのか。
・職務命令が正当であるための要件の一つとして、『実行可能な職務命令であること。犯罪を命じることはできない』と言われた。職務命令を発した校長には犯罪に繋がる認識はなくとも、発せられた職員には、その職務命令が犯罪に繋がる認識がある場合、その職務命令は有効なのか(私には『君が代』起立が戦争犯罪に繋がる認識がある)。
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根津公子です。
停職が終わって1週間の様子をお知らせします。これで、一旦終了とします。3ヶ月間お付き合いくださり、ありがとうございました。
停職「出勤」日記 番外編
7月3日、鶴川二中への出勤第1日目。「おはようございます」。不安を払いのけるように声を出して、職員室に入る。挨拶を返してくれる人が何人もいる。案内をされて着いた私の席には、「ようこそ鶴川二中へ」と書かれた紙の上に、花びんに差したつつじの花が置かれていた。うれしかった。張り詰めた気持ちが少し、楽になった。4月3日、新年度の仕事始めの日に入った時も感じたが、職員室には一昔前の温かさがまだわずかに残っている雰囲気がある。前夜、私の思いをつづった「鶴川二中の職員の皆様」への手紙を職員一人ひとりの机上に配り、朝の職員打ち合わせに臨んだ。そして、一言挨拶をさせてもらった。この時の皆の表情も和やかで、安堵した。
その後は、生徒の朝会へ。そこで校長が私を紹介してくれたので、私も一言話させてもらった。
「『君が代』で起立をせずに停職になったことも、停職中、学校の前に立っていたことも、何でするの?へんなやつ!と思った人は多いでしょうね。今まで皆さんは目にしなかった風景ですものね。でも、変なやつ!で終わらせずに、なぜ?って訊いてきてください。意見があったら、言ってきてください。100人いたら100人考えは違うものです。人間はお互いに話を交わし、考えを深めることができます。それは自分を成長させると思います。いつでも言ってきてくださいね。1年間どうぞよろしくお願いします」と。
授業は、昨年までと同様、T1・T2の2人体制。うち、1年生を私がT1で担当するよう言い渡された。出勤1日目はその授業の打ち合わせやら準備で瞬く間に終わった。
2日目、初めての授業。3年生の授業はT2として、教室に身を置く。T1では、1年生の1クラスで、年間計画に予定されている「食品の選択」について授業をした。やっぱり落ち着く。こうして1週間が瞬く間に終わった。
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皆さま
停職最終日の30日には立川二中の校門前で幸せをたくさんもらい、3ヶ月の停職が終わりました。お金はないけれど、素敵な出会いがあり、貴重な体験ができ、充実した3ヶ月でした。
ご支援くださった皆様、ありがとうございました。
停職「出勤」日記(13)
6月27日(火)
鶴川二中へ。ここに立つのも今日が最後、近所のいつも挨拶を交わす人たちにそのことを告げ、お礼を言った。Aさんはご自宅に案内してくださり、「通勤4時間はきついから、いつでも泊まって」と言ってくださった。有難いことです。
昼過ぎ、毎日のようにここを通られる女性が、いつもはいぶかしそうにプラカードを見ていくのに、今日は、「聞きたいことがある」と言ってこられた。4月の初めには、プラカードを見ていられたので、話しかけたら、「ふん!」と言っていかれた方だった。
「君が代は天皇をたたえる歌ではあるけれど、国歌なのだから、また、先生なのだから、反対でも起立すべき。起立して、歌わなければいいではないか。」とおっしゃる。しかし、話しを進める中で、「私は君が代を歌うべきではない、歌うな、と言っているのではないですよ」と告げると、まず、非常に驚かれた。「強制することに反対しているんです。自由を奪われ、民主主義が破壊された社会は恐ろしい。自由も民主主義もない、北朝鮮のような国にしたくないんです」「君が代について生徒には歌詞の意味も何にも教えないで、起立斉唱をさせるのは間違っていると思います。親が子どもに、『いただきます』をしつける時だって、なぜかを話して子どもを納得させるでしょう。それをしないのは、教育ではないですよ」と私が答えたことに、彼女は共感された。「君が代」で免職もありうることを告げると、すごく驚かれ、「ひどい。がんばってくださいね」と最後は、私を激励してくださった。とってもうれしい出来事だった。
この女性はご自分から聞いてくださったので、誤解が解けたのだが、ステレオタイプ式に決め付け、対話を拒絶する人がいかに多いことか。人が100人いれば、100通りの意見があることを前提にして、意見を交流し、深め合いたいものだとつくづく思う。
下校時間帯の終わり頃、Bさんとオーストラリアの映像作家Cさん夫妻、それに新聞記者が到着。Bさんが歌を歌ったこととCさんがビデオ映写機を回したこと(私を撮っていたのだが)で「気味悪い」との訴えがあったからと、副校長が「やめるよう」言ってきた。「不審者」ではないことは明白なのに、私を撮影しているだけなのに、生徒が映ってしまったところは使うはずがないのに、このような騒ぎ方をされるのは、何なのだろう。
4月初め校長は私に「ここに立つのはやめてくれ」と2回、言った。このとき私は、精神的には私は抹殺された、と思った。そのことと重ねて推察するに、今日ここにBさんCさんがいること自体が気に食わないのではないかと思った。
生徒の成長を真に考えたなら、一方的な情報を流し、他の情報には触れさせないというやり方は、やめるべき。異なった情報に接することから、思考は始まるのだ。もっと、子どもを信じたらいいではないか、と思う。「かわいい子どもには旅をさせよ」と言うではないか。世界の教育を知れば、日本のこれが、非常識であることは容易にわかることでもある。
6月29日(木)
午後から都教委教育情報課長及び担当者と、9回目の質問への回答、話し合いを持った。
記者から撮影したいと申し出があり、私たちは密室でのこのやり取りが公開されるのは願ってもないことで、承諾した。
ところが課長は入ってくるなり、「カメラマンには頭撮りを許可したのであって、これ以上の撮影はやめてほしい。これはお願いです」と言う。いつもは、「情報課の判断での回答は控える」と言うのにこのときばかりは、「教育情報課の判断」であり、回答を控える「条文や理由はない」と言う。「都庁内の全ての撮影を禁止してはいない。石原都知事は積極的にカメラに出ている」(趣旨)と、開き直りとも思われることも言った。
「私たちは撮ってもらいたいので、肖像権の侵害には当たらない。そちらは公務で行っていることなのだから、撮影して何の問題があるというのか。都教委の流したいものだけを映像にする『大本営発表』・情報の独占はおかしいではないか」と追及したが、撮影は認められなかった。
しかたなく、本題に入った。
@「停職3ヶ月――セクハラや体罰が何度も起これば、重大な影響があるが、不起立でどのような重大な影響があったと言うのか」A「停職3ヶ月処分を決定するに当たって、都民の世論をどう考慮したのか」 について課長は、教職員課の回答だとして次のように答えた。「人事委員会、裁判係争中なので、回答を控える」。
説明責任は、本人はもとより、都民に対してもあるだろうが・・・。
「私は処分発令の3月31日にも、抗議と質問をしようとした。しかし人事部長は、私の声をかき消し、処分書を読み上げると、私を部屋から追い出した。今は、人事委員会に審査請求をしているから『回答を控える』と言う。では一体いつなら答えてくれるのか、くれたのか。このまま来年、さらに加重処分を迎えるのではたまらない。答えてほしい」と私は訴えた。
参加者それぞれが思いを訴えた。
その最中、課長は、「職務命令には従うもの」と言うと、立ち上がり、「終わります」と言って、部屋を出て行ってしまった。事態を呑み込むのに、1、2秒を要した。これが職務に責任ある対応と言えるだろうか?課長は職責を果たしたとお思いだろうか?と思った。
ヒラのDさんは課長について一度部屋を出て行ったが、引き返してきたので、来週の予約を申し入れた。私たちは都教委に、どこまでも対話を求める。
終了後、庁舎前を通る人にチラシを手渡した。
6月30日(金)
今日は停職最後の日。立川二中に行った。プラカードには、「今日で停職が終わります/励ましをありがとうございました/大勢の人が言うから正しいとは限りません/鵜呑みにせず、異なった意見に耳を傾け、自分の頭で考え、判断していきましょう/お元気で」と書いた。
不当な停職処分に抗議し闘い続けることができるのも、授業でかかわった生徒たちの励ましがあったからのこと、一人ひとりにお礼を言いたいとの思いで朝も帰りも挨拶を交わした。
「ぼくたちの卒業までいてほしかった」「応援しているよ」「がんばって」「停職が終わって、おめでとうございます。町田の学校でもがんばって」「今までお世話になりました。ありがとうございました」等々言ってくれた。
こんな会話もあった。
生徒:「また、二中に来るでしょ」
根津:「卒業のお祝いのメッセージは贈るよ。でも、来るのは今日が最後よ。まさか、来年の停職中にここに来るわけには行かないでしょう」
生徒:「来年も停職か! でも、その時来て」
根津:「あなたたち、卒業しちゃうじゃない」
生徒:「そうしたら、ぼくたちが門の前に来るから。A高校に行けば、すぐ来れるもん」
二中の生徒たちからすごい元気と励ましをもらった。もう、これだけで十分うれしいのに、まだまだうれしい、力の与えられることがあった。
一つは、3ヶ月前に卒業したEさんが来てくれたこと。3年生のFさんが帰り際、「E先輩が一昨日も根津先生に会いたいって、ここに来たよ」と告げてくれたが、いかんともし難い。そうこうしているところに「間に合った」と駆けつけてくれたこと。
もう一つは、八王子時代の教え子Gさんが来てくれたこと。国際関係学を学ぶ学生で、昨年の10月、ホームページを見て励ましのメールをくれたのが始まりだった。
私と直接接した生徒・かつての生徒からの励ましは、何にも勝るエネルギーになる。私の仕事をほんとうに知っているのは授業や活動をともにした生徒たちだけだから。だから、その生徒たちからの励ましは、どんなにひどい攻撃にも耐えられる力となる。それは、体験済みだ。
多摩中に異動して1年目に起こされた校長・教委・地域・PTAが一体となった攻撃に、ぼろぼろになりながらも耐えられたのは、八王子で同僚たちと築いた教育活動への確信と、何よりも当時の生徒たちが、その後も私たちの実践を評価してくれ、窮地に立つ私を励ましてくれたからであった。
もしもあの時、元生徒からの励ましがなかったら、私の今はなかった。私はこうして困難を乗り越えさせてもらい、強くもしてもらってきた。
幸せいっぱいの気分で帰宅すると、Eさんからメールが届いていた。またまた、力を与えられた。Gさんに、お礼のメールを入れた。そしたら、その返信に、またまた力を与えられた。本当にありがとう! これで、来週から鶴川二中に胸を張り元気に行くことができる。
お二人のメールを、本人の承諾を得て、掲載します。
Eさん:「今日、根津先生に会えてとてもうれしかったです。いつもなら、部活終わりが17時を越えてしまい、二中正門に行っても会う機会がなかなかありませんでした。今週は、試験1週間前の部活停止期間。今週中には会えるだろう。そして、先生の出勤も最終週だと思っていました。やっとのことで会えたわけです。
先生自身はこの3ヶ月は長かったのか、短かったのか、どう思っていますか。
3ヶ月間も門に立ち、看板を立てて、抗議。自分なら3ヶ月もやれないと思う。先生は自分の意志を曲げずに貫き通したのだから、すごい!
