日本シンドローム  目次

「管理職選考受験資格確認等請求訴訟」最高裁判所意見陳述 (鄭 香均)           今年(2004年)12月15日に行われた在日韓国人・鄭香均さんの意見陳述の全文を、本人の了解を得てこのサイトに掲載します。「当然の法理」が持つ問題性を鋭く指摘した格調の高い陳述で、日本国籍者への問題提起です。

最高裁判所・国籍条項意見陳述傍聴記 (望月 文雄)                      日本国行政が基盤とする「当然の法理」の国籍差別の違憲性が原告によって意見陳述された。その傍聴記

国籍条項問題とは何か (崔 勝久)
川崎市当局との交渉から見えてきた地平について「国籍条項問題」とは何かを解説する。

個からの発出 (崔 勝久)
在日朝鮮人の立場から、生い立ち、日立闘争、地域実践、日韓のビジネスを通じて見えてきた地平を記す。

歪められた民族観 (崔 勝久)
「思想の科学」に寄稿した小論。差別と闘い地域活動を行う在日朝鮮人の主体のあり方について言及。

在日朝鮮人に対する同化教育についての考察 (崔 勝久)
解放後における大阪を中心にICUの卒論、日立闘争支援の中で一挙に書き上げ論文。

民族差別とは何か (崔 勝久)
川崎での地域活動を「民族差別と闘う砦」としての位置付け、運動に関わる人たちに何故この差別と闘う運動に関わるのかを語りかけた内部資料。

差別社会の中でいかに生きるか (崔 勝久)
己が朝鮮人であることを恥ずかしく思っていたことが日本と朝鮮との歴史に由来し、さらに戦前と戦後を境にしては変わって来なかった日本社会の実態を反映したものであると理解するに至った過程を記す。

民族的自覚への道 (朴 鐘碩)
朴鐘碩が日立就職差別裁判で裁判官に提出した上申書(生い立ちから提訴までの経緯)

国家による隷属洗脳教育 (望月文雄)
物言わぬ国民とまで言われてしまう日本人の心性はどにように培われてきたのか、敗戦という心性転換の好機はどのように変えられたのか、封建制心性の踏襲をモットーとする文部科学省。

義士 尹 奉吉 (望月文雄編)
負の歴史を教育現場から抹消する義務教育。そこでは決して教えられない日本軍国主義の証明。遺体隠滅を図った金沢旅団の所作が判明する。

住民基本概念
外国籍住民には与えられない住民票。最も右かな血統主義の極致(法理差別の実体)

ハルモニたちの面影 (望月文雄)
教えられない戦時下の植民地支配の極限(戦時性的強制被害者『従軍慰安婦』)に置かれ、辱められた女性の面影。

シナリオ・ソングニ (崔 勝久)
日本の義務教育の場で在日の学童の民族的自覚を描いて、差別の実態に迫る

日立制作所・労働組合に対する公開質問状 (朴 鐘碩)  その一  その二  その三
朴鐘碩の人格的労働運動。

畏友 (望月文雄) 隔離職場の男
忘れ得ぬ人々への想い

自分史  第一章  第二章  第三章前半  第三章後半 (望月文雄)

日本シンドローム  日本は明治以降、大企業の所有する富と国民生活との断絶が大きな国であり、それが数々の破綻を生み出してきたが、第二次世界大戦後も、企業活動と国民の生活の質とは、並行せず、戦前に比べてその両者はほんのわずかしか近づけなかった。高い地価と住宅、教育費、不十分な社会保障と生活苦、そのために国民は貯蓄や財テクに熱心にならなければならず、大都市は家族の住むところではなく、仲買人に追い立てられ、賃金の購買力は低く、日曜日以外の全労働の投入に対して、実際の口に入れる所得は少ない。中小企業労働者、パートの主婦、失業者、日本で生まれた韓国人、交通遺児たちは、経済大国のイリュージュションとはかけ離れたくらしをよぎなくされている。日本がその富を利殖だけに使う限り、人間としての生活の満足感も安定も将来の繁栄も得られないだろう。それを日本シンドロームという。・・・・1987年1月17日フランクフルター・ルントシャウ紙(ドイツ)       (暉峻淑子著「豊かさとは何か」より)