この文書はいま関わっているところから撤退したい人のためのものです.撤退した後で文句を言われないようにするコツも載っています.
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この文書はフリーです. この文書は有用であることを期待して配布していますが,いかなる保証も行いません.また,商業利用や,アレを含む特定目的への適合性に関しても,暗黙の保証も含めていかなる保証も行いません.
あなたは,いま関わっているなにかについて非常な嫌悪感を持っていませんか? 親戚がネットワーク商法や新興宗教 にはまっていてタイヘンではありませんか?
この文書はそのような人間関係から逃亡することについて書かれています. なお,物理的な逃亡は http://www.example.org/ にリンクがありますのでそちらを参照してください.
なにごともそうですが,準備がいちばん大変です. 逃亡することを決めてからいろいろ整理する期間になります.
逃亡することに決めたならば,あなたがこれまで関わっていたことについて発生するのが「権利」と「責任」の2つです. 前者を多く主張し,後者はなるべく少なく主張するのが得策ですが,関わる相手も同様なことを考えてくるので,譲歩する項目をあらかじめ決めておくと駆け引きの段階でまごまごせずに済みます. はじめは権利を多目に叫んでおいて,相手が文句を言ってきたら優先順位の低いものから小出しに無効にしてゆきましょう. ただしそのときには残念そうな表情を忘れないように.相手をいい気にさせて交渉を進めるのがポイントです.
「逃げること」「自分の生命」の2つが権利のうちで最高の優先順位と考えるのが重要です. それ以外はいくらよさそうに見えてもこれら両者の付加価値でしかありません.
放棄できる責任は放棄しましょう(金を使うのも一つの手です). 放棄できないものは完全に責任を取りましょう. 中途半端に責任を残しておくと,逃げた後で相手に文句を言われますのでこれは避けましょう. 自分だけが知っている事項というものがあったら極限まで公開することです. そのときに,本気で秘密にしないといけないことと,公開してもよい秘密を区別しましょう. 区別するときの基準は,権利の優先順位をつかってください. 普段から自分のやっている作業を文書にまとめておくのは,いいことです. 逃亡するときにも後腐れなくできますので習慣とすることをお勧めします.
権利については明確に文書として残しましょう. あるとないでは相手に対しての拘束力が段違いです. また,自分の確認にも使えます(後述).
金でカタがつくことならきっぱりと金を使いましょう. 生活のほとんどの面において,金はフリーパスです. ただし,気前よく払ってしまうと,相手にカモだと思われるので値切ることを忘れないように(「今これしかないんです」という言葉を覚えておきましょう).
逃亡を実行するときはすっぱりと逃げましょう. いつのまにかいなくなるというのが一番です. ふりかえってはいけません.
逃げた後で, 準備の時点でリストアップした「権利」の項目が少なすぎると感じた場合には, 未練が残ります. が,そこで戻って権利 & 責任の交渉を始めようと思ってはいけません. 交渉の末での権利責任の境界線なのですから,再度 交渉してもそこからの少々の違いでしかありません.すっぱりとあきらめましょう.
Ver1.0 23, October 2000. Ver1.1 31, December 2000. Ver1.2 27, February 2002. Ver1.3 7, December 2003. Copyright(C) TAKEI Nobumitsu(takei@webmasters.gr.jp) All Right Reserved.