前回・今回と処分は厳しくおかしな処分だけど、もっと職員に対する考慮というものはないのかと思う。
厳しい停職や減給。学校の異動人事。とことん苦しめないといけないというのは、あまりにも理不尽だと思う。
『踊る大捜査線』ではないけれど、職員が現場でちゃんとやっているのに、生徒たちに教えない会議室で話す偉い方なんかに分かるはずが無い。根津先生は、二中のみんなが応援してくれていたし、分かっていたはず。今日だって『がんばって』と励ましてくれていたし。中学校は先生主導だけど、先生を判断するのは生徒自身。生徒の意見が尊重されるべきだと思う。
長々と書いてしまいましたが・・・。すいません。では、3日から鶴川二中で教員として頑張ってください。そして、鶴川二中の生徒に根津先生の授業が出来ることを。」
Gさん:「(前略)先生と直に話せたし、先生の周りにはいろんな方のサポートがあるということが生でわかって、すごく嬉しかったです。様々なことを勉強させてもいただきました。大学で平和学を少しかじって、先生のやっていることは本当に「平和学習」なんだなって実感しました。先生の生徒さんとの触れ合いや、昨日お会いした社会人の方々をみて、平和的方法の過程で得られるものってこれなんだ、って。ガンディーも個々では小さくても、でもたくさんのサポートに囲まれてました。(後略)」
朝、出勤途上のHさん(保護者)と挨拶を交わすことができ、最後の日にお礼が言えてよかったと思っていたら、何とHさん、帰宅時には冷茶を差し入れてくださった。強い日差しではなかったが、それでも一日中コンクリートの路面にいると体が熱っぽくなる。ほてった体に、冷茶のおいしかったこと! 何よりも、お心遣いがとってもうれしかった。Hさん、ありがとうございました。
3日から、がんばろう。
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根津公子です。
停職「出勤」日記(12)をお届けします。毎日何かしら新しい出会いがあります。
5月19日(月)
立川二中へ。午前中一時雷雨。あとは、真夏を思わせる日差しだった。
生徒たちに「おはよう」の声をかけ、出勤途上のいつもの人との挨拶を終え、JRのレール破断についての本(安田浩一著)を読んでいた。人影に気づき顔を上げると、プラカードを見て青年が立っている。
青年はプラカードを指差し、「僕も全くこのとおりだと思います」と。左利きのことを教員にとがめられた体験があり、そこからわかったことが、「先生だから正しい、偉いのではない。先生も一人の人間に過ぎない」ということ。だから、「指示だから従うものとは思わなくなった」と言う。
彼は八王子のA中、B高校出身ということで、一層親近感を持った。今日読もうと思って持ってきた、私の停職「出勤」日記が掲載された「戦争と性」25号(谷口和憲編著)をプレゼントした。
今日のプラカードには、「君が代」不起立停職3ヶ月処分は不当です/憲法19条 「思想および良心の自由はこれを侵してはならない」に違反すると思います」「『君が代』について説明さえせずに起立させる。『指示には考えずに従え』というに等しいことです」と書いていた。
午後はCさん(教員)の訪問を受けた。偶然にも彼女が小学校で担任したDさん姉妹が二中に転校してきていて、彼女はDさんたちとの再会も果たした。
今日は5時間授業で、明日は定期テスト。だから、下校時刻が早い。「今日は早く帰って試験勉強をしよう。来週、ゆっくりおしゃべりしようね」と言いながら、やっぱり、1時間も入れ替わり立ちかわりでおしゃべりを楽しませてもらった。「二中に来て皆に会うと元気が出るよ」とふと漏らすと、「えっ、そんなふうに言われるとうれしい!」と。JRのレール破断についての本を見つけ、「読みたい!」と、一人の生徒が借りて帰った。
生徒たちが皆下校して5分も経たないところへ、今度は卒業生の訪問。学校にも私にも用事があってのことだった。彼女とは、歯医者さんの予約時間ぎりぎりまでおしゃべりをした。
相手(友だち、家族)を想う優しさに触れ、私の心もあったかくなった。
彼女からもらった私宛の手紙を、家まで待ちきれず、信号待ちの車中で読み、幸せに浸った。元気200%の帰路だった。
6月21日(水)
調布中(2003年度)への異動控訴審判決が出された。
異動要綱は「法律、規則でも条例でもなく、・・・内部的指針に過ぎない」のだから「その行使は都教委の合理的な裁量に委ねられており」、通勤時間が異動要綱の定める90分を10分や15分超えても構わないという、不当判決。
同じく不当判決ではあったが、「異動要綱に合致しない転任処分については、特段の事情がない限り、裁量権の逸脱があると推認され」ると原則は一応押さえた、Eさんの控訴審判決および私の地裁判決(いずれも05年)から大きく後退している。
今回の控訴審判決に沿えば、都教委が、異動要綱に通勤時間を明記する必要も、いや、異動要綱それ自体を作る必然性もなくなってしまう。都教委の裁量、すなわち、都教委の意のままに行うと言うのだから。
実際、2003年7月都教委はさらに異動要綱を改悪し、「通勤時間120分」「1年ごとの異動可」とした。「校長に楯突く教員は・・・1年ごとにどんどんぐるぐる回」せ、と米長教育委員が発言したそのままがいま進行している。
私が鶴川二中へ異動させられたのは、このサンプルみたいなもの。1日4時間を超える通勤時間は当事者にとっては、日常的懲罰そのもの。それはさておいても、1日の交通費は2000円。税金の使途として、大いに問題だ。
6月22日(木)
鶴川二中へ。報道関係の仕事をされているFさんの取材を受けた。
そのあと、初めての方Gさんの訪問を受けた。近所にお住まいで、2週間ほど前に通りかかられ知り合いになったHさんのご友人とおっしゃる。Gさんのお住まいもここから徒歩圏とのこと。
Gさんご自身は「『君が代』を、日本人皆の幸せを願う自然なものとして歌う」とおっしゃる。「でも、強制はよくない」とも思われる。
私について、なぜ立たないのだろうと不思議に思われ、直接会ってみたいと、訪ねてくださったのだった。
好奇心旺盛、ご自分の目で見、頭で考えるスタンスの、魅力的な女性。話しはやがて、操作された情報や事実の見極めについてに及び、何事も自分の目で見、頭で考えることが大切であること、自分の考えと違う人を排除するのではなく、違いを論じ合うことに意味があるということで大いに一致した。
午後はHさん母子が、帰りがけに立ち寄ってくださった。お子さんは私にお菓子を二つ、差し入れてくれた。自分のおやつを分けてくれたのかな?
ところで、ここのかなりの生徒は、私の行動を見て、「へんなやつ」と思っているのかもしれない。でも、そこでピリオドを打たずに、なぜ、どうして?の疑問を大きくし、社会を覗いてほしい。せっかく出あった事実にしっかり目を向け、考えるきっかけにしてほしい、と思う。
6月23日(金)
都庁でチラシまきと情宣。
チラシには、私が起立できない理由を主に書いた。今日も13人の方が参加してくださった。
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根津公子です。
停職「出勤」(11)をお届けします。
6月13日(火)、14日(水)
鶴川二中へ。両日とも、車のスピードを徒歩ほどに落とし、私を観察する車がかなりある。出てきて、疑問をぶつけてくれればいいのに、と思う。
私はいつものように、知り合いになった人たちと挨拶を交わし、時間に余裕のあるおじいさんとは長い時間を共にし、昔話を聞いたり歓談したり。
14日の昼下がり、おじいさんとおしゃべりをしているところに、通りかかられた70代の女性が声をかけてくださった。脇には図書館のラベルのついた本を3冊抱えていらっしゃる。少女だった戦争中のこと、戦後、一人の労働者として闘いに立ち上がられた時のことを伺った。
そのご自身の体験から、現在を「戦前」と断言される。「戦争はもう、こりごり」、と心の底から噴き出すことばを聞いた。おじいさんも、「そうだ、戦争はだめだ!」。
女性は、私にカンパの申し出をしてくださった。ご自分のことのように感じてくださったことに、私も熱いものがこみ上げた。
同じ自民党国会議員であっても、戦争観、政治観が、戦争体験者と非体験者とで大きな違いがあることに示されるように、道行くお年寄りの多くが、今を「危ない」とおっしゃる。
月曜日まで出かけていて、小倉の松本清張記念館に寄った。最後のインタビュー記事が紹介されていた。「その飽くなき好奇心の根源にあるものは何ですか」と問われ、「『疑い』だね。…体制に対しても疑うし、学界的に偉い人が言ったことでも鵜呑みにせずに疑ってかかる。…もう少し加えて言うと、歴史にしても社会現象にしても、上から見ないで、底辺から見上げること」(1992)と。全くそう思う。
6月15日(木)
立川二中へ1週間ぶりの「出勤」。「おはよう、お久しぶり」の挨拶。遠くの方から手を上げて歓迎してくれる生徒。走り寄って、修学旅行のことを報告してくれる生徒。登校時だけでも私は元気をたっぷり分けてもらった。
2年続けての校門前「出勤」なのに、初めての出会いがいまだにあるものだ。今日声をかけてくださった60代の女性は、犬の散歩で時々ここを通られていたと言うが、今日が初対面。「日本の状況、ひどくなる一方なのに、皆、自分の得にならないことには、黙っていますからね…。」「大人社会を見れば、子どもが親殺しをすることだって、不思議じゃないですよ」とおっしゃる。「大人が道理ある行動をしたら、子どもは見ていると思います」と私。同じ思いをもっている人は、かなりいるものだ。
都立高教員のIさんの「もの言える自由裁判」を傍聴するため、午後は、「休暇」。
そして夜は、私と河原井さんの停職を心配した友人たちが開いてくれた「40秒で停職なんてとんでもない」集会に参加。250人もの人が集まってくださった。
6月16日(金)
恒例となった都庁前でのチラシ配りと訴え。「都庁で働く皆さんのお仕事の中にも、都民の幸せには決して繋がらない、と思われることがあるのではないでしょうか。そうしたことをぜひ、都民に晒してください。内部告発をし、ともに、都民の幸せに繋がる行政、教育行政をつくっていきましょう」と訴えた。
そしてその後は、私への処分を決める際、提出した署名がどのように扱われたかについて、質問してきたその続きで、都教委教育情報課の担当者と会った。
すでに提出していた5つの質問に答えをもらうことから始まった。今回も人事部職員課の回答を、教育情報課の課長が読み上げる。およそ回答とは言えないものなので聞き返すが、教育情報課には、それ以上の権限はない。
私たちはさらに、「職務命令が憲法違反でないかどうかはどこでチェックするのか」「職員課は都民の世論をどう考えているのか」などについて答えてほしいと要請してきた。
今日は雨だったため、昼近くになっても、ホームレスの人たちが動けずに庁舎前に大勢いらした。こうした風景は、常にこれを目にしている都の職員には、どう映るのだろうか、と思った。これでも、「平和な日本・平和な東京」と認識してしまうのであろうか?
