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殺される夢 みなさんは自分が殺される夢って見たことがありますか?まあ、こんな夢を見る時というのは、精神的に不安定だったり、ストレスが過剰にかかっているんでしょうが、僕も何度か見たことがあります。 ひとつは、誰だかわかりませんが、僕に対してすごい憎しみを持った男が猛烈な勢いで追いかけてきて、僕はなぜか布団にもぐって隠れるのでしたが、簡単に見つけられ、ピストルを布団越しに突きつけ、動こうとしない僕に銃弾を撃ち込んでくるというものでした。 もうひとつは、やはり布団に入ってはいますが、普通に仰向けで寝ているところへ誰かが不意に現れ、布団越しに包丁でお腹をグサリッと刺してくるものでした。 これらふたつの殺される夢もかなりの恐怖心にハッとさせられ、目が覚めましたが、次にお話させていただく夢は思わず声を上げてしまうほどの怖い思いをしたものです。 僕は自分の部屋の戸を開け、ごく普段通りに部屋に入って行きました。 昼間のようで、部屋を対角線に奥へ入って行くと、隣の家に面した窓から外の明るさがまぶしく見えました。 僕はその明るい窓に向かってゆっくりと歩くのですが、背後にただならぬ気配を感じ、素早く振り返りました。 するとそれまではっきりとはその存在を知らなかった僕の目に、忍び足ですぐ後ろに追いかけてきていた男の姿が飛び込んできたのです。 中年太りし、めがねをかけ、髪は短く、ちょうどサザエさんに出てくるタラちゃんの髪のように、両サイドがうすく見える感じでした。 その男が真っ青な顔をして、しかもものすごい憎しみを帯びた形相で僕に襲い掛かってくるのです。 僕が気がついた時には、すぐ目の前に男がいましたから、しかも僕は部屋の奥の角に追い込まれた形になり、逃げ場を失っていました。 あっという間に男の両手が僕の首にかかり、グイッと指が食い込んできました。 相変わらず男の顔はすごい形相です。僕は恐怖心が最大に上り詰め、息苦しさとで絞り出すように叫び声を上げてしまいました。 その自分の叫び声で夢が覚め、身体を起こしてしまいました。 「あ〜、夢でよかった!」とこれほど思ったことはありませんね。 声はまったく聞けませんでしたが、今でもその男の顔は焼きついています。ハレーションを起こしたくらいのまぶしい部屋の中に真っ青な男の顔。 その顔がはっきりと誰の顔とは断言できませんが、一人の人のことを思い浮かべてしまいますね。ただ顔や体型が似ているというだけですし、単なるインスピレーションです。その人から恨まれることはないはずなんですが、彼の胸の奥にあった思いだったんですかねえ。だったとしたら、かなりの憎しみに映ります。 でも、その顔はその人ひとりだけのイメージじゃなく、見方によっては、いやその顔の裏に潜んでいるのが僕自身だったり、ごく身近な人だったりという直感がはたらくことがあります。そんな時にさらに怖さを感じてしまうのです。 ![]() |