夕刻、20年以上前の教え子にばったり遇い、しばらく立ち話をし、私はその中で停職であることを告げた。彼女は、東京の「君が代」処分について知ってはいなく、びっくりしていたが、「先生、曲がったことは、だいっ嫌いだったものね。今、そういう先生が少ないよ。がんばって」と、妙に納得していた。
彼女は私のクラスではなかったのになぜ、そんなふうに感じていたのかと訊くと、「授業を受けたらわかるわよ」。「化学調味料の授業は、今も忘れない。今も周りの若い子に話しているのよ」とも。懐かしさとともに、さわやかな気持ちになった。
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皆さま
根津公子です。
週末は出かけていて、帰ってきたらパソコンの状態が悪く、先週の日記をお送りするのが、今日になってしまいました。
停職「出勤」日記(10)をお届けします。
6月5日(月)
立川二中へ。韓国の新聞社のAさんの訪問を受けた。インタビューに応じている時に下校時刻が来てしまい、インタビューは一時中断。次々に立ち寄り、あるいは挨拶してくれる生徒たちと今日も楽しいひとときを過ごした。
積もる話のある生徒。教室で書いたお手紙を、ポケットから差し出してくれた生徒。登校時に会ったから、帰りにプレゼントしようと思ったのだそうだ。またある生徒は、お客さんに遠慮し、気を遣って、「また今度。さようなら!」と帰っていった。「今度いつ来る?」―「木曜日、かな」何度も何度も答えた。
今週末からの修学旅行、皆元気で行って来てね。
記者のAさんに、「韓国の人は自分の考えをしっかり言い、またそれを行動に移しますが、なぜできるんでしょう」と尋ねた。彼女は、きっぱり、「独裁政権を倒し、民主化を進めることができた体験が大きい。希望が見えるからたたかうのです」。
たぶん30代半ばであろうAさん。ものすごくすがすがしい表情をされた。当時高校生(?)だったAさんの、感動の体験であり、生きる基本になっているのだろう。そう、私も“希望”を捨てないから、行動しよう、と思うのだ。
6月7日(水)
鶴川二中。門前に立つ私をビデオ撮影するため、Bさんが来られた。私を撮っているだけなのだから肖像権の問題はないはず。出てきた副校長にはその旨話したので、誤解は解けたと思っていたら、そうではなかった。
近くの公園で早お昼を済ませ戻ると、私の自転車とプラカードを硬い表情で見ている人たちがいた。「町田署の者」とおっしゃる紺色のジャケットを着た男性、駐在所のおまわりさん、そして女性が二人。保護者ということだった。
女性に声をかけると、「ここを退いてほしい」とおっしゃる。「私は、都教委のやっていることが 教育に反すると思うから、起立できないのです。学校で起きたことでの処分で、私は間違ったことはしていませんから、ここは退けません。なぜ、私がここにいてはいけないのか、その理由をお聞かせください。また、私の気持ちも聞いていただきたいと思います」と私は答えた。しかし、話はされずに帰られた。
「子どもたちが、どういう人に育ってほしいのか」「どうすることがすべての人の幸せにつながることなのか」を基軸にして、この問題について意見の異なる人たちと語り合っていきたいと切に願う。
「君が代」処分は、私個人だけのことではなく、東京で起きている、しかも生徒たちが生活する学校で起きている身近な社会問題なのだ。生徒は、その渦中にある私を見て、社会を知る一助にすることはあっても、動揺などしない。
法令もまた、子どもを社会問題から隔離せよなどとは言っていない。子どもの権利条約は、子どもの「知る権利」を謳い、学校教育法は「中学校の目標」として、「(生徒に)公正な判断力を養うこと」を掲げている。
公正な判断力は、社会問題から遠ざけられていて育つはずはなく、また、選挙権を持つ20歳になって突然身につくものでもない。
小さい時からことあるごとに身近な社会問題に触れ、考える材料と意見を交わす機会が保障されることによって可能となる。世界を見渡しても、それをさせない国は、情報操作をする独裁政権国家くらいのもの。「先進国」と言われる国で、子どもには触れさせない、という国は日本以外にどこにあるだろう。
国際社会でよく日本人は、「自分の考えを持たない」と笑われるが、それも、社会問題を子どもたちから遠ざけ、また、大人社会ですら日常会話にしない、その結果ではないだろうか。
私の行為を、「排除」に動くのではなく、社会問題の材料の一つにして、意見交流をしたらいいじゃないか、と思う。そうすることによって、子どもたちの思考も深まるはずだ。好き嫌いの感情で判断するのではなく、ことの真理に照らして考え、意見を交わしてほしい。私も異なった意見に耳を傾けたいし、私の考えも聞いてほしい。
「君が代」で起立しない私の気持ちを知っていただきたいと考え、夕刻鶴川駅前で、個人名を入れて書いたチラシを道行く人に手渡した。
ディスカッションを大事にする校風を持つC高校の生徒たちの中には、「ください」と言ってくる生徒が多数目立った。
6月9日(金)
都庁前での情宣、チラシ配りは今日が7回目。その後教育情報課に行くのは、8回目。
3ヶ月前から出してきた署名の扱いについての質問と、その回答を求める中で出てきた新たな質問への回答を求め、今日その時間設定をお願いしていたが、ファックスで「部屋の確保ができなかった」と断ってきた。
私たちは、教育情報課長に署名を提出しがてら、私たちの気持ちを伝え、「部屋でなく、廊下の隅ででもかまわない」「今の時点で答えられるものだけでいいから答えてほしい」と直接要求をした。
今日回答をもらうことは叶わなかったけれど、夜、次回の設定打診が教育情報課からファックス送信された。継続は力なりか。「これ以上の処分をするな」の署名提出総数は、今日11回目で18063筆。
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皆さま
根津公子です。
一昨日もういいだろうとこたつを片づけたら今日はまた寒くて寒くて。日本列島は四季ではなく、冬と夏だけになってしまったようです。
今週は学校以外の「出勤」「出張」が半分でした。
停職「出勤」日記(9)
5月29日(月)
都庁「出勤」。私のほかに12人が参加。年休を取って来てくださった人も。感謝です。
8時、出勤する都庁職員にチラシを手渡し、「君が代」強制と処分について訴え、「皆さんのお仕事の中にも、都民のためにならないと思うことがあるのではないでしょうか?都民のための行政となるよう、声を挙げ、行動していきましょう」と語りかけた。今日で6回目、ご自分から手を出してくれる人が増えたような気がする。
10時半からは私たちが提出してきた署名(=私や河原井さんにこれ以上の処分をするな。解雇をするな)の行方と扱いについて、都教委教育情報課から回答をもらうことになっていた。今日は通算7回目。
会場の階でエレベーターを降りると、制服の警備担当者3人の姿が目に飛び込んだ。部屋番号を知らなくても、警備の人で部屋の方向が分かる。前回は私たち10数人と同じくらいの人数の、物々しい警備だったので、苦言を呈したからか、今日は私たちから見える人数は少ない。でも、物陰でスタンバイしていることは聞かずとも分かる。
1時間後終わって部屋を出たところで、ここ第1庁舎にはいるはずのない第2庁舎都教委の、いつもにわか警備となる若い職員とばったり出会ったりもした。私たちは大きな声など出さない。丁寧にことばでやりとりするだけなのに、声を荒げるのは決まって都教委の課長だというのに、なぜ、警備なのか? それも超過剰警備。こんなことに都民の税金を使うのは止めてもらいたいものだ。
部屋に入ると当然いるはずの教職員課長の姿がない。私たちが第1に求めていた「担当所管との対話の場を設定してほしい」との要求に、「教職員課長と折衝中」と聞かされていたので、人事部教職員課長が同席し、所管部署として責任ある回答をくれるのならと、私たちは都教委の意向どおりに回答を3週間も待ったのにだ。3週間は時間稼ぎだったのか?回答の前にまずそこを質した。教育情報課長は、「要請、苦情は情報課が対応するシステム(したがって教職員課長は出席しない)」と、初回だった3ヶ月前からまったく進展のない回答を読み上げる。
「私たちの思いを伝えてくれたか。どう伝えたか」と聞けば、「伝えた」と言う。「どういうことばで伝え、それに対してどういうことばで返事があったのか、ことばどおり再現してほしい」と言ったら、ことばでは一言も言っていないことがようやく判明。書面だけでのやりとりだと言う。書面を補うことばをなぜ使わないのか。担当所管に要請者の思いが伝わっていないのに、なぜ、さらにやりとりをしなかったのか。まったく納得できない。教育情報課長は、教職員課とやりとりに使った書面を私たちに郵送することは約束をした。
あと2つ、署名の扱いについては「内部手続きなので回答を差し控える」。累積加重処分については、「反省と再発防止(研修)を促しているにもかかわらず同様の非違行為をしているときに…(累積加重処分は)裁量である」。
これについてはほとんどやりとりができなかった。職員課の書面回答を見た上で、次回聞き質そう。私たちは都教委にどこまでも対話を求める。
5月30日(火)
午前中立川二中の運動会を見学させてもらい、子どもたちの弾けるようなエネルギーをいっぱいに浴びて、午後は私たち東京教組(=義務制)の「君が代」処分撤回の人事委員会審理に出席した。八王子市立N小校長(=04年3月当時)に対する尋問が行われた。
都教委代理人は校長に、「国旗に向かって起立し斉唱すること」との職務命令を発したかを確認するのみ。それさえ立証すれば、職務命令違反→非違行為→懲戒処分の正当性が担保されると言うもの。悪法や命令を以って侵略戦争に突き進んだ過ちを踏まえてなおかつ、この職務命令が教育理念に照らして正当であることを展開すべきが、そんなことなど一顧だにしない破廉恥な輩。校長や都教委には「君が代」を子どもたちに、考え判断させずに強制することが教育行為かどうか、その説明責任を果たしてほしいものだ。
私たち請求人側の尋問に校長は、「困った時には職務命令を出せと市教委から言われた」と言い、また、子どもの卒業を祝うことよりも儀式をきちんとやることの方が大事なのか、と問われ、「そうです。儀式が大事」と言ってのけた。何と言うことか!
また、不起立したAさんについて校長が書いた事故報告書にも唖然とした。「八王子市、東京、日本の教育にとってマイナスである」と書いたと言う。17日の人事委員会審理で「都教委は事故報告書をどう書いたらいいかわからない校長のために、事故報告書の書き方見本を参考として配っている」(=趣旨)と証言していたが、その見本をはるかに超えたこの「校長所見」。
子どもを祝うことよりも儀式をきちんと執り行うことに価値を置く校長に、子どもたちの日々の息遣いが届くはずがない。若くして校長に上り詰めたこの校長は、今は区教委指導室長っだと言う。
今日は板橋高校の藤田さんになんとも不当な判決が下りた。教頭の証言を100%採用し、藤田さんや生徒たちの証言を「虚偽」とした上に成り立つ判決。
5月31日(水)
鶴川二中へ。今日はとってもうれしいことがあった。
下を向いて書きものをしていたら声をかけられた。見上げてとっさにどなたかわからない私に、「この間の」と名乗ってくださった。先週「ここに立つのは迷惑」と怒りをぶつけた一人の保護者だった。あの時とは180度違う表情に、わかるはずがない。「今日はお一人ですね」とおっしゃるので、「私を訪ねる人が時々いますが、これは私の思いからの私一人の行動なんですよ」と言い、私が起立できない、教員としての理由を話した。きちんと聴いてくださった。きっと真面目な方なんだろうと思った。ぜひお互いに意見を交わしたいと思い、「時間のあるときにぜひお立ち寄りください」とお願いした。人の考えは千差万別ではあるが、人の誠意は考えの違いを超えて通じるもの。違いを擦り合わせ、互いの固定観念を緩め、そうしたらきっと何かが生まれる、と思う。気持ちを込めてお礼を言い、すがすがしい気分で後姿を眺めた。
昼下がり、お子さんの下校を出迎えたかと思われる若いお母さんが私のプラカードを見ていることに気づき、私は近寄って自己紹介をし、プラカードに書いた「学校は一つの考え(=国家の考え)を押しつけるところではありません。知り考え、意見を形成するところです」を指して、起立しない理由を話した。
「私は君が代は歴史的に見ても憲法との関係からも問題だと思います、でも、嫌いだから着席したのではありません。強制する、一つの価値観を押しつけることに反対だから着席したんです。私は自分が好きなことでも全員がそれを強制されるなら、拒否します。自由であることが大事ですから。一般には『個性の尊重』と言いながら、『君が代』では個性や個人の意思を認めないのはおかしいと思います」と言うと、
彼女は「全くおかしいですよね。これ(処分)はいじめですね」と怒っていた。そして私のささやかな行動に「ありがとう」と言ってくださった。
小学2年生と言うお子さんが、話しに興味を示し、「自分がやられていやなことは人にしちゃあいけない」とずばり。
今日も、近所のおじいさんや日課で散歩される方と、長いこと話をした。
6月1日(木)
鶴川二中へ。昨日に続き快晴。朝から気温は高い。運動会の予行をフェンス越しに、一人で、あるいはご近所のいつもの人たちと見学した。
6月2日(金)
教育基本法改悪の特別委員会を傍聴した。途中席を外したので都合、民主党3人と共産党(よく聞こえなかったので、たぶん)1人の質問を聴いた。
民主党議員の一人は、「連合国の関与で作られた屈辱的な教育基本法。全く新しいものを作るべきと思うがどうか」と言い、一人は「生命の大切さは教育上の大きなテーマ。宗教を生命と結びつけたのが民主党の法案の意義。政府案は粗雑だ」と言った。「教育勅語はすばらしいが、しかし…」に続けて、公式見解を言わざるを得ない政府側答弁を超える、民主党の主張。もう一人若い女性議員は、出生率の低さは個人の問題ではなく雇用や社会保障の問題、と指摘は正しいが、しかし、ここでの質問主張ではないだろう。
3人の質問を聴いていて、これじゃあ、与与党。委員会を開いたというアリバイつくりへの加担?!と思った。教育理念をめぐって質の高い論議ができない国会及び委員会の質を高めるために、傍聴や国会前座り込みをしたり、はがき・ファックスを送ろう。
(たぶん)共産党の議員は、憲法と教育基本法の関係や憲法9条と教育基本法前文から「平和」が削除したこととの関係性等を指摘し、また、来年度から行われようとしている全国一斉学力テストの予想される弊害を、すでに行われている東京都を例に挙げて批判した。今日唯一の指摘だった。
終始その場で配布された資料に目を通さず、また、だらしのない座り方をし、緊張感のない議員が目についた。この議員たちに、自身の「道徳心」を尋ねたかった。国民を愚弄するが故のこの態度なんだろうと感じたから。
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根津公子です。
停職「出勤」(8)をお届けします。
転送等構いません。
5月22日(月)
立川二中へ。久しぶりのお日様。
今日また初めて声をかけてくださった方が二人。自転車から降りて「(処分が)ひどいもんだね。軍国主義と同じだよ」と、おじいさん。もうお一人は、車の窓を開け、大きな声で「がんばってくださーい」。
卒業生のAさんが立ち寄ってくれた。自分の体験から一人ひとり違っていい、同一性を求めなくていいと思うのだと言う。いつも優しさとさわやかさを漂わせているAさんの、これまでを聞きながら、乗り越え獲得してきたことの大きさとともに、それまでの辛さ(=常識が幼い心に載せた重石)を思わずにはいられなかった。子どもは幼くても人格を持った一人の人間であることを、Aさんは語らずとも、知らしめる。マイナスの体験をプラスに転化させたAさんのことばに心から納得した。
私が「君が代」の強制に体を張って反対するのは、個性や人権を否定し、同一性を強要する社会にさせてはならないと思うからなのだが、Aさんの感じ方と共鳴するところが多少でもあったのかな。
Aさん、いい時間をありがとう。
午後はほかに訪問者2組4人。
学校は、運動会まであと5日。1日中運動場がにぎやかだ。放課後練習時は、門の中と外とでおしゃべりを交わし、放課後はいつものように。1週間の始まりに今日も元気をもらった。
5月23、24日
2日続けて鶴川二中へ。
2日続けて文句を受けた。
23日1件目。「あんた、日本人か!」。顔を上げると60代後半位の男性。答える間もなく続けて、「ふん、君が代…国歌だ!」と吐き捨てるように言い、去ってしまった。
2件目。近くにお住まいのBさんが私を訪ねてくださっておしゃべりをしているところに一人の女性が歩を止め、突然大きな声で感情を荒げて、「Bさん、ここで何してんのよっ。こんなことにかかわるのやめなさいよ」「ホームページを見ると右翼がやってきたというからここにも右翼がやってくるかもしれないでしょ」と言う。どうも私のことを非難し、その非難の矛先を顔見知りのBさんにぶつけているようなので、私は自己紹介をし、話を引き継いだ。右翼が直接学校を訪ねたり、私と会ったりはしていないことを言い、私がここに立っているのが迷惑なのは、右翼が来るかもしれないからなのか、立っていること自体がなのか、と訊いた。その人は「立っていることが」と言う。さらに、「静かな住宅地に似合わない」「保護者としては、怖い。気分が悪い」と。「保護者、ではなくて、保護者の一人であるあなたは、ですね?昨年の新聞調査では、都民の70%は処分付き強制に反対でしたから」「気分が悪い、似合わない、ではなく、きちんとお話をしましょう」と伝えた。
24日には、近所の老人や訪ねてくれた友人たちとおしゃべりしているところに、気づくと3人の女性(=保護者OB2人と保護者1人だとのこと)が険しい表情で私のプラカードを見ている。
近寄って自己紹介をし、「何かおっしゃりたいことがあるのですか」と尋ねると、「ここに立たないでほしい」と続けざまに言う。訳を尋ねると、「教員なのだから子どものことを考えなさい」「国歌なのだから起立すべきだ。歌うまではしなくてもいいが」と。
「私は教員だからこそ、こうしているんです。社会で起きている事実を子どもたちが知ることはいけないことでしょうか」「国歌だから起立と、なぜ自明の理のように結論づけるんでしょう」と一言聞き返したところで、少し前から暗くなっていた空から雨が落ち始め、3人は去ってしまった。私は背後から、「またいらしてください」と声をかけた。
この人たちが「子どものために」と言うことと、私の言うそれとはどこがなぜ違うのか、どういう人に育ってほしいと望んでいるのか、両者の意見を出し合い、語り合いたい。相手の意見を聞き、考え合う作業が必要、と思うから。
人通りの少ない鶴川二中の前ではあるが、今日も初めての方二人を知った。お一人とはじっくり立ち話をした。もうお一人は立ち止まって、「ご苦労様です」と丁寧に頭を下げられた。
5月27日(金)
今日は入学式での不起立者5名(すべて高校)に対しての処分発令日。都教委への抗議と不起立者への激励に参加した。70名以上の人が駆けつけていた。
今回初めての不起立者が2人(=戒告)。考えながらの2回目の人が3人(=減給1ヶ月)。
都教委が凄まじい攻撃をしていることを承知で新たに決意し、不起立不服従行動に出る人が続くことは、希望であり、強固な連帯だ。今回処分を受けた人が言っていた。「定年までの年数を考えたら、ここらでやらなくちゃと思って」「当然のことをしただけです」。
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根津公子です。
停職「出勤」(7)
だらだらとながーくなってしまいました。さびの効かないお寿司のようで・・・。
もし、文字化けをしてしまったら、添付文書を開いてください。
先に呼びかけをさせていただきます。
今週26日の都庁行動は中止し、29日(月)の朝8時からチラシまきをします。その後、10時30分から教育情報課から答えをもらいます。ご参加してくださる方は、ご連絡いただけるとありがたいです。
5月16日(火)
午前中は鶴川二中に。今日も副校長はプラカードの文字を写真に収めた。雨で濡れて書き換えただけなのに、一目見て違うと気づくのだから感心する。「3ヶ月が終わったところでその記録写真をくださいね」とお願いした。
学校のすぐ近所に住まわれる保護者OBの方が友人から聞いたからと訪ねてくださった。午後から教育基本法の国会審議の傍聴ができることになり、出発しようとしたところに、オートバイが止まった。若いカップルだった。横浜から私を訪ねてくださったのだ。ゆっくり話をする時間がなくて、お二人には申し訳なかったし、残念だった。
午後は国会を傍聴をした。教育基本法改定の趣旨説明とそれを巡っての各党質問。提案は半世紀経って、社会の変化や教育・子どもをめぐる問題が起きている現状に合わないからというもの。趣旨説明とは言えない趣旨説明を補強する自民党下村博文議員の質問。例の通り、「不登校、学力低下、凶悪な少年犯罪…どれも戦後教育にある。改正は自民党結党以来の悲願だった」と脈絡なく切り出した。
他方、共産党石井議員と社民党保坂議員は改定の問題点を指摘し、質問された。
@「国を愛する態度とは、戦争することに忠誠を誓えということだ」――答弁:「子どもを戦争に追いやるものではない」と言うが、その裏付けはなし。
A「議論を尽くしたというなら、その会議録を出すべき」――「政府は答える立場にない」。都合のいい逃げことば!
B「愛国心で評価評定するのは再び非国民を作ること。歯止めがあるというならそれを示せ」――「生徒に強制するものではない。教員は指導する立場にある。内心の自由を侵害するものではない」。7年前に聞いた答弁だ。
C「不当な支配とは、誰が誰にするものか。どこで判断するのか」――「この法律…に定めるところにより」と政府案の条文を読むだけ。誰が誰に、どこで、には答えず、これも逃げた。「愛国心」はもちろん問題だが、この条項が最も問題だ。教育行政が教育内容を決めてもいいことになりそう。報道は、ここの問題点を「愛国心」と並べて報道してもらいたい。
D「国家神道を復活させる意図はないか」―― 「一般的な宗教観を教えるもので神道ではない」。戦前神道を宗教と区別し、学校に入れてきた歴史を見たら、「一般的な宗教観」=神道であることは明白であろうに。
E「全体の奉仕者、を削除した理由は」――「私立学校も含むから」。ということは、学校の忠誠度に応じて助成金の額に格差をつける、特色のある私立校は切り崩すという、国立学校にしたと同じことをするということか?!
理由や証拠を示して答弁してもらいたいものだ。趣旨説明にも答弁にもならない政府の対応をしっかりたたき、広め、緊急に反対する声を大きくして行かねば。これを通してしまったら、全国の教育が東京状態になってしまうから。
5月17日(水)
今日は全日「君が代」の人事委員会審理。
被処分者合同で都教委近藤精一指導部長、臼井勇人事部長(いずれも当時)に対する尋問だった。組織や校種を超え、一丸となって取り組むことは都教委にとっては、脅威だろう。団結を見せつけられたのだから。被処分者の会の皆さん、ありがとうございました。
近藤精一元指導部長と臼井勇元人事部長、二人とも、「職務命令は校長に出した。だが、『職員に対し、職務命令を発せよ』とは言っていない」と逃げ切ろうとした。
◆近藤精一元指導部長尋問:
氏は10.23通達を出した担当部長。
10・23通達をなぜ出すに至ったかを訊かれ、「学習指導要領に沿ってほしいと願った」と言う。学校現場に抵抗が強い、その理由をまじめに考えたことがあるかと問われても、「学習指導要領」。
戦前の教育の反省から生まれた教育基本法には触れずに学習指導要領しか言わないが、学習指導要領の全てが正しいと言えるのか、と問われると、「戦前のことはわからない」。
また、「指導・助言」を超えて校長に職務命令を出すことは法に触れないかを検討したかと訊けば、「法のことはわからない。対策本部と各部で検討してきたはず」。
横山教育長(当時)らが随所で言ってきた「日本人としてのアイデンティティー」に触れ、一つの考えを学校現場に及ぼすことの妥当性を訊くと、「(それが)特定の考えではないと信じている」。
無理矢理立たせることは生徒の内心の自由を侵害することになりますよね、と問えば、「教育の方法としては無理矢理はいけない」とは言うものの、「憲法の問題としてはわからない」。
わからないままに通達を出されたのではたまったものではない。
語尾不明瞭、なるべくなら答えたくない、という様子だった。
◆臼井勇元人事部長尋問:
氏は懲戒処分を決定する責任者。近藤部長と性格は対照的。ちょっと追及されると居直り、投げやり的な口調になった。氏も「公教育の根幹は学習指導要領」と言った。
10・23通達は都教委による教育への関与(介入)が考えられるが、検討したか、と訊かれ、「指導部で検討したと思う。こちらでは詳しくは検討していない」。責任逃れの、なすり合い。
04年3月の処分は、「分限審査委員会を開かずに書類を持ち回り、押印した」だけ。不起立者の思い等は「斟酌したが量定に入れなかった」。それは斟酌しなかったということ。外形的行為だけで処分を決めたということだ。立つか立たないかの行為のみ、あとは一切関係ない!と聞こえる。
「入学式を前に」(見せしめ的に)早くに処分発令をしたかったとも。
東京だけの加重処分については、「裁量権者の問題。裁量の範囲」だと言う。触法の危険があると「裁量」にシフトするのは、都教委の常套手段だ。
何と言うことか!教育的視点の微塵もない官僚たちが付いたハンコ一つで停職3ヶ月。十分想像はしていたが、こうぬけぬけと言われると、改めてはらわたが煮えくりかえる。
上意で動くこの人たちには、上意が学習指導要領ならば、学習指導要領。そのまま受け入れる。考える、という行為はない。そうやって政治や行政が動いていることを多くの人に知らせよう。
なお、この傍聴に40人もの都庁職員が動員され、傍聴のくじを引いた。時間とお金を使って傍聴に来た人たちを入れさせないためでしょう。傍聴する権利を奪うことが職務なのかどうか、この職員たちにも、ご自分の頭で考えてもらいたい。
5月18日(木)
立川二中に。
「停職『出勤』日記」をご覧になったという父子が来てくださった。21歳の息子さんは中学生の時、信仰から起立を拒否された。その時クラスメイトに殴りかかられたという。殴った生徒にとってはは知らされない故の無知、そして、「正義感」からの行為だったのだろう。
教員たちが黙っていたら、学校はこうした「少国民」を生み出すことになってしまう。黙っていることは、強者に荷担すること。自覚したい。
今日は取材を受けた。放課後は生徒たちとわいわいがやがや、愉しませてもらった。
5月19日(金)
都庁での情宣活動。今日も14人が参加してくださった。その後教育情報課に行き署名を836筆提出してきた。締めて、17136筆。17日の臼井人事部長の証言からすると、これだけ大勢の人の声も「斟酌したが、量定にいれなかった」と言うのか? 29日の回答の場(10時30分から。設定済み)では、まともに答え、また、担当部署の回答できる人を同席させてほしいと念を押してきた。
その後、国会前の座り込みに、夕方からは多摩教組の総会に参加した。
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根津公子です。
2点についてメールします。
一つはお近くの方に、集会のご案内、その1です。遠くのかたには状況報告としてお届けします。
もう一つは、停職「出勤」日記(6)です。
長くなりますので、貼り付けと添付でお送りします。
■1
「河原井さん根津さんの停職処分に抗議し、教育基本法改悪に反対する集会」
実行委員会への参加・賛同・集会への協力のお願い
河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会
ついに教育基本法の「改正」案が国会に上程されました。「天皇の臣民」をつくる戦前の教育の反省から生まれた「こども達の人格の完成を教育の目的とする」教育基本法の精神を大転換させて、再び教育を国家支配の道具として使おうとする、法案となっています。
東京都教育委員会は教育基本法改悪の先取ともいえる処分を出し全国にも例のない、たった40秒間の「君が代」斉唱時の不起立に対して、信じられないほど重い処分を出しました。このまま不服従を貫くならば「解雇」までも考えられる事態となっています。
私たちは「これ以上の累積処分をするな・解雇をするな」と言う署名活動を行ってきました。短期間にもかかわらず多くの方々の賛同を得て16,000筆以上の署名が集まりました。しかし、都教委は、私たちの声を無視して、調布養護学校の河原井純子さんに対して「停職1ヶ月」、立川2中の根津公子さんには「停職3ヶ月」の処分を出しました。河原井さんは、停職中にほぼ毎日出勤をしました。現在停職中の根津さんは、処分時と異動先の二つの学校の門前に終日出勤しています。また、週1回の都庁抗議行動も行っています。
二人に対する停職処分は絶対に許せません。なぜならば、このたたかいはすべての教育労働者への攻撃の歯止めとなっているからです。
国会の状況も予断を許さない現在ぜひとも、教育育基本法改悪反対と都教委の暴走をゆるさない集会を持ちたいと考えます。そのためにも以下のことを御協力お願いします。
@集会の実行委員になってください。
A集会の賛同団体・賛同者になってください。
B集会の宣伝をしてください。
C仲間をさそって集会に参加してください。
多くの方に実行委員会に結集していただき、共に集会をつくって行きたいと思います。
よろしくお願いします。
┌──────────────────────────────────────┐
│ 第1回実行委員会
│
│ 時 5月15日(月)18時30分から
│
│ 所 立川市中央公民館 第1教室 (解雇をさせない会で借りています。)
│
└──────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────────┐
│ 集会名称等の(案)
│
│ 40秒で停職なんてとんでもない!「君が代」解雇をさせない6.15集会
│
│「これは教育基本法改悪の先取りです!」
│
│ 時 6月15日(木) 18:30
│
│ 所 八王子労政会館ホール
│
└──────────────────────────────────────┘
■2
停職「出勤」日記(6)です。転送されて構いません。
停職「出勤」日記(6)
5月8日(月)都庁へ
今日で都庁での情宣活動も4回目。8時、何と今日は17人もの人が集まってくださった。マイクで話し呼びかけ、チラシを手渡す。
いつもと同じスタイルなのだが、今日は用意したチラシが早くになくなった。こちらが大勢だったからなのか、毎週の行動で道行く人に認知されたからなのか。「これも石原都知事がやっているんですか?私たちもひどい目に遭わされています」と言って、受け取っていく方もいらした。
10時半からは教育情報課の課長とAさんと面会。
@2月27日から2ヶ月以上にわたって提出してきた署名がどう扱われてきたのか。処分発令前から提出してきた署名が、処分を決定する際にどのような扱いをされたのか、その経緯は。宛先人の教育長、教育委員長は署名を見ているのか
A処分が適正とは、どういった経緯と理由からか
B今まで文書回答を求めたが、「回答は差し控える」というものばかり。回答とは 言えない回答について釈明してほしい。 C私たちの質問に、回答のできる担当所管課を同席させてほしい。 ということについて回答をもらうことになっていた。
しかし今回も、
@関係する部署に周知している
A地公法32,33,29号を根拠とした B回答をしている
C教育情報課が窓口。
これが回答だという。私たちの訊いたことへの回答ではないから、さらに質問をするが、「やり取りをする場ではない」と、課長は時々声を荒げてシャットアウトしようとする。それでも私たちは、所管課と会わせてほしい。「回答を差し控える」ではなく、回答をしてほしい。回答ができなければその理由をきちんと説明してほしい。なぜ累積加重処分なのか、その説明も次回必ず回答してほしい。教育情報課の仕事としてしっかり回答を引き出してきてくれるよう、要求した。
私たちはどこまでも対話を要求しているのだと、念を押し、次回の回答・面会日時の設定を要請して終えた。
NIPPONという雑誌に例の古賀、土屋都議が「教育正常化を阻む東京都教育庁のサヨク幹部」と題した文章を寄せている。教育への不当介入を自ら告白するようなこの稿は、教育の正常化は前進してきているが、それを阻むのが、「教育長内部に巣食うサヨク分子と、加えて不正を見てみぬ振りを決め込む輩」だと言いたい放題を言う。
議員の介入、監視の中で当然、息苦しい思いをしているであろう都教委職員たち。彼らはどんな気持ちで仕事に当たっているのだろうか。少しは声を上げているのだろうか。本音を聞きたい。
5月9日(火)立川二中へ
離任式以来の10日ぶりの「出勤」。妙に懐かしい感。今日はまた、底冷えがする1日、厚手のコートで体温を保った。連休中に冬物をクリーニングに出さなくてよかった。
寒かったけれど、きょうはまた初めてことばを交わす何人もの人と出会った。
ご近所にお住まいだとおっしゃる初老の女性は、私のことを、去年も今年も何かの調査で座っているのだと思われていたそうな。わけを話すと、「今、こんなことがあるんですか。昔のようですね」と。
別の方はプラカードを指して、「このこと、テレビで見ました。がんばってください。応援しています」。通行人5人に声をかけられ、何人かとはじっくり話し込んだ。
また今日は保護者の出入りが多く、その中には挨拶を交わすだけではなく、この件で今日新たに声をかけてきてくださった方が3人。
お一人は、「影ながら応援して来ました。それを伝えたかったのですが、学校の中では気を使ってしまい…。子どもには、先生がこうしていられることの意味がわかる時がきっと来ると思います。こう言ってはなんですが、その機会に恵まれて、感謝をしています」と。私の視点と同じだ。一般的な「応援」とは違う、保護者ご自身を通して捉えてくださったことに感激した。
そういえば、離任式の日にも保護者何人かから温かい言葉をかけていただいた。こうして見ると、「7割の都民が『君が代』処分に反対」という昨年の新聞社調査と同じなんだ、と合点する。
下校時間帯は、5時まで途切れることなく次々に立ち寄っていく生徒たちと会話を楽しんだ。
Aさんは、朝渡したメッセージ(返信)がすごくうれしかった、と言っていた。
Bさん、Cさんはまた長いこと話し込んでいった。「君が代のことも他のことでも学校は、隠さずに事実を教えてほしい。異なった意見があるときはそれらを教えてほしい。一方の意見だけじゃ、私たち、考えたくても考えられない」「根津先生が行動し、自分の意見を言ってくれるから、社会には違う意見があることを私たちは知れたけど、先生がいなかったら、知れなかったよ」「いい学校に行くためだけの勉強はしたくはない。本当のことを知り、それを社会のために生かしたい」という二人と、政治のあり方、生き方いろいろ語り合った。次回「出勤」するときに「社会のことを知れる本を持ってきて」と頼まれた。
今日も、たくさんのエネルギーをもらった。
5月10日(木)鶴川二中
先週は来なかったパトカーだが、今日は再開か、いつもの時刻にゆっくりと通った。副校長はカメラを持って姿を現し、プラカードを写真に撮っていいかと訊く。「いやだ、だめだと言ったら、どうされます?」と遊び心で言うと、副校長は「撮ります」。
「それなら、撮っていいですか、ではなく、撮らせてもらいます、でしょ?」。「公開していることだから、撮ってかまいませんが、文言が換わるたびに撮らせて、と言われると一言遊びたくなりますね。都教委に報告するためですか?」と訊くと、前回と同じように副校長は、「報告などしません。撮りたいだけです」。
まさかこんなものを撮影する趣味のある人など、いるはずもないだろうに。
休み時間、一つの教室から「根津公子ファイト!」と声がした。それに反応して別の生徒が、「君が代最高!」と連呼した。私の反応を試したいのかな?茶目っ気たっぷりのこの生徒と、会話をしたいなあ・・・。
一体、「根津公子」って何者?何で「君が代」に反対するの? 多くの生徒たちにはとっても不思議なのだろう。今まで漠然と「君が代」=国歌と捉え、平穏だったところに、初対面の根津が何かもの申す。それは、生徒にとっては、今まで見たことのない風景なのだろう。生徒たちには、受けたショックを、いつの日か考えるきっかけにしてほしい、と願う。
近くにお住まいの方2人が訪ねてくださった。
5月12日(金)立川二中
佇む私を去年も今年も見ていて、声をかけるまでに時間がかかる人は多いのだろう。
「前から声をかけようと思っていて」と、一人は出勤途上の方が自転車を止めて、もう一人は年配の方が話していかれた。
「こうして社会に明らかにしてもらうと、よくわかります」「やっているうちに、わかってくれる人が多くなっていくんじゃないかな」。
それぞれ異なった時間の会話なのに、偶然にも、お二人の言われたことは同じことだった。
そう、私の「出勤」行動は、直接的には都教委に対しての意思表示であるけれど、それを通して、社会に、保護者に生徒に事実を提示し、問いかける行為でもある。
今日も下校時間帯は何人もの生徒が話しこんでいき、楽しい時間をもらった。Dさんは、風邪で部活を休んだと言いながら、久しぶりだからと、Eさんも一緒にながーく話しこんでいった。今日は暖かかったからいいけれど。
北海道のFさんが、そのために昨晩の便で上京され、校門前に訪ねてくださった。
今週で3ヶ月停職の半分が過ぎます。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
根津公子です。
お近くの方には、都教委に対する行動の呼びかけをさせていただきます。
毎週1回都庁前でチラシまきと、署名提出 をしています。次回は5月8日です。8時、第1庁舎前集合でチラシまき、10時30分から署名提出と教育情報課から回答を聞くことを行います。
ご参加くださる方は、お知らせください。
(1)は、前回の署名提出の報告と教育委員会定例会の傍聴報告です。参加者の一人が書いてくれました。
(2)は停職「出勤」日記(5)です。
(1)
4月21日(金)a.m9:30 都庁第1庁舎 25F会議室
今日は前回の署名提出時に約束が取り付けてあったので、30人ぐらいの席がある大きな会議室に通された。相手方はこの4月から赴任した教育情報課の黒田課長と引き続き担当の馬場さん。こちらは、根津さんを含めて8名。
まず、黒田課長から「今までの署名は、人事部職員課と教育政策室、指導部指導企画課に知らせてある」と説明があった。この課長は前回のM課長のように感情をもろに出してくるタイプではなさそうだ。しかし、肝心なことはひと言も言いそうにない用心深いタイプに見受けられた。受け取りたがらない男たちパターンその2ってとこか?
こちらからは次のように要望した。
@「累積加重処分はやめてほしい。こんな処分を出しているのは他の県教委にはない。」
こういう訴えをしている署名を受け取りながら、『適正に判断している。回答は控えさせていただく』では、何の回答にもならない。人事部職員課の課長と会って話す場を設定して欲しい。
A3月13日に1回目の署名を渡してあるのに、3月31日には「停職3ヶ月」の処分書が出ている。教育情報課はただ署名簿を所轄に回すという仕事だけでなく、我々の要望にきちんと答えて欲しい。
B処分はどんな規定の下に何処で決めているのか。都民の立場から聞きたいことをきちんと情報として知らせてくれないと教育情報課の存在意義はないではないか。
以上の3点を要望し、署名250筆(合計15,727筆)を渡し、結局、5月8日(月)に再度会う約束をしてきた。
ところが、後日4月27日(木)に都教育委員会の定例会に「懲戒処分の見直し案について」の議題が出るということで、傍聴して驚いた。
この日に話し合った会議室と同じ大きさの教育委員会室には、5人の教育委員(木村、米長、高坂、鳥海、内舘)の後ろに、70〜80人の教育委員会職員がずらっとすし詰め状態で座り、教育委員の話を唯々諾々と頭を垂れて聞いているのだ。
こういう異常な状態の中で、「懲戒処分の見直し案」は提案され、議論もなく通るのです。
その案には、「処分量定の加重:過去に非違行為を行い懲戒処分を受けたにもかかわらず、再び同様の非違行為を行なった場合は量定を加重する。」という文言がある。
しかも、高坂正尭教育委員は「今朝のサンケイ新聞には、懲戒処分の見直しが載っていたが、私の読む朝日にも、日経にも載っていない。もっと量定加重についてしっかり周知徹底を。」という発言をする。それに対して、提案部署の職員は答えもしないで、会議は進む。
嗚呼なんということだ!! こういう教育委員会の空気があってこそ、ああいう教育情報課の対応が生まれてくるのだ。
5月8日の署名提出には、大勢の人が結集されたし!!
(2) 停職「出勤」日記(5)
5月2日(火)
昨日今日と続けて鶴川2中へ。
1日は文字通りの五月晴れ。気温も朝から高かった。寒いのは堪えるが、多少の暑さは気にならない。陽に照らされた柿の若葉がまばゆい。風にやわらかに揺れ、おいしそう。今を過ぎると食べられなくなっちゃうな…などと思う。鶴川二中の周辺は緑が多く、1ヶ月の間に木々や草花が次々に変化を楽しませてくれた。
顔なじみになった園児のお母さんとおしゃべりをし、また、何人かの方と挨拶を交わした。次にはお年寄りの男性2人の話の聞き手を長い時間していたら午前中が過ぎてしまった。Aさんの友人のまた友人のBさんがお弁当を差し入れてくださった。持参したお弁当は夕食に回し、炊き込みご飯と季節の野菜をおいしくいただいた。
犬の散歩をしていた60代後半くらいの女性が足を止め、プラカードに目をやっていらっしゃる。そこにまたもう一人が加わった。急に理解ができないように見えたので、「停職にされたのは、私です」と言うとびっくりされ、「なぜ、そこまで石原都知事はするんでしょうね」「ひどい世の中になっていくのが怖い」とおっしゃる。
新聞報道で知ることが、停職処分を受けてここに立つ私を見てはじめて実態として知ることになるのだと、実感する。「不起立で教員を処分」という報道に接しても、顔が想像できない報道では、人々の記憶には留まらないのだろう。
この1ヶ月で、と言っても数えてみると鶴川二中前に「出勤」したのは7回。それでもかなりの道行く人に、都教委のしている事実の一端を報せることはできたのではないか、と思う。
放課後は、学校周りをランニングする生徒たちを眺め、時々おしゃべりをし、一日が終わった。
2日は一転して、雨。時々激しく打ち付け、雷が発生。ちょうどそのとき私を訪ねてくださった近所にお住まいのCさん宅に一時避難させてもらった。午後はDさんが訪ねてくださった。
昨日今日訪ねてくださったご近所にお住まいの3人の方は、私がここに異動にならなければ、出会うことのなかった方々だ。この数年、次々に異動と処分を繰り返しされることによってたくさんの方との素敵な出会いがある。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
根津公子です。
お近くの方には、都教委に対する行動の呼びかけをさせていただきます。
毎週1回都庁前でチラシまきと、署名提出 をしています。次回は5月8日です。8時、第1庁舎前集合でチラシまき、10時30分から署名提出と教育情報課から回答を聞くことを行います。
ご参加くださる方は、お知らせください。
(1)は、前回の署名提出の報告と教育委員会定例会の傍聴報告です。参加者の一人が書いてくれました。
(2)は停職「出勤」日記(5)です。
(1)
4月21日(金)a.m9:30 都庁第1庁舎 25F会議室
今日は前回の署名提出時に約束が取り付けてあったので、30人ぐらいの席がある大きな会議室に通された。相手方はこの4月から赴任した教育情報課の黒田課長と引き続き担当の馬場さん。こちらは、根津さんを含めて8名。
まず、黒田課長から「今までの署名は、人事部職員課と教育政策室、指導部指導企画課に知らせてある」と説明があった。この課長は前回のM課長のように感情をもろに出してくるタイプではなさそうだ。しかし、肝心なことはひと言も言いそうにない用心深いタイプに見受けられた。受け取りたがらない男たちパターンその2ってとこか?
こちらからは次のように要望した。
@「累積加重処分はやめてほしい。こんな処分を出しているのは他の県教委にはない。」
こういう訴えをしている署名を受け取りながら、『適正に判断している。回答は控えさ せていただく』では、何の回答にもならない。人事部職員課の課長と会って話す場を設定して欲しい。
A3月13日に1回目の署名を渡してあるのに、3月31日には「停職3ヶ月」の処分書が出ている。教育情報課はただ署名簿を所轄に回すという仕事だけでなく、我々の要望にきちんと答えて欲しい。
B処分はどんな規定の下に何処で決めているのか。都民の立場から聞きたいことをきちんと情報として知らせてくれないと教育情報課の存在意義はないではないか.
以上の3点を要望し、署名250筆(合計15,727筆)を渡し、結局、5月8日(月)に再度会う約束をしてきた。
ところが、後日4月27日(木)に都教育委員会の定例会に「懲戒処分の見直し案について」の議題が出るということで、傍聴して驚いた。
この日に話し合った会議室と同じ大きさの教育委員会室には、5人の教育委員(木村、米長、高坂、鳥海、内舘)の後ろに、70〜80人の教育委員会職員がずらっとすし詰め状態で座り、教育委員の話を唯々諾々と頭を垂れて聞いているのだ。
こういう異常な状態の中で、「懲戒処分の見直し案」は提案され、議論もなく通るのです。
その案には、「処分量定の加重:過去に非違行為を行い懲戒処分を受けたにもかかわらず、再び同様の非違行為を行なった場合は量定を加重する。」という文言がある。
しかも、高坂正尭教育委員は「今朝のサンケイ新聞には、懲戒処分の見直しが載っていたが、私の読む朝日にも、日経にも載っていない。もっと量定加重についてしっかり周知徹底を。」という発言をする。それに対して、提案部署の職員は答えもしないで、会議は進む。
嗚呼なんということだ!! こういう教育委員会の空気があってこそ、ああいう教育情報課の対応が生まれてくるのだ。
5月8日の署名提出には、大勢の人が結集されたし!!
(2) 停職「出勤」日記(5)
5月2日(火)
昨日今日と続けて鶴川2中へ。
1日は文字通りの五月晴れ。気温も朝から高かった。寒いのは堪えるが、多少の暑さは気にならない。陽に照らされた柿の若葉がまばゆい。風にやわらかに揺れ、おいしそう。今を過ぎると食べられなくなっちゃうな…などと思う。鶴川二中の周辺は緑が多く、1ヶ月の間に木々や草花が次々に変化を楽しませてくれた。
顔なじみになった園児のお母さんとおしゃべりをし、また、何人かの方と挨拶を交わした。次にはお年寄りの男性2人の話の聞き手を長い時間していたら午前中が過ぎてしまった。Aさんの友人のまた友人のBさんがお弁当を差し入れてくださった。持参したお弁当は夕食に回し、炊き込みご飯と季節の野菜をおいしくいただいた。
犬の散歩をしていた60代後半くらいの女性が足を止め、プラカードに目をやっていらっしゃる。そこにまたもう一人が加わった。急に理解ができないように見えたので、「停職にされたのは、私です」と言うとびっくりされ、「なぜ、そこまで石原都知事はするんでしょうね」「ひどい世の中になっていくのが怖い」とおっしゃる。
新聞報道で知ることが、停職処分を受けてここに立つ私を見てはじめて実態として知ることになるのだと、実感する。「不起立で教員を処分」という報道に接しても、顔が想像できない報道では、人々の記憶には留まらないのだろう。
この1ヶ月で、と言っても数えてみると鶴川二中前に「出勤」したのは7回。それでもかなりの道行く人に、都教委のしている事実の一端を報せることはできたのではないか、と思う。
放課後は、学校周りをランニングする生徒たちを眺め、時々おしゃべりをし、一日が終わった。
2日は一転して、雨。時々激しく打ち付け、雷が発生。ちょうどそのとき私を訪ねてくださった近所にお住まいのCさん宅に一時避難させてもらった。午後はDさんが訪ねてくださった。
昨日今日訪ねてくださったご近所にお住まいの3人の方は、私がここに異動にならなければ、出会うことのなかった方々だ。この数年、次々に異動と処分を繰り返しされることによってたくさんの方との素敵な出会いがある。
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河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会の皆さま
友人、教え子の皆さま
根津公子です。 転送していただいて構いません。
はじめに連絡とお願いです。
@毎週都教委に行っていますので、署名をまだ続けていただきたくお願いします。
A東京・ココロ裁判をすすめる会と石川中裁判を支える会の合同会議を5月1日(月)18:30から多摩教組で行います。ご出席ください。
以下、4週目の私の停職「出勤」日記です。
(4) 4週間が過ぎた。4月も終わり。
4月24日(月)立川二中
今日は穏やかな天候だった。何人もの訪問者あり。
まだ一人でいる時、自転車で通り過ぎた青年が戻ってきてプラカードを読む。二中の卒業生で弟さんが在籍していると言う。簡単に処分の事情を話すと、彼は言う。「何のことでもだけれど、自分を守るために、従ってしまう大人ばかり。それがいやだ。その人が、それが正しいと本心から思ってやっているならいいけれど」と。「まったくそう思うよ、私も」と意気投合する。
彼は「はだしのゲン」を読んだのがきっかけで戦争中のことを知りたくなって本を読んだのだそうだ。学校の勉強は大嫌いだったというが、戦争中の歴史の知識が豊富でよく物事の本質を見ている。しっかり考えている。毎日通った学校がではなく、一シリーズの漫画本が彼に知識欲を呼び起こし、物事の見方を示した(時代は違うが、私も物事の見方を知ったのは学校ではなく、一冊の本からだった)。彼のような人に接すると、学校を変えなくちゃ、と強く思う。
話し込んでいるところへ車を止めて中年の男性がやってきた。プラカードを読んで、「そうだ、ちゃんと君が代の意味を教えなきゃいけない」「君が代とは、国民皆のことだよ」と言って去ろうとする。「いつから君が代とは国民皆のことになったのですか」と訊いたが、言いたいことだけ言って車に乗り込んで去ってしまった。
プラカードには今日は次のように書いた。「抗議します。「君が代」不起立で停職3ヶ月処分/生徒に「君が代」の意味は知らせずに起立斉唱だけを求める。/こうしたやり方は教育がしてはいけないことだと思います。だから私は起立しなかったのです。/なぜ、「君が代」の意味も歴史も、議論があることも生徒に知らせないのでしょう?」。
今日も下校時間帯は3年生の生徒たちと色々話し、戯れた。それを傍で見ていた友人は、「子どもとの語らいが根津さんのエネルギーになっているのね」。そのとおりです。
4月25日(火)鶴川二中
8時頃校門前に立つ。8時10分、パトカーがこちらを覗き込むようにしながらゆっくりと通り過ぎた。8時15分には副校長と校長が登校指導にやってきた。私の「出勤」日だけ校門前に立つ副校長と校長は、生徒たちの目には何と映るんだろう。副校長は「プラカードの文字が新しくなりましたね」と気づき、登校指導の後、カメラを持ち出し、私に断って写真を撮った。「毎回都教委に送るの?」と訊くと副校長は今日も否定したが、でなければ何に使うのか?
休み時間に「ねづきみこ!」と叫ぶ女の子たちの声が聞こえてきた。試してみたのかな?手を振ってそれに答えた。
今日はひょうと雷に見舞われた。雨の中でのお弁当。
4月27日(木)都庁
4月26日は八王子時代の仲間たちと石和の温泉でゆっくり。今年初めての休日を満喫した。
27日は都庁前で出勤する職員にチラシまき。その後、定例の都教育委員会を傍聴した。
議題は、
@日本の伝統文化に関する教育推進会議報告書について――この会議は、中高一貫校である都立白鴎高校付属中の校長への提言機関。「日本文化概論」という授業を始めるに当たり、はじめに「将棋」の学習内容とその展開例を作ったという。この学校だけでなく、行く行くは全学校に伝統文化に関する教育を普及させていくと言う。
A懲戒処分の見直し(案)について――翌28日の新聞報道のとおり、体罰、性的行為、公金横領などの厳罰化、免職。私たちに関係する「勤務態度不良・職務命令違反」が加重処分でどこまでやるかについては、明らかにしなかった。高坂委員の発言では、この定例会に議題として出る前に、27日付け産経新聞に掲載されているという。これについての答弁はなかった。
B第1回東京都教科用図書選定審議会の答申について
C部活動振興専門委員会報告書について。――「部活動指導は職務であることを周知徹底する」「顧問は教諭から学校職員に拡大する」など。
これらの議題が、結論先にありきで、論議せずに通過して行く。提案部署の職員はそれぞれ10数人が担当の議題の時だけ会場にいて、それが終わると退室する。議題ごとに入れ替わるのだ。どのような流れの中に自分たちの提案があり、それによって学校が、子どもたちがどのような影響を受けることになるのか、この人たちの頭にはないのではないか、とふっと思った。
私たちの処分もベルトコンベアーに流されるように、質問さえ出ずに決まってきたんだろう。
4月28日(金)立川二中
「離任式に来るでしょ?」。登校時何人もの生徒が訊いてきた。今日は離任式。校長は停職中の私も呼んでくれた。これを都・市教委が黙っているはずはないと思う。呼んでくれたことに感謝。
招待されて入る校舎は、まぶしく感じた。11人もの転任者だったので、生徒に話す時間は1分。私は、「私が生きる上で大事にしていることで、皆さんにもしてほしいと思うことを話します。皆がするから、言われたからするのではなく、正しいことか、間違ってはいないか、皆の幸せ、平等に繋がることか、自分の頭でよく考えて行動していってください。大勢がやるから正しいとは限りません。そうすることで、時には辛いこともあるかもしれませんが、ほんの少しの勇気を持って、たとえ一人になっても正しいと思うことをしていってくださいね」と話した。
離任式とは別に、用意してきた手紙を手渡してくれた生徒が3人。「とっても優しくて、自分の意思は曲げない。私はそんな先生に憧れみたいな気持ちを抱いていました。私はそんなふうにはなれなくて、周りに左右されながら生きているんで〜」「たぶん先生は教育委員会からいろいろ言われてると思うけど、Aは先生の考え方いいと思うよ!〜応援しているんだから」「家庭科、大好きになりました」と。
「先生、サインしてーえ!」と駆け寄ってくる男子たちに応えたり、卒業生ともおしゃべりしたり、楽しいひとときを過ごした。
今日は晴天、日差しが強かった。離任式が始まる2時過ぎまで校門前にいたときに、卒業生が冷たいお茶を差し入れてくれた。優しい気持ちがプラスされて、本当においしかった。しみじみと味わった。
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平和と真実を求め続ける先生達 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会の皆さま
皆さま ほうせんか36号からの転載(メールで送られたものを記載しました・望月・4/2) △HOME △目次 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 根津公子 17 日に立川二中の卒業式が行われました。以下、その報告です。15 日の職員会議終了後、全教員に個人名の入った職務命令書が配られた。受け取り拒否をした私の職務命令書は今も職員室の私の机上に置かれている。校長にはこれまで何度も『指導』され、「校長の職務として職務命令を出さざるを得ない」と言われてきた。それに対し私は、「私は教育行為に反する起立・斉唱はしない。クビを覚悟で出した結論なのだから、何度私を指導しても無駄よ」とやんわり、しかし真面目に言ってきた。私の気持ちは自分の中では整理されていた。定年までの手持ちカードを数え、少しでも免職を先に延ばそうとも考えて、事前に生徒たちに謝り、途中まで立ってしまった昨年の卒業式での苦い体験から、もう、生徒たちの前でうそはつけない。理不尽なことには服従しない。そう決めて、着席した昨年の入学式での不当な停職1月被処分。その間毎日校門前に「出勤」した私を見て、そこから大事なことを学んだと告げる生徒が何人もいる。また、今は事態を捉え切れない生徒たちは多いが、それでも事実を知った意味はあるはずだ。生徒以上に私が生徒から得たものも大きかった。だから、昨日の「君が代」着席は個人的には悩まずに迎えた。教員の職責としての着席・不起立をした。前夜は1時近くに布団に入ったというのに 17日は4時目覚め、5時半起床。8時少し前に校門を入った。校門前ではチラシ配りをしている人が2人、1メートルと離れていない校門を入ったところには、地域の「あいさつ隊」の人が2人いる。挨拶を交わし、チラシを開くと、「あなたにも私にも、立たない、歌わない自由があります」という見出しが目に入った。中身は読まずにかばんに入れ、職員室に入った。今日卒業生である一人の生徒が、「考えて考えて、今日、立つことにしました。でも歌いません。気持ちは先生と同じです」と言いにきた。抱きしめたい気持ちに駆られた。「君が代」をきっかけに生き方についていろいろ語り合ってきた生徒である。この子がひどく悩んだことは、言わなくともわかる。行政側の人間に、この子の気持ちを想像してもらいたいものだ。 式が始まった。「開式のことば、一同ご起立ください」に続き、「国歌斉唱」。私は着席した。すぐに私の右隣に副校長がやってきて、「職務命令が出ていますので、お立ちください」とささやく。目線は私よりもやや低めの位置。それを2回行った。私の2メートル後ろでは、立川市教委の浅野指導主事が、私と副校長を観、メモをとっている。「現認」というこの行為は、処分発令の有力な資料にするために、かつては国労が、今都教委が使っているものだ。寒々しい風景。 副校長が退いたので、辺りを見回した。職員は歌っている人の方がずっと多い。朗々と歌っている人はともかくも、「君が代」に違和感を持っているだろうはずの人も口を開けている。去年は半数は歌っていなかったのに、と思う。口を開けなくても処分にはならないのに、同僚たちの意識・行動は、起立から斉唱へ。悪意はなくとも、先回りをして流れにさお差す。 この現象はここの職員に限ったことではないし、「君が代」に限ったことではない。「自己申告書」が導入されることにほとんどの教員が反対していたのに、 2000年にこれが導入されてしまうと、1年目からほとんどの教員がそれに従った。切り替えが早いというか、こだわりがない。私には、戦中子どもたちに「お国のために命を投げ出せ」と垂れていた教員が、自分の中できっちり清算せずに、敗戦を境に「民主主義」を教え始めたことの裏返し、同一現象に写る。話は戻し、こうした教員、大人たちの行為は子どもたちにどう映るのだろう?儀式は、「長いものには巻かれろ」と教えるための有効な手段であることを、周りの同僚たちを見ていてビシビシと感じた。 生徒たちを見回すと、式の始まる前に「立つのいやだ」と私に言ってきた生徒たちも立っている。教員たち、大人たちの斉唱行為は、子どもたちには無言の強要であることを、これまた実感した。 式の始まる前に、また終了後にも生徒たちの何人もが校門前でもらったチラシのことについて訊いてきた。もらったチラシをあいさつ隊のおじさんに取られたんだと言う。「読もうと思ったら、もぎ取られた。頭にきた」「あのおじさんたちに、校長先生がやらせているの?」「あんなことされると、君が代の時絶対起ちたくない」「あんなことしていいの?」この現実からも生徒たちは確実に学んで行く。 18 日の毎日新聞多摩版に、私の不起立とその気持ちが掲載されていた。それを見て知ったのだが、あいさつ隊の人数は私が通った時の2人から膨れて、何と12人になっていたという。その中の一人のおじさんが、自主的に「回収」をしたのだそうだ。このあいさつ隊は、昨年私が停職になった翌週から活動を開始した地域のボランティアの方々である。当時ある生徒は、「根津先生に対抗して立ち始めたんだよ」と言ってきたが、生徒にそう思われても仕方ない動きだったのかもしれない。さて、17日のうちに、校長による事情聴取があり、校長が作った「事故報告書」をもとに市教委の事情聴取が行われた。私は何も返事をしていないというのに、聴取に当たった叶課長は「確認ができたので、事故報告書を都教委に上げます」と言いたいことだけを言い、私の質問には答えないままに退室してしまった。 30日が処分を決める教育委員会、31日が処分発令日でしょうから、その前に都教委による事情聴取が来週初めあたりか・・・と思います。 皆さん、都教委に「処分するな」と声を挙げてください。 △HOME
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 都内の公立小中学校の卒業式が17日始まり、中学校では計384校で卒業式があった。都教育委員会の「日の丸掲揚」と「君が代斉唱」徹底の指導の強まるなか、昨春の入学式での不起立で停職処分を受けた立川市立立川第二中学校教諭の根津公子さん(55)は、「立たない意思表示を続けるのが大事」と不起立の姿勢を貫いた。【木村健二】 この日の朝、根津さんは神妙な面持ちで同校に出勤した。校門の前では労働組合や市民団体でつくる「石原・中村都教委の暴走をとめよう! 都教委・首都圏ネットワーク」のメンバーが「立たない、歌わない自由があります」と呼びかけるビラを生徒らに配っていた。だが、校門の内側で朝のあいさつ運動中の地域住民12人のうち男性2人が「そのビラをちょうだい」とほとんどを回収。「個人の自主的な回収」だといい、男性のうちの一人は「(日の丸、君が代は)日本人の文化と常識」と話した。 卒業式では舞台正面に日の丸が掲げられ、ピアノ伴奏による君が代斉唱中、根津さんは教職員席で一人だけ座り続けた。「最初から座ると決めていたので動揺はない」と固い意志の背景には昨年3月の卒業式での苦い思いがあった。 日の丸と君が代をめぐり、それまで3回の処分を受けていた根津さんは、「定年までの6年、残りの手持ちカードをどう使うか」との計算も働いて起立した。しかし、「子どもたちの前でうそはつけない」と途中で着席。この卒業式で減給6ヶ月、同年4月の入学式の不起立で停職1ヶ月の懲戒処分を受けたが、「一つの価値観を推し付けるのは教育に反する。おかしいことは『おかしい』と言い続けたい」と根津さんはきっぱり語る。 都教委は03年10月、式典では日の丸掲揚と君が代斉唱の徹底を通達。さらに今月13日には、都立高定時制の卒業式で、君が代斉唱時に生徒の大半が起立しないケースがあったとして、指導の徹底も通達した。教職員が不起立などの「職務命令違反」を繰り返すことについて、都教育庁職員課は「処分についてはその時々の状況を考えて判断する」と話している。 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 2005年4月、アムネスティ日本は「国旗、国歌に関する問題は思想信条の自由に関する事であり、強制するべきではない」と、アムネスティ・ニュースで取り上げました。そして、生徒の不起立で教員処分をすることに対し、一貫して批判をしている早稲田大学社会学部教授の西原博史さんの見解を載せました。西原さんは、教員が教育委員会の命令のままに、教育活動として、国旗に正対し国歌を歌う事の意味について、以下のように問題点を指摘しています。 確かに日本の学校では、教師に好き勝手な考え方を押し付けられた記憶を持つ者も少なくないだろう。教師が子どもにとって権力そのものであることを考えれば、教師による押し付けも、子どもの思想・良心の自由といった基本的人権との関係で、深刻な反省が必要になる。しかし、今、学校で進んでいる国歌斉唱の強制は、子どもにとって数ある影響の一つである教師に由来する問題とは質的に違った次元にある。 2004年以降の東京では、卒業式の予行演習で国歌斉唱に加わるかどうかについて「自分で判断して決めてください」と教師が口にするだけで、教育委員会による厳しい指導措置を受ける。これは、子どもから自分で考える機会を奪う、組織的な教育破壊である。教育委員会が権力をむき出しにして、教師を利用して自分たちの思うがままの精神を備えた子どもを作ろうとしている。教師はここで、権力の手先として利用されようとしている。「3回やったらクビ」という脅しを受けながら、子どもたちにーー民主主義の中の教育でもっとも大事な事としてーー「自分の信念を貫け」と教えてきた教師たちは、自らの教えに従って処分覚悟で卒業式の「君が代」を拒否するか、あるいは生活を守るために自らの教えを裏切るかを選ばされている。そうやって自分の信念を曲げていく大人を直視させることで、自分の頭で考えさせることの無意味さを子どもに体感させるのが、国歌指導の実際の機能となる。 愛国心は多くの場合、自然な感情だろう。しかし、国をどう愛するかを国家によって決められ、そうやって国を愛することが国民の義務にされていく時、個人の思想・良心の自由はーーそして、それとともにすべての人権と民主主義はーーゆっくりと、だが確実に死に始める。 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 2006/3/15 いい日 河原井純子 3月13日、夜、友人との会話です。 「処分発令、停職ですって。重い処分が出たよ」 「停職? 3日? それとも1週間?」 「1ヶ月ですって」 「都教委の暴挙としか思えない」 「うそでしょう。40秒の不起立で1ヶ月の停職!!」 考えられない、ありえない、想定外……。予想はしていたものの重たい処分でした。 私の「君が代」時の「不起立」「不服従」は、教員を続けたい、教員を続けていきたいためのものです。教員生活31年間のなかで、子どもたちと学び合ってきた、大切な、大切なものの、表現、態度表明です。教員の良心であり、教育労働者の誇りです。 @ 「Yes. No」をはっきり言いあおうね」 A 「女らしき生きるとか、男らしく生きるとかが、大切なのではなくて、 自分らしく生きるということがどんなことなのか、考え合っていこうね、お互いに」 これらのことは、憲法や子どもの権利条約などで、最大限守られていること、だから、安心して表出していいこと。 重たい処分でしたが、清清しい気持ちでした。 水道橋(処分書が手渡された技術センター前)に、多くの仲間が、人、人、人、と、?がって見えました。うれしかったです!! つながりがつながりをよんで、大きな大きなうねりになれば……。 「象(都教委)」は動きます。必ず動きます。ひとりひとりは「アリ」のようにちいさくても、必ず「アリ」は「象」を動かします。「停職1ヶ月」の処分でさらに実感しています。3月14日、15日と、いつものように家を出て出勤しています。学年の保護者にもひとりひとりに手紙を出しました。 河原井さんの陳述書から
「日の丸・君が代」強制不服従で、昨年6月の根津公子さんと同じように停職1ヶ月の処分を受けてしまった河原井純子さんは、調布養護学校に異動させられる前は、七生養護学校で、創造的な人間教育を模索していた教師集団のひとりです。七生養護学校が、一部の都議会議員、ジャーナリズム、都教委から、理不尽な攻撃を受け続け、その教育が破壊された事は皆さん周知のことと思います。一連の攻撃については、現在裁判で係争中ですが、その一つの裁判の中で、河原井さんが裁判所に提出した陳述書をご紹介します。 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 河原井純子 私は、この4月で教員生活31年目を迎えました。今、さまざまな想いが巡っています。 大学卒業後、3年間、知的障がい児の施設でも働いていましたので、この34年間知的障がいのある、肢体不自由のある、視覚障がいのある子供たちと向き合ってきました。このなかで、子どもたちと、大切に大切にしてきた事が2点あります。 1点めは、どんな時でも「Yes」「No」をはっきりと言っていいこと。 2点めは、「女らしく生きる」とか「男らしく生きる」ことが大切なことではなく「自分らしく生きる」ことを目指していくことが大切なことであること。そしてまたこれらのことは、憲法や子どもの権利条約などで最大限守られているので安心していいことも、学び合いました。 現代社会においては、「障がい」があるということで、非常に弱い立場に追いやられている子供たちです。どうしても外からの強い力に、意に反して「言いなり」になってしまい、事件を起してしまったり、さらに不利な状況に陥ってしまったり、多々、現実に起こっているのです。なんとしても防ぎたいと、必死の想いのところがありました。ある時は、性教育やホームルームなどの授業のなかで、ある時は、日常生活の中で学び合いました。具体的にロールプレイするなかで『そうだ、いやなときは「No」と言っていいんだ』と、実感しあうことができました。そんなかなで、2003年度の入学式までは、手づくりのあたたかいものでした。会場には、子どもたちの作品が所狭しとあふれ、フロアー形式でぬくもりいっぱいの内容でした。「君が代斉唱」の時も、職員会議の決定として、会場で管理職が「ご賛同ある方はお立ちください」と言っていました。「違い」を認め合う結果でした。ひとりひとりの思想・良心の自由は少なくても守られていました。 しかし、しかしです。この年度途中で、10・23実施指針が一方的に強行されて、学校現場、教育現場が外圧により一変してしまったのです。同年度の入学式と卒業式が、何の反省をすることもなく、異質なものに豹変してしまったのですから。子どもたちの驚きは、大変なものでした。「No」と表明した子どもたちと共に、2003年度卒業式に静かに不起立をしました。当時、七生養護学校高等部の所属でした。教員としての31年の重みと、出会った子どもたちと学び合った前述の2点について責任をとりたいと思います。 「教育は、反省・議論のうえに継続されていくもの」と思っています。 今回の静かなる「不起立」は、教員としての良心、教育労働者としての誇りです。 「処分」ではなく「対話」を切望しています。 △HOME*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 第3回・3月6日(月) 署名手渡し要請行動の報告 斉藤義子 全国からたくさんの署名が届いています。北海道から、沖縄から、広島から、関西、東北・・・と不当処分への怒りが広がっています。添え書きや切手やお金のカンパまで同封され連帯の心が届けられています。そのメッセージは「歴史が照らす事実を少しでも知ったなら『日の丸や君が代はどうしてもいやだ』と考える人がいるのは当たり前」、そして「無理矢理『歌え、尊重しろ、みつめろ』と声高に命じる力に恐怖を感じる人がいるのも確か」、そして「その哀しみが自分のこととしてわかるからこそ『そんな命令には従えない』と静かに座っただけの教員達に『減給だ停職だ・・・・』と不当ないじめと脅しを繰り返しているなんてどう考えてもおかしい」と。 そんなたくさんの思いも伝えたくて、集まった署名と2月27日28日に国立・日野駅頭で集めた署名を抱えて行ってきました。 3月6日(月)13時都庁第2の1階に8名が集合。署名はその時点で1818筆が加わり前回の706を加えて総計2524筆となりました。早速27階の教育委員会に行きました。すると「人事部をお願いします」と言う前に、いきなり教育委員会の腕章を着けた人たちがぐるりと壁を作りました。そして犬を追い払うような仕草をしたのです。手招きならともかく何という失礼な感覚の人たちでしょう。命令に従順な怖さをここでも見せつけられた思いです。(1階での様子をカメラが捕らえ、『撤回せよ・不当処分』のTシャツに異常反応して警備体制に入ったとか。)こんな調子では手渡した署名の束の扱い方に疑問が生じます。そこでEさんが24日に笹塚で手渡した際のメモの返事を質しました。「情報課は受け取り担当部署(指導部・人事部・教育政策室)に渡すだけだから返事はできない。」と。「窓口というのは受け取ったら責任を持って対応し必要なことには返事を出すのが世の常でしょ。」とそれぞれに怒りをぶつけました。目も合わさずにただ立ちつくす無表情な8人。情報課の職員一人だけが応答していました。返答は2週間後だと何度も言う職員に「そんなにかかるはずがない内容でしょ。お願いしたメモはあるのか」に対し「ファイルしてある」とやっと取りに行ったのに「今は見あたらない」と言う始末。「人事部にコピーがあるのでしょ。もらって来たら」というとしばらくして「見あたらない。渡すとは限らない。」とどんどんかわっていく有様でした。その間Fさんら2名は上階の政策室に行きお願いメモが届いていないことを調べてきました。つまり「伝えます」とメモまでしていったお願いは10日たっても肝心なところに伝わってはいなかったのです。「『申し訳ないですがもう一度メモの内容を言ってください。』とお願いするのが筋でしょう。」と言う展開の中で次の4点をメモさせ返事は2週間後の20日Eさんまでということで2時間のやりとりを終えました。 1.署名は宛名である教育長の目に必ず届くように 2.教育委員長の目にも必ず届くように 3.教育委員会の定例会資料に入れ、かつ署名の厚みが伝わるようにしてほしい。 鑑文と1ページ目だけのコピーというのでは人の思いは伝わらないから 4.資料に入れてもらうための手続きがあるのなら教えてほしい 今日も明日も署名が届きます。周りの人に伝え続けていきましょう 「そんなことまでして歌わせたい本当のねらいは何なのかしら」と道行く人も足を止めて訴えに耳を傾けてくれます。「日本は民主主義国家ではないの?国家に憲法を守らせているの?」と世界の人があきれるような都教委の暴走は続きます。でもあちこちで闘いも続きます。そして全国の仲間が集めている署名がとぎれることなく届きます。 3月13日に1334筆を届けました。その後、2187筆が追加になりましたので、現在、6055筆の方から署名を頂いています。 抗議・要請先 東京都教育委員会 〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1 都庁第2庁舎30階 п@ 03-5320-6733 Fax 03-5388-1726 Mail: S9000004@section.metro.tokyo.jp2004年2005年の3・4月の卒・入学式で、不服従のため処分されていた、根津公子さんを含む東京教組の被処分者10人の、第1回公開口頭審理がやっと、始まります。当日は抽選券配布となりますが、交替で傍聴をお願いします。 ●● 宅配便は転送されませんので、住所変更された方は、お手数ですが事務局までお知らせださい。 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 東京都教育委員会から処分通知を受けた根津公子さんの体験報告
ネヅ公子さんのホームページURL=http://www.din.or.jp/~okidentt/nezusan.htm 17日に立川二中の卒業式が行われました。以下、その報告です。 15日の職員会議終了後、全教員に個人名の入った職務命令書が配られた。受け取り拒否をした私の職務命令書は今も職員室の私の机上に置かれている。校長にはこれまで何度も『指導』され、「校長の職務として職務命令を出さざるを得ない」と言われてきた。それに対し私は、「私は教育行為に反する起立・斉唱はしない。クビを覚悟で出した結論なのだから、何度私を指導しても無駄よ」とやんわり、しかし真面目に言ってきた。私の気持ちは自分の中では整理されていた。定年までの手持ちカードを数え、少しでも免職を先に延ばそうとも考えて、事前に生徒たちに謝り、途中まで立ってしまった昨年の卒業式での苦い体験から、もう、生徒たちの前でうそはつけない。理不尽なことには服従しない。そう決めて、着席した昨年の入学式での不当な停職1月被処分。その間毎日校門前に「出勤」した私を見て、そこから大事なことを学んだと告げる生徒が何人もいる。また、今は事態を捉え切れない生徒たちは多いが、それでも事実を知った意味はあるはずだ。生徒以上に私が生徒から得たものも大きかった。だから、昨日の「君が代」着席は個人的には悩まずに迎えた。教員の職責としての着席・不起立をした。 前夜は1時近くに布団に入ったというのに17日は4時目覚め、5時半起床。8時少し前に校門を入った。校門前ではチラシ配りをしている人が2人、1メートルと離れていない校門を入ったところには地域の「あいさつ隊」の人が2人いる。挨拶を交わし、チラシを開くと、「あなたにも私にも、立たない、歌わない自由があります」という見出しが目に入った。中身は読まずにかばんに入れ、職員室に入った。 今日卒業生である一人の生徒が、「考えて考えて、今日、立つことにしました。でも歌いません。気持ちは先生と同じです」と言いにきた。抱きしめたい気持ちに駆られた。「君が代」をきっかけに生き方についていろいろ語り合ってきた生徒である。この子がひどく悩んだことは、言わなくともわかる。行政側の人間に、この子の気持ちを想像してもらいたいものだ。 式が始まった。「開式のことば、一同ご起立ください」に続き、「国歌斉唱」。私は着席した。すぐに私の右隣に副校長がやってきて「職務命令が出ていますので、お立ちください」とささやく。目線は私よりもやや低めの位置。それを2回行った。私の2メートル後ろでは、立川市教委の浅野指導主事が私と副校長を観、メモをとっている。「現認」というこの行為は、処分発令の有力な資料にするために、かつては国労が、そして今都教委が使っているものだ。寒々しい風景。 副校長が退いたので辺りを見回した。職員は歌っている人の方がずっと多い。朗々と歌っている人はともかくも、「君が代」に違和感を持っているだろうはずの人も口を開けている。去年は半数は歌っていなかったのに、と思う。口を開けなくても処分にはならないのに、同僚たちの意識・行動は、起立から斉唱へ。悪意はなくとも、先回りをして流れにさお差す。 この現象はここの職員に限ったことではないし、「君が代」に限ったことではない。「自己申告書」が導入されることにほとんどの教員が反対していたのに、2000年にこれが導入されてしまうと1年目からほとんどの教員がそれに従った。切り替えが早いというか、こだわりがない。私には、戦中子どもたちに「お国のために命を投げ出す」と垂れていた教員が、自分の中できっちり清算せずに、敗戦を境に「民主主義」を教え始めたことの裏返し、同一現象に写る。 話は戻し、こうした教員、大人たちの行為は子どもたちにどう映るのだろう?儀式は、「長いものには巻かれろ」と教えるための有効な手段であることを、周りの同僚たちを見ていてビシビシと感じた。 生徒たちを見回すと、式の始まる前に「立つのいやだ」と私に言ってきた生徒たちも立っている。教員たち、大人たちの斉唱行為は、子どもたちには無言の強要であることを、これまた実感した。 式の始まる前に、また終了後にも生徒たちの何人もが校門前でもらったチラシのことについて訊いてきた。もらったチラシをあいさつ隊のおじさんに取られたんだと言う。「読もうと思ったら、もぎ取られた。頭にきた」「あのおじさんたちに、校長先生がやらせているの?」「あんなことされると、君が代の時絶対起ちたくない」「あんなことしていいの?」 この現実からも生徒たちは確実に学んで行く。 18日の毎日新聞多摩版に私の不起立とその気持ちが掲載されていた。それを見て知ったのだが、あいさつ隊の人数は私が通った時の2人から膨れて、何と12人になっていたという。その中の一人のおじさんが、自主的に「回収」をしたのだそうだ。このあいさつ隊は、昨年私が停職になった翌週から活動を開始した地域のボランティアの方々である。当時ある生徒は、「根津先生に対抗して立ち始めたんだよ」と言ってきたが、生徒にそう思われても仕方ない動きだったのかもしれない。 さて、17日のうちに、校長による事情聴取があり、校長が作った「事故報告書」をもとに市教委の事情聴取が行われた。私は何も返事をしていないというのに、聴取に当たった叶課長は「確認ができたので、事故報告書を都教委に上げます」と言いたいことだけを言い、私の質問には答えないままに退室してしまった。 30日が処分を決める教育委員会、31日が処分発令日でしょうから、その前に都教委による事情聴取が来週初めあたりか・・・と思います。 皆さん、都教委に「処分するな」と声を挙げてください。